JPH0996496A - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
- Publication number
- JPH0996496A JPH0996496A JP27713295A JP27713295A JPH0996496A JP H0996496 A JPH0996496 A JP H0996496A JP 27713295 A JP27713295 A JP 27713295A JP 27713295 A JP27713295 A JP 27713295A JP H0996496 A JPH0996496 A JP H0996496A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- tube
- holding
- introduction
- refrigerant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Abandoned
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F2215/00—Fins
- F28F2215/12—Fins with U-shaped slots for laterally inserting conduits
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フラットニング加工を行わずに容易かつ確実
にチューブを嵌め込むことができる熱交換器を提供す
る。 【解決手段】 フィン1のチューブ嵌込み溝5は、フィ
ン1の側縁に開口し内部に入り込むチューブ導入溝5a
と、その最奥端に連続し導入溝5aよりも拡張された円
弧部8a,8bを有し最奥が溝底6bとなるように湾入
したチューブ保持溝5bを有し、導入溝5aが多数連な
って形成された導入空間内に扁平加工を施さない冷媒チ
ューブ3を押し込むことができ、さらに押し込むことに
より保持溝5bが多数連なって形成された保持空間内に
密着するように冷媒チューブ3を嵌め込むことができる
ものである。
にチューブを嵌め込むことができる熱交換器を提供す
る。 【解決手段】 フィン1のチューブ嵌込み溝5は、フィ
ン1の側縁に開口し内部に入り込むチューブ導入溝5a
と、その最奥端に連続し導入溝5aよりも拡張された円
弧部8a,8bを有し最奥が溝底6bとなるように湾入
したチューブ保持溝5bを有し、導入溝5aが多数連な
って形成された導入空間内に扁平加工を施さない冷媒チ
ューブ3を押し込むことができ、さらに押し込むことに
より保持溝5bが多数連なって形成された保持空間内に
密着するように冷媒チューブ3を嵌め込むことができる
ものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に冷蔵庫、ショ
ーケースなどのエバポレータやコンデンサなどに使用さ
れる熱交換器であって、フィンに冷媒チューブを嵌め込
むことにより形成される熱交換器に関する。
ーケースなどのエバポレータやコンデンサなどに使用さ
れる熱交換器であって、フィンに冷媒チューブを嵌め込
むことにより形成される熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図4に示すように、複数並設さ
れたフィン11の側縁にチューブ嵌込み溝15を開口
し、このチューブ嵌込み溝15に冷媒チューブ13を嵌
込んで形成した熱交換器は知られている。この種のもの
では、冷媒チューブ13の嵌め込みは、以下のようにし
て行われる。図5に示すように、まず、冷媒チューブ1
3に圧力を加え(図5a)、冷媒チューブ13の短径が
チューブ嵌込み溝15の導入溝15aの幅よりも僅かに
小さくなる程度に扁平に変形(フラットニング)させる
(図5b)。次に、扁平になった冷媒チューブ13をフ
ィン11のチューブ嵌込み溝15の導入溝15aから保
持溝15bへ挿入した後、チューブ嵌込み溝15の上方
から再度圧力を加え(図5c)、チューブ嵌込み溝15
の内部の保持溝15bの内壁の曲面部に冷媒チューブ1
3の外面が密着するように一種の「カシメ」により変形
させるようにして嵌込む(図5d)。
れたフィン11の側縁にチューブ嵌込み溝15を開口
し、このチューブ嵌込み溝15に冷媒チューブ13を嵌
込んで形成した熱交換器は知られている。この種のもの
では、冷媒チューブ13の嵌め込みは、以下のようにし
て行われる。図5に示すように、まず、冷媒チューブ1
3に圧力を加え(図5a)、冷媒チューブ13の短径が
チューブ嵌込み溝15の導入溝15aの幅よりも僅かに
小さくなる程度に扁平に変形(フラットニング)させる
(図5b)。次に、扁平になった冷媒チューブ13をフ
ィン11のチューブ嵌込み溝15の導入溝15aから保
持溝15bへ挿入した後、チューブ嵌込み溝15の上方
から再度圧力を加え(図5c)、チューブ嵌込み溝15
の内部の保持溝15bの内壁の曲面部に冷媒チューブ1
3の外面が密着するように一種の「カシメ」により変形
させるようにして嵌込む(図5d)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の嵌め込み方法では、フラットニング加工を施しチュ
ーブ嵌込み溝15の保持溝15bへ挿入したとき、冷媒
チューブ13が図5cに示すように直立せず、図5eに
示すように傾く場合がある。この状態で「カシメ」変形
を行うと、冷媒チューブ13とチューブ嵌込み溝15の
内部の保持溝15bとの間に隙間ができ、接触面積が少
なくなり、このことに起因して熱交換効率が低下すると
いう問題がある。
来の嵌め込み方法では、フラットニング加工を施しチュ
ーブ嵌込み溝15の保持溝15bへ挿入したとき、冷媒
チューブ13が図5cに示すように直立せず、図5eに
示すように傾く場合がある。この状態で「カシメ」変形
を行うと、冷媒チューブ13とチューブ嵌込み溝15の
内部の保持溝15bとの間に隙間ができ、接触面積が少
なくなり、このことに起因して熱交換効率が低下すると
いう問題がある。
【0004】そこで、本発明は上記の問題を解決するた
めに、冷媒チューブのフラットニング加工を行わずに、
容易かつ確実にフィンのチューブ嵌込み溝に冷媒チュー
ブを嵌め込むことができる熱交換器を提供することにあ
る。
めに、冷媒チューブのフラットニング加工を行わずに、
容易かつ確実にフィンのチューブ嵌込み溝に冷媒チュー
ブを嵌め込むことができる熱交換器を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、複数並設されたフィンの
側縁にチューブ嵌込み溝を形成し、このチューブ嵌込み
溝に冷媒チューブを嵌込んで形成した熱交換器におい
て、前記チューブ嵌込み溝は、前記冷媒チューブの外径
よりも幅広の溝幅を有するチューブ導入溝と、このチュ
ーブ導入溝の奥につながり当該チューブ導入溝の溝幅よ
りも幅広のチューブ保持溝とからなり、このチューブ保
持溝は平坦状の溝底を有することを特徴とするものであ
る。
め、請求項1に記載の発明は、複数並設されたフィンの
側縁にチューブ嵌込み溝を形成し、このチューブ嵌込み
溝に冷媒チューブを嵌込んで形成した熱交換器におい
て、前記チューブ嵌込み溝は、前記冷媒チューブの外径
よりも幅広の溝幅を有するチューブ導入溝と、このチュ
ーブ導入溝の奥につながり当該チューブ導入溝の溝幅よ
りも幅広のチューブ保持溝とからなり、このチューブ保
持溝は平坦状の溝底を有することを特徴とするものであ
る。
【0006】請求項2に記載の発明は、複数並設された
フィンの側縁にチューブ嵌込み溝を形成し、このチュー
ブ嵌込み溝に冷媒チューブを嵌込んで形成した熱交換器
において、前記チューブ嵌込み溝はチューブ導入溝とこ
のチューブ導入溝の奥につながり当該チューブ導入溝の
溝幅よりも幅広のチューブ保持溝とからなり、このチュ
ーブ保持溝は平坦状の溝底を有し、チューブ導入溝の溝
幅をC、チューブ保持溝の溝幅をE、チューブ保持溝の
溝高さをD′、チューブ導入溝から保持溝につながる円
弧部半径RA、この円弧部から保持溝の溝底につながる
円弧部半径RB、チューブの外径をDとしたとき、 (D/2)−2.5≦RA≦(D/2)−0.5 (D/2)−1.0≦RB≦(D/2) D≦C≦D+1 D≦E≦D+3 D−0.5≦D′≦D−3 の関係が成立するようにしたことを特徴とするものであ
る。
フィンの側縁にチューブ嵌込み溝を形成し、このチュー
ブ嵌込み溝に冷媒チューブを嵌込んで形成した熱交換器
において、前記チューブ嵌込み溝はチューブ導入溝とこ
のチューブ導入溝の奥につながり当該チューブ導入溝の
溝幅よりも幅広のチューブ保持溝とからなり、このチュ
ーブ保持溝は平坦状の溝底を有し、チューブ導入溝の溝
幅をC、チューブ保持溝の溝幅をE、チューブ保持溝の
溝高さをD′、チューブ導入溝から保持溝につながる円
弧部半径RA、この円弧部から保持溝の溝底につながる
円弧部半径RB、チューブの外径をDとしたとき、 (D/2)−2.5≦RA≦(D/2)−0.5 (D/2)−1.0≦RB≦(D/2) D≦C≦D+1 D≦E≦D+3 D−0.5≦D′≦D−3 の関係が成立するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0007】これらの発明によれば、フィンのチューブ
嵌込み溝に例えば真円状の冷媒チューブを押し込んだ際
に、その冷媒チューブはチューブ導入溝を通過してチュ
ーブ保持溝に進入し、その溝底に当接して、真円状から
例えば偏平状に変形し、この偏平状の状態で保持溝に保
持されるので、冷媒チューブのフラットニング加工が必
要なくなり、容易かつ確実に冷媒チューブを嵌め込むこ
とができる。この際には、チューブ保持溝に設けられる
溝底の存在が重要である。この溝底が存在するために、
冷媒チューブが例えば偏平状に変形するからである。
嵌込み溝に例えば真円状の冷媒チューブを押し込んだ際
に、その冷媒チューブはチューブ導入溝を通過してチュ
ーブ保持溝に進入し、その溝底に当接して、真円状から
例えば偏平状に変形し、この偏平状の状態で保持溝に保
持されるので、冷媒チューブのフラットニング加工が必
要なくなり、容易かつ確実に冷媒チューブを嵌め込むこ
とができる。この際には、チューブ保持溝に設けられる
溝底の存在が重要である。この溝底が存在するために、
冷媒チューブが例えば偏平状に変形するからである。
【0008】また、特に、 (D/2)−2.5≦RA≦(D/2)−0.5 (D/2)−1.0≦RB≦(D/2) の関係を規定することにより、冷媒チューブが保持溝の
溝底に当接して、真円状から例えば偏平状に変形する
と、この偏平状の状態で保持溝に保持されて、保持溝か
らの冷媒チューブの抜け出しが防止される。
溝底に当接して、真円状から例えば偏平状に変形する
と、この偏平状の状態で保持溝に保持されて、保持溝か
らの冷媒チューブの抜け出しが防止される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付図面を参照して説明する。なお、本明細書において、
「アルミニウム」の語は純アルミニウムのほかに各種ア
ルミニウム合金も含むものとする。
付図面を参照して説明する。なお、本明細書において、
「アルミニウム」の語は純アルミニウムのほかに各種ア
ルミニウム合金も含むものとする。
【0010】図1は本発明に係る熱交換器の一実施の形
態を示したものである。図1において、100は熱交換
器を示し、この熱交換器100は、主に冷蔵庫、ショー
ケース、自動販売機などのエバポレータに使用されるも
のである。この熱交換器100は、多数の板状部材であ
るアルミニウム製のフィン1を平行に配置し、これに蛇
行状に折り曲げられた冷媒管である冷媒チューブ3を嵌
め込むことにより形成されている。このフィン1は、一
枚の単独の板状部材を多数枚並設するようにしたもので
あってもよいし、図示のように、山と谷とを繰り返すよ
うにアルミニウム製の平板を折り曲げて形成したコルゲ
ート状のフィンであってもよい。
態を示したものである。図1において、100は熱交換
器を示し、この熱交換器100は、主に冷蔵庫、ショー
ケース、自動販売機などのエバポレータに使用されるも
のである。この熱交換器100は、多数の板状部材であ
るアルミニウム製のフィン1を平行に配置し、これに蛇
行状に折り曲げられた冷媒管である冷媒チューブ3を嵌
め込むことにより形成されている。このフィン1は、一
枚の単独の板状部材を多数枚並設するようにしたもので
あってもよいし、図示のように、山と谷とを繰り返すよ
うにアルミニウム製の平板を折り曲げて形成したコルゲ
ート状のフィンであってもよい。
【0011】各フィン1の側縁には、冷媒チューブ3が
嵌合するチューブ嵌込み溝5が開口し、これらチューブ
嵌込み溝5が、多数のフィン1の並設により連なって形
成された溝状凹部内には、上記の冷媒チューブ3が嵌め
込まれている。
嵌合するチューブ嵌込み溝5が開口し、これらチューブ
嵌込み溝5が、多数のフィン1の並設により連なって形
成された溝状凹部内には、上記の冷媒チューブ3が嵌め
込まれている。
【0012】図2に、上記のチューブ嵌込み溝5の詳細
な構成を示す。図2に示すように、このチューブ嵌込み
溝5は、チューブ導入溝5aとチューブ保持溝5bによ
り構成されている。この導入溝5aの開口付近は面取り
7aされており、冷媒チューブ3を押し込み易いよう
に、かつ冷媒チューブ3に損傷等を与えないように配慮
されている。この面取り7aは設けなくてもかまわな
い。導入溝5aの溝壁6a,6aは直線状に延び、この
溝壁6a,6aの最奥端P1には保持溝5bが連続して
いる。この保持溝5bは、溝壁6a,6aの最奥端P1
に連続する円弧部7bと、この円弧部7bの最奥端P3
に連続する溝底6bとからなり、円弧部7bは、第1円
弧部8aと、この第1円弧部8aの接続点P2に連続す
る第2円弧部8bとで構成されている。
な構成を示す。図2に示すように、このチューブ嵌込み
溝5は、チューブ導入溝5aとチューブ保持溝5bによ
り構成されている。この導入溝5aの開口付近は面取り
7aされており、冷媒チューブ3を押し込み易いよう
に、かつ冷媒チューブ3に損傷等を与えないように配慮
されている。この面取り7aは設けなくてもかまわな
い。導入溝5aの溝壁6a,6aは直線状に延び、この
溝壁6a,6aの最奥端P1には保持溝5bが連続して
いる。この保持溝5bは、溝壁6a,6aの最奥端P1
に連続する円弧部7bと、この円弧部7bの最奥端P3
に連続する溝底6bとからなり、円弧部7bは、第1円
弧部8aと、この第1円弧部8aの接続点P2に連続す
る第2円弧部8bとで構成されている。
【0013】以上のチューブ嵌込み溝5の各部の大きさ
についての具体的な数値は以下の実施例において更に詳
細に説明するものとする。
についての具体的な数値は以下の実施例において更に詳
細に説明するものとする。
【0014】上記のように設定されたチューブ嵌込み溝
5へ冷媒チューブ3を嵌め込む場合の動作について説明
すると、まず、上記の各フィン1が並設されて、これら
各フィン1のチューブ嵌込み溝5の導入溝5a、扁平加
工を施さない真円状の冷媒チューブ3が押し込まれる。
この冷媒チューブ3は、真円状のまま導入溝5a内を通
過し、さらに冷媒チューブ3を押し込んでいくと、この
冷媒チューブ3は、導入部5aの溝壁6a,6aの最奥
端P1を越えて保持溝5b内に進入して、その溝底6b
に当接し、図3に示すように、ここで例えば偏平状に変
形し、最終的には、保持溝5b内にスナップインし、保
持溝5bの周壁にぴったり密着する。
5へ冷媒チューブ3を嵌め込む場合の動作について説明
すると、まず、上記の各フィン1が並設されて、これら
各フィン1のチューブ嵌込み溝5の導入溝5a、扁平加
工を施さない真円状の冷媒チューブ3が押し込まれる。
この冷媒チューブ3は、真円状のまま導入溝5a内を通
過し、さらに冷媒チューブ3を押し込んでいくと、この
冷媒チューブ3は、導入部5aの溝壁6a,6aの最奥
端P1を越えて保持溝5b内に進入して、その溝底6b
に当接し、図3に示すように、ここで例えば偏平状に変
形し、最終的には、保持溝5b内にスナップインし、保
持溝5bの周壁にぴったり密着する。
【0015】これによれば、フィン1と冷媒チューブ3
間がぴったり密着する分だけ、熱交換効率が向上する
し、従来のものに比べ、冷媒チューブ3のフラットニン
グ加工が不要になる分だけ製造コストを削減できる。
間がぴったり密着する分だけ、熱交換効率が向上する
し、従来のものに比べ、冷媒チューブ3のフラットニン
グ加工が不要になる分だけ製造コストを削減できる。
【0016】以上、本発明を一実施の形態に基づいて説
明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるもの
でないことは明らかである。例えば、上記の実施形態で
は、導入溝5aを構成する両側の溝壁6aが直線状であ
り、その溝壁6aの溝幅が一様に等しいものを例に挙げ
て説明したが、これに限定されるものではない。
明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるもの
でないことは明らかである。例えば、上記の実施形態で
は、導入溝5aを構成する両側の溝壁6aが直線状であ
り、その溝壁6aの溝幅が一様に等しいものを例に挙げ
て説明したが、これに限定されるものではない。
【0017】
【実施例】チューブ嵌込み溝5の各部の大きさについて
の具体的な数値を、この一実施例において詳細に説明す
るものとする。チューブ嵌込み溝5はチューブ導入溝5
aとこのチューブ導入溝5aの奥につながり当該チュー
ブ導入溝5aの溝幅よりも幅広のチューブ保持溝5bと
からなり、このチューブ保持溝5bは平坦状の溝底6b
を有するものとする。
の具体的な数値を、この一実施例において詳細に説明す
るものとする。チューブ嵌込み溝5はチューブ導入溝5
aとこのチューブ導入溝5aの奥につながり当該チュー
ブ導入溝5aの溝幅よりも幅広のチューブ保持溝5bと
からなり、このチューブ保持溝5bは平坦状の溝底6b
を有するものとする。
【0018】図2を参照して、チューブ導入溝5aの溝
幅をC、チューブ保持溝5bの溝幅をE、チューブ保持
溝5bの溝高さをD′、チューブ導入溝5aから保持溝
5bにつながる円弧部8aの半径をRA、この円弧部8
aから溝底6bにつながる円弧部8bの半径をRB、冷
媒チューブ3の外径をDとしたとき、 (D/2)−2.5≦RA≦(D/2)−0.5 …(1) (D/2)−1.0≦RB≦(D/2) …(2) D≦C≦D+1 …(3) D≦E≦D+3 …(4) D−0.5≦D′≦D−3 …(5) RA<RB …(6) F<E …(7) の関係式が成立するようにすることが望ましい。
幅をC、チューブ保持溝5bの溝幅をE、チューブ保持
溝5bの溝高さをD′、チューブ導入溝5aから保持溝
5bにつながる円弧部8aの半径をRA、この円弧部8
aから溝底6bにつながる円弧部8bの半径をRB、冷
媒チューブ3の外径をDとしたとき、 (D/2)−2.5≦RA≦(D/2)−0.5 …(1) (D/2)−1.0≦RB≦(D/2) …(2) D≦C≦D+1 …(3) D≦E≦D+3 …(4) D−0.5≦D′≦D−3 …(5) RA<RB …(6) F<E …(7) の関係式が成立するようにすることが望ましい。
【0019】これによれば、導入溝5a内に、真円状の
冷媒チューブ3をそのまま押し込むことができ、さらに
押し込むことにより保持溝5b内で冷媒チューブ3を偏
平状に変形させて、そこに保持させることができる。
冷媒チューブ3をそのまま押し込むことができ、さらに
押し込むことにより保持溝5b内で冷媒チューブ3を偏
平状に変形させて、そこに保持させることができる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、導入溝が多数連なって形成された導入空間
内に、扁平加工を施さない冷媒チューブを押し込むこと
ができ、さらに押し込むことにより保持溝が多数連なっ
て形成された保持空間内に密着するように冷媒を嵌め込
むことができるので、冷媒チューブのフラットニング加
工が不要となり、製造コストを低減することができる。
また、保持空間の内壁に冷媒チューブの外径を容易かつ
確実に密着させることができるので、熱交換効率を向上
させることができる。
明によれば、導入溝が多数連なって形成された導入空間
内に、扁平加工を施さない冷媒チューブを押し込むこと
ができ、さらに押し込むことにより保持溝が多数連なっ
て形成された保持空間内に密着するように冷媒を嵌め込
むことができるので、冷媒チューブのフラットニング加
工が不要となり、製造コストを低減することができる。
また、保持空間の内壁に冷媒チューブの外径を容易かつ
確実に密着させることができるので、熱交換効率を向上
させることができる。
【図1】本発明の一実施形態である熱交換器の全体構成
を示す図である。
を示す図である。
【図2】図1に示す熱交換器におけるチューブを嵌め込
むフィンのチューブ嵌込み溝の詳細構成を示す断面図で
ある。
むフィンのチューブ嵌込み溝の詳細構成を示す断面図で
ある。
【図3】チューブを嵌め込んだ状態を示す断面図であ
る。
る。
【図4】従来のフィンへのチューブの嵌め込み方法を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図5】従来のフィンへのチューブの嵌め込み手順を説
明する工程図である。
明する工程図である。
1 フィン 3 冷媒チューブ 5 チューブ嵌込み溝 5a 導入溝 5b 保持溝 6a,6b 溝壁 7a,7b 円弧部 8a 第1円弧部 8b 第2円弧部 100 熱交換器
Claims (2)
- 【請求項1】 複数並設されたフィンの側縁にチューブ
嵌込み溝を形成し、このチューブ嵌込み溝に冷媒チュー
ブを嵌込んで形成した熱交換器において、 前記チューブ嵌込み溝は、前記冷媒チューブの外径より
も幅広の溝幅を有するチューブ導入溝と、このチューブ
導入溝の奥につながり当該チューブ導入溝の溝幅よりも
幅広のチューブ保持溝とからなり、このチューブ保持溝
は平坦状の溝底を有することを特徴とする熱交換器。 - 【請求項2】 複数並設されたフィンの側縁にチューブ
嵌込み溝を形成し、このチューブ嵌込み溝に冷媒チュー
ブを嵌込んで形成した熱交換器において、 前記チューブ嵌込み溝はチューブ導入溝とこのチューブ
導入溝の奥につながり当該チューブ導入溝の溝幅よりも
幅広のチューブ保持溝とからなり、このチューブ保持溝
は平坦状の溝底を有し、チューブ導入溝の溝幅をC、チ
ューブ保持溝の溝幅をE、チューブ保持溝の溝高さを
D′、チューブ導入溝から保持溝につながる円弧部半径
RA、この円弧部から保持溝の溝底につながる円弧部半
径RB、チューブの外径をDとしたとき、 (D/2)−2.5≦RA≦(D/2)−0.5 (D/2)−1.0≦RB≦(D/2) D≦C≦D+1 D≦E≦D+3 D−0.5≦D′≦D−3 の関係が成立するようにしたことを特徴とする熱交換
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27713295A JPH0996496A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27713295A JPH0996496A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 熱交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0996496A true JPH0996496A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17579242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27713295A Abandoned JPH0996496A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0996496A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002100568A1 (fr) * | 2001-06-06 | 2002-12-19 | Denso Corporation | Echangeur thermique et procede de fabrication associe |
US6675884B1 (en) * | 2002-12-27 | 2004-01-13 | Chi-Chang Shen | Assembly of multiple heat sink fins |
CN100353135C (zh) * | 2003-12-09 | 2007-12-05 | 森德销售和管理公司 | 单元散热器及其制造方法和由其构成的整体散热器 |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP27713295A patent/JPH0996496A/ja not_active Abandoned
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002100568A1 (fr) * | 2001-06-06 | 2002-12-19 | Denso Corporation | Echangeur thermique et procede de fabrication associe |
US6772831B2 (en) | 2001-06-06 | 2004-08-10 | Denso Corporation | Heat exchanger and method for manufacturing the same |
US6675884B1 (en) * | 2002-12-27 | 2004-01-13 | Chi-Chang Shen | Assembly of multiple heat sink fins |
CN100353135C (zh) * | 2003-12-09 | 2007-12-05 | 森德销售和管理公司 | 单元散热器及其制造方法和由其构成的整体散热器 |
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Legal Events
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A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20040506 |