JPH10106012A - 光ディスク装置のレンズ球面収差補正方法及び光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置のレンズ球面収差補正方法及び光ディスク装置

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JPH10106012A
JPH10106012A JP8258652A JP25865296A JPH10106012A JP H10106012 A JPH10106012 A JP H10106012A JP 8258652 A JP8258652 A JP 8258652A JP 25865296 A JP25865296 A JP 25865296A JP H10106012 A JPH10106012 A JP H10106012A
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JP
Japan
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light source
optical disk
laser light
coupling lens
objective lens
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Application number
JP8258652A
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English (en)
Inventor
Katsuya Nakamura
勝也 中村
Yuichi Honda
裕一 本田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度変化によって発生するレンズ球面収差を
補正する光ディスク装置のレンズ球面補正方法、及び、
温度変化によって発生するレンズ球面収差を補正する光
ディスク装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 光検出器の出力信号から得られるHF信号
レベル、HF信号ジッタ、エラーレートのうち、HF信号レ
ベルが最大となるように、HF信号ジッタもしくはエラー
レートでは最小となるように、レーザ光源4、カップリ
ングレンズ11のうち、少なくとも一方を光軸方向に駆
動するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光源よりの
出射光をカップリングレンズを介して対物レンズに導
き、該対物レンズにより光ディスクの透明基板を通して
前記光ディスクの情報記録面上に光スポットとして集光
させ、前記情報記録面からの反射光を光検出器で受光
し、信号を出力する光ディスク装置のレンズ球面収差補
正方法、及び、レーザ光源よりの出射光をカップリング
レンズを介して対物レンズに導き、該対物レンズにより
光ディスクの透明基板を通して前記光ディスクの情報記
録面上に光スポットとして集光させ、前記情報記録面か
らの反射光を光検出器で受光して信号を出力し、透明基
板の厚みの異なる複数の光ディスクに対応した光ディス
ク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置の記録媒体として、CD
(コンパクトディスク),DVD(ディジタルビデオディスク)
等がある。これらCDやDVDでは、ポリカーボネイト等の
光学的に透明な基板上に情報記録面を形成し、データの
読み取りや書き込みは、この透明基板を介して行う。
【0003】CDの透明基板の厚みは1.2mmであるの対
し、DVDの透明基板の厚みは0.6mmとCDの透明基板の半分
である。更に、記録面においても、CDのトラックピッチ
が1.6μm、最短ピット長が0.83μmであるのに対し、DVD
のトラックピッチは0.74μm、最短ピット長は0.4μmとC
Dの半分以下に高密度化されている。
【0004】また、近年、光ディスク装置においては、
対物レンズ等に光学樹脂が多く用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、光学樹脂は光
学ガラスに比べて温度変化による屈折率の変化が大き
く、従って球面収差の変化も大きい。
【0006】球面収差が大きくなると、情報記録面上に
集光される光スポットのスポット径が大きくなり、スポ
ットピーク強度が低下し、サイドロープが増大する。こ
のような光スポットの劣化により、情報の読み取り時に
おいては、再生信号レベルが低下し、ジッターが増大
し、隣接トラックからのクロストークが増大し、これら
の結果としてエラーレートが増大する。また、情報の書
き込み時においては、記録マーク径が増大し、記録感度
が低下する。
【0007】これらの現象は、CDに比べて、狭トラック
ピッチ、短ピット長であるDVDの方が起こりやすい。本
発明の課題は、温度変化によって発生するレンズ球面収
差を補正する光ディスク装置のレンズ球面補正方法、及
び、温度変化によって発生するレンズ球面収差を補正す
る光ディスク装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、レーザ光源よりの出射光をカップリ
ングレンズを介して対物レンズに導き、該対物レンズに
より光ディスクの透明基板を通して前記光ディスクの情
報記録面上に光スポットとして集光させ、前記情報記録
面からの反射光を光検出器で受光し、信号を出力する光
ディスク装置のレンズ球面収差補正方法であって、前記
光検出器の出力信号から得られるHF信号レベル、HF信号
ジッタ、エラーレートのうち、前記HF信号レベルがは最
大となるように、または前記HF信号ジッタもしくはエラ
ーレートが最小となるように、前記レーザ光源、前記カ
ップリングレンズのうち、少なくとも一方を光軸方向に
駆動することを特徴とする光ディスク装置のレンズ球面
収差補正方法である。
【0009】光検出器の出力信号から得られるHF信号
(光ディスクに記録された信号情報)レベル,HF信号ジッ
タ,エラーレートのうち、HF信号レベルが最大となるよ
うに、またはHF信号ジッタもしくはエラーレートが最小
となるように、レーザ光源、カップリングレンズのう
ち、少なくとも一方を光軸方向に駆動すると、温度変化
によって発生するレンズ球面収差が補正される。
【0010】又、光検出器の出力信号から得られるHF信
号レベル、HF信号ジッタ、エラーレートの複数を用いて
もよい。この時、HF信号レベルが最大となるレーザ光
源、カップリングレンズの位置と、HF信号ジッタ、エラ
ーレートが最小となるレーザ光源、カップリングレンズ
の位置とが異なる場合には、エラーレートがある時に
は、エラーレートで行い、エラーレートが無い場合に
は、HF信号ジッタで行うことが望ましい。
【0011】請求項2記載の発明は、レーザ光源よりの
出射光をカップリングレンズを介して対物レンズに導
き、該対物レンズにより光ディスクの透明基板を通して
前記光ディスクの情報記録面上に光スポットとして集光
させ、前記情報記録面からの反射光を光検出器で受光
し、信号を出力する光ディスク装置のレンズ球面収差補
正方法であって、前記対物レンズ近傍の温度とカップリ
ングレンズ、レーザ光源の位置との関係が記録されたテ
ーブルを設け、前記対物レンズ近傍の温度を検出し、前
記テーブルから前記カップリングレンズ、前記レーザ光
源の位置を決定し、前記レーザ光源、前記カップリング
レンズのうち、少なくとも一方を光軸方向に駆動するこ
とを特徴とする光ディスク装置のレンズ球面収差補正方
法である。
【0012】対物レンズ近傍の温度を検出し、テーブル
からカップリングレンズ、レーザ光源の位置を決定し、
レーザ光源,カップリングレンズのうち、少なくとも一
方を光軸方向に駆動すると、温度変化によって発生する
レンズ球面収差が補正される。
【0013】請求項3記載の発明は、レーザ光源よりの
出射光をカップリングレンズを介して対物レンズに導
き、該対物レンズにより光ディスクの透明基板を通して
前記光ディスクの情報記録面上に光スポットとして集光
させ、前記情報記録面からの反射光を光検出器で受光し
て信号を出力し、透明基板の厚みの異なる複数の光ディ
スクに対応した光ディスク装置であって、前記レーザ光
源,前記カップリングレンズのうち少なくとも一方を光
軸方向に駆動する駆動手段と、前記光検出器の出力信号
から、前記光ディスクの判定を行い、判定結果に応じて
予め設定された位置まで前記駆動手段を駆動し、駆動後
の前記光検出器の出力信号から、前記対物レンズの球面
収差を補正するように前記駆動手段を駆動する制御部と
を具備することを特徴とする光ディスク装置である。
【0014】先ず、本発明の光ディスク装置は、複数の
光ディスクに対応可能な装置であるので、光ディスク装
置にどの種類の光ディスクがセットされているかを判断
する。
【0015】判断する手法としては、下記のような手法
があるが限定するものではない。 (1) 制御部が、駆動部を駆動して、レーザ光源,カップ
リングレンズのうち少なくとも一方を第一の光ディスク
用の位置に移動させる。そして、光ディスクにレーザ光
線を照射し、光ディスクの情報記録面からの反射光を光
検出器で受光する。光検出器の信号出力レベルにより、
セットされている光ディスクが第一の光ディスクか否か
を判断する。そして、第一の光ディスクでない場合は、
他の光ディスク用の位置へレーザ光源,カップリングレ
ンズのうち少なくとも一方を移動させる。
【0016】(2) 制御部は、先ず、駆動部を駆動してレ
ーザ光源,カップリングレンズのうち少なくとも一方を
初期位置に移動させる。そして、光ディスクにレーザ光
線を照射し、光ディスクの情報記録面からの反射光を光
検出器で受光する。光検出器の信号出力レベルにより、
セットされている光ディスクの種類を判断し、判断した
光ディスクの種類に応じて予め設定されている位置へま
でレーザ光源,カップリングレンズのうち少なくとも一
方を移動させる。
【0017】移動後、制御部は光検出器の出力信号か
ら、対物レンズの球面収差を補正するように駆動手段を
駆動し、レーザ光源,カップリングレンズのうち少なく
とも一方を光軸方向に移動する。
【0018】上記構成によれば、移動後、制御部が制御
部は光検出器の出力信号から、対物レンズの球面収差を
補正するように駆動手段を駆動し、レーザ光源,カップ
リングレンズのうち少なくとも一方を光軸方向に移動す
ることにより、温度変化によって発生する対物レンズの
球面収差が補正され、高記録密度、即ち、狭トラックピ
ッチ、短ピット長の光ディスクでも情報の書き込み/読
み取りが安定して行える。
【0019】請求項4記載の発明は、レーザ光源よりの
出射光をカップリングレンズを介して対物レンズに導
き、該対物レンズにより光ディスクの透明基板を通して
前記光ディスクの情報記録面上に光スポットとして集光
させ、前記情報記録面からの反射光を光検出器で受光し
て信号を出力し、透明基板の厚みの異なる複数の光ディ
スクに対応した光ディスク装置であって、前記レーザ光
源,前記カップリングレンズのうち少なくとも一方を光
軸方向に駆動する駆動手段と、前記対物レンズ近傍の温
度を検出する温度検出手段と、前記光ディスクの種類
と、対物レンズ近傍の温度と、前記カップリングレン
ズ、前記レーザ光源の位置との関係が記録されたテーブ
ルと、前記光検出器の出力信号から、前記光ディスクの
判定を行い、光ディスクの判定結果,前記温度検出手段
の検出結果を用いて、前記テーブルから前記カップリン
グレンズ、前記レーザ光源の位置を決定し、前記駆動手
段を駆動する制御部とを具備することを特徴とする光デ
ィスク装置である。
【0020】先ず、本発明の光ディスク装置は、複数の
光ディスクに対応可能な装置であるので、光ディスク装
置にどの種類の光ディスクがセットされているかを判断
する。
【0021】判断する手法としては、下記のような手法
があるが限定するものではない。 (1) 制御部が、駆動部を駆動して、レーザ光源,カップ
リングレンズのうち少なくとも一方を第一の光ディスク
用の位置に移動させる。そして、光ディスクにレーザ光
線を照射し、光ディスクの情報記録面からの反射光を光
検出器で受光する。光検出器の信号出力レベルにより、
セットされている光ディスクが第一の光ディスクか否か
を判断する。
【0022】(2) 制御部は、先ず、駆動部を駆動してレ
ーザ光源,カップリングレンズのうち少なくとも一方を
初期位置に移動させる。そして、光ディスクにレーザ光
線を照射し、光ディスクの情報記録面からの反射光を光
検出器で受光する。光検出器の信号出力レベルにより、
セットされている光ディスクの種類を判断する。
【0023】次に、制御部は、温度検出手段の検出結果
(対物レンズ近傍の温度)、判断した光ディスクの種類か
ら、テーブルよりレーザ光源,カップリングレンズの位
置を決定し、決定結果を基に、駆動手段を駆動して、レ
ーザ光源,カップリングレンズのうち少なくとも一方を
光軸方向に駆動する。
【0024】上記構成によれば、温度変化によって発生
する対物レンズの球面収差が補正され、高記録密度、即
ち、狭トラックピッチ、短ピット長の光ディスクでも情
報の書き込み/読み取りが安定して行える。
【0025】請求項5記載の発明は、レーザ光源よりの
出射光をカップリングレンズを介して対物レンズに導
き、該対物レンズにより光ディスクの透明基板を通して
前記光ディスクの情報記録面上に光スポットとして集光
させ、前記情報記録面からの反射光を光検出器で受光し
て信号を出力し、透明基板の厚みの異なる複数の光ディ
スクに対応した光ディスク装置であって、前記レーザ光
源,前記カップリングレンズのうち少なくとも一方を光
軸方向に駆動する駆動手段と、前記対物レンズ近傍の温
度を検出する温度検出手段と、前記光ディスクの種類
と、対物レンズ近傍の温度と、前記カップリングレン
ズ、前記レーザ光源の位置との関係が記録されたテーブ
ルと、前記光検出器の出力信号から、前記光ディスクの
判定を行い、光ディスクの判定結果,前記温度検出手段
の検出結果を用いて、前記テーブルから前記カップリン
グレンズ、前記レーザ光源の位置を決定して前記駆動手
段を駆動し、駆動後の前記光検出器の出力信号から、前
記対物レンズの球面収差を補正するように前記駆動手段
を駆動する制御部とを具備することを特徴とする光ディ
スク装置である。
【0026】先ず、本発明の光ディスク装置は、複数の
光ディスクに対応可能な装置であるので、光ディスク装
置にどの種類の光ディスクがセットされているかを判断
する。
【0027】判断する手法としては、下記のような手法
があるが限定するものではない。 (1) 制御部が、駆動部を駆動して、レーザ光源,カップ
リングレンズのうち少なくとも一方を第一の光ディスク
用の位置に移動させる。そして、光ディスクにレーザ光
線を照射し、光ディスクの情報記録面からの反射光を光
検出器で受光する。光検出器の信号出力レベルにより、
セットされている光ディスクが第一の光ディスクか否か
を判断する。
【0028】(2) 制御部は、先ず、駆動部を駆動してレ
ーザ光源,カップリングレンズのうち少なくとも一方を
初期位置に移動させる。そして、光ディスクにレーザ光
線を照射し、光ディスクの情報記録面からの反射光を光
検出器で受光する。光検出器の信号出力レベルにより、
セットされている光ディスクの種類を判断する。
【0029】次に、制御部は、温度検出手段の検出結果
(対物レンズ近傍の温度)、判断した光ディスクの種類か
ら、テーブルより、レーザ光源,カップリングレンズの
位置を決定し、決定結果に基に、駆動手段を駆動して、
レーザ光源,カップリングレンズのうち少なくとも一方
を光軸方向に駆動する。
【0030】更に、制御部は、レーザ光源,カップリン
グレンズのうち少なくとも一方を駆動したのちに、光検
出器の出力信号から温度変化によって発生する対物レン
ズの球面収差を補正するように駆動手段を駆動し、レー
ザ光源,カップリングレンズのうち少なくとも一方を光
軸方向に駆動する。
【0031】上記構成によれば、請求項4記載の発明に
加えて、制御部はレーザ光源,カップリングレンズのう
ち少なくとも一方を駆動したのちに、光検出器の出力信
号から温度変化によって発生する対物レンズの球面収差
を補正するように駆動手段を駆動することにより、温度
変化によって発生する対物レンズの球面収差が一層補正
され、高記録密度、即ち、狭トラックピッチ、短ピット
長の光ディスクでも情報の書き込み/読み取りが安定し
て行える。
【0032】請求項6記載の発明は、請求項3又は5記
載の発明において、前記制御部は、前記駆動後の前記光
検出器の出力信号から得られるHF信号レベル、HF信号ジ
ッタ、エラーレートのうち、前記HF信号レベルが最大と
なるように、または前記HF信号ジッタもしくはエラーレ
ートが最小となるように、前記駆動手段を駆動すること
を特徴とする光ディスク装置である。
【0033】光検出器の出力信号から得られるHF信号レ
ベル、HF信号ジッタ、エラーレートのうち、HF信号レベ
ルが最大となるように、またはHF信号ジッタもしくはエ
ラーレートが最小となるように、レーザ光源、カップリ
ングレンズのうち、少なくとも一方を光軸方向に駆動す
ると、温度変化によって発生するレンズ球面収差が補正
される。
【0034】又、光検出器の出力信号から得られるHF信
号レベル、HF信号ジッタ、エラーレートの複数を用いて
もよい。この時、HF信号レベルが最大となるレーザ光
源、カップリングレンズの位置と、HF信号ジッタ、エラ
ーレートが最小となるレーザ光源、カップリングレンズ
の位置とが異なる場合には、エラーレートがある時に
は、エラーレートで行い、エラーレートが無い場合に
は、HF信号ジッタで行うことが望ましい。
【0035】請求項7記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記対物レンズの球面収差を補正する位置
情報に基づいて、前記テーブルを書き換えることを特徴
とする光ディスク装置である。
【0036】制御部は、光検出器の出力信号から温度変
化によって発生する対物レンズの球面収差を補正するよ
うに駆動手段を駆動したのちに、補正量をテーブルに記
録し、テーブル内の光ディスクの種類と,対物レンズ近
傍の温度と、レーザ光源,カップリングレンズの位置と
の関係を書き換える。
【0037】装置毎の誤差を補正することができる。
又、毎回最新の情報をテーブルに書き込むことにより、
装置稼働中も対物レンズの球面収差を補正するようにし
た場合に、補正する頻度を減らすことができる。
【0038】請求項8記載の発明は、レーザ光源よりの
出射光をカップリングレンズを介して対物レンズに導
き、該対物レンズにより光ディスクの透明基板を通して
前記光ディスクの情報記録面上に光スポットとして集光
させ、前記情報記録面からの反射光を光検出器で受光し
て信号を出力し、透明基板の厚みの異なる複数の光ディ
スクに対応した光ディスク装置であって、温度変化によ
って光軸方向に伸縮し、一端が前記レーザ光源,前記カ
ップリングレンズのうち少なくとも一方に取り付けら
れ、他端が光軸方向に移動可能に設けられた部材に取付
られた第一の駆動手段と、前記部材を光軸方向に駆動す
る第二の駆動手段と、前記光検出器の出力信号から、前
記光ディスクの判定を行い、前記テーブルから前記カッ
プリングレンズ、前記レーザ光源の位置を決定して前記
第2の駆動手段を駆動する制御部とを具備することを特
徴とする光ディスク装置である。
【0039】先ず、本発明の光ディスク装置は、複数の
光ディスクに対応可能な装置であるので、光ディスク装
置にどの種類の光ディスクがセットされているかを判断
する。
【0040】判断する手法としては、下記のような手法
があるが限定するものではない。 (1) 制御部が、第二駆動手段を駆動して、レーザ光源,
カップリングレンズのうち少なくとも一方を第一の光デ
ィスク用の位置に移動させる。そして、光ディスクにレ
ーザ光線を照射し、光ディスクの情報記録面からの反射
光を光検出器で受光する。光検出器の信号出力レベルに
より、セットされている光ディスクが第一の光ディスク
か否かを判断する。
【0041】(2) 制御部は、先ず、第二の駆動手段を駆
動してレーザ光源,カップリングレンズのうち少なくと
も一方を初期位置に移動させる。そして、光ディスクに
レーザ光線を照射し、光ディスクの情報記録面からの反
射光を光検出器で受光する。光検出器の信号出力レベル
により、セットされている光ディスクの種類を判断す
る。
【0042】そして、判断した光ディスクの種類に応じ
て予め設定されている位置へまでレーザ光源,カップリ
ングレンズのうち少なくとも一方を移動させる。一方、
第一の駆動手段は熱によって伸縮し、レーザ光源,カッ
プリングレンズのうち少なくとも一方を光軸方向に駆動
する。
【0043】上記構成によれば、第一の駆動手段の熱膨
張係数を対物レンズの熱による球面収差を減らすような
熱膨張係数に設定することにより、対物レンズの熱によ
る球面収差が補正され、高密度記録、即ち、狭トラック
ピッチ、短ピット長の光ディスクでも情報の書き込み/
読み取りが安定して行える。
【0044】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態を説明する。 (1) 第一の実施の形態例 図1は本発明の第一の実施の形態例を説明する構成図
で、(a)図は記録媒体2がセットされた時、(b)図は記録
媒体2′がセットされた時を示し、図2は図1における
レーザ光源組立体の構成図、図3は図1の作動を説明す
るフロー図である。
【0045】先ず、図1(a),(b)において、1は記録面
上の透明基板の厚みが異なる光ディスクであるDVD2
と、CD2′ とを回転駆動するディスク駆動手段であ
る。これらDVD,CD2,2′は、厚さの異なる透明基板2
a,2a′と、これら透明基板2a,2a′上に形成され
た記録面2b,2b′とからなる。
【0046】3は図示しない駆動手段によって、DVD,CD
2,2′のトラックを横切る方向((a),(b)図において矢
印方向)に駆動される光ピックアップである。4はレー
ザ光源組立体である。レーザ光源組立体4は、図2に示
すように、レーザビームを出射するレーザ光源5と、レ
ーザ光源5から出射されたレーザビームを一つの主ビー
ムと、二つの副ビームとに分離する回折格子6と、DVD,
CD2,2′からの戻りレーザビームを検出する光検出器
7と、光ディスク2,2′からの戻りレーザビームを光
検出器7へ導くホログラムビームスプリッタ8とが一体
的に形成されている。
【0047】再び、図1に戻って、10はレーザ光源組
立体4から出射されたレーザビームを光ディスク2,
2′を上に集束する対物レンズ、11はレーザ光源組立
体4と対物レンズ10との間に設けられたカップリング
レンズである。
【0048】カップリングレンズ11を保持するカップ
リングレンズ枠12は、光軸方向に沿って設けられた2
本のガイド13,14に摺動可能に係合している。更
に、カップリングレンズ枠11は、回転可能に、且つ、
ガイド13と平行に設けられたねじ棒15に螺合してい
る。そして、ねじ棒15はステッピングモータ等の位置
制御可能なねじ棒駆動手段16によって回転駆動され、
カップリングレンズ枠12(カップリングレンズ11)
は、ガイド13,14に沿って光軸方向に移動するよう
になっている。
【0049】また、17はカップリングレンズ枠12が
ホームポジションに移動したときに応動するホームセン
サ、18は、ホームセンサ17からの信号を受け取り、
ねじ棒駆動手段16,レーザ光源組立体4を駆動する制
御部である。
【0050】19は、レーザ光源組立体4から出射され
るレーザ光の光量を制御する絞りである。この絞り19
は光ディスクがCD2′の場合は光量を絞り、光ディスク
がDVD2の場合は、CD2′の場合に比べて絞りを開ける
ようになっている。
【0051】次に、上記構成の作動を図3を参照して説
明する。最初に、電源をオンすると、制御部18はねじ
棒駆動手段16を駆動し、カップリングレンズ枠12
(カップリングレンズ11)をホームセンサ17方向に駆
動する。そして、カップリングレンズ枠12がホームポ
ジションまで移動すると、ホームセンサ17が応動し、
信号を発する。制御部18はホームセンサ17からの信
号を受け取ると、ねじ棒駆動手段16の駆動を停止させ
る(ステップ1)。
【0052】次に、制御部18は、先程とは逆方向にね
じ棒駆動手段16を駆動し、カップリングレンズ枠12
を予め設定されているCD基準位置(図1において矢印Bで
示す)まで移動させる(ステップ2)。
【0053】そして、制御部18は、レーザ光源組立体
4内のレーザ光源5を駆動し、セットされている光ディ
スクへレーザ光を出射する。図1(b)のように、レーザ
光源組立体4からの発散光は、カップリングレンズ11
でより発散度の小さい弱反散光とされ、対物レンズ10
によってCD2′の記録面上に集光される。光ディスクか
らの反射光を光検出器7で受け、光検出器7からの信号
によりセットされている光ディスクがCD2′であるか、
または、DVD2であるかを判定する(ステップ3)。
【0054】判定手法としては、例えば、図示しないデ
ィスク駆動手段で光ディスクを所定の回転数で回転さ
せ、光検出器7からの信号に含まれるHF信号の最高周波
数を検出することで判定できる。
【0055】即ち、回転数500RPMで光ディスクを回転駆
動すると、CD2′の内周側(ディスク回転半径25mmの位
置)で得られるHF信号は、約200kHzから約720kHzの範囲
となり、DVD2の内周側で得られるHF信号は、約340kHz
から約1.6GHzの範囲となる。
【0056】従って、得られたHF信号の最高周波数が約
720kHzと検出されれば、光ディスクはCD2′と判断でき
る。光ディスクがCD2′と判定されたならば(ステップ
4)、制御部18はレーザ光源組立体4内のレーザ光源5
を駆動し、セットされている光ディスク(この場合はCD
2′)へレーザ光線を出射する。光ディスクからの反射
光を光検出器7で受け、HF信号のレベルを検出する(ス
テップ5)。具体的には、HF信号をエンベロープ検波し、
その交流成分の最大振幅をHF信号のレベルとする。
【0057】次に、検出したHF信号レベルが許容範囲に
入っているかどうかを判定し(ステップ6)、許容範囲内
ならば、光ディスクに対して情報の読み取り/書き込み
を行う(ステップ7)。
【0058】次に、イジェクトスイッチが押されない限
り(ステップ8)、ステップへ5に戻り、イジェクトスイ
ッチが押されたならば、制御部18は光ディスクが交換
された可能性があると判断し(ステップ8)、光ディスク
の有無を見て(ステップ9)、光ディスクがあるならばス
テップ2へ戻り、光ディスクがない場合には一連のフロ
ーを終了する。
【0059】また、ステップ4で光ディスクがDVD2と判
定された場合には、制御部18は、ねじ棒駆動手段16
を駆動し、カップリングレンズ枠12を予め設定されて
いるDVD基準位置(図1において矢印Aで示す)まで移動さ
せる(ステップ9)。
【0060】ステップ6で、ステップ6で検出したHF信号
レベルが許容範囲外の場合には、「山登り法」によりHF
信号レベルが最大となる位置までカップリングレンズ枠
12を光軸方向に移動させる(ステップ10)。
【0061】即ち、制御部18は、先ず、ステップ6で
検出されたHF信号レベルの値を記憶する。次に、カップ
リングレンズ枠12を所定量(例えば、0.1mm)光軸方向
に移動させる。この時、検出されHF信号レベルが前回記
憶したHF信号レベルより大きくなっていれば、新しいHF
信号でリセットし、更に同じ方向にカップリングレンズ
枠12を光軸方向に移動させる。
【0062】また、逆に、検出されたHF信号レベルが前
回記憶していたHF信号レベルよりも小さくなっていれ
ば、リセットせずに、先程とは逆方向に、カップリング
レンズ枠12を所定量光軸方向に移動させる。
【0063】この動作を繰り返すことでHF信号レベルが
最大となる位置にカップリングレンズ枠12を移動させ
る。最大値かどうかは、所定の光軸方向への移動量を小
さくしておけば、HF信号レベルが大→小となった時点
で、一所定量戻すという方法で得られる。
【0064】ステップ10でHF信号レベルが最大となる位
置までカップリングレンズ枠12を移動させたならば、
ステップ6へ戻る。上記構成によれば、下記のような効
果を得ることができる。
【0065】(1) カップリングレンズ11をCD基準位
置,DVD基準位置に移動させることで、透明基板の厚さが
異なる複数の光ディスク、即ち、DVD2,CD2′に対応で
きるので、低コストとなる。
【0066】(2) また、カップリングレンズ11をCD基
準位置,DVD基準位置に移動させた後、HF信号が最大とな
る位置までカップリングレンズ11を光軸方向に移動さ
せることで、温度変化によって発生するレンズ球面収差
を補正することができる。
【0067】尚、本発明は、上記実施の形態例に 限定
するものではない。上記実施の形態例では、ステップ2
でCD基準位置へカップリングレンズ11を移動したが、
DVD基準位置へカップリングレンズ11を移動させても
よい。更に、上記実施の形態例では、HF信号レベルを用
いて、温度変化によるレンズ球面収差を補正するように
したが、又、光検出器の出力信号から得られるHF信号レ
ベル、HF信号ジッタ、エラーレートの複数を用いてもよ
い。この時、HF信号レベルが最大となるカップリングレ
ンズ11の位置と、HF信号ジッタ、エラーレートが最小
となるカップリングレンズ11の位置とが異なる場合に
は、エラーレートがある時には、エラーレートで行い、
エラーレートが無い場合には、HF信号ジッタで行うこと
が望ましい。 (2) 第二の実施の形態例 第一の実施の形態例では、カップリングレンズを光軸方
向に移動するようにしたが、本実施の形態例では、レー
ザ光源を光軸方向に移動させる。
【0068】図4は第二の実施の形態例を説明する構成
図で、(a)図は記録媒体2がセットされた時、(b)図は記
録媒体2′がセットされた時を示す図である。尚、第1
の実施の形態例を説明する図1と同一部分には、同一符
号を付し、それらの説明は省略する。
【0069】図において、21はレーザ光源組立体4を
保持し、光軸方向に沿って設けられた2本のガイド1
3,14に摺動可能に係合しているレーザ光源組立体枠
である。
【0070】更に、レーザ光源組立体枠21は、回転可
能に、且つ、ガイド13と平行に設けられたねじ棒15
に螺合している。そして、ねじ棒15はステッピングモ
ータ等の位置制御可能なねじ棒駆動手段16によって回
転駆動され、レーザ光源組立体枠12(レーザ光源組立
体4)は、ガイド13,14に沿って光軸方向に移動する
ようになっている。
【0071】次に、上記構成の作動を図3を参照して説
明する。最初に、電源をオンすると、制御部18はねじ
棒駆動手段16を駆動し、レーザ光源組立体枠21(レ
ーザ光源組立体4)をホームセンサ17方向に駆動す
る。そして、レーザ光源組立体枠21がホームポジショ
ンまで移動すると、ホームセンサ17が応動し、信号を
発する。制御部18はホームセンサ17からの信号を受
け取ると、ねじ棒駆動手段16の駆動を停止させる(ス
テップ1)。
【0072】次に、制御部18は、先程とは逆方向にね
じ棒駆動手段16を駆動し、レーザ光源組立体枠21を
予め設定されているCD基準位置(図4において矢印Dで示
す)まで移動させる(ステップ2)。
【0073】そして、制御部18は、レーザ光源組立体
4内のレーザ光源5を駆動し、セットされている光ディ
スクへレーザ光線を出射する。光ディスクからの反射光
を光検出器7で受け、光検出器7からの信号によりセッ
トされている光ディスクがCD2′であるか、または、DV
D2であるかを判定する(ステップ3)。判定手法として
は、第一の実施の形態例と同様な手法がある。
【0074】光ディスクがCD2′と判定されたならば
(ステップ4)、制御部18はレーザ光源組立体4内のレ
ーザ光源5を駆動し、セットされている光ディスク(こ
の場合はCD2′)へレーザ光線を出射する。光ディスク
からの反射光を光検出器7で受け、HF信号のレベルを検
出する(ステップ5)。具体的には、HF信号をエンベロー
プ検波し、その交流成分の最大振幅をHF信号のレベルと
する。
【0075】次に、検出したHF信号レベルが許容範囲に
入っているかどうかを判定し(ステップ6)、許容範囲内
ならば、光ディスクに対して情報の読み取り/書き込み
を行う(ステップ7)。
【0076】そして、情報の読み取り/書き込みが終了
し、例えば、イジェクトスイッチが押されたならば、制
御部18は光ディスクが交換されたと判断し(ステップ
8)、ステップ2へ戻り、交換されない場合にはステップ5
へ戻る。
【0077】また、ステップ4で光ディスクがDVD2と判
定された場合には、制御部18は、ねじ棒駆動手段16
を駆動し、レーザ光源組立体枠21を予め設定されてい
るDVD基準位置(図4において矢印Cで示す)まで移動させ
る(ステップ9)。
【0078】ステップ6で、ステップ6で検出したHF信号
レベルが許容範囲外の場合には、「山登り法」によりHF
信号レベルが最大となる位置までレーザ光源組立体枠2
1を光軸方向に移動させる(ステップ10)。
【0079】即ち、制御部18は、先ず、ステップ6で
検出されたHF信号レベルの値を記憶する。次に、レーザ
光源組立体枠21を所定量(例えば、0.1mm)光軸方向に
移動させる。この時、検出されHF信号レベルが前回記憶
したHF信号レベルより大きくなっていれば、新しいHF信
号でリセットし、更に同じ方向にレーザ光源組立体枠2
1を光軸方向に移動させる。
【0080】また、逆に、検出されたHF信号レベルが前
回記憶していたHF信号レベルよりも小さくなっていれ
ば、リセットせずに、先程とは逆方向に、レーザ光源組
立体枠21を所定量光軸方向に移動させる。
【0081】この動作を繰り返すことでHF信号レベルが
最大となる位置にレーザ光源組立体枠21を移動させ
る。最大値かどうかは、所定の光軸方向への移動量を小
さくしておけば、HF信号レベルが大→小となった時点
で、一所定量戻すという方法で得られる。
【0082】ステップ10でHF信号レベルが最大となる位
置までレーザ光源組立体枠21を移動させたならば、ス
テップ6へ戻る。上記構成によれば、下記のような効果
を得ることができる。
【0083】(1) レーザ光源組立体4をCD基準位置,DVD
基準位置に移動させることで、透明基板の厚さが異なる
複数の光ディスク、即ち、DVD2,CD2′に対応できるの
で、低コストとなる。
【0084】(2) また、レーザ光源組立体4をCD基準位
置,DVD基準位置に移動させた後、HF信号が最大となる位
置までレーザ光源組立体4を光軸方向に移動させること
で、温度変化によって発生するレンズ球面収差を補正す
ることができる。
【0085】尚、本発明は、上記実施の形態例に 限定
するものではない。上記実施の形態例では、ステップ2
でCD基準位置へレーザ光源組立体4をCD基準位置へ移動
させたが、DVD基準位置へレーザ光源組立体4を移動さ
せてもよい。更に、上記実施の形態例では、HF信号レベ
ルを用いて、温度変化によるレンズ球面収差を補正する
ようにしたが、又、光検出器の出力信号から得られるHF
信号レベル、HF信号ジッタ、エラーレートの複数を用い
てもよい。この時、HF信号レベルが最大となるレーザ光
源組立体4の位置と、HF信号ジッタ、エラーレートが最
小となるレーザ光源組立体4の位置とが異なる場合に
は、エラーレートがある時には、エラーレートで行い、
エラーレートが無い場合には、HF信号ジッタで行うこと
が望ましい。 (3) 第三の実施の形態例 図5は第三の実施の形態例を説明する構成図で、(a)図
は記録媒体2がセットされた時、(b)図は記録媒体2′
がセットされた時を示す図である。
【0086】尚、図5において、第一の実施の形態例を
説明する図1と同一部分には同一符号を付し、それらの
説明は省略する。図5において、31は対物レンズ10
近傍に設けられ、対物レンズ10近傍の温度を検出する
温度検出器である。
【0087】32は対物レンズ10近傍の温度と、この
対物レンズ10近傍の温度による対物レンズ10の球面
収差を補正するようなカップリングレンズ11の位置
と、光ディスクの種類との関係が記録されたテーブルで
ある。
【0088】ここで、上記テーブル32の作成方法を図
6及び図7を用いて説明する。図6は(a)はカップリン
グレンズ11がDVD基準位置(図5において矢印Aで示す)
に位置したときの温度変化と球面収差(S.A)劣化の関係
を示す図、(b)図はカップリングレンズ11をDVD基準位
置を中心に移動させた時の球面収差(S.A)劣化の変化を
示す図である。尚、(a)図,(b)図において縦軸は波面収
差(λ:r.m.s)を示し、符号は球面収差の方向性(正は球
面収差オーバー)を表している。
【0089】又、図7(a)図はDVDのテーブルの一例を示
す図、図7(b)図はCDのテーブルの一例を示す図、図7
(c)図は補正後の収差劣化を説明する図である。尚、
(a),(b)図の残留収差と(b)図の収差劣化とは球面収差の
方向を示さない波面収差量を示し、(c)図は球面収差の
方向を示さない波面収差量を示している。
【0090】図6(a),(b)より、カップリングレンズ1
1を光軸方向に移動し、温度変化のよる球面収差を補正
するために、DVDの場合は図7(a)、CDの場合は図7(b)
のようなテーブルを作成し、テーブルからカップリング
レンズ11を温度によって光軸方向に移動することによ
り、図7(c)のように、DVD,CDとも、設計温度25℃±30
℃で収差劣化の絶対値が0.01以内に収めることができ
る。
【0091】次に、上記構成の作動を図8を参照して説
明する。最初に、電源をオンすると、制御部18はねじ
棒駆動手段16を駆動し、カップリングレンズ枠12
(カップリングレンズ11)をホームセンサ17方向に駆
動する。そして、カップリングレンズ枠12がホームポ
ジションまで移動すると、ホームセンサ17が応動し、
信号を発する。制御部18はホームセンサ17からの信
号を受け取ると、ねじ棒駆動手段16の駆動を停止させ
る(ステップ1)。
【0092】次に、制御部18は、先程とは逆方向にね
じ棒駆動手段16を駆動し、カップリングレンズ枠12
を予め設定されているCD基準位置(図5において矢印Bで
示す)まで移動させる(ステップ2)。
【0093】そして、制御部18は、レーザ光源組立体
4内のレーザ光源5を駆動し、セットされている光ディ
スクへレーザ光線を出射する。光ディスクからの反射光
を光検出器7で受け、光検出器7からの信号によりセッ
トされている光ディスクがCD2′であるか、または、DV
D2であるかを第一の実施の形態例と同様な手法で判定
する(ステップ3)。
【0094】次に、制御部18は温度検出器31からの
温度信号を取りこむ(ステップ4)。そして、対物レンズ
10近傍の温度,カップリングレンズ11の位置,光ディ
スクの種類との関係が記録されたテーブル32よりカッ
プリングレンズ11の位置を決定し、現在位置(CD基準
位置)からの移動量を演算し(ステップ5)、カップリング
レンズ11を決定位置まで移動させる(ステップ6)。
【0095】移動後、光ディスクに対して情報の読み取
り/書き込みを行う(ステップ7)。そして、情報の読み取
り/書き込みが終了し、例えば、イジェクトスイッチが
押されたならば、制御部18は光ディスクが交換された
と判断し(ステップ8)、ステップ3へ戻り、交換されない
場合にはステップ4へ戻る。
【0096】上記構成によれば、下記のような効果を得
ることができる。 (1) カップリングレンズ11を移動させることで、透明
基板の厚さが異なる複数の光ディスク、即ち、DVD2,CD
2′に対応できるので、低コストとなる。
【0097】(2) また、対物レンズ10近傍の温度,こ
の対物レンズ10近傍の温度による対物レンズ10の球
面収差を補正するようなカップリングレンズ11の位
置,光ディスクの種類との関係が記録されたテーブル3
2よりカップリングレンズ11の位置を決定することに
より、温度変化によって発生するレンズ球面収差を補正
することができる。
【0098】尚、本発明は、上記実施の形態例に 限定
するものではない。上記実施の形態例では、カップリン
グレンズ11を光軸方向に移動させるようにしたが、レ
ーザ光源組立体4(レーザ光源)を光軸方向に移動させる
ようにしてもよい。 (4) 第四の実施の形態例 図9に本実施の形態例の作動を説明するフロー図を示
す。尚、本実施の形態例は、第一の実施の形態例の信号
の読み取り時の作動が異なるだけで、構成は図1と同一
である。
【0099】最初に、電源をオンすると、制御部18は
ねじ棒駆動手段16を駆動し、カップリングレンズ枠1
2(カップリングレンズ11)をホームセンサ17方向に
駆動する。そして、カップリングレンズ枠12がホーム
ポジションまで移動すると、ホームセンサ17が応動
し、信号を発する。制御部18はホームセンサ17から
の信号を受け取ると、ねじ棒駆動手段16の駆動を停止
させる(ステップ1)。
【0100】次に、制御部18は、先程とは逆方向にね
じ棒駆動手段16を駆動し、カップリングレンズ枠12
を予め設定されているCD基準位置(図1において矢印Bで
示す)まで移動させる(ステップ2)。
【0101】そして、制御部18は、レーザ光源組立体
4内のレーザ光源5を駆動し、セットされている光ディ
スクへレーザ光線を出射する。光ディスクからの反射光
を光検出器7で受け、光検出器7からの信号によりセッ
トされている光ディスクがCD2′であるか、または、DV
D2であるかを第一の実施の形態例と同様な手法で判定
する(ステップ3)。
【0102】光ディスクがCD2′と判定されたならば
(ステップ4)、制御部18はレーザ光源組立体4内のレ
ーザ光源5を駆動し、セットされている光ディスク(こ
の場合はCD2′)へレーザ光線を出射する。光ディスク
からの反射光を光検出器7で受け、HF信号のレベルを検
出する(ステップ5)。具体的には、HF信号をエンベロー
プ検波し、その交流成分の最大振幅をHF信号のレベルと
する。
【0103】次に、検出したHF信号レベルが許容範囲に
入っているかどうかを判定し(ステップ6)、許容範囲内
ならば、光ディスクに対して情報の読み取りを行う(ス
テップ7)。
【0104】尚、ステップ4で光ディスクがDVD2と判定
された場合には、制御部18は、ねじ棒駆動手段16を
駆動し、カップリングレンズ枠12を予め設定されてい
るDVD基準位置(図1において矢印Aで示す)まで移動させ
る(ステップ8)。
【0105】更に、ステップ6で、ステップ6で検出した
HF信号レベルが許容範囲外の場合には、「山登り法」に
よりHF信号レベルが最大となる位置までカップリングレ
ンズ枠12を光軸方向に移動させる(ステップ9)。
【0106】ステップ7で読み取った信号は一旦メモリ
に蓄え、その後外部へ出力する(ステップ10)。尚、通
常、信号の読み取り速度>メモリから外部への出力速度
であるので、メモリには常時所定の時間分の情報がスト
ックされている。
【0107】そして、イジェクトスイッチが押されない
限り(ステップ12)、ステップ7,ステップ10の動作を5分
間連続して行う(ステップ11)。5分経ったならば、再びH
F信号のレベルを検出する(ステップ13)。次に、検出し
たHF信号レベルが許容範囲に入っているかどうかを判定
し(ステップ14)、許容範囲内ならば、ステップ7へ戻
る。
【0108】許容範囲外ならば、メモリの残量を見て
(ステップ15)、残量が多い場合には、「山登り法」によ
りHF信号レベルが最大となる位置までカップリングレン
ズ枠12を光軸方向に移動させる(ステップ16)。
【0109】また、メモリの残量が少ない場合には、ス
テップ7へ戻る。更に、ステップ12で、イジェクトス
イッチが押されたならば、制御部18は光ディスクが交
換された可能性があると判断し(ステップ12)、光ディス
クの有無を見て(ステップ17)、光ディスクがあるならば
ステップ2へ戻り、光ディスクがない場合には一連のフ
ローを終了する。
【0110】上記構成によれば、下記のような効果を得
ることができる。 (1) カップリングレンズ11をCD基準位置,DVD基準位置
に移動させることで、透明基板の厚さが異なる複数の光
ディスク、即ち、DVD2,CD2′に対応できるので、低コ
ストとなる。
【0111】(2) また、カップリングレンズ11をCD基
準位置,DVD基準位置に移動させた後、HF信号が最大とな
る位置までカップリングレンズ11を光軸方向に移動さ
せることで、温度変化によって発生するレンズ球面収差
を補正することができる。
【0112】(3) 信号の読み取り中にも、温度変化によ
る対物レンズ10の球面収差の劣化を補正することによ
り、エラーの無い読み取りができる。尚、本発明は、上
記実施の形態例に 限定するものではない。上記実施の
形態例では、ステップ2でCD基準位置へカップリングレ
ンズ11を移動したが、DVD基準位置へカップリングレ
ンズ11を移動させてもよい。更に、上記実施の形態例
では、HF信号レベルを用いて、温度変化によるレンズ球
面収差を補正するようにしたが、他に、HF信号ジッタ、
エラーレートを用いてもよい。尚、HF信号ジッタ、エラ
ーレートを用いる場合は、最小となるようにカップリン
グレンズ11を光軸方向に移動させる。
【0113】又、形態例では、5分毎に対物レンズの球
面収差の補正を行うようにしたが、温度検出器がある場
合には、温度変化2℃や、5℃毎に対物レンズの球面収差
の補正を行うようにしてもよい。 (5) 第五の実施の形態例 図10に本実施の形態例の作動を説明するフロー図を示
す。尚、本実施の形態例は、第三の実施の形態例の作動
が異なるだけで、構成は図5と同一である。
【0114】最初に、電源をオンすると、制御部18は
ねじ棒駆動手段16を駆動し、カップリングレンズ枠1
2(カップリングレンズ11)をホームセンサ17方向に
駆動する。そして、カップリングレンズ枠12がホーム
ポジションまで移動すると、ホームセンサ17が応動
し、信号を発する。制御部18はホームセンサ17から
の信号を受け取ると、ねじ棒駆動手段16の駆動を停止
させる(ステップ1)。
【0115】次に、制御部18は、先程とは逆方向にね
じ棒駆動手段16を駆動し、カップリングレンズ枠12
を予め設定されているCD基準位置(図5において矢印Bで
示す)まで移動させる(ステップ2)。
【0116】そして、制御部18は、レーザ光源組立体
4内のレーザ光源5を駆動し、セットされている光ディ
スクへレーザ光線を出射する。光ディスクからの反射光
を光検出器7で受け、光検出器7からの信号によりセッ
トされている光ディスクがCD2′であるか、または、DV
D2であるかを判定する(ステップ3)。
【0117】次に、制御部18は温度検出器31からの
温度信号を取りこむ(ステップ4)。そして、対物レンズ
10近傍の温度,カップリングレンズ11の位置,光ディ
スクの種類との関係が記録されたテーブル32よりカッ
プリングレンズ11の位置を決定し、現在位置(CD基準
位置)からの移動量を演算し(ステップ5)、カップリング
レンズ11を決定位置まで移動させる(ステップ6)。
【0118】次に、制御部18はレーザ光源組立体4内
のレーザ光源5を駆動し、セットされている光ディスク
(この場合はCD2′)へレーザ光線を出射する。光ディス
クからの反射光を光検出器7で受け、HF信号のレベルを
検出する(ステップ7)。具体的には、HF信号をエンベロ
ープ検波し、その交流成分の最大振幅をHF信号のレベル
とする。
【0119】次に、検出したHF信号レベルが許容範囲に
入っているかどうかを判定し(ステップ8)、許容範囲内
ならば、光ディスクに対して情報の読み取りを行う(ス
テップ9)。
【0120】更に、ステップ8で、ステップ7で検出した
HF信号レベルが許容範囲外の場合には、「山登り法」に
よりHF信号レベルが最大となる位置までカップリングレ
ンズ枠12を光軸方向に移動させる(ステップ10)。更
に、この情報に基づいてテーブル32の書き換えを行う
(ステップ11)。
【0121】次に、イジェクトスイッチが押されない限
り(ステップ12)、ステップへ7に戻り、イジェクトスイ
ッチが押されたならば、制御部18は光ディスクが交換
された可能性があると判断し(ステップ12)、光ディスク
の有無を見て(ステップ13)、光ディスクがあるならばス
テップ2へ戻り、光ディスクがない場合には一連のフロ
ーを終了する。
【0122】上記構成によれば、下記のような効果を得
ることができる。 (1) カップリングレンズ11を光軸方向に移動させるこ
とで、透明基板の厚さが異なる複数の光ディスク、即
ち、DVD2,CD2′に対応できるので、低コストとなる。
【0123】(2) また、対物レンズ10近傍の温度,こ
の対物レンズ10近傍の温度による対物レンズ10の球
面収差を補正するようなカップリングレンズ11の位
置,光ディスクの種類との関係が記録されたテーブル3
2よりカップリングレンズ11の位置を決定することに
より、温度変化によって発生するレンズ球面収差を補正
することができる。
【0124】(3) 更に、カップリングレンズ11を光軸
方向に移動させた後、HF信号が最大となる位置までカッ
プリングレンズ11を光軸方向に移動させることで、温
度変化によって発生するレンズ球面収差を更に性格に補
正することができる。
【0125】(4) (3)で補正した情報に基づいてテーブ
ル32を書き換えるようにしたことにより、装置毎に存
在する固有の誤差を補正することができる。又、毎回最
新の情報をテーブルに書き込むことにより、装置稼働中
も対物レンズの球面収差を補正するようにした場合に、
補正する頻度を減らすことができる。 (6) 第六の実施の形態例 本実施の形態例は、カップリングレンズを光軸方向に移
動させる機構が第一から第五の実施例と異なる。図11
は第六の実施の形態例を説明する構成図で、(a)図は平
面構成図、(b)図は(a)図の右側面図である。尚、図1と
同一部分には、同一符号を付し、それらの説明は省略す
る。
【0126】図において、50はカップリングレンズ1
1を保持すると共に、ガイド13,14に摺動可能に係
合うするカップリングレンズ枠である。このカップリン
グレンズ枠50には、ガイド14に沿って延出し、ガイ
ド14と平行なラック50bが刻設されたラック部50
aが形成されている。
【0127】51は装置のベース58側に設けられ、二
つの出力軸を有する駆動手段としてのモータである。モ
ータ51の一方の出力軸には、プーリ52,53が固着
されている。又、他方の出力軸の先端部にはストッパプ
レート54が固着され、中間部にピニオン55が遊嵌さ
れ、更に、ピニオン55は出力軸を巻回するように設け
られたスプリング56の付勢力によってストッパプレー
ト54に押接している。
【0128】ベース58のCD基準位置、DVD基準位置に
は、円板プレート60,61が回転可能に設けられてい
る。円板プレート60にはプーリ62が、円板プレート
61にはプーリ63が設けられている。そして、プーリ
53とプーリ63とにはベルト64が、プーリ52とプ
ーリ62とにはベルト65がそれぞれ巻き替えられてい
る。更に、円板プレート60,61上には、カップリン
グレンズ枠50が当接可能なピン66,67が偏心した
位置に立設されている。
【0129】又、ベース58上のCD基準位置(矢印Bで示
す)、DVD基準位置(矢印Aで示す)には、カップリングレ
ンズ枠50に係合可能なストッパばね68,69が設け
られている。
【0130】上記構成の作動フローは第一の実施の形態
例と同一である。異なる点は、図3におけるステップ2
及びステップ9におけるCD基準位置、DVD基準位置への移
動と、ステップ10のカップリングレンズ枠50の移動で
ある。
【0131】ステップ2及びステップ9におけるCD基準位
置、DVD基準位置への移動の場合は、モータ51を回転
駆動し、ピニオン55とカップリングレンズ枠50のラ
ック部50aのラック50bとの噛合により、カップリ
ングレンズ枠50のCD基準位置、DVD基準位置間の大き
な移動を行う。
【0132】そして、カップリングレンズ枠50がCD基
準位置、DVD基準位置に到ると、カップリングレンズ枠
50が円板プレート60,61のピン66,67に当接
し、カップリングレンズ枠50がDVD基準位置に到った
場合には、ストッパばね69がカップリングレンズ枠5
0に係合し、カップリングレンズ枠50を円板プレート
61のピン67方向に付勢し、カップリングレンズ枠5
0がCD基準位置に到った場合には、カップリングレンズ
枠50にストッパばね68が係合し、カップリングレン
ズ枠50を円板プレート60のピン66方向に付勢し、
CD基準位置、DVD基準位置への移動が完了する。
【0133】ステップ10のカップリングレンズ枠50の
移動は、モータ51を駆動すると、円板プレート60,
61上のピン66,67が偏心回転することにより、ピ
ン66,67に当接しているカップリングレンズ枠50
が光軸方向に移動し、対物レンズ10の温度変化による
球面収差を補正する。 (7) 第七の実施の形態例 本実施の形態例は、第六の実施の形態例と同様に、カッ
プリングレンズを光軸方向に移動させる機構が第一から
第五の実施例と異なる。図12は第七の実施の形態例を
説明する構成図で、(a)図は平面構成図、(b)図は(a)図
の右側面図である。尚、図11と同一部分には、同一符
号を付し、それらの説明は省略する。
【0134】図において、70は対物レンズ10近傍の
温度を検出する温度検出器である。ベース58のCD基準
位置、DVD基準位置には、カップリングレンズ枠50を
光軸方向に駆動するリニアモータ72,73が設けられ
ている。
【0135】上記構成の作動フローは第三の実施の形態
例と同一である。異なる点は、図8におけるステップ1
におけるホームポジションへの移動、ステップ2におけ
るCD基準位置への移動及び、ステップ6のカップリング
レンズ枠50の移動である。
【0136】ステップ1におけるホームポジションへの
移動、ステップ2におけるCD基準位置への移動の場合
は、モータ51を回転駆動し、ピニオン55とカップリ
ングレンズ枠50のラック部50aのラック50bとの
噛合により、ステップ1及びステップ2におけるCD基準位
置、DVD基準位置への移動を行う。
【0137】又、カップリングレンズ枠50がCD基準位
置、DVD基準位置に到ると、カップリングレンズ枠50
がリニアモータ72,73に当接し、カップリングレン
ズ枠50がDVD基準位置に到った場合には、ストッパば
ね69がカップリングレンズ枠50に係合し、カップリ
ングレンズ枠50をリニアモータ73方向に付勢し、カ
ップリングレンズ枠50がCD基準位置に到った場合に
は、カップリングレンズ枠50にストッパばね68が係
合し、カップリングレンズ枠50をリニアモータ72方
向に付勢し、CD基準位置、DVD基準位置への移動が完了
する。
【0138】ステップ6のカップリングレンズ枠50の
移動は、各リニアモータ72,73を駆動することによ
り、カップリングレンズ枠50が光軸方向に移動し、対
物レンズ10の温度変化による球面収差を補正する。 (8) 第八の実施の形態例 図13は第八の実施の形態例を説明する平面構成図、図
14は図13における作動を説明するフロー図である。
尚、図11と同一部分には、同一符号を付し、それらの
説明は省略する。
【0139】図13において、90はガイド13,14
に摺動可能に係合するカップリングレンズ枠である。こ
のカップリングレンズ枠90には、温度によって光軸方
向に伸縮し、第一の駆動手段である熱膨張部材91の端
部が固着されている。この熱膨張部材91の他方の端部
には、カップリングレンズ11を保持するサブカップリ
ングレンズ枠82が設けられている。
【0140】尚、この熱膨張部材91の熱膨張係数は、
対物レンズ10の熱による球面収差を減らすような熱膨
張係数に設定されている。又、カップリングレンズ枠9
0には、ガイド14方向に延出し、ベース側に設けられ
た第二の駆動手段であるモータ93の出力軸に取付けら
れたピニオン94に噛合するラック90bが設けられた
ラック部90aが形成されている。
【0141】ベース側のCD基準位置、DVD基準位置に
は、カップリングレンズ枠90が当接可能なストッパピ
ン96,97が設けられている。次に、上記構成の作動
を図14を用いて説明する。第一の駆動手段である熱膨
張部材91が装置内の温度によって熱膨張し、対物レン
ズ10の熱による球面収差は補正されている。
【0142】そして、電源をオンすると、制御部18は
モータ93を駆動し、カップリングレンズ枠90をCD基
準位置方向に駆動する。そして、カップリングレンズ枠
90がストッパピン96に当接し、駆動電流が上昇する
ことを検出して、モータ93の駆動を停止し、CD基準位
置への移動を行う(ステップ1)。
【0143】そして、制御部18は、レーザ光源組立体
4内のレーザ光源5を駆動し、セットされている光ディ
スクへレーザ光線を出射する。光ディスクからの反射光
を光検出器7で受け、光検出器7からの信号によりセッ
トされている光ディスクがCD2′であるか、または、DV
D2であるかを判定する(ステップ2)。
【0144】光ディスクがCD2′と判定されたならば
(ステップ3)、光ディスクに対して情報の読み取り/書き
込みを行う(ステップ4)。一方、ステップ3で光ディスク
がDVD2と判定された場合には、制御部18は、モータ
93を駆動し、カップリングレンズ枠90をDVD基準位
置方向に駆動する。そして、カップリングレンズ枠90
がストッパピン97に当接し、駆動電流が上昇すること
を検出して、モータ93の駆動を停止し、DVD基準位置
への移動を行い(ステップ5)、ステップ4を行う。
【0145】次に、イジェクトスイッチが押されない限
り(ステップ6)、ステップへ4に戻り、イジェクトスイッ
チが押されたならば、制御部18は光ディスクが交換さ
れた可能性があると判断し(ステップ6)、光ディスクの
有無を見て(ステップ7)、光ディスクがあるならばステ
ップ1へ戻り、光ディスクがない場合には一連のフロー
を終了する。
【0146】上記構成によれば、下記のような効果を得
ることができる。 (1) カップリングレンズ11をCD基準位置,DVD基準位置
に移動させることで、透明基板の厚さが異なる複数の光
ディスク、即ち、DVD2,CD2′に対応できるので、低コ
ストとなる。
【0147】(2) また、第一の駆動手段である熱膨張部
材91が熱膨張し、対物レンズ10の熱による球面収差
を補正することができる。尚、本発明は、上記実施の形
態例に 限定するものではない。上記実施の形態例で
は、ステップ1でCD基準位置へカップリングレンズ11
を移動したが、DVD基準位置へカップリングレンズ11
を移動させてもよい。
【0148】又、上記実施の形態例では、カップリング
レンズ11を光軸方向に移動したが、レーザ光源組立体
4を光軸方向に移動してもよい。更に、上記第一から第
八の実施の形態例において、カップリングレンズ11を
光軸方向に、または、レーザ光源組立体4を光軸方向に
移動するようにしたが、ラップリングレンズ11とレー
ザ光源組立体4とを光軸方向に移動するようにしてもよ
い。
【0149】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、光検出器
の出力信号から得られるHF信号レベル、HF信号ジッタ、
エラーレートのうち、前記HF信号レベルが最大となるよ
うに、または前記HF信号ジッタもしくはエラーレートが
最小となるように、前記レーザ光源、前記カップリング
レンズのうち、少なくとも一方を光軸方向に駆動するこ
とにより、温度変化によって発生するレンズ球面収差が
補正される。
【0150】請求項2記載の発明によれば、対物レンズ
近傍の温度とカップリングレンズ、レーザ光源の位置と
の関係が記録されたテーブルを設け、前記対物レンズ近
傍の温度を検出し、前記テーブルから前記カップリング
レンズ、前記レーザ光源の位置を決定し、前記レーザ光
源、前記カップリングレンズのうち、少なくとも一方を
光軸方向に駆動することにより温度変化によって発生す
るレンズ球面収差を補正することができる。
【0151】請求項3記載の発明によれば、レーザ光
源,前記カップリングレンズのうち少なくとも一方を光
軸方向に駆動する駆動手段と、前記光検出器の出力信号
から、前記光ディスクの判定を行い、判定結果に応じて
予め設定された位置まで前記駆動手段を駆動し、駆動後
の前記光検出器の出力信号から、前記対物レンズの球面
収差を補正するように前記駆動手段を駆動する制御部と
を具備することにより、温度変化によって発生する対物
レンズの球面収差が補正され、高記録密度、即ち、狭ト
ラックピッチ、短ピット長の光ディスクでも情報の書き
込み/読み取りが安定して行える。
【0152】請求項4記載の発明によれば、レーザ光
源,前記カップリングレンズのうち少なくとも一方を光
軸方向に駆動する駆動手段と、前記対物レンズ近傍の温
度を検出する温度検出手段と、前記光ディスクの種類
と、対物レンズ近傍の温度と、前記カップリングレン
ズ、前記レーザ光源の位置との関係が記録されたテーブ
ルと、前記光検出器の出力信号から、前記光ディスクの
判定を行い、光ディスクの判定結果,前記温度検出手段
の検出結果を用いて、前記テーブルから前記カップリン
グレンズ、前記レーザ光源の位置を決定し、前記駆動手
段を駆動する制御部とを具備することにより、温度変化
によって発生する対物レンズの球面収差が補正され、高
記録密度、即ち、狭トラックピッチ、短ピット長の光デ
ィスクでも情報の書き込み/読み取りが安定して行え
る。
【0153】請求項5記載の発明によれば、レーザ光
源,前記カップリングレンズのうち少なくとも一方を光
軸方向に駆動する駆動手段と、前記対物レンズ近傍の温
度を検出する温度検出手段と、前記光ディスクの種類
と、対物レンズ近傍の温度と、前記カップリングレン
ズ、前記レーザ光源の位置との関係が記録されたテーブ
ルと、前記光検出器の出力信号から、前記光ディスクの
判定を行い、光ディスクの判定結果,前記温度検出手段
の検出結果を用いて、前記テーブルから前記カップリン
グレンズ、前記レーザ光源の位置を決定して前記駆動手
段を駆動し、駆動後の前記光検出器の出力信号から、前
記対物レンズの球面収差を補正するように前記駆動手段
を駆動する制御部とを具備することにより、温度変化に
よって発生する対物レンズの球面収差が一層補正され、
高記録密度、即ち、狭トラックピッチ、短ピット長の光
ディスクでも情報の書き込み/読み取りが安定して行え
る。
【0154】請求項6記載の発明によれば、請求項3又
は5記載の発明において、前記制御部は、前記駆動後の
前記光検出器の出力信号から得られるHF信号レベル、HF
信号ジッタ、エラーレートのうち、前記HF信号レベルが
最大となるように、または前記HF信号ジッタもしくはエ
ラーレートが最小となるように、前記駆動手段を駆動す
ることにより温度変化によって発生するレンズ球面収差
が補正される。
【0155】請求項7記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記対物レンズの球面収差を補正する位置
情報に基づいて、前記テーブルを書き換えることによ
り、装置毎の誤差を補正することができる。又、毎回最
新の情報をテーブルに書き込むことにより、装置稼働中
も対物レンズの球面収差を補正するようにした場合に、
補正する頻度を減らすことができる。
【0156】請求項8記載の発明によれば、温度変化に
よって光軸方向に伸縮し、一端が前記レーザ光源,前記
カップリングレンズのうち少なくとも一方に取り付けら
れ、他端が光軸方向に移動可能に設けられた部材に取付
られた第一の駆動手段と、前記部材を光軸方向に駆動す
る第二の駆動手段と、前記光検出器の出力信号から、前
記光ディスクの判定を行い、前記テーブルから前記カッ
プリングレンズ、前記レーザ光源の位置を決定して前記
第2の駆動手段を駆動する制御部とを具備することによ
り、第一の駆動手段の熱膨張係数を対物レンズの熱によ
る球面収差を減らすような熱膨張係数に設定することに
より、対物レンズの熱による球面収差が補正され、高密
度記録、即ち、狭トラックピッチ、短ピット長の光ディ
スクでも情報の書き込み/読み取りが安定して行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施の形態例を説明する構成図で、(a)
図は記録媒体2がセットされた時、(b)図は記録媒体
2′がセットされた時を示す図である。
【図2】図1におけるレーザ光源組立体の構成図であ
る。
【図3】図1の作動を説明するフロー図である。
【図4】第二の実施の形態例を説明する構成図で、(a)
図は記録媒体2がセットされた時、(b)図は記録媒体
2′がセットされた時を示す図である。
【図5】第三の実施の形態例を説明する構成図で、(a)
図は記録媒体2がセットされた時、(b)図は記録媒体
2′がセットされた時を示す図である。
【図6】(a)図はカップリングレンズ11がDVD基準位置
(図5において矢印Aで示す)に位置したときの温度変化
と球面収差(S.A)劣化の関係を示す図、(b)図はカップリ
ングレンズ11をDVD基準位置を中心に移動させた時の
球面収差(S.A)劣化の変化を示す図である。
【図7】(a)図はDVDのテーブルの一例を示す図、(b)図
はCDのテーブルの一例を示す図、(c)図は補正後の収差
劣化を説明する図である。
【図8】図5の作動を説明するフロー図である。
【図9】第四の実施の形態例を説明するフロー図であ
る。
【図10】第五の実施の形態例を説明するフロー図であ
る。である。
【図11】第六の実施の形態例を説明する構成図で、
(a)図は平面構成図、(b)図は(a)図の右側面図である。
【図12】第七の実施の形態例を説明する構成図で、
(a)図は平面構成図、(b)図は(a)図の右側面図である。
【図13】第八の実施の形態例を説明する平面構成図で
ある。
【図14】図13における作動を説明するフロー図であ
る。
【符号の説明】
1 ディスク駆動手段 2 DVD 2′ CD 3 光ピックアップ 4 レーザ光源組立体 10 対物レンズ 11 カップリングレンズ 12 カップリングレンズ枠 13,14 ガイド 16 ねじ棒駆動手段 17 ホームセンサ 18 制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源よりの出射光をカップリング
    レンズを介して対物レンズに導き、該対物レンズにより
    光ディスクの透明基板を通して前記光ディスクの情報記
    録面上に光スポットとして集光させ、前記情報記録面か
    らの反射光を光検出器で受光し、信号を出力する光ディ
    スク装置のレンズ球面収差補正方法であって、 前記光検出器の出力信号から得られるHF信号レベル、HF
    信号ジッタ、エラーレートのうち、前記HF信号レベルが
    最大となるように、または前記HF信号ジッタもしくはエ
    ラーレートが最小となるように、前記レーザ光源、前記
    カップリングレンズのうち、少なくとも一方を光軸方向
    に駆動することを特徴とする光ディスク装置のレンズ球
    面収差補正方法。
  2. 【請求項2】 レーザ光源よりの出射光をカップリング
    レンズを介して対物レンズに導き、該対物レンズにより
    光ディスクの透明基板を通して前記光ディスクの情報記
    録面上に光スポットとして集光させ、前記情報記録面か
    らの反射光を光検出器で受光し、信号を出力する光ディ
    スク装置のレンズ球面収差補正方法であって、 前記対物レンズ近傍の温度とカップリングレンズ、レー
    ザ光源の位置との関係が記録されたテーブルを設け、 前記対物レンズ近傍の温度を検出し、 前記テーブルから前記カップリングレンズ、前記レーザ
    光源の位置を決定し、 前記レーザ光源、前記カップリングレンズのうち、少な
    くとも一方を光軸方向に駆動することを特徴とする光デ
    ィスク装置のレンズ球面収差補正方法。
  3. 【請求項3】 レーザ光源よりの出射光をカップリング
    レンズを介して対物レンズに導き、該対物レンズにより
    光ディスクの透明基板を通して前記光ディスクの情報記
    録面上に光スポットとして集光させ、前記情報記録面か
    らの反射光を光検出器で受光して信号を出力し、透明基
    板の厚みの異なる複数の光ディスクに対応した光ディス
    ク装置であって、 前記レーザ光源,前記カップリングレンズのうち少なく
    とも一方を光軸方向に駆動する駆動手段と、 前記光検出器の出力信号から、前記光ディスクの判定を
    行い、判定結果に応じて予め設定された位置まで前記駆
    動手段を駆動し、駆動後の前記光検出器の出力信号か
    ら、前記対物レンズの球面収差を補正するように前記駆
    動手段を駆動する制御部と、 を具備することを特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 レーザ光源よりの出射光をカップリング
    レンズを介して対物レンズに導き、該対物レンズにより
    光ディスクの透明基板を通して前記光ディスクの情報記
    録面上に光スポットとして集光させ、前記情報記録面か
    らの反射光を光検出器で受光して信号を出力し、透明基
    板の厚みの異なる複数の光ディスクに対応した光ディス
    ク装置であって、 前記レーザ光源,前記カップリングレンズのうち少なく
    とも一方を光軸方向に駆動する駆動手段と、 前記対物レンズ近傍の温度を検出する温度検出手段と、 前記光ディスクの種類と、対物レンズ近傍の温度と、前
    記カップリングレンズ、前記レーザ光源の位置との関係
    が記録されたテーブルと、 前記光検出器の出力信号から、前記光ディスクの判定を
    行い、光ディスクの判定結果,前記温度検出手段の検出
    結果を用いて、前記テーブルから前記カップリングレン
    ズ、前記レーザ光源の位置を決定し、前記駆動手段を駆
    動する制御部と、 を具備することを特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 レーザ光源よりの出射光をカップリング
    レンズを介して対物レンズに導き、該対物レンズにより
    光ディスクの透明基板を通して前記光ディスクの情報記
    録面上に光スポットとして集光させ、前記情報記録面か
    らの反射光を光検出器で受光して信号を出力し、透明基
    板の厚みの異なる複数の光ディスクに対応した光ディス
    ク装置であって、 前記レーザ光源,前記カップリングレンズのうち少なく
    とも一方を光軸方向に駆動する駆動手段と、 前記対物レンズ近傍の温度を検出する温度検出手段と、 前記光ディスクの種類と、対物レンズ近傍の温度と、前
    記カップリングレンズ、前記レーザ光源の位置との関係
    が記録されたテーブルと、 前記光検出器の出力信号から、前記光ディスクの判定を
    行い、この光ディスクの判定結果,前記温度検出手段の
    検出結果を用いて、前記テーブルから前記カップリング
    レンズ、前記レーザ光源の位置を決定して前記駆動手段
    を駆動し、駆動後の前記光検出器の出力信号から、前記
    対物レンズの球面収差を補正するように前記駆動手段を
    駆動する制御部と、 を具備することを特徴とする光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記制御部は、前記駆動後の前記光検出
    器の出力信号から得られるHF信号レベル、HF信号ジッ
    タ、エラーレートのうち、前記HF信号レベルが最大とな
    るように、または前記HF信号ジッタもしくはエラーレー
    トが最小となるように、前記駆動手段を駆動することを
    特徴とする請求項3又は5記載の光ディスク装置。
  7. 【請求項7】 前記対物レンズの球面収差を補正する位
    置情報に基づいて、前記テーブルを書き換えることを特
    徴とする請求項5記載の光ディスク装置。
  8. 【請求項8】 レーザ光源よりの出射光をカップリング
    レンズを介して対物レンズに導き、該対物レンズにより
    光ディスクの透明基板を通して前記光ディスクの情報記
    録面上に光スポットとして集光させ、前記情報記録面か
    らの反射光を光検出器で受光して信号を出力し、透明基
    板の厚みの異なる複数の光ディスクに対応した光ディス
    ク装置であって、 温度変化によって光軸方向に伸縮し、一端が前記レーザ
    光源,前記カップリングレンズのうち少なくとも一方に
    取り付けられ、他端が光軸方向に移動可能に設けられた
    部材に取付られた第一の駆動手段と、 前記部材を光軸方向に駆動する第二の駆動手段と、 前記光検出器の出力信号から、前記光ディスクの判定を
    行い、前記テーブルから前記カップリングレンズ、前記
    レーザ光源の位置を決定して前記第2の駆動手段を駆動
    する制御部と、 を具備することを特徴とする光ディスク装置。
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