JPH10100481A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JPH10100481A
JPH10100481A JP25491996A JP25491996A JPH10100481A JP H10100481 A JPH10100481 A JP H10100481A JP 25491996 A JP25491996 A JP 25491996A JP 25491996 A JP25491996 A JP 25491996A JP H10100481 A JPH10100481 A JP H10100481A
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processing method
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JP25491996A
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Tsutomu Sakagami
努 坂上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 投影を目的とする高透過率の記録媒体に、良
好な画像を形成させることを可能にする。 【構成】 フィルムシートに画像を記録する場合には、
平滑化回路104で、複数の画素データの平均を算出す
ることで平滑化させる。そして、電子写真方式でパルス
幅変調による画像を形成する場合においては、線数切換
回路105でもって閾値となるパターン信号の周波数を
平滑化回路104で平滑化する際に使用した画素数にな
るようにして解像度を落とす。これにより、形成される
トナーが分散せず、集中するようになるので、散乱光の
発生を低下させ、良好な投影像を形成させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及び方
法、詳しくは所定の記録媒体上に画像を形成させる画像
処理装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の画像処理装置としては複写機が
良く知られている。通常、複写機では、原稿を読み取
り、その読み取った原稿画像に従い適当な処理を行な
い、たとえば電子写真方式であれば、ビーム光を発生さ
せて静電潜像を形成し、トナー像を形成、トナー像の記
録紙への転写、定着という手順を踏む。
【0003】このような画像処理装置において、例えば
OHPフィルムのようなシートフィルムを記録紙として
使用する場合を考える。
【0004】この場合、最高濃度を一般記録紙と比べて
低下させる処理などを施し、また、定着部における定着
スピードを一般の記録紙より遅くすることが考えられ
る。シートフィルムへの定着性が一般の記録紙と比較し
て低いからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、シートフ
ィルムを記録紙として使用する場合、一般記録紙とは異
なる処理を行うのは定着性を高めるためであるが、同時
にその透過率を高めるためでもある。
【0006】しかしながら、上記のようにして複写を行
うと、例えば濃度を下げるためトナーなどの現像剤のの
り量が減るため、トナー同士の結合性が低くなりトナー
がシート面で均一に定着されにくい。その結果、投影し
た際に散乱光が増え、投影された像に悪影響を与える。
特にカラーの場合には、色再現性が低下するという問題
が発生する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる問題点に
鑑みなされたものであり、投影を目的とする高透過率の
記録媒体に、良好な画像を形成させることを可能ならし
める画像処理装置及び方法を提供しようとするものであ
る。
【0008】この課題を解決するため、たとえば本発明
の画像処理装置は以下に示す構成を備える。すなわち、
高透過性のシートに画像を形成させる画像処理装置であ
って、形成すべき画像データを、前記シート上に形成さ
れる各ドットを集中させるべく、画像データを補正する
補正手段と、該補正手段で補正された画像データに従い
画像を形成する画像形成手段とを備える。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図を
参照しながら説明する。
【0010】図2は実施形態における原稿画像をデジタ
ル的に読み取り複製画像を出力する画像処理装置のブロ
ック構成図である。
【0011】図2において、201はイメージスキャナ
部であり、原稿を読み取り、デジタル信号処理を行う部
分である。また、202はプリンタ部であり、イメージ
スキャナ201によって読み取られた原稿画像に対応し
た画像を用紙にフルカラーでプリント出力する部分であ
る。
【0012】イメージスキャナ部201において、20
0は圧板であり、原稿台ガラス(以下プラテン)203
上の原稿204を固定する。原稿204はその複写面を
下側に載置しており、ランプ205による照射によっ
て、その反射光りはミラー206,207,208に導
かれ、レンズ209によって、3ラインの固体撮像素子
センサ(以下CCD)210上に像を結び、フルカラー
情報としてのレッド(R)、グリーン(G)、ブルー
(B)の3つの画像信号が信号処理部211に送られ
る。なお、205,206は速度vで、207,208
は速度1/2・vでラインセンサの電気的走査(主走
査)方向に対して垂直方向に機械的に動くことによっ
て、原稿中の読み取り位置からセンサ210への距離を
一定に保ったまま、原稿全面を走査(副走査)する。こ
こで、原稿204は、主走査及び副走査ともに400d
pi(dots per inch)の解像度で読み取られる。
【0013】信号処理部211においては、読み取られ
た画像信号を電気的に処理し、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各成分に分
解し、プリンタ部202に送る。また、イメージスキャ
ナ201における一回の原稿走査につき、C,M,Y,
Kのうちひとつの成分がプリンタ部202に送られ、計
4回の原稿走査によって、一回のプリントアウトが完成
する。
【0014】イメージスキャナ部201より送られてく
るC,M,Y,Kの各画像信号は、レーザドライバ21
2に送られる。レーザドライバ212は、送られてきた
画像信号に応じ、半導体レーザ213を変調駆動する。
レーザ光は、ポリゴンミラー214、f−θレンズ21
5、ミラー216を介し、感光ドラム217上を走査す
る。ここで、読み取りと同様に主走査及び副走査ともに
400dpiの解像度で書き込まれる。
【0015】218は回転現像器であり、マゼンタ現像
部219、シアン現像部220、イエロー現像部22
1、ブラック現像部222より構成され、4つの現像部
が交互に感光ドラム217に接し、感光ドラム上に形成
された静電現像をトナーで現像する。
【0016】223は転写ドラムであり、用紙カセット
224または225により供給される用紙をこの転写ド
ラム223に静電気の作用で巻付け、感光ドラム上に現
像された像を用紙に転写する。
【0017】このようにして、C,M,Y,Kの4色が
順次転送された後に、用紙は転写ドラム223より剥離
され、定着ユニット226でトナーを用紙に定着させた
後、排紙される。
【0018】図1は、実施形態における装置の処理面か
ら見たブロック構成図である。
【0019】リーダ部のCCDセンサ210からRGB
の入力信号を受け(101)、画像処理部211におい
て、周知なデジタル的な信号処理(102)によりR,
G,B信号をCMYK信号に変換する(103)。平滑
化回路104により平滑化を施し、線数切換回路105
によりパルス幅変調の周波数を切り換え、半導体レーザ
213を変調駆動する。
【0020】ところで、パルス幅変調では、文字部は4
00dpi、階調画像部は200dpiで出力すること
が望まれる。理由は、文字部(線画を含む)はその境界
が明瞭になっていることが重要であり、逆に階調画像部
は階調性が重要であるためである。
【0021】さて、シートフィルムに上記のようにして
通常と同じようにして画像を形成する場合を考える。こ
の場合、ある一定濃度レベルの階調画像部は図3(A)
の301,302のような概念図で表される。302は
微視的に見た画像部で、黒い部分にトナーが定着されて
いる。301はその断面図である。本来は複数個のトナ
ー粒子で構成されるが、概念図のため一粒子で表示す
る。302のような場合、トナーは離散的に配置され、
その状態で定着される。そのため、その画像部の表面に
凹凸が生じ、表面において乱反射が起こる。その結果、
散乱光が発生し、透過率が下がり、投影した結果の色再
現性が悪化する。
【0022】そこで、本実施形態では、解像度を下げる
ことでトナー同士の結合性を高め、散乱光の発生を抑制
する。
【0023】具体的には、同図(B)に示すようにし
た。図示で304は、302と同一濃度レベルの画像を
解像度を下げて表している。303はその断面図であ
る。解像度を下げる場合、トナーの凝集度が上がり、ト
ナー同士の結合性は高くなる。そのため、定着後の画像
表面の凹凸は抑えられ、乱反射は軽減されることにな
る。その結果、透過率は上がり、色再現性を向上させる
ことが可能になる。
【0024】解像度を下げるということは、画質に関し
は不利になるが、例えばOHPフィルムの場合、スクリ
ーンに投影して使用することが前提であるため、スクリ
ーンの解像度の方が画質に影響するため実用上十分であ
ることが確認できた。
【0025】また、OHPフィルムの用途として、プレ
ゼンテーション用資料の作成が多く、その内容は、グラ
フや表などのそれほど高い解像度を必要としないものが
多い。このような用途では、解像度よりも、むしろ色再
現性が良好なものが好まれることは明白である。
【0026】本実施形態では、単純にパルス幅変調の周
波数を切り換えて解像度を下げているが、例えば、40
0dpiの解像度の画像を50dpiとして出力する場
合、濃度を保存するためと、画像形成部をより凝集させ
るために平滑化の処理が必要となる。
【0027】図4を用いてより詳しく説明する。401
は400dpiの時のパルス幅変調に用いられる三角波
を図示したものである。402は8画素分の信号値(あ
る1つの色成分の濃度)を表している。8ビット信号で
処理を行う装置の場合、その信号値は0から255の値
が取り得るが、各画素の信号値は402のように表され
る(D/A変換で生成できる)。この信号値は、パルス
幅変調で半導体レーザ213を変調駆動するが、三角波
401と信号値402を図5に示すコンパレータ505
で大小比較し、変調駆動する。
【0028】OHPシートに出力する場合、セレクタ5
04において所望のパルス幅変調に必要な三角波に切り
換える。例えば、本実施形態の場合400dpiの画像
出力のための三角波502と50dpiの画像出力のた
めの三角波503とはコンパレータ504にて切り換え
る。OHPシートの場合は、三角波503と501にて
D/A変換された画像信号とをコンパレータ505にて
大小比較する。ここでは画像信号が大きい場合レーザ駆
動を行い、その結果、404の出力が得られる。404
は400dpiの場合を表しているが、同様のことを例
えば50dpiのパルス幅変調で行うと405のように
なり、その結果、406の出力を得る。この例の場合、
406−1と406−2のふたつに分かれてしまう。信
号値によってはさらに細分化される恐れがある。
【0029】そこで、本実施形態では、トナー同士の結
合性を高め、散乱光を抑制するわけであるから、形成画
像部が凝集することが望ましい。つまり、406−1と
406−2が互いに隣接することでもある。そのため、
400dpiの画像を50dpiで出力する場合、出力
しようとする8個の画素の信号値に対して予め平均値を
算出し(図1の平滑化回路104)、その平均信号値4
09と三角波407とをコンパレータにて大小比較する
と408のような出力を得る。平滑化回路104は解像
度を落とした時の画像部の離散を防ぐと共に、信号値の
保存にも寄与している。
【0030】以上のように、解像度を下げて出力するこ
とで、例えばOHPフィルムといったシートフィルムを
記録紙とする場合、その色再現性を向上させることがで
きる。
【0031】なお、OHPシートを使用するか否かの判
断は、操作パネルから指示してもよいし、あるいは給紙
した未記録シートを挟むように発光素子と受光素子を設
け、受光素子で検出して得た信号レベルに基づいて自動
的に判定するようにしてもよい。更には、シートフィル
ムは一般にその表面が平滑であるので、その面に光を露
光する部分とその反射光を検出部分で構成してもよい。
いずれにしても、シートフィルム上に画像を形成する場
合には、各色成分に対して平滑化回路を動作させ、且
つ、解像度を下げるよう、セレクタ504に対して周波
数の低い三角波を選択させることになる。
【0032】なお、平滑化回路104の具体的な構成例
と装置全体の制御を司るCPUの関係(共に画像処理部
211にある)は、たとえば図6のような構成で実現で
きよう。
【0033】CPU506は、操作パネルからの指示、
或いは上記センサにより記録媒体が普通の記録紙かシー
トフィルムかを検出すると、セレクタ6011に対して
いずれかの入力を選択させる。ここで、ラッチ6001
〜6008、平均値算出回路6009、カウンタ601
0が平滑化回路104を構成するものである。
【0034】ラッチ(Dタイプフリップフロップ)60
01〜6008には、画像データの搬送クロックに応じ
て画素データが次々とラッチされていく。カウンタ60
10はその搬送クロックを8個計数したときに、平均値
算出回路6009に対して信号を出力する。平均値算出
回路6009は、この信号とトリガにし、ラッチ600
1〜6008に保持されている値を取り込み、その平均
値を算出し、その値をセレクタ6011に出力し続け
る。この間、次の8画素分のデータが各ラッチに保持さ
れるまでは、従前に算出された値を出力し続ける。
【0035】一方、フィルムシート以外の、通常の記録
用紙の場合には、ラッチ6008から出力されるデータ
をそのまま出力する。
【0036】従って、CPU506が平均値算出回路6
009からの出力を選択するよう信号を出力すると(図
5のセレクタ504における入力端子Bを選択する信号
でもある)、上記の通りシートフィルムに対して適正な
画像を形成させることが可能になる。
【0037】なお、平均値算出回路6009は、複数個
の加算器で実現できる。最終的に得られた値の上位8ビ
ットを出力することで(3ビット下位にシフトすること
は8で割ることと等価である)得られる。
【0038】CPU506の処理プログラムとしては、
操作パネルから指示あるいは不図示のセンサからの検出
信号に従い、セレクタ504、6011に対応する信号
を出力するだけなので、その説明は省略する。ただし、
シートフィルムに記録することが決定された場合には、
定着速度等を制御するのは勿論である。
【0039】また、上記実施形態では主走査方向への画
像形成の条件を切り替えたが、副走査方向への適用させ
てもよいし、主副走査両方向に適用させても良い。
【0040】<第2の実施形態>第2の実施形態を説明
する。本第2の実施形態では、上記実施形態(第1の実
施形態)と同様な手法で解像度を下げて色再現性を向上
させる。すなわち、プレゼンテーションに使われるOH
Pを考えた場合、その多くはグラフや表などであり、解
像度より色再現性が重視される。しかし、プレゼンテー
ション用資料である限り、その中に文字が存在する可能
性は高い。その他のシートフィルムの場合も然りであ
る。
【0041】そこで、本第2の実施形態では、原稿中の
文字部と画像部を切り分け、画像部のみの解像度を下げ
ることで文字の品位を落とさず、色再現性を向上させ
る。
【0042】図7は、第2の実施形態の構成の概略を示
すブロック図である。図示の動作を以下に説明する。
【0043】入力信号601で得られたRGB信号を文
字判定回路604に導く。文字判定回路604におい
て、周知の方法でRGB信号よりL*a*bを算出し、L
*を用い、文字部(線画を含む)であるか、画像部であ
るかを判定する。その結果を元に、文字部と画像部を切
り分け(605)、文字部であれば、400dpi、画
像部であれば解像度を変えて出力する。第1の実施形態
にあったように、画像部は平滑化回路606において平
滑化し、その後線数切換回路607を経て解像度を下げ
て出力される。図5、6におけるセレクタへの信号は文
字判定回路604が行えば良い。
【0044】なお、文字部と画像部との判定であるが、
たとえば文字が黒色で、グラフ等が黒以外で記録するこ
とが決まっているのであれば、色(すなわち、無彩色か
どうか)で判定すればよい。また、操作パネルに文字に
対して色を指定し、その指定色を文字部として処理する
ようにしてもよい。
【0045】<第3の実施形態>図8は、第3の実施形
態の構成の概略を示すブロック図である。リーダ部のC
CDセンサ210からRGBの入力信号を受け(70
1)、画像処理部211において、周知なデジタル的な
信号処理(702)によりRGB信号をCMYK信号に
変換する(703)。変換されたCMYK信号に擬似中
間調処理(704)を施し、半導体レーザ213を駆動
する。
【0046】本第3の実施形態の目的は、トナーの凝集
度を上げ、トナー同士の結合性を上げることでシート面
での散乱を抑制することである。そこで本第3の実施形
態では、擬似中間調処理を行うことで、トナーの凝集度
が低い中間調でのトナー同士の結合性を高め、定着後の
画像表面の凹凸を抑える。その結果、乱反射が軽減さ
れ、透過率が向上し色再現性が向上する。
【0047】特に、ここでの擬似中間調処理では、画素
同士がつながりやすい擬似中間調処理が望ましい。例え
ば、一般的な処理として、ディザなどが上げられる。
【0048】また、擬似中間調処理に伴い、解像度を第
1の実施形態のように下げて出力することも効果的であ
る。更に、第2の実施形態のように、原稿中の画像部と
文字部を切り分け、画像部のみ擬似中間調処理を施して
も良い。
【0049】なお、先に説明した第1、第2の実施形態
では、パルス幅変調によって濃淡画像を再生できるレー
ザビームプリンタが前提にあったが、本第3の実施形態
によれば2値画像を記録するプリンタにも適用できるこ
とになり、たとえばインク液滴を吐出するタイプのイン
クジェット等にも適用できることになる。これは以下に
説明する実施形態でも同様である。
【0050】<第4の実施形態>解像度を下げ、かつ、
集中して画素を発生させることで、トナーの凝集度を高
めることができる。例えば、400dpiの画像を50
dpiの解像度に下げるとすると、400dpiの画像
の64個の画素(=8×8画素)で50dpiの画像の
一画素を構成することになる。400dpiの画像の6
4個の画素の平均値で50dpiの画像の一画素の値を
表すとする。もともとの400dpiの画像の一画素の
信号が256レベルで表されるとすれば、50dpiの
画像では、8×8の64画素をそれぞれ5レベル(例え
ば、0,64,128,192,255)で表し、25
6レベルで表示し、階調を維持する。100dpiの画
像にするなら、4×4の16画素をそれぞれ17レベル
で表せば良い。
【0051】画素を集中させるには、図9(A)の80
1に示すような配列が例えばあげられる。8×8のエリ
アの中央部から信号を発生させる。例えば、求めた平均
値が92の時、5レベルで表すとしたら801の1から
23の画素に信号を割り当てる。すると、8×8のエリ
アで同図(B)の802のような信号が発生する。黒で
表されていれる場所が、画像として可視化される。
【0052】更に、同様の考え方のもと、図10のよう
に50dpiの4画素が結合するように配置することも
できる。そのときの信号の割り振りは図10のように4
画素の接点を中心にして割り振る。その結果、信号を持
つ画素が集まり、図11に示すように、4画素単位で画
素が集まる。この結果、可視化された時トナーが図9よ
りも更に凝集し、トナー同士の結合性が増し、シート面
での散乱を抑制することができる。
【0053】<第5の実施形態>以上の説明では、原稿
画像を電気的に読み取り、画素ごとのデジタル信号に変
換し、原稿の複製画像を出力する装置において説明した
が、画像を再生するために、予め決められた規則に従っ
て記述された一連の命令コードを受け取り、これを解釈
してビットマップイメージを生成するラスタイメージ生
成手段と、該生成されたビットマップイメージを2次元
情報として記憶する記憶手段と、該記憶手段に蓄えられ
たイメージ情報をハードコピー画像として可視化出力す
る画像出力手段を有する画像処理システムにおいて用い
ても良い。
【0054】たとえば、プリンタ単体の装置に適用する
場合、ホストコンピュータからページ記述言語形式のデ
ータが送られてくるとすると、文字に関しては文字コー
ドと文字サイズやフォント名等がくるので、その場合に
は文字については通常の解像度で画像をけいせいする。
一方、円や、矩形等の描画とその内部の塗り潰し指示コ
マンドは文字と判別できるので、この場合には上記の通
り解像度を落とし、平滑化してトナーの結合度を高めて
記録する。
【0055】以上のようにしても上記第1〜第4の実施
形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0056】<第6の実施形態>上記実施形態の中で、
たとえばPWM変調によって画像を形成する場合を除
き、2値化したドットが互いに連続しやすくする場合に
は、上位装置であるホストコンピュータ上で実現でき
る。すなわち、ホストコンピュータ上で動作しているプ
リンタドライバ等が、上位処理(アプリケーションやO
S)等から印刷指示を受けた場合、文字と文字以外のグ
ラフ等を区別し、文字に関しては通常の処理でイメージ
を発生し、文字以外のグラフに関してはドットが集中し
易くして発生させ、発生したイメージを2値プリンタに
出力する。
【0057】従って、本発明は、前述した実施形態の機
能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録し
た記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシ
ステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやM
PU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出
し実行することによっても、達成されることは言うまで
もない。
【0058】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0059】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0060】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0061】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0062】以上説明したように本実施形態によれば、
解像度を低下させることによりトナー同士の結合性を高
め、シート面でトナーを均一に定着させることで散乱を
抑制し、透過率を高め色再現性を向上させることができ
る。また、擬似中間調処理により、トナーの結合性の弱
まることを防ぎ、中間調の色再現性を向上させることが
できる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、投
影を目的とする高透過率の記録媒体に、良好な画像を形
成させることが可能になる。
【0064】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態におけるブロック構成図である。
【図2】実施形態における装置の断面図である。
【図3】シートフィルムにおける乱反射、散乱光の発生
し易い画像とそうでない画像の関係を示す図である。
【図4】実施形態におけるパルス幅変調の概要を説明す
るための図である。
【図5】実施形態におけるパルス幅変調を行う回路の具
体的構成を示す図である。
【図6】図1における平滑化回路の具体的な一例を示す
図である。
【図7】第2の実施形態におけるブロック構成図であ
る。
【図8】第3の実施形態におけるブロック構成図であ
る。
【図9】第4の実施形態におけるディザマトリックスと
2値化結果の一例を示す図である。
【図10】第4の実施形態における他のディザマトリッ
クスの例を示す図である。
【図11】図10のディザマトリックスを用いた場合の
2値化結果の一例を示す図である。

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高透過性のシートに画像を形成させる画
    像処理装置であって、 形成すべき画像データを、前記シート上に形成される各
    ドットを集中させるべく、画像データを補正する補正手
    段と、 該補正手段で補正された画像データに従い画像を形成す
    る画像形成手段とを備えることを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記補正手段は、 前記形成すべき画像データ中の連続する所定数の画素デ
    ータの平均値を算出する算出手段と、 算出された平均値を前記所定数に応じた期間中において
    出力する出力手段とを含み、 前記画像形成手段は、 前記所定数の画素データの期間に相当する周期の所定の
    パターン信号を生成するパターン信号生成手段と、 生成されたパターン信号と出力手段で出力された平均値
    に対応する信号とを比較する比較手段と、 該比較手段によって生成されたパルス幅変調信号に従っ
    て画像を形成する手段とを含むことを特徴とする請求項
    第1項に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 更に、形成すべき画像データが文字かグ
    ラフ等の画像かを判断する判断手段と、 該判断手段によってグラフ等の画像であると判断した場
    合、前記補正手段及び前記画像形成手段を付勢する制御
    手段とを備えることを特徴とする請求項第1項に記載の
    画像処理装置。
  4. 【請求項4】 更に、記録媒体が普通記録紙か前記高透
    過性シートかを判断する判断手段と、 該判断手段によって前記高透過性シートであると判断し
    た場合、前記補正手段及び前記画像形成手段を付勢する
    制御手段とを備えることを特徴とする請求項第1項に記
    載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記判断手段は、所定の操作部からの指
    示内容に基づいて判断することを特徴とする請求項第4
    項に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記判断手段は、記録媒体の透過性ある
    いは反射性を検出するセンサからの信号に基づいて判断
    することを特徴とする請求項第4項に記載の画像処理装
    置。
  7. 【請求項7】 高透過性のシートに画像を形成させる画
    像処理方法であって、 形成すべき画像データを、前記シート上に形成される各
    ドットを集中させるべく、画像データを補正する補正工
    程と、 該補正工程で補正された画像データに従い画像を形成さ
    せる画像形成工程とを備えることを特徴とする画像処理
    方法。
  8. 【請求項8】 前記補正工程は、 前記形成すべき画像データ中の連続する所定数の画素デ
    ータの平均値を算出する算出工程と、 算出された平均値を前記所定数に応じた期間中において
    出力する出力工程とを含み、 前記画像形成工程は、 前記所定数の画素データの期間に相当する周期の所定の
    パターン信号を生成するパターン信号生成工程と、 生成されたパターン信号と出力工程で出力された平均値
    に対応する信号とを比較する比較工程と、 該比較工程によって生成されたパルス幅変調信号に従っ
    て画像を形成する工程とを含むことを特徴とする請求項
    第7項に記載の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 更に、形成すべき画像データが文字かグ
    ラフ等の画像かを判断する判断工程と、 該判断工程によってグラフ等の画像であると判断した場
    合、前記補正工程及び前記画像形成工程を付勢する制御
    工程とを備えることを特徴とする請求項第7項に記載の
    画像処理方法。
  10. 【請求項10】 更に、記録媒体が普通記録紙か前記高
    透過性シートかを判断する判断工程と、 該判断工程によって前記高透過性シートであると判断し
    た場合、前記補正工程及び前記画像形成工程を付勢する
    制御工程とを備えることを特徴とする請求項第7項に記
    載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記判断工程は、所定の操作部からの
    指示内容に基づいて判断することを特徴とする請求項第
    10項に記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記判断工程は、記録媒体の透過性を
    検出するセンサからの信号に基づいて判断することを特
    徴とする請求項第10項に記載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 画像読み取り手段と、当該読み取り手
    段で読み取った画像を画像形成手段で記録媒体上に可視
    画像を形成させる画像処理装置であって、 記録媒体の種別を判定する判定手段と、 該判定手段の判定結果に従って、形成する解像度を設定
    する設定手段と、 前記判定手段の判定結果に従って、読み取った画像デー
    タを補正する補正手段と、 補正された画像データを、前記設定手段で設定された解
    像度に従って前記画像形成手段に出力する出力手段とを
    備えることを特徴とする画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記判定手段は、所定の操作部からの
    指示内容に従って判定することを特徴とする請求項第1
    3項に記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記判定手段は、記録媒体の透過性を
    検出するセンサからの信号に基づいて判定することを特
    徴とする請求項第13項に記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記画像形成手段は、ビームの走査露
    光により画像を形成する手段であることを特徴とする請
    求項第13項に記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 前記画像形成手段は、前記読み取り手
    段で読み取った画像データに対応するアナログ信号と、
    所定波形のパターン信号とを比較することでパルス幅変
    調信号を生成し、当該パルス幅変調信号に基づいてビー
    ム光を発生させて可視画像を形成する電子写真方式の形
    成手段であることを特徴とする請求項第13項に記載の
    画像処理装置。
  18. 【請求項18】 前記設定手段は、前記パターン信号の
    周波数を変更することで解像度を設定することを特徴と
    する請求項第17項に記載の画像処理装置。
  19. 【請求項19】 前記補正手段は、前記パターン信号の
    周波数に応じた個数の画素データの平均値を算出し、当
    該算出した平均値を前記パターン信号の周波数の期間出
    力し続けることを特徴とする請求項第18項に記載の画
    像処理装置。
  20. 【請求項20】 前記設定手段は、2値化した際のドッ
    トが集中し易くするための閾値で構成されるマトリクス
    を用いて解像度を設定することを特徴とする請求項第1
    3項に記載の画像処理装置。
  21. 【請求項21】 更に、読み取った画像中の文字部分と
    画像部分とを識別する識別手段を備え、当該識別手段に
    よって画像部分と判定された部分については低解像度を
    設定させることを特徴とする請求項第13項に記載の画
    像処理装置。
  22. 【請求項22】 画像読み取り手段と、当該読み取り手
    段で読み取った画像を画像形成手段で記録媒体上に可視
    画像を形成させる画像処理方法であって、 記録媒体の種別を判定する判定工程と、 該判定工程の判定結果に従って、形成する解像度を設定
    する設定工程と、 前記判定工程の判定結果に従って、読み取った画像デー
    タを補正する補正工程と、 補正された画像データを、前記設定工程で設定された解
    像度に従って前記画像形成手段に出力する出力工程とを
    備えることを特徴とする画像処理方法。
  23. 【請求項23】 前記判定工程は、所定の操作部からの
    指示内容に従って判定することを特徴とする請求項第2
    2項に記載の画像処理方法。
  24. 【請求項24】 前記判定工程は、記録媒体の透過性を
    検出するセンサからの信号に基づいて判定することを特
    徴とする請求項第22項に記載の画像処理方法。
  25. 【請求項25】 前記画像形成手段は、ビームの走査露
    光により画像を形成する手段であることを特徴とする請
    求項第22項に記載の画像処理方法。
  26. 【請求項26】 前記画像形成手段は、前記読み取り手
    段で読み取った画像データに対応するアナログ信号と、
    所定波形のパターン信号とを比較することでパルス幅変
    調信号を生成し、当該パルス幅変調信号に基づいてビー
    ム光を発生させて可視画像を形成する電子写真方式の形
    成手段であることを特徴とする請求項第22項に記載の
    画像処理方法。
  27. 【請求項27】 前記設定工程は、前記パターン信号の
    周波数を変更することで解像度を設定することを特徴と
    する請求項第26項に記載の画像処理方法。
  28. 【請求項28】 前記補正工程は、前記パターン信号の
    周波数に応じた個数の画素データの平均値を算出し、当
    該算出した平均値を前記パターン信号の周波数の期間出
    力し続けることを特徴とする請求項第27項に記載の画
    像処理方法。
  29. 【請求項29】 前記設定工程は、2値化した際のドッ
    トが集中し易くするための閾値で構成されるマトリクス
    を用いて解像度を設定することを特徴とする請求項第2
    2項に記載の画像処理方法。
  30. 【請求項30】 更に、読み取った画像中の文字部分と
    画像部分とを識別する識別工程を備え、当該識別工程に
    よって画像部分と判定された部分については低解像度を
    設定させることを特徴とする請求項第22項に記載の画
    像処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7724394B2 (en) 2003-10-10 2010-05-25 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus and image forming method using pseudo half tone processing with different resolutions

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