JPH0996962A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0996962A
JPH0996962A JP25319195A JP25319195A JPH0996962A JP H0996962 A JPH0996962 A JP H0996962A JP 25319195 A JP25319195 A JP 25319195A JP 25319195 A JP25319195 A JP 25319195A JP H0996962 A JPH0996962 A JP H0996962A
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JP
Japan
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roller
toner
thinning
developing roller
image forming
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Application number
JP25319195A
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English (en)
Inventor
Hideki Yasuda
秀樹 安田
Hiromitsu Shimazaki
大充 島崎
Naohito Yoshida
尚人 吉田
Toshiaki Kitahara
寿朗 北原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像ローラのトナー層厚を精度良く制御し、
高速印字が可能で、画像の縦筋等の画質劣化を抑えて高
階調,高解像度の均一な画像特性を得ることができ、耐
久性及び信頼性に優れた画像形成装置を提供することを
目的とする。 【構成】 感光体2上に形成された静電潜像を現像する
トナー8を担持する現像ローラ10と、トナー8を貯留
するトナーホッパー7と、現像ローラ10にトナー8を
供給するトナー供給ローラ11と、現像ローラ10の上
部に配設され現像ローラ10のトナー層厚を規制する薄
層化部材1と、を備えた画像形成装置であって、薄層化
部材1が、現像ローラ10と平行に位置し現像ローラ1
0の回転方向と逆方向に回転する円筒形状の薄層化ロー
ラ1aと、薄層化ローラ1aを回転自在に支持する薄層
化ローラ支持部材1bと、を備えた構成を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置や静電記
録装置において、感光体上に形成された静電潜像をトナ
ー粒子にて顕画化する画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真装置は乾式トナーを使用
する機器が主流を占め、多くの複写機、レーザプリン
タ、普通紙ファクシミリ等として実用化され、高解像
度、高画質を特徴とし、めざましい発展を遂げている。
この電子写真装置は、電子写真プロセス技術を応用した
機器であり、感光体上に形成された静電潜像をトナー粒
子により顕像化し、記録紙に転写し定着させて印字を行
うものである。
【0003】以下、従来の画像形成装置について説明す
る。図4は従来の画像形成装置の断面模式図である。2
は静電潜像担持体である感光体であり、アルミニウム等
の金属ドラムを基材とし、その外周面上にセレン(S
e)又は有機光導電体(以下、OPCという)等の感光
受容層が薄膜状に形成されている。3は感光体2に近接
して配設された帯電器であり、タングステンワイヤ等か
らなる帯電線3aと、金属製のシールド板3b、グリッ
ド板3cによって構成されている。帯電線3aによりコ
ロナ放電が発生され、グリッド板3cを介して感光体2
の表面を一様に帯電する。4は露光光学系、5は露光光
学系4から照射される露光光線であり、画像信号をレー
ザ駆動回路(図示せず)により光強度変調やパルス幅変
調され、感光体2上に静電潜像の形成を行う。
【0004】次に、6は現像器であり、その構成を以下
に示す。7は現像器6のハウジングであるトナーホッパ
ー、8はトナーホッパー7内に収納されたトナー、9は
トナー8を撹拌するトナー撹拌部材であり、後述のトナ
ー供給ローラ11の回転とともに円の軌跡を描き、トナ
ーホッパー7内に収容されたトナー8の凝集を防ぐとと
もに、トナー8をトナー供給ローラ11へ搬送する。1
0はトナーホッパー7内に配設され感光体2に対して接
触又は近接状態にされるトナー担持体である現像ロー
ラ、11はトナー撹拌部材9により撹拌,搬送されたト
ナー8を現像ローラ10の表面に供給するトナー供給ロ
ーラである。又、現像ローラ10とトナー供給ローラ1
1は、ステンレス等の金属を基材としてその外周面上に
ウレタン,シリコン等の弾性部材が層状に形成され、ト
ナーホッパー7の両側のハウジングに各シャフトにより
回転自在に軸支されている。12は現像ローラ10に現
像バイアス電圧を印加する現像バイアス電源であり、感
光体2上の静電潜像が形成された部分にトナ−8を転移
付着させて静電潜像を顕像化する。13はトナー供給ロ
ーラ11の金属シャフト部分に抵抗13aを介してバイ
アス電圧を印加するトナー供給バイアス電源である。1
4は薄層化部材であり、金属ばね板部材14aと現像ロ
ーラ10上に接触する薄層化ブレード14bから成り、
薄層化ブレード14bは金属ばね板部材14aの一端に
シリコン又はウレタン等の弾性部材が一体形成されたも
のである。15は薄層化部材14を固定するブレードホ
ルダであり、薄層化部材14がねじ止めにて取り付けら
れている。
【0005】次に、その他の構成について説明する。1
6は記録媒体である記録紙であり、図4で示す矢印Aの
方向に搬送される。17は記録紙16を収納する記録紙
カセット、18は記録紙カセット17から記録紙16を
一枚ずつ取り出す半月形の給紙ローラ、19a,19b
は給紙ローラ18により取り出された記録紙16を搬送
する搬送ローラ、20は記録紙16を感光体2上に形成
されたトナー像と一致させるため、一時的に記録紙16
を停止待機させるレジストローラであり、21はレジス
トローラ20に当接する従動ローラである。22は感光
体2に形成されたトナー像を記録紙16に転写させる転
写器であり、タングステンワイヤ等からなる転写線22
aと金属板からなるシールド板22bから構成される。
転写線22aに高電圧を印加することにより、転写線2
2aがコロナ放電を起こし、感光体2上のトナー像を記
録紙16上に転写する。23は定着器であり、内部に熱
源を有するヒートローラ23aと加圧ローラ23bから
構成され、記録紙16上に転写されたトナー像をヒート
ローラ23aと加圧ローラ23bの挟持回転に伴い加圧
と熱によって定着する。又、24はクリーナ部であり、
感光体2のトナー像を記録紙16に転写後、感光体2の
残留トナーを掻き取るクリーニングブレード24aと掻
き取られたトナー8を収納するためのトナー回収バット
24bにより構成される。又、25は除電器であり、感
光体2上のトナー像が転写され更にクリーニングされた
後、感光体2上に残留する静電潜像である残留電荷の除
電を行う。
【0006】以上のように構成された従来の画像形成装
置の現像工程について、以下その動作を説明する。ま
ず、画像形成装置の本体に電源が投入され、印字信号と
ともに現像装置駆動部(図示せず)から現像器6に駆動
力が伝達され、現像ローラ10,トナー供給ローラ11
及びトナー撹拌部材9は、図4に示す矢印B方向にそれ
ぞれ回転する。トナー撹拌部材9の回転とともにトナー
8がトナー供給ローラ11上まで搬送される。トナー供
給ローラ11上まで搬送されたトナー8はトナー供給ロ
ーラ11と現像ローラ10の接触により摩擦帯電され、
静電気力によって現像ローラ10の表面にトナー8が付
着する。このトナー8の層は現像ローラ10の回転によ
り現像ローラ10の表面上に担持されながら現像ローラ
10と薄層化部材14の薄層化ブレード14bの圧接部
まで搬送される。搬送されたトナー8の層は,現像ロー
ラ10と薄層化部材14との圧力で摩擦作用を受け、更
に摩擦帯電が増加し均一な薄層状態に形成される。更
に、薄層化部材14を通過したトナー8は、摩擦帯電量
を保持したまま薄い層をなして感光体2に接触位置(現
像領域)まで搬送される。次に、現像バイアス電源12
により、現像ローラ10と感光体2の間に電位差が与え
られており、感光体2上に形成されている静電潜像にト
ナー8が転移付着し可視像を形成して現像工程が終了す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、高速印字を達成するために、以下の問題点
を有していた。すなわち、高速印字を行う際、プロセス
速度の増加に伴って、現像ローラの周速も速める必要が
ある。その結果、薄層化ブレードと現像ローラの間で発
生する摩擦熱が急激に増加して、その摩擦熱によりトナ
ーの溶融が起こり、トナーが薄層化ブレードに融着す
る。薄層化ブレードにトナーが融着すると薄層化ブレー
ドの平坦性が失われ、現像ローラ上のトナーの層厚が場
所により不均一になりトナーの薄層化状態が悪化し、印
字画像に縦筋等の濃度ムラが発生し画質が劣化する。従
って、薄層化ブレードの頻繁な交換を有し、耐久性に欠
け、メインテナンス性及び信頼性に欠けるという問題点
を有していた。更に、現像ローラの周速の増加に伴う、
薄層化ブレードと現像ローラに挟まれた摩擦によるトナ
ー帯電量が増加し、現像ローラに印加するバイアス電圧
等の微妙な制御やトナー特性の改善等が必要で、汎用性
に欠けるという問題点を有していた。更に、トナーには
帯電する極性が正規の正規帯電トナーの他に、帯電する
極性が逆の逆帯電トナーが微量存在し、この逆帯電トナ
ーが感光体に現像されるトナー量を不均一にして印字画
像にかぶり等の発生を生じさせるという問題点を有して
いた。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、現像ローラのトナー層厚を精度良く制御し、高速印
字が可能で、画像の縦筋等の画質劣化を抑えて高階調,
高解像度の均一な画像特性を得ることができ、耐久性及
び信頼性に優れた画像形成装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の画像形成装置は、感光体上
に形成された静電潜像への現像を行うトナーを担持する
現像ローラと、トナーを貯留するトナーホッパーと、現
像ローラにトナーを供給するトナー供給ローラと、現像
ローラの上部に配設され現像ローラのトナー層厚を規制
する薄層化部材と、を備えた画像形成装置であって、薄
層化部材が、現像ローラと平行に位置し現像ローラの回
転方向と逆方向に回転する円筒形状の薄層化ローラと、
薄層化ローラを回転自在に支持する薄層化ローラ支持部
材と、を備えた構成を有している。
【0010】請求項2に記載の画像形成装置は、請求項
1において、薄層化ローラが、現像ローラの外周面に接
触して配設されている構成を有している。
【0011】請求項3に記載の画像形成装置は、請求項
1又は2において、現像ローラの周速度をv1、薄層化
ローラの周速度をv2とした時、|v1|>|v2|の関
係を満たす構成を有している。
【0012】請求項4に記載の画像形成装置は、請求項
3において、薄層化部材が、薄層化ローラの周速度v2
の可変制御を行う可変制御部を備えた構成を有してい
る。
【0013】請求項5に記載の画像形成装置は、請求項
1乃至4の内いずれか1において、薄層化部材が、帯電
したトナーを現像ローラに向けた方向に電気力を作用さ
せるバイアス電圧を薄層化ローラに印加するブレードバ
イアス電源部を備えた構成を有している。
【0014】請求項6に記載の画像形成装置は、請求項
1乃至5の内いずれか1において、薄層化部材が、薄層
化ローラに付着したトナーを除去するクリーニング機構
を備えた構成を有している。
【0015】請求項7に記載の画像形成装置は、請求項
6において、クリーニング機構が、薄層化ローラの外周
面の円筒方向に沿って接する薄層化ローラクリーニング
ブレードと、薄層化ローラクリーニングブレードにより
除去されたトナーを回収する薄層化ローラトナー回収容
器と、を備えた構成を有している。
【0016】ここで、薄層化ローラとしては、金属性シ
ャフトの外周に抵抗値が103〜109Ωcmのウレタン
ゴム,シリコンゴム,発泡性ゴム,フッ素ゴム,アクリ
ルゴム,ブタジエンゴム,EPDMゴム等の各種樹脂材
層や金属層等が形成されたものが用いられる。薄層化ロ
ーラのゴム硬度としては、30〜60度の範囲が好まし
く、又、表面粗さは表面の平滑性が高い方がトナー薄層
形成において均一化が図れるため、7μmRz以下が好
ましい。
【0017】薄層化ローラの線圧としては、現像ローラ
に対して、60〜100g/cm,好ましくは、70〜
90g/cmになるように圧力が印加される。これによ
り、現像ローラのトナーの層厚が精度良く規制できる。
現像ローラのトナーの層厚としては、0.2〜1.0m
g/cm2,好ましくは、0.4〜0.6mg/cm2
設定される。層厚が0.6mg/cm2を越えるにつれ
てトナーの帯電量のばらつきが大きくなる傾向が認めら
れ、特に1.0mg/cm2を越えるとその傾向が著し
くなるので好ましくない。又、逆に0.4mg/cm2
未満では、印字画像における画像濃度が薄くなる傾向が
認められ、特に0.2mg/cm2未満では急激に画像
濃度が薄くなるので好ましくない。
【0018】薄層化ローラの周速度としては、現像ロー
ラの周速度との差が100〜200mm/sec,好ま
しくは、140〜160mm/secに設定される。周
速度の差が160mm/secを越えるにつれてトナー
が融着する傾向が認められ、特に200mm/secを
越えるとその傾向が著しくなるので好ましくない。又、
逆に140mm/sec未満では、トナーの帯電量が低
下する傾向が認められ、特に100mm/sec未満で
はトナーの帯電量低下による印字画像の画像濃度が著し
く薄くなるので好ましくない。
【0019】薄層化ローラへのバイアス電圧としては、
現像バイアス電圧との差が0〜400V,好ましくは、
150〜250Vに設定される。バイアス電圧の差が2
50Vを越えるにつれて薄層化ローラと現像ローラとの
間でリーク電流が発生する傾向が認められ、特に400
Vを越えるとその傾向が著しくなるので好ましくない。
又、逆に150V未満では、現像ローラ上にトナーが付
着しにくくなる傾向が認められ、特に0V未満では現像
ローラのトナーが薄層化ローラに付着するので好ましく
ない。
【0020】
【作用】この構成によって、薄層化部材が、現像ローラ
と平行に位置し現像ローラの回転方向と逆方向に回転す
る円筒形状の薄層化ローラと、薄層化ローラを回転自在
に支持する薄層化ローラ支持部材と、を備えているの
で、高速印字に伴う現像ローラの周速度を速くしても、
薄層化部材の薄層化ローラを回転させるため、現像ロー
ラと薄層化ローラ間の摩擦を制御でき、摩擦熱の増加や
トナーの摩擦帯電による過帯電を抑制することができ
る。この結果、トナーの溶融による薄層化部材への付着
を防止し、現像におけるトナーの層厚及びトナーの帯電
量を精度よく制御できる。この結果、縦筋等の濃度ムラ
を低減し、高階調,高解像度の印字画像を得ることがで
きる。又、薄層化ローラが、現像ローラに接することに
より、トナー供給ローラにより現像ローラに供給された
余分なトナー量を取り除くことができ、均一なトナー層
厚を実現することができる。特に、トナーの層厚及びト
ナーの帯電量を現像ローラにおける薄層化ローラの周速
度の差を調整し極めて精度よく調整できる。更に、現像
ローラの周速度をv1、薄層化ローラの周速度をv2とし
た時、|v1|>|v2|の関係を満たし、薄層化ローラ
の周速度v2を可変制御する可変制御部を備えるとによ
り、印字速度に応じて、最適なトナーの層厚及びトナー
の帯電量を制御でき、高階調,高解像度の印字品質を得
ることができる。
【0021】薄層化部材が、帯電したトナーを現像ロー
ラに向けた方向に電気力を作用させるバイアス電圧を薄
層化ローラに印加するブレードバイアス電源部を備える
ことにより、帯電極性が正規な正規帯電トナーが現像ロ
ーラに確実に付着し、帯電極性が逆の逆帯電トナーが薄
層化ローラに付着され、現像ローラのトナーを正規帯電
トナーにより均一にすることができ、高画質の印字画像
を得ることができる。
【0022】薄層化部材が、クリーニング機構、特に薄
層化ローラに付着したトナーを除去する薄層化ローラの
外周部の円筒方向に沿って接する薄層化ローラクリーニ
ングブレードと、薄層化ローラクリーニングブレードに
より除去されたトナーを回収する薄層化ローラトナー回
収容器と、を備えることにより、薄層化ローラに付着し
た逆帯電トナーが薄層化ローラクリーニングブレードに
よって除去され、薄層化ローラトナー回収容器に回収さ
れるので、逆帯電トナーが薄層化ローラに蓄積すること
がなく、現像ローラ上のトナー薄層化が極めて均一に精
度よく長期的に制御できるので、印刷画像へのかぶり等
を抑制し、高階調,高解像度の印字画像を得ることがで
きるとともに、耐久性及び信頼性を向上させることがで
きる。
【0023】
【実施例】以下本発明の一実施例における画像形成装置
について、図面を参照しながら説明する。
【0024】(実施例1)図1は本発明の第1実施例に
おける画像形成装置の断面模式図である。6Aは本発明
の画像形成装置の第1実施例の現像器である。2は感光
体、3は帯電器、3aは帯電線、3bはシールド板、3
cはグリッド板、4は露光光学系、5は露光光線、7は
トナーホッパー、8はトナー、9はトナー撹拌部材、1
0は現像ローラ、11はトナー供給ローラ、12は現像
バイアス電源、13はトナー供給バイアス電源、13a
は抵抗、16は記録紙、17は記録紙カセット、18は
給紙ローラ、19a,19bは搬送ローラ、20はレジ
ストローラ、21は従動ローラ、22は転写器、22a
は転写線、22bはシールド板、23は定着器、23a
はヒートローラ、23bは加圧ローラ、24はクリーナ
部、24aはクリーニングブレード、24bはトナー回
収バット、25は除電器である。これらは、従来例の図
4と同様なものなので、同一の符号を付して説明を省略
する。従来例と異なるのは、第1実施例の現像器6Aに
おいて、薄層化部材1が、現像ローラ10の上端部でか
つ平行に位置し現像ローラ10の回転方向と逆方向に回
転する円筒形状の薄層化ローラ1aと、薄層化ローラ1
aを回転自在に支持する薄層化ローラ支持部材1bと、
を備えた点である。更に、薄層化ローラ1aが、現像ロ
ーラ10に接しており、現像ローラ10の周速度を
1、薄層化ローラ1aの周速度をv2とした時、|v1
|>|v2|の関係を満たすように設定した点である。
ここで、薄層化ローラ支持部材1bとしては、薄層化ロ
ーラ1aの中心部のシャフトを用いてトナーホッパー7
の両側のハウジングに回転自在に取り付け、可変制御部
(図示せず)により薄層化ローラ1aの回転速度が制御
を行うことができる。
【0025】以上のように構成された本発明の第1実施
例の画像形成装置について、以下にそのプロセス条件を
説明する。薄層化ローラ1aは現像ローラ10を線圧8
0g/cmで押圧し、現像ローラ10の表面に0.5m
/cm2のトナー層を形成するように設定した。感光体
2,現像ローラ10及びトナー供給ローラ11の回転方
向は図1の矢印Bに示す方向となっており、各接触部に
おいて摩擦接触状態になっている。印字の際、プロセス
速度が96mm/sec、薄層化ローラ1aの周速度が
40mm/sec、現像ローラ10の周速度が192m
m/sec、トナー供給ローラ11の周速度が132m
m/secになるように設定した。次に、感光体2は、
アルミニウムドラムを基材とし、その外周上に有機光導
電体が薄膜状に形成された負帯電型OPCであり、帯電
器3により−700Vに均一に帯電される。この帯電さ
れた電位は、画像信号に応じて感光体2を露光光学系4
から照射される露光光線5で選択的に露光される。この
結果、露光されなかった部分の電位はそのまま700V
に、露光された部分の電位は約−100Vに低下し、感
光体2上に静電潜像が形成される。現像ローラ10は、
金属製シャフトを基材としてその外周面上に抵抗値が1
6Ωcmの導電性弾性部材であるシリコンゴムを形成
した単層構造である。現像ローラ10のシャフトには、
現像バイアス電源12により−300Vの直流電圧がバ
イアスされる。現像ローラ10のゴム硬度としては、3
0〜60度の範囲が好ましく、又、表面粗さは表面の平
滑性が高い方がトナー薄層形成において均一化が図れる
ため、7μmRz以下が好ましい。本実施例において
は、現像ローラ10は、ゴム硬度40度、表面粗さ3μ
mRzとした。トナー供給ローラ11は、金属製のシャ
フトの周囲に抵抗値が10 6Ωcm以下の導電性発泡体
が形成され、シャフトにはトナー供給バイアス電源13
により+300Vの電圧が22MΩの抵抗13aを介し
てバイアスされる。トナー8は、非磁性一成分系トナー
であり、ポリエステル樹脂にカーボン,ワックス,帯電
制御剤等を均一に分散させたもので負帯電性トナーを使
用した。転写器22は、タングステンワイヤからなる転
写線22aへ1kVの電圧を印加することにより、コロ
ナ放電を起こし、記録紙16上に感光体2上のトナー像
を転写させる。
【0026】次に、本発明の画像形成装置の第1実施例
の現像器6Aについて、以下その動作について説明す
る。印字が開始すると、トナー撹拌部材9によりトナー
8が撹拌、トナー供給ローラ11に搬送され、更に、現
像ローラ10の外周面に供給される。現像ローラ10に
供給されたトナー8は上部の現像ローラ10の回転方向
とは逆の方向に回転する薄層化ローラ1aにより、トナ
ー層厚を規制されるとともに、摩擦帯電されて薄層化ロ
ーラ1aを通過したトナー層が均一な薄層状態を形成す
る。その後、現像バイアス電源12により印加されるバ
イアス電圧により感光体2上に形成されている静電潜像
にトナー8を転移付着させて静電潜像を顕像化する。
【0027】以上のように本実施例によれば、高速印字
に伴う現像ローラの周速を速くしても、薄層化部材1の
薄層化ローラ1aが回転制御されているため、現像ロー
ラ10と薄層化ローラ1a間の摩擦を制御でき、摩擦熱
の増加やトナー8の摩擦帯電による過帯電を抑制するこ
とができる。この結果、トナー8の溶融による薄層化部
材1への付着を防止し、現像におけるトナー8の層厚及
びトナー8の帯電量を精度よく制御でき、縦筋等の濃度
ムラを低減し、高画質,高解像度の印字画像を得ること
ができる。又、薄層化ローラ1aが、現像ローラ10に
接することにより、トナー8の層厚及びトナー8の帯電
量を現像ローラ10における薄層化ローラ1aの回転速
度で調整でき、より信頼性を向上させ、画質を安定させ
ることができる。更に、現像ローラ10の周速度を
1、薄層化ローラ1aの周速度をv2とした時、|v1
|>|v2|の関係を満たすように設定したので、トナ
ー供給ローラ11により現像ローラ10に供給された余
分なトナー量を確実に取り除くことができ、均一なトナ
ー層厚を実現することができる。特に、薄層化ローラ1
aの周速度v2を可変制御することにより、印字速度に
応じて、最適なトナー8の層厚及びトナー8の帯電量を
制御でき、高階調,高解像度の印字品質を得ることがで
きる。
【0028】(実施例2)以下本発明の第2実施例の画
像形成装置について説明する。図2は本発明の第2実施
例における画像形成装置の現像器の断面模式図である。
6Bは本発明の画像形成装置における第2実施例の現像
器である。1は薄層化部材、1aは薄層化ローラ、1b
は薄層化ローラ支持部材、7はトナーホッパー、8はト
ナー、9はトナー撹拌部材、10は現像ローラ、11は
トナー供給ローラ、12は現像バイアス電源、13はト
ナー供給バイアス電源、13aは抵抗である。これら
は、図1における第1実施例の現像器6Aと同様なもの
なので、同一の符号を付して説明を省略する。実施例1
と異なるのは、薄層化部材1の薄層化ローラ1aに帯電
したトナー8を現像ローラ10に向かう方向に電気力を
作用させるバイアス電圧を印加する薄層化ローラバイア
ス電源1cを設けた点である。本実施例では、薄層化ロ
ーラバイアス電源1cは、薄層化ローラ1aに−500
Vのバイアス電圧を印加した。
【0029】以上のように本実施例によれば、薄層化部
材1が、帯電したトナー8を現像ローラ10に向けた方
向に電気力を作用させるバイアス電圧を薄層化ローラ1
aに印加するブレードバイアス電源部を備えることによ
り、帯電極性が正規な正規帯電トナーが現像ローラ10
に確実に付着し、帯電極性が逆の逆帯電トナーが薄層化
ローラ1aに付着され、現像ローラ10のトナー8を正
規帯電トナーでもって均一にすることができ、高階調,
高解像度の画像品質に優れた印字画像を得ることができ
る。
【0030】(実施例3)以下本発明の第3実施例の画
像形成装置について説明する。図3は本発明の第3実施
例の画像形成装置における現像器の断面模式図である。
6Cは本発明の画像形成装置における第3実施例の現像
器である。1は薄層化部材、1aは薄層化ローラ、1b
は薄層化ローラ支持部材、1cは薄層化ローラバイアス
電源、7はトナーホッパー、8はトナー、9はトナー撹
拌部材、10は現像ローラ、11はトナー供給ローラ、
12は現像バイアス電源、13はトナー供給バイアス電
源、13aは抵抗である。これらは、実施例2と同様な
ものなので、同一の符号を付して説明を省略する。本発
明の第3実施例の画像形成装置が実施例2と異なるの
は、実施例2の薄層化部材1が、更に、薄層化ローラ1
aの外周部の円筒方向に沿って接し薄層化ローラ1aに
付着したトナー8を除去する薄層化ローラクリーニング
ブレード1dと、薄層化ローラクリーニングブレード1
dにより除去されたトナー8を回収する薄層化ローラト
ナー回収容器1eと、を設けた点である。
【0031】以上のように本実施例によれば、現像ロー
ラ10との接触後、薄層化ローラ1aに付着した逆帯電
トナーを薄層化ローラクリーニングブレード1dによっ
て除去し、薄層化ローラトナー回収容器1eに回収され
るので、逆帯電トナーが薄層化ローラ1aに蓄積するこ
とがなく、現像ローラ10上のトナー薄層化が極めて均
一に精度よく長期的に制御できるので、印刷画像のかぶ
り等を抑制し、高画質,高解像度の印字画像を得ること
ができるとともに、耐久性及び信頼性を向上させること
ができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明は、薄層化部材が、
現像ローラと平行に位置し現像ローラの回転方向と逆方
向に回転する円筒形状の薄層化ローラと、薄層化ローラ
を回転自在に支持する薄層化ローラ支持部材と、を備え
たので、高速印字に伴う現像ローラの周速を速くして
も、現像におけるトナーの層厚及びトナーの帯電量を精
度よく制御でき、縦筋等の濃度ムラを低減し、高画質,
高解像度の印字品質を得ることができ、信頼性及び耐久
性に優れた画像形成装置を実現することができる。又、
薄層化ローラが、現像ローラに接することにより、トナ
ーの層厚及びトナーの帯電量を現像ローラにおける薄層
化ローラの回転速度で極めて精度よく調整でき、高画
質,高解像度に優れた画像形成装置を実現することがで
きる。
【0033】現像ローラの周速度をv1、薄層化ローラ
の周速度をv2とした時、|v1|>|v2|の関係を満
たすことにより、極めて均一なトナー層厚を実現するこ
とができる。特に、薄層化ローラの周速度v2を可変制
御する可変制御部を備えることにより、印字速度に応じ
て、最適なトナーの層厚及びトナーの帯電量を制御で
き、高階調,高解像度に優れた画像形成装置を実現する
ことができる。
【0034】薄層化部材が、帯電したトナーを現像ロー
ラに向けた方向に電気力を作用させるバイアス電圧を薄
層化ローラに印加するブレードバイアス電源部を備える
ことにより、現像前の現像ローラのトナーを正規帯電ト
ナーでもって均一にすることができ、高階調,高解像度
に優れた画像形成装置を実現することができる。
【0035】薄層化部材が、クリーニング機構、特に薄
層化ローラに付着したトナーを除去する薄層化ローラの
外周部の円筒方向に沿って接する薄層化ローラクリーニ
ングブレードと、薄層化ローラクリーニングブレードに
より除去されたトナーを回収する薄層化ローラトナー回
収容器と、を備えることにより、薄層化ローラに付着し
た逆帯電トナーが薄層化ローラトナー回収容器に回収さ
れるので、逆帯電トナーが現像器内を循環することを防
止し、トナーの層厚を極めて精度よく制御できるので、
印刷画像のかぶり等を抑制し、高階調,高解像度に優れ
た画像形成装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における画像形成装置の断
面模式図
【図2】本発明の第2実施例における画像形成装置の現
像器の断面模式図
【図3】本発明の第3実施例の画像形成装置における現
像器の断面模式図
【図4】従来の画像形成装置の断面模式図
【符号の説明】
1 薄層化部材 1a 薄層化ローラ 1b 薄層化ローラ支持部材 1c 薄層化ローラバイアス電源 1d 薄層化ローラクリーニングブレード 1e 薄層化ローラトナー回収容器 2 感光体 3 帯電器 3a 帯電線 3b シールド板 3c グリッド板 4 露光光学系 5 露光光線 6A 第1実施例の現像器 6B 第2実施例の現像器 6C 第3実施例の現像器 6 現像器 7 トナーホッパー 8 トナー 9 トナー撹拌部材 10 現像ローラ 11 トナー供給ローラ 12 現像バイアス電源 13 トナー供給バイアス電源 13a 抵抗 14 薄層化部材 14a 金属ばね板部材 14b 薄層化ブレード 15 ブレードホルダ 16 記録紙 17 記録紙カセット 18 給紙ローラ 19a,19b 搬送ローラ 20 レジストローラ 21 従動ローラ 22 転写器 22a 転写線 22b シールド板 23 定着器 23a ヒートローラ 23b 加圧ローラ 24 クリーナ部 24a クリーニングブレード 24b トナー回収バット 25 除電器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北原 寿朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体上に形成された静電潜像への現像を
    行うトナーを担持する現像ローラと、前記トナーを貯留
    するトナーホッパーと、前記現像ローラに前記トナーを
    供給するトナー供給ローラと、前記現像ローラの上部に
    配設され前記現像ローラのトナー層厚を規制する薄層化
    部材と、を備えた画像形成装置であって、前記薄層化部
    材が、前記現像ローラと平行に位置し前記現像ローラの
    回転方向と逆方向に回転する円筒形状の薄層化ローラ
    と、前記薄層化ローラを回転自在に支持する薄層化ロー
    ラ支持部材と、を備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】前記薄層化ローラが、前記現像ローラの外
    周面に接触して配設されていることを特徴とする請求項
    1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記現像ローラの周速度をv1、前記薄層
    化ローラの周速度をv2とした時、|v1|>|v2|の
    関係を満たすことを特徴とする請求項1又は2に記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記薄層化部材が、前記薄層化ローラの周
    速度v2の可変制御を行う可変制御部を備えたことを特
    徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記薄層化部材が、帯電した前記トナーを
    現像ローラに向かう方向に電気力を作用させるバイアス
    電圧を前記薄層化ローラに印加するブレードバイアス電
    源部を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の内いず
    れか1に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記薄層化部材が、前記薄層化ローラに付
    着した前記トナーを除去するクリーニング機構を備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至5の内いずれか1に記載
    の画像形成装置。
  7. 【請求項7】前記クリーニング機構が、前記薄層化ロー
    ラの外周面の円筒方向に沿って接する薄層化ローラクリ
    ーニングブレードと、薄層化ローラクリーニングブレー
    ドにより除去された前記トナーを回収する薄層化ローラ
    トナー回収容器と、を備えたことを特徴とする請求項6
    に記載の画像形成装置。
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