JPH10105586A - Cadシステムにおけるチーム形式による設計方式及びその設計方法 - Google Patents

Cadシステムにおけるチーム形式による設計方式及びその設計方法

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JPH10105586A
JPH10105586A JP8254547A JP25454796A JPH10105586A JP H10105586 A JPH10105586 A JP H10105586A JP 8254547 A JP8254547 A JP 8254547A JP 25454796 A JP25454796 A JP 25454796A JP H10105586 A JPH10105586 A JP H10105586A
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JP
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design
shape data
shape
screen
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JP8254547A
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Hiroaki Sano
裕昭 佐野
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Toyota Caelum Inc
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Toyota Caelum Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の設計箇所を有する部位に対して同時並
行して設計を行うことを可能とし、かつ変更対象となっ
た部位を参照している各設計者にリアルタイムに知らせ
る。 【解決手段】 クライアントプロセス10は、部品の線
や面等の形状データを表す形状データオブジェクト12
と、形状データオブジェクト12に依存し線や面等を表
す表示画面上のデータを表す表示用オブジェクト14
と、形状データオブジェクト12に対して行われた変更
内容に関する情報のみを表す変更通知オブジェクト16
とを有する。サーバプロセス5の変更通知サーバ51
は、部品の設計を行ったクライアントプロセス10から
送られてくる変更通知オブジェクト16を、その部品を
画面表示しているクライアントプロセス20に分配す
る。クライアントプロセス20は、変更通知オブジェク
ト16に基づき、形状データオブジェクト22及び表示
用オブジェクト24の更新を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCADシステムにお
いて1つの設計対象を複数の部位に分割し、各部位を同
時並行して設計を行うチーム形式による設計方式、特に
複数の設計者による同一部位に対する設計作業の効率化
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車の設計のように設計
対象が比較的大型で多数に及ぶ部品から構成されるもの
を設計する場合、作成した自動車の外観を設計単位とな
る複数の部位(コンポーネント)に分割し、その後は各
部位を同時に並行して設計を行ういわゆるチーム形式の
CADシステムが導入されている。このチーム形式によ
るCADシステムにおいては、複数の設計者がデータ処
理用の各端末装置において各部位の設計を同時並行して
進めることができるので、設計の効率化や設計期間の短
縮を図ることが可能となる。但し、設計者は、隣接する
部位との接続部分等他人の設計部分と干渉しあう部分の
設計を行うような場合には、その他人の設計による部位
の最新形状をリアルタイムに把握する必要がある。そこ
で、従来においては、例えば特開平5−242174号
公報に示されているように、隣接した部位に対して修正
がなされた場合にはその修正内容をリアルタイムに表示
させることで設計者間でのコミュニケーションの悪化を
防止し全体として効率的なチーム形式による設計を可能
としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記設
計方式は、同時並行して行われた他の部位に対する修正
内容を自己の端末装置の表示画面にリアルタイムに反映
させることはできたとしても同一部位に対する同時並行
して行われる変更を認めるものではない。
【0004】例えば、エンジンルーム、乗員ルーム及び
トランクルームから車体を構成するいわゆる3ボックス
タイプの自動車の外装を設計する場合であって、車体を
エンジンルーム、乗員ルーム及びトランクルームの3つ
の部位に分割して設計を行う場合を想定すると、通常は
部位毎に一人ずつ設計者を割り当てるか、若しくは各部
位に含まれる部品毎に設計者を割り当てる。仮に一つの
部位の設計を複数の設計者に割り当てたとしてもただ一
人の設計者にのみデータの更新権を与えるようにしてい
る。従来の方式においては、1つの部位に複数の設計者
を割り当てて同時並行して設計を行わせると、後からデ
ィスク等にセーブしたデータによりその前にセーブした
データを上書きしてしまうからである。例えば、エンジ
ンルームの部位において、サイドターンシグナルランプ
とフロントバンパーとは相互に干渉し合わない部品であ
るのにもかかわらず従来においては同じ部位に対する設
計であるとして同時並行して設計作業を行うことはでき
ない。
【0005】また、サイドプロテクションモールディン
グ、サイドマッドガード等の設計は、複数の部位にまた
がったとしても一つの部品(設計単位)として通常一人
の設計者に任されるが、この部品の設計を行うために従
来においては、前述した理由により全ての部位に対する
更新権を同時に得なければ全体的な設計を行うことがで
きなかった。もちろん、一つの部位毎に更新権を得て順
次設計を行うことも可能ではあるが、部位の境界部の不
整合を招きやすくなり効率的な設計方法だとはいえな
い。
【0006】このように、設計対象となる一つの部位に
複数の設計箇所である部品が含まれ、各部品を複数の設
計者に分担している場合でも、従来において一つの部位
に割り当てられた各設計者は、同時並行して設計をする
ことはできなかった。
【0007】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、複数の設計箇所を
有する一つの部位に対しての同時並行して設計を行うこ
とを可能とするとともにその設計により変更した部位を
参照している各設計者に対してその変更内容をリアルタ
イムに知らせることができるCADシステムにおけるチ
ーム形式の設計方式及び設計方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、第1の発明に係るCADシステムにおけるチーム
形式による設計方法は、共有の形状データベースで管理
される設計対象に含まれる部品を画面表示する複数のデ
ータ処理手段を有し、複数の設計者が前記各データ処理
手段を介してそれぞれに割り当てられた部品の設計をチ
ーム形式で行うCADシステムにおいて、設計・修正を
行った部品に対する設計・修正にのみ関する変更情報を
作成し、その変更情報に基づいて前記形状データベース
に格納された当該部品のみの更新並びに前記各データ処
理手段における当該部品のみの画面表示の更新を行うこ
とを特徴とする。
【0009】第2の発明に係るCADシステムにおける
チーム形式による設計方式は、共有の形状データベース
で管理される設計対象に含まれる部品を画面表示する複
数のデータ処理手段を有し、複数の設計者が前記各デー
タ処理手段を介してそれぞれに割り当てられた部品の設
計をチーム形式で行うCADシステムにおいて、設計者
がした設計・修正内容に基づいて前記形状データベース
の更新を行う形状データ更新手段と、設計・修正を行っ
た部品の設計・修正にのみ関する情報を変更情報として
作成する変更情報作成手段と、作成された変更情報を、
設計・修正の対象となった部品を画面表示している前記
各データ処理手段に対して配送する変更情報通知手段
と、配送された変更情報に基づいて、設計・修正の対象
となった部品を表示している前記データ処理手段の表示
画面の更新を行う表示画面更新手段とを有し、同一の設
計対象に含まれる部品の設計・修正を同時並行して行う
ことを特徴とする。
【0010】第3の発明に係るCADシステムにおける
チーム形式による設計方式は、設計・修正の対象となる
部品を画面表示して設計者に設計作業を行わせる複数の
クライアントと、前記各クライアントから送られてくる
変更情報の配送先を管理するサーバと、設計対象に含ま
れる部品の形状データを格納する共有の形状データベー
スとを有し、複数の設計者が前記各クライアントを介し
てそれぞれに割り当てられた部品の設計をチーム形式で
行うCADシステムにおいて、部品の設計・修正が行わ
れる前記各クライアントは、設計者がした設計・修正内
容に基づいて前記形状データベースの更新を行う形状デ
ータ更新手段と、設計・修正を行った部品の設計・修正
にのみ関する情報を変更情報として作成する変更情報作
成手段と、変更情報を前記サーバに送信する変更情報送
信手段とを有し、前記サーバは、前記クライアントと前
記各クライアントが画面表示している部品とを対応させ
たクライアント参照テーブルを記憶する手段と、送られ
てきた変更情報に関わる部品を画面表示している前記ク
ライアントを前記クライアント参照テーブルを参照する
ことで特定し、その特定した前記各クライアントに対し
て当該変更情報を配送する変更情報通知手段とを有し、
設計・修正の対象となった部品を参照している前記クラ
イアントは、受け取った変更情報に基づいて、設計・修
正の対象となった部品の表示内容を更新する表示画面更
新手段とを有することを特徴とする。
【0011】第4の発明は、上記第2又は第3いずれか
の発明において、前記変更情報作成手段は、設計・修正
があったことを通知する通知情報として変更情報を作成
し、前記表示画面更新手段は、受け取った変更情報によ
る通知に従い、前記形状データベースから設計・修正を
行った部品の設計・修正内容のみを読み出して部品の表
示内容を更新することを特徴とする。
【0012】第5の発明は、上記第2又は第3いずれか
の発明において、前記変更情報作成手段は、実際の設計
・修正内容のみを変更情報として作成し、前記表示画面
更新手段は、受け取った変更情報に含まれている内容に
基づいて設計・修正の対象となった部品の表示内容を更
新することを特徴とする。
【0013】第6の発明は、上記第2又は第3いずれか
の発明において、前記形状データベースは、オブジェク
ト指向データベースであり、その他の前記各手段は、オ
ブジェクト指向で実現することを特徴とする。
【0014】第7の発明は、上記第2又は第3いずれか
の発明において、前記形状データ更新手段は、各部品に
対応する形状データの存在が有効かどうかを設定する形
状データ状態情報を保持することを特徴とする。この発
明によれば、画面上において部品が作成され、それに伴
って生成された当該部品に対応する形状データが有効に
存在しているか、あるいは部品が表示画面から削除され
たか(この場合、実際の形状データは削除されず単にそ
の存在が無効となる)、という形状データ状態情報を保
持し、形状データ状態情報の内容が無効のときに形状デ
ータの変更命令が出されてたとしても受け付けないよう
にした。これにより、例えば、形状データの削除命令の
直後に移動命令が出された場合でもその移動命令を受け
付けることはないので、設計内容に矛盾が生じることが
ない。
【0015】第8の発明に係るCADシステムにおける
チーム形式による設計方法は、設計対象に含まれる部品
を画面表示する複数のデータ処理手段を有し、複数の設
計者が前記各データ処理手段を介してそれぞれに割り当
てられた部品の設計をチーム形式で行うCADシステム
において、設計者がした設計・修正内容に基づいて、前
記データ処理手段共有の形状データベースに格納されて
いる部品の形状データを更新するステップと、いずれか
の前記データ処理手段を介して形状データを更新するス
テップと、設計・修正が行われた部品の設計・修正にの
み関する変更情報を作成するステップと、作成された変
更情報を、設計・修正の対象となった部品を画面表示し
ている前記各データ処理手段に対して配送するステップ
と、配送された変更情報に基づいて、設計・修正の対象
となった部品を表示している前記データ処理手段の表示
画面の更新を行うステップとを有し、同一の設計対象に
含まれる部品の設計・修正を同時並行して行うことを特
徴とする。
【0016】上記発明において、例えば、設計・修正を
行ったデータ処理手段若しくはクライアントは、何らか
のコマンドを発行して設計・修正を行うものと考えられ
るが、そのコマンド自身あるいは設計・修正の実行前後
の差異に関する内容のみを抽出し、その内容のみを他の
データ処理手段においても実行等させることで反映させ
れば、同じ画面表示の内容になるはずである。従って、
本発明においては、部品に対する設計・修正内容のみを
抽出し、その抽出した内容をその部品を表示している各
データ処理手段等において実行させることで、その部品
を画面表示している全てのデータ処理手段等において同
じ表示内容になるようにした。また、上記発明において
は、部品に対する設計・修正内容のみに基づいて形状デ
ータベースを更新するようにしたので、他の部品の形状
データを上書きして消失するようなことはない。すなわ
ち、本発明によれば、同一部位に対して複数の設計者に
より同時並行して設計・修正を行うことができる。
【0017】また、第9の発明に係るCADシステムに
おけるチーム形式による設計方式は、共有の形状データ
ベースで管理される設計対象に含まれる部品の形状デー
タをメモリ上にロードすることによって前記部品を画面
表示する複数のデータ処理手段を有し、複数の設計者が
前記各データ処理手段を介してそれぞれに割り当てられ
た部品の設計をチーム形式で行うCADシステムにおい
て、設計・修正を行った部品の設計・修正内容のみを抽
出し変更情報として作成する変更情報作成手段と、チー
ム内において作成された変更情報を順次蓄積する変更情
報履歴記憶手段と、前記変更情報履歴記憶手段に蓄積さ
れた変更情報への更新権を制御管理する排他制御手段
と、前記排他制御手段により更新権を得た後、設計対象
に含まれる部品に関する全ての変更情報を前記変更情報
履歴記憶手段から読み出し、その読み出した変更情報に
基づいて前記メモリ上の形状データを更新し、また、入
力されたコマンドを実行することによって前記メモリ上
の形状データ及び前記形状データベースの更新を行う形
状データ管理手段と、前記メモリ上の形状データに基づ
いて部品の画面表示を行う表示データ管理手段とを有す
ることを特徴とする。
【0018】第10の発明は、第9の発明において、前
記各データ処理手段において前記変更情報履歴記憶手段
から読み出した変更情報の位置を記録する変更情報反映
記録手段を有し、前記形状データ管理手段は、任意の位
置までの変更情報を前記変更情報履歴記憶手段から読み
出し前記メモリ上に反映させることを特徴とする。
【0019】第11の発明は、第10の発明において、
前記形状データ管理手段は、設計対象に含まれる部品に
関する変更情報のうち前記メモリ上に反映させていない
変更情報のみを前記変更情報履歴記憶手段から読み出し
て前記メモリ上の形状データの更新を行うことを特徴と
する。
【0020】第12の発明は、第11の発明において、
前記形状データ管理手段は、設計対象に含まれる部品に
関する変更情報が蓄積される度にその変更情報を前記変
更情報履歴記憶手段から逐次読み出して前記メモリ上の
形状データの更新を行うことを特徴とする。
【0021】更に、第13の発明に係るCADシステム
におけるチーム形式による設計方式は、設計・修正の対
象となる部品の形状データをメモリ上にロードすること
により前記部品を画面表示して設計者に設計作業を行わ
せる複数のクライアントと、前記各クライアントにおけ
る設計・修正内容を一括管理するサーバと、設計対象に
含まれる部品の形状データを格納する共有の形状データ
ベースとを有し、複数の設計者が前記各クライアントを
介してそれぞれに割り当てられた部品の設計をチーム形
式で行うCADシステムにおいて、前記クライアント
は、設計・修正を行った部品の設計・修正内容のみを抽
出し変更情報として作成する変更情報作成手段と、作成
された変更情報を前記サーバに送る変更情報通知手段と
を有し、前記サーバは、前記クライアントから送られて
くる変更情報を順次蓄積する変更情報履歴記憶手段と、
前記変更情報履歴記憶手段に蓄積された変更情報への更
新権を制御管理する排他制御手段とを有し、前記クライ
アントは、更に、前記排他制御手段により更新権を得た
後、設計対象に含まれる部品に関する全ての変更情報を
前記変更情報履歴記憶手段から読み出し、その読み出し
た変更情報に基づいて前記メモリ上の形状データを更新
し、また、入力されたコマンドを実行することによって
前記メモリ上の形状データ及び前記形状データベースの
更新を行う形状データ管理手段と、前記メモリ上の形状
データに基づいて部品の画面表示を行う表示データ管理
手段とを有することを特徴とする。
【0022】上記発明によれば、例えば設計・修正を行
ったコマンド自身あるいは設計・修正の実行前後の差異
に関する内容のみを抽出し作成した変更情報を履歴管理
し、その変更情報に基づいて各データ処理手段若しくは
各クライアントにおいて画面表示の更新や形状データベ
ースの更新を行うようにしたので、他の設計者がした設
計・修正内容を自己の画面表示に反映させることができ
るとともに、上書きすることなく形状データベースの更
新を行うことができる。これにより、同一部位に対して
複数の設計者により同時並行して設計・修正を行うこと
ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な各実施の形態について説明する。
【0024】実施の形態1.図1は、本発明に係るCA
Dシステムにおけるチーム形式による設計方式の一実施
の形態を示したブロック構成図である。本実施の形態に
おける設計方式は、クライアントプロセス10,20、
データベースプロセス3及びサーバプロセス5で構成さ
れ、それぞれオブジェクトを含んでいる。
【0025】クライアントプロセス10,20は、設計
作業単位すなわちデータ処理手段である端末装置等の表
示画面毎に対応させて生成される。クライアントプロセ
ス10に含まれる形状データオブジェクト12は、アプ
リケーションオブジェクトであり、例えば線や面等の形
状データを表す。表示用オブジェクト14は、形状デー
タオブジェクト12に依存するオブジェクトであり、例
えば線や面等を表す表示画面上のデータである。各部位
は、通常、複数の形状データオブジェクト12によって
表現され、複数の表示用オブジェクト14によって表示
される。形状データオブジェクト12と表示用オブジェ
クト14は、画面表示するために必要なオブジェクトで
あるので、自己の設計対象となる部位のみならず他の者
が設計している画面上の部位に対しても生成される。逆
にいうと、画面上に部位を表示する際に、その部位に含
まれる各部品の形状データオブジェクト12と表示用オ
ブジェクト14は生成される。そして、形状データオブ
ジェクト12と表示用オブジェクト14は、図2に示す
ような表示データ対応テーブルによって関連付けられ管
理される。表示用オブジェクト14は、形状データオブ
ジェクト12に対応して通常一つ生成され、ある形状デ
ータを異なる形式、例えば描画や数値表で表現するとき
などは複数生成される。表示データ対応テーブルへの設
定は、部位の画面上への表示、削除に伴い、自動的に行
われる。変更通知オブジェクト16は、形状データオブ
ジェクト12に対して行われた変更の内容を表す。変更
管理オブジェクト18は、作成された変更通知オブジェ
クト16を管理し、生成された順に変更通知オブジェク
ト16をサーバプロセス5に送る。
【0026】一方のクライアントプロセス20に含まれ
る形状データオブジェクト22及び表示用オブジェクト
24は、クライアントプロセス10上の各オブジェクト
12,14と同じであり、更新権の有無に関係なく表示
される部位に対応して生成される。また、クライアント
プロセス20は、図2に示したのと同様の形式の表示デ
ータ対応テーブルを保持している。変更管理オブジェク
ト28は、サーバプロセスから送られてきた変更通知オ
ブジェクト26を管理し、受け取った順に変更対象とな
る部品の形状データの更新を形状データオブジェクト2
2にさせ、更に表示用オブジェクト24を更新させる。
変更通知オブジェクト26は、変更通知オブジェクト1
6と同様に形状データオブジェクトに対して行われた変
更の内容を表すが、この例の場合は他のクライアントプ
ロセス10によって変更された内容を含んでいる。な
お、本実施の形態では、クライアントプロセス10にお
ける変更内容をクライアントプロセス20に反映させる
例で説明するため、便宜上、各クライアントプロセス1
0,20にそれぞれ変更、反映に必要な機能のみを持つ
ような説明をしたが、本来はそれぞれ同等の機能を有し
ており、双方向の変更、反映が可能である。
【0027】データベースプロセス3は、部品形状デー
タオブジェクトを格納する形状データベース31を管理
する。形状データベース31は、オブジェクト指向デー
タベースである。部品形状データオブジェクトの管理方
式は一般的な形式でよい。
【0028】サーバプロセス5は、各クライアントプロ
セスにおいて作成された変更通知オブジェクトを所定の
クライアントプロセスに分配する変更通知サーバ51を
有している。受け取った変更通知オブジェクトをどのク
ライアントプロセスに分配するかは、図3に示したよう
な部位参照テーブルを参照することによって知ることが
できる。このサーバプロセス5が持つ部位参照テーブル
には、形状データオブジェクトとファイルディスクリプ
タとを対応づけて設定されている。ファイルディスクリ
プタは、クライアントプロセスが起動されサーバプロセ
ス5とセッションが確立された時点でクライアントプロ
セス毎にユニークに割り当てられる。そして、各クライ
アントプロセスが動作する端末装置上において画面に部
位を表示すると、そのとき表示した部位に関連する部品
の形状データオブジェクトのIDをサーバプロセス5に
通知する。サーバプロセス5は、受け取ったIDとその
IDの送信元となるクライアントプロセスに割り当てた
ファイルディスクリプタとを対応させて部位参照テーブ
ルに登録する。部位参照テーブルに登録されたデータ
は、各クライアントプロセスにおいて部品の表示を止め
たときに削除される。また、クライアントプロセスとの
セッション終了時にそのクライアントプロセスに関連す
る登録データは全て削除される。この部位参照テーブル
への設定処理は、クライアントプロセスの起動、消滅に
応じて自動的に行われる。
【0029】上記各プロセス3,5,10,20は、例
えば図4に示すようなCADシステム上において一般的
なコンピュータ上で動作する。また、表示データ対応テ
ーブルや部位参照テーブルは、各プロセスが動作するコ
ンピュータのメモリ上に展開される。但し、各クライア
ントプロセスは、設計作業単位、表示画面単位に生成さ
れるので、それぞれが各設計者に割り当てられた1台の
端末装置すなわちデータ処理手段上で動作することが一
般的であると思われるが、このような形態に限らず複数
の設計者が1台のコンピュータ上で同時にデータ処理を
行う場合はそのコンピュータ上に共存することになる。
以降の説明においては、1台の端末装置上で1つのクラ
イアントプロセスが動作するものとして説明する。
【0030】本実施の形態において特徴的なことは、以
上の構成を設けたことで、何ら不都合を生じることなく
1つの部位に対する複数の設計者に同時に更新権を与
え、1つの部位に対して同時並行して設計をできるよう
にしたことである。また、他の設計者により設計・修正
内容をリアルタイムに表示させることができるようにし
たことである。
【0031】次に、クライアントプロセス10において
部品の形状を変更した場合、その変更内容がクライアン
トプロセス20に送られ反映されるまでの動作について
図5に示したフローチャートに基づいて説明する。な
お、一つの部品は、通常複数の形状データオブジェクト
によって構成されているが、ここでは、一つの形状デー
タオブジェクトで構成されているものとして説明する。
【0032】まず、クライアントプロセス10を動作さ
せる設計者は、CADのコマンドを発行してある部品の
形状等を画面上で修正したとすると(ステップ11)、
内部では形状データオブジェクト12が変更されること
になる(ステップ12)。形状データオブジェクト12
が変更されると、更新メソッドにより形状データベース
31の内容をリアルタイムに更新しようとする(ステッ
プ13)。データベースプロセス3は、クライアントプ
ロセス10からの更新要求を受け取ると、更新要求を順
番に実行し、形状データベース31の内容を逐次更新す
る(ステップ13)。形状データオブジェクト12は、
形状データベース31の更新とともに変更通知オブジェ
クト16を生成する(ステップ14)。変更通知オブジ
ェクト16は、変更した旨を含み、クライアントプロセ
ス10自身のためのみならず他のクライアントプロセス
20に通知するための情報となる。変更通知オブジェク
ト16は、一つのCADコマンドが一つの形状等のみを
変更するのであれば通常一つ生成される。生成された変
更通知オブジェクト16は、変更管理オブジェクト18
が管理するキューに登録される。そして、変更管理オブ
ジェクト18は、表示データ対応テーブルを参照し、更
新メソッドを呼び出し対応づけられている表示用オブジ
ェクト14に対し更新の指示を行う。例えば、図2にお
いて変更された形状データオブジェクト12のIDが
“A1”だとすると、IDが“B1”,“B2”,“B
3”の表示用オブジェクト14に対して更新指示を出す
ことになる。表示用オブジェクト14は、このとき指示
に含まれ引数として渡される変更情報に基づいて形状デ
ータにより自分自身を更新する(ステップ15)。自分
自身を更新することは、画面上に表示された部位の一部
分を形成する部品の形状が有効に更新されたということ
である。
【0033】以上の一連の動作により、更新権が付与さ
れ設計対象である部位の形状等の修正が設計者により有
効に行われ、画面は修正後の状態で表示される。
【0034】更に、クライアントプロセス10において
変更管理オブジェクト18は、順次変更通知オブジェク
ト16をキューから取り出し、サーバプロセス5に送信
する。本実施の形態においては、各プロセスをソケット
を使用して接続しているので、変更通知オブジェクト1
6を送信する前にテキスト形式への変換を行っている。
【0035】変更通知サーバ51は、変更通知を受け取
ると(ステップ21)、変更通知の内容からどの形状デ
ータオブジェクトに対する変更であるかを知ることがで
きるので、この変更対象となった形状データオブジェク
トに基づいて部位参照テーブルを検索して対応している
ファイルディスクリプタを得る。すなわち、変更通知サ
ーバ51は、部位参照テーブルを検索することによっ
て、形状データオブジェクトにより表現されている部位
を画面上に表示しているクライアントプロセスを特定す
ることができる(ステップ22)。従って、変更通知サ
ーバ51は、特定したクライアントプロセスに対して受
け取った変更通知を配送する(ステップ23)。なお、
変更通知の送信元であるクライアントプロセスにおいて
は、画面上の表示をすでに自ら更新しているので変更通
知を配送する必要はない。例えば、変更された形状デー
タオブジェクト12のIDが“A1”だとすると、変更
通知サーバ51は、図3に示した部位参照テーブルを参
照してファイルディスクリプタが“FD1”,“FD
2”であるクライアントプロセスに対して変更通知を配
送しようとするが、IDが“A1”である形状データオ
ブジェクト12を変更したクライアントプロセス10の
ファイルディスクリプタが“FD1”であれば、ファイ
ルディスクリプタが“FD2”であるクライアントプロ
セスに対して変更通知を配送することになる。
【0036】変更通知が送られてきたクライアントプロ
セス20の変更管理オブジェクト28は、その変更通知
を変更通知オブジェクト26に変換し復元した後、管理
するキューに順次登録する(ステップ31)。変更管理
オブジェクト28は、登録された変更通知オブジェクト
26を順次取り出し、更新メソッドを呼び出し対応する
形状データオブジェクト22並びに表示用オブジェクト
24に更新指示を行う。どの形状データオブジェクト2
2に対して更新指示を出すかは、変更通知オブジェクト
26に含まれている通知情報により特定することができ
る。形状データオブジェクト22は、形状データベース
31をアクセスし部品に対する設計・修正内容のみを読
み出し、この読み出した変更上に基づいてクライアント
プロセス20における当該部品の形状データを更新する
(ステップ32)。また、更新対象となる表示用オブジ
ェクト24は、表示データ対応テーブルを参照すること
によって得ることができる。表示用オブジェクト24
は、通知情報に基づいて既に更新された形状データによ
り自分自身を更新する(ステップ33)。自分自身を更
新することによって、画面上に表示された部位の一部分
を形成する部品の形状を有効に更新することができる。
【0037】以上のようにして、クライアントプロセス
10によって行われた修正がクライアントプロセス20
にもリアルタイムに反映することができる。つまり、ク
ライアントプロセス20において、クライアントプロセ
ス10が設計対象としている部位に対して更新権を得て
いないとき、すなわちクライアントプロセス10の設計
対象となる部位を参照のみ行っているときには、クライ
アントプロセス10によって行われた変更内容がクライ
アントプロセス20における画面上にリアルタイムに反
映される。また、クライアントプロセス20がクライア
ントプロセス10の設計対象と同一部位に更新権を得て
いるとき、すなわちクライアントプロセス10と同時並
行して同じ部位の設計を行っているときには、同じ部位
であってもクライアントプロセス10が行った部分のみ
変更されるので、クライアントプロセス20が行ってい
る修正作業の内容が上書きされて消失することはない。
【0038】このようにして、本実施の形態において
は、同一部位に対して同時並行して設計を行うことがで
きる。
【0039】なお、上記説明では、2つのクライアント
プロセスの場合で説明したが、これに限られたものでは
なく、前述した構成で複数のクライアントプロセスが存
在する場合でも適用することが可能である。この場合、
各クライアントプロセスにおける変更管理オブジェクト
は、サーバプロセス5を介して複数のクライアントプロ
セスからの変更通知を受け取ることになるが、変更通知
には、変更対象となった形状データオブジェクトを特定
できる情報すなわち形状データオブジェクトIDが含ま
れているので、どのクライアントプロセスが送信元とな
ったとしても問題なく上記と同様の処理を行うことがで
きる。
【0040】また、サーバプロセス5は、前述したよう
に部位参照テーブルの設定内容に基づいて変更通知を配
送するので、部品(コンポーネント)毎、設計を行う製
品(モデル)毎、あるいは複数のモデル共通でも設ける
ことができる。
【0041】ところで、以上の説明においては、複数の
設計者が同一部位に含まれる部品を並行して設計できる
ということについて述べたが、複数の設計者が同一部品
をほぼ同時に変更しようとする場合もあり得る。例え
ば、クライアントプロセス20において「5番の要素
(部品)をX方向に10mm移動させる」というコマン
ドが入力されている最中に、クライアントプロセス10
から「5番の要素を削除」という変更通知が届く可能性
がある。このとき、クライアントプロセス20における
移動命令を実行しようとすると矛盾が生じてしまう。そ
こで、本実施の形態においては、このような場合を以下
のようにして解消することができる。
【0042】まず、形状データオブジェクト12,22
は、各形状データの存在が有効かどうかを設定する形状
データ状態情報として活性化状態を保持しており、形状
データを表す形状データオブジェクト12,22が作成
されたときに活性化状態として「オン」を設定する。そ
して、形状データオブジェクト12,22に対応した部
品に対して削除コマンドが発行されたとき、この活性化
状態が「オン」であれば「オフ」に切り換える。なお、
削除コマンドが有効に実行されても形状データオブジェ
クト12,22を実際に削除することはしない。アンド
ゥ機能により復活させなければならない場合があるから
である。このとき、クライアントプロセス20は、設計
者により5番の要素に対する移動コマンドが発行された
としても、活性化状態がすでに「オフ」になっているの
で、その移動コマンドをエラーとして受け付けない。こ
のようにして、部品の形状に矛盾を生じることなくシス
テム全体としての整合性を保つことができる。
【0043】実施の形態2.上記実施の形態1では、設
計・修正を行ったクライアントプロセスが作成する変更
情報には、変更した旨を通知する情報のみが含まれ、部
品を画面表示していた他のクライアントプロセスは、形
状データベース31から実際の設計・修正内容を読み出
していたが、本実施の形態では、実際の設計・修正内容
を変更情報に含ませるようにしたことを特徴としてい
る。
【0044】つまり、本実施の形態における形状データ
オブジェクト12は、形状データベース31を更新した
設計・修正の内容により変更情報を作成する。例えば、
「追加、線要素、点(0、0、0)、点(100、10
0、0)」あるいは「修正、要素ID2、移動、(4、
0、0)」などのように実際の変更内容が変更情報に含
まれることになる。従って、他のクライアントプロセス
には、変更通知のみならず実際の変更された内容が配送
されることになる。そして、変更情報を受け取ったクラ
イアントプロセス20において、形状データオブジェク
ト22と表示用オブジェクト24は、この変更情報に基
づいて形状データ並びに画面表示の内容を更新すること
になる。
【0045】ところで、設計・修正を行ったクライアン
トプロセス10においては、何らかのコマンドを発行し
て設計・修正を行うものと考えられるので、本実施の形
態では、そのコマンド自身あるいは設計・修正の実行前
後の差異に関する内容のみを抽出し、その内容のみを変
更情報として作成する。そして、他のクライアントプロ
セスにおいてその変更情報に基づきコマンド等を実行さ
せれば、設計・修正を行ったクライアントプロセスと同
じ環境が生成されるはずである。特に、本実施の形態に
おいては、部品に対する設計・修正内容のみを抽出し、
その抽出した変更情報に基づいて形状データベースを更
新するようにしたので、他の部品の対するデータを上書
きするようなことはなくなる。
【0046】実施の形態3.上記実施の形態1では、オ
ブジェクト指向の技術を利用することを前提としている
が、本実施の形態では、その技術を使用しないでも実現
できるようにした。図6は、本発明に係るCADシステ
ムにおけるチーム形式による設計方式の他の実施の形態
を示したブロック構成図である。本実施の形態における
設計方式は、設計を行う際に生成されるクライアントプ
ロセス60,70と、設計対象となる部位の形状等の設
計・修正内容を一括管理するサーバプロセス80とで構
成される。クライアントプロセス60,70は、設計作
業単位など表示画面毎に対応させて生成される。但し、
本実施の形態では、上記実施の形態1と同様、各データ
処理手段である1台のコンピュータ上で各クライアント
プロセス60,70が動作するものとして説明する。
【0047】各クライアントプロセス60,70は、同
じ処理機能を持つ形状データ変更部61,71と、変更
情報通知部62,72と、表示データ管理部63,73
とをそれぞれ有している。形状データ変更部61,71
は、メモリ上の形状データを変更するとともに、その変
更内容すなわち設計・修正を行った部品の設計・修正内
容のみを抽出し変更情報として作成する。また、形状デ
ータのメモリ上へのロード、あるいは変更情報に基づく
形状データベース90の更新などメモリ上の形状データ
の管理や形状データベース90へのアクセスを行う。変
更情報通知部62,72は、形状データ変更部61,7
1が生成した変更情報をサーバプロセス80にリアルタ
イムに送信する。表示データ管理部63,73は、メモ
リ上の形状データに基づき表示データを生成するが、形
状データの更新に伴い表示データを更新することで画面
表示された部品形状の更新をリアルタイムに行う。
【0048】サーバプロセス80は、チーム内のクライ
アントプロセス60,70が生成する変更情報を部位毎
に順次履歴情報として蓄積する変更情報記憶部82と、
変更情報記憶部82に蓄積された変更情報への更新権を
制御管理する変更情報管理部81とを有している。変更
情報管理部81は、特にセマフォとして動作することで
排他制御を行う。
【0049】本実施の形態においては、このようにセマ
フォと変更情報を部位毎に履歴管理する手段とを設けた
ことを特徴としている。図7は、変更情報記憶部82に
記憶される変更情報履歴情報をテーブルで示した概念図
であるが、変更情報が記憶される度に通し番号、変更情
報の送信元となるクライアントプロセスの識別情報及び
実際の変更内容とが組にして蓄積される。通し番号は、
変更情報を受け取った順番を明確にするために設けられ
ただけなので、日時や他の採番方法等を利用してもよ
い。また、クライアントプロセスの識別情報には、シス
テム全体でユニークなIDが割り振られる。
【0050】次に、クライアントプロセス60において
部品の形状を変更した場合を例にして本実施の形態にお
ける動作について図8に示したフローチャートを用いて
説明する。なお、最初にクライアントプロセス60のみ
が更新権を持っている場合で説明する。
【0051】クライアントプロセス60を動作させる設
計者が部位の設計を開始するとき、その部位に関する形
状データが形状データベース90からメモリにロードさ
れ、部位に含まれる部品が画面表示される。設計者が画
面上において修正作業を行った後(ステップ41)、修
正内容を反映させるためにCADのコマンドが発行され
ると(ステップ42)、修正対象となった部位に対する
セマフォの獲得をしにいく(ステップ43)。セマフォ
は、変更情報管理部81によって管理され部位毎に設け
られている。なお、この説明においては、更新権はクラ
イアントプロセス60だけに付与されているので、ステ
ップ44〜47については後述する。
【0052】形状データ変更部61は、セマフォを獲得
できると、コマンドの実行、すなわちメモリ上の形状デ
ータを更新し、その更新内容に基づいて変更情報を作成
する(ステップ48)。この変更情報は、後段の処理で
変更情報記憶部82に変更内容として蓄積される。変更
内容は、動作させるアプリケーションに依存するが、変
更前の形状データとの差分でもよいし、変更に用いたコ
マンドでもよい。すなわち、後段の処理において他のク
ライアントプロセスが変更情報を読み取り実行すること
により他のクライアントプロセスにおける画面上の表示
内容がその送信元と同じになるようにしているので、変
更内容は、一定の規則に基づけばよいことになる。ま
た、表示データ管理部63は、形状データが変更される
と画面上の表示を更新する(ステップ49)。更新する
ためには、形状データ変更部61から送られてくる変更
情報に基づく。このようにして、形状データに変更を行
ったクライアントプロセス60において画面表示の更新
をリアルタイムに行うことができる。次に、形状データ
変更部61は、作成した変更情報をサーバプロセス80
に送信する(ステップ50)。
【0053】サーバプロセス80における変更情報管理
部81は、変更情報を受け取ると、変更がなされた部位
を判定し、部位毎に設けられた変更情報記憶部82に振
り分けて蓄積する。
【0054】形状データ変更部61は、変更情報の送信
後、発行したコマンドに基づき変更された形状データを
形状データベース90に登録する(ステップ51)。そ
して、セマフォを解放する(ステップ52)。
【0055】このようにして、変更を実際に行ったクラ
イアントプロセス60における画面上の表示並びに形状
データの更新処理をリアルタイムに行うことができる
が、この変更対象となった部位の参照を開始するクライ
アントプロセスのために、変更情報管理部81は、形状
データベース90へ反映させた変更情報記憶部82に履
歴されている変更情報の位置(反映開始位置)の情報を
保持し、形状データベース90が更新される度に反映開
始位置を移動してやる必要がある。
【0056】次に、クライアントプロセス60において
なされた変更内容を変更された部品を含む部位を参照し
ている他のクライアントプロセス70に反映させる動作
について説明する。
【0057】クライアントプロセス70の表示データ管
理部73は、変更情報記憶部82の内容を常時監視して
おり、クライアントプロセス70において画面表示して
いる部位に対する変更情報が変更情報記憶部82に登録
されると、当該変更情報を読み出す。表示データ管理部
73は、この変更情報を反映することで変更情報の作成
元であるクライアントプロセス60と変更対象となった
部品の形状については同じ内容となる。詳細に説明する
と、クライアントプロセス70は、形状データベース9
0から参照部位に関する形状データを読み出しメモリに
ロードして画面表示しているが、このメモリ上の形状デ
ータに対して変更情報に基づいて更新を行うことにより
変更対象となった部品に対してはクライアントプロセス
60におけるメモリの内容と同じになるはずである。こ
のようにして、他のクライアントプロセスにおいて行わ
れた変更内容を反映させることで同じ部品形状をリアル
タイムに表示することができる。
【0058】ところで、チーム形式により複数の設計者
が並行して設計を行っている場合は、通常、上記の通り
変更情報記憶部82の内容を常時監視し変更内容をリア
ルタイムに反映させることが望ましいが、本実施の形態
における設計方式においては、各クライアントプロセス
において定期的あるいは同期を取ること等を目的とした
ブロードキャストメッセージの受信時あるいは任意のタ
イミングで変更内容を反映させることができる。例え
ば、変更情報管理部81に一括して図9に示すような変
更情報反映記録テーブルを部位毎に設定しておく。この
テーブルには、各クライアントプロセスにおいて他のク
ライアントプロセスが行った設計・修正内容をメモリ上
に反映させたところまでの変更情報の通し番号を記録し
ておく。すなわち、変更情報反映記録テーブルには、各
クライアントプロセスにおいて画面表示の更新のために
変更情報記憶部82から読み出した変更情報の位置が記
録されている。例えば、図9によると、IDが1である
クライアントプロセスは、5番目までの変更情報を反映
させて画面上の表示を更新しているので、もし、最新の
状態に画面表示をしたければ、変更情報記憶部82から
まだ画面表示に反映させていない6番目以降の変更情報
を全て読み出し順次実行すればよいことになる。なお、
変更情報管理部81において各クライアントプロセスが
読み出した変更情報の位置(反映位置)を一括管理させ
ずに、各クライアントプロセスにおいて各自の反映位置
を管理させるようにしても実現可能である。
【0059】このように、各クライアントプロセスにお
いて任意のタイミングで変更内容を画面上に反映させる
ことができる。そして、全てのクライアントプロセスが
常に最新の変更情報を読み出しメモリ上に反映させるよ
うにしていれば、全てのクライアントプロセスにおける
画面には、最新の部品形状が表示可能になるはずであ
る。なお、変更情報反映記録テーブルを用いることによ
り、各クライアントプロセスにおいては、通し番号を指
定できるようにすれば、任意の位置の変更情報までを画
面表示に反映させることも可能である。
【0060】次に、複数の設計者が更新権を得ている場
合の動作について、クライアントプロセス60,70が
同一部位の更新権を同時に得ている場合のクライアント
プロセス60の動作を例にして説明する。
【0061】クライアントプロセス60は、前述したよ
うにコマンドが発行されると、セマフォを獲得する(ス
テップ41〜43)。ところで、複数人により更新処理
が行われている場合(ステップ44)、他のクライアン
トプロセス70が作成した変更情報は、変更情報記憶部
82に登録されているはずである。また、図9に示した
ように各クライアントプロセスは、自己が更新している
部位においてどの変更情報まで画面上に反映させたかを
知ることができる。従って、クライアントプロセス60
は、反映していない部分の変更情報を変更情報記憶部8
2から全て読み出し実行することで、メモリ上の形状デ
ータに反映させて最新の状態にすることができる(ステ
ップ45)。このとき、表示データ管理部63は、形状
データの更新に伴い表示データの更新を行うので、最新
の部品形状を画面表示することができる。そして、形状
データ変更部61は、発行されたコマンドが実際に実行
可能かどうかの整合性のチェックを行う(ステップ4
6)。これは、設計者が部品を画面表示させコマンドを
入力している間に他の設計者がコマンドを実行し同一部
品に対して変更する場合があり得るからであり、この場
合は、後に実行させるコマンドが正常に実行できない可
能性があるからである。例えば、5番の要素(部品)を
X方向に10mm移動させるコマンドの入力中に、他の
設計者が5番の要素を削除するというコマンドを実行し
た場合などがこれに該当する。このような場合、形状デ
ータ変更部61は、整合性がとれずに矛盾を検出したと
して変更内容を反映させずにセマフォを解放する(ステ
ップ47,52)。なお、コマンドを入力した設計者に
は、エラーステータスが返され、入力コマンドはキャン
セルされたことになる。
【0062】一方、整合性のチェックの結果、整合性が
取れていれば、前述したようにコマンドが実際に実行さ
れ、メモリ上の形状データ、画面表示内容、形状データ
ベース90の内容がそれぞれ更新され、セマフォが解放
される(ステップ48〜52)。
【0063】このように、クライアントプロセス60
は、自己の変更内容のみならず変更情報記憶部82から
読み出した他のクライアントプロセス70による変更内
容をメモリ上の形状データに反映させてから形状データ
ベース90に登録するようにしたので、他の設計者によ
る設計・修正内容を上書きして消失することなく同じ部
品に対する設計等を同時並行して行うことができる。な
お、更新権を獲得していない他の部位を画面表示させて
いた場合は、メモリ上の形状データのみの更新が可能な
だけであって形状データベース90の更新はできないこ
とは言うまでもない。
【0064】なお、形状データ変更部61は、上記処理
のように、コマンドを実行する度に変更した部分のみ形
状データベース90を更新しているが、データベースと
してシーケンシャルファイルを使用している場合等、デ
ータの部分的な更新ができないような場合は、コマンド
の実行の度に形状データベース90の更新を行うのでは
なく、セッションを終了する直前に、まとめてメモ以上
のデータで丸ごと書き換えるようにしてもよい。なお、
この場合でも変更情報記憶部82の中の反映開始位置を
移動してやる必要がある。
【0065】また、他の設計者がすでにチーム設計を開
始していた場合、各クライアントプロセスは、形状デー
タベース90から形状データを読み出すとともに変更情
報記憶部82から変更情報を読み出し実行することで、
最新の状態に画面表示をすることができる。
【0066】また、変更情報記憶部82に記録されてい
る変更情報は、形状データベース90に反映されかつ動
作中の全てのクライアントプロセスがメモリに反映させ
た後に削除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るCADシステムにおけるチーム
形式による設計方式の第1の実施の形態を示したブロッ
ク構成図である。
【図2】 第1の実施の形態において使用する表示デー
タ対応テーブルを示した図である。
【図3】 第1の実施の形態において使用する部位参照
テーブルを示した図である。
【図4】 第1の実施の形態における設計方式が動作す
るCADシステムの構成例を示した図である。
【図5】 第1の実施の形態における動作を示したフロ
ーチャートである。
【図6】 本発明に係るCADシステムにおけるチーム
形式による設計方式の第3の実施の形態を示したブロッ
ク構成図である。
【図7】 第3の実施の形態における変更情報記憶部に
記憶される変更情報履歴情報の構成例を示した図であ
る。
【図8】 第3の実施の形態における動作を示したフロ
ーチャートである。
【図9】 第3の実施の形態における変更情報管理部が
有する変更情報反映記録テーブルを示した図である。
【符号の説明】
3 データベースプロセス、5,80 サーバプロセ
ス、10,20,60,70 クライアントプロセス、
12,22 形状データオブジェクト、14,24 表
示用オブジェクト、16,26 変更通知オブジェク
ト、18,28 変更管理オブジェクト、31,90
形状データベース、51 変更通知サーバ、61,71
形状データ変更部、62,72 変更情報通知部、6
3,73 表示データ管理部、81 変更情報管理部、
82 変更情報記憶部。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共有の形状データベースで管理される設
    計対象に含まれる部品を画面表示する複数のデータ処理
    手段を有し、複数の設計者が前記各データ処理手段を介
    してそれぞれに割り当てられた部品の設計をチーム形式
    で行うCADシステムにおいて、 設計・修正を行った部品に対する設計・修正にのみ関す
    る変更情報を作成し、その変更情報に基づいて前記形状
    データベースに格納された当該部品のみの更新並びに前
    記各データ処理手段における当該部品のみの画面表示の
    更新を行うことを特徴とするCADシステムにおけるチ
    ーム形式による設計方法。
  2. 【請求項2】 共有の形状データベースで管理される設
    計対象に含まれる部品を画面表示する複数のデータ処理
    手段を有し、複数の設計者が前記各データ処理手段を介
    してそれぞれに割り当てられた部品の設計をチーム形式
    で行うCADシステムにおいて、 設計者がした設計・修正内容に基づいて前記形状データ
    ベースの更新を行う形状データ更新手段と、 設計・修正を行った部品の設計・修正にのみ関する情報
    を変更情報として作成する変更情報作成手段と、 作成された変更情報を、設計・修正の対象となった部品
    を画面表示している前記各データ処理手段に対して配送
    する変更情報通知手段と、 配送された変更情報に基づいて、設計・修正の対象とな
    った部品を表示している前記データ処理手段の表示画面
    の更新を行う表示画面更新手段と、 を有し、同一の設計対象に含まれる部品の設計・修正を
    同時並行して行うことを特徴とするCADシステムにお
    けるチーム形式による設計方式。
  3. 【請求項3】 設計・修正の対象となる部品を画面表示
    して設計者に設計作業を行わせる複数のクライアント
    と、 前記各クライアントから送られてくる変更情報の配送先
    を管理するサーバと、 設計対象に含まれる部品の形状データを格納する共有の
    形状データベースと、 を有し、複数の設計者が前記各クライアントを介してそ
    れぞれに割り当てられた部品の設計をチーム形式で行う
    CADシステムにおいて、 部品の設計・修正が行われる前記各クライアントは、 設計者がした設計・修正内容に基づいて前記形状データ
    ベースの更新を行う形状データ更新手段と、 設計・修正を行った部品の設計・修正にのみ関する情報
    を変更情報として作成する変更情報作成手段と、 変更情報を前記サーバに送信する変更情報送信手段と、 を有し、 前記サーバは、 前記クライアントと前記各クライアントが画面表示して
    いる部品とを対応させたクライアント参照テーブルを記
    憶する手段と、 送られてきた変更情報に関わる部品を画面表示している
    前記クライアントを、前記クライアント参照テーブルを
    参照することで特定し、その特定した前記各クライアン
    トに対して当該変更情報を配送する変更情報通知手段
    と、 を有し、 設計・修正の対象となった部品を参照している前記クラ
    イアントは、 受け取った変更情報に基づいて、設計・修正の対象とな
    った部品の表示内容を更新する表示画面更新手段と、 を有することを特徴とするCADシステムにおけるチー
    ム形式による設計方式。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3のいずれかに記載のCA
    Dシステムにおけるチーム形式による設計方式におい
    て、 前記変更情報作成手段は、設計・修正があったことを通
    知する通知情報として変更情報を作成し、 前記表示画面更新手段は、受け取った変更情報による通
    知に従い、前記形状データベースから設計・修正を行っ
    た部品の設計・修正内容のみを読み出して部品の表示内
    容を更新することを特徴とするCADシステムにおける
    チーム形式による設計方式。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3のいずれかに記載のCA
    Dシステムにおけるチーム形式による設計方式におい
    て、 前記変更情報作成手段は、実際の設計・修正内容のみを
    変更情報として作成し、 前記表示画面更新手段は、受け取った変更情報に含まれ
    ている内容に基づいて設計・修正の対象となった部品の
    表示内容を更新することを特徴とするCADシステムに
    おけるチーム形式による設計方式。
  6. 【請求項6】 請求項2又は3のいずれかに記載のCA
    Dシステムにおけるチーム形式による設計方式におい
    て、 前記形状データベースは、オブジェクト指向データベー
    スであり、その他の前記各手段は、オブジェクト指向で
    実現することを特徴とするCADシステムにおけるチー
    ム形式による設計方式。
  7. 【請求項7】 請求項2又は3のいずれかに記載のCA
    Dシステムにおけるチーム形式による設計方式におい
    て、 前記形状データ更新手段は、各部品に対応する形状デー
    タの存在が有効かどうかを設定する形状データ状態情報
    を保持することを特徴とするCADシステムにおけるチ
    ーム形式による設計方式。
  8. 【請求項8】 設計対象に含まれる部品を画面表示する
    複数のデータ処理手段を有し、複数の設計者が前記各デ
    ータ処理手段を介してそれぞれに割り当てられた部品の
    設計をチーム形式で行うCADシステムにおいて、 設計者がした設計・修正内容に基づいて、前記データ処
    理手段共有の形状データベースに格納されている部品の
    形状データを更新するステップと、 いずれかの前記データ処理手段を介して形状データを更
    新するステップと、 設計・修正が行われた部品の設計・修正にのみ関する変
    更情報を作成するステップと、 作成された変更情報を、設計・修正の対象となった部品
    を画面表示している前記各データ処理手段に対して配送
    するステップと、 配送された変更情報に基づいて、設計・修正の対象とな
    った部品を表示している前記データ処理手段の表示画面
    の更新を行うステップと、 を有し、同一の設計対象に含まれる部品の設計・修正を
    同時並行して行うことを特徴とするCADシステムにお
    けるチーム形式による設計方法。
  9. 【請求項9】 共有の形状データベースで管理される設
    計対象に含まれる部品の形状データをメモリ上にロード
    することによって前記部品を画面表示する複数のデータ
    処理手段を有し、複数の設計者が前記各データ処理手段
    を介してそれぞれに割り当てられた部品の設計をチーム
    形式で行うCADシステムにおいて、 設計・修正を行った部品の設計・修正内容のみを抽出し
    変更情報として作成する変更情報作成手段と、 チーム内において作成された変更情報を順次蓄積する変
    更情報履歴記憶手段と、 前記変更情報履歴記憶手段に蓄積された変更情報への更
    新権を制御管理する排他制御手段と、 前記排他制御手段により更新権を得た後、設計対象に含
    まれる部品に関する全ての変更情報を前記変更情報履歴
    記憶手段から読み出し、その読み出した変更情報に基づ
    いて前記メモリ上の形状データを更新し、また、入力さ
    れたコマンドを実行することによって前記メモリ上の形
    状データ及び前記形状データベースの更新を行う形状デ
    ータ管理手段と、 前記メモリ上の形状データに基づいて部品の画面表示を
    行う表示データ管理手段と、 を有することを特徴とするCADシステムにおけるチー
    ム形式による設計方式。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のCADシステムにおけ
    るチーム形式による設計方式において、 前記各データ処理手段において前記変更情報履歴記憶手
    段から読み出した変更情報の位置を記録する変更情報反
    映記録手段を有し、 前記形状データ管理手段は、任意の位置までの変更情報
    を前記変更情報履歴記憶手段から読み出し前記メモリ上
    に反映させることを特徴とするCADシステムにおける
    チーム形式による設計方式。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のCADシステムにお
    けるチーム形式による設計方式において、 前記形状データ管理手段は、設計対象に含まれる部品に
    関する変更情報のうち前記メモリ上に反映させていない
    変更情報のみを前記変更情報履歴記憶手段から読み出し
    て前記メモリ上の形状データの更新を行うことを特徴と
    するCADシステムにおけるチーム形式による設計方
    式。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のCADシステムにお
    けるチーム形式による設計方式において、 前記形状データ管理手段は、設計対象に含まれる部品に
    関する変更情報が蓄積される度にその変更情報を前記変
    更情報履歴記憶手段から逐次読み出して前記メモリ上の
    形状データの更新を行うことを特徴とするCADシステ
    ムにおけるチーム形式による設計方式。
  13. 【請求項13】 設計・修正の対象となる部品の形状デ
    ータをメモリ上にロードすることにより前記部品を画面
    表示して設計者に設計作業を行わせる複数のクライアン
    トと、 前記各クライアントにおける設計・修正内容を一括管理
    するサーバと、 設計対象に含まれる部品の形状データを格納する共有の
    形状データベースと、 を有し、複数の設計者が前記各クライアントを介してそ
    れぞれに割り当てられた部品の設計をチーム形式で行う
    CADシステムにおいて、 前記クライアントは、 設計・修正を行った部品の設計・修正内容のみを抽出し
    変更情報として作成する変更情報作成手段と、 作成された変更情報を前記サーバに送る変更情報通知手
    段と、 を有し、 前記サーバは、 前記クライアントから送られてくる変更情報を順次蓄積
    する変更情報履歴記憶手段と、 前記変更情報履歴記憶手段に蓄積された変更情報への更
    新権を制御管理する排他制御手段と、 を有し、 前記クライアントは、更に、 前記排他制御手段により更新権を得た後、設計対象に含
    まれる部品に関する全ての変更情報を前記変更情報履歴
    記憶手段から読み出し、その読み出した変更情報に基づ
    いて前記メモリ上の形状データを更新し、また、入力さ
    れたコマンドを実行することによって前記メモリ上の形
    状データ及び前記形状データベースの更新を行う形状デ
    ータ管理手段と、 前記メモリ上の形状データに基づいて部品の画面表示を
    行う表示データ管理手段と、 を有することを特徴とするCADシステムにおけるチー
    ム形式による設計方式。
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