JPH1010838A - 導電性ロールと導電性ロールの製造方法 - Google Patents

導電性ロールと導電性ロールの製造方法

Info

Publication number
JPH1010838A
JPH1010838A JP16740096A JP16740096A JPH1010838A JP H1010838 A JPH1010838 A JP H1010838A JP 16740096 A JP16740096 A JP 16740096A JP 16740096 A JP16740096 A JP 16740096A JP H1010838 A JPH1010838 A JP H1010838A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
conductive
foam
elastic
roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16740096A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Hara
幸雄 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP16740096A priority Critical patent/JPH1010838A/ja
Publication of JPH1010838A publication Critical patent/JPH1010838A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conductive Materials (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 像担持体材と安定したニップを形成すること
ができ、表面層のクラック発生を防止し、かつ、トナー
の汚染の少ない、安定した良質な画質を形成できる導電
性ロールを提供する。 【解決手段】 導電性ロール10bは、軸芯11の外周
に導電性の発泡体層130を設ける。さらに発泡体層1
30の外周に導電性弾性層140を設ける。導電性発泡
体13は、セル径50〜300μmを有し、カーボンブ
ラック分散の発泡EPDM材よりなり、発泡体層の外周
上に形成する薄肉の導電性弾性層140は、厚さ寸法を
0.5mm〜1.5mmとしてなるカーボンブラック分
散のEPDM系材よりなる。半導電性材料は、導電剤分
散のウレタン変性のフッ素樹脂からなる。発泡体層13
0、第1の弾性体層140、第2の弾性体層150は、
確実なニップ幅を形成し、かつ、導電剤分散のウレタン
変性のフッ素系樹脂からなる弾性層150はトナーによ
る汚染防止層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
等の電子写真方式を用いた画像形成装置に係り、特に像
担持体の表面を一様に帯電するための帯電ロールとして
用いられる導電性ロールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を用いた画像形成装置は、
無機または有機材料からなる光導電性感光体からなる像
担持体上に一様な電荷を形成し、画像信号を変調したレ
ーザー光等で像担持体上に静電濳像を形成した後、帯電
したトナーで静電濳像を現像して可視化したトナー像と
する工程を実行する。従来は、像担持体上に一様な電荷
を形成する手段としては、コロナ放電器を使用して帯電
させる方法が殆どであったが、近年では、接触帯電方
式、特に導電性ロールを用いたロール帯電方式が開発さ
れている。ロール帯電方式は、帯電ロールをバネなどで
像担持体に圧接させ、像担持体の駆動に従って、帯電ロ
ールが連れ回り状態で回転するように構成されている。
そして、帯電ロールの軸体に所定の電圧を印加すること
によって、像担持体表面に電荷を直接注入して像担持体
表面を所定の電位に帯電させる方式である。
【0003】ここで、帯電ロールを図6により説明す
る。帯電ロール50は、軸体(芯金)51の外周上に、
低硬度導電性ゴム組成物からなる導電性弾性体層53を
積層して設けている。さらに、導電体弾性体層53の外
周上には、軟化剤移行防止層55、抵抗調整層57、保
護層59が、順次、コーティング層として積層されてい
る。導電性弾性体層53はゴム組成物に導電性を付与す
るためにカーボンブラックなどを混ぜて構成されてい
る。カーボンブラックは材料硬度を硬くさせる傾向にあ
り、従来の導電性弾性体層53のロール硬度は、50〜
70°(アスカC)であった。このような高度を有する
帯電ロールは、軸体51の両端部をバネ圧などで抑えら
れて像担持体に圧接されてニップを形成するとき、ニッ
プ幅がロール両端部では広く、ロール中央部で狭くなっ
てしまい、さらに、ロール中央部でニップできず像担持
体と帯電ロールの間で隙間ができてしまう場合が発生
し、そのために、像担持体の帯電が不均一になるという
問題があった。
【0004】そこで、上記の問題を解決するため、半導
電性ロールのゴム硬度を和らげる方法として、可塑剤と
して、多量のプロセスオイルなどをロールに含浸させる
方法があるが、添加した可塑剤(オイル成分)が像担持
体に移行(ブリードアウト)する問題が発生した。ブリ
ードアウトの対策として、移行防止層を設ける方法が特
開昭64−66674号公報に開示されている。この移
行防止層は導電性弾性層を構成するポリマーの主鎖と結
合し得る官能基を有するプロセス油を含有させて構成し
ている。さらに、ブリードアウト防止層(目止層)を設
ける方法が特開平4−25868号公報に開示されてい
るが、ブリードアウトを完全に防ぐことは困難であっ
た。また、特開昭63−168667号公報、特開平6
−186824号公報に、帯電ロールと像担持体との密
着性をあげて、帯電の均一性を得る方法が開示されてい
る。この方法は、軸体の外周上に導電体発泡層を設け、
さらに、その外周上に抵抗調整層及び保護層をコーテイ
ングして積層した構造となっている。
【0005】しかし、上記の帯電ロールは、ロールの硬
度が低くなるように、導電性発泡体の発泡倍率をあげな
ければならないことから、発泡体にセル欠陥が生じ易か
った。また、保護層材料としてNーメチルメトキシ化共
重合ナイロンなどの樹脂材料を用いているため、表面層
材料に弾性がなく、像担持体との圧接に伴う変形によっ
てロール表面にしわが生じ易く、コーテイングして形成
した層の収縮により表面層にクラックが発生した。さら
に、表面層のしわ、クラック等によるトナー汚れが発生
しロール抵抗が上昇するなどの問題があった。また、発
泡体層は寸法のばらつきが大きくなってしまうために、
このような帯電ロールでは、帯電ロールに要求される外
径精度を出すため外径を研磨して均一にする必要があっ
た。さらに、円筒状に成形した発泡体に軸体を挿入して
帯電ロールを構成する場合には、発泡体円筒状ロールの
内径の精度をあげるため、内周面にも研磨工程が必要で
あった。さらに、特開平6−175470号公報に開示
されている帯電ロールは、コーティング層にN−メチル
メトキシ化共重合ナイロンを用いて、湿度環境下で発生
する感光ドラムの帯電不均一の改善を狙い、ウレタン発
泡ゴム体のローラー表面を、導電材を配合した可溶性の
フッ素樹脂により層形成してなる導電性ローラーが提案
されている。しかし、フッ素樹脂材料を低硬度のゴムロ
ール表面材料として用いた場合には、形成された表面層
に弾性がないため、像担持体との圧接に伴う変形によっ
て表面層にクラックが発生する問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の技
術においては、可塑剤として多量のプロセスオイルやア
ロマ油を含浸させて導電性ロール(帯電ロール)のゴム
硬度を和らげると、像担持体との密着性は改善される
が、可塑剤が像担持体に移行(ブリードアウト)する問
題があった。さらに、表面層材料に弾性がないと像担持
体との圧接に伴う変形によって、表面層にクラックが発
生し、良質な画質を安定して得ることができなかった。
【0007】そこで、本発明は、従来技術における画像
形成装置に用いる導電性ロールの不都合を解決し、表面
層に弾性をもたせることにより像担持体材と安定したニ
ップを形成することができ、像担持体材との圧接による
ロールの変形による表面層のクラック発生を防止し、か
つ、トナーの汚染の少ない、安定した良質な画質を形成
できる導電性ロールを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下記の構成を備えたことを特徴とする。こ
の発明の導電性ロールは、軸体の外周上に導電性発泡体
層を設け、発泡体層の外周上に、試験片に水を滴下した
とき試験片平面と水滴の接触角が90°以上となる材料
からなる半導電性の弾性体層を形成する構成を基本的に
具備する。
【0009】さらに、導電性ロールは発泡体層の外周上
に、薄肉の導電性弾性層を設け、さらに導電性弾性層の
外周上に、試験片に水を滴下したときの水の濡れ性であ
らわすと、試験片平面と水滴の接触角が90°以上とな
る材料からなる半導電性の弾性層を形成する。また、導
電性発泡体は、セル径50〜300μmを有し、カーボ
ンブラック分散の発泡EPDM材よりなる構成を具備す
る。半導電性材料は、導電剤分散のウレタン変性のフッ
素樹脂からなる構成を具備する。発泡体層の外周上に形
成する薄肉の導電性弾性層は、厚さ寸法を0.5mm〜
1.5mmとしてなるカーボンブラック分散のEPDM
系材よりなる構成を具備する。導電性ロールの導電性の
発泡体層は、セル径を50〜1000μmとするカーボ
ンブラック分散の発泡ウレタン材よりなり、第1の弾性
層は、厚さ寸法を0.5mm〜1.5mmのカーボンブ
ラック分散のウレタン材よりなり、表面層の第2の弾性
層はカーボンブラック分散のウレタン変性のフッ素樹脂
で形成する構成を具備する。
【0010】導電性ロールの製造方法は、軸体となる芯
金の周囲に発泡材料からなる層を押出成形で形成する発
泡体層形成工程と、発泡体層を加硫した後、半導電性材
料を押し出し成形して発泡体層上に半導電層を被覆加工
する表面層形成工程を有し、表面層はカーボンブラック
分散のウレタン変性フッ素樹脂系材料を用いる構成を具
備する。あるいは、導電性ロールの製造方法は、軸体と
なる芯金の周囲に発泡材料からなる層を押出成形で形成
する発泡体層形成工程と、発泡体層を加硫した後、弾性
層を押し出し成型方法で発泡体層上に弾性層を形成する
弾性層形成工程と、弾性層の表面に、カーボンブラック
分散のウレタン変性フッ素樹脂系材料をコーティングし
て表面層を形成する表面層形成工程を有する。また、金
型内で化学発泡剤を発泡させて芯金の周囲に発泡層を形
成する発泡層形成工程と、所定の内径を有する金型によ
り発泡層表面と金型内側の間に導電性材料を注型して発
泡層の表面に厚み0.5mm〜1.5mmの導電層を形
成する導電層形成工程と、導電層の表面にカーボンブラ
ック分散のウレタン変性フッ素樹脂系材料をコーティン
グする表面層形成工程とを有する
【0011】ここでいう素材の有する「水の濡れ性」と
は、半導電性弾性材料を構成する材料を試験片として用
い、この試験片平面と水滴との接触角を尺度として表示
される。図4により水の濡れ性を説明する。試験片10
0表面に水滴200をおく。試験片100の表面張力γ
s、水滴(液体)200/試験片100間の界面張力γ
i、水滴200の表面張力γlが釣り合って、図に示す
ように、試験片100との接触角をθとする、ある一定
の形を形成する。この時、水滴200が小さく重力の影
響を無視できれば、下記のヤング(Young)式
(1)が成り立つ。 (γs−γi)/γl=cosθ ………式(1)
【0012】さらに、水滴の表面エネルギーについて、
「濡れ」という観点から説明する。濡れとは、マクロな
視点からみると、固体と気体の接触面が自発的に固体と
液体の接触面に置き換わる現象であり、系の自由エネル
ギーの減少を伴う。また、ミクロな視点からみれば、液
体の分子間引力すなわち凝集力よりも、固体と液体の間
の分子間力(付着力)が大きいときにみられる現象であ
る。自由エネルギーの変化は、既に濡れが起こっている
固体と液体が接触している系から出発し、固体と液体を
引き離すのに必要な仕事の符号(±)を逆にしたもので
あることが知られている。上記仕事Wは下記式(2)で
表される。 W=γsg+γlg−γsl ………式(2)
【0013】ここで、γsg、γlg、γslは、それ
ぞれ固体/気体間、液体/気体間、固体/液体間の界面
自由エネルギーであり、前記式(1)中のγs、γl、
γiとそれぞれ同義である。この式(2)から明らかな
ように、自由エネルギーの変化は、固体の表面自由エネ
ルギーと固体/液体間の自由エネルギーを含むが、両者
ともに直接計測できないので、固体と液体との接触角が
利用される。すなわち、上記したγsg、γlg、γs
lと接触角θとの間には、式(1)のヤング(Youn
g)の式が成立する。 cosθ=(γsg−γsl)/γlg 式(1’)
【0014】そこで、この発明では、半導電性弾性層を
構成する材料の表面エネルギーを弾性層と水滴との接触
角θで表示することとした。すなわち、θ≧90°とい
うことは、試験片の表面エネルギーが小さくなってお
り、トナーなどが付着し難い表面状態になっていること
を示す。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の導電性ロールを図
面を参照して詳細に説明する。図1は本発明による導電
性ロール10を用いた画像形成装置の要部部分を説明す
る模試図である。像担持体としての感光体ドラム1は矢
印A方向に回転し、導電性ロール10でその表面が一様
に帯電され、レーザー書き込み装置(図示せず)などの
画像書き込み手段により第一色(例えば、ブラックB)
の静電潜像が形成される。この静電潜像は現像装置5に
よってトナー現像されて可視化されトナー像Tが形成さ
れ、感光体ドラム1の回転で導電性ロール25が配置さ
れる一次転写部に到り、導電性ロール25からトナー像
Tに逆極性の電界を作用させることによりトナー像Tを
静電的に転写ベルト2に吸着させ、転写ベルト2の矢印
B方向の回転で一次転写される。
【0016】以下、同様にして第2色のトナー像、第3
色のトナー像、第4色のトナー像が順次形成され、転写
ベルト2において重ね合わされて、多重トナー像が形成
される。転写ベルト2に転写された多重トナー像は転写
ベルト2の回転で搬送され、バイアスロール3が設置さ
れた二次転写部に到る。二次転写部は転写ベルト2のト
ナー像が担持された表面側に設置されたバイアスロール
3と転写ベルト2の裏側からバイアスロールに対向する
ごとく配置されたバックアップロール22、およびこの
バックアップロール22に圧接して回転する電極ロール
26から構成される。
【0017】記録紙41は記録紙トレー4に収容された
記録紙束からピックアップローラ42で一枚ずつ取り出
され、フィードロール43で二次転写部の転写ベルト2
とバイアスロール3との間に所定のタイミングで給送さ
れる。給送された記録紙41はバイアスロール3バック
アップロール22による圧接搬送と転写ベルト2の回転
で、転写ベルト2に担持されたトナー像が転写される。
そして、トナー像が転写された記録紙41は、最終トナ
ー像の一次転写終了まで退避位置にある剥離爪13を作
動せることにより転写ベルト2から剥離され、図示しな
い定着装置に搬送され、加圧/加熱の定着処理でトナー
像を固定して永久画像とされる。なお、多重トナー像の
記録紙41への転写の終了した転写ベルト2は二次転写
部の下流のベルトクリーナ9で残留トナーの除去が行わ
れて次の転写に備える。また、バイアスロール3にはポ
リウレタン等からなるクリーニングブレード31が常時
当接するごとくとりつけられており、転写で付着したト
ナー粒子や紙紛等の異物が除去される。
【0018】単色画像の転写の場合は、一次転写された
トナー像Tを直ちに二次転写して定着装置に搬送する
が、複数色の重ね合わせによる多色画像の転写の場合は
各色のトナー像が一次転写部で正確に一致するように転
写ベルト2と感光体ドラム1との回転を同期させて各色
のトナー像がずれないようにされている。二次転写部で
はバイアスロール3と転写ベルト2を介して対向配置し
たバックアップロール22に圧接した電極ロール26に
トナー像の極性と同極性の転写電圧を印加することで、
ベルト上のトナー像を記録紙41に静電反発で転写す
る。ここで、中間転写ベルト2は、アクリル、塩化ビニ
ル、ポリエステル、ポリカーボネイト、ポリイミド等の
樹脂、または各種ゴム材料にカーボンブラック等の導電
材料を適量含有させ、例えば厚さ0.05〜0.15m
mに形成されており、その表面抵抗率を108〜101
4Ω/□に調整されている。
【0019】次に、本発明による導電性ロール10の実
施の形態を説明する。 形態1 導電性ロール10aは、軸体11の外周上に導電性発泡
体層11を設ける。さらに、発泡体層11の外周上に、
半導電性の弾性層15を積層する。導電性発泡体層11
のカーボンブラック分散発泡EPDM材料からなり、発
泡体のセル径は、50〜300μmを有するものであ
る。この発泡体層11はセル径50〜300μmのセル
を有することにより硬度が十分に低くなっている。半導
電性の弾性層15は、前述の材質を水の濡れ性であらわ
す方法によって表したとき、試験片に水を滴下した時の
試験片平面と水滴の接触角が90°以上となる材料によ
って形成される。
【0020】このように構成する導電性ロール10aは
導電性発泡体層13のセル(セル径50〜300μm)
により発生する帯電むらを、導電性発泡体13の外周上
に設けた半導電性の弾性層15で抑えることができる。
すなわち、半導電性の弾性層15は弾性材料が発泡層1
3の変形にともなって変形し、弾性層15の表面にクラ
ックを発生させることがなく、安定してニップを形成す
ることができる。また、水滴の濡れ性で表現した接触角
90°以上の表面エネルギ−を有する半導電性の材料を
用いることで、トナーの付着がなくなり、トナー汚染が
少なくなる。
【0021】この導電性ロール10aの製造方法を説明
する。発泡層13は、原材料としてEPDM(エチレン
プロピレンジエンゴム)材料に、ジアゾ系の発泡剤10
部と、導電剤としてケッチエンブラック13部と、FT
カーボン20部、および加硫剤を配合する。そして、混
練した原材料を押出成形機によりチューブ形状に押出成
形して、芯金11を圧入してから加硫缶を用いて、5.
5KG/cm2の蒸気圧、温度160°で加熱して発泡
加硫を行う。このようして形成した発泡層13は研磨し
て外径L1をφ13mmにする。半導電弾性層15は、
未発泡のEPDMゴムに導電性や硬度を調節するための
カーボンブラックと所要の加硫剤などとを添加し、混練
した素材を、押出機でチューブ形状に押し出し成型し、
これをクロスヘッドに送られ、発泡弾性体層13の周囲
に巻き付ける。温度120℃で35分間加熱硬化させて
発泡弾性体層の素材に固着させてからロール表面を研磨
して所定の半導電弾性層を得る。半導電弾性層15は厚
みL2を0.6mmとする。
【0022】このようにして得られる発泡弾性体の硬
度、導電性には、発泡剤の量や、発泡条件を調整するこ
とが重要であり、導電性ロールの硬度は、発泡弾性体の
硬度と弾性体層の厚みで規定される。この帯電ロール1
0aは、低い硬度の発泡弾性体層と厚さを0.6mmと
する弾性層により、像担持体1との密着に必要なロール
硬度であるアスカC硬度で、30°〜50°の範囲の硬
度が得られる。さらに、従来の円筒状に成形した発泡体
に軸体を挿入する場合には、一本のロールの中での内径
のバラツキが大きいために、内周面にも研磨工程が必要
であったが、この製造方法によるとこの問題がなくな
り、発泡体層を安定して製造することができる。
【0023】このように、この形態による導電性ロール
10aは導電性発泡体層13の上層を半導電性の弾性層
15で形成して2層構造としている。そして、セル径5
0〜300μmを有する発泡体層13の変形に追従して
弾性層15が変形できるので、導電性ロール10aは感
光体ドラム1との圧接により軸方向に均一なニップ幅を
形成すると共に、弾性層15の表面にクラックを発生さ
せることがない。また、粘度が高く表面平滑度が大きい
弾性層15によりトナー汚染が減少する。
【0024】形態2 導電性ロール10bは、軸体11の外周上に導電性発泡
体層130を設け、発泡体層130の外周上に、薄肉の
導電性の第1の弾性層140を設ける。そして、更に導
電性の第1の弾性層140の外周上に、試験片に水を滴
下したときの試験片平面と水滴の接触角θが90°以上
である半導電性の材料により第2の弾性層150を形成
する。導電性発泡体層130は、発泡体のセル径を50
〜300μmとしたロールの硬度を充分に低くできる発
泡体で構成している。導電性の第1の弾性層140は、
発泡体層130の表面を被覆して表面ばらつきを平滑に
する。半導電性の第2の弾性層150は、水滴の接触角
が90°以上の半導電性弾性材料をコーティング法など
で被覆加工して形成する。このとき、発泡層130のセ
ルによる凹凸が第1の弾性層140により被覆されてい
るので、平滑なコーティング層を形成することが容易と
なる。この導電性ロール10bは、像担持体1との密着
性に必要なロール硬度がアスカC硬度で30°から50
°の範囲で安定して得ることができる。
【0025】次にこの導電性ロール10bの製造方法を
説明する。弾性層を2層構成としたこの導電性ロール1
0bは、下地発泡層の原材料として、EPDMゴム材料
ジアゾ系の発泡剤12部と、導電剤としてケッチエンブ
ラック12部と、FTカーボン20部を混合し、この混
練した原材料を押出成形機によりチューブ形状に押出成
形して、加硫缶を用いて、5.5KG/cm2の蒸気圧
で温度160°に加熱して発泡加硫を行う。さらに、発
泡加硫された発泡層130に金属芯11を圧入した後、
発泡層130の外径L3をφ13mmに研磨する。
【0026】次に、第1の弾性層140を形成するEP
DM系ゴム材料にアセチレンブラック15部と、FTカ
ーボン25部を混練した後、この発泡層130の表面層
となる第1の弾性層140の原材料を、チューブクロス
ヘッド押出成形機により発泡層130の外側に被覆す
る。発泡層130の外周に表面層となる第1の弾性層1
40の原材料を被覆したものを、加硫缶をもちいて1.
5KG/cm2の蒸気圧で温度120°に加熱して、第
1の弾性層140をチューブ形状に加硫接着する。そし
て、加硫接着された第1の弾性層140の外形を研磨し
て、外径寸法L4をφ14mmとする。第1の弾性層1
40に第2の弾性層150を被覆する。セル径が50〜
300μmの下地発泡層130に表面層の厚みを、0.
5mmとしたEPDMの第1の弾性層140を積層し、
その上にスプレー法によりエムラロン345ESD(商
標名)を厚さL5=25μmにコートして、温度100
℃で35分間加熱硬化させて、第2の弾性層150を形
成する。第2の弾性層150はスプレー法によりコーテ
イングしているので、コーティング層の厚さ寸法を15
〜60μmの範囲に規定することができる。この導電性
ロール10bは軸体11の外周上に形成する導電性発泡
体130により、帯電時にセルによる帯電むらが発生す
るが、この欠陥を導電性発泡体130の外周上に設けた
導電性の第1の弾性層140、および半導電性の第2の
弾性層150で硬度を高めることなく、表面精度を高
め、帯電むらの発生を抑えることができる。
【0027】さらに、半導電性の第1の弾性層の外周
に、水滴の接触角で表した濡れ性が90°以上の半導電
性弾性材料をコーティング法などで被覆加工する場合
に、発泡セルによる凹凸が第1の弾性層140により被
覆されて平滑な表面となり、コーティング層の形成が容
易となる。また、導電性ロール10bは、像担持体1と
の密着性に必要なロール硬度がアスカC硬度30°〜5
0°の範囲となり、安定した帯電が得られる。この形態
において、第2の弾性層150に導電剤分散のウレタン
変性のフッ素樹脂を用いた場合を説明する。
【0028】導電剤分散のウレタン変性のフッ素樹脂
は、ソフトセグメントをもつウレタンで、変性処理され
ている。そして、水の接触角で表した濡れ性は、90〜
100°の範囲にある。ウレタン変性フッ素系樹脂コー
ティング材料としては、ウレタン変性4フッ化エチレン
樹脂を含有した水−エマルジョン塗料であるエムラロン
345(商標名)、JYL−601にカーボンブラック
を分散した、またはエムラロン345E(商標名)、エ
ムラロン345ESD(商標名)、JYL−601E
(商標名)などを用いることができる。
【0029】また、例えば、4フッ化エチレン樹脂の微
粉末(粒径0.3〜0.7μm)を分散させたカーボン
ブラック分散導電性ウレタン塗料なども用いることがで
きる。導電剤分散のウレタン変性のフッ素樹脂よりなる
半導電性の第2の弾性層150は発泡層130の変形に
ともなって変形し、弾性層表面にクラックが発生しな
い。かつ水の接触角は90〜100°の範囲にあり、表
面平滑度が高くトナー付着が少ない。このように、本発
明による導電性ロールは低温(100℃程度)で処理で
き、かつ弾性を有する積層体により、発泡層の弾性を損
なうことなくロールを形成できる。
【0030】形態3 この形態による導電性ロールの製造方法は、芯金と化学
発泡剤を用いてこの芯金の周囲に固着された発泡層を金
型内で発泡させ、発泡体層を形成してから、所定の内径
の金型を用い発泡層表面と金型内側との間に材料を注型
して0.5〜1.5mmの厚みの弾性層表面を形成す
る。さらに、弾性層表面を研磨加工で得た後で、導電剤
を配合したウレタン変性フッ素樹脂系材料をスプレーに
てコーティング加工する。導電性ロールは、ウレタン成
分に導電性や硬度を調節するためにカーボンブラックと
所要の発泡剤、加硫剤などとを添加し、金型内に芯金の
周囲に注入して加熱して、金型内で発泡させて芯金に固
着された発泡体層を形成する。発泡体層表面を研磨した
後で、所定の内径の金型を用い、発泡層表面と金型内側
との間に導電性材料を注型して、0.5〜1.5mmの
厚みの弾性層を形成する。弾性層表面を研磨加工した
後、導電材を配合したウレタン変性フッ素樹脂系材料を
スプレーにてコーティング加工する。この製造方法は、
従来の円筒状に成形した発泡体に軸体を挿入する方法
は、一本のロールの中での内径のバラツキが大きいため
に、内周面にも研磨工程が必要としたが、この方法は軸
芯付きの発泡体層を安定して製造することができ、導電
性ロールとして、像担持体との密着性に必要なロール硬
度がアスカC硬度で30°から50°の範囲で安定して
得ることができる。
【0031】次に、本発明の製造方法と他の製造方法に
よる導電性ロールを比較する。 本発明による導電性ロール1 軸芯(芯金)と、下地発泡層のポリエーテル系ウレタン
に発泡剤と導電剤としてカーボンブラックを配合して、
発泡加硫して得たスポンジロール硬度15〜20度(ア
スカC)のウレタン発泡ロールを得る。発泡層の外径を
φ13mmに研磨して、これを所定の内径(φ20m
m)の金型にいれて、発泡層表面と金型内側との間にカ
ーボンブラックを分散したポリエーテル系ウレタン材料
を注型加熱して、発泡層の外周にチューブ形状にポリエ
ーテル系ウレタンの表面層を形成して、外径φ16mm
の2層構成ウレタンロールを製造する。
【0032】本発明による導電性ロール2 下地発泡層のセル径が、200〜1000μm、表面層
厚みが0.5mmとなる2層構成ウレタンロール(外径
φ16mm)の外層にスプレー法を用い、エムラロン3
45ESD(商標名)を厚みを25μmにコートして、
100℃で35分加熱硬化させる。
【0033】本発明による導電性ロール3 下地発泡層のセル径が、200〜1000μm、表面層
厚みが0.5mmとなる2層構成ウレタンロール(外径
φ16mm)の外層に、スプレー法を用いて、導電剤分
散のウレタン変性フッ素樹脂を厚みを25μmにコート
して、100℃で35分加熱硬化させる。
【0034】比較例としての導電性ロール1 軸芯(芯金)と下地発泡層のポリエーテル系ウレタンに
発泡剤と導電剤としてカーボンブラックを配合して、発
泡加硫して得たスポンジロール硬度15〜20度(アス
カC)のウレタン発泡ロールを得る。発泡層の外径をφ
11mmに研磨して、これを所定の内径(φ20mm)
の金型にいれて、発泡層表面と金型内側との間にカーボ
ンブラックを分散したポリエーテル系ウレタン材料を注
型加熱して、発泡層の外周にチューブ形状にポリエーテ
ル系ウレタンの表面層を形成して、外径φ16mmの2
層構成ウレタンロールを製造する。2層構成ウレタンロ
ールは下地発泡層のセル径が、200〜1000μm
で、表面層厚みが、1.5mmとなり、この外層にスプ
レー法を用い、エムラロン345ESD(商標名)を厚
み25μmにコートして、100℃で35分加熱硬化さ
せる。
【0035】このように製造された、それぞれの導電性
ロールの抵抗値、ロール硬度を測定した。ここで、図5
は、導電性ロールの体積抵抗値(R)の計測方法を示
す。測定方法は導電性ロール10を金属板70の上に置
き、導電性ロール10の芯金11の両端に500gの荷
重を加える。そして、芯金11と金属板70間に印加電
圧V:1000Vを印加して、10秒後の電流値Iを読
み取り以下の式により計算する。
【0036】R =V/I V:印加電圧(V),I:電流(I), 各導電性ロールの抵抗値、ロール硬度は以下のようにな
った。 本発明による導電性ロール1 抵抗値:106.5Ω、
ロール硬度:45° 本発明による導電性ロール2 抵抗値:106.0Ω、
ロール硬度:45° 本発明による導電性ロール3 抵抗値:106.5Ω、
ロール硬度:40° 比較例としての導電性ロール1 抵抗値:106.3
Ω、ロール硬度:50°
【0037】このように、弾性層を0.5mmした本発
明による導電性ロールは、ロール硬度が40°〜45°
と低く感光体ドラムとの確実なニップ幅が形成できると
共に、抵抗値は106.3Ωを有する。それに対し、弾
性層を1.5mmと厚くした比較例における導電性ロー
ルはロール硬度50°と高くなり、感光体ドラムとの安
定したニップ幅を形成することができない。
【0038】
【発明の効果】以上説明してきたように、軸芯とこの軸
芯の周囲に固着された発泡体層と、発泡体層の外周に導
電剤を分散した弾性層を形成することによって、硬度を
低くしたロールが形成でき、像担持体材と安定してニッ
プを形成することができる。さらに、弾性層を水の濡れ
性が90°以上を形成する低表面エネルギーを有する素
材により形成することにより、帯電時にトナー付着によ
る像担持体材を汚染することがない。また、表面層の弾
性により像担持体材との圧接によるロールの変形にとも
なって弾性層が変形し、表面にクラックが発生すること
がなく、かつトナーの汚染の少ない、安定的なニップ幅
を形成することができる。安定したニップ幅を有する導
電性ロールは感光体ドラムに均一な帯電を供給し、高画
質な画像が提供できる画像形成装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の導電性ロールを適用したカラー電子
写真複写機の実施例を示す概略図である。
【図2】 本発明の導電性ロールの一例を示す断面概略
図である。
【図3】 本発明の導電性ロールの一例を示す断面概略
図である。
【図4】 表面エネルギーの尺度となる水滴の接触角を
説明する断面図である。
【図5】 導電ローラの体積抵抗率計測方法の説明図で
ある。
【図6】 従来の導電性ロールの一例を示す断面概略図
である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム(潜像担持体)、 2 中間転写体、
10 導電性ロール、 11 軸体、 13、130
発泡体層、 140 第1の弾性層、 15,150
第2の弾性層(表面層)。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源に連絡する軸体と、軸体の外周に配
    設される導電性を有する発泡材よりなる発泡体層と、導
    電性発泡体層の外周に配設される、半導電性の弾性材よ
    りなる弾性表面層を備え、 半導電性の弾性表面層は、試験片に水を滴下したとき試
    験片平面と水滴の接触角が90°以上となる半導電性材
    料で形成されてなる導電性ロール。
  2. 【請求項2】 電源に連絡する軸体と、軸体の外周に配
    設される導電性を有する発泡材よりなる発泡体層と、導
    電性発泡体層の外周に配設される、薄肉の導電性を有す
    る弾性材よりなる第1の弾性層と、第1の弾性層の外周
    に配設される、半導電性を有する弾性材よりなる第2の
    弾性層を備え、 第2の弾性層は、弾性を有する表面層を形成すると共
    に、試験片に水を滴下したとき試験片平面と水滴の接触
    角が90°以上となる半導電性材料で形成されてなる導
    電性ロール。
  3. 【請求項3】 導電性の発泡体層は、カーボンブラック
    分散の発泡EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)
    材よりなり、セル径を50〜300μmとしてなる請求
    項1、または2記載の導電性ロ−ル。
  4. 【請求項4】 半導電性材料よりなる試験片の平面と水
    滴の接触角が90°以上となる半導電性を有する材料
    は、導電剤を分散したウレタン変性のフッ素樹脂系の素
    材からなる請求項1、または2記載の導電性ロール。
  5. 【請求項5】 導電性を有する発泡体層は、セル径を5
    0〜300μmとするカーボンブラック分散の発泡EP
    DM(エチレンプロピレンジエンゴム)材よりなり、第
    1の弾性層は、厚さ寸法を0.5mm〜1.5mmとし
    てなるカーボンブラック分散のEPDM系材よりなり、
    表面層の第2の弾性層はカーボンブラック分散のウレタ
    ン変性のフッ素樹脂系素材で形成してなる請求項2記載
    の導電性ロール。
  6. 【請求項6】 導電性を有する発泡体層は、セル径を5
    0〜1000μmとするカーボンブラック分散の発泡ウ
    レタン材よりなり、第1の弾性層は、厚さ寸法を0.5
    mm〜1.5mmのカーボンブラック分散のウレタン材
    よりなり、表面層の第2の弾性層はカーボンブラック分
    散のウレタン変性のフッ素樹脂系素材で形成してなる請
    求項2記載の導電性ロール。
  7. 【請求項7】 軸体となる芯金の周囲に発泡材料からな
    る層を押出成形で形成する発泡体層形成工程と、発泡体
    層を加硫した後、半導電性を有する材料を押し出し成形
    して発泡体層上に半導電層を被覆加工する表面層形成工
    程を有し、 表面層はカーボンブラック分散のウレタン変性フッ素樹
    脂系材料を用いてなる導電性ロールの製造方法。
  8. 【請求項8】 軸体となる芯金の周囲に発泡材料からな
    る層を押出成形で形成する発泡体層形成工程と、発泡体
    層を加硫した後、弾性層を押し出し成型方法で発泡体層
    上に弾性層を形成する弾性層形成工程と、弾性層の表面
    に、カーボンブラック分散のウレタン変性フッ素樹脂系
    材料をコーティングして表面層を形成する表面層形成工
    程を有する導電性ロールの製造方法。
  9. 【請求項9】 金型内で化学発泡剤を発泡させて芯金の
    周囲に発泡層を形成する発泡層形成工程と、所定の内径
    を有する金型により発泡層表面と金型内側との間に導電
    性材料を注型して発泡層の表面に導電層を形成する導電
    層形成工程と、導電層の表面にカーボンブラック分散の
    ウレタン変性フッ素樹脂系材料をコーティングする表面
    層形成工程とを有し、発泡層の表面に形成される導電層
    は厚さ寸法を0.5〜1.5mmとしてなる導電性ロー
    ルの製造方法。
JP16740096A 1996-06-27 1996-06-27 導電性ロールと導電性ロールの製造方法 Pending JPH1010838A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16740096A JPH1010838A (ja) 1996-06-27 1996-06-27 導電性ロールと導電性ロールの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16740096A JPH1010838A (ja) 1996-06-27 1996-06-27 導電性ロールと導電性ロールの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1010838A true JPH1010838A (ja) 1998-01-16

Family

ID=15849007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16740096A Pending JPH1010838A (ja) 1996-06-27 1996-06-27 導電性ロールと導電性ロールの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1010838A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002188051A (ja) * 2000-12-19 2002-07-05 Sumitomo Rubber Ind Ltd 電子写真装置部材用コーティング剤
USRE39517E1 (en) 1998-02-25 2007-03-13 Oki Data Corporation Electrophotographic imaging apparatus and toner
JP2011086482A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Konica Minolta Holdings Inc 透明電極、透明電極の製造方法および有機エレクトロルミネッセンス素子

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE39517E1 (en) 1998-02-25 2007-03-13 Oki Data Corporation Electrophotographic imaging apparatus and toner
JP2002188051A (ja) * 2000-12-19 2002-07-05 Sumitomo Rubber Ind Ltd 電子写真装置部材用コーティング剤
JP2011086482A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Konica Minolta Holdings Inc 透明電極、透明電極の製造方法および有機エレクトロルミネッセンス素子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7840169B2 (en) Transfer roll and image forming apparatus
US9058010B2 (en) Image forming apparatus configured to perform a primary transfer of a toner image from a plurality of image bearing members to an intermediate transfer belt by following a current in circumferential direction with respect to the intermediate transfer belt
US6673407B2 (en) Semiconductive member, semiconductive belt, semiconductive roll, and image formation apparatus
EP2068206B1 (en) Belt member, transfer unit incorporating same, image forming apparatus incorporating same, and method of evaluating same
JP3019781B2 (ja) 画像形成装置および中間転写体ベルトとその製造方法
US5985419A (en) Polyurethane and doped metal oxide transfer components
US5878314A (en) Image-forming device and method of manufacturing dielectric sheet
JP3941287B2 (ja) 画像形成装置
US7856200B2 (en) Semiconductive belt, semiconductive roll and image forming apparatus using these members
JP3864593B2 (ja) 画像形成装置および転写ロール
JP3552001B2 (ja) 画像形成装置とそのバイアスロールおよび同ロールの製造方法
JP2005025052A (ja) 半導電性ベルト、その製造方法、並びに、これを用いた中間転写ベルト及び画像形成装置
JPH1010838A (ja) 導電性ロールと導電性ロールの製造方法
JP2004271836A (ja) 導電性ロールおよびこれを用いた画像形成装置
JP2000122376A (ja) 帯電装置および帯電ロール
JP2002023514A (ja) 画像形成装置
JP2004109923A (ja) バイアスロール及びそれを用いた画像形成装置
JP4765549B2 (ja) 転写ロール、及び画像形成装置
JP3435967B2 (ja) 画像形成装置
JP3399203B2 (ja) 画像形成装置とそのバックアップロールの製造方法
JPH09146385A (ja) カラー画像形成装置の中間転写体
JP3139342B2 (ja) 画像形成装置およびそのバイアスロール
JP3721007B2 (ja) カラー画像形成装置及びその中間転写体
JP2009063817A (ja) 導電性ローラとその製造方法
JP2000056585A (ja) 転写部材及びこれを用いた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040907