JPH10103419A - 副変速機付変速機 - Google Patents

副変速機付変速機

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JPH10103419A
JPH10103419A JP8278835A JP27883596A JPH10103419A JP H10103419 A JPH10103419 A JP H10103419A JP 8278835 A JP8278835 A JP 8278835A JP 27883596 A JP27883596 A JP 27883596A JP H10103419 A JPH10103419 A JP H10103419A
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JP
Japan
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transmission
speed
shaft
output shaft
counter shaft
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JP8278835A
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English (en)
Inventor
Shigeru Inoue
滋 井上
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H2200/00Transmissions for multiple ratios
    • F16H2200/0017Transmissions for multiple ratios specially adapted for four-wheel-driven vehicles

Landscapes

  • Structure Of Transmissions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、低減速ギヤ列のギヤ比を
大きくし得て、副変速機付変速機の大形化を招くことが
なく、カウンタ軸の強度を確保し得て、部品点数を削減
し得て、組付不良や誤組付を回避し得て、ギヤ精度を向
上して騒音を低減し得て、潤滑性能を向上することにあ
る。 【構成】 このため、この発明は、入力軸とカウンタ軸
と出力軸と主変速部と副変速部とから副変速機付変速機
において、副変速部は低減速ギヤ列の低減速カウンタ側
ギヤをカウンタ軸の軸径内において一体的に刻設したこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は副変速機付変速機
に係り、特に、副変速機付変速機の大形化を招くことな
く副変速部の低減速ギヤ列のギヤ比を大きくし得て、カ
ウンタ軸の強度を確保し得て、部品点数を削減し得て、
組付不良や誤組付を回避し得て、ギヤ精度を向上して騒
音を低減し得て、潤滑性能を向上し得る副変速機付変速
機に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、エンジンの駆動力を走
行条件に応じて所要に変換して取出すために、変速機を
設けている。変速機には、複数段の変速ギヤ列を設けた
ギヤ式変速機や、運転状態に応じて変速比を自動的に変
化させる自動変速機等がある。
【0003】また、前記ギヤ式の変速機には、エンジン
からの駆動力を入力する入力軸と、この入力軸に対して
平行に配設されたカウンタ軸と、前記入力軸とカウンタ
軸間に前進ギヤ列と後進ギヤ列とを設けた主変速部と、
前記カウンタ軸とこのカウンタ軸に対して平行且つ前記
入力軸に対して同軸上に配設した出力軸と、前記カウン
タ軸と出力軸間に低減速比の低減速ギヤ列と高減速比の
高減速ギヤ列とを設けた副変速部と、からなる副変速機
付変速機がある。
【0004】このよう副変速機付変速機としては、特開
平5−65945号公報に開示されるものがある。この
公報に開示されるものは、入力軸とカウンタ軸である副
軸との間に変速歯車対を設け、前記副軸の後端部付近と
出力軸の前端部との間に終減速歯車対を設け、前記副軸
の後端に低速歯車軸を同軸上でスプライン嵌合し、前記
出力軸の前端部に低速従動歯車を設け、この低速従動歯
車にかみ合う低速駆動歯車を前記低速歯車軸に一体に形
成したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の副変
速機付変速機としては、図3に示すものがある。図3に
おいて、202は副変速機付変速機、204はカウンタ
軸、206は出力軸、208は副変速部である。副変速
機付変速機202は、図示しないエンジンからの駆動力
を入力する入力軸(図示せず)と、この入力軸に対して
平行に配設されたカウンタ軸204と、このカウンタ軸
204に対して平行且つ前記入力軸に対して同軸上に配
設した出力軸206とを設けている。
【0006】前記副変速部208は、カウンタ軸204
と出力軸206間に、低減速比の低減速ギヤ列210と
高減速比の高減速ギヤ列212とを設けている。
【0007】前記低減速ギヤ列210は、低減速出力軸
側ギヤ214を出力軸206に軸支して設け、この低減
速出力軸側ギヤ214に噛合する低減速カウンタ軸側ギ
ヤ216をカウンタ軸204にスプライン嵌合して設け
ている。前記高減速ギヤ列212は、高減速出力軸側ギ
ヤ218を出力軸206に軸支して設け、この高減速出
力軸側ギヤ218に噛合する高減速カウンタ軸側ギヤ2
20をカウンタ軸204にスプライン嵌合して設けてい
る。
【0008】前記低減速出力軸側ギヤ214と高減速出
力軸側ギヤ218との間の出力軸206には、高低減速
比を切換える高低減速切換機構222を設けている。高
低減速切換機構222は、出力軸206に高低減速切換
ハブ224を固定して設け、この高低減速切換ハブ22
4に高低減速切換スリーブ226を軸方向移動可能且つ
回転不可能に設けている。
【0009】高低減速切換機構222は、高低減速切換
スリーブ226を低減速出力軸側ギヤ214に結合させ
ることにより、低減速ギヤ列210の噛合状態に切換え
て低減速比を得ることができる。また、高低減速切換機
構222は、高低減速切換スリーブ226を高減速出力
軸側ギヤ218に結合させることにより、高減速ギヤ列
212の噛合状態に切換えて高減速比を得ることができ
る。
【0010】ところが、従来の副変速機付変速機202
は、副変速部208の低減速カウンタ軸側ギヤ216と
高減速カウンタ軸側ギヤ220とを、カウンタ軸204
に圧入によりスプライン嵌合して設けている。
【0011】このため、副変速部208の低減速カウン
タ軸側ギヤ216と高減速カウンタ軸側ギヤ220との
各外径は、カウンタ軸204の圧入径である軸径よりも
大きくしなければならず、大きなギヤ比を得ることがで
きない不都合がある。特に、高減速カウンタ軸側ギヤ2
20よりも小径の低減速カウンタ軸側ギヤ216の外径
は、カウンタ軸204の圧入径により寸法を制限される
ため、低減速ギヤ列210のギヤ比を大きくすることが
できない不都合がある。
【0012】このような不都合に対しては、カウンタ軸
204の軸径を小さくして、このカウンタ軸204に圧
入される低減速カウンタ軸側ギヤ216の外径を小さく
することにより、低減速ギヤ列210のギヤ比を大きく
することができるものであるが、カウンタ軸204の軸
径を小さくしなければならないため、カウンタ軸204
の強度不足を招く不都合がある。
【0013】また、低減速ギヤ列210のギヤ比は、カ
ウンタ軸204の軸径を小さくせずに、カウンタ軸20
4と出力軸206間の軸間距離を大きくして、低減速出
力軸側ギヤ214の外径を大きくすることによっても、
大きくすることができるものであるが、低減速出力軸側
ギヤ214の外径を大きくする結果、変速機ケース(図
示せず)の形状変更を要するとともに副変速機付変速機
202の大形化を招く不都合がある。
【0014】さらに、従来の副変速機付変速機202
は、カウンタ軸204と別体の低減速カウンタ軸側ギヤ
216と高減速カウンタ軸側ギヤ220とを夫々設け、
カウンタ軸204に圧入により組付けているため、部品
点数が増加する不都合があるとともに組付不良や誤組付
を招くおそれがあり、さらに、カウンタ軸204に圧入
して組付けているためギヤ精度が損なわれて騒音を発生
するおそれがある。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、エンジンからの駆動力を
入力する入力軸と、この入力軸に対して平行に配設され
たカウンタ軸と、前記入力軸とカウンタ軸間に前進ギヤ
列と後進ギヤ列とを設けた主変速部と、前記カウンタ軸
とこのカウンタ軸に対して平行且つ前記入力軸に対して
同軸上に配設した出力軸と、前記カウンタ軸と出力軸間
に低減速比の低減速ギヤ列と高減速比の高減速ギヤ列と
を設けた副変速部と、からなる副変速機付変速機におい
て、前記副変速部は、低減速ギヤ列の低減速カウンタ軸
側ギヤを前記カウンタ軸の軸径内において一体的に刻設
したことを特徴とし、前記副変速部の前記低減速ギヤ列
の低減速カウンタ軸側ギヤは、前記出力軸に軸支した低
減速出力軸側ギヤとの噛合範囲を越えて前記低減速ギヤ
列と高減速ギヤ列との間の前記出力軸に設けた高低減速
切換機構と対向する部位にまで延長して刻設したことを
特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明の副変速機付変速機は、
副変速部は、低減速ギヤ列の低減速カウンタ軸側ギヤを
カウンタ軸の軸径内において一体的に刻設したことによ
り、カウンタ軸と出力軸間の軸間距離を大きくしたり、
カウンタ軸の軸径を小さくすることなく、低減速カウン
タ軸側ギヤの外径を小さくすることができ、従来のよう
に部品点数が増加することがなく、カウンタ軸に低減速
カウンタ軸側ギヤを圧入により組付ける作業を必要とし
ない。
【0017】また、この発明の副変速機付変速機は、副
変速部の低減速ギヤ列の低減速カウンタ軸側ギヤは、出
力軸に軸支した低減速出力軸側ギヤとの噛合範囲を越え
て低減速ギヤ列と高減速ギヤ列との間の出力軸に設けた
高低減速切換機構と対向する部位にまで延長して刻設し
たことにより、低減速出力軸側ギヤのカウンタ軸に延長
して刻設した部位によって潤滑油を掻き上げて高低減速
切換機構に供給することができる。
【0018】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を説明
する。図1〜図2は、この発明の実施例を示すものであ
る。図1において、2は車両(図示せず)に搭載される
副変速機付変速機、4はトランスファ、6は変速機第1
ケース、8は変速機第2ケース、10は変速機第3ケー
ス、12はトランスファケース、14は入力軸、16は
カウンタ軸、18は出力軸、20はトランスファ出力軸
である。この実施例の副変速機付変速機2は、トランス
ファ4を連結して設けている。
【0019】前記副変速機付変速機2は、エンジン(図
示せず)からの駆動力を入力する入力軸14を変速機第
1・第2ケース6・8に第1・第2入力軸軸受22・2
4により軸支し、入力軸14に対して平行に配設したカ
ウンタ軸16を変速機第1〜第3ケース6〜10に第1
〜第3カウンタ軸軸受26〜30により軸支し、カウン
タ軸16に対して平行且つ入力軸14に対して同軸上に
配設した出力軸18を変速機第3ケース10・トランス
ファケース12に第1・第2出力軸軸受32・34によ
り軸支している。
【0020】また、副変速機付変速機2は、出力軸18
の前端部位を入力軸14の後端部位に軸受36により軸
支し、変速機第1・第2ケース6・8に後進アイドラ軸
38を固設している。
【0021】前記トランスファ4は、出力軸18に対し
て平行に配設したトランスファ出力軸20を変速機第3
ケース10・トランスファケース12に第1・第2トラ
ンスファ出力軸軸受40・42により軸支している。
【0022】前記副変速機付変速機2は、主変速部44
と副変速部46とを設けている。主変速部44は、入力
軸14とカウンタ軸16間に複数段の前進ギヤ列である
1速〜4速ギヤ列48〜54と単一段の後進ギヤ列56
とを設けている。副変速部46は、カウンタ軸16と出
力軸18間に低減速比の低減速ギヤ列58と高減速比の
高減速ギヤ列60とを設けている。
【0023】前記1速ギヤ列46は、入力軸14に固設
した1速入力軸側ギヤ62とカウンタ軸16に軸支した
1速カウンタ軸側ギヤ64とからなる。2速ギヤ列50
は、入力軸14に固設した2速入力軸側ギヤ66とカウ
ンタ軸16に軸支した2速カウンタ軸側ギヤ68とから
なる。3速ギヤ列52は、入力軸14に軸支した3速入
力軸側ギヤ70とカウンタ軸16に固設した3速カウン
タ軸側ギヤ72とからなる。4速ギヤ列54は、入力軸
14に軸支した4速入力軸側ギヤ74とカウンタ軸16
に固設した4速カウンタ軸側ギヤ76とからなる。
【0024】前記カウンタ軸16には、1速カウンタ軸
側ギヤ64と2速カウンタ軸側ギヤ68との間に1速2
速同期切換機構78を設けている。前記入力軸14に
は、3速入力軸側ギヤ70と4速入力軸側ギヤ74との
間に3速4速同期切換機構80を設けている。また、入
力軸14の後端部位には、出力軸18の前端部位との間
に直結用同期切換機構82を設けている。
【0025】前記後進ギヤ列56は、入力軸18に固設
した後進入力軸側ギヤ84とカウンタ軸16の1速2速
同期切換機構78に設けた後進カウンタ軸側ギヤ86と
後進アイドラ軸38に軸方向移動可能に軸支した後進ア
イドラ軸側ギヤ88とからなる。
【0026】主変速部44の前進ギヤ列の1速〜4速ギ
ヤ列48〜54は、1速2速同期切換機構78と3速4
速同期切換機構80とにより1速〜4速の噛合状態に選
択的に切換えられる。また、入力軸14と出力軸18と
は、直結用同期切換機構82により直結・離脱状態に切
換えられる。さらに、後進ギヤ列56は、後進アイドラ
軸側ギヤ88により後進の噛合状態に切換えられる。
【0027】前記副変速部46の低減速ギヤ列58は、
低減速出力軸側ギヤ90を出力軸18に軸支して設け、
この低減速出力軸側ギヤ90に噛合する低減速カウンタ
軸側ギヤ92をカウンタ軸16の軸径d内において一体
的に刻設している。この低減速カウンタ軸側ギヤ92
は、出力軸18に軸支した低減速出力軸側ギヤ90との
噛合範囲を越えて、低減速ギヤ列58と高減速ギヤ列6
0との間の出力軸18に設けた後述の高低減速切換機構
100と対向する部位にまでカウンタ軸18の軸方向に
延長し、延長部94を一体的に刻設している。
【0028】前記高減速ギヤ列60は、高減速出力軸側
ギヤ96を出力軸18に軸支して設け、この高減速出力
軸側ギヤ96に噛合する高減速カウンタ軸側ギヤ98を
カウンタ軸16にスプライン嵌合して設けている。
【0029】前記低減速出力軸側ギヤ90と高減速出力
軸側ギヤ96との間の出力軸18には、高低減速比を切
換える高低減速切換機構100を設けている。高低減速
切換機構100は、出力軸18に高低減速切換ハブ10
2を固定して設け、この高低減速切換ハブ102に高低
減速切換スリーブ104を軸方向移動可能且つ回転不可
能に設けている。
【0030】高低減速切換機構100は、高低減速切換
スリーブ104を低減速出力軸側ギヤ90に結合させる
ことにより、低減速ギヤ列58の噛合状態に切換えて低
減速比を得ることができる。また、高低減速切換機構1
00は、高低減速切換スリーブ104を高減速出力軸側
ギヤ96に噛合させることにより、高減速ギヤ列60の
噛合状態に切換えて高減速比を得ることができる。
【0031】なお、符号106は高低減速切換シャフ
ト、符号108は出力軸18に軸支した駆動スプロケッ
ト、符号110はトランスファ出力軸20に固設した被
動スプロケット、符号112はトランスファチェーン、
符号114は2輪・4輪切換機構である。
【0032】前記トランスファ4は、2輪・4輪切換機
構114によって出力軸18に駆動スプロケット108
を結合することにより出力軸18からトランスファ出力
軸20に駆動力を分配して出力し、2輪・4輪切換機構
114によって出力軸18に駆動スプロケット108を
空転状態にすることにより出力軸18からのみ駆動力を
出力する。
【0033】このように、この副変速機付変速機2は、
入力軸14と、カウンタ軸16と、出力軸18と、入力
軸14とカウンタ軸16間に複数段の前進ギヤ列である
1速〜4速48〜54と後進ギヤ列56とを設けた主変
速部44と、カウンタ軸16と出力軸18間に低減速比
の低減速ギヤ列58と高減速比の高減速ギヤ列60とを
設けた副変速部46と、からなる。
【0034】この副変速機付変速機2は、副変速部46
の低減速カウンタ軸側ギヤ92をカウンタ軸16の軸径
d内において一体的に刻設している。
【0035】これにより、副変速機付変速機2は、カウ
ンタ軸16と出力軸18間の軸間距離を大きくしたり、
カウンタ軸16の軸径を小さくすることなく、低減速カ
ウンタ軸側ギヤ92の外径を小さくすることができる。
【0036】このため、この副変速機付変速機2は、低
減速カウンタ軸側ギヤ92の外径を小さくし得ることに
より低減速出力軸側ギヤ90の外径を大きくでき、これ
により、変速部46の低減速ギヤ列58のギヤ比を大き
くすることができ、しかも、カウンタ軸16と出力軸1
8間の軸間距離を大きくしたり、カウンタ軸16の軸径
dを小さくする必要がないことにより、副変速機付変速
機2の大形化やカウンタ軸16の強度不足を招くことが
なく、副変速機付変速機2のコンパクト化とカウンタ軸
16の強度確保を果たすことができる。
【0037】また、この副変速機付変速機2は、低減速
カウンタ軸側ギヤ92をカウンタ軸16に一体的に刻設
したことにより、従来のように部品点数が増加すること
がなく、部品点数を削減し得て、カウンタ軸16に低減
速カウンタ軸側ギヤ92を圧入により組付ける作業を必
要としないことにより、組付不良や誤組付を回避するこ
とができ、ギヤ精度を向上して騒音を低減することがで
きる。
【0038】また、この副変速機付変速機2は、低減速
カウンタ軸側ギヤ92をカウンタ軸16に高低減速切換
機構100と対面する部位にまで延長して刻設したこと
により、この延長して刻設した部位の延長部94によっ
て、潤滑油を掻き上げて高低減速切換機構100に供給
することができる。
【0039】これにより、この副変速機付変速機2は、
図2に示す如く、変速機第3ケース内の潤滑油溜部11
6の潤滑油中に浸漬された低減速カウンタ軸側ギヤ92
の延長して刻設した部位の延長部94の回転によって、
潤滑油を掻き上げて出力軸18側の高低減速切換機構1
00に供給することができる。
【0040】このため、この副変速機付変速機2は、高
低減速切換機構100の潤滑性能を向上することがで
き、耐久性を向上することができる。
【0041】
【発明の効果】このように、この発明の副変速機付変速
機は、カウンタ軸と出力軸間の軸間距離を大きくした
り、カウンタ軸の軸径を小さくすることなく、低減速カ
ウンタ軸側ギヤの外径を小さくすることができ、また、
従来のように部品点数が増加することがなく、カウンタ
軸に低減速カウンタ軸側ギヤを圧入により組付ける作業
を必要としない。
【0042】このため、この副変速機付変速機は、副変
速部の低減速ギヤ列のギヤ比を大きくすることができ、
カウンタ軸と出力軸間の軸間距離を大きくしたり、カウ
ンタ軸の軸径を小さくする必要がないことにより、副変
速機付変速機の大形化やカウンタ軸の強度不足を招くこ
となく副変速機付変速機のコンパクト化とカウンタ軸の
強度確保を果たし得て、また、部品点数を削減し得て、
組付ける作業を要しないことにより組付不良や誤組付を
回避し得て、ギヤ精度を向上して騒音を低減することが
できる。
【0043】また、この発明の副変速機付変速機は、低
減速カウンタ軸側ギヤの延長して刻設した部位によっ
て、潤滑油を掻き上げて高低減速切換機構に供給するこ
とができる。
【0044】このため、この副変速機付変速機は、高低
減速切換機構の潤滑性能を向上することができ、耐久性
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す副変速機付変速機の断
面図である。
【図2】図1のII−II線による断面図である。
【図3】従来例を示す副変速機付変速機の副変速部の断
面図である。
【符号の説明】
2 副変速機付変速機 4 トランスファ 14 入力軸 16 カウンタ軸 18 出力軸 44 主変速部 46 副変速部 48〜54 1速〜4速ギヤ列 56 後進ギヤ列 58 低減速ギヤ列 60 高減速ギヤ列 90 低減速出力軸側ギヤ 92 低減速カウンタ軸側ギヤ 96 高減速出力軸側ギヤ 98 高減速カウンタ軸側ギヤ 100 高低減速切換機構 102 高低減速切換ハブ 104 高低減速切換スリーブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンからの駆動力を入力する入力軸
    と、この入力軸に対して平行に配設されたカウンタ軸
    と、前記入力軸とカウンタ軸間に前進ギヤ列と後進ギヤ
    列とを設けた主変速部と、前記カウンタ軸とこのカウン
    タ軸に対して平行且つ前記入力軸に対して同軸上に配設
    した出力軸と、前記カウンタ軸と出力軸間に低減速比の
    低減速ギヤ列と高減速比の高減速ギヤ列とを設けた副変
    速部と、からなる副変速機付変速機において、前記副変
    速部は、低減速ギヤ列の低減速カウンタ軸側ギヤを前記
    カウンタ軸の軸径内において一体的に刻設したことを特
    徴とする副変速機付変速機。
  2. 【請求項2】 前記副変速部の前記低減速ギヤ列の低減
    速カウンタ軸側ギヤは、前記出力軸に軸支した低減速出
    力軸側ギヤとの噛合範囲を越えて前記低減速ギヤ列と高
    減速ギヤ列との間の前記出力軸に設けた高低減速切換機
    構と対向する部位にまで延長して刻設したことを特徴と
    する請求項1に記載の副変速機付変速機。
JP8278835A 1996-09-30 1996-09-30 副変速機付変速機 Pending JPH10103419A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008540941A (ja) * 2005-05-03 2008-11-20 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 直結ギヤにおいて切り離し可能なカウンタシャフトを有するトランスミッション
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