JPH10100431A - インク残量検出装置 - Google Patents

インク残量検出装置

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JPH10100431A
JPH10100431A JP26038696A JP26038696A JPH10100431A JP H10100431 A JPH10100431 A JP H10100431A JP 26038696 A JP26038696 A JP 26038696A JP 26038696 A JP26038696 A JP 26038696A JP H10100431 A JPH10100431 A JP H10100431A
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signal
logic
pulse
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Motoshi Kishi
素志 岸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク残量データをロジックデータとして直
接インクジェットプリンタの制御装置に出力することが
可能であり、もってインク残量データをA/D変換する
A/D変換器を必要とすることなく簡単な構成によりコ
ストの低いインク残量検出装置を提供する。 【解決手段】 インク残量に応じて静電容量が変化する
コンデンサCとロジックIC45とを有するCR発振回
路を利用し、ロジックIC45を介してインク残量に応
じて異なる周波数のパルス信号が発振され、また、ロジ
ックIC45からのパルス信号の発振周波数に基づき所
定時間T内におけるパルス信号のパルス数をカウントす
ることによりインク残量が検出される。これにより、A
/D変換器等を用いることなく、そのままロジック信号
を取り込んでデジタル処理が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタに付設され、インクジェットヘッドに対してイン
クを供給するインクタンク内におけるインク残量を検出
する検出装置に関し、特に、その検出されるインク残量
データを直接インクジェットプリンタの制御装置に出力
してデジタル処理することが可能であり、もってインク
残量データをA/D変換するA/D変換器を必要とする
ことなく簡単な構成によりコストの低いインク残量検出
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、インクジェットプリンタにお
いてインクジェットヘッドにインクを供給するインクタ
ンク内のインク残量を検出する検出装置については、各
種の検出装置が提案されており、また、各種の検出方式
が採用されている。
【0003】これらの検出装置の内、インクタンク内に
一対の電極板を配設して各電極板とインクとの協働によ
りコンデンサを構成し、インクの残量が変化するに伴っ
て変化する静電容量を検出することによりインク残量を
検出する検出装置が存在する。ここで、かかる検出装置
の構成について図11を参照して説明する。図11は従
来のインク残量検出装置を示す回路図である。
【0004】図11において、インク残量検出装置10
0は、基本的に、信号発生器101、インクタンク10
2内に配設された一対の電極板103、検出抵抗10
4、及び、A/D変換器105から構成されている。こ
こに、信号発生器101は、図12(A)に示すよう
な、矩形パルスを発生する。一対の電極板103は、イ
ンクタンク102内に充填されるインクと協働してコン
デンサCを構成する。このとき、インクタンク102内
のインクの残量が変化するに伴って、コンデンサCの静
電容量も変化し、具体的には、インクタンク102内に
十分なインクが存在する場合には所定の静電容量を保持
する一方、インクが消費されてインク残量が減少した場
合には静電容量も小さくなる。検出抵抗104は、各電
極板103により構成されるコンデンサCと協働して、
図12(B)に示す検出パルス(矩形パルスに比してな
まった波形を有し、この波形はコンデンサCの静電容量
と検出抵抗104の抵抗値とによって決定される)をA
/D変換器105に出力し、また、AD/変換器105
は、検出パルスについて所定の電圧値に基づきA/D変
換を行った後、そのA/D変換値を制御装置(図示せ
ず)に出力するものである。
【0005】前記構成を有するインク残量検出装置10
0において、インクタンク102内におけるインク残量
の検出は、インク残量が減少するに従って各電極板10
3とインクとにより構成されるコンデンサCの静電容量
が小さくなっていき、これに対応して検出抵抗104と
の協働によりA/D変換器105に出力される検出パル
スの波形が徐々に変化する状態を検出することにより行
われる。具体的には、信号発生器101から矩形パルス
(図12(A)に示す)が出力されると、インクタンク
102内に十分のインクが存在してコンデンサCが所定
の静電容量値を保持している間は、図12(B)に示す
少しなまった波形の検出パルスがA/D変換器105に
出力されるが、これに対して、インク残量の減少に対応
してコンデンサCの静電容量が減少すると、それに伴っ
て検出パルスの波形は、なまりが徐々になくなって検出
パルス(図12(B)に示す)の波形が徐々に立った状
態の波形となる。かかる波形を有する検出パルスがA/
D変換器105に出力されてA/D変換された電圧値
は、所定の電圧値よりも高くなり、これによりインク残
量がなくなったことが制御装置を介して検出されるもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のインク残量検出装置では、検出パルスをA/D変換
して制御装置に対してデジタルデータを出力するA/D
変換器105が必要であり、また、これに付随してイン
ターフェース等も複雑な構成になってしまうことから、
インク残量検出装置の全体としてコストアップを招来し
てしまう問題がある。また、インク残量検出の制御も複
雑となってしまう。
【0007】本発明は前記従来の問題点を解消するため
になされたものであり、検出されるインク残量データを
デジタル処理可能なロジックデータとして直接インクジ
ェットプリンタの制御装置に出力することが可能であ
り、もってインク残量データをA/D変換するA/D変
換器を必要とすることなく簡単な構成によりコストの低
いインク残量検出装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係るインク残量検出装置は、インクジェット
プリンタに付設され、インクジェットヘッドに対してイ
ンクを供給するインクタンク内のインクの残量を検出す
るインク残量検出装置において、前記インクタンク内の
インク残量に応じて変化する静電容量を有するコンデン
サにより構成されたCR発振回路を有し、インク残量に
応じて異なる周波数のパルス信号を発振するパルス発振
手段と、前記パルス発振手段により発生されるパルス信
号を受け、そのパルス信号の発振周波数に基づいてイン
クの残量を検出する検出手段とを備えた構成を有する。
【0009】請求項1のインク残量検出装置では、イン
ク残量に応じて静電容量が変化するコンデンサを有する
CR発振回路を利用し、インク残量に応じて異なる周波
数のパルス信号が発振され、また、検出手段を介してパ
ルス発振手段からのパルス信号の発振周波数に基づきイ
ンク残量が検出されるので、A/D変換器等を用いるこ
となく、そのまま検出信号を取り込んでデジタル処理が
可能となる。これより、インク残量検出装置の構成が非
常に簡略化され、そのコスト、小型化の面で大きなメリ
ットを実現することが可能となる。また、CR発振回路
を使用しているので、インクタンク内のインクには交流
波形が印加されることとなり、従って、インクが電気分
解されることなく変質することが防止され得る。
【0010】また、請求項2に係るインク残量検出装置
は、請求項1のインク残量検出装置において、前記パル
ス発振手段は、自励式の発振回路よりなることを特徴と
する。このように請求項2のインク残量検出装置では、
自励式の発振回路を使用していることから、交番する信
号を出力する発振器や電圧もしくは電流の極性を適宜切
り換える切替回路を必要とせず、回路への電源印加のみ
で発振が可能である。従って、その制御が簡単なものと
なり、また、検出機構を小型化することが可能となる。
【0011】更に、請求項3に係るインク残量検出装置
は、請求項2のインク残量検出装置において、前記パル
ス発振手段は、前記インクタンク内に配設され、インク
タンク内に存在するインクとの協働により前記コンデン
サを構成する一対の電極と、前記電極の一方に接続され
たタイミング抵抗と、前記タイミング抵抗と並列に設け
られ、前記コンデンサの静電容量値とタイミング抵抗の
抵抗値により定まる所定波形の信号が入力されるととも
に、その入力信号に対応してロジック信号を出力するロ
ジックICとから構成される発振回路を有することを特
徴とする。請求項3のインク残量検出装置では、その回
路構成をコンパクトにすることが可能であり、インクジ
ェットプリンタの制御回路を特に変更することなく実施
することが可能となる。また、前記構成においては、高
性能な素子や回路機構を使用していないのでインクジェ
ットプリンタの制御装置内に組み込むことも可能であ
る。
【0012】また、請求項4に係るインク残量検出装置
は、請求項1のインク残量検出装置において、前記検出
手段を介してインクタンク内のインクなくなったものと
判断された場合、インクがなくなった旨を報知する報知
手段を備えたことを特徴とする。かかる請求項4のイン
ク残量検出装置では、インクタンク内のインク残量がな
くなった場合には、報知手段を介してその旨が報知され
るので、インクタンクの交換等のメンテナンスを迅速に
行うことが可能となる。
【0013】更に、請求項5に係るインク残量検出装置
は、インクタンク内のインクを印字ヘッドのノズルから
記録媒体上に噴射して印字を行う印字装置に用いられ、
インクタンク内のインクの残量を検出するインク残量検
出装置において、前記インクタンク内のインクの残量に
応じて変化する抵抗値を有する抵抗体により構成された
CR発振回路を有し、インク残量に応じて異なる周波数
のパルス信号を発振するパルス発振手段と、前記パルス
発振手段により発生されるパルス信号を受け、そのパル
ス信号の発振周波数に基づいてインクの残量を検出する
検出手段とを備えた構成を有する。
【0014】請求項5のインク残量検出装置では、イン
ク残量に応じて抵抗値が変化する抵抗体を有するCR発
振回路を利用し、パルス発振手段を介してインク残量に
応じて異なる周波数のパルス信号が発振され、また、検
出手段を介してパルス発振手段からのパルス信号の発振
周波数に基づきインク残量が検出されるので、A/D変
換器等を用いることなく、そのまま検出信号を取り込ん
でデジタル処理が可能となる。これより、インク残量検
出装置の構成が非常に簡略化され、そのコスト、小型化
の面で大きなメリットを実現することが可能となる。ま
た、CR発振回路を使用しているので、インクタンク内
のインクには交流波形が印加されることとなり、従っ
て、インクが電気分解されることなく変質することが防
止され得る。
【0015】また、請求項6に係るインク残量検出装置
は、請求項5のインク残量検出装置において、前記パル
ス発振手段は、自励式の発振回路であることを特徴とす
る。請求項6のインク残量検出装置では、自励式の発振
回路を使用していることから、交番する信号を出力する
発振器や電圧もしくは電流の極性を適宜切り換える切替
回路を必要とせず、回路への電源印加のみで発振が可能
である。従って、その制御が簡単なものとなり、また、
検出機構を小型化することが可能となる。
【0016】更に、請求項7に係るインク残量検出装置
は、請求項6のインク残量検出装置において、前記パル
ス発振手段は、前記インクタンク内に配設され、インク
タンク内に存在するインクとの協働により前記抵抗体を
構成する一対の電極と、前記電極の一方に接続されたタ
イミングコンデンサと、前記抵抗体と並列に設けられ、
前記タイミングコンデンサの静電容量値と前記抵抗体の
抵抗値により定まる所定波形の信号が入力されるととも
に、その入力信号に対応してロジック信号を出力するロ
ジックICとから構成される発振回路を有することを特
徴とする。請求項7のインク残量検出装置では、その回
路構成をコンパクトにすることが可能であり、インクジ
ェットプリンタの制御回路を特に変更することなく実施
することが可能となる。また、前記構成においては、高
性能な素子や回路機構を使用していないのでインクジェ
ットプリンタの制御装置内に組み込むことも可能であ
る。
【0017】また、請求項8に係るインク残量検出装置
は、請求項5のインク残量検出装置において、前記検出
手段を介してインクタンク内のインクがなくなったもの
と判断された場合には、インクがなくなった旨を報知す
る報知手段を備えたことを特徴とする。かかる請求項8
のインク残量検出装置では、インクタンク内のインク残
量がなくなった場合には、報知手段を介してその旨が報
知されるので、インクタンクの交換等のメンテナンスを
迅速に行うことが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るインク残量検
出装置について、本発明を具体化した第1実施形態に基
づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施
形態に係るインク残量検出装置が搭載されるインクジェ
ットプリンタの概略構成につついて図1に基づき説明す
る。図1はインクジェットプリンタの要部を示す斜視図
である。
【0019】図1において、一対のフレーム1(図1
中、一方のフレーム1のみを示す)間には軸2を介して
プラテン3が回転可能に取り付けられており、このプラ
テン3はモータ4により回転駆動される。プラテン3に
対向して圧電式のインクジェットヘッド5が配置されて
いる。かかるインクジェットヘッド5は、インクタンク
6と共にキャリッジ7上に載置されている。キャリッジ
7はプラテン3の軸線と平行に配設された2本のガイド
ロッド8に摺動可能に支持されており、また、キャリッ
ジ7には、一対のプーリ9に掛け渡されたタイミングベ
ルト10が連結される。一対のプーリ9の一方(図1
中、右側のプーリ9)は、CRモータ11の駆動軸に固
定されており、従って、CRモータ11を介して右側の
プーリ9が回転されることに基づきタイミングベルト1
0が送られてキャリッジ7がプラテン3に沿って往復動
されるものである。
【0020】次に、前記のように構成されたインクジェ
ットプリンタの制御系について図2に基づき説明する。
図2はインクジェットプリンタの制御系を示すブロック
図である。図2において、インクジェットプリンタの制
御装置は、CPU20を核として構成され、インターフ
ェース21を介してホストコンピュータ22に接続され
ている。
【0021】また、CPU20には、スイッチパネル2
3、ROM24、RAM25がそれぞれ接続されてい
る。スイッチパネル23は、用紙サイズ、その他種々の
パラメータを設定し、且つ、表示するパネルである。R
OM24は、後述するインク残量検出プログラム、その
他インクジェットプリンタの制御上必要な各種のプログ
ラムを格納する記憶装置である。RAM25は、インク
ジェットプリンタの制御時にCPU20によって演算さ
れた各種のデータを一時的に記憶するメモリである。
【0022】更に、CPU20は、LF駆動回路27、
CR駆動回路28を介して、それぞれLFモータ29、
CRモータ11を駆動制御する。ここに、LFモータ2
9は基本的に紙送り機構を駆動し、CRモータ11は前
記したキャリッジ7等から構成されるキャリッジ機構を
駆動するものである。また、CPU20は、フレキシブ
ルケーブル30を介してヘッド駆動回路31に接続さ
れ、インクジェットヘッド5を印字駆動する。また、C
PU20には、インク残量検出装置40が接続されてい
る。
【0023】ここで、インク残量検出装置40について
図3、図4に基づき説明する。図3はインク残量検出装
置40の回路構成を模式的に示す回路図、図4は図3に
示す回路構成の等価回路を表す回路図である。図3、図
4において、インクタンク6内には一対の電極板41、
42が配設されており、各電極板41、42はインクタ
ンク内に充填されたインクとの協働によりコンデンサC
(図4参照)を構成する。電極板41は、インク残量を
検出するためのタイミング抵抗43(図3、図4中、R
にて示す)の一端に接続されており、また、分岐点Aを
介して電流制限抵抗44(図3、図4中、Rsにて示
す)の一端に接続されている。電流制限抵抗44の他端
はロジックIC45に接続されている。尚、他方の電極
板42は接地されており、また、タイミング抵抗43の
他端は、分岐点BにてロジックIC45の出力線に接続
されている。また、ロジックIC45の出力線は、図2
に示すように、直接CPU20に接続されている。
【0024】ここに、電流制限抵抗44は、ロジックI
C45に過大の電流が流れないように保護するための抵
抗である。また、ロジックIC45は、前記回路構成に
基づきタイミング抵抗43と並列に設けられており、ま
た、コンデンサCの静電容量値とタイミング抵抗43の
抵抗値とによって定まる所定波形を有する信号が電流制
限抵抗44を介して入力された場合に、その入力信号に
対応して矩形パルス(ロジック信号)を出力する作用を
行うICである。ここに、ロジックIC45、コンデン
サC及びタイミング抵抗43は、所謂、CR発振回路を
構成するものである。尚、ロジックIC45は、所謂、
ヒステリシス機能を備えている。かかるロジックIC4
5の作用については公知であるので、ここではその詳細
な説明を省略する。
【0025】次に、前記のように構成されたインク残量
検出装置40の作用について図5に基づき説明する。図
5はインクタンク6内のインク残量に対応してコンデン
サCの静電容量が変化する場合において、ロジックIC
45に入力される入力信号と出力信号との関係を示す説
明図である。
【0026】コンデンサCとタイミング抵抗43とは、
所謂、CR時定数回路を構成しており、従って、分岐点
Aから電流制限抵抗44を介してロジックIC45に入
力される信号は、前記のように、コンデンサCの静電容
量値とタイミング抵抗43の抵抗値とによって定まる波
形を有する。例えば、インクタンク6内にインクが十分
に残っており、コンデンサCの静電容量値が大きい場合
には、ロジックIC45に入力される信号の波形は、な
まった波形(図5(A)の信号D1参照)を有するとと
もに、その周期が比較的長くなっており、かかる波形を
有する信号がロジックIC45に入力されると、ロジッ
クIC45は、その入力信号に対応して各波形毎に矩形
パルス(図5(A)の信号D2参照)を出力する。これ
に対して、インクタンク6内に残存するインクが減少し
てコンデンサCの静電容量値が小さくなった場合には、
ロジックIC45に入力される信号の波形は、そのなま
りが低減されるとともに、その周期が短くなっており
(図5(B)の信号D3参照)、かかる波形を有する信
号がロジックIC45に入力されると、ロジックIC4
5は、その入力信号に対応して各波形毎に矩形パルス
(図5(B)の信号D4参照)を出力する。
【0027】このように、ロジックIC45は、コンデ
ンサCの静電容量値の変化、即ち、インク残量に応じ
て、その静電容量値とタイミング抵抗43の抵抗値とに
基づき発振周波数を変化させながら矩形パルス信号D
2、D4を出力するものである。このとき、ロジックI
C45から出力される矩形パルス信号D2、D4の発振
周波数fは、f=1/CRにて決定される。従って、そ
の出力信号D2、D4をロジック信号の出力とすること
が可能であることから、従来のインク残量検出装置に必
要とされるA/D変換器を不要とすることができ、ま
た、インターフェースの構成を簡素化できる。
【0028】続いて、前記インク残量検出装置40の動
作について図6に基づき説明する。図6はインク残量検
出プログラムのフローチャートである。図6において、
インク残量検出プログラムがスタートされると、先ず、
ステップ(以下、Sと略記する)1において、予め定め
られた一定時間T(図5参照)内にロジックIC45か
ら出力される矩形パルスのパルス数がカウントされる。
続く、S2では、カウントされたパルス数が、所定の設
定値以上であるかどうか判断される。ここでは、例え
ば、設定値は、10に設定されている。S2でカウント
されたパルス数が設定値以上でない場合(S2:NO)
には、そのままプログラムが終了される。また、パルス
数が設定値以上である場合(S2:YES)には、S3
においてスイッチパネル23上に「インクタンク6のイ
ンクがなくなった」旨の表示を行って利用者に報知する
等してインク無し処理が行われる。この後、プログラム
は終了される。
【0029】前記した各処理の内容について、具体的
に、図5を参照して説明すると、図5(A)において
は、ロジックIC45には信号D1が入力され、また、
ロジックIC45からは矩形パルス信号D2が出力され
るが、このとき、一定時間T内にカウントされる矩形パ
ルスのパルス数は3である。このパルス数3は設定値
(10)以下であり、かかる場合には、S2おける判断
はNOとなり、インクタンク6内におけるインク残量は
十分であることとなる。
【0030】これに対して、図5(B)においては、ロ
ジックIC45には信号D3が入力され、また、ロジッ
クIC45からは矩形パルス信号D4が出力されるが、
このとき、一定時間T内にカウントされる矩形パルスの
パルス数は、12である。このパルス数12は設定値以
上であり、かかる場合には、S2における判断はYES
となり、インクタンク6内におけるインク残量が減少し
てインクタンク6を新たなインクタンク6に交換すべき
時期にある。従って、スイッチパネル23上に、「イン
クタンク6のインクがなくなった」旨の表示を行って利
用者に報知されるものである。
【0031】以上詳細に説明した通り第1実施形態に係
るインク残量検出装置40では、インク残量に応じて静
電容量が変化するコンデンサCとロジックIC45とを
有するCR発振回路を利用し、ロジックIC45を介し
てインク残量に応じて異なる周波数のパルス信号が発振
され、また、ロジックIC45からのパルス信号の発振
周波数に基づき所定時間T内におけるパルス信号のパル
ス数をカウントすることによりインク残量が検出される
ので、A/D変換器等を用いることなく、そのままロジ
ック信号を取り込んでデジタル処理が可能となる。これ
より、インク残量検出装置の構成が非常に簡略化され、
そのコスト、小型化の面で大きなメリットを実現するこ
とが可能となる。また、CR発振回路を使用しているの
で、インクタンク内のインクには交流波形が印加される
こととなり、従って、インクが電気分解されることなく
変質することが防止され得る。
【0032】また、パルス発生手段は、自励式の発振回
路よりなり、従って、交番する信号を出力する発振器や
電圧もしくは電流の極性を適宜切り換える切替回路を必
要とせず、回路への電源印加のみで発振が可能である。
従って、その制御が簡単なものとなり、また、検出機構
を小型化することが可能となる。
【0033】更に、インク残量検出装置40における前
記パルス発振手段は、インクタンク6内に配設された一
対の電極板41、42、タイミング抵抗43、及び、ロ
ジックIC45により構成されており、その回路構成を
コンパクトにすることが可能であり、インクジェットプ
リンタの制御回路を特に変更することなく実施すること
が可能となる。また、高性能な素子や回路機構を使用し
ていないのでインクジェットプリンタの制御装置内に組
み込むことも可能である。
【0034】また、ロジックIC45から出力されるパ
ルス信号のパルス数が設定値よりも大きくなってインク
タンク6内のインク残量がなくなった場合には、スイッ
チパネル23上にその旨のメッセージが表示されて報知
されるので、インクタンク6の交換等のメンテナンスを
迅速に行うことが可能となる。
【0035】続いて、第2実施形態に係るインク残量検
出装置について図7、図8に基づき説明する。図7はイ
ンク残量検出装置の回路構成を模式的に示す回路図、図
8は図7に示す回路構成の等価回路を表す回路図であ
る。ここに、第2実施形態に係るインク残量検出装置
は、基本的に、前記第1実施形態のインク残量検出装置
40と同様の構成を有しており、インクタンク内にはイ
ンク残量に応じて抵抗値が変化する抵抗体を構成する一
対の電極板が配設されるとともに、所定静電容量値を有
するタイミングコンデンサが設けられ、ロジックICと
協働してCR発振回路を構成する点で、第1実施形態と
は異なり、残余の構成については同様の構成を有する。
従って、以下の説明においては、第1実施形態における
と同一の要素等については同一の番号を付して説明す
る。
【0036】図7、図8に示すインク残量検出装置40
において、インクタンク6内には一対の電極板51、5
2が配設されており、各電極板51、52はインクタン
ク6内に充填されたインクとの協働により抵抗体R(図
8参照)を構成する。電極板51は、所定静電容量値を
有するタイミングコンデンサ53(図8中、Cにて示
す)の一端に接続されており、また、分岐点Aを介して
電流制限抵抗44(図7、図8中、Rsにて示す)の一
端に接続されている。電流制限抵抗44の他端はロジッ
クIC45に接続されている。また、他方の電極板52
は分岐点BにてロジックIC45の出力線に接続されて
いる。尚、タイミングコンデンサ53の他端は接地され
ており、また、ロジックIC45の出力線は、図2に示
すように、直接CPU20に接続されている。
【0037】ここに、電流制限抵抗44は、ロジックI
C45に過大の電流が流れないように保護するための抵
抗である。また、ロジックIC45は、前記回路構成に
基づき、各電極板51、52とインクとからなる抵抗体
Rと並列に設けられており、また、タイミングコンデン
サ53の静電容量値と抵抗体Rの抵抗値とによって定ま
る所定波形を有する信号が電流制限抵抗44を介して入
力された場合に、その入力信号に対応して矩形パルス
(ロジック信号)を出力する作用を行うICである。こ
こに、ロジックIC45、タイミングコンデンサ53及
び抵抗体Rは、所謂、CR発振回路を構成するものであ
る。尚、ロジックIC45は、所謂、ヒステリシス機能
を備えている。かかるロジックIC45の作用について
は公知であるので、ここではその詳細な説明を省略す
る。
【0038】次に、前記のように構成されたインク残量
検出装置40の作用について図9に基づき説明する。図
9はインクタンク6内のインク残量に対応して抵抗体R
の抵抗値が変化する場合において、ロジックIC45に
入力される入力信号と出力信号との関係を示す説明図で
ある。
【0039】タイミングコンデンサ53とタイミング抵
抗Rとは、所謂、CR時定数回路を構成しており、従っ
て、分岐点Aから電流制限抵抗44を介してロジックI
C45に入力される信号は、前記のように、タイミング
コンデンサ53の静電容量値と抵抗体Rの抵抗値とによ
って定まる波形を有する。例えば、インクタンク6内に
インクが十分に残っており、抵抗体Rの抵抗値が小さい
場合には、ロジックIC45に入力される信号の波形
は、なまりの小さい波形(図9(A)の信号D5参照)
を有するとともに、その周期が比較的短くなっており、
かかる波形を有する信号がロジックIC45に入力され
ると、ロジックIC45は、その入力信号に対応して各
波形毎に矩形パルス(図9(A)の信号D6参照)を出
力する。これに対して、インクタンク6内に残存するイ
ンクが減少して抵抗体Rの抵抗値が大きくなった場合に
は、ロジックIC45に入力される信号の波形は、その
なまりが大きくなるとともに、その周期が長くなってお
り(図9(B)の信号D7参照)、かかる波形を有する
信号がロジックIC45に入力されると、ロジックIC
45は、その入力信号に対応して各波形毎に矩形パルス
(図9(B)の信号D8参照)を出力する。
【0040】このように、ロジックIC45は、抵抗体
Rの抵抗値の変化、即ち、インク残量に応じて、その抵
抗値とタイミングコンデンサ53の静電容量値とに基づ
き発振周波数を変化させながら矩形パルス信号D6、D
8を出力するものである。このとき、ロジックIC45
から出力される矩形パルス信号D6、D8の発振周波数
fは、f=1/CRにて決定される。従って、その出力
信号D6、D8をロジック信号の出力とすることが可能
であることから、従来のインク残量検出装置に必要とさ
れるA/D変換器を不要とすることができ、また、イン
ターフェースの構成を簡素化できる。
【0041】続いて、前記インク残量検出装置40の動
作について図10に基づき説明する。図10はインク残
量検出プログラムのフローチャートである。図10にお
いて、インク残量検出プログラムがスタートされると、
先ず、ステップ(以下、Sと略記する)11において、
予め定められた一定時間T(図9参照)内にロジックI
C45から出力される矩形パルスのパルス数がカウント
される。続く、S12では、カウントされたパルス数
が、所定の設定値以下であるかどうか判断される。ここ
では、例えば、設定値は、5に設定されている。S12
でカウントされたパルス数が設定値以下でない場合(S
2:NO)には、そのままプログラムが終了される。ま
た、パルス数が設定値以下である場合(S2:YES)
には、S13においてスイッチパネル23上に「インク
タンク6のインクがなくなった」旨の表示を行って利用
者に報知する等してインク無し処理が行われる。この
後、プログラムは終了される。
【0042】前記した各処理の内容について、具体的
に、図9を参照して説明すると、図9(A)において
は、ロジックIC45には信号D5が入力され、また、
ロジックIC45からは矩形パルス信号D6が出力され
るが、このとき、一定時間T内にカウントされる矩形パ
ルスのパルス数は10である。このパルス数10は設定
値(5)以上であり、かかる場合には、S12おける判
断はNOとなり、インクタンク6内におけるインク残量
は十分であることとなる。
【0043】これに対して、図9(B)においては、ロ
ジックIC45には信号D7が入力され、また、ロジッ
クIC45からは矩形パルス信号D8が出力されるが、
このとき、一定時間T内にカウントされる矩形パルスの
パルス数は、3である。このパルス数3は設定値以下で
あり、かかる場合には、S12における判断はYESと
なり、インクタンク6内におけるインク残量が減少して
インクタンク6を新たなインクタンク6に交換すべき時
期にある。従って、スイッチパネル23上に、「インク
タンク6のインクがなくなった」旨の表示を行って利用
者に報知されるものである。
【0044】以上詳細に説明した通り第2実施形態に係
るインク残量検出装置40では、インクタンク6内のイ
ンク残量に応じて抵抗値が変化する一対の電極板51、
52から構成される抵抗体Rを有するCR発振回路を利
用し、インク残量に応じて異なる周波数のパルス信号が
発振され、また、ロジックIC45からのパルス信号の
発振周波数に基づきインク残量が検出されるので、A/
D変換器等を用いることなく、そのまま検出信号を取り
込んでデジタル処理が可能となる。これより、インク残
量検出装置の構成が非常に簡略化され、そのコスト、小
型化の面で大きなメリットを実現することが可能とな
る。また、CR発振回路を使用しているので、インクタ
ンク内のインクには交流波形が印加されることとなり、
従って、インクが電気分解されることなく変質すること
が防止され得る。
【0045】また、第1実施形態の場合と同様、自励式
の発振回路よりなり、従って、交番する信号を出力する
発振器や電圧もしくは電流の極性を適宜切り換える切替
回路を必要とせず、回路への電源印加のみで発振が可能
である。従って、その制御が簡単なものとなり、また、
検出機構を小型化することが可能となる。
【0046】更に、インク残量検出装置40における前
記パルス発振手段は、インクタンク6内に配設された一
対の電極板51、52から構成される抵抗体R、タイミ
ングコンデンサ53、及び、ロジックIC45により構
成されており、その回路構成をコンパクトにすることが
可能であり、インクジェットプリンタの制御回路を特に
変更することなく実施することが可能となる。また、高
性能な素子や回路機構を使用していないのでインクジェ
ットプリンタの制御装置内に組み込むことも可能であ
る。
【0047】また、ロジックIC45から出力されるパ
ルス信号のパルス数が設定値よりも小さくなってインク
タンク6内のインク残量がなくなった場合には、スイッ
チパネル23上にその旨のメッセージが表示されて報知
されるので、インクタンク6の交換等のメンテナンスを
迅速に行うことが可能となる。
【0048】尚、本発明は前記各実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の改良、変形が可能であることは勿論である。
【0049】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1に係るインク
残量検出装置は、インク残量に応じて静電容量が変化す
るコンデンサを有するCR発振回路を利用し、インク残
量に応じて異なる周波数のパルス信号が発振され、ま
た、検出手段を介してパルス発振手段からのパルス信号
の発振周波数に基づきインク残量が検出されるので、A
/D変換器等を用いることなく、そのまま検出信号を取
り込んでデジタル処理が可能となる。これより、インク
残量検出装置の構成が非常に簡略化され、そのコスト、
小型化の面で大きなメリットを実現することが可能とな
る。また、CR発振回路を使用しているので、インクタ
ンク内のインクには交流波形が印加されることとなり、
従って、インクが電気分解されることなく変質すること
が防止され得る。
【0050】また、請求項2に係るインク残量検出装置
では、自励式の発振回路を使用していることから、交番
する信号を出力する発振器や電圧もしくは電流の極性を
適宜切り換える切替回路を必要とせず、回路への電源印
加のみで発振が可能である。従って、その制御が簡単な
ものとなり、また、検出機構を小型化することが可能と
なる。
【0051】更に、請求項3に係るインク残量検出装置
では、パルス発振手段は、インクタンク内に配設され、
インクタンク内に存在するインクとの協働により前記コ
ンデンサを構成する一対の電極と、電極の一方に接続さ
れたタイミング抵抗と、タイミング抵抗と並列に設けら
れ、コンデンサの静電容量値とタイミング抵抗の抵抗値
により定まる所定波形の信号が入力されるとともに、そ
の入力信号に対応してロジック信号を出力するロジック
ICとから構成される発振回路を有することから、その
回路構成をコンパクトにすることが可能であり、インク
ジェットプリンタの制御回路を特に変更することなく実
施することが可能となる。また、前記構成においては、
高性能な素子や回路機構を使用していないのでインクジ
ェットプリンタの制御装置内に組み込むことも可能であ
る。
【0052】また、請求項4に係るインク残量検出装置
では、インクタンク内のインク残量がなくなった場合に
は、報知手段を介してその旨が報知されるので、インク
タンクの交換等のメンテナンスを迅速に行うことが可能
となる。
【0053】更に、請求項5に係るインク残量検出装置
では、インク残量に応じて抵抗値が変化する抵抗体を有
するCR発振回路を利用し、パルス発振手段を介してイ
ンク残量に応じて異なる周波数のパルス信号が発振さ
れ、また、検出手段を介してパルス発振手段からのパル
ス信号の発振周波数に基づきインク残量が検出されるの
で、A/D変換器等を用いることなく、そのまま検出信
号を取り込んでデジタル処理が可能となる。これより、
インク残量検出装置の構成が非常に簡略化され、そのコ
スト、小型化の面で大きなメリットを実現することが可
能となる。また、CR発振回路を使用しているので、イ
ンクタンク内のインクには交流波形が印加されることと
なり、従って、インクが電気分解されることなく変質す
ることが防止され得る。
【0054】また、請求項6に係るインク残量検出装置
では、自励式の発振回路を使用していることから、交番
する信号を出力する発振器や電圧もしくは電流の極性を
適宜切り換える切替回路を必要とせず、回路への電源印
加のみで発振が可能である。従って、その制御が簡単な
ものとなり、また、検出機構を小型化することが可能と
なる。
【0055】更に、請求項7に係るインク残量検出装置
では、パルス発振手段は、前記インクタンク内に配設さ
れ、インクタンク内に存在するインクとの協働により前
記抵抗体を構成する一対の電極と、電極の一方に接続さ
れたタイミングコンデンサと、抵抗体と並列に設けら
れ、タイミングコンデンサの静電容量値と抵抗体の抵抗
値により定まる所定波形の信号が入力されるとともに、
その入力信号に対応してロジック信号を出力するロジッ
クICとから構成される発振回路を有することから、そ
の回路構成をコンパクトにすることが可能であり、イン
クジェットプリンタの制御回路を特に変更することなく
実施することが可能となる。また、前記構成において
は、高性能な素子や回路機構を使用していないのでイン
クジェットプリンタの制御装置内に組み込むことも可能
である。
【0056】また、請求項8に係るインク残量検出装置
では、インクタンク内のインク残量がなくなった場合に
は、報知手段を介してその旨が報知されるので、インク
タンクの交換等のメンテナンスを迅速に行うことが可能
となる。
【0057】以上の通り本発明は、検出されるインク残
量データをロジックデータとして直接インクジェットプ
リンタの制御装置に出力することが可能であり、もって
インク残量データをA/D変換するA/D変換器を必要
とすることなく簡単な構成によりコストの低いインク残
量検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェットプリンタの要部を示す斜視図で
ある。
【図2】インクジェットプリンタの制御系を示すブロッ
ク図である。
【図3】第1実施形態に係るインク残量検出装置の回路
構成を模式的に示す回路図である。
【図4】図3に示す回路構成の等価回路を表す回路図で
ある。
【図5】インクタンク内のインク残量に対応してコンデ
ンサの静電容量が変化する場合において、ロジックIC
に入力される入力信号と出力信号との関係を示す説明図
である。
【図6】インク検出プログラムのフローチャートであ
る。
【図7】第2実施形態に係るインク残量検出装置の回路
構成を模式的に示す回路図である。
【図8】図7に示す回路構成の等価回路を表す回路図で
ある。
【図9】インクタンク内のインク残量に対応して抵抗体
の抵抗値が変化する場合において、ロジックICに入力
される入力信号と出力信号との関係を示す説明図であ
る。
【図10】インク残量検出プログラムのフローチャート
である。
【図11】従来のインク残量検出装置を示す回路図であ
る。
【図12】従来のインク残量検出装置における矩形パル
スと検出パルスの波形を示す説明図である。
【符号の説明】
6 インクタンク 20 CPU 23 スイッチパネル 24 ROM 25 RAM 40 インク残量検出装置 41、42 電極板 43 タイミング抵抗 44 電流制限抵抗 45 ロジックIC 51、52 電極板 53 タイミングコンデンサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットプリンタに付設され、
    インクジェットヘッドに対してインクを供給するインク
    タンク内のインクの残量を検出するインク残量検出装置
    において、 前記インクタンク内のインク残量に応じて変化する静電
    容量を有するコンデンサにより構成されたCR発振回路
    を有し、インク残量に応じて異なる周波数のパルス信号
    を発振するパルス発振手段と、 前記パルス発振手段により発生されるパルス信号を受
    け、そのパルス信号の発振周波数に基づいてインクの残
    量を検出する検出手段とを備えたことを特徴とするイン
    ク残量検出装置。
  2. 【請求項2】 前記パルス発振手段は、自励式の発振
    回路よりなることを特徴とする請求項1に記載のインク
    残量検出装置。
  3. 【請求項3】 前記パルス発振手段は、前記インクタ
    ンク内に配設され、インクタンク内に存在するインクと
    の協働により前記コンデンサを構成する一対の電極と、
    前記電極の一方に接続されたタイミング抵抗と、前記タ
    イミング抵抗と並列に設けられ、前記コンデンサの静電
    容量値とタイミング抵抗の抵抗値により定まる所定波形
    の信号が入力されるとともに、その入力信号に対応して
    ロジック信号を出力するロジックICとから構成される
    発振回路を有することを特徴とする請求項2に記載のイ
    ンク残量検出装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段を介してインクタンク内
    のインクなくなったものと判断された場合、インクがな
    くなった旨を報知する報知手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1に記載のインク残量検出装置。
  5. 【請求項5】 インクタンク内のインクを印字ヘッド
    のノズルから記録媒体上に噴射して印字を行う印字装置
    に用いられ、インクタンク内のインクの残量を検出する
    インク残量検出装置において、 前記インクタンク内のインクの残量に応じて変化する抵
    抗値を有する抵抗体により構成されたCR発振回路を有
    し、インク残量に応じて異なる周波数のパルス信号を発
    振するパルス発振手段と、 前記パルス発振手段により発生されるパルス信号を受
    け、そのパルス信号の発振周波数に基づいてインクの残
    量を検出する検出手段とを備えたことを特徴とするイン
    ク残量検出装置。
  6. 【請求項6】 前記パルス発振手段は、自励式の発振
    回路であることを特徴とする請求項5に記載のインク残
    量検出装置。
  7. 【請求項7】 前記パルス発振手段は、前記インクタ
    ンク内に配設され、インクタンク内に存在するインクと
    の協働により前記抵抗体を構成する一対の電極と、前記
    電極の一方に接続されたタイミングコンデンサと、前記
    抵抗体と並列に設けられ、前記タイミングコンデンサの
    静電容量値と前記抵抗体の抵抗値により定まる所定波形
    の信号が入力されるとともに、その入力信号に対応して
    ロジック信号を出力するロジックICとから構成される
    発振回路を有することを特徴とする請求項6に記載のイ
    ンク残量検出装置。
  8. 【請求項8】 前記検出手段を介してインクタンク内
    のインクがなくなったものと判断された場合には、イン
    クがなくなった旨を報知する報知手段を備えたことを特
    徴とする請求項5に記載のインク残量検出装置。
JP26038696A 1996-10-01 1996-10-01 インク残量検出装置 Pending JPH10100431A (ja)

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