JPH10111586A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10111586A
JPH10111586A JP9130078A JP13007897A JPH10111586A JP H10111586 A JPH10111586 A JP H10111586A JP 9130078 A JP9130078 A JP 9130078A JP 13007897 A JP13007897 A JP 13007897A JP H10111586 A JPH10111586 A JP H10111586A
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JP
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image forming
forming body
image
driving force
forming apparatus
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JP9130078A
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Akihiro Ida
明寛 井田
Katsumi Sakamaki
克己 坂巻
Kenichi Kobayashi
健一 小林
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、静電潜像が形成されるドラム形の画
像形成体を用い最終的に用紙上に画像を形成する画像形
成装置に関し、画像形成体の偏心に起因する濃度ムラや
色ずれを防止する。 【解決手段】画像形成体1が画像形成を行なう像形成部
12と、軸受14により回転自在に軸支される被支持部
10と、駆動手段により駆動力が付与される被駆動部1
1を有し、これら像形成部12、被支持部10、および
被駆動部11が、、全て、同一径を有する同一基体から
なり、しかも、被支持部10はその表面10’が軸受1
4に軸支され、被駆動部11もその表面11’に駆動力
が付与される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真式複写
機、電子写真式プリンタ、イオノグラフィプリンタ、イ
ンクジェットプリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成
装置に関し、特には、ドラム状の画像形成体を複数用い
たタンデム型のカラー複写装置、カラープリンタ等に適
用するのに好適な駆動技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機の様に、電子写真方式を
採用して記録用紙上に画像を作成する装置には、通常、
回転しながら表面に静電潜像が形成されトナーで現像さ
れて現像像を得るための画像形成体が備えられており、
この画像形成体を回転駆動するにあたり、画像形成体の
駆動軸に対して、モータからギアやタイミングベルト等
の減速駆動機構を介して駆動力を伝達し、その画像形成
体を一定の回転速度で駆動する機構が一般的に設けられ
ている。
【0003】しかしながら、図29に示すギアを用いた
減速駆動機構の概略図の様に、画像形成体1の駆動軸1
aとモータ501との間に複数のギア502,503を
組み合せた減速駆動ギア装置を配置することにより、画
像形成体に対する駆動機構を構成する場合には、ギアの
偏心dや噛み合い誤差等の機械的な誤差が生じ、図30
に示すような変動が発生する。タイミングベルトによる
回転伝達機構では、プーリの偏心による回転ムラが発生
する。このように従来の駆動方式の場合画像形成体の回
転速度に変動が生じ、トナー画像の形成に問題が発生し
ている。
【0004】この問題は、白黒複写機や白黒プリンタに
おいては像の濃淡のムラとして現われ、カラー複写機や
カラープリンタでは色ムラ,色すじ等の画像欠陥として
現われる。従って、これらの速度変動は出来るかぎり少
なくすることが望まれ、その為の各部材の加工,組付け
精度の高精度化が要求される。また、駆動機構の精度を
いかに高精度化しても、モータの軸や画像形成体の軸に
偏心があった場合、また、画像形成体自体に偏心があっ
た場合、やはり回転速度変動が生じてしまい、画像を転
写する際に転写部において周速にばらつきが生じ、画像
ずれが発生してしまう結果となる。
【0005】この問題を解決する手段として、特開平7
−140844号公報には、複数の画像形成体全てにつ
いて個々にモータを使用し、画像形成体の駆動軸に速度
検出手段を設けてモータの回転速度変動を検知,制御す
る方法が開示されている。また、最終的な出力画像デー
タの位置情報を検知して、光信号の出力タイミングや光
軸軌跡に補正を加える方法も知られている。特開平6−
79917号公報には、転写ドラム上のトナー位置ずれ
を検知し、その検知結果から書き込みビームの各走査線
ごとのアドレスオフセットデータを計算・記憶し、主走
査・副走査方向のアドレス補正を行う方法が示されい
る。
【0006】しかしながら、上記方式に関しては、装置
の大型化や大幅なコストアップ等を招き、小型で低コス
トな装置には導入が著しく困難であって、また汎用性に
乏しいという問題がある。また、例えば、特開平7−3
19254号公報には、複数の画像形成体の外周面に単
一の伝達駆動手段である無端状の平ベルトを接触させ、
感光体ドラムの外周面と無端状平ベルトの間の摩擦力に
より、回転駆動力を感光体ドラムに伝達し、複数の感光
体ドラムの外周面を同量移動させるという方法が開示さ
れている。
【0007】さらに、特開昭62−55674号公報に
は、各画像形成体及び搬送ベルトを同量移動させる事を
目的として、複数の画像形成体と用紙搬送転写ベルトを
単一の駆動源からの伝達部材を用いて連動させる方法が
開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来方式であ
る、特開平7−319254号公報,特開昭62−55
674号公報等に開示された方式は、いずれも駆動伝達
機構に振動の伝達が発生するギアなどの加振手段が排除
されている点において、ギアの歯当たり加振成分を少な
くし、これにより回転むら等の発生をなくし高周波域で
のスジ状の色ムラや濃度ムラ等を防止する事に関しては
効果がある。
【0009】しかし、近年、市場要求に従って機械の小
型化・低コスト化が進んできており、画像形成体や伝達
部材も小径化し、その分回転数が上がってきている。そ
れに伴い、これらの構成要素の偏心による回転ムラも低
周波数から次第に高くなってきている。その結果、生じ
る色ムラのピッチも細かくなるため、視覚的に認知しや
すい傾向となる。例えば、従来84mm径の画像形成体
の場合、画像形成体一周に一回変動があるとその変動は
84×π=264mmピッチの色ムラとしてあらわれ、
割と緩やかな変化である。しかし、径が20mmや15
mmと小さくなると、15mm径の場合、15×π=4
7mmピッチと間隔が狭まり、視覚的に認知しやすくな
る。従って、今後の機械の小型化・低コスト化を考える
と、偏心による変動成分を解決することが大きな課題で
ある。
【0010】しかしながら、上記の従来技術である特開
平7−319254号公報、特開昭62−55674号
公報等に開示された方式に共通する問題点として、画像
形成体の支持軸のずれや倒れによる画像形成体の偏心を
除去する手段はない。従って、これらの公報に開示され
た方式では各画像形成体の回転速度を一定に保っても、
画像形成体の回転中心からの偏心によって潜像書き込み
位置の表面速度には各画像形成体によってズレが生じ、
その結果、画像を転写する際に転写部において各色間で
の画像ずれが発生してしまうという点は改善できない。
【0011】ここで、駆動源から画像形成体表面に至る
駆動伝達系の速度変動の要素について考察する。図31
に、従来技術の駆動伝達系の模式図を示す。この図31
に示す駆動伝達系を備えた場合に、画像形成体の表面速
度VPRがどのように変動するかを式で誘導する。
【0012】前提として、各要素の変動は近似的に正弦
振動で表現されるものとして考える。なおここでは、画
像形成体は、その回転軸に円板状のフランジが取り付け
られ、さらに、そのフランジに、そのフランジの外周が
内周面に接する所定の肉厚t PR[mm]のパイプ状の感
光体ドラムが固定されているものとする。以下、変動振
幅をAi 、変動周波数をfi 、位相をφi (添字iは各
要素を意味する。)と表記する。
【0013】まず、モータに関する変動を考えると、モ
ータ角速度ωm [rad/sec]は、平均角速度をω
m0[rad/sec]とすれば、 ωm =ωm0(1+A1 sin(2πf1 t+φ1 )) ……(1) モータ軸半径rm [mm]は、平均半径をrm0[mm]
とすれば、 rm =rm0(1+A2 sin(2πf2 t+φ2 )) ……(2) 次に、減速装置に関する変動を考える。ここでは、ギア
による2段減速の減速比を想定する。
【0014】減速比:rr は、 rr =(rg1/rm )×(rg3/rg2) ……(3) ただし、各減速手段の半径rg1,rg2,rg3[mm]
は、平均半径をそれぞれr g10 ,rg20 ,rg30 [m
m]とすれば、 rg1=rg10 (1+A3 sin(2πf3 t+φ3 )) ……(4) rg2=rg20 (1+A4 sin(2πf4 t+φ4 )) ……(5) rg3=rg30 (1+A5 sin(2πf5 t+φ5 )) ……(6) 画像形成体に関して、画像形成体の回転軸の半径rs
[mm]は、 rs =rs0(1+A6 sin(2πf6 t+φ6 )) ……(7) フランジの内軸面からフランジの外周面までの距離df
[mm]は、平均距離をdf0[mm]とすれば、 df =df0(1+A7 sin(2πf7 t+φ7 )) ……(8) 画像形成体を構成する円筒形の感光体ドラムの肉厚tPR
[mm]は、平均肉厚をXPRO [mm]とすれば、 tPR=tPR0 (1+A8 sin(2πf8 t+φ8 )) ……(9) よって、感光体ドラムの表面速度VPR[mm/sec]
は、上記3要素を加えたものを実効半径として、 VPR=ωm ・(1/rr )・(rs +df +tPR) ……(10) =ωm ・(rg1/rm )・(rg3/rg2)・(rs +df +tPR) ……(10’) となる。
【0015】感光体の表面速度VPRは、式(10’)の
様に、各構成要素の従属関数の形で表現される。そし
て、式(10’)中の各要素がそれぞれ式(1)〜
(9)の任意の振幅Ai と位相φi を持つ変動を有する
ため、画像形成体の最終的な表面速度VPRは大きなバラ
ツキを有する結果となる。このバラツキを抑える改善策
として、上記要素の中で、モータと減速機構に関して単
一要素を用いる駆動方式、つまり、例えば4つの画像形
成体を備えた画像形成装置の場合にこれら4つの画像形
成体に対し駆動モータと減速機構を共有する駆動方式を
採用にすると、ωm ,rm ,rg1,rg2,rg3の独立変
数の変動についてはその位相を4つの画像形成体に対し
同期させることが可能である。従って、その変数の変動
成分に起因しては色ずれを発生させない事が可能とな
る。
【0016】ところが、画像形成体に関する要素rs
f ,tPRについては各々の画像形成体によって独立で
あるため、従来取り去ることが出来なかった。本発明
は、上記事情に鑑み、これら要素rs ,df ,tPRの変
動成分が画像濃度ムラないし色ムラの原因とならず、高
画質の画像を形成することのできる画像形成装置を提供
することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の画像形成装置は、所定の方向に回転しながら所定の
像形成部表面に潜像が形成され潜像が現像されて像形成
部表面に現像像が形成されるドラム状の画像形成体を備
え、この画像形成体上に形成された現像像を最終的に所
定の用紙上に転写することにより用紙上に画像を形成す
る画像形成装置において、上記画像形成体が、像形成部
のほか、像形成部と比べ同一径を有する同一基体からな
る、回転自在に軸支される被支持部と、像形成部と比べ
同一径を有する同一基体からなる、その画像形成体を回
転させる駆動力が与えられる被駆動部とを有するもので
あって、この画像形成装置が画像形成体の被支持部表面
を回転自在に軸支する軸受と、画像形成体の被駆動部表
面に駆動力を付与する駆動手段とを備えたことを特徴と
する。
【0018】本発明の画像形成装置においては、画像形
成体の、画像形成を行なう像形成部と、軸受により回転
自在に軸支される被支持部と、駆動手段により駆動力が
付与される被駆動部が、全て、同一径を有する同一基体
からなり、しかも、被支持部はその表面が軸受に軸支さ
れ、被駆動部もその表面に駆動力が付与される。したが
って画像形成体が真円からずれていてもそのずれは回転
速度変動や像形成部表面の位置ずれの原因とはならず、
すなわち濃度ムラや色ずれの原因とはならず、濃度ムラ
や色ずれのない極めて高画質の画像を形成することがで
きる。
【0019】ここで、本発明の画像形成装置において、
上記駆動手段が、駆動力を発生するモータと、画像形成
体の被駆動部表面に接して移動することによりモータの
駆動力を前記画像形成体に伝達する無端の駆動力伝達部
材とを備えたものであることが好ましい。この場合、従
来、画像形成体端部に取り付けられていたギア等の駆動
伝達部材の取付け偏心成分により生じていた画像形成体
の回転変動が防止され、画像形成体を一定速度で駆動す
ることができる。
【0020】この無端の駆動伝達部材を備えた場合、そ
の駆動力伝達部材の、被駆動部表面に接する面が、その
駆動力伝達部材の長手方向に一様であって、その駆動力
伝達部材がモータの駆動力を摩擦力により画像形成体に
伝達するものであることがより好ましい。無端の駆動力
伝達部材の中には無端のタイミングベルト等も含まれる
が、長手方向に一様な無端の駆動力伝達部材、例えば無
端のベルトないしワイヤを用い、モータの駆動力を摩擦
力により画像形成体に伝達するようにすると、モータの
駆動力を一層なめらかに画像形成体に伝達することがで
き、画像形成体の回転変動をさらに抑えることができ
る。
【0021】また、本発明の画像形成装置において、無
端の駆動伝達部材を備えた場合に、その駆動力伝達部材
が、画像形成体が駆動力伝達部材により所定方向に偏倚
する力を受けその画像形成体の被支持部材が軸受を所定
方向に押圧するように、画像形成体の被駆動部に接して
いることが好ましい。この場合、画像形成体の像形成部
に作用する各種の要素、例えば露光、転写等が常に各一
定のポイントで行なわれ、従って濃度ムラや色ずれの一
層の防止が図られる。
【0022】さらに、無端の駆動力伝達部材を備えた場
合において、画像形成体を複数備えるとともに上記モー
タがこれら複数の画像形成体に対し共通に備えられたも
のであって、上記駆動手段が、これら複数の画像形成体
をそのモータの駆動力により駆動するものであることが
好ましい。画像形成体を複数備えた場合、共通のモータ
での駆動力を駆動力伝達部材で各画像形成体の被駆動部
表面に伝達する構成の場合、画像形成体の径が異なって
いても、表面速度に差を生じることなく、それら複数の
画像形成体を同一の表面速度で回転駆動させることがで
き、カラー画像の色ずれが防止され、高画質のカラー画
像が形成される。
【0023】また、画像形成体を複数備え、さらに無端
の駆動力伝達部材を備えた場合に、その駆動力伝達部材
が、複数の画像形成体がその駆動力伝達部材により同一
方向に偏倚する力を受け、それら複数の画像形成体それ
ぞれの被支持部がその被支持部を軸支する軸受をそれぞ
れ同一方向に押圧するように、それら複数の画像形成体
それぞれの被駆動部に接していることが好ましい。
【0024】この場合、個々の画像形成体のみならず、
複数の画像形成体について露光ポイントや転写ポイント
が各同一ポイントに固定され、カラー画像の色ずれの一
層の防止が図られる。さらに、本発明の画像形成装置に
おいて、画像形成体上に、その画像形成体上に現像像が
形成されるに先立ってあるいは現像像が形成されると同
時に微粒子を付与する微粒子付与手段を備えることが好
ましい。
【0025】このような微粒子付与手段を備えると、画
像形成体上に形成された現像像を転写する際の転写効率
が向上し、このため転写後に画像形成体上に残存するト
ナーが減少し、転写後の画像形成体上に残存するトナー
を除去するためのクリーナーを設置する必要がなくな
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態
である、各色の画像の形成を分担する画像形成体を並列
に配置したタンデム型カラー複写装置の概略構成図であ
る。
【0027】図1に示す画像形成装置には、互いには所
定の間隔をおいて並列に配置された4つの画像形成体1
Y,1M,1C,1Kが備えられている。これら4つの
画像形成体1Y,1M,1C,1Kはそれぞれイエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像がそ
の表面に形成される画像形成体である。各画像形成体1
Y,1M,1C,1Kの表面は、図示しない帯電器によ
って一様に帯電された後、半導体レーザ等からなる各露
光装置10Y,10M,10C,10Kによってそれぞ
れ露光されて静電潜像が形成される。これらの各画像形
成体1Y,1M,1C,1Kの表面に形成された静電潜
像は、現像器2Y,2M,2C,2Kによってそれぞれ
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー
によって現像されて可視トナー像(現像像)となり、こ
れらの可視トナー像は、転写器3Y,3M,3C,3K
の帯電により用紙P上に順次転写される。
【0028】画像形成体1Y,1M,1C,1Kから順
次トナー像の転写を受ける用紙Pは、図示しない給紙カ
セットからレジストレーションロール4を経由して供給
され、転写ベルト5上に静電的に保持された状態で搬送
され、各画像形成体1Y,1M,1C,1Kの下方に位
置する各転写位置へと順次搬送される。そして、用紙P
上には、各画像形成体1Y,1M,1C,1Kから順次
各色のトナー像が転写され、各色のトナー像の転写を受
けた用紙Pは転写ベルト5から分離されて定着器ユニッ
ト6へと搬送され、この定着器ユニット6によって、用
紙P上に各色のトナー像が重ね合わされたカラー画像と
して定着される。
【0029】一方、上記トナー像の転写が終了した各画
像形成体1Y,1M,1C,1Kのは、図示しない除電
器により除電されると共に、図示しないクリーニング器
によって残留トナー等が除去された後、やはり図示しな
いイレースランプによって再除電を受けて次の画像形成
に備える。なお、図1に示した実施形態は、転写ベルト
を用いてその転写ベルト上に用紙を吸着し、その用紙
上、に各画像形成体1Y,1M,1C,1K上に形成さ
れた各色画像を重ねる構成のものであるが、本発明を適
用することのできる画像形成装置は、この構成に限定さ
れるものではなく、本発明は、中間転写ベルトや中間転
写ドラム上に各色のトナー像を直接に転写し、重ね合わ
せた後に、一括して用紙に転写、定着する構成の画像形
成装置等にも適用できる。
【0030】図2は、上記画像形成体を回転駆動する為
の画像形成装置の駆動伝達構成の一実施形態を、転写機
構とともに示す図、図3はその画像形成装置の画像形成
体駆動伝達構成のみを示す図、図4は、図3の矢印A−
Aに沿う方向に見た平面図である。図2において各画像
形成体1Y,1M,1C,1Kは、図示しない単一のモ
ータにより駆動を受けて回転駆動する駆動ロール7と、
この駆動ロール7に巻き掛けた無端の駆動伝達部材8
と、この駆動伝達部材8に所定の張力を印加するテンシ
ョンロール9と、この駆動伝達部材8を各画像形成体1
Y,1M,1C,1Kの周面に所定のラップ角度をもっ
て巻き掛けるラップ角度設定ロール17が配設され、こ
のような構成により、各画像形成体1Y,1M,1C,
1Kに駆動伝達部材8を圧力を加えながら接触させ、各
画像形成体1Y,1M,1C,1Kの表面と駆動伝達部
材8との間の摩擦力によりモータからの駆動力が伝達さ
れ回転駆動されるようになっている。
【0031】図5は、上記画像形成体の構成および支持
について説明した概略構成図である。画像形成体1は、
画像形成体1の、ベアリング14によって軸支される被
支持部10の表面10’、該画像形成体1が回転駆動力
を受ける被駆動部11の表面11’、画像形成を担う像
形成部12の表面12’とが同一面を成しており、この
画像形成体1の一部である被支持部10の表面10’
が、画像形成体1の回転を支持する摺動面13を有する
ベアリング14により軸支されている。
【0032】図5から判るように、画像形成体1は、画
像形成を担う像形成部12と、軸受により支持される被
支持部10と、ベルト駆動伝達力が作用する被駆動部1
1とが単一の径であれば良く、必ずしも画像形成体1の
全体が単一の径で統一されている必要はない。つまり、
例えば、画像形成体1の端部に別の回転体へ回転力を伝
達するためのギアや画像形成体とは異なる径の軸が突出
していても差し支えない。
【0033】さらに、画像形成体1の像形成部12は、
図示しないがその構成として、金属基体の上層に電荷発
生層および電荷輸送層等が存在し、さらに、必要に応じ
てコート層が存在する。従って、厳密な意味で、画像形
成体の像形成部とそれ以外の部分では、径にわずかな違
いを生じているが、上記の像形成に関わる層は薄く、か
つきわめて均一に形成されており、実際問題として偏心
成分が生じる事はない。それゆえ、本発明においては、
像形成部とそれ以外の、被支持部10、被駆動部11
は、同一径を有する同一基体からなるものであればよ
く、その基体の上にコーティングされた層が存在する程
度の径の相違は問題ではない。
【0034】さらに、画像形成体の被駆動部11の表面
11’は、ベルト駆動伝達力が有効に作用するようベル
トとの摩擦係数が高いことが望ましい。このため被駆動
部11の表面11’に微小な凹凸を設けたり、あるいは
摩擦係数の高い材料でコーティングすることがある。ま
た、組立時には、ベアリング14は、被駆動部11を通
過して被支持部10に設置される。したがってベアリン
グ14の着脱の容易性も考慮する必要がある。
【0035】このような点を考慮すると、被駆動部11
は、最終的に仕上がったときの径が他の部分の径と比べ
わずか(例えば1μm〜100μm程度)に小径となる
ように、被駆動部11の基体の径を他の部分の基体の径
よりも小径に形成することが望ましい。このようなベア
リングの着脱の容易性を確保する程度のわずかな径の相
違に起因しては、実際問題として有害となるほどの偏心
成分が生じることはない。それゆえ、本発明にいう「同
一径」は、完璧に同一な径ではなくてもよく、この程度
の径の差異を含む概念である。
【0036】図6は、画像形成体を回転駆動する駆動伝
達機構の一機構の拡大図であり、図7はその正面図であ
る。全体構成は、図2に示されている。図6,図7に
は、駆動伝達部材8の一つである無端ベルト8aを、画
像形成体1の被駆動部11に接触・掛け渡している状態
が示されている。なお、この無端ベルト8aを画像形成
体1の被駆動部11に掛け渡すにあたり、この無端ベル
ト8aの寄り・蛇行を防止する為、一例として図4に示
すような段差を駆動ロール7あるいはテンションロール
9に設けることにより無端ベルト8aの寄り・蛇行を防
止できる。
【0037】あるいは、図6に示すように、画像形成体
1に、画像形成体1の被駆動部11のどちらか一方の側
部、あるいは両側に、無端ベルト8aの寄り・蛇行を防
止するための停止材15を設けてもよい。画像形成体1
に伝達される回転駆動力は、画像形成体1の被駆動部1
1に駆動伝達部材8が圧接し、その圧力により発生する
摩擦力によって伝達される。従って、この回転駆動力
は、機械的には画像形成体1の被駆動部11に対する駆
動伝達部材8の巻き付け角やテンションロール9(図4
参照)による張力、そして材料面からは使用する部材間
の摩擦係数等が大きく影響を及ぼす。
【0038】駆動伝達部材の材質としては精度的に安定
したステンレス、りん青銅、ニッケル等の金属ベルト
や、繊維を編みこんだ芯材の回りをウレタン樹脂などで
コーティングした平ベルトなどがあげられる。繊維とし
ては金属やケブラなど高強度で伸びの少ないものを用い
ると良い。プーリは画像形成体の基体であり、その素材
としてはやはりステンレス材かアルミ・アルミ合金、鉄
系金属材が挙げられる。もちろん、基体の表面に薄膜の
コーティングやサンドブラストや腐食などによる凹凸処
理を施し、表面性(摩擦係数)を向上させてもよい。こ
の場合、コーティング層厚が数10〜100ミクロン程
度であれば厚みムラの影響はなく、それが偏心成分にな
ることもない。
【0039】以下に説明する実験は、図2の装置構成に
おいて画像形成体駆動伝達機構を動作させて行った。本
実験装置は画像形成体径φ10mm〜φ30mm、画像
形成体間ピッチ20mm〜50mmであって、その画像
形成体を50mm/s〜150mm/sで回転駆動さ
せ、今回の実験では画像形成体1Kに図示しないロータ
リーエンコーダを取付け回転変動を測定した。この画像
形成体の基体はステンレスがベース材になっている。画
像形成体の駆動は、図示しない汎用型のステッピングモ
ータを用い、図示しない減速器を介しこの減速器と一体
形成されたプーリ7(図3,図4参照)に駆動伝達ベル
ト8を掛け渡し、さらに、この駆動伝達ベルト8が、図
4の如く、摺動面である画像形成体1の端部にかかる様
に構成した。駆動伝達ベルト8としては、幅3〜10m
m、厚さ40〜80ミクロンのエンドレスのステンレス
金属ベルトを用い、駆動伝達ベルトと画像形成体基体と
の接触角度(ラップ角度)を約100度〜150度、ベ
ルト・テンションを15〜30Nとし、測定を行なっ
た。
【0040】また、本発明の実験結果と対比させる為、
上記実験装置において、画像形成体1とは別部品として
製造されたギアプーリ21を用意し、タイミングベルト
20を駆動伝達ベルトとして用いて測定を行なった。画
像形成体1の駆動は、図8、図9の如く、画像形成体1
の端部に画像形成体1とは別の部品として製造された、
ピッチ円直径がほぼ画像形成体1の直径と同一のギアプ
ーリ21を固定し、このギアプーリ21に駆動伝達ベル
トであるタイミングベルト20が掛かるように構成し
た。ここで、タイミングベルト20には耐久性、耐磨耗
性、耐屈曲性、伸びに対する抵抗力の強いクロロプレン
ゴム、グラスファイバーコード、アラミドコード、ナイ
ロン帆布から構成された幅4mm、歯ピッチ1.5mm
の市販のタイミングベルト20を用い、その他の設定条
件及び測定条件は上述した実施形態での実験条件と同一
とし、測定を行なった。
【0041】ここで、理論的に、本技術を式で表現す
る。図10は、本発明による駆動源から画像形成体表面
に至る駆動系の変動要素を示す概略図である。モータと
減速装置一部に関する独立変数の変動は、式(1)〜
(5)と同様である。
【0042】異なるのは、画像形成体の駆動方法と画像
形成体の幾何的な支持方法である。本発明による図10
においては、画像形成体表面に駆動伝達部材を直接巻付
け、また画像形成体表面を直接に回転支持しているた
め、フランジや感光体ドラムの肉厚の考慮は不要であ
る。そして、画像形成体の表面速度VPR[mm/se
c]は、画像形成体の表面を回転駆動する駆動手段であ
る線材(あるいはベルト材)の移動速度Vwireと等し
い。ここで、Vwireは減速手段rp2での回転周速度であ
ることから、これを求めると、 Vwire=VPR=ωm ・(rg1/rm )・rp2 ……(11) となる。
【0043】式(11)においては、画像形成体の幾何
に関する寸法は変数として入っていない。また、項とし
て存在するモータと減速機構に関する要素ωm ,rm
g1,rp2については、前述した様に、変動成分として
して単一要素を用いる方法、つまり、4つの画像形成体
に対し駆動モータと減速機構を共有する方法を採用する
と、その位相を4つの画像形成体に対し同期させること
が可能である。従って、式(11)はトータルとして色
ずれを発生させない事を示している。
【0044】以上、前述の従来技術と比較して、本発明
は理論的にも優れている事が判る。表1に、平ベルトを
用いた時の実験結果と、それとの対比データとして、同
一実験装置に、従来技術である、画像形成体に別部材と
してのプーリを固定し、さらにタイミングベルトを用い
た時の実験結果を示す。また、その他、従来技術であ
る、実際の製品である、ギアトレインタイプの駆動伝達
機構が搭載されているカラー複写機のデータも合わせて
示す。但し、このギアトレインタイプの駆動伝達機構に
関する数値は補正制御を行なった時のデータである。
【0045】
【表1】
【0046】なお、表1に記載した数値は、画像形成体
の回転速度データをFFT解析した結果から画像形成体
駆動系の加振周波数成分(P/Rドライブ歯当たり成
分)を抽出した数値と、画像形成体の回転速度変動デー
タを積分することにより位置変動データに変換しそれを
FFT解析した結果から画像形成体の偏心周波数成分
(P/R回転周期成分)を抽出した数値である。
【0047】図11に、それぞれの駆動伝達方式におけ
る、表1に数値で記した画像形成体駆動系の加振周波数
成分(歯当たり成分)による速度変動率データを示す。
グラフから読み取れるとおり、加振周波数成分(歯当た
り成分)に関しては、いずれの駆動方式の場合にも、速
度変動許容値以下であるが、その中でも本発明技術であ
る平ベルトを用いた実験結果が最良である。従来技術B
であるギアトレイン駆動のデータは、補正制御を行った
結果のものであり、補正制御無しではこの10倍近く悪
化する。
【0048】図12に、表1に数値で記した、それぞれ
の駆動伝達方式における画像形成体の偏心成分による位
置変動データを示す。図から読み取れる通り、本発明技
術である平ベルトを用いた実験結果では、画像形成体の
外周を支持する支持方式、及び外周面を駆動する駆動方
式を用いている為、画像形成体の軸が特定の回転中心を
持たず、したがって偏心成分もほとんど発生しない。
【0049】これに対し、従来技術であるタイミングベ
ルトを用いた場合は、駆動プーリが画像形成体とは別の
部材で形成されて固定されているため、駆動プーリと画
像形成体との間で軸の回転中心がずれることで偏心成分
が発生し、位置変動として顕著に表れる。ギアトレイン
駆動の場合も同様である。さらに、図13に、平ベルト
を用いた場合の、画像形成体約4回転分の位置変動のデ
ータを、図14に、タイミングベルトを用いた場合の画
像形成体約4回転分の位置変動データを示す。これらの
図からも分かるようにタイミングベルトの場合、画像形
成体の偏心に起因する位置変動成分と、駆動系の加振成
分であるギアの歯当たりに起因する位置変動成分が存在
していることが確認できる。
【0050】尚、本実施形態では、駆動伝達部材が所定
の巻付け角度をもって画像形成体を駆動するため、画像
形成体の真円度が不完全であっても、巻付け部分の平均
で回転中心が定まる。従って、ギアの様に点接触の伝達
部材と比べ真円度の不完全さに対し回転中心の変動を小
さく抑えることができる。その結果、本実施形態の場
合、画像形成体の真円度が不完全であっても、画像形成
体の回転中心が軸受の支持の中心と一致し、画像形成体
の寸法精度の低さに対する許容度が大きい。
【0051】図15,図16は、本発明の画像形成装置
の他の実施形態における画像形成体を示した、それぞれ
斜視図および部分平面図である。ここに示す画像形成体
1は、画像の形成を担う像形成部10と、軸受13によ
り支持される2つの被支持部13と、この画像形成体1
の回転駆動力を受ける被駆動部11が備えられている。
これら像形成部10、被駆動部11、および2つの被時
事部13は、同一素材からの一連の加工、例えば機械切
削加工、放電加工、研磨加工、塑性加工などを経て形成
されたものであり、被駆動部11には、タイミングベル
ト(図示せず)により駆動される様、そのタイミングベ
ルトのピッチと合ったピッチのギアが刻まれているが、
その実効径、および像形成部10の径、並びに2つの被
支持部13の径はいずれも同一径を有している。
【0052】この場合、図8に示すような別構成要素を
結合あるいは固定することによる偏心公差の発生は無
く、加工精度は非常によくなる。その結果、像形成部1
0の回転半径と、軸受により支持されている被支持部1
3の回転半径と、駆動力が作用する被駆動部の回転半径
は、それらの回転中心が一致し、本発明の効果を得る事
ができる。
【0053】この場合、プーリとタイミングベルトによ
る歯当たりの成分の位置変動は存在するが、偏心周期に
よる位置変動と比較すると周波数が高いため、小ピッチ
のタイミングベルトであれば位置変動は小さく、許容範
囲内である(図11参照)。図17は、画像形成体を回
転駆動する別の実施形態を示した概略図であり、図18
は、そのB−B矢視図である。この実施形態は、図の如
く、画像形成体1Y,1M,1C,1Kの駆動伝達面で
ある画像形成体の一部の被駆動部31Y,31M,31
C,31Kの表面に、駆動伝達部材である無端状の線材
であるワイヤ30を巻き掛けて画像形成体1Y,1M,
1C,1Kを回転駆動させるものである。このワイヤ3
0を画像形成体の被駆動部に巻き掛ける巻き掛け方法の
一例として、図18に示すように各画像形成体1Y,1
M,1C,1Kに交互に巻き掛けていくことでワイヤ3
0の寄り・蛇行を防止できる。なお上述の実施形態と同
じく、この画像形成体に伝達される摩擦伝達力は、機械
的には画像形成体の被駆動部の駆動伝達部材(例えばワ
イヤ30)の巻き付け角や駆動伝達部材の引張り力、ま
た、材料面からは使用する部材間の摩擦係数等が大きく
影響を及ぼす。
【0054】図19は、図17,図18に示す実施形態
における画像形成体の一部分を拡大して示した概略図で
あり、図20はその正面図である。図の如く、画像形成
体1はベアリング32で外周面が支持され、画像形成体
の一部である被駆動部31の外周面に、駆動伝達部材で
ある無端状の線材であるワイヤ30が巻き掛けられ、画
像形成体1が回転駆動される。
【0055】図21は、画像形成体を回転駆動する為の
駆動伝達機構の他の実施形態を示す図である。図21に
おいて、各画像形成体1Y,1M,1C,1K1は、図
示しない単一のモータにより駆動力を受けて回転駆動す
る駆動ロール7と、この駆動ロール7に巻き付けた無端
の駆動伝達部材8と、この無端の駆動伝達部材8を各画
像形成体1Y,1M,1C,1Kの外周面に所定の引張
り力を加えながら巻き付けさせる引張り力調整ロール1
5とにより、各画像形成成体1Y,1M,1C,1Kに
モータからの駆動力が伝達され回転駆動されるようにな
っている。また、図21中には、上記モータにより駆動
を受けて回転駆動する駆動ロール7に、画像形成体1
Y,1M,1C,1Kの駆動の他に、駆動伝達部材8’
を使い現像器マグロール16Y,16M,16C,16
Kを駆動させる構成も記されている。この現像器マグロ
ール16Y,16M,16C,16Kの駆動方法として
は、画像形成体1Y,1M,1C,1Kの駆動と同じ
く、現像器マグロール16Y,16M,16C,16K
に駆動伝達部材8’を巻き付けて駆動力を伝達するもの
で、これにより、現像器専用の駆動モータが不要にな
り、また現像器の回転振動が除去できる。
【0056】図22は本発明のさらに異なる実施形態で
あり、画像形成体1Y,1M,1C,1Kが直線上に配
置されているのではなく、中間転写体ドラム100を取
り巻くように配置されている例である。用紙Pは中間転
写体ドラム100と転写ロール105に回転挟持されト
ナー像の転写を受ける。本例では、ワイヤ101が各画
像形成体1Y,1M,1C,1Kに約1周ずつ巻き付い
て十分な駆動力を得ている。駆動はモータ102からプ
ーリ103を介してワイヤ101を用いて引き回しして
得ている。張力を調整するためのプーリ104も備えら
れている。この図22は、エンドレスのワイヤ101を
用いた伝達例であるが、ワイヤに限定されずにベルトに
変更しても構わない。図23は、本発明の、さらに別の
実施形態を示す図である。画像形成体1Y,1M,1
C,1Kは直線状に配列され、2つの中間転写体ドラム
110,111を配置して、中間転写体ドラム110か
ら中間転写体ドラム111に2色分を転写したのち、最
終的に、バイアス転写ロール112により用紙Pにトナ
ー像を転写する方式を採っている。本例でも、ワイヤ1
13が各画像形成体1Y,1M,1C,1Kに約1周ず
つ巻き付いて十分な駆動力を得ている。駆動はモータ1
14からプーリ115を介してワイヤ113を用いて引
き回しして得ている。張力を調整するプーリ116も備
えられている。この場合、画像形成体1Y,1M,1
C,1Kの回転方向は、画像形成体1K,1Cと画像形
成体1M,1Yとの左右の2個ずつで異なるが、ワイヤ
を用いた駆動方式であれば自由度が高く問題なく伝達系
を組むことができる。
【0057】図24は本発明の実施形態における、画像
形成体40が軸受42に支持されている状態を示す断面
図である。ベルト状の駆動伝達部材41が画像形成体4
0に巻き付けられ、張力によって力Fが上方向に作用
し、画像形成体40は、軸受42の上面44に当接して
いる。従って、若干のクリアランス43が存在していて
も画像形成体の回転に伴う位置変動は生じない。尚、こ
の図では、当接している上面44にレーザ光線45によ
る露光ポイントが来る様になっているが、露光ポイント
はこの位置に限定されるものではない。
【0058】図25は本発明のもう1つの実施形態であ
る。本発明の特徴として、画像形成体の半径の如何に問
わず画像形成体の周速を一定にできる事から、複数の画
像形成体を用いたタンデム型の画像形成装置において、
いずれか1つもしくは複数の画像形成体として、他の画
像形成体の径とは異なる径の画像形成体を用いることも
容易にでき、その場合であっても全ての画像形成体の周
速を一定にできる。図25において、黄色、マゼンタ、
サイアンの画像形成体1Y,1M,1Cは同じ径で構成
され、黒の画像形成体1Kは異なる径となっている。こ
の構成は、フルカラーコピーモード以外に白黒コピーモ
ードが付属しているカラー複写機などの場合、黒色の画
像形成を担う画像形成体の使用頻度が高い点から有効な
構成であるが、本発明の技術を用いれば、従来技術の様
にギアの減速比や画像形成体径の違いで速度に影響が発
生することがなく、全ての画像形成体の周速を一定にで
きる。
【0059】図26は、本発明が適用されるクリーナレ
ス画像形成装置の一実施形態の、画像形成体周辺部分を
示した概略構成図である。図26に示すクリーナレス画
像形成装置の画像形成体1の表面は帯電器201によっ
て一様に帯電された後、微粒子付与装置202により、
微粒子が画像形成体1の表面に現像に先立って付与され
る。ここで、画像形成体1は、これまで説明したよう
に、同一径の同一基体で形成された、被支持部、被駆動
部、および像形成部を有している。画像形成体1の表面
に微粒子を付着させる方法としては、機械的に付着させ
る方法、電気的に付着させる方法、両者を併用した方法
等、画像形成体1の表面に微粒子を付着させることが出
来ればいずれの方法であっても良い。機械的に付着させ
る方法としては摺擦によるものが挙げられ、そのような
ものとしては例えばロール状、ブラシ状、フェルト状、
ウエブ状、もしくは刷毛状のもので摺擦する方法が挙げ
られる。ロール状のものとしては、金属、あるいは、硬
質プラスティックのような剛体で形成された剛体ロール
と、ゴムのような弾性を有する材料を用いた弾性ロール
が挙げられるが、摺擦ニップでの圧力、ニップ幅の調整
のしやすさからは弾性ロールの方が使いやすい。ブラシ
状のものとしては、具体的には、磁気を利用した磁気ブ
ラシや、ファーブラシがある。このような機械的に付着
させる方法に加えて電界をかけることで微粒子の付着状
態をより安定化させることができる。
【0060】電気的に付着させる方法としては、微粒子
をクラウド状に分散させて電界の力で画像形成体へ微粒
子を付着させる方法が挙げられる。微粒子をクラウド状
に分散させて付着させる手段としては、例えば、機械的
振動、エアー、超音波、もしくは交番電界を用いる方法
や、例えばロール状、ブラシ状、ウエブ状、もしくは刷
毛状のものに微粒子を付着させておいて、それらを回
転、振動、もしくは移動させる方法が挙げられる。さら
に、画像形成体表面に粘着層を設け、その粘着表面上に
上述のような手段でクラウド状に分散させた微粒子をふ
りかけるような方法で付着させてもよい。そのような粘
着層としては経時的に安定した粘着性を示す物質が望ま
しく、例えば、揮発性の低い化学的に安定した性質を示
すシリコンオイルが適している。
【0061】ここで使用する微粒子としては例えば平均
粒径が40nmのポリメタクリル酸メチル(ポリメチル
メタクリレート)微粒子が用いられる。この微粒子の材
料としては、上記ポリメタクリル酸メチルの他に、酸化
チタン、アルミナ、シリカ、チタン酸バリウム、チタン
酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸
化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭
酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ
素、酸化クロム、ベンガラ等の無機微粉末や、ポリアク
リレート、ポリメタクリレート、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロ
エチレン等の有機微粉末を用いることができる。環境安
定性を考慮するとこれら微粒子は吸湿性が少ないことが
望ましく、酸化チタン、アルミナ、シリカ等の吸湿性を
有する無機微粉末の場合は、疎水化処理を施したものが
用いられる。これら無機微粉末の疎水化処理は、例え
ば、ジアルキルジハロゲン化シラン、トリアルキルハロ
ゲン化シラン、アルキルトリハロゲン化シラン等のシラ
ンカップリング剤やジメチルシリコンオイル等の疎水化
処理剤と上記微粉末とを高温度で反応させて行うことが
できる。
【0062】これら微粒子の中で、使用するにあたっ
て、画質上特に以下に説明する遮光効果を考慮する必要
があるならば、有機微粉末では透明性に優れたポリアク
リレート、オリメタクリレート、ポリメチルメタクリレ
ートの等のアクリル系の微粉末が望ましい。また、無機
微粉末ではシリカが遮光効果の低い点で望ましい。ま
た、これら微粒子が、使用されるうちに画像形成体上に
フィルム状となって付着してしまうような材料、例え
ば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム等
は、トナーに対してもフィルミングを起こしやすくトナ
ーに対する付着力も強くなる。従って、このようなフィ
ルミングを起こしやすい材料の微粉末は望ましくない。
【0063】なお、画像形成体上における微粒子の付着
状態であるが、一種の微粒子が存在していてもよく、複
数種類の微粒子が同時に存在していてもよい。トナーと
画像形成体との間に微粒子が介在することでトナーと画
像形成体との間の付着力を下げることができればよい。
図26の装置の説明に戻る。
【0064】画像形成体1は、帯電器201によって一
様に帯電され、微粒子付与装置202によって微粒子が
付与された後、半導体レーザ等からなる露光装置10に
よって露光されて、その画像形成体1の表面に静電潜像
が形成される。ここでは、画像形成体1に微粒子を付着
させた状態で潜像形成を行うことから、これら微粒子が
遮光効果を有することは望ましくない。微粒子の遮光効
果については、要求される画質をもとに、その付着量、
付着状態から決まるものではあるが、微粒子そのものが
出来るだけ遮光効果の低いものが好ましく、色合いとし
ては透明、あるいは薄色であり、粒径はトナー粒径以下
の粒径の微粒子が使用される。
【0065】このような微粒子はトナー像に付着、もし
くはトナー像に混ざり込みトナー像とともに転写される
ことがあることからトナー像を乱したり、定着後のトナ
ー画像の色ムラや抜け等を起こさないことが重要であ
る。そのようなことからも、本発明では、少なくともト
ナー粒径以下の粒径の微粒子が使用される。細線や網点
の再現性を考慮すると微粒子の粒径はより小さい方が好
ましく、5μm以下の粒径の微粒子を使用することが望
まれる。
【0066】画像形成体1の表面に形成された静電潜像
は、現像器2によって現像されて可視像(トナー像)と
なり、この可視像は、転写器3の作用により用紙P上に
転写される。この場合、トナーは前述した微粒子の働き
により確実に微粒子の上に配置されるため、トナーと画
像形成体1との間に距離が空けられ、あるいはトナーと
画像形成体1との接触面積を小さくでき、転写が容易に
なる。
【0067】画像形成体1からトナー像の転写を受ける
用紙Pは、図示しない給紙カセットからレジストレーシ
ョンロールを経由して供給され、転写ベルト5上に静電
的に保持された状態で搬送され、画像形成体1の下方に
位置する転写位置へと搬送される。そして、用紙P上に
はトナー像が転写され、その後、用紙Pは転写ベルト5
から分離されて図示しない定着器ユニットへと搬送さ
れ、その定着器ユニットによって用紙P上にトナー像が
定着される。
【0068】一方、トナー像の転写が終了した画像形成
体1は、その画像形成体1に残存するトナーや微粒子を
除去するクリーナを設置しないクリーナレスとすること
で、その画像形成体1上に付着させた微粒子を保持した
状態のまま次の工程へ入る。これにより微粒子の消費量
を少なくしてトナー転写性向上効果を維持し続けること
ができる。また、クリーナレスとすることで画像形成体
上に付着させた微粒子がクリーナによって画像形成体上
に強く押しつけられることがないために、微粒子の変形
による転写性の低下、微粒子の画像形成への付着による
画像形成体の特性変化、微粒子による画像形成体の磨
耗、傷といった心配もなくなる。
【0069】この場合、残留トナーのクリーニングを現
像器で行う(兼用する)こともできるし、更に好ましく
は、残留トナーの回収を現像器でも行わずに、トナーに
よる現像にあたりトナーが現像器側から画像形成体側に
は移動するが、画像形成体側から現像器側に戻るトナー
が少ない現像方式を採用することで、紙粉その他の異物
混入の問題をも解決可能となる。
【0070】図27は、本発明が適用されるクリーナレ
ス画像形成装置の他の実施形態の、画像形成体周辺部分
を示した概略構成図である。図26に示す実施形態との
相違点について説明する。図27に示すクリーナレス画
像形成装置は、画像形成体1の表面が帯電器201によ
って一様に帯電された後、半導体レーザ等からなる露光
装置10によって露光されて静電潜像が形成される。そ
して、微粒子付与装置202と複数の現像器2が内蔵さ
れたロータリー型の現像・微粒子付与装置201によ
り、先ず、微粒子が画像形成体1の表面に付与され、次
いで現像が行われる。
【0071】図28は、本発明が適用されるクリーナレ
ス画像形成装置のもう一つの実施形態の、画像形成体周
辺部分を示した概略構成図である。図26に示す実施形
態との相違点について説明する。図28に示すクリーナ
レス画像形成装置は、画像形成体1の表面が帯電器20
1によって一様に帯電された後、半導体レーザ等からな
る露光装置10によって露光されて静電潜像が形成され
る。その後、微粒子を含有するトナーを用いて現像を行
う現像器203により、画像形成体1の表面に微粒子を
付着させつつ同時に静電潜像の現像が行われる。
【0072】尚、上記各実施形態は、いずれも電子写真
方式により画像を形成する画像形成装置についての実施
形態であるが、本発明の画像形成装置は、電子写真方式
を採用したものに限られるものではなく、静電潜像、磁
気潜像、あるいはその他の潜像が形成される回転ドラム
状の画像形成体を用いる画像形成装置に広く適用可能な
ものである。
【0073】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
像形成部と被支持部と被駆動部が同一の径を有する同一
基体からなる画像形成体を用いる事により、画像形成体
の偏心成分および減速機の最終部分の偏心成分が回転速
度に影響を及ぼすことが防止され、濃度ムラや色ずれの
極めて少ない、極めて良好な画像品質を有する画像を形
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたタンデム型カラー複写機の
概略構成図である。
【図2】駆動伝達構成の実施形態を示す概略正面図であ
る。
【図3】画像形成体の駆動伝達機構を示す概略図であ
る。
【図4】図3の矢印A−Aに沿う方向に見た平面図であ
る。
【図5】画像形成体の駆動伝達機構を示す概略図であ
る。
【図6】画像形成体の駆動伝達機構の拡大平面図であ
る。
【図7】画像形成体の駆動伝達機構の拡大正面図であ
る。
【図8】従来技術を用いた駆動伝達機構の拡大正面図で
ある。
【図9】従来技術を用いた駆動伝達機構の拡大平面図で
ある。
【図10】本発明による駆動源から感光体表面に至る変
動要素を説明する概略図である。
【図11】本発明と従来技術を比較した速度変動のグラ
フである。
【図12】本発明と従来技術を比較した画像形成体外周
面の位置変動のグラフである。
【図13】本発明における、時間に対する位置変動を示
すグラフである。
【図14】従来技術における、時間に対する位置変動を
示すグラフである。
【図15】本発明の他の実施形態における画像形成体を
示した斜視図である。
【図16】図15に示す画像形成体の部分平面図であ
る。
【図17】画像形成体を回転駆動する別の実施形態を示
した概略図である。
【図18】図17のB−B矢視図である。
【図19】図17,図18に示す実施形態における画像
形成体の一部分を拡大して示した概略図である。
【図20】図19に示す画像形成体の正面図である。
【図21】画像形成体を回転駆動する為の駆動伝達機構
の他の実施形態を示す図である。
【図22】本発明のさらに異なる実施形態を示す概略図
である。
【図23】本発明の、さらに別の実施形態を示す概略図
である。
【図24】本発明の実施形態における、画像形成体が軸
受に支持されている状態を示す断面図である。
【図25】本発明のもう1つの実施形態を示す図であ
る。
【図26】本発明が適用されるクリーナレス画像形成装
置の一実施形態の、画像形成体周辺部分を示した概略構
成図である。
【図27】本発明が適用されるクリーナレス画像形成装
置の他の実施形態の、画像形成体周辺部分を示した概略
構成図である。
【図28】本発明が適用されるクリーナレス画像形成装
置のもう1つの実施形態の、画像形成体周辺部分を示し
た概略構成図である。
【図29】従来技術による駆動伝達機構を示す概略図で
ある。
【図30】従来技術により発生する変動成分を示す概略
図である。
【図31】従来技術による駆動源から画像形成体表面に
至る変動要素を説明する概略図である。
【符号の説明】
P 用紙 1Y,1M,1C,1K 画像形成体 10Y,10M,10C,10K 露光装置 2Y,2M,2C,2K 現像器 3Y,3M,3C,3K 転写器 4 レジストレーションロール 5 転写ベルト 6 定着機ユニット 7 駆動ロール 8 駆動伝達部材 8’ 駆動伝達部材 9 テンションロール 10 被支持軸 10’ 被支持部表面 11 被駆動部 11’ 被駆動部表面 12 像形成部周面 12’ 像形成部表面 13 ベアリング摺動面 14 ベアリング 15 ベルト停止材 17 ラップ角設定ロール 20 タイミングベルト 21 タイミングプーリ 30 ワイヤ 31,31Y,31M,31C,31K 被駆動部 32 ベアリング 40 画像形成体 41 ベルト駆動部材 42 軸受 43 クリアランス 44 当接点 45 露光レーザ光 100 中間転写体ドラム 101 ワイヤ 102 モータ 103 プーリ 104 張力調整プーリ 105 駆動ロール 110,111 中間転写体ドラム 112 バイアス転写ロール 113 ワイヤ 114 モータ 115 プーリ 116 張力調整プーリ 200 現像・微粒子付与装置 201 帯電器 202 微粒子付与装置 203 現像器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の方向に回転しながら所定の像形成
    部表面に潜像が形成され該潜像が現像されて該像形成部
    表面に現像像が形成されるドラム状の画像形成体を備
    え、該画像形成体上に形成された現像像を最終的に所定
    の用紙上に転写することにより該用紙上に画像を形成す
    る画像形成装置において、 前記画像形成体が、前記像形成部のほか、該像形成部と
    比べ同一径を有する同一基体からなる、回転自在に軸支
    される被支持部と、該像形成部と比べ同一径を有する同
    一基体からなる、該画像形成体を回転させる駆動力が与
    えられる被駆動部とを有するものであって、 前記被支持部表面を回転自在に軸支する軸受と、 前記被駆動部表面に駆動力を付与する駆動手段とを備え
    たことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段が、駆動力を発生するモー
    タと、前記被駆動部表面に接して移動することにより前
    記モータの駆動力を前記画像形成体に伝達する無端の駆
    動力伝達部材とを備えたことを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動力伝達部材の、前記被駆動部表
    面に接する面が、該駆動力伝達部材の長手方向に一様で
    あって、該駆動力伝達部材が、前記モータの駆動力を、
    摩擦力により前記画像形成体に伝達するものであること
    を特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動力伝達部材が、前記画像形成体
    が該駆動力伝達部材により所定方向に偏倚する力を受け
    前記被支持部材が前記軸受を該所定方向に押圧するよう
    に、前記被駆動部に接していることを特徴とする請求項
    2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像形成体を複数備えるとともに前
    記モータがこれら複数の画像形成体に対し共通に備えら
    れたものであって、前記駆動手段が、これら複数の画像
    形成体を該モータの駆動力により駆動するものであるこ
    とを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動力伝達部材が、前記複数の画像
    形成体が該駆動力伝達部材により同一方向に偏倚する力
    を受け、該複数の画像形成体それぞれの前記支持部が該
    被支持部を軸支する前記軸受をそれぞれ同一方向に押圧
    するように、該複数の画像形成体それぞれの前記被駆動
    部に接していることを特徴とする請求項5記載の画像形
    成装置。
  7. 【請求項7】 前記画像形成体上に、該画像形成体上に
    現像像が形成されるに先立ってあるいは現像像が形成さ
    れると同時に微粒子を付与する微粒子付与手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
JP9130078A 1996-08-13 1997-05-20 画像形成装置 Withdrawn JPH10111586A (ja)

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