JPH099524A - 蓄電池放電試験機能付太陽光発電システム - Google Patents

蓄電池放電試験機能付太陽光発電システム

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JPH099524A
JPH099524A JP7147392A JP14739295A JPH099524A JP H099524 A JPH099524 A JP H099524A JP 7147392 A JP7147392 A JP 7147392A JP 14739295 A JP14739295 A JP 14739295A JP H099524 A JPH099524 A JP H099524A
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solar cell
voltage
discharge
circuit
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JP7147392A
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Takayuki Obata
隆幸 小畠
Chuichi Aoki
忠一 青木
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、蓄電池放電試験の実施にあたり、予
備の蓄電池を必要としないので経済的であり、且つシス
テムの小形軽量化を図ることができる蓄電池放電試験機
能付太陽光発電システムを提供することを目的とする。 【構成】本発明は、太陽電池1の出力電圧、出力電流、
蓄電池2−1の端子電圧、端子電流および商用入力端子
電圧をそれぞれ検出する回路と蓄電池の放電制御用演算
回路11とを具備し、蓄電池2−1の放電試験を行う際
に蓄電池2−1の端子電圧が所定電圧より高く、太陽電
池1の出力電力が太陽光発電システムに接続される負荷
5の定格電力より高く、かつ商用入力端子電圧が所定電
圧より高い場合に蓄電池2−1の放電試験を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽電池、蓄電池、商
用電源とインバータを組み合わせた太陽光発電システム
および太陽電池、蓄電池とインバータを組み合わせた太
陽光発電システムに関し、無停電で蓄電池放電試験を行
う太陽光発電システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来からあるこの種の太陽光発電
システムを示し、図8は図7の動作を示すフローチャー
トである。図7中、1は太陽電池、2−1は常用蓄電
池、2−2は予備蓄電池、3は整流器、4はインバー
タ、5は負荷、6は太陽電池開閉スイッチ、7は蓄電池
切替スイッチ、8は制御回路、11は演算回路、12−
1はタイマー回路、13はメモリ、14は蓄電池電圧検
出回路、15は蓄電池電流検出回路、19は警報表示回
路、CBは回路遮断器、D1はダイオード、Aは商用電
源である。
【0003】従来の太陽光発電システムにおける蓄電池
放電試験の動作を図7,図8を参照しながら以下に説明
する。太陽光発電システムの運転を始める(太陽電池1
の運転開始)と、最初に常用蓄電池(被試験蓄電池)2
−1が選定され、タイマー回路12−1で設定された試
験周期t1が経過した後、制御回路8から制御信号が送
出され、整流器3が運転停止、太陽電池開閉スイッチ6
がオフになり、蓄電池放電試験が開始する。放電試験は
放電終止電圧になるまで行われ、試験期間中、演算回路
11により蓄電池放電電流が放電時間で積分され、メモ
リ13に蓄積される。放電終止電圧以下になると、メモ
リ13に予め設定されている蓄電池容量と放電試験中に
積分された放電容量が比較され、放電容量(積分値)の
方が小さい場合のみ蓄電池不良として警報表示回路19
に警報を表示する。その後は放電試験前の状態にもど
り、常用蓄電池2−1は充電され、蓄電池は予備蓄電池
2−2に切り替わり、次の周期t1が経過すると、予備
蓄電池2−2を試験する動作を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の太陽光発電シス
テムにおいては、太陽電池の発電状況ならびに商用電源
の給電状況によらず、タイマー回路により定期的に蓄電
池放電試験を開始するため、夜間または雨天時等充分な
太陽電池出力が得られない時に放電試験を開始した場
合、放電試験中に商用電源系統が停電すると、放電試験
終了後、蓄電池に代わる電源供給方法がないため、負荷
に安定した電源を供給するためには、蓄電池を常用と予
備の2系統設置する必要があり、設置費用ならびに設置
スペースが余分にかかり、経済的でないという問題があ
る。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、蓄電池放電試験の実施にあたり、予備の蓄電池を必
要としないので経済的であり、さらに、設置スペースも
小さくなるのでシステムの小形軽量化を図ることができ
る蓄電池放電試験機能付太陽光発電システムを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決は、本発
明が次に挙げる新規で特徴的な構成手段を採用すること
により達成される。すなわち、本発明の蓄電池放電試験
機能付太陽光発電システムの特徴は、太陽電池、商用電
源および蓄電池を有する太陽光発電システムにおいて、
太陽電池の出力電圧、出力電流、蓄電池の端子電圧、端
子電流および商用入力端子電圧をそれぞれ検出する回路
と蓄電池の放電制御用演算回路とを具備し、前記蓄電池
の放電試験を行う際に前記蓄電池の端子電圧が所定電圧
より高く、前記太陽電池の出力電力が前記太陽光発電シ
ステムに接続される負荷の定格電力より高く、かつ前記
商用入力端子電圧が所定電圧より高い場合に前記蓄電池
の放電試験を開始することである。
【0007】また、本発明の蓄電池放電試験機能付太陽
光発電システムの特徴は、太陽電池および蓄電池を有す
る太陽光発電システムにおいて、太陽電池の出力電圧、
出力電流および蓄電池の端子電圧、端子電流をそれぞれ
検出する回路と蓄電池の放電制御用演算回路とを具備
し、前記蓄電池の放電試験を行う際に前記蓄電池の端子
電圧が所定電圧より高く、前記太陽電池の出力電力が前
記太陽光発電システムに接続される負荷の定格電力より
高い場合に前記蓄電池の放電試験を開始することであ
る。
【0008】
【作用】本発明は、蓄電池を有する太陽光発電システム
において、太陽電池の出力電圧、電流、蓄電池の電圧、
電流および商用入力端子電圧を検出する回路を具備さ
せ、前記蓄電池の放電試験を行う際に前記蓄電池の端子
電圧が所定電圧より高く、前記太陽電池の出力電力が前
記太陽光発電システムに接続される負荷の定格電力より
高い場合でかつ、前記商用入力端子電圧についても所定
電圧より高い場合に前記蓄電池の放電試験を開始するこ
とにより、予備の蓄電池を必要とせず、経済的である。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面につき説明する。 (実施例1)図1は本発明の商用電源に接続する場合の
一実施例を示すブロック図であり、図2は図1に示す演
算回路11の詳細図であり、図3は図1,図2の動作を
示すフローチャートである。
【0010】図中、1は太陽電池、2−1は常用蓄電
池、3は整流器、4はインバータ、5は負荷、6は太陽
電池開閉スイッチ、8は制御回路、11は演算回路、1
1−1は試験開始判断用蓄電池電圧比較回路、11−2
は商用電源電圧比較回路、11−3は太陽電池電力演算
回路、11−4は太陽電池電力比較回路、11−5は蓄
電池放電電力量演算回路、11−6は累積蓄電池放電電
力量加算器、11−7は試験終了判断用蓄電池電圧比較
回路、11−8は制御回路、11−9は蓄電池放電電力
量比較回路、12−1,12−2,12−3はタイマー
回路、13はメモリ、14は蓄電池電圧検出回路、15
は蓄電池電流検出回路、16は太陽電池電圧検出回路、
17は太陽電池電流検出回路、18は商用電源電圧検出
回路、19は警報表示回路、CBは回路遮断器、D1は
ダイオード、Aは商用電源である。
【0011】本実施例の蓄電池放電試験付太陽光発電シ
ステムの動作を図1〜図3を参照しながら説明する。メ
モリ13には予め、蓄電池放電終止電圧VBR、蓄電池放
電試験を開始する蓄電池放電開始電圧VB1、商用電源の
復電を決める商用電源基準値VAR、負荷の定格電力W
L 、接続されている蓄電池の電力量WY の各値が蓄えら
れ、タイマー回路12−1には蓄電池放電試験実施周期
t1、タイマー回路12−2には太陽電池出力確認時間
t2が設定され、タイマー回路12−3は蓄電池放電
中、ある一定期間t3ごとに信号を出力する機能を持た
せている。なお、商用電源に接続しない場合は、商用電
源基準値をVARを負の値に設定しておく。
【0012】太陽電池1が運転を開始し太陽光発電シス
テムが起動した際にタイマー回路12−1が動作して、
蓄電池放電試験実施周期t1が経過すると、蓄電池2−
1の試験準備に入り蓄電池電圧比較回路11−1に起動
信号t10が送出され、蓄電池電圧検出回路14により
検出した蓄電池電圧VB と蓄電池放電開始電圧VB1が蓄
電池電圧比較回路11−1で比較され、蓄電池電圧VB
が蓄電池放電開始電圧VB1より高くなった時点で、商用
電源電圧比較回路11−2に起動信号SVBが送出され
る。次に商用電源電圧検出回路18により検出された商
用電源電圧VA と商用電源基準値VARが商用電源電圧比
較回路11−2で比較される。
【0013】商用電源電圧VA が商用電源基準値VAR
り低いかもしくは等しい場合は、商用電源が停電してい
ると判断し、蓄電池電圧VB と蓄電池放電開始電圧VB1
を比較する動作に戻る。
【0014】また、商用電源電圧VA が商用電源基準値
ARより高い場合は、太陽電池電力演算回路11−3に
起動信号SVCが送出される。太陽電池電力演算回路11
−3が起動すると太陽電池電圧検出回路16により太陽
電池電圧VC 、太陽電池電流検出回路17により太陽電
池電流IC をそれぞれ検出し、太陽電池電力演算回路1
1−3により演算された太陽電池出力電力WC とメモリ
13に蓄えられている負荷の定格電力WL を太陽電池電
力比較回路11−4により比較する。
【0015】その結果、太陽電池出力電力WC が負荷の
定格電力WL より低い場合は太陽電池の出力電力で負荷
の消費電力をまかなえないと判断し、電池電圧VB と蓄
電池放電開始電圧VB1を比較する動作に戻る。
【0016】また太陽電池出力電力WC が負荷の定格電
力WL より高いかもしくは等しい場合は、タイマー回路
12−2が動作し、太陽電池出力確認時間(出力継続期
間)t2が経過するまで、太陽電池出力電力WC と負荷
の定格電力WL が比較される。
【0017】太陽電池出力確認時間t2が経過する間に
太陽電池出力電力WC が負荷の定格電力WL より低くな
った場合は太陽電池1の出力電力で負荷5の消費電力を
まかなえないと判断し蓄電池電圧VB と蓄電池放電開始
電圧VB1を比較する動作に戻り、太陽電池出力電力WC
が負荷の定格電力WL より高いかもしくは等しいことが
継続した場合は太陽電池1の出力電力で負荷5の消費電
力をまかなえると判断し、制御回路11−8に試験モー
ド切替信号SSTが送出され、蓄電池放電試験モードに移
行する。
【0018】蓄電池放電試験モードに移行すると、制御
回路11−8より整流器3に停止信号S3 を送出して整
流器3を運転停止し、次に太陽電池1の出力回路の太陽
電池開閉スイッチ6に切離信号S6 が送出されて太陽電
池回路の切離が行われ、蓄電池2−1が放電を開始し放
電試験を開始する。さらに起動信号t30およびSB
より、タイマー回路12−3、蓄電池放電電力量演算回
路11−5が動作を始める。
【0019】タイマー回路12−3より送出される放電
時間経過信号t3ごとに蓄電池電圧検出回路14により
検出された蓄電池電圧(放電電圧)VB と蓄電池電流検
出回路15により検出された蓄電池放電電流IB を蓄電
池放電電力量演算回路11−5により乗した値を放電電
力量WB0とし、この放電電力量WB0をさらに放電経過時
間t3により積分した値WBtが求められる。この値WBt
を累積蓄電池放電量加算器11−6により、放電経過時
間t3ごとに加算され、メモリ13に蓄積される。この
蓄積された値の総和を放電電力量WB とする。
【0020】この動作は蓄電池電圧検出回路14で検出
された蓄電池電圧VB と蓄電池放電終止電圧VBRとを蓄
電池電圧比較回路11−7により比較し、蓄電池電圧V
B が蓄電池放電終止電圧VBRより低くなるまで行われ
る。
【0021】蓄電池電圧VB が蓄電池放電終止電圧VBR
より低くなると蓄電池放電電力量比較回路11−9へ放
電終了信号SEND が送出される。次にメモリ13に蓄積
されている蓄電池に最低限必要な電力容量値である蓄電
池電力量WY と放電期間中に蓄積された放電電力量WB
を蓄電池放電電力量比較回路11−9により比較し、蓄
電池電力量WY が放電電力量WB より高くなった場合は
蓄電池2−1が劣化していると判断し、警報信号SAL
送出し、警報表示回路19に警報を表示させ、復電モー
ド切替信号SREを制御回路11−8に送出するとともに
メモリ13に蓄えられた放電電力量WB をリセットする
信号RWBが送出される。また蓄電池電力量WY が放電電
力量WB より低くなった場合は、蓄電池2−1は正常で
あるので、そのまま、復電モード切替信号SREを制御回
路11−8に送出するとともにメモリ13に蓄えられた
放電電力量WB をリセットする信号RWBが送出される。
【0022】制御回路11−8が復電モード切替信号S
REを受けると、蓄電池放電電力量演算回路11−5を信
号SB を復旧することにより、停止させて蓄電池放電試
験を終了させるとともに、太陽電池の出力回路が太陽電
池開閉スイッチ6により投入される。商用電源を有する
場合は整流器3を運転開始し、商用電力並びに太陽電池
1の電力により、蓄電池2−1の充電を行いつつ、イン
バータ4に電力を供給する。そして、タイマー回路12
−1が動作を始め、次の蓄電池放電試験実施周期t1が
経過するまでこの状態を継続する。
【0023】(実施例2)図4は本発明の商用電源に接
続しない場合の他の実施例を示すブロック図であり、図
5は図4に示す演算回路11の詳細図であり、図6は図
4,図5の動作を示すフローチャートである。
【0024】図中、1は太陽電池、2−1は常用蓄電
池、4はインバータ、5は負荷、6は太陽電池開閉スイ
ッチ、8は制御回路、11は演算回路、11−1は試験
開始判断用蓄電池電圧比較回路、11−3は太陽電池電
力演算回路、11−4は太陽電池電力比較回路、11−
5は蓄電池放電電力量演算回路、11−6は累積蓄電池
放電電力量加算器、11−7は試験終了判断用蓄電池電
圧比較回路、11−8は制御回路、11−9は蓄電池放
電電力量比較回路、12−1,12−2,12−3はタ
イマー回路、13はメモリ、14は蓄電池電圧検出回
路、15は蓄電池電流検出回路、16は太陽電池電圧検
出回路、17は太陽電池電流検出回路、19は警報表示
回路、CBは回路遮断器、D1はダイオードである。
【0025】本実施例の蓄電池放電試験付太陽光発電シ
ステムの動作を図4〜図6を参照しながら説明する。メ
モリ13には予め、蓄電池放電終止電圧VBR、蓄電池放
電試験を開始する蓄電池放電開始電圧VB1、負荷の定格
電力WL 、接続されている蓄電池の電力量WY の各値が
蓄えられ、タイマー回路12−1には蓄電池放電試験実
施周期t1、タイマー回路12−2には太陽電池出力確
認時間t2が設定され、タイマー回路12−3は蓄電池
放電中、ある一定期間t3ごとに信号を出力する機能を
持たせている。
【0026】太陽電池1が運転を開始し太陽光発電シス
テムが起動した際にタイマー回路12−1が動作して、
蓄電池放電試験実施周期t1が経過すると、蓄電池2−
1の試験準備に入り蓄電池電圧比較回路11−1に起動
信号t10が送出され、蓄電池電圧検出回路14により
検出した蓄電池電圧VB と蓄電池放電開始電圧VB1が蓄
電池電圧比較回路11−1で比較され、蓄電池電圧VB
が蓄電池放電開始電圧VB1より高くなった時点で、太陽
電池電力演算回路11−3に起動信号SVCが送出され
る。太陽電池電力演算回路11−3が起動すると太陽電
池電圧検出回路16により太陽電池電圧VC 、太陽電池
電流検出回路17により太陽電池電流ICをそれぞれ検
出し、太陽電池電力演算回路11−3により演算された
太陽電池出力電力WC とメモリ13に蓄えられている負
荷の定格電力WL を太陽電池電力比較回路11−4によ
り比較する。
【0027】その結果、太陽電池出力電力WC が負荷の
定格電力WL より低い場合は太陽電池の出力電力で負荷
の消費電力をまかなえないと判断し、電池電圧VB と蓄
電池放電開始電圧VB1を比較する動作に戻る。
【0028】また太陽電池出力電力WC が負荷の定格電
力WL より高いかもしくは等しい場合は、タイマー回路
12−2が動作し、太陽電池出力確認時間(出力継続期
間)t2が経過するまで、太陽電池出力電力WC と負荷
の定格電力WL が比較される。
【0029】太陽電池出力確認時間t2が経過する間に
太陽電池出力電力WC が負荷の定格電力WL より低くな
った場合は太陽電池1の出力電力で負荷5の消費電力を
まかなえないと判断し蓄電池電圧VB と蓄電池放電開始
電圧VB1を比較する動作に戻り、太陽電池出力電力WC
が負荷の定格電力WL より高いかもしくは等しいことが
継続した場合は太陽電池1の出力電力で負荷5の消費電
力をまかなえると判断し、制御回路11−8に試験モー
ド切替信号SSTが送出され、蓄電池放電試験モードに移
行する。
【0030】蓄電池放電試験モードに移行すると、制御
回路11−8より太陽電池1の出力回路の太陽電池開閉
スイッチ6に切離信号S6 が送出されて太陽電池回路の
切離が行われ、蓄電池2−1が放電を開始し放電試験を
開始する。さらに起動信号t30およびSB により、タ
イマー回路12−3、蓄電池放電電力量演算回路11−
5が動作を始める。
【0031】タイマー回路12−3より送出される放電
時間経過信号t3ごとに蓄電池電圧検出回路14により
検出された蓄電池電圧(放電電圧)VB と蓄電池電流検
出回路15により検出された蓄電池放電電流IB を蓄電
池放電電力量演算回路11−5により乗した値を放電電
力量WB0とし、この放電電力量WB0をさらに放電経過時
間t3により積分した値WBtが求められる。この値WBt
を累積蓄電池放電量加算器11−6により、放電経過時
間t3ごとに加算され、メモリ13に蓄積される。この
蓄積された値の総和を放電電力量WB とする。
【0032】この動作は蓄電池電圧検出回路14で検出
された蓄電池電圧VB と蓄電池放電終止電圧VBRとを蓄
電池電圧比較回路11−7により比較し、蓄電池電圧V
B が蓄電池放電終止電圧VBRより低くなるまで行われ
る。
【0033】蓄電池電圧VB が蓄電池放電終止電圧VBR
より低くなると蓄電池放電電力量比較回路11−9へ放
電終了信号SEND が送出される。次にメモリ13に蓄積
されている蓄電池に最低限必要な電力容量値である蓄電
池電力量WY と放電期間中に蓄積された放電電力量WB
を蓄電池放電電力量比較回路11−9により比較し、蓄
電池電力量WY が放電電力量WB より高くなった場合は
蓄電池2−1が劣化していると判断し、警報信号SAL
送出し、警報表示回路19に警報を表示させ、復電モー
ド切替信号SREを制御回路11−8に送出するとともに
メモリ13に蓄えられた放電電力量WB をリセットする
信号RWBが送出される。また蓄電池電力量WY が放電電
力量WB より低くなった場合は、蓄電池2−1は正常で
あるので、そのまま、復電モード切替信号SREを制御回
路11−8に送出するとともにメモリ13に蓄えられた
放電電力量WB をリセットする信号RWBが送出される。
【0034】制御回路11−8が復電モード切替信号S
REを受けると、蓄電池放電電力量演算回路11−5を信
号SB を復旧することにより、停止させて蓄電池放電試
験を終了させるとともに、太陽電池の出力回路が太陽電
池開閉スイッチ6により投入される。商用電源に接続し
ない場合は、太陽電池1の電力により、蓄電池2−1の
充電を行いつつ、インバータ4に電力を供給する。そし
て、タイマー回路12−1が動作を始め、次の蓄電池放
電試験実施周期t1が経過するまでこの状態を継続す
る。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、蓄電池
放電試験の実施にあたり、予備の蓄電池を必要としない
ので経済的である。さらに、設置スペースも小さくなる
のでシステムの小形軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における商用電源を有する場合の一実施
例を示すブロック図である。
【図2】本発明における一実施例を示すブロック図のう
ち、演算回路11における詳細ブロック図である。
【図3】本発明における商用電源を有する場合の動作を
示すフローチャートである。
【図4】本発明における商用電源が無い場合の他の実施
例を示すブロック図である。
【図5】本発明における他の実施例を示すブロック図の
うち、演算回路11における詳細ブロック図である。
【図6】本発明における商用電源が無い場合の動作を示
すフローチャートである。
【図7】従来の太陽光発電システムを示すブロック図で
ある。
【図8】従来の太陽光発電システムの動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1…太陽電池、2−1…常用蓄電池、2−2…予備蓄電
池、3…整流器、4…インバータ、5…負荷、6…太陽
電池開閉スイッチ、7…蓄電池切替スイッチ、8…制御
回路、11…演算回路、11−1…試験開始判断用蓄電
池電圧比較回路、11−2…商用電源電圧比較回路、1
1−3…太陽電池電力演算回路、11−4…太陽電池電
力比較回路、11−5…蓄電池放電電力量演算回路、1
1−6…累積蓄電池放電電力量加算器、11−7…試験
終了判断用蓄電池電圧比較回路、11−8…制御回路、
11−9…蓄電池放電電力量比較回路、12−1…タイ
マー回路(試験周期設定)、12−2…タイマー回路
(太陽電池出力確認)、12−3…タイマー回路(放電
経過時間計測)、13…メモリ、14…蓄電池電圧検出
回路、15…蓄電池電流検出回路、16…太陽電池電圧
検出回路、17…太陽電池電流検出回路、18…商用電
源電圧検出回路、19…警報表示回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池、商用電源および蓄電池を有す
    る太陽光発電システムにおいて、 太陽電池の出力電圧、出力電流、蓄電池の端子電圧、端
    子電流および商用入力端子電圧をそれぞれ検出する回路
    と蓄電池の放電制御用演算回路とを具備し、前記蓄電池
    の放電試験を行う際に前記蓄電池の端子電圧が所定電圧
    より高く、前記太陽電池の出力電力が前記太陽光発電シ
    ステムに接続される負荷の定格電力より高く、かつ前記
    商用入力端子電圧が所定電圧より高い場合に前記蓄電池
    の放電試験を開始することを特徴とする蓄電池放電試験
    機能付太陽光発電システム。
  2. 【請求項2】 太陽電池および蓄電池を有する太陽光発
    電システムにおいて、太陽電池の出力電圧、出力電流お
    よび蓄電池の端子電圧、端子電流をそれぞれ検出する回
    路と蓄電池の放電制御用演算回路とを具備し、前記蓄電
    池の放電試験を行う際に前記蓄電池の端子電圧が所定電
    圧より高く、前記太陽電池の出力電力が前記太陽光発電
    システムに接続される負荷の定格電力より高い場合に前
    記蓄電池の放電試験を開始することを特徴とする蓄電池
    放電試験機能付太陽光発電システム。
JP7147392A 1995-06-14 1995-06-14 蓄電池放電試験機能付太陽光発電システム Pending JPH099524A (ja)

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