JPH0995040A - 立体画像形成用シート - Google Patents

立体画像形成用シート

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JPH0995040A
JPH0995040A JP7253411A JP25341195A JPH0995040A JP H0995040 A JPH0995040 A JP H0995040A JP 7253411 A JP7253411 A JP 7253411A JP 25341195 A JP25341195 A JP 25341195A JP H0995040 A JPH0995040 A JP H0995040A
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JP
Japan
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layer
dimensional image
image forming
forming sheet
antibacterial
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JP7253411A
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Yasuhiro Hattori
康弘 服部
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不特定多数の人間が触れるような長期表示物
として用いても、衛生的で外観の汚れも少ない立体画像
形成用シートを提供する。 【解決手段】 立体画像形成用シート1は、基材11上
に画像や文字等の形状に応じた凹凸パターンを形成する
ための熱膨張層12を備えている。その熱膨張層12
は、熱可塑性樹脂中に発泡剤31及び抗菌剤32が分散
されて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体画像形成用シ
ートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の立体画像形成用シートに
ついては、例えば、特公昭59ー35359号公報に、
熱膨張性シート表面に、その熱膨張性シートよりも光吸
収性の高い材料で所望の画像を形成し、その表面に光照
射を行い、光吸収の差を利用して画像形成部を加熱***
させて立体画像形成シートを作製する方法が開示されて
いる。
【0003】また、特開昭61ー72589号公報に
は、発泡記録体上に熱転写方式により光吸収性の高い材
料から成る画像を形成し、その上から光照射を行い、形
成画像の光吸収性を利用して前記発泡記録体上に形成画
像に応じた凹凸パターンを形成する技術が示されてい
る。このような方法を用いれば、立体地図などの他、視
覚障害者用の表示物が形成できるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような立
体画像を人間が認知するためには、通常手あるいは指に
よって立体画像に接触しなければならない。したがって
立体画像の表面は、ゴミなどが付着したり、細菌、カビ
などが繁殖しやすく、外観が劣るのみならず不衛生であ
った。このような問題は、視覚障害者が利用する公共施
設における表示物などでは、特に深刻な問題であった。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、不特定多数の人間が触れるよ
うな表示物として用いることが可能な立体画像形成用シ
ートを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載の立体画像形成用シートは、画像や
文字等の形状に応じた凹凸パターンを形成するための熱
膨張層に抗菌処理を施しているので、細菌の繁殖を防止
し、立体画像形成用シートを常に衛生的且つ清潔に保つ
ことができる。
【0007】また、請求項2に記載の立体画像形成用シ
ートは、前記熱膨張層が加熱により膨張する材料から成
る発泡層と、その表面に抗菌処理層が積層されて構成さ
れているので細菌の繁殖を防止し、立体画像形成用シー
トを常に衛生的且つ清潔に保つことができる。
【0008】また、請求項3に記載の立体画像形成用シ
ートは、前記抗菌処理層が約3乃至20μm程度の厚さ
で形成されているので、前記発泡層の膨張により前記抗
菌処理層に亀裂が生じることがなく、手指の接触による
摩擦のため前記抗菌処理層が破れることもなく、また、
前記発泡層の膨張が妨げられることもない。
【0009】また、請求項4に記載の立体画像形成用シ
ートは、前記抗菌処理層が、脂肪族炭化水素の溶剤に、
フェノール樹脂、アクリル系樹脂あるいはセルロース系
樹脂等のいずれか一種類、もしくは複数種を混合し、さ
らに抗菌剤を添加したものを溶解・分散させた塗工液
を、前記発泡層上に塗布することにより形成されている
ので、細菌の繁殖を防止し、立体画像形成用シートを常
に衛生的且つ清潔に保つことができると共に、前記発泡
層を溶解することがない。
【0010】また、請求項5に記載の立体画像形成用シ
ートは、前記抗菌処理層が、水に、水溶性ポリマーを混
合し、さらに抗菌剤を添加したものを溶解・分散させた
塗工液を、前記発泡層上に塗布することにより形成され
ているので、細菌の繁殖を防止し、立体画像形成用シー
トを常に衛生的且つ清潔に保つことができると共に、前
記発泡層を溶解することがない。
【0011】また、請求項6に記載の立体画像形成用シ
ートは、前記抗菌処理層が、アクリル系樹脂のエマルシ
ョン、ポリウレタンのエマルション、ポリエステルのエ
マルション、ポリアクリルウレタン共重合体のエマルシ
ョン等のいずれか一種類、もしくは複数種を混合し、さ
らに抗菌剤を添加したものを溶解・分散させた塗工液
を、前記発泡層上に塗布することにより形成されている
ので、細菌の繁殖を防止し、立体画像形成用シートを常
に衛生的且つ清潔に保つことができると共に、前記発泡
層を溶解することがない。
【0012】また、請求項7に記載の立体画像形成用シ
ートは、前記基材の前記熱膨張層とは反対側の面に粘着
剤層を形成し、その粘着剤層に、剥離層をもつ剥離紙が
剥離可能に貼り合わせられているので、容易に剥離紙を
剥して、任意の場所へ貼り付けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一の実施の形態
について図1を参照して説明する。
【0014】立体画像形成用シート1は、基材11上に
熱膨張層12が形成されたものである。前記熱膨張層1
2は、熱可塑性樹脂中に発泡剤31及び抗菌剤32が分
散されて構成されている。
【0015】前記基材11は、平滑であること、耐水性
があること、引張強度があることの他、発泡剤31が発
泡した時に、熱膨張層12の反対側に***してしまわな
い程度の剛性を持っているものが望ましい。これらの特
性を備えたものとして、例えば、紙の他に、ポリプロピ
レン等の合成紙、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等の各種
プラスチックフィルムが好適に用いられる。中でも、発
泡処理が施され、気泡を内部に多数持つPETフィルム
を用いると、断熱効果が高いためにより低エネルギーで
画像を立体化することができる。基材11の厚さは、た
とえば10〜100μmで、特に制限はないが、熱膨張
層12の厚さよりも薄い場合には、立体画像形成用シー
ト1がうねったり、シワを生ずる可能性がある。
【0016】前記発泡剤31には、炭酸水素ナトリウム
等の重炭酸塩、各種過酸化物、ジアゾアミノベンゼン、
パラジカルボン酸アルミニウム、及びアゾビスイソブチ
ロニトリル等のアゾ化合物等の熱分解により無毒性のガ
スを発生するものが好適に用いられる。
【0017】尚、発泡剤31は、本発明における加熱に
より膨張する材料を構成するものである。
【0018】また、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エ
ステル、ポリアクリロニトリル、ポリブタジエン、ある
いはそれらの共重合体からなる殻材の内部にプロパンや
ブタン、ペンタン等の低沸点の気化性物質を封入して、
直径5〜20μmのマイクロカプセル化した熱膨張性カ
プセルを、発泡剤31として用いても良い。
【0019】抗菌剤32には、銀、銅、亜鉛などの抗菌
性金属、あるいは抗菌性金属が含まれた無機または有機
化学材料を用いることが可能である。より具体的には、
無機系の抗菌剤である抗菌性ゼオミック(商品名、品川
燃料株式会社製)などがある。これらの抗菌性のメカニ
ズムはまだ完全には解明されていないが、微生物細胞の
呼吸系、電子伝達系などの基本代謝系の酸素阻害により
抗菌性を発現させると考えられる。具体的には大腸菌、
緑膿菌などの一般細菌や黒コウジカビなどのカビ類など
の発生、繁殖を防止、抑制する抗菌効果を有する。
【0020】前記発泡剤31及び抗菌剤32を、バイン
ダーとして用いる樹脂の溶液あるいはエマルション中
に、ロールミル、サンドミル等の公知の分散装置を用い
て分散する。この分散液が、公知の塗布装置を用いて、
基材11上に塗布され、さらに乾燥されて熱膨張層12
が形成される。
【0021】前記バインダー用の樹脂には、発泡剤31
が加熱されることにより熱分解して、ガスを発生した
時、あるいは熱膨張性カプセルが熱膨張した時に、同時
に熱軟化して安定な熱膨張層12を形成できるように、
酢酸ビニル系ポリマー、アクリル系ポリマー等の熱可塑
性樹脂が好適に用いられる。
【0022】前記熱膨張層12は、20〜100μmの
厚さにて形成される。
【0023】以上の構成を有する立体画像形成用シート
1は、熱膨張層12に分散された抗菌剤32により、細
菌の繁殖を防止し、立体画像形成用シート1を常に衛生
的且つ清潔に保つことができる。
【0024】次に、本発明の第二の実施の形態につい
て、第一の実施の形態と異なるところを図2を参照して
説明する。
【0025】立体画像形成用シート2は、基材11上に
熱膨張層13が形成されたものである。
【0026】熱膨張層13は、発泡層14の表面に抗菌
処理層15が積層され構成されている。
【0027】発泡層14は、熱可塑性樹脂中に発泡剤3
1が分散されて構成されており、抗菌剤32を含まない
こと以外は前記熱膨張層12と同様の組成にて形成され
ている。
【0028】抗菌処理層15は、バインダー液に抗菌剤
32を分散させて得られる塗工液を、立体画像形成用シ
ート2の発泡層14表面に塗工することにより得られ
る。
【0029】抗菌処理層15の厚さは、約3乃至20μ
mの範囲であることが望ましい。3μm以下の場合に
は、発泡層14の膨張により抗菌処理層15に亀裂が生
じたり、手指の接触による摩擦のため抗菌処理層15が
破れる可能性が高く、また、20μm以上の場合には、
発泡層14の膨張を阻害する可能性が高い。
【0030】抗菌剤32は、ロールミル、サンドミルな
どの公知の分散、混合装置を用いて、バインダー液中に
分散される。
【0031】前記バインダー液は、溶剤系、水系、エマ
ルション系のいずれでも可能であり、形成された抗菌処
理層15が他のシート等に付着することにより生じるブ
ロッキングが発生しないように、耐ブロッキング性に優
れた材料が適している。
【0032】溶剤系の塗工液としては、ヘキサン、ヘプ
タン等の脂肪族炭化水素、トルエン、キシレン等の芳香
族化合物、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン、
酢酸エチル、酢酸イソブチル等の酢酸エステル等があ
る。
【0033】しかしながら、溶解力の強い有機溶剤を選
択すると、発泡層14側で用いられているバインダー樹
脂を侵してしまい、塗布面を荒してしまう可能性があ
る。また、発泡剤31に熱膨張性カプセルを使用した場
合、アルコールなどの溶剤を用いると、熱膨張性カプセ
ルの殻材を侵してしまい、カプセルが破壊される可能性
もある。したがって、溶剤系では、ヘキサン、ヘプタン
等の脂肪族炭化水素系溶剤が特に望ましい。この場合、
塗工液は前記溶剤中にフェノール樹脂、アクリル系樹脂
あるいはセルロース系樹脂等のいずれか一種類、もしく
は複数種を混合したものを溶解、分散させたものであ
る。
【0034】また、水系の塗工液としては、ポリビニル
アルコール、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセ
ルロース及びポリビニルピロリドン等の水溶性ポリマー
が用いられる。
【0035】また、エマルション系の塗工液としては、
アクリル系樹脂、ポリウレタン、ポリエステル、ポリア
クリルウレタン共重合体等のエマルションが用いられ
る。
【0036】水系およびエマルション系の塗工液では、
発泡層14を溶解することはない。また、一方、溶剤系
の塗工液は乾燥性の点で優れている。乾燥温度は、発泡
層14が加熱により誤って膨張することがないように、
80℃以下であることが望ましい。
【0037】以上説明したような方法で得られた立体画
像形成用シート2に対して、抗菌処理層15の表面を平
滑にする平滑化処理を施しても良い。平滑化処理が施さ
れると、画像や文字を形成しやすくなり、その結果、熱
膨張による立体画像も明瞭になる。平滑化処理の具体例
としては、アート紙などの製法で一般的なカレンダー加
工などがある。
【0038】以上の構成を有する立体画像形成用シート
2は、抗菌処理層15に含まれた抗菌剤32により、細
菌の繁殖を防止し、立体画像形成用シート2を常に衛生
的且つ清潔に保つことができる。
【0039】また、手指が接触するシート表面に抗菌剤
32を集中させることができるため、第一の実施の形態
における場合よりも、抗菌効果を得るために必要とされ
る抗菌剤32の量が少なくて済むという利点もある。
【0040】次に、本発明の第三の実施の形態につい
て、第二の実施の形態と異なるところを図3を参照して
説明する。
【0041】立体画像形成用シート3は、基材11の熱
膨張層12が形成されていない方の面に、感圧接着性を
もつ粘着剤層16と離型層(図示せず)をもつ離型紙1
7とが重ねられて形成したものである。
【0042】前記粘着剤層16は、ワックス系、アクリ
ル系、シリコン系及びゴム系等の粘着剤がトルエン、メ
チルエチルケトン等の溶剤に溶解された塗工液、あるい
はエマルジョン化された塗工液が公知の塗布装置を用い
て、前記基材11に塗布乾燥されることにより形成され
る。
【0043】そして、粘着剤層16が形成された後、そ
の粘着剤層16に剥離紙17がラミネートされる。剥離
紙17は、紙あるいはポリプロピレン、PET等のプラ
スチックフィルム基材に、シリコーン系あるいはポリエ
チレン、PVA、アルキッド樹脂等の離型層を形成した
もので、特にシリコーン系のものが好適に用いられる。
【0044】以上の構成を有する立体画像形成用シート
3は、容易に剥離紙を剥して、任意の場所へ貼り付ける
ことができる。
【0045】続いて、以上のように構成される立体画像
形成用シート3を用い、点字等として用いられる立体画
像が形成される立体画像シートの作成方法を、図4を参
照して説明する。
【0046】まず、図4に示すように、前記立体画像形
成用シート3の抗菌処理層15上に、図示しない画像形
成手段を用いて図形や文字などの画像21を形成する。
画像形成手段は公知の技術が使用可能で、インクリボン
とサーマルヘッドを用いる熱転写方式、インクを噴射す
るインクジェット方式、トナーを用いる電子写真方式な
どがある。ここで、画像21を形成するインク、あるい
はトナーは少なくとも光を吸収し易い材料を含む必要が
ある。具体的には黒色の画像に対してはカーボンブラッ
クを用いれば良い。カーボンブラックは、可視光から近
赤外までの光を吸収して、その光エネルギーを熱に変え
るという性質をもっている。
【0047】一方、黒色以外の画像が必要な場合には、
例えば、赤色、青色、黄色等の公知の染・顔料をインク
に用いる。しかし、これらの染・顔料では赤外領域の光
吸収が少ないために、十分な光エネルギーを熱に変える
ことができない。そこで、スズ、アンチモン、あるいは
インジウムの酸化物を主成分とする複合酸化物を適宜イ
ンク組成に混合することにより、赤外領域の光吸収を大
きくすることが必要である。
【0048】このように画像が形成された立体画像形成
用シート3に、光を照射して立体画像を形成する。図4
に示すように、光吸収性をもつ画像21が形成された立
体画像形成用シート3に対して、ランプ19を用いて光
を照射する。ランプ19には、タングステンランプ、ハ
ロゲンランプ及びキセノンランプ等の可視光から赤外領
域までの光を放射することができるランプが用いられ
る。
【0049】このランプ19により、抗菌処理層15上
に形成された光吸収性をもつ画像21に光が照射される
と、光は、画像21に吸収されて、熱エネルギーに変わ
る。このため、画像21の下方の熱膨張層13が加熱さ
れる。すると、発泡層14の発泡剤31が加熱分解によ
り発泡するため、発泡層14が膨張し、抗菌処理層15
の表面が***する。また、発泡剤31として熱膨張性カ
プセルを使用した場合には、カプセルの膨張により発泡
層14が膨張し、抗菌処理層15の表面が***する。
【0050】このようにして、画像21に対応する部分
に立体画像が形成された立体画像シートが形成される。
【0051】この時、ランプ19によって光照射を行う
と同時に、ファン18で前記抗菌処理層15の表面付近
に送風を行うと、抗菌処理層15の近くの雰囲気温度の
上昇を防ぐことができる。これにより、光吸収して昇温
する部分と、光反射して昇温しない部分との温度差を大
きくすることができ、このため熱膨張性層13の***さ
せたい箇所だけを***させることができ、立体画像の分
解能を高めることができる。以上の工程を行うことによ
り、所望の部分のみが***した立体画像シートが得られ
る。
【0052】このような、立体画像シートは、玩具など
に用いられる他、画像データを点字に対応させることに
よって、点字シートとして用いられる。この点字シート
は、公共物の表示、たとえば駅、バス停の案内板、エレ
ベータの階数指定ボタンなどに広く用いることができ
る。そして、このような公共物の表示は、少なくとも1
ヶ月以上の長期間にわたって、不特定多数の人が繰り返
し接触するものであるから、抗菌処理層15による抗菌
作用は特に有効である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、請
求項1に記載の立体画像形成用シートは、画像や文字等
の形状に応じた凹凸パターンを形成するための熱膨張層
に抗菌処理を施しているので、細菌の繁殖を防止し、立
体画像形成用シートを常に衛生的且つ清潔に保つことが
できる。
【0054】また、請求項2に記載の立体画像形成用シ
ートは、前記熱膨張層が加熱により膨張する材料から成
る発泡層と、その表面に抗菌処理層が積層されて構成さ
れているので細菌の繁殖を防止し、立体画像形成用シー
トを常に衛生的且つ清潔に保つことができる。
【0055】また、請求項3に記載の立体画像形成用シ
ートは、前記抗菌処理層が約3乃至20μm程度の厚さ
で形成されているので、前記発泡層の膨張により前記抗
菌処理層に亀裂が生じることがなく、手指の接触による
摩擦のため前記抗菌処理層が破れることもなく、また、
前記発泡層の膨張が妨げられることもない。
【0056】また、請求項4に記載の立体画像形成用シ
ートは、前記抗菌処理層が、脂肪族炭化水素の溶剤に、
フェノール樹脂、アクリル系樹脂あるいはセルロース系
樹脂等のいずれか一種類、もしくは複数種を混合し、さ
らに抗菌剤を添加したものを溶解・分散させた塗工液
を、前記発泡層上に塗布することにより形成されている
ので、細菌の繁殖を防止し、立体画像形成用シートを常
に衛生的且つ清潔に保つことができると共に、前記発泡
層を溶解することがない。
【0057】また、請求項5に記載の立体画像形成用シ
ートは、前記抗菌処理層が、水に、水溶性ポリマーを混
合し、さらに抗菌剤を添加したものを溶解・分散させた
塗工液を、前記発泡層上に塗布することにより形成され
ているので、細菌の繁殖を防止し、立体画像形成用シー
トを常に衛生的且つ清潔に保つことができると共に、前
記発泡層を溶解することがない。
【0058】また、請求項6に記載の立体画像形成用シ
ートは、前記抗菌処理層が、アクリル系樹脂のエマルシ
ョン、ポリウレタンのエマルション、ポリエステルのエ
マルション、ポリアクリルウレタン共重合体のエマルシ
ョン等のいずれか一種類、もしくは複数種を混合し、さ
らに抗菌剤を添加したものを溶解・分散させた塗工液
を、前記発泡層上に塗布することにより形成されている
ので、細菌の繁殖を防止し、立体画像形成用シートを常
に衛生的且つ清潔に保つことができると共に、前記発泡
層を溶解することがない。
【0059】また、請求項7に記載の立体画像形成用シ
ートは、前記基材の前記熱膨張層とは反対側の面に粘着
剤層を形成し、その粘着剤層に、剥離層をもつ剥離紙が
剥離可能に貼り合わせられているので、容易に剥離紙を
剥して、任意の場所へ貼り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態における立体画像形
成用シートを示す断面図である。
【図2】本発明の第二の実施の形態における立体画像形
成用シートを示す断面図である。
【図3】本発明の第三の実施の形態における立体画像形
成用シートを示す断面図である。
【図4】本発明の第三の実施の形態における立体画像形
成用シートを用いて立体画像を形成する方法の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 立体画像形成用シート 2 立体画像形成用シート 3 立体画像形成用シート 11 基材 12 熱膨張層 13 熱膨張層 14 発泡層 15 抗菌処理層 16 粘着剤層 17 剥離紙 31 発泡剤 32 抗菌剤

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上に、画像や文字等の形状に応じた
    凹凸パターンを形成するための熱膨張層を備えた立体画
    像形成用シートにおいて、 前記熱膨張層に抗菌処理を施したことを特徴とする立体
    画像形成用シート。
  2. 【請求項2】 前記熱膨張層は、加熱により膨張する材
    料から成る発泡層と、その表面に抗菌処理層が積層され
    て構成されることを特徴とする請求項1に記載の立体画
    像形成用シート。
  3. 【請求項3】 前記抗菌処理層は、約3乃至20μm程
    度の厚さで形成したことを特徴とする請求項2に記載の
    立体画像形成用シート。
  4. 【請求項4】 前記抗菌処理層は、脂肪族炭化水素の溶
    剤に、フェノール樹脂、アクリル系樹脂あるいはセルロ
    ース系樹脂等のいずれか一種類、もしくは複数種を混合
    し、さらに抗菌剤を添加したものを溶解・分散させた塗
    工液を、前記発泡層上に塗布することにより形成したこ
    とを特徴とする請求項2に記載の立体画像形成用シー
    ト。
  5. 【請求項5】 前記抗菌処理層は、水に、水溶性ポリマ
    ーを混合し、さらに抗菌剤を添加したものを溶解・分散
    させた塗工液を、前記発泡層上に塗布することにより形
    成したことを特徴とする請求項2に記載の立体画像形成
    用シート。
  6. 【請求項6】 前記抗菌処理層は、アクリル系樹脂のエ
    マルション、ポリウレタンのエマルション、ポリエステ
    ルのエマルション、ポリアクリルウレタン共重合体のエ
    マルション等のいずれか一種類、もしくは複数種を混合
    し、さらに抗菌剤を添加したものを溶解・分散させた塗
    工液を、前記発泡層上に塗布することにより形成したこ
    とを特徴とする請求項2に記載の立体画像形成用シー
    ト。
  7. 【請求項7】 前記基材の前記熱膨張層とは反対側の面
    に粘着剤層を形成し、その粘着剤層に、剥離層をもつ剥
    離紙が剥離可能に貼り合わせられていることを特徴とす
    る請求項1に記載の立体画像形成用シート。
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