JPH10105803A - 非接触データキャリアを使用した自動販売機システム - Google Patents

非接触データキャリアを使用した自動販売機システム

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JPH10105803A
JPH10105803A JP26053396A JP26053396A JPH10105803A JP H10105803 A JPH10105803 A JP H10105803A JP 26053396 A JP26053396 A JP 26053396A JP 26053396 A JP26053396 A JP 26053396A JP H10105803 A JPH10105803 A JP H10105803A
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和史 濱川
Youjirou Kamise
陽二郎 神瀬
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達郎 長江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非接触データキャリアを自動販売機等の装置
内部に取り込むこと無く、選択しようとする商品見本あ
るいは選択部位に近づけるだけで、所望の商品をキャッ
シュレスで購入できるようにする。 【解決手段】 少なくとも固有のIDを有する非接触デ
ータキャリアを発行する発行手段と、前記非接触データ
キャリアにより自動販売機300からの商品を販売する
販売手段と、その利用について精算する精算手段とを備
えた非接触データキャリアを使用した自動販売機システ
ムにおいて、自動販売機300の販売しようとする商品
を特定するための表示物または選択部位341に前記非
接角データキャリアと交信を行うためのアンテナをそれ
ぞれ有するリーダライタ部を装着しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電波で電力供給及
び通信を行ない得る非接触データキャリアを利用した自
動販売機システムに関し、特に非接触データキャリアを
自動販売機に取込むことなく単に近づけ、商品を指定す
るだけで所望商品を購入できると共に、乗物や施設等及
び他の用途にも利用でき、残額の管理や処理を効率良く
行なうようにした非接触データキャリアを使用した自動
販売機システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、非接触式カードを用いて自動
販売機より商品を購入(販売)するID方式が、例えば
特開平5−225426号や特開平6−176251号
に開示されている。特開平5−225426号に開示さ
れている後払い方式の自動販売機は、個人に関するデー
タを保有するカードが自動販売機に接近したとき、送受
信部はカードと交信してデータを受信し、カードを保持
している個人が入力装置にてデータの全部又は一部を入
力すると、制御装置は入力されたデータと送受信部が読
取ったデータとを照合することで販売の可否を判別し、
販売が可能で商品が販売されると、売上データ記録部に
は売上情報が記録されるようになっている。
【0003】又、特開平6−176251号に開示され
ている自動販売機の制御方法は、自動販売機主制御部、
ICカード制御部及びアンテナを設け、商品が同一価格
のときはICカードからその価格に相当する一定金額を
減算した後に商品搬出を行なう第1の制御方式に切換
え、同一価格でないときはICカードに含まれる金額を
自動販売機主制御部に移し、商品が搬出された後にその
商品の価格に応じてICカードの精算を行なう第2の制
御方式に切換えるようになっている。即ち、販売する商
品の金額が同一値段のものであれば、利用者が自動販売
機の前に立って商品選択ボタンを押すとICカードから
データを読出し、設定分の金額を減算した額を書込んで
後に商品を投出し、販売する値段が異なる場合には、利
用者が自動販売機の前に立って商品選択ボタンを押す
と、ICカード内の残金額を一旦自動販売機側に移して
ICカード内の残金を0とし、商品の投出が終了してか
ら返金レバーを操作したときに販売金額を減算した残金
額をICカードに書込むようにし、更に両者の動作をス
イッチで切換えるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなID方式
のシステムでは、IDデータを非接触式カード(データ
キャリア)から自動販売機に通知した後に商品選択ボタ
ンを押すと、その取引が記憶されてから精算が可能にな
っている。そして、プリペイド方式の場合には残高を確
認した後に商品販売を行なう必要があり、自動販売機で
は少なくとも商品選択と決済処理(売上金額の減額)と
の操作が必要で、データキャリアを近づけた際に販売価
格が決まらなければ、最初にデータキャリアを近づけた
際に先に購入可能商品の最高価格分の金額を減算してお
き、返却レバーの操作で残金を返却するのが一般的であ
った。このような場合、利用者が釣銭を受取らないで
(取り忘れて)自動販売機を離れてしまうといった不都
合があった。
【0005】本発明は上述のような事情よりなされたも
のであり、本発明の目的は、非接触データキャリアを自
動販売機等の装置内部に取り込むこと無く、選択しよう
とする商品見本あるいは選択部位に近づけるだけで、購
入する商品分の代金がデータキャリアの残金データから
減算され書き込まれると共に商品が投出されるといっ
た、釣銭の受け取る必要もなくかつ購人しようとする商
品の価格分の残金があるかの確認の瞬時にできる非接触
データキャリアを使用した自販機システムを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも固
有のIDを有する非接触データキャリアを発行する発行
手段と、前記非接触データキャリアにより自動販売機か
らの商品を販売する販売手段と、その利用について精算
する精算手段とを備えた非接触データキャリアを使用し
た自動販売機システムに関するもので、本発明の上記目
的は、前記自動販売機の販売しようとする商品を特定す
るための表示物または選択部位に前記非接角データキャ
リアと交信を行うためのアンテナをそれぞれ有するリー
ダライタ部が装着されていることによって達成される。
【0007】又、(a)前記自動販売機がID情報によ
る後払い方式になっており、前記データキャリア発行時
にID情報と共に利用者が登録され、利用者が前記非接
触データキャリアを前記アンテナに接近させることによ
って商品の販売を行い、精算時には自動販売機によるI
D情報に伴う売上げデータによつて発行時の登録人に現
金請求が行われるようになっていること、(b)前記非
接触データキャリアがプリペイドの金額情報を有し、該
非接触データキャリアが発行される際に現金が支払わ
れ、前記自動販売機が商品に販売がある時には該非接触
データキャリアより金額情報を減額するようになってい
ることによって、それぞれより効果的に達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明を遊園地に適用した
例を示しており、図2はその利用者(非接触データキャ
リア)及び情報の流れを示している。遊園地には入場ゲ
ート10及び退場ゲート20があり、入場ゲート10も
しくはその近辺には、本発明に用いる非接触データキャ
リア(非接触型のICカード、図3に示すような腕時計
(リスト)型の非接触データキャリア30等)を発行す
る発行機100が設置され、退場ゲート20もしくはそ
の近辺には、使用済みの非接触データキャリア30内の
内容を精算する精算機200が設置されている。又、遊
園地内には缶ジュース、タバコ等の各種自動販売機30
0が設置されていると共に、各種乗物(ジェットコース
ター、観覧車等)や施設(プール、水族館等)が運行営
業されており、各種乗物や施設の入口部には、利用者が
非接触データキャリア30で料金を支払うための支払機
400が設置され、発行機100、精算機200、自動
販売機300及び支払機400は管理室等のホストコン
ピュータ1に通信ラインで接続されている。
【0009】このような遊園地施設において、利用者は
入場ゲート10より入場料を払って入場し、先ずそこに
設置されている発行機100に貨幣を投入して園内の乗
物や施設等をキャッシュレスで利用するための非接触デ
ータキャリア30を購入するが、本例では販売価格によ
り色分けしており、例えば赤色が10000円、青色が
5000円、黄色が2000円のようになっている。非
接触データキャリア30の購入日時、IDデータ等の発
行データは、ホストコンピュータ1に送出されて管理さ
れている。入園者は非接触データキャリア30を購入し
て腕にはめておき、園内でキャッシュレスで自由に乗
物、自動販売機300等を利用でき、その利用の都度自
動販売機300、支払機400で読出した情報或いは釣
銭の取り忘れ(データの更新忘れ)、返金等の情報がホ
ストコンピュータ1に送られて、各非接触データキャリ
ア30の履歴データが管理される。即ち、入園者が施設
を利用又は乗物に乗る場合には、それぞれのゲートに設
けられている支払機400のリーダライタに非接触デー
タキャリア30を通過させたり、接近させることで、支
払機400は非接触データキャリア30のデータを読出
し、その施設や乗物の料金を減算して非接触データキャ
リア30に書込むと共に、ホストコンピュータ1にも料
金や日時等の売上データを送信する。自動販売機300
での商品販売に関しても同様に処理される。一方、園内
から退場する入園者は退場ゲート20より退場するが、
そこに設置されている精算機200に自分の使用済みの
非接触データキャリア30を投入し、残金を現金に替え
て退場する。その際、自動販売機300で釣銭の取り忘
れ等があった場合には、その返金分が加算されて精算さ
れることになる。精算された非接触データキャリア30
は精算機200内に回収されると共に、再度最初の価格
に価値付けされて発行機100で再度利用される。
【0010】図3は本発明に用いる非接触データキャリ
ア30の一例を示しており、非接触データキャリア30
は円盤状の本体部31と、本体部31を装着して腕に装
填するためのバンド32とで構成されており、本体部3
1には送受信を行なうアンテナ31A及びデータ処理を
行なうICチップ31Bが具備されている。非接触デー
タキャリア30は、アンテナ41及び駆動処理回路42
を有するリーダライタ40と協働して動作し、アンテナ
41及び31Aを介して電磁誘導で電力を供給されると
共に、相互に非接触でデータ通信を行なう。データ通信
は、シリアルパルスがFSK(Frequency S
hift Keying)変調された微弱電波によって
行なわれる。かかるリーダライタ40が精算機200、
自動販売機300及び支払機400に装着され、駆動処
理回路42で処理されたデータがホストコンピュータ1
に送出されるようになっている。尚、非接触データキャ
リア30は非接触ICカードで代替でき、いずれも市販
のものを利用できる。又、有効距離が1mにも及ぶもの
は自動販売機300等で利用者を特定できなくなるた
め、本発明では有効距離が数cmのものを使用する。
【0011】非接触データキャリア30のメモリマップ
は図4に示すようになっており、読取だけが可能なシス
テム領域と、読取及び書込が可能なユーザー領域とに分
かれており、非接触データキャリアIDにより付与価格
10000円、5000円、2000円が予め決められ
て発行される。又、利用施設コード番号には利用できる
乗物、施設等のコード番号が登録されており、ユーザー
領域には乗物や施設の利用日時データと共に、利用金額
及び残高データが記憶され、利用履歴が管理されるよう
になっている。
【0012】図5は発行機100の構成例を示してお
り、利用者がボタン等を操作したり、表示の案内をした
りする接客部110と、投入した貨幣を処理したり釣銭
を出したりする貨幣処理部120と、指示された価格の
非接触データキャリア30を投出するための投出機構部
130と、ホストコンピュータ1との間のインタフェー
ス(I/F)機能を有するI/F装置101と、このI
/F装置101及び接客部110、貨幣処理部120、
非接触データキャリア投出機構部130を相互に接続し
て制御するCPU、メモリ等で成る制御部140とで構
成されている。接客部110には、価格の異なる非接触
データキャリア30の中から利用者が選択して指示する
商品選択ボタンがパネル部に設けられており、貨幣処理
部120には、利用者が非接触データキャリアを購入す
るときに貨幣を投入するための貨幣投入口と、投入され
た貨幣を識別して利用者に投入金額を表示するための金
額表示部と、投入した貨幣を返却してもらうための返却
レバーと、釣銭や返却貨幣を投出して返却するための返
却口等が含まれている。又、非接触データキャリア投出
機構部130として、投出された非接触データキャリア
30を利用者が受取るための非接触データキャリア取出
口がパネルに設けられている。尚、本例では10000
円、5000円、2000円の3種の価格の非接触デー
タキャリア30を発行する例を示しているが、任意の価
格に設定して販売することが可能である。
【0013】このような構成において、利用者が貨幣投
入口に貨幣を投入すると貨幣処理部120で識別されて
投入金額が金額表示部に表示され、その金額内で利用者
は商品選択ボタンを押すことができる。これにより選択
された価格の非接触データキャリア30が非接触データ
キャリア取出口に投出されると共に、釣銭がある場合に
は貨幣処理部で算出された釣銭が返却口に投出される。
貨幣投入後に返却レバーを操作すれば、投入された貨幣
は返却口に投出される。上記動作は制御部140で制御
され、I/F装置101を経て発行データ非接触データ
キャリアがホストコンピュータ1へ送信される。上述の
ようにして発行機100で発行された非接触データキャ
リア30を利用者は腕に巻いて歩き、園内をキャッシュ
レスで利用することができる。先ず自動販売機300の
利用について説明する。
【0014】図6は自動販売機300の外観を示してお
り、前面パネルには販売商品A−Lのサンプル棚340
が設けられ、各商品サンプル341には図7に示すよう
に前述したリーダライタ40が装填されている。又、サ
ンプル棚340の下方には投出された商品を取出すため
の取出口342が設けられ、残高額等を表示する表示部
351、返却レバ−353、販売可ランプ354等が設
けられている。自動販売機300の内部構成は図8に示
すようになっており、全体の制御を行なうCPU、メモ
リ等で成る制御部350を有し、制御部350はI/F
装置352を経てホストコンピュータ1に接続され、サ
ンプル棚340の各商品サンプル341に装填されたリ
ーダライタ40はI/F装置355を介して制御部35
0で制御され、更に商品投出部360が接続されてい
る。
【0015】このような構成において、その第1動作例
を図9及び図10のフローチャートを参照して説明す
る。自動販売機300は常時データキャリア待ちの状態
となっており(ステップS100)、利用者の非接触デ
ータキャリア30が所望の商品の商品サンプルに接近さ
れると、当該非接触データキャリア30のデータがリー
ダライタ40及びI/F装置355を介して制御部35
0に読出され(ステップS101)、残高額が表示部3
51に表示される(ステップS102)。残高がなけれ
ば所定時間だけ残高額を表示して(ステップS103,
S104)、上記ステップS100にリターンし、ステ
ップS103で残高が有れば該当選択商品、つまり非接
触データキャリア30で指示された商品サンプルのラン
プを点灯し(ステップS105)、販売可能なことを利
用者に報知せしめると共に、当該商品の価格に基いて残
高の減算を行ない(ステップS106)、非接触データ
キャリア30のデータ書替えを行ない(ステップS11
0)、残高額表示の更新を行ない(ステップS11
1)、待ちタイマーをセットする(ステップS11
2)。
【0016】その後、返却レバ−353が操作されたか
否かを判断し(ステップS113)、操作されない場合
はタイムアップして後(ステップS114)に商品投出
部360を介して取出口342に商品を投出し(ステッ
プS115)、売上データ(IDデータ、今回の利用日
時データ、今回の状態データ(通常利用、釣銭取り忘
れ、返金、通信エラー)、今回の利用対象データ(販売
機番号)、今回の利用金額データ)をホストコンピュー
タ1に送出し(ステップS116)、上記ステップS1
00にリターンする。売上データを受信して管理するホ
ストコンピュータ1でのメモリマップは図14に示すよ
うになっている。即ち、ホストコンピュータ1でのメモ
リマップはID毎に格納され、利用者が退場した場合に
は別の場所に移される。売上データのホストコンピュー
タ1への送出はリアルタイムであっても、一定期間毎に
まとめて行なうようにしても良い。又、上記ステップS
113で返却レバ−353が操作された場合には、表示
部351に「返却」の表示を行ない(ステップS12
0)、タイマーをセットし(ステップS121)、タイ
ムアップした場合には返金する必要があるので、釣銭忘
れデータをセット(ステップS122,S127)して
上記ステップS100にリターンする。タイムアップし
ていなければデータキャリアの待機状態とし(ステップ
S122,S123)、非接触データキャリア30が接
近されればデータキャリアのデータを読出し(ステップ
S124)、IDデータが一致しているか否かを判断す
る(ステップS125)。IDデータが不一致であれば
上記ステップS122にリターンし、IDデータが一致
しておれば、非接触データキャリア30のデータを書替
えて(ステップS126)、つまり返金処理をして上記
ステップS100にリターンする。
【0017】次に第2動作例を図11及び図12のフロ
ーチャートを参照して説明すると、自動販売機300は
常時データキャリア待ちの状態となっており(ステップ
S130)、利用者の非接触データキャリア30が所望
の商品の商品サンプルに接近されると、当該非接触デー
タキャリア30のデータがリーダライタ40及びI/F
装置355を介して制御部350に読出され(ステップ
S131)、残高額が表示部351に表示される(ステ
ップS132)。残高がなければ所定時間だけ残高額を
表示して(ステップS133,S134)、上記ステッ
プS130にリターンし、ステップS133で残高が有
れば該当選択商品、つまり非接触データキャリア30で
指示された商品サンプルのランプを点灯し(ステップS
135)、販売可能なことを利用者に報知せしめると共
に、待ちタイマーをセットする(ステップS136)。
そして、返却レバ−353が操作されたか否かを判断し
(ステップS137)、操作されない場合はタイムアッ
プして後(ステップS138)に接近されたデータキャ
リアのデータを読出し(ステップS140)、IDデー
タが一致しているか否かを判断する(ステップS14
1)。IDデータが不一致であれば上記ステップS13
0にリターンする。ここで、IDデータが不一致の場合
には、返却レバ−353が操作されたものと見做すよう
にすることもできる。IDデータが一致していれば、残
高の減算を行なって(ステップS142)から非接触デ
ータキャリア30のデータを書替え(ステップS14
3)、残高額の表示更新を行ない(ステップS14
4)、商品投出部360を介して取出口342に商品を
投出し(ステップS145)、売上データをホストコン
ピュータ1に送出して(ステップS146)、上記ステ
ップS130にリターンする。
【0018】上記ステップS137で返却レバ−353
が操作された場合には、表示部351に「返却」を表示
して(ステップS139)上記ステップS130にリタ
ーンする。尚、本例では、ホストコンピュータ1とネッ
トワーク接続されていなくても、送信すべきデータをフ
レキシブルデスク等の記憶媒体に記録するようにしてお
き、商品の補充に回る際にデータを持ち帰る様にするこ
ともできる。
【0019】図13は自動販売機300の第3動作例を
示しており、自動販売機300は常時データキャリア待
ちの状態となっており(ステップS150)、利用者の
非接触データキャリア30が所望の商品の商品サンプル
に接近されると、当該非接触データキャリア30のデー
タがリーダライタ40及びI/F装置355を介して制
御部350に読出され(ステップS151)、該当選択
商品のランプを点灯し(ステップS152)、待ちタイ
マーをセットする(ステップS153)。そして、返却
レバ−353が操作されたか否かを判断し(ステップS
154)、操作されない場合はタイムアップして後(ス
テップS155)に商品投出部360を介して取出口3
42に商品を投出し(ステップS156)、売上データ
をホストコンピュータ1に送出し(ステップS15
7)、上記ステップS150にリターンする。売上デー
タのホストコンピュータ1への送出はリアルタイムであ
っても、一定期間毎にまとめて行なうようにしても良
い。又、上記ステップS154で返却レバ−353が操
作された場合には、表示部351に「返却」あるいは
「キャンセル」の表示を行ない(ステップS158)、
上記ステップS150にリターンする。
【0020】図15は支払機400の一例を示してお
り、非接触データキャリア30をリーダライタ40に接
近させたときに、非接触データキャリア30の残高及び
利用金額等が表示部401に表示されるようになってい
る。この支払機400は、乗物や各種施設の入口に設置
されたゲートに設けられており、利用者が支払機400
を通過する毎に非接触データキャリア30のIDデータ
が非接触で読出され、利用データとしてIDデータと共
に、今回の利用日時データ、通常利用か返金等かの今回
の状態データ、乗物施設番号を示す今回の利用対象デー
タ、今回の利用金額データがホストコンピュータ1に送
信されるようになっている。この時は商品の投出がない
ので同一のIDデータによる連続引き落としがないよう
にしておく必要があることは言うまでもない。
【0021】上述のようにして園内で自動販売機30
0、乗物や施設等を利用して後、退場する場合は退場ゲ
ート20から出ることになるが、本発明ではその退場時
に、使用済み非接触データキャリア30の料金の精算を
精算機200で行なうようにしている。
【0022】図16は精算機200の外観を示してお
り、使用済みの非接触データキャリア30を投入した
り、精算中止の際の返却口が兼用となっている投入口2
01と、投入された非接触データキャリア30の残高等
を表示する表示部202と、利用明細を印字して出力す
る明細書出力部203と、精算金を利用者に返却するた
めの精算口204と、利用者が投入した非接触データキ
ャリア30の精算を指示するための精算ボタン205
と、精算を中止して投入した非接触データキャリア30
の返却を指示するための返却ボタン206とが設けられ
ている。図17はその内部構成を示しており、全体の制
御を行なうCPU、メモリ等で成る制御部210を有
し、制御部210は送受信部211を介して非接触デー
タキャリア30に無線で結合されると共に、I/F装置
212を介してホストコンピュータ1に接続されてい
る。又、制御部210には明細書出力部203が接続さ
れると共に、利用者が操作する精算ボタン205、返却
ボタン206及び残高等を表示する表示部202で成る
接客部220と、精算金の処理を行なう貨幣処理部23
0と、投入口201へ投入された非接触データキャリア
30を収納のために内部に搬送する非接触データキャリ
ア搬送機構部240とが接続されている。投入されて処
理された非接触データキャリア30は、精算機200内
に回収されて保管され、発行機100に運搬されて再利
用されることになる。
【0023】このような構成において、その動作を図1
8のフローチャートを参照して説明する。園内での利用
を終えた利用者は、自分の使用済み非接触データキャリ
ア30を精算機200の接客部220としての投入口2
01へ投入する(ステップS200)。投入された非接
触データキャリア30のID及び残高は、アンテナ31
A及び送受信部211を介して制御部210で読取られ
(ステップS201)、読取られた残高は表示部202
に表示される(ステップS202)。その後、利用者に
よる精算ボタン205の押下を待ち(ステップS20
3)、精算ボタン205が押下されるとI/F装置21
2を介してホストコンピュータ1から精算データ(ID
データ、精算日時データ、残高データ)を転送して受け
(ステップS204)、該当IDのデータ(IDデー
タ、精算日時データ、残高データ、利用データ履歴)を
読出し(ステップS205)、残高照合してデータが一
致しているか否かを判断する(ステップS210)。そ
して、データが一致している場合にはその残高データを
金銭処理部230に伝送し(ステップS211)、デー
タが一致していない場合にはホストコンピュータ1から
の精算データ(IDデータ、精算日時データ、残高デー
タ、利用データ履歴)を貨幣処理部230に伝送し
(ステップS212)、利用データ履歴を明細書出力部
203に送って明細書を出力する(ステップS21
3)。その後に貨幣処理部230により貨幣を精算口2
04に投出して返金し(ステップS220)、非接触デ
ータキャリア30に価値(10000円、5000円、
2000円)を上書きし(ステップS221)、価値付
けデータ(IDデータ、価値付け日時データ、価値付け
時残高データ)をホストコンピュータ1に転送する(ス
テップS222)。尚、上記ステップS211での処理
は非接触データキャリア30の残高の貨幣を投出するた
めの処理であり、上記ステップS212での処理はホス
トコンピュータ1のメモリマップに基く精算処理であ
る。このような精算処理で返金された貨幣を受取り、利
用者は退場ゲート20より退場することになる。
【0024】尚、上述では遊園地を例に挙げて説明した
が、アミューズメント施設以外でも自動販売機をネット
ワークでオンライン接続、又はオフラインによって所定
時間毎に可搬型記憶媒体を用いてデータを移せる環境に
あれば、本発明システムにより非接触データキャリア本
来のメリットを活かした自由度の高い運用が可能とな
る。又、タバコ自動販売機に限らず、飲料、交通機関の
切符、食券等自動販売機全般で上述の様に特定の商品、
金額又はメニューを、非接触データキャリアによって特
定して購入することができるので、非接触方式のメリッ
トを活かした自由度の高い運用システムができる。
【0025】次に、他の実施形態について説明する。上
述の遊園地を例とした実施形態では、予め価格が付与さ
れた非接触データキャリア30を発行機100で発行
し、利用者が乗物や自動販売機300等を利用した後、
精算機200で精算すると共に非接触データキャリア3
0を回収するようにした自動販売機システムを例として
説明したが、次に示す第2の実施形態では、プリペイド
型の非接触データキャリアを用いてキャッシュレスで商
品を購入できると共にデータキャリアの内部残高を更新
する機能を備え、非接触データキャリアを利用者が永続
的に利用できるようにした自動販売機システムについて
説明する。また、後述する第3の実施形態では、非接触
データキャリア30をID証として使用し、自動販売機
を利用して購入した物品の金額を後払いで精算し得るよ
うにした自動販売機システムを例として説明する。
【0026】先ず、第2の実施形態について説明する。
図19は一般的な店舗等に適用される自動販売機システ
ムの全体構成の一例を示している。自動販売機300は
本例では食券の自動販売機であり、料理を特定するため
の表示物(又は見本)毎に、非接触データキャリア30
と交信を行うためのアンテナを有するリーダライタ部が
装着されている。リライト/精算機500は、利用者に
より選択された金額を非接触データキャリア30に書込
んで発行する発行機能と、非接触データキャリア30の
発行後、選択された金額に応じて非接触データキャリア
30の残高額を更新する残高更新機能と、残高の払戻し
をする精算機能とを具備している。これらの自動販売機
300とリライト/精算機500はホストコンピュータ
(パーソナルコンピュータ)1に通信ラインで接続され
ており、売上げ等の取引データは、ホストコンピュータ
1に送られて管理されるようになっている。
【0027】このような構成において、利用者は腕時計
(リスト)型、或いはカード型の非接触データキャリア
30をリライト/精算機500で購入し、非接触データ
キャリア30を自動販売機300の選択部位(表示物ま
たは見本)に近接し、所望の料理の食券を購入する。本
例で用いる非接触データキャリア30は再利用可能なプ
リペイド型のものであり、利用者は、追加金額を支払っ
て非接触データキャリア30の内部残高を更新すること
で、何回でも非接触データキャリア30を利用すること
ができる。また、精算したい場合には、リライト/精算
機500を用いて残高を精算できるようになっている。
【0028】図20はリライト/精算機500の外観を
示しており、前面パネルには、非接触データキャリア3
0の購入又は金額の更新、及び残高の払戻しを指示する
選択ボタン580Aと、非接触データキャリア30の残
高額を表示するための残高表示窓530Aと、紙幣を挿
入するための紙幣挿入口540Aと、投入金額を表示す
るための金額表示窓550Aと、クレジットカード(又
は社員カード)のカード挿通部524と、購入した新規
の非接触データキャリア30を利用者が受取る新規キャ
リア投出口(シャッタ付)590Aと、金額の更新又は
払戻し時に対象となる非接触データキャリア30を置く
キャリア置台520Aと、釣銭や払戻した貨幣を利用者
が取出すための紙幣取出口560A及び硬貨取出口57
0Aが設けられている。また、貨幣の取出しがなされて
いない時など利用者に注意を喚起するためのランプL1
〜L4が要所に設けられている。
【0029】リライト/精算機500の内部構成は図2
1に示すようになっており、全体の制御を行なうCP
U、メモリ等で成る制御部510を有し、制御部510
には、キャリア置台に置かれた非接触データキャリア3
0のID情報/金額情報の読取り/書換えを行うキャリ
アリーダライタ部520、非接触データキャリア30の
内部残高を表示する残高表示部530、万券,5千円
券,千円券を受付ける紙幣入金部540、投入金額及び
非接触データキャリア購入時の残高額を表示する投入金
額表示部550、非接触データキャリア購入時の釣銭や
払戻し時の紙幣を支払う紙幣出金部560、同じく千円
未満の分を支払う硬貨投出部570、選択ボタンで選択
された購入金額/払戻の選択情報を入力する選択釦入力
部580が接続されると共に、ホストコンピュータ1と
の間で交信を行なう通信I/F部511が接続されてい
る。
【0030】さらに、制御部500には、ID情報や売
上データのデータをリムーバブル・ディスク等の記憶媒
体(本例ではFD)に落し込むときに使用するFDD5
12、購入された新規の非接触データキャリア30を投
出するキャリア投出部590、キャリア台部ランプL
1、紙幣取出口ランプL2、硬貨取出口ランプL3、紙
幣入金部ランプL4が接続されている。ここで、キャリ
ア台部ランプL1は、キャリア待ち時や非接触データキ
ャリア30の取出し可能時に点滅すると共に、キャリア
置台526に非接触データキャリア30が置かれている
時に点灯するように制御され、また、紙幣取出口ランプ
L2と硬貨取出口ランプL3は貨幣の取出し要の時に点
滅し、紙幣入金部ランプL4は入金の受付け可能時に点
灯するように、制御部510によってそれぞれ制御され
るようになっている。
【0031】このような構成において、その動作例を図
22、図23のフローチャートを参照して説明する。紙
幣挿入口540Aに紙幣が挿入されると(ステップS3
00)、制御部510では紙幣入金部540で識別した
挿入金額を投入金額表示部550を介して金額表示窓5
50Aに表示する(ステップS301)。続いて、キャ
リア置台520Aに非接触データキャリア30が置かれ
ているか否かを検知し(ステップS302)、置かれて
いる場合には非接触データキャリア30から読出した残
高額を残高表示部530を介して残高表示窓530Aに
表示し、置かれていない場合は0円を残高表示窓530
Aに表示する(ステップS304)。続いて、選択釦入
力部580を介して選択ボタン580Aの選択情報を入
力し、払戻ボタン582の押下を検出したときは(ステ
ップS305)、キャリアリーダライタ部520により
非接触データキャリア30の残額を0に書換えると共
に、紙幣出金部560及び硬貨投出部570を介して残
高額の貨幣を紙幣取出口560A及び硬貨取出口570
Aに投出し(ステップS306)、非接触データキャリ
ア30の返却を促すメッセージ(例えば「キャリアを返
却下さい」)を表示して(ステップS307)待機状態
とする。返却された非接触データキャリア30は係員が
受取り、図示されない別の返却機に回収される。
【0032】一方、金額選択ボタン581の押下を検出
したときは(ステップS308)、投入金額と金額選択
ボタン581の選択金額(本例では1千円,2千円,3
千円,5千円)とを比較し、購入可能範囲か否かを判断
する(ステップS309)。購入可能範囲外の金額選択
ボタン581が押下されたのであれば金額不足の警告音
を発した後(ステップS310)、上記ステップS30
0にリターンする。一方、金額選択ボタン581で選択
された金額が購入可能範囲であれば、キャリア置台52
0Aに非接触データキャリア30が置かれているか否か
により、金額の更新か新規購入かを判断する(ステップ
S311)。非接触データキャリア30が置かれている
場合、即ち金額の更新の場合は、金額選択ボタン581
で選択された金額と残高額とを加算した金額情報を非接
触データキャリア30に書込み(ステップS312)、
書込額を残高表示窓530Aに表示すると共に、挿入金
額の残りを金額表示窓550Aに表示し(ステップS3
13)、非接触データキャリア30の取出しを促すメッ
セージ(例えば「キャリアをお取り下さい」)を表示し
て待機状態とする(ステップS314)。
【0033】上記ステップS311で非接触データキャ
リア30が置かれていない場合、即ち新規購入の場合は
新規非接触データキャリア30を新規キャリア投出口5
90Aに投出して金額選択ボタン581で選択された金
額をキャリアリーダライタ520部により非接触データ
キャリア30に書込み(ステップS315)、購入した
非接触データキャリア30の取出しを促すメッセージを
表示して待機状態とする(ステップS314)。また、
上記ステップS308で金額選択ボタン581の押下が
検出されない場合は、上記ステップS300にリターン
して待機状態(操作待ち)とする。
【0034】なお、リライト/精算機500には図示さ
れないIDカードのカードリーダが設けられており、現
金の代わりにクレジットカードを利用して、非接触デー
タキャリア30の購入又は金額の更新を行うことができ
るようになっている。この場合、クレジットカードをリ
ライト/精算機500のカード挿通部525A(図20
参照)に通すことによって記憶内容が読み取られ、その
時の購入額がクレジットカードのカード情報と共にリラ
イト/精算機500の記憶媒体(本例ではFD)に記録
される。そして、通信I/F部511を介してオンライ
ン(又は記憶媒体の持ち込み)によりデータがホストコ
ンピュータ1に登録され、例えば所定期間毎に当該利用
者の利用金額が集計されてカード会社に請求されるよう
になっている。
【0035】図24は食券の自動販売機300の外観を
示しており、前面パネルには料理のメニューを示す表示
物341aが配列されたメニュー表示部340aが設け
られ、前述したリーダライタ40が各表示物341aの
所定の部位(例えばメニュー表示部材の背面部)に装着
されている。又、前面パネルの所定位置には、投出され
た食券を取出すための取出口342a、残高額等を表示
する表示部351a、返却レバ−353a、販売可ラン
プ354a等がそれぞれ設けられている。内部構成とそ
の動作例は、前述した自動販売機300(図6〜図13
参照)と同等であるため説明を省略し、ここでは利用者
の操作例を説明する。利用者は、所望の料理の表示物3
41aに非接触データキャリア30を接近させ、図示さ
れない当該メニューのランプ点灯(或いは音声など)で
選択完了を確認し、非接触データキャリア30の内部残
高等を表示部351aで確認する。そして、取出口34
2aに投出された食券を受取り、他の食券を購入したい
のであれば、上記の操作を繰り返す。なお、当該メニュ
ーのランプ点灯後、所定時間内に返却レバ−353aを
操作すれば、選択したメニューを取消することができる
ようになっている。
【0036】次に、第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態は、非接触データキャリア30をID証
として使用し、購入した物品の金額を後払いで精算でき
るようにしたもので、ここでは、社員食堂システムに適
用した場合を例とする。後払い方式の自動販売機システ
ムの場合は、図19に示した構成においてリライト/精
算機500は不要であり、自動販売機300とホストコ
ンピュータ1とから構成される。なお、食券の自動販売
機300とホストコンピュータ1のハードウェア構成は
第2の実施形態と同等であり、非接触データキャリア3
0には予め社員用IDが書込まれているものとして以下
説明する。社員食堂には前述の食券の自動販売機300
(図24参照)が配設されており、利用者は非接触デー
タキャリア30を用いて食券を購入する。すなわち、利
用者は非接触データキャリア30を自動販売機300の
表示物341aに近接し、所望の料理の食券を購入す
る。以下、第2の実施形態と制御の異なる部分について
説明する。
【0037】先ず、自動販売機300の後払い方式での
動作例について、図24の外観図、図8の内部構成図、
図25、図26のフローチャートを参照して説明する。
自動販売機300は常時データキャリア待ちの状態とな
っており(ステップS400)、利用者の非接触データ
キャリア30が所望の料理の表示物341aに接近され
ると、当該非接触データキャリア30のデータがリーダ
ライタ40及びI/F装置355を介して制御部350
に読出され(ステップS401)、IDが有効か否かが
判断され(ステップS402)、IDが無効の場合、例
えばIDコードが登録されていない場合や、盗難,紛失
等による取引停止届けがなされている場合は、無効の旨
を表示して(ステップS403)上記ステップS400
にリターンする。ここで、上記の有効/無効チェックは
ホストコンピュータ1に登録され自動販売機側に転送さ
れたID情報や取引停止情報に基づいて行われるが、自
動販売機300からの問い掛けを受けてホストコンピュ
ータ1側でチェックするようにしても良い。IDが有効
であれば該当選択商品、つまり非接触データキャリア3
0で指示されたメニューのランプを点灯し(ステップS
404)、販売可能なことを利用者に報知せしめると共
に、待ちタイマーをセットする(ステップS405)。
そして、返却レバ−353が操作されたか否かを判断し
(ステップS406)、操作されない場合はタイムアッ
プして後(ステップS407)に接近された非接触デー
タキャリア30のデータを読出し(ステップS41
0)、IDデータが一致しているか否かを判断する(ス
テップS411)。
【0038】IDデータが不一致であればID読取りエ
ラーの旨を表示して(ステップS415)上記ステップ
S400にリターンする。ここで、IDデータが不一致
の場合には、返却レバ−353が操作されたものと見做
すようにすることもできる。IDデータが一致していれ
ば、購入データを作成し(ステップS412)、商品投
出部360を介して取出口342に食券を投出し(ステ
ップS413)、売上データをホストコンピュータ1に
送出して(ステップS414)、上記ステップS400
にリターンして待機状態とする。上記ステップS406
で返却レバ−353が操作された場合には、表示部35
1に「販売キャンセル」を表示して(ステップS40
8)上記ステップS400にリターンする。
【0039】次に、精算時の動作例について説明する。
後払い方式の場合は、例えば非接触データキャリア30
の発行時にID情報と共に利用者がホストコンピュータ
1に登録され、自動販売機300から送られてくる売上
げデータによつて、非接触データキャリア発行時の登録
人に現金請求が行われる。すなわち、ホストコンピュー
タ1では、非接触データキャリア30のID情報と請求
先を示す利用者情報を記憶しておき、自動販売機300
から送出される売上データをID情報に対応させて記録
する。そして、ある一定の期間毎(或いは精算指示がさ
れた時点)に、ID毎に記録されている売上データと利
用者情報を読込み、当該利用者に集計金額の現金請求を
行い、支払完了により未精算分の金額を精算する。な
お、給与システムと連動して月毎に利用者の給料から天
引きすることで精算するようにしても良い。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、非接触デ
ータキャリアを自動販売機等の装置内部に取り込むこと
無く、選択しようとする商品見本あるいは選択部位に近
づけるだけで、所望の商品の受取りを行ない得ると共
に、金額の引き落としを実際の釣銭の発生なしに行なう
ことができ、非接触方式のメリットを活かした自由度の
高い運用が実現できる。そして、プリペイド方式の場合
には、データキャリアの発行時に現金を支払うだけで自
動販売機をキャッシュレスで利用できると共に、データ
キャリアの残高額を追加金額に応じて更新できるように
することで永続的にデータキャリアを利用できるように
なる。また、精算の際には、釣銭の取り忘れ(データの
更新忘れ)が有っても、ホストコンピュータで管理して
いるデータに基づいて返金ができる。さらに、後払い方
式とした場合には、IDタイプの非接触データキャリア
を用いて自動販売機をキャッシュレスで利用できると共
に、ホストコンピュータで管理しているデータに基づい
て精算処理することで口座引き落としや給与の天引き等
による自動精算も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を説明するための模式図である。
【図2】本発明の利用者の流れ及び情報の流れを示すブ
ロック図である。
【図3】本発明に用いる非接触データキャリア及びリー
ダライタの構成例を示す図である。
【図4】本発明に用いる非接触データキャリアのメモリ
マップの一例を示す図である。
【図5】発行機の構成例を示すブロック図である。
【図6】自動販売機の一例を示す外観図である。
【図7】上記自動販売機に内蔵する商品サンプルの一例
を示す図である。
【図8】上記自動販売機の内部構成例を示すブロック図
である。
【図9】自動販売機の動作例を示すフローチャートの一
部である。
【図10】自動販売機の動作例を示すフローチャートの
一部である。
【図11】自動販売機の他の動作例を示すフローチャー
トの一部である。
【図12】自動販売機の他の動作例を示すフローチャー
トの一部である。
【図13】自動販売機の更に別の動作例を示すフローチ
ャートである。
【図14】ホストコンピュータにおけるメモリマップの
一例を示す図である。
【図15】支払機の一例を示す外観図である。
【図16】精算機の一例を示す外観図である。
【図17】精算機の内部構成例及び非接触データキャリ
ア、ホストコンピュータの関係を示すブロック図であ
る。
【図18】精算機の動作例を示すフローチャートであ
る。
【図19】食堂等に適用される自動販売機システムの全
体構成の一例を示すブロック図である。
【図20】リライト/精算機の一例を示す外観図であ
る。
【図21】リライト/精算機の内部構成を示すブロック
図である。
【図22】リライト/精算機の動作例を示すフローチャ
ートの一部である。
【図23】リライト/精算機の動作例を示すフローチャ
ートの一部である。
【図24】自動販売機の他の例を示す外観図である。
【図25】自動販売機の後払い方式での動作例を示すフ
ローチャートの一部である。
【図26】自動販売機の後払い方式での動作例を示すフ
ローチャートの一部である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 30 非接触データキャリア 40 リーダライタ 41 アンテナ 42 駆動処理回路 100 発行機 200 精算機 300 自動販売機 341 商品サンプル 341a 商品表示物 400 支払機 500 リライト/精算機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // G07G 1/12 321 G07F 7/08 Q

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも固有のIDを有する非接触デ
    ータキャリアを発行する発行手段と、前記非接触データ
    キャリアにより自動販売機からの商品を販売する販売手
    段と、その利用について精算する精算手段とを備えた非
    接触データキャリアを使用した自動販売機システムにお
    いて、前記自動販売機の販売しようとする商品を特定す
    るための表示物または選択部位に前記非接角データキャ
    リアと交信を行うためのアンテナをそれぞれ有するリー
    ダライタ部が装着されていることを特徴とする非接触デ
    ータキャリアを使用した自動販売機システム。
  2. 【請求項2】 前記自動販売機がID情報による後払い
    方式になっており、前記データキャリア発行時にID情
    報と共に利用者が登録され、利用者が前記非接触データ
    キャリアを前記アンテナに接近させることによって商品
    の販売を行い、精算時には自動販売機によるID情報に
    伴う売上げデータによつて発行時の登録人に現金請求が
    行われるようになっている請求項1に記載の非接触デー
    タキャリアを使用した自動販売機システム。
  3. 【請求項3】 前記非接触データキャリアがプリペイド
    の金額情報を有し、該非接触データキャリアが発行され
    る際に現金が支払われ、前記自動販売機が商品に販売が
    ある時には該非接触データキャリアより金額情報を減額
    するようになっている請求項1に記載の非接触データキ
    ャリアを使用した自動販売機システム。
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