JPH10104097A - 荷重検出装置 - Google Patents

荷重検出装置

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JPH10104097A
JPH10104097A JP8278702A JP27870296A JPH10104097A JP H10104097 A JPH10104097 A JP H10104097A JP 8278702 A JP8278702 A JP 8278702A JP 27870296 A JP27870296 A JP 27870296A JP H10104097 A JPH10104097 A JP H10104097A
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直樹 水野
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孝之 森
Shiyouichi Rakuman
彰一 楽満
Madoka Rakuman
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一軸方向または二軸方向の荷重検出を高精度
に行うとともに、荷重検出用の歪センサの耐環境性を改
善する。 【解決手段】 荷重負荷されるバー1の一端にダイアフ
ラム状円板2をこれの中央部にて一体に設け、バー1を
設けた側とは反対側の閉空間5によって囲まれた前記ダ
イアフラム状円板2の同一半径上にブリッジ接続された
少なくとも一組で四個の歪ゲージA,B,C,Dを配置
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、流体流量や風力
などにもとづく荷重変化を歪ゲージを用いて検出するの
に用いる荷重検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の荷重検出装置としては、X軸およ
びY軸の二軸を含め多軸の方向の荷重検出を行うものが
少ないが、これまでは多軸の方向に撓む起歪体としての
バーの歪発生部に形成した複数面に歪ゲージを貼付し、
これらの歪ゲージの電位変化の検出値から、その起歪体
に作用する荷重を演算によって求め、これを風速,風向
データとして利用するものが、例えば、特開昭56―6
111号公報などに示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の荷重検出装置にあっては、歪ゲージによる荷重の
検出感度を向上させるためにバーを細くする必要があ
り、このバーを細くするときには軸方向荷重を受けてこ
れが曲折したり、二軸方向の測定値に影響を与えたりす
るほか、その二軸方向の荷重を正確に分離して測定でき
ないという課題があった。
【0004】また、歪ゲージが測定環境に晒されている
ために、測定環境の雰囲気による汚染,腐食などによっ
て歪測定の精度劣化を招き、また、耐環境性に劣るとい
う課題があった。
【0005】さらに、歪ゲージの貼付が起歪体であるバ
ーの複数の面に対して行われるために、その歪ゲージの
バーに対する装着作業が繁雑となるほか、一方、複数の
面に対して薄膜技術やフォトリソグラフィ技術を用いて
歪ゲージを設ける技術の採用が困難であり、従って、人
力による貼付作業を避けられず、荷重検出装置の大量生
産化およびコストダウンに限界があるなどの課題があっ
た。
【0006】この発明は、前記のような従来の課題を解
決するためになされたものであり、荷重負荷の一軸方
向,二軸方向および三軸方向のいずれかを独立に正確に
荷重検出できると共に歪ゲージの耐環境性を改善でき、
さらに大量生産かつローコストに提供できる荷重検出装
置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、請求項1の発明にかかる荷重検出装置は、荷重
負荷されるバーの一端にダイアフラム状円板をこれの中
央部にて一体に設け、バーを設けた側とは反対側の閉空
間によって囲まれたダイアフラム状円板の同一半径上に
ブリッジ接続された少なくとも一組で四個の歪ゲージを
配置したものである。
【0008】また、請求項2の発明にかかる荷重検出装
置は、荷重負荷されるバーの一端にダイアフラム状円板
をこれの中央部にて一体に設け、バーを設けた側とは反
対側の閉空間によって囲まれたダイアフラム状円板の同
一半径上にブリッジ接続された少なくとも一組で四個の
歪ゲージを互いに直交する方向に2組配置したものであ
る。
【0009】また、請求項3の発明にかかる荷重検出装
置は、荷重負荷されるバーの一端にダイアフラム状円板
をこれの中央部にて一体に設け、バーを設けた側とは反
対側の閉空間によって囲まれたダイアフラム状円板の異
った半径上にブリッジ接続された一組で四個の歪ゲージ
を配置したものである。
【0010】また、請求項4の発明にかかる荷重検出装
置は、荷重負荷されるバーの一端にダイアフラム状円板
をこれの中央部にて一体に設け、バーを設けた側とは反
対側の閉空間によって囲まれたダイアフラム状円板の同
一半径上にブリッジ接続された少なくとも一組で四個の
歪ゲージを配置するとともに、バーを設けた側とは反対
側の閉空間によって囲まれた前記ダイアフラム状円板の
異った半径上にブリッジ接続された一組で四個の歪ゲー
ジを前記歪ゲージとは直交する方向に配置するようにし
たものである。
【0011】また、請求項5の発明にかかる荷重検出装
置は、荷重負荷されるバーの他端には受風体を設けたも
のである。
【0012】また、請求項6の発明にかかる荷重検出装
置は、歪ゲージおよび該歪ゲージを接続するブリッジ回
路をダイアフラム状円板上に薄膜形成したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の一形態
を図について説明するが、図1は、この発明の荷重検出
装置の概略を示す断面図であり、同図において、1は、
荷重負荷されるバーであり、これの一端にはダイアフラ
ム状円板2がこれの中心部で一体に取り付けられてい
る。
【0014】また、バー1を設けた側とは反対側のダイ
アフラム状円板2の面には荷重センサ3が配置されてお
り、ダイアフラム状円板2の外周部には荷重センサ3を
囲む閉空間5を形成するケース4が取り付けられてい
る。
【0015】一方、閉空間5に臨む側のダイアフラム状
円板2上面の同一半径上には、図2に示すように、荷重
センサ3を構成するブリッジ接続された四個の歪ゲージ
A,B,C,Dが配置され、また、これらと同一半径上
であって、これらに対し直交する方向にブリッジ接続さ
れた四個の歪ゲージa,b,c,dが配置されてなると
している。
【0016】すなわち、これらの歪ゲージA,B,C,
Dは、ダイアフラム状円板2の、例えば、X軸方向の変
形を検出する荷重センサを構成し、歪ゲージa,b,
c,dは、ダイアフラム状円板2のY軸方向の変形を検
出する荷重センサ3を構成している。
【0017】なお、各荷重センサ3において、歪ゲージ
A,B,C,Dは、図3に示すように、ブリッジ接続さ
れ、歪ゲージa,b,c,dは、図4に示すように、ブ
リッジ接続されて、各歪ゲージA,Dの接続点および
B,Cの接続点間と、歪ゲージa,dの接続点および
b,cの接続点間にそれぞれ定電圧電源Pが接続され、
各歪ゲージA,Cの接続点およびD,Bの接続点間と、
歪ゲージa,cの接続点およびd,bの接続点間にそれ
ぞれ電流計などが接続される。
【0018】かかる構成になる荷重検出装置にあって
は、バー1に荷重が負荷されて、これが、例えば、図5
に示すように、傾くことになると、ダイアフラム状円板
2は、その傾きに応じて変形する。
【0019】このため、このダイアフラム状円板2上の
2組の荷重センサを構成する各歪ゲージA乃至Dおよび
a乃至dがそのX軸方向およびY軸方向の非対称な変形
に応じた歪を検出し、これらの歪によって各歪ゲージの
抵抗の平衡バランスが崩れることになる。
【0020】これにより、歪ゲージA,Cの接続点およ
びD,Bの接続点間と、歪ゲージa,cの接続点および
d,bの接続点間とに出力電圧の変化が生じる。
【0021】従って、これらの出力電圧の変化をX軸方
向およびY軸方向の各荷重センサごとに検出すること
で、各方向への荷重の大きさをそれぞれ独立に、しかも
簡単に計測することができる。
【0022】なお、X軸方向およびY軸方向に対称な変
形による電圧変化は互いに相殺される。
【0023】これに対して、バー1が内圧を受けるなど
して、図6に示すように、Z軸方向の荷重を受けること
があるが、各歪ゲージA乃至Dおよびa乃至dは、同一
半径上にあるため、その各歪出力が相殺演算されて、そ
のZ軸方向の荷重の影響なしに、X軸方向およびY軸方
向の荷重を独立して検知できる。
【0024】そして、各歪ゲージA乃至D,a乃至d
は、耐食性のケース4によって閉空間5内に収められて
いるため、周辺の大気,酸性雨,塵埃や腐食性ガス(S
2,NOX)などの化学物質などに直接晒されることが
ないため、これらを原因とする各歪ゲージA乃至D,a
乃至dの汚染,腐食などを生じることがなく、高温や低
温の雰囲気においても耐環境性にすぐれた荷重検出を長
期に亘って安全かつ確実に実施できることとなる。
【0025】なお、各歪ゲージA乃至D,a乃至dが配
置される位置は、ダイアフラム状円板2上の中心から等
しい半径上であればよく、各歪ゲージA乃至D,a乃至
dの形状やサイズなどに応じてその半径の大きさは任意
に選定すればよい。
【0026】また、前記においてはX,Yの軸方向の荷
重負荷を検出する場合について述べたが、X軸またはY
軸の一軸方向の荷重負荷を検出することも任意であるほ
か、Z軸方向の荷重負荷をX軸方向,Y軸方向の荷重負
荷検出と同時にまたは全く独立して検出することができ
る。
【0027】この場合には、ダイアフラム状円板2上の
異った半径上に、図8に示すようにブリッジ接続される
四個の歪ゲージE,F,G,Hを、図7に示すように2
個ずつ分けて対向配置すればよい。
【0028】このブリッジ回路によれば、前記のX軸方
向,Y軸方向の荷重負荷の影響を受けずに、このブリッ
ジ回路の平衡バランスの変化を検出することで、バー1
に作用する軸方向(Z方向)の荷重検出を行うことがで
きる。
【0029】このようにして、この発明では、X軸,Y
軸,Z軸の各方向の荷重検出を独立して行うことがで
き、必要に応じこれらの2以上を並行して実施すること
も任意である。
【0030】そして、各歪ゲージA乃至D,a乃至d
は、フラットな面を持つダイアフラム状円板2の一上面
に設けられるため、ICなどの製造で用いられる薄膜技
術やフォトリソグラフィ技術を用いて、高品質かつ小形
の歪ゲージA乃至D,a乃至dを大量に形成できるとい
う効果が得られる。
【0031】図9は、この発明を風向・風速計に応用し
た実施の形態を示すもので、これは先端に受風体11を
有するバー12の下端に、ダイアフラム状円板13をこ
の中央部に一体に取り付けたものからなる。
【0032】そして、そのバー12を設けた側とは反対
側のダイアフラム状円板13の下面に荷重センサ14を
設けてあり、この荷重センサ14を包むように閉空間1
5を形成する耐食性のケース16が、ダイアフラム状円
板13の外周部に取り付けられている。
【0033】また、荷重センサ14は、図2に示したも
のと同様に、ダイアフラム状円板13上の同一半径上に
は、X軸方向の荷重検出を行う歪ゲージA乃至Dと、Y
軸方向の荷重検出を行う歪ゲージa乃至dとが、互いに
直交する向きに配置され、これらがそれぞれブリッジ接
続されている。
【0034】なお、これらの各歪ゲージA乃至D,a乃
至dは、半導体素子の薄膜技術によって形成でき、これ
らを接続するブリッジ回路は、フォトリソグラフィ技術
を用いて前記のように形成することは任意であり、ま
た、受風体11は、バー12の中心軸に対して対称形状
および重量を持つ。
【0035】また、各歪ゲージA乃至D,a乃至dをブ
リッジ接続した図3および図4に示したものと同様の荷
重センサ14の出力端子(同図の説明では電流計が接続
されているとした)には、それぞれアンプ17を介して
荷重演算用の演算器18および表示器19が順に接続さ
れている。
【0036】かかる構成になる荷重検出装置にあって
は、受風体11が風を受けることによってバー12が傾
動し、このバー12の傾動に伴って、このバー12を支
持しているダイアフラム状円板13が撓む。
【0037】このため、このダイアフラム状円板13の
撓みによるこれのX軸方向およびY軸方向の変形成分の
歪が歪ゲージA乃至D,a乃至dからなる各荷重センサ
14により、ブリッジ回路の平衡バランスの変化にもと
づいて検出される。
【0038】このブリッジ回路による荷重検出の方法
は、図1,図5について説明した場合と同様である。
【0039】この実施の形態では、風向,風速に応じて
変形するダイアフラム状円板13の歪みを検出するもの
であるから、各荷重センサ14の出力にもとづき、演算
器18が風向θをtanθ=Y/Xから求め、風力Fを
F=(X2+Y21/2から求めることとなる。
【0040】そして、この実施の形態においても、各荷
重センサ14が閉空間15内にあって大気に晒されるこ
とがないため、大気汚染の著しい環境下でも高性能,高
耐久性能を維持でき、また、動作,性能の信頼性を長期
に亘って維持できる。
【0041】この場合において、ケース16,バー1
2,ダイアフラム状円板13に耐食性合金を用いること
で、一段と耐食性にすぐれた荷重検出装置をローコスト
に提供できるとともに、構造上摺動部や回動部がないた
め、メンテナンスフリーの風向・風速計とすることがで
きる。
【0042】また、ダイアフラム状円板2,13は、各
バー1,12の動きに対して敏感にかつ大きく変形し、
これを半導体などの薄膜化した高感度の歪ゲージで検出
することで、前記各バー1,12を短くしても所期の荷
重検出を高精度に行えるとともに、全体として形状の小
形化を実現でき、また、共振周波数を上げて計測応答を
高めることも可能となる。
【0043】図10および図11は、この発明の実施の
他の形態を示し、これが図1に示すものと基本的に異な
るところは、バー1の下端に、風による荷重検出感度を
上げるための球状のターゲット21を設け、閉空間5を
形成するケース4Aに取り付けたダイアフラム状円板2
の中心に対してこれの同一半径上に一組で4個の流量検
出のための歪ゲージA,B,C,Dを、2個ずつが前記
中心に対して反対側に位置するように設け、さらに前記
中心に対して異った半径上に、前記歪ゲージA,B,
C,Dとは直交する向きに、一組で4個の圧力検出のた
めの歪ゲージE,F,G,Hを、2個ずつが前記中心に
対して反対側に位置するように設けた点である。
【0044】そして、前記各歪ゲージA,B,C,Dお
よびE,F,G,Hは、薄膜半導体にて形成され、これ
らをブリッジ接続するブリッジ回路はフォトリソグラフ
ィ技術などの薄膜技術を用いて前記ダイアフラム状円板
2上に形成されている。
【0045】従って、かかる実施の形態では流量検出用
の歪ゲージA,B,C,Dと圧力検出用の歪ゲージE,
F,G,Hとが相互に直交する方向に配置され、かつそ
れぞれ同一半径上および異った半径上に設けるようにし
たことで、流量と圧力の各検出出力の干渉が回避され
る。
【0046】また、前記歪ゲージA,B,C,Dおよび
E,F,G,Hを薄膜半導体にて形成することで、ダイ
アフラム状円板2の歪検出感度を向上でき、従って、前
記バー1の短縮化が図れる。
【0047】この結果、バー1自体の剛性を向上でき、
共振周波数を高めることができ、歪に対する応答感度,
応答速度が一段と向上するという効果が得られる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、請求項1および請求項2
の発明によれば、荷重負荷されるバーの一端にダイアフ
ラム状円板をこれの中央部にて一体に設け、前記バーを
設けた側とは反対側の閉空間によって囲まれた前記ダイ
アフラム状円板の同一半径上にブリッジ接続された少な
くとも一組で四個の歪ゲージを配置するように構成した
ので、一軸方向または二軸方向の荷重検出を高精度に行
えるとともに、荷重検出用の歪センサの耐環境性を確保
可能にし、しかも、かかる効果が得られる荷重検出装置
を大量生産にてローコストに提供できるという効果が得
られる。
【0049】また、請求項3の発明によれば、荷重負荷
されるバーの一端にダイアフラム状円板をこれの中央部
にて一体に設け、前記バーを設けた側とは反対側の閉空
間によって囲まれた前記ダイアフラム状円板の異った半
径上にブリッジ接続された一組で四個の歪ゲージを配置
するように構成したので、三軸方向の荷重検出を簡単な
構成にしながら他の二軸方向の荷重検出とは独立して高
精度に、かつ、耐環境性を維持しながら行うことができ
るという効果が得られる。
【0050】また、請求項4の発明によれば、荷重負荷
されるバーの一端にダイアフラム状円板をこれの中央部
にて一体に設け、バーを設けた側とは反対側の閉空間に
よって囲まれたダイアフラム状円板の同一半径上にブリ
ッジ接続された少なくとも一組で四個の歪ゲージを配置
するとともに、バーを設けた側とは反対側の閉空間によ
って囲まれた前記ダイアフラム状円板の異った半径上に
ブリッジ接続された一組で四個の歪ゲージを前記歪ゲー
ジとは直交する方向に配置するように構成したので、流
量と圧力の検出データの干渉を回避できるという効果が
得られる。
【0051】また、請求項5の発明によれば、荷重負荷
されるバーの他端には受風体を設けるように構成したの
で、風向,風速を高感度に検出できる風向,風速計を簡
単な構成にて安価に提供できるという効果が得られる。
【0052】そして、バーを短くして剛性を高めるよう
に構成する場合には、共振周波数を高めることができ、
これにより歪に対する応答速度を向上できるという効果
が得られる。
【0053】また、請求項6の発明によれば、歪ゲージ
および該歪ゲージを接続するブリッジ回路をダイアフラ
ム状円板上に薄膜形成するように構成したので、歪ゲー
ジを持った小形,軽量の荷重センサを大量かつ安価に製
造できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態による荷重検出装置を
示す断面図である。
【図2】図1におけるダイアフラム状円板を示す平面図
である。
【図3】図2における歪ゲージのブリッジ接続図であ
る。
【図4】図2における歪ゲージのブリッジ接続図であ
る。
【図5】図1におけるダイアフラム状円板の変形状態を
示す要部の断面図である。
【図6】図1におけるダイアフラム状円板の他の変形状
態を示す要部の断面図である。
【図7】この発明における他のダイアフラム状円板を示
す平面図である。
【図8】図7における歪ゲージのブリッジ接続図であ
る。
【図9】この発明の実施の他の形態による荷重検出装置
を示す断面図である。
【図10】この発明の実施の他の形態による荷重検出装
置を示す断面図である。
【図11】図10におけるダイアフラム状円板を示す平
面図である。
【符号の説明】
1,12 バー 2,13 ダイアフラム状円板 5,15 閉空間 11 受風体 A,B,C,D,E,F,G,H,a,b,c,d 歪
ゲージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 楽満 彰一 東京都港区浜松町二丁目4番1号 世界貿 易センタービル カヤバ工業株式会社内 (72)発明者 楽満 まどか 東京都港区浜松町二丁目4番1号 世界貿 易センタービル カヤバ工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷重負荷されるバーの一端にダイアフラ
    ム状円板をこれの中央部にて一体に設け、バーを設けた
    側とは反対側の閉空間によって囲まれたダイアフラム状
    円板の同一半径上にブリッジ接続された少なくとも一組
    で四個の歪ゲージを配置したことを特徴とする荷重検出
    装置。
  2. 【請求項2】 荷重負荷されるバーの一端にダイアフラ
    ム状円板をこれの中央部にて一体に設け、バーを設けた
    側とは反対側の閉空間によって囲まれたダイアフラム状
    円板の同一半径上にブリッジ接続された少なくとも一組
    で四個の歪ゲージを互いに直交する方向に2組配置した
    ことを特徴とする荷重検出装置。
  3. 【請求項3】 荷重負荷されるバーの一端にダイアフラ
    ム状円板をこれの中央部にて一体に設け、バーを設けた
    側とは反対側の閉空間によって囲まれた前記ダイアフラ
    ム状円板の異った半径上にブリッジ接続された一組で四
    個の歪ゲージを配置したことを特徴とする荷重検出装
    置。
  4. 【請求項4】 荷重負荷されるバーの一端にダイアフラ
    ム状円板をこれの中央部にて一体に設け、バーを設けた
    側とは反対側の閉空間によって囲まれたダイアフラム状
    円板の同一半径上にブリッジ接続された少なくとも一組
    で四個の歪ゲージを配置するとともに、バーを設けた側
    とは反対側の閉空間によって囲まれたダイアフラム状円
    板の異った半径上にブリッジ接続された一組で四個の歪
    ゲージを前記歪ゲージとは直交する方向に配置したこと
    を特徴とする荷重検出装置。
  5. 【請求項5】 荷重負荷されるバーの他端には受風体が
    設けられていることを特徴とする請求項1,2,3およ
    び4のいずれかに記載の荷重検出装置。
  6. 【請求項6】 歪ゲージおよび該歪ゲージを接続するブ
    リッジ回路がダイアフラム状円板上に薄膜形成されてい
    ることを特徴とする請求項1,2,3,4,5および6
    のいずれかに記載の荷重検出装置。
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