JPH10111535A - 液晶投射装置 - Google Patents

液晶投射装置

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JPH10111535A
JPH10111535A JP8283438A JP28343896A JPH10111535A JP H10111535 A JPH10111535 A JP H10111535A JP 8283438 A JP8283438 A JP 8283438A JP 28343896 A JP28343896 A JP 28343896A JP H10111535 A JPH10111535 A JP H10111535A
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JP
Japan
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light
liquid crystal
light source
micro
microlens array
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Application number
JP8283438A
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English (en)
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Tomohide Inada
智英 稲田
Hideto Yatabe
秀人 矢田部
Akira Koo
明 小尾
Hironori Uchida
弘則 内田
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Nippon Avionics Co Ltd
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Nippon Avionics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 照度ムラがなく、かつ光源光の全てを一定方
向に偏光した光に変換することができる液晶投射装置を
提供すること。 【解決手段】 光源31から出射した自然光は反射鏡3
2によって光学系の光軸と略平行な収束光35とされ、
この収束光35を反射鏡32の開口部の前面で光軸に直
交して配置された第1のマイクロレンズアレイ33に入
射する。入射した光源光35は、第1のマイクロレンズ
アレイ33の各マイクロレンズ34に1対1で対応する
マイクロレンズ38を有する第2のマイクロレンズアレ
イ37に向けて出射される。第2のマイクロレンズアレ
イ37の光源31側には、個々のマイクロレンズ38に
それぞれ対応させて直線偏光変換手段60を構成する直
線偏光変換ブロックが配置されている。直線偏光変換ブ
ロックは、光源光の全てを一定方向に偏光した光に変換
して液晶板40を照度ムラなく照射することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶板の表示映像
を拡大投射する液晶投射装置に係り、特に赤(R)、緑
(G)、青(B)別に設けた白黒液晶板の表示映像を加
色混合して投射する液晶カラー投射装置に適用して好適
な照明光学系の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョンの大画面化指向が進
む中で、液晶テレビ・パネルの画像をスクリーンに拡大
投写する液晶方式の投射装置が、小型、軽量、取り扱い
の容易さのために注目されている。しかし、液晶投射装
置を、現在投射型ディスプレイの主流であり完成度が高
いCRT(ブラウン管)画像投写型装置と比較すると、
解像度、明るさとも未だ不満足で、改善の余地があっ
た。
【0003】解像度に関しては、高精細液晶テレビ・パ
ネルの開発が進んでいる。明るさに関しては、画像形成
と光源を分離できる液晶投射装置の方が有利とされる
が、標準的なCRT方式に比べて1/2〜1/3程度で
未だ及ばない。投射光束を増加させるための手っ取り早
い方法は高光出力ランプを使用することであるが、この
場合は消費電力の増大、装置温度の上昇による部品の劣
化をもたらすため実用的でない。
【0004】図5は光の色分離および混合にダイクロイ
ックミラーを用いたミラー方式と呼ばれる液晶カラー投
射装置の従来例を示す模式図である。同図において、1
はキセノンランプ等の光源であり、この光源1から放射
された光は、反射面が放物面で光源光を光軸と略平行な
平行光にする反射鏡2で反射され、液晶板7、12、1
5の直前に配置した不図示のコンデンサレンズによって
投射光学系19に向けて収束される。
【0005】この時、収束された平行光線は、青色光の
みを分離反射する青ダイクロイックミラー4に入射す
る。青ダイクロイックミラー4で分離された青色光5は
ミラー6で光源光軸と平行に反射されて、透過型液晶パ
ネル7に入射する。液晶パネル7には投射すべき任意の
映像の構成画素に応じて選択的に電圧が供給されてお
り、該液晶パネル7を透過した青色光5は映像信号を有
する青色映像光5aとなる。
【0006】青ダイクロイックミラー4で青色成分5を
失いそのミラー4を透過した光は黄色になる。その黄色
光8は赤ダイクロイックミラー9に入射し、赤色光10
が分離され、残る緑色光11はそのミラー9を透過す
る。分離された赤色光10は前記液晶パネル7と同一構
成からなる透過型液晶パネル12に入射し赤色映像光1
0aとなる。青色映像光5aと赤色映像光10aは混合
用ダイクロイックミラー13で混合されてマゼンタ色映
像光14となる。
【0007】一方、緑色光11はやはり前記液晶パネル
7と同一構成の透過型液晶パネル15に入射し、緑色映
像光11aとなり、ミラー16で反射されて混合用ダイ
クロイックミラー17に入射する。緑色映像光11aと
マゼンタ色映像光14は混合用ダイクロイックミラー1
7で混合されて、RGB加色混合映像光18となり、投
射光学系19を介して大型スクリーン20に拡大投射さ
れて、カラー映像が再生される。
【0008】図6は透過型液晶パネル7(液晶パネル1
2、15も同様)の実際の構成(図3では省略)を示す
図で、両側に設けられた2枚の偏光板21A、21Bを
備えている。その理由は、液晶パネル7に使用される液
晶(ツイステッド・ネマティック液晶)は、電圧の印加
状態によって光を透過したり、遮断したりするのではな
く、入射した光の偏光面を回転させるからである。すな
わち、偏光方向の定まっていない自然光を入射させる
と、電圧の印加状態に関係なく、自然光として出てくる
ため、液晶パネルに画像が形成されていても、認識する
ことはできない。
【0009】そこで、まず液晶パネル7の前に偏光板2
1Aを置き、自然光のうち一定方向の偏光の光だけを透
過させて、直線偏光の光に変える。つまり、自然光が偏
光板21Aを透過すると、互いに直交する2つの直線偏
光の光に分解され、このうち、偏光方向に平行な成分は
透過し、直交する成分は吸収される。そして、偏光方向
に平行な直線偏光光を液晶パネル7に入射させると、画
像に応じて部分的に偏光方向が回転し、液晶パネル7か
ら出る。ここで再度偏光板21Bを用いて一定方向の偏
光の光だけを透過させると、初めて濃淡画像が得られ
る。なお、偏光方向に直交する成分は偏光板21Aに吸
収されると、熱に変換される。
【0010】以上のことから明らかなように、第1に、
従来装置においては光源に単一のランプを使用している
ため、投射映像の周辺部が中心部に比して暗くなるとい
う問題があった。また第2に、自然光から偏光板21A
で偏光した直線偏光光を取り出す段階で少なくとも半分
の光が偏光板21Aに吸収されるため、光の有効利用と
いう点で問題があった。更には第3に、吸収された光は
熱に変換され、偏光板21Aの温度を上昇させるため、
偏光板21Aを劣化させるという付随的な問題もあっ
た。これらの問題点を個々に解決するための要素技術と
しては次のものが知られている。
【0011】即ち第1番目の問題点を解決するための照
明光学系を図7に示す。同図において、31はキセノン
ランプ等の光源であり、この光源31から放射された光
は、光源31からの放射光を光軸と略平行な平行光にす
る反射鏡32で反射され、反射鏡32の開口部の前面に
配置された第1のマイクロレンズアレイ33に入射す
る。このレンズアレイ33は平凸レンズ(以下マイクロ
レンズという。)34をマトリクス状に配列したもので
あり、図示の例では4×4個のマイクロレンズから成っ
ている。従って、第1のマイクロレンズアレイ33を構
成する個々の各マイクロレンズ34に入射した光源光3
5は、マイクロレンズ34ごとに収束されて16本の収
束光36となり、マイクロレンズ34の焦点近傍(本例
では光源側)に配置された第2のマイクロレンズアレイ
37に入射する。
【0012】第2のマイクロレンズアレイ37もその基
本構成は第1のマイクロレンズアレイ33と同じであ
り、4×4個のマイクロレンズ38から成っている。こ
のマイクロレンズアレイ38は、入射した収束光36を
液晶パネル40上で互いに重なり合うように屈折させる
配置となっている。
【0013】41は液晶板40の直前に配置したコンデ
ンサレンズであって、第2のマイクロレンズアレイ37
を透過した光束を、光軸に略平行な平行光とすると共に
不図示の投射光学系に向けて収束する。なお、図7では
液晶板40を1枚しか表示していないが、図5に示した
ごとき液晶板を3枚用いるカラー液晶投射装置では、第
2のマイクロレンズアレイ37とコンデンサレンズ41
間に図示しないダイクロイックミラーが配置され、光源
光はR、G、B光に分離された後それぞれの色光に対応
する液晶板に入射するように構成される。
【0014】このようにマイクロレンズアレイ33およ
び37を組み合わせて用いることで、液晶板40に入射
する光量は光源31各部からの光が重畳されて平均化さ
れるので、照度ムラが解消される。
【0015】次に、第2および第3の問題を解決するた
めの照明光学系を図8に示す。この照明光学系は、光源
からの放射光を偏光ビームスプリッタに入射し、偏光ビ
ームスプリッタより得られる反射直線偏光光(S波成
分)および透過直線偏光光(P波成分)の双方とも照明
光として利用し、光源からの光の利用率を改善しようと
するものである。同図において、44はキセノンランプ
等の光源であり、この光源44からの放射光は反射鏡4
5で反射され、コンデンサレンズ46にて平行光束とさ
れて偏光ビームスプリッタ47に供給される。そして偏
光ビームスプリッタ47の誘電体多層膜48にてP波成
分とS波成分に分離される。偏光ビームスプリッタ47
のS波成分が反射して得られる側には全反射プリズム4
9が配され、S波成分はこの全反射プリズム49で直角
に反射して、偏光ビームスプリッタ7を通過して得られ
るP波成分と平行にかつ同一方向に射出される。
【0016】全反射プリズム49の射出面にはλ/2光
学位相板50が配され、全反射プリズム49より射出さ
れたS波成分はこのλ/2光学位相板50によりその偏
光面が90度回転され、P波成分に変換される。また、
偏光ビームスプリッタ47およびλ/2光学位相板50
の前面(投射方向側)にはそれぞれ光路変更用の楔形レ
ンズ(プリズム)51および52が配され、偏光ビーム
スプリッタ47を通過して平行光として得られるP波成
分およびλ/2光学位相板50で変換されたP波成分は
それぞれ光路変更され、所定位置Pで一致するように合
成される。53は、所定位置Pの直前に配置された液晶
板である。従って、自然光から偏光板21A(図6)で
一定方向の偏光成分だけを取り出すのではなく、光源か
らの全ての光を一定方向に偏光した光に変換することが
でき、光量の増大化と、熱による偏光板劣化の問題を解
消することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】このように個々の問題
点を解決する要素技術は存在するが、これら要素技術を
単に組み合わせると照明光学系が大規模となり、ますま
す小型化している液晶投射装置に採用できるものではな
かった。即ち、偏光ビームスプリッタ47に光源光を全
て入射させるためには、図7の液晶板40の位置に図8
の偏光ビームスプリッタ47を配置しなければならな
い。このため光路が長大となって装置が大型化し、液晶
投射装置の利便性がそこなわれるという問題が生じる。
【0018】従って、本発明は上記したような従来の問
題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、小型の照明光学系でありながら照度ムラがなく、か
つ光源光の全てを一定方向に偏光した光に変換すること
ができ、光量を大幅に増大するに留まらず、熱による偏
光板劣化の問題をも解消し得るようにした液晶投射装置
を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために種々検討を重ねた結果、図7に示す照明光学
系における第1のマイクロレンズアレイ33からの出射
光が第2のマイクロレンズアレイ37近傍で収束される
ことに着目し、これらの収束光間の空間を有効利用する
ことによってなされたものである。即ち本発明は、回転
放物体等の反射鏡を備えた光源手段と、この光源手段か
らの略平行な収束光の光軸上に複数個のマイクロレンズ
をマトリクス状に形成して得られる第1および第2のマ
イクロレンズアレイをレンズの光軸を一致させて所定間
隔離間して配設し、その収束光をコンデンサレンズを介
して液晶板に入射せしめる照明光学系を有する液晶投射
装置において:前記第2のマイクロレンズアレイの前記
第1のマイクロレンズアレイに対向する側面に、前記第
2のマイクロレンズアレイの各マイクロレンズに対応さ
せて、透過直線偏光光(P波)と反射直線偏光光(S
波)に分光する偏光ビームスプリッタとこの偏光ビーム
スプリッタの前記反射直線偏光光の射出面に対向させて
設けた全反射プリズムと該全反射プリズムの射出面に対
向させて設けたλ/2光学位相板とからなる直線偏光変
換ブロックを配設してなる直線偏光変換手段を設け、前
記第1のマイクロレンズアレイからの各光束を同一位相
に変換して第2のマイクロレンズアレイに入射させるよ
うにしたものである。
【0020】
【作用】本発明において、光源手段から出射する光源光
は自然光であり、円偏光の性質を有して反射鏡により光
軸と略平行な収束光となり、第1のマイクロレンズアレ
イに入射する。第1のマイクロレンズアレイの各マイク
ロレンズに入射した光源光はマイクロレンズごとに収束
されて複数本の収束光となり、それら収束光の焦点近傍
にそれぞれ配置された直線偏光変換手段の各ビームスプ
リッタに入射する。ビームスプリッタを透過する透過直
線偏光光(P波)は第2のマイクロレンズアレイに入射
しコンデンサレンズを介して液晶板に入射する。
【0021】一方、ビームスプリッタで反射された反射
直線偏光光(S波)はビームスプリッタの射出面に設け
られた全反射プリズムで照明光学系の光軸と平行に反射
されて、全反射プリズムの出射面に設けられたλ/2光
学位相板に入射する。そして該λ/2光学位相板にてそ
の偏光面が90度回転されて透過直線偏光光(P波)に
変換されて第2のマイクロレズアレイに入射し、コンデ
ンサレンズを介して液晶板に入射する。直線偏光変換手
段は第2のマイクロレズアレイの各マイクロレンズごと
に対応して設けられているので、第2のマイクロレズア
レイから出射される光量は光源光量に比して遜色なくか
つ偏光面が一方向にそろった直線偏光光となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る液
晶投射装置における照明光学系の一実施例を示す模式図
である。図2は図1の一部拡大模式図である。これらの
図において、光源31から出射した自然光は内面が回転
放物反射面を有する反射鏡32によって光学系の光軸と
略平行な収束光35とされ、この収束光35を反射鏡3
2の開口部の前面で光軸に直交して配置された第1のマ
イクロレンズアレイ33に入射する。
【0023】このレンズアレイ33は平凸レンズ(以下
マイクロレンズという。)34をマトリクス状に配列し
たものであり、図示の例では4×4個のマイクロレンズ
から成っている。従って、第1のマイクロレンズアレイ
33の各マイクロレンズ34に入射した光源光35は、
マイクロレンズ34ごとに収束されて16本の収束光3
6となり、各マイクロレンズ34の焦点近傍に配置され
第1のマイクロレンズアレイ33の各マイクロレンズ3
4に1対1で対応するマイクロレンズ38を有する第2
のマイクロレンズアレイ37に向けて出射される。
【0024】第2のマイクロレンズアレイ37の第1の
マイクロレンズアレイ33に対向する平面側前面には、
個々のマイクロレンズ38(4×4個)にそれぞれ対応
させて直線偏光変換手段60を構成する直線偏光変換ブ
ロック61が配置されている。これらの直線偏光変換ブ
ロック61の詳細構造を図3に示す。図3において、偏
光ビームスプリッタ47は、2つの直角プリズムのうち
の一方の斜面に誘電体多層膜48を蒸着し、斜面同士を
接合したものであり、自然光たる収束光を偏光方向が互
いに直交する2つの直線偏光光に分離することができ、
その斜面48を透過する光が透過直線偏光光(P波成
分)であり、斜面48で反射された光が反射直線偏光光
(S波成分)である。偏光ビームスプリッタ47のS波
成分Sが反射して出射する側面には全反射プリズム49
が配され、S波成分Sはこの全反射プリズム49で直角
に反射して、偏光ビームスプリッタ47を透過して得ら
れるP波成分Pと同一方向に平行に射出される。
【0025】また、全反射プリズム49の射出側面には
λ/2光学位相板50が配されており、全反射プリズム
49より射出されたS波成分Sはこのλ/2光学位相板
50によりその偏光面が90度回転され、P波成分P'
に変換され第2のマイクロレンズアレイ37に向けて出
射される。上記の実施例では直線偏光変換ブロック61
は、個々のマイクロレンズ38にそれぞれ対応させて配
置したが、図2の紙面に垂直方向に連続した棒状に形成
したものでもよく、この棒状あるいは個々の直線偏光変
換ブロック61を適宜の連結部材あるいは接着剤等で一
体に形成して直線偏光変換手段60としてもよい。
【0026】第2のマイクロレンズアレイ37は、その
基本構成は第1のマイクロレンズアレイ33と同じであ
るが、上下対称に屈折率の異なる4×4個のマイクロレ
ンズ38から形成されている。即ち、図4にその詳細を
示すように、マイクロレンズアレイ37の上辺に位置す
る4個のマイクロレンズ群38aおよび下辺に位置する
4個のマイクロレンズ群38bはそれぞれ液晶パネル4
0の全面(図1において上下方向)を照射するように入
射光を屈折させ、中心部の2列のマイクロレンズ群38
cおよび38dは液晶パネル40の半面をそれぞれ照射
するように屈折させる配置となっている。なお、マイク
ロレンズアレイ37の左右方向(図1において紙面に垂
直方向)における屈折は、互いに重なり合いながら液晶
板40を4等分して照射するように形成されている。
【0027】このように第1および第2のマイクロレン
ズアレイ33、37および直線偏光変換手段60を組み
合わせて用いることで、液晶板40に入射する光量は光
源31に略等しい光量が確保されると共に、光源31各
部からの光が重畳されて平均化されるので、照度ムラが
解消される。また、従来装置と異なり自然光を偏光光に
変換するための偏光板を必要としないので、熱による偏
光板劣化の問題も解消することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る液晶投
射装置は、自然光から直線偏光光を取り出す段階で、第
1および第2のマイクロレンズアレイ、偏光ビームスプ
リッタと全反射プリズムおよびλ/2光学位相板からな
る直線偏光変換ブロックを第2のマイクロレンズアレイ
の各マイクロレンズに対応させてそれぞれ設けてなる直
線偏光変換手段を用いて、偏光方向の異なる2つの直線
偏光光の偏光方向を回転、一致させて合成するように構
成したので、偏向板を使用せず全ての光を一定方向に偏
光した光に変換することができると共に、液晶板を照度
ムラなく照射することができる。この結果、光源光の照
度ムラを防止しながら光の損失がなく光量を増大させる
ことができ、また、従来のごとく偏光板を用いて自然光
を偏光光に変換する際に生じる光吸収による温度上昇に
伴って引き起こす偏光板の劣化の問題も解消することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶投射装置の照明光学系の一実
施形態を示す斜視図である。
【図2】図1の一部拡大図である。
【図3】本発明に係る液晶投射装置の直線偏光変換手段
を示す図である。
【図4】本発明に係る液晶投射装置の第2のマイクロレ
ンズアレイを示す3面図である。
【図5】液晶投射装置全体の従来例を示す模式図であ
る。
【図6】液晶パネルと偏光板の構成を示す図である。
【図7】マイクロレンズアレイを用いた照明光学系の従
来例を示す光路図である。
【図8】直線偏光変換装置を用いた照明光学系の従来例
を示す光路図である。
【符号の説明】
31 光源 32 反射鏡 33 第1のマイクロレンズアレイ 37 第2のマイクロレンズアレイ 40 液晶板 41 コンデンサレンズ 47 偏光ビームスプリッタ 48 誘電体多層膜 49 全反射プリズム 50 λ/2光学位相板 60 直線偏光変換手段 61 直線偏光変換ブロック
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/74 H04N 5/74 K 9/31 9/31 C (72)発明者 内田 弘則 東京都港区西新橋三丁目20番1号 日本ア ビオニクス株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転放物体等の反射鏡を備えた光源手段
    と、この光源手段からの略平行な収束光の光軸上に複数
    個のマイクロレンズをマトリクス状に形成してなる第1
    および第2のマイクロレンズアレイをレンズの光軸を一
    致させて所定間隔離間して配設し、その収束光をコンデ
    ンサレンズを介して液晶板に入射せしめる照明光学系を
    有する液晶投射装置において、前記第2のマイクロレン
    ズアレイの前記第1のマイクロレンズアレイに対向する
    側面に、前記第2のマイクロレンズアレイの各マイクロ
    レンズに対応させて、透過直線偏光光(P波)と反射直
    線偏光光(S波)に分光する偏光ビームスプリッタとこ
    の偏光ビームスプリッタの前記反射直線偏光光の射出面
    に対向させて設けた全反射プリズムと該全反射プリズム
    の射出面に対向させて設けたλ/2光学位相板とからな
    る直線偏光変換ブロックを配設してなる直線偏光変換手
    段を設け、前記第1のマイクロレンズアレイからの各光
    束を同一位相に変換して第2のマイクロレンズアレイに
    入射させることを特徴とする液晶投射装置。
  2. 【請求項2】 前記直線偏光変換手段は、前記第2のマ
    イクロレンズアレイの各マイクロレンズの入射面領域内
    にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1記
    載のの液晶投射装置。
JP8283438A 1996-10-04 1996-10-04 液晶投射装置 Pending JPH10111535A (ja)

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