JPH101122A - 除袋機 - Google Patents

除袋機

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JPH101122A
JPH101122A JP8175651A JP17565196A JPH101122A JP H101122 A JPH101122 A JP H101122A JP 8175651 A JP8175651 A JP 8175651A JP 17565196 A JP17565196 A JP 17565196A JP H101122 A JPH101122 A JP H101122A
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JP
Japan
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bag
endless conveyor
pieces
outlet
broken
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Application number
JP8175651A
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English (en)
Inventor
Akihiro Santo
昭弘 三東
Nobuo Oshige
信夫 大重
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ARIMOTO TEKKOSHO KK
Original Assignee
ARIMOTO TEKKOSHO KK
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Publication date
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  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
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  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 予め破袋された袋片をごみ類中から除袋でき
る小型で大容量処理ができる安価な除袋機を提供する。 【解決手段】 搬送面に多数の集袋板7を取付けたエン
ドレスコンベア1と、該エンドレスコンベア1を収容す
る機枠2の入側に設けた破袋された袋片とごみ類の混合
物を投入するホッパー11と、エンドレスコンベア1の
出口に設けたごみ類の排出口26と集袋片の入口と、エ
ンドレスコンベア1出口近くの上方の支持部材22に吊
支した元位置への復元力を有する多数の湾曲かぎ針形ま
たはかぎ針形の傾斜キャッチャー24と、エンドレスコ
ンベア1出口の上方の支持部材27に吊支した原位置へ
の復元力を有する多数の押さえ棒29とからなり、袋体
が不完全破袋のままで搬送されてくると、袋体の外被を
湾曲かぎ針形またはかぎ針形の傾斜キャッチャー24で
捕らえ、集袋板7によって内容物を完全に脱出させると
共に、内容物の脱出が完了した袋片を押さえ棒29でエ
ンドレスコンベア1搬送面に押し付け、集袋板7による
袋片の集袋を効率的に行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、家庭ごみとして
廃棄物処理場に収集されるビニル袋詰め等の混合ごみを
可燃性ごみと資源ごみ、あるいはビニル袋詰めのびん、
アルミ缶、スチール缶、プラスチックボトル等(以下ご
み類という)を分別回収する際、破袋機により予め破袋
された袋片をごみ類から分離除去する除袋機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般家庭から排出されるごみは、可燃ご
みと資源ごみ(不燃ごみを含む)に分別して出す場合
と、混合ごみとして出す場合があるが、いずれにおいて
も、一般に家庭ごみはビニル袋詰めとして収集される。
したがって、廃棄物処理場では、ビニル袋から収容ごみ
を取出して可燃ごみ、資源ごみ、不燃ごみに分別し、資
源ごみは回収し、可燃ごみは焼却してその残渣を不燃ご
みの粉砕後の残渣と共に埋立てに使用して処理されてい
る。
【0003】従来、ビニル袋から収容ごみを取り出す作
業は、ビニル袋を手作業により破いて取出していた。し
かしながら、ビニル袋の内容物は、空缶やびんのみに止
まらず、不潔なものや鋭利な形状で非常に危険なものな
ども混入している場合があり、また、空缶やびん中に残
留する液体の腐敗による悪臭の発生や汚損など、安全上
の問題と共に衛生面での見地からも、人間の忍耐の限界
を超える作業であり、最近では機械的に破袋する破袋機
を導入した自治体が多くなっている。
【0004】ごみを収容したビニル袋の破袋装置として
は、ごみ袋を載置して移動させる下面のコンベアの上方
にチェーンで吊下した数条のローラコンベアを配し、こ
のローラコンベアにごみ袋の引掛け用の爪を設け、かつ
数条のローラコンベアおよび下面のコンベアの走行速度
を変化させることによって、上下のコンベアに挟まれて
いるごみ袋をねじって破袋するようにした装置(特公昭
62−21578号公報)、複数列のスリットを並設し
たごみ袋の受板を配設し、この受板の上面から先端が突
出しながら各スリット内を移動する複数の板状の移動刃
体を、各列毎に順次所要の間隔をもってずらすと共に、
進行方向に対して後退角をなす位相をもって配設し、こ
れら複数の移動刃体の上方において、前記各移動刃体が
通過し得る所要の間隔をあけて一端をそれぞれ回動自在
に支持した複数の板状の回動刃体を設けてなり、前記受
板の上面において複数の前記移動刃体と前記回動刃体と
によりごみ袋を破袋するすると共に、前記移動刃体の先
端を受板の上面から下面側へ没入させるように構成した
装置(特開平6−170269号公報)等が提案されて
いる。
【0005】また、本出願人らは、搬送面に多数の滑り
止め板を配設したベルトコンベアの一対を互いに内向き
に傾斜し、かつ隙間をもって断面逆ハ字型に対設し、多
数の上向き刃板を回転方向に向けて一列に配設したエン
ドレスチェンを、前記隙間から上向き刃板が突出するよ
うにしてベルトコンベアの下方に対設し、ベルトコンベ
アを収容する機枠の入側にごみ袋を投入するホッパー
を、出側に破袋後のごみ類の排出口を設けてなり、ごみ
袋をベルトコンベアの中央に寄せて搬送しつつベルトコ
ンベアの回転速度より速い速度で移動する上向き刃板で
袋を切り裂くようにした破袋機を開発し、既に特願平7
−274877号として特許出願している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記特公昭62−21
578号公報、特開平6−170269号公報に開示の
従来の破袋装置ならびに特願平7−274877号に記
載の破袋機は、ごみ袋を破袋するのみであるから、破袋
された袋片がごみ類と共に搬送されるので、缶やびんや
プラスチックボトル等を回収するに先立ち、破袋された
袋片の回収除去のための除袋装置が別途必要となるとい
う欠点を有している。また、これらの破袋機は、ごみ袋
を破袋してごみ類を袋片から完全に脱出させることが困
難で、破袋された袋片の中にごみ類が残留する場合があ
り、破袋された袋片からごみ類を完全に脱出させること
ができる除袋装置が必要である。したがって、既に破袋
装置を導入している多くの自治体においては、小型で大
容量処理ができる安価な除袋装置の出現を望んでいると
ころが多い。
【0007】この発明の目的は、上記従来技術の欠点を
解消し、破袋機により予め破袋された袋片をごみ類中か
ら除袋できると共に、大きな異物が混入していても停機
なく通過可能な、小型で大容量処理ができる安価な除袋
機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1の除
袋機は、搬送面に多数の集袋板を取付けたエンドレスコ
ンベアと、該エンドレスコンベアを収容する機枠の入側
に設けた破袋された袋片とごみ類を投入するホッパー
と、エンドレスコンベアの出口に設けた除袋後のごみ類
の排出口と集袋片の入口と、エンドレスコンベア出口近
くの上方の支持部材に吊支した元位置への復元力を有す
る多数の湾曲かぎ針形またはかぎ針形の傾斜キャッチャ
ーと、エンドレスコンベア出口上方の支持部材に吊支し
た元位置への復元力を有する多数の押さえ棒とからな
り、不完全破袋のままで搬送されてくる袋体の外被を湾
曲かぎ針形またはかぎ針形の傾斜キャッチャーで捕ら
え、集袋板によってごみ類を完全に脱出させると共に、
ごみ類の脱出が完了した袋片を押さえ棒でエンドレスコ
ンベア搬送面に押し付け、集袋板による袋片の集袋を効
率的に行わせることとしている。
【0009】また、この発明の請求項2の除袋機は、請
求項1の除袋機の破袋された袋片とごみ類を投入するホ
ッパーの下方に位置するエンドレスコンベアの搬送面
に、後端を固定した多列の上表面にゴムライニングを施
した帯板を集袋板間に敷設し、袋片とごみ類がエンドレ
スコンベアにより過度に前方へ搬送されるのを防止する
と共に、ホッパーへ投入される際のびん類の破損を抑制
するのである。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明におけるエンドレスコン
ベアとしては、鋼製スラットコンベア、鋼製エプロンコ
ンベア、ゴムや樹脂製のベルトコンベアを使用すること
が可能である。しかし、ベルトコンベアは、ごみ類の中
にはガラス板などが混在していることがあり、これがベ
ルトを損傷する可能性が高く、また、集袋板の取付けも
困難である。また、鋼製エプロンコンベアは、2条のチ
ェーンの間に隣接する底板の両端を適当な隙間を持たせ
て重なり合わせて連続的に平板状のエプロンを取付ける
ため、設備コストが高くつく。鋼製スラットコンベア
は、2条のチェーンのアタッチメントに鋼板製のスラッ
トを設けるため、コストが安く、鋼製のスラットへの集
袋板の取付けが容易であ。しかし、鋼製スラットコンベ
アは、スプロケットに巻掛かる部分についてはスラット
板間に隙間が生じるため、その隙間から細かな異物、例
えばガラスの細片などがスラットコンベアの内側に入り
込むことが懸念された。試験の結果、実際には、そのよ
うな現象は発生しないことを確認している。その理由
は、エンドレスコンベアをかなりの速度走らせるので、
それらの異物は脱荷部で慣性力によって前方に飛び、ま
た、スラット板間の隙間に入りかけた異物も遠心力で振
り飛ばされるためである。したがって、エンドレスコン
ベアとしては、鋼製スラットコンベアを使用するのが得
策である。
【0011】この発明における除袋とは、文字のとおり
袋をごみ類から分離除去することであり、集袋板により
エンドレスコンベアのリターン側に袋片を引っ張り込む
のである。破袋機により予め破袋されてごみ袋から脱出
した缶やびん等のごみ類と袋片は、エンドレスコンベア
により搬送され、離脱する際ごみ類は慣性力で前方へ飛
び、放物線を描いて排出口に落下するが、袋片は、空気
抵抗が大きいため、同じ運動とはならず、集袋板にから
み付いてリターン側に導入される。その理由は、エンド
レスコンベアに設けた集袋板は、直線運動をしている間
は当然エンドレスコンベア速度と等速で移動している
が、スプロケットに巻掛かる時、集袋板はスプロケット
の半径と集袋板の先端までの半径差によって急激に加速
され、そしてリターン側で直線運動に戻る時、集袋板は
スプロケットの半径と集袋板の先端までの半径差によっ
て今度は急激に減速される。これによって、袋片は、空
気抵抗が大きいため、集袋板にからみ易く、また、離れ
易い条件が生じるのである。さらに、エンドレスコンベ
アのリターン側は、適度に機械的振動を伴って運転され
ており、離袋し易い条件にあります。
【0012】エンドレスコンベア上の破袋機で予め破袋
された袋片とごみ類中には、袋片の中に缶やびん等を少
量包み込んでいる場合がある。この対策としては、袋片
のみを捕らえてやることが必要である。この発明におい
ては、エンドレスコンベアの出口近くに元位置への復元
力を有する湾曲かぎ針形またはかぎ針形の傾斜キャッチ
ャーを幅方向に多数並置し、袋片のみを捕捉する。元位
置への復元力を有する湾曲かぎ針形またはかぎ針形の傾
斜キャッチャーは、かぎ部分が極めて短いため、袋片が
どんどんからみ付いて成長することがなく、缶などが一
時的に引っ掛かっても、次材の搬送で押されて簡単に外
れる。
【0013】この発明においては、破袋機で完全に破袋
されなかった袋体は湾曲かぎ針形またはかぎ針形の傾斜
キャッチャーのかぎ部によって捕捉された状態で、ごみ
類が集袋板に押し出されて完全に脱出し、袋片は集袋板
にからみ付き、ごみ類がエンドレスコンベアから離脱時
の慣性力によって分離されたのち、エンドレスコンベア
のリターン側に集袋されるが、希にはからみ付きが不十
分な場合があり、集袋率の低下を招く場合がある。この
現象は、タイミング的にそうなる場合に加え、袋の材質
が粘り気のないさらりとしたものである時や袋片の大き
さが割合小さいものなどがからみ付き難いからである。
この発明においては、袋がこのようなものであっても、
集袋板に積極的にからみ付かせるように、エンドレスコ
ンベアの出口端に元位置への復元力を有する押さえ棒を
幅方向に多数並設し、袋片をエンドレスコンベア面に押
さえ付けることによって、一時的に袋片の進行を止めて
集袋板にからみ付かせ、効率よくエンドレスコンベアの
リターン側に集袋することができる。除袋機の処理量を
ダウンさせる必要が生じた時は、エンドレスコンベアの
スピードを低下させるが、集袋を可能とする最低速度に
はおのずから限界があるが、この押さえ棒を取付けるこ
とによって、それをぎりぎり、例えばエンドレスコンベ
アのスピードを60m/minから30m/minまで
落としても、集袋率の低下を防止することができる。
【0014】エンドレスコンベア入側のホッパーに投入
される既に破袋機により破袋された袋片と缶やびん等の
ごみ類は、バラ物の状態であり、投入時にホッパーから
エンドレスコンベア上へ直接落下する。このため、エン
ドレスコンベアは、大量のバラ物を一気に前方へ搬送す
ることとなる。除袋機だけの話であれば、何ら不都合は
生じないが、後工程には選別コンベアを接続するため、
過多な排出はそこでの溢れの原因となる。これを避ける
には、ホッパーからの搬出量に大差が生じないような方
策が必要である。
【0015】この発明においては、ホッパー内のエンド
レスコンベアの集袋板の間に帯板を敷設してその後端を
固定し、搬送面を覆い隠すようにしている。このように
ホッパー内のエンドレスコンベアの搬送面を帯板で覆い
隠すことによって、袋片やごみ類は帯板の上に落下する
こととなり、エンドレスコンベアの搬送面とは接触せ
ず、集袋板で押されるものだけが前進することになる。
この結果、袋片やごみ類を一気に前方へ送ってしまうと
いう現象が回避され、搬送量の経時変化が生じ難いこと
を実験により確認している。また、帯板に鋼板を使用し
てその上面にゴムライニングを施した場合は、鋼板製の
エンドレスコンベアを使用する場合においても、ホッパ
ーへ投入時のびんの割れを最小限に止めることが可能と
なる。
【0016】
【実施例】以下にこの発明の破除袋機の詳細を実施の一
例を示す図1ないし図5に基づいて説明する。図1はエ
ンドレスコンベアとして鋼製スラットコンベアを用いた
この発明の除袋機の一部を切欠いた概略全体側面図、図
2は図1の羽根車部および上部スラットコンベアの拡大
断面図、図3はこの発明の除袋機の出側の正面図、図4
はエンドレスコンベア出側の湾曲かぎ針形の傾斜キャッ
チャーと押さえ棒の拡大側面図、図5は湾曲かぎ針形の
傾斜キャッチャーに替えてかぎ針形の傾斜キャッチャー
を配置した場合のエンドレスコンベア出側のかぎ針形の
傾斜キャッチャーと押さえ棒の拡大側面図である。
【0017】図1ないし図4において、1は機枠2に水
平に設置した鋼製スラットコンベアからなるエンドレス
コンベアで、両端のスプロケット3a、3aに掛け回さ
れた2条のチェーン4、4のアタッチメント5、5間に
鋼板製のスラット6が設けられ、エンドレスコンベア1
の幅方向には所定間隔でスラット6に集袋板7が植設さ
れている。エンドレスコンベア1の出側スプロケット3
bと可変減速機付電動機8のスプロケット9間にチェー
ン10を掛け、可変減速機付電動機8を駆動すれば、エ
ンドレスコンベア1が走行するよう構成されている。
【0018】11はエンドレスコンベア1の入側上部に
設けた既に破袋されて投入される袋片とごみ類を収容す
るホッパーで、ホッパー11の下部には棚吊り防止のた
め対向して回転する羽根車12、12がエンドレスコン
ベア1の走行方向と平行に組み込まれ、各羽根車12、
12の回転軸13のスプロケット14と可変減速機付電
動機15のスプロケット16間にチェーン17を掛け、
可変減速機付電動機15を駆動すれば、羽根車12、1
2が回転してホッパー11内の破袋されたごみ類と袋片
をエンドレスコンベア1上へ切り出し、可変減速機付電
動機15による羽根車12、12の回転速度コントロー
ルによって、ごみ類と袋片をエンドレスコンベア1上へ
切り出す量を制御できるよう構成されている。
【0019】また、エンドレスコンベア1入側のホッパ
ー11の端部には、エンドレスコンベア1のスラット6
に植設された集袋板7位置にスリット18を有する落下
防止板19がエンドレスコンベア1の表面近傍まで垂下
されている。機枠2のエンドレスコンベア1の走行方向
両側の機枠2には、落下防止板20が垂設され、落下防
止板20にはエンドレスコンベア1表面に接触する摺動
板21が設けられ、エンドレスコンベア1の走行方向両
側からのごみ類や袋片の落下を防止するよう構成されて
いる。
【0020】さらに、エンドレスコンベア1の出口近傍
には、エンドレスコンベア1上方の機枠2間に架設した
支持部材22に個々のねじりコイルばね23により元位
置への復元力を付与された多数の湾曲かぎ針形傾斜キャ
ッチャー24が垂設され、湾曲かぎ針形傾斜キャッチャ
ー24のかぎ部25が破袋されずにホッパー11に投入
された袋体を捕捉し、集袋板7が袋片を完全に破袋して
内容物を脱出させるよう構成されている。缶やびんやプ
ラスチックボトル等のごみ類は、エンドレスコンベア1
から離脱する際の慣性力で前方へ飛び、放物線を描いて
排出口26に落下する。しかし、袋片は、空気抵抗が大
きいため、同じ運動とはならず、集袋板7にからみ付い
てリターン側に導入される。
【0021】さらにまた、エンドレスコンベア1の出口
には、エンドレスコンベア1上方の機枠2間に架設した
支持部材27に個々のねじりコイルばね28により元位
置への復元力を付与された多数の押さえ棒29がエンド
レスコンベア1のスプロケット3a部の垂直に近いスラ
ット6に接触するよう垂設され、集袋板7にからみ付か
ない袋片をエンドレスコンベア1のスラット6面に押さ
え付けることによって、一時的に袋片の進行を止めて集
袋板7にからみ付かせ、効率よくエンドレスコンベア1
のリターン側に集袋するよう構成されている。
【0022】また、ホッパー11下部のエンドレスコン
ベア1上には、後端を機枠2に固定された表面にゴムラ
イニングを施した帯板30を、集袋板7間に敷設し、ホ
ッパー11内のエンドレスコンベア1の搬送面を帯板3
0で覆い隠すことによって、破袋された袋片とごみ類が
ホッパー11内に同時に投入されても、共に帯板30の
上に落下することとなり、エンドレスコンベア1の搬送
面とは接触せず、袋片とごみ類共に集袋板7で押されて
前進することとなり、袋片とごみ類を一気に前方へ送っ
てしまうという現象が回避され、搬送量を均一化できる
よう構成すると共に、帯板30表面のゴムライニングに
よって、投入されるびんの割れが抑制される。
【0023】なお、前記湾曲かぎ針形傾斜キャッチャー
24に替えて、図5に示すとおり、エンドレスコンベア
1上方の機枠2間に架設した支持部材31に個々のねじ
りコイルばね32により元位置への復元力を付与された
多数のかぎ針形傾斜キャッチャー33を垂設しても、湾
曲かぎ針形傾斜キャッチャー24と同様の作用、効果を
有することを確認している。
【0024】上記のとおり構成したことによって、収集
されて破袋機により破袋されてホッパー11に投入され
た缶、びん、プラスチック等のごみ類と袋片の混合物か
ら袋片を除袋する場合は、可変減速機付電動機9を駆動
してエンドレスコンベア1を所定速度で走行させたの
ち、可変減速機付電動機16を駆動して羽根車12、1
2を回転させ、羽根車12、12間から缶、びん、プラ
スチック等のごみ類と袋片をエンドレスコンベア1上に
落下させる。エンドレスコンベア1上に落下した袋片や
缶、びん、プラスチック等のごみ類は、帯板30上に落
下し、帯板30間を移動する集袋板7によって押されて
順次エンドレスコンベア1上へ切り出され搬送される。
【0025】エンドレスコンベア1上へ切り出されて搬
送される袋片や缶、びん、プラスチック等のごみ類中に
破袋されなかった袋体や完全に破袋されずに袋片中にご
み類が包含されている場合は、湾曲かぎ針形傾斜キャッ
チャー24のかぎ部25で袋体や袋片が捕捉され、集袋
板7が袋体や袋片を完全に破袋してごみ類を脱出させ
る。缶やびんやプラスチックボトル等のごみ類は、つい
でエンドレスコンベア1から脱荷されて慣性力で前方へ
飛び、放物線を描いて排出口26に落下する。一方、袋
片は、空気抵抗が大きいため、同じ運動とはならず、エ
ンドレスコンベア1がスプロケット3aに巻掛かる時、
集袋板7はスプロケット3aの半径と集袋板7先端まで
の半径差によって急激に加速される集袋板7にからみ付
いてリターン側に導入される。
【0026】さらに、エンドレスコンベア1の出口に
は、個々のねじりコイルばね28により元位置への復元
力を付与された多数の押さえ棒29がエンドレスコンベ
ア1のスプロケット3a部の垂直に近いスラット6に接
触するよう垂設されているので、集袋板7にからみ付か
ない袋片は、エンドレスコンベア1のスラット6面に押
さえ棒29により押さえ付けられて一時的に進行が止め
られ、集袋板7にからみ付かせられて、効率よくエンド
レスコンベア1のリターン側に導入される。
【0027】したがって、エンドレスコンベア1で搬送
される袋片は、集袋板7にからみ付いて缶やびんやプラ
スチックボトル等のごみ類と分離され、エンドレスコン
ベア1のリターン側に導入される。エンドレスコンベア
1のリターン側に導入された袋片は、エンドレスコンベ
ア1がリターン側で直線運動に戻る時、集袋板7はスプ
ロケット3aの半径と集袋板7先端までの半径差によっ
て今度は急激に減速されて離れ易い条件が生じ、しか
も、エンドレスコンベア1のリターン側は適度に機械的
振動を伴って運転されており、離袋し易い条件にあるの
で、エンドレスコンベア1のリターン側で集袋板7から
離脱して分離されるのである。
【0028】
【発明の効果】この発明請求項1の除袋機は、エンドレ
スコンベアで搬送される破袋された袋片と缶やびんやプ
ラスチックボトル等のごみ類がスプロケットに巻掛かる
時、脱出した缶やびんやプラスチックボトル等のごみ類
は脱荷されて慣性力で前方へ飛び、放物線を描いて排出
口に落下し、袋片はスプロケットの半径と集袋板先端ま
での半径差によって急激に加速される集袋板にからみ付
いてリターン側に分離導入され、缶やびんやプラスチッ
クボトル等のごみ類から分離される。
【0029】また、この発明の請求項2の除袋機は、破
袋された袋片と缶やびんやプラスチックボトル等のごみ
類を投入するホッパーの下方に位置するエンドレスコン
ベアの搬送面に、後端を固定した多列の上表面にゴムラ
イニングを施した帯板を敷設したから、既に破袋されて
脱出した缶やびんやバラ物等がエンドレスコンベア上に
落下して過度に前方へ搬送されるのを防止すると共に、
ホッパーへ投入される際のびん類の破損を抑制すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンドレスコンベアとして鋼製スラットコンベ
アを用いたこの発明の除袋機の一部を切欠いた概略全体
側面図である。
【図2】図1の羽根車部および上部スラットコンベアの
拡大断面図である。
【図3】この発明の除袋機の出側の正面図である。
【図4】エンドレスコンベア出側の湾曲かぎ針形の傾斜
キャッチャーと押さえ棒の拡大側面図である。
【図5】湾曲かぎ針形の傾斜キャッチャーに替えてかぎ
針形の傾斜キャッチャーを配置した場合のエンドレスコ
ンベア出側のかぎ針形の傾斜キャッチャーと押さえ棒の
拡大側面図である。
【符号の説明】 1 エンドレスコンベア 2 機枠 3a、3b、9、14、16 スプロケット 4、10、17 チェーン 5 アタッチメント 6 スラット 7 集袋板 8、15 可変減速機付電動機 11 ホッパー 12 羽根車 13 回転軸 18 スリット 19、20 落下防止板 21 摺動板 22、27、31 支持部材 23、28、32 ねじりコイルばね 24 湾曲かぎ針形傾斜キャッチャー 25 かぎ部 26 排出口 29 押さえ棒 30 帯板 33 かぎ針形傾斜キャッチャー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送面に多数の集袋板を取付けたエンド
    レスコンベアと、該エンドレスコンベアを収容する機枠
    の入側に設けた破袋された袋片とごみ類の混合物を投入
    するホッパーと、エンドレスコンベアの出口に設けたご
    み類の排出口と集袋片の入口と、エンドレスコンベア出
    口近くの上方の支持部材に吊支した元位置への復元力を
    有する多数の湾曲かぎ針形またはかぎ針形の傾斜キャッ
    チャーと、エンドレスコンベア出口の上方の支持部材に
    吊支した原位置への復元力を有する多数の押さえ棒とか
    らなり、袋体が不完全破袋のままで搬送されてくると、
    袋体の外被を湾曲かぎ針形またはかぎ針形の傾斜キャッ
    チャーで捕らえ、集袋板によって内容物を完全に脱出さ
    せると共に、内容物の脱出が完了した袋片を押さえ棒で
    エンドレスコンベア搬送面に押し付け、集袋板による袋
    片の集袋を効率的に行わせることを特徴とする除袋機。
  2. 【請求項2】 破袋された袋片とごみ類を投入するホッ
    パーの下方に位置するエンドレスコンベアの搬送面に、
    後端を固定した多列の上表面にゴムライニングを施した
    帯板を集袋板間に敷設し、ごみ類が過度に前方へ搬送さ
    れるのを防止すると共に、ホッパーへ投入される際のび
    ん類の破損を抑制することを特徴とする請求項1記載の
    除袋機。
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