JP6923018B2 - 熱膨張性シート及び立体画像の製造方法 - Google Patents

熱膨張性シート及び立体画像の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6923018B2
JP6923018B2 JP2020017704A JP2020017704A JP6923018B2 JP 6923018 B2 JP6923018 B2 JP 6923018B2 JP 2020017704 A JP2020017704 A JP 2020017704A JP 2020017704 A JP2020017704 A JP 2020017704A JP 6923018 B2 JP6923018 B2 JP 6923018B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
layer
base material
thermal expansion
expandable sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020017704A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020073345A (ja
Inventor
堀内 雄史
雄史 堀内
本柳 吉宗
吉宗 本柳
高橋 秀樹
秀樹 高橋
郷史 三井
郷史 三井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from JP2017058011A external-priority patent/JP6658641B2/ja
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2020017704A priority Critical patent/JP6923018B2/ja
Publication of JP2020073345A publication Critical patent/JP2020073345A/ja
Priority to JP2021122213A priority patent/JP2021175612A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6923018B2 publication Critical patent/JP6923018B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Printing Methods (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

本発明は、吸収した熱量に応じて発泡して膨張する熱膨張性シート及び立体画像を製造する方法に関する。
従来、基材シートの一方の面上に、吸収した熱量に応じて発泡し膨張する熱膨張性材料を含む熱膨張層を形成した熱膨張性シートが知られている。この熱膨張性シート上に光を熱に変換する光熱変換層を形成し、光熱変換層に光を照射することで、熱膨張層を部分的又は全体的に膨張させることができる。また、光熱変換層の形状を変化させることで、熱膨張性シート上に立体的な造形物(立体画像)を形成する方法も知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開昭64−28660号公報 特開2001−150812号公報
このような熱膨張性シートでは、立体画像の形を、高低差を付けて鮮明に表現するためには、熱膨張層を発泡、膨張させた際の膨張高さを増加させることが求められる。
膨張高さを増加させるためには、熱膨張性材料が基材上により多く存在するように、熱膨張層を厚く形成するということが考えられる。しかし、熱膨張層を厚く形成すると、熱膨張性シート全体の厚みが増すという問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、熱膨張層を膨張させた際、良好な膨張高さを有する熱膨張性シートと立体画像の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る熱膨張性シートは、
基材上に熱膨張材料を含む熱膨張層が形成された熱膨張性シートであって、
前記熱膨張層を膨張させた際、前記基材は当該熱膨張層が膨張する力によって上側に引かれて変形する、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る立体画像の製造方法は、
基材の上に熱膨張材料を含む熱膨張層を形成する工程と、
前記基材又は前記熱膨張層上に光を熱に変換する光熱変換層を形成する工程と、
前記光熱変換層に光を照射する工程と、
を含み、
前記熱膨張層を膨張させた際、前記基材は当該熱膨張層が膨張する力によって上側に引かれて変形する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、熱膨張層を膨張させた際、良好な膨張高さを有する熱膨張性シートと立体画像の製造方法を提供することができる。
実施形態に係る熱膨張性シートの概要を示す断面図である。 実施形態に係る熱膨張性シートの熱膨張層を膨張させた例を模式的に示す断面図である。 実施形態に係る熱膨張性シートの製造方法の概要を示す断面図である。 実施形態に係る立体画像形成ユニットの概要を示す図である。 実施形態に係る立体画像形成プロセスを示すフローチャートである。 実施形態に係る立体画像形成プロセスを模式的に示す断面図である。 (a)熱膨張性シートの熱膨張層を膨張させた後、測定した箇所を説明する図である。(b)各基材における光熱変換層の黒濃度と凸量との関係を示すグラフである。 (a)各基材における光熱変換層の黒濃度と基材変形量との関係を示すグラフである。(b)各基材における光熱変換層の黒濃度と純粋な発泡量(差分)との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態に係る熱膨張性シート及び熱膨張性シートの製造方法について、図面を用いて詳細に説明する。
熱膨張性シート10は、図1に示すように、基材11、アンカー層12、熱膨張層13、第1のインク受容層14、第2のインク受容層15、を備える。また、詳細に後述するように、熱膨張性シート10は、図4(a)〜図4(c)に概要を示す立体画像形成システム50で、印刷が施され、凹凸を有する造形物(立体画像)が形成される。また、詳細に後述するように、本実施形態の熱膨張性シート10は、立体画像形成システム50で、印刷を施し、熱膨張層13を膨張させる際に基材11が図2に示すように熱膨張層13に追従して変形する点に特徴を有する。
基材11は、熱膨張層13等を支持するシート状の部材である。基材11としては、上質紙、中質紙等の紙、又は、一般的に使用されている樹脂製のシート状(フィルムを含む)の材料を適宜選択して使用することができる。樹脂製のシートは、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ナイロン等のポリアミド系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリイミド系樹脂、シリコーン系樹脂等から選択される樹脂を含むシートを使用することができる。また、本実施形態では、詳細に後述するように、基材11は、熱膨張層13が加熱により全体的又は部分的に発泡により膨張した時に、熱膨張層13の膨張に追従して変形する点に特徴を有する。このため、基材11は、熱変形しやすいことが求められ、基材11として用いる材料、基材11の厚さ等は、熱変形が容易であるように選択される。例えば、基材11の厚みは、熱膨張層13の厚みと同じか、熱膨張層13より薄く形成されることが好ましい。
基材11は、熱膨張層13を発泡、膨張させる際に熱膨張層13の膨張する方向に追従する形で変形し、変形後はその形状を維持する。より具体的に、熱膨張層13が膨張すると、熱膨張層13には図2に示す凸部13aが形成される。この凸部13aが形成される際、膨張する力は基材11とは反対の方向(図2に示す上側)に働く。この膨張する力に引かれるようにして、基材11が変形する。そして、図2に示すように、周囲の領域から突出するように、基材11の表面に凸部11aが形成される。また、基材11の裏面では、表面に形成される凸部11aの形状に対応する凹部11bが形成される。本明細書では、このような熱膨張層13の凸部13a、基材11の凸部11a及び凹部11bの形状をエンボス状と表現する。
所謂エンボス加工の一つの手法では、上下の型に対応する凹凸の形状を形成し、上下の型内に紙等の基材を挟み込み、基材に凹凸の形状を形成する。これに対し、本実施形態では、基材11は、熱膨張層13が膨張する力に引かれて変形するため、エンボス加工のように熱膨張層の膨張後の形状と一致する形が、細部まで正確に基材11の裏面に形成されるわけではない。例えば、多数の突起を有する、複数の段があるなど、平面的及び/又は立体的に複雑な輪郭を有する形が熱膨張層13に形成された場合、基材11の裏面にはこの突起や段といった複雑な輪郭は現れない。基材11の裏面に現れる形は、輪郭が略された形となり、細部の輪郭が正確に一致するわけではない。しかし、基材11に形成される凸部11a及び凹部11bは、熱膨張層13に形成される凸部13aの直下に形成され、その形成される領域はほぼ同じである。また、凸部11aの形状は、凸部13aを概ね縮小させた形となり、凹部11bの形も同様である。従って、エンボス加工によって生ずる形状と類似し、本実施形態のような基材11の形状は、エンボス状と表現し得る。
また、このように基材11が変形することにより、熱膨張層13だけが膨張する場合と比較し、基材11の変形分だけ膨張高さが高くなり、全体の膨張高さを増加させる効果がある。つまり、熱膨張性シート10全体から見ると、膨張後の高さは、熱膨張層13自身の膨張高さと基材11の変形した高さとなる。従って、熱膨張層13自体の膨張高さを少なくしても、基材11によって膨張高さを補うことができ、熱膨張性シート10全体としては、良好な膨張高さを得ることができる。また、同じ膨張高さを得る場合、基材11が変形する分、基材が変形しない従来の構成と比較し、熱膨張層13を薄く形成することも可能となる。
なお、本実施形態では、熱膨張層13が膨張した領域下の基材11が、全てが変形するものではない。ある厚み以上に熱膨張層13を膨張させた場合に、基材11の裏面がエンボス状に変形される。光熱変換層の濃度を薄くするなどして、熱膨張層13の発泡、膨張の程度が低い場合は、基材11が変形しないこともある。従って、本実施形態では、熱膨張層13を膨張させた領域下の基材11が全て変形し、エンボス状となる、ということを意図するものではなく、熱膨張層13をある高さ以上に膨張させた領域下の基材11を変形させ、エンボス状とするものである。
アンカー層12は、基材11の一方の面(図1に示す上面)に設けられ、アンカー層12の上には熱膨張層13が形成される。アンカー層12は、基材11と熱膨張層13とに良好な接着性を有する層であり、熱膨張層13が膨張した際に、基材11から剥離することを抑制する。アンカー層12は、ポリエステル、アクリル、ポリウレタン又はこれらのいずれかの共重合体からなる群から選択される少なくとも1つの樹脂を含む。例えば、アンカー層12に含まれる樹脂は、例えばポリエステル系樹脂のみを含んでもよく、ポリエステル系樹脂とポリウレタン系樹脂とを含んでもよい。また、アンカー層12に含まれる樹脂は変性剤によって変性されていてもよい。特に、本実施形態では、アンカー層12は、ポリエステル・アクリル・ウレタン複合樹脂を含むことが好ましい。なお、これに限られるものではないが、ポリエステル・アクリル・ウレタン複合樹脂を含む水分散液としては、高松油脂(株)社製「WAC−17XC」等が挙げられる。
本実施形態では、上述したように基材11が熱膨張層13の膨張に追従して変形するため、剥離が生じないよう基材11と熱膨張層13とは良好に接着していることが好ましく、両者の間にアンカー層12が設けられていることが好ましい。なお、アンカー層12は、基材11と熱膨張層13とが良好に接着し、熱膨張層13の膨張によって剥離が生じにくければ、省略することも可能である。
熱膨張層13は、基材11の一方の面(図1では、上面)上に設けられたアンカー層12の上に形成される。熱膨張層13は、加熱温度、加熱時間に応じた大きさに膨張する層であって、バインダ中に複数の熱膨張性材料(熱膨張性マイクロカプセル、マイクロカプセル)が分散配置されている。また、詳細に後述するように、本実施形態では、基材11の上面(表面)に設けられた第1のインク受容層14上、及び/又は基材11の下面(裏面)に光熱変換層を形成し、光を照射することで、光熱変換層が設けられた領域を発熱させる。熱膨張層13は、熱膨張性シート10の表面及び/又は裏面の光熱変換層で生じた熱を吸収して発泡し、膨張するため、特定の領域のみを選択的に膨張させることができる。
バインダとしては、酢酸ビニル系ポリマー、アクリル系ポリマー等から選択される熱可塑性樹脂を用いる。また、熱膨張性マイクロカプセルは、プロパン、ブタン、その他の低沸点気化性物質を、熱可塑性樹脂の殻内に封入したものである。殻は、例えば、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステル、ポリアクリロニトリル、ポリブタジエン、あるいは、それらの共重合体等から選択される熱可塑性樹脂から形成される。熱膨張性マイクロカプセルの平均粒径は、約5〜50μmである。このマイクロカプセルを熱膨張開始温度以上に加熱すると、樹脂からなる高分子の殻が軟化し、内包されている低沸点気化性物質が気化し、その圧力によってカプセルが膨張する。用いるマイクロカプセルの特性にもよるが、マイクロカプセルは膨張前の粒径の5倍程度に膨張する。
第1のインク受容層14は、基材11の一方の面上に形成された熱膨張層13の上に形成される。第1のインク受容層14は、印刷工程で使用されるインク、例えば、インクジェットプリンタのインクを受容し、定着させる層である。第1のインク受容層14は、印刷工程で使用されるインクに応じて、汎用されている材料を使用して形成される。例えば水性インクを利用する場合では、第1のインク受容層14は、多孔質シリカ、ポリビニルアルコール(PVA)等から選択される材料を使用して形成される。
第2のインク受容層15は、基材11の他方の面上に形成される。第2のインク受容層15は、第1のインク受容層14と同様に、印刷工程で使用されるインク、例えば、インクジェットプリンタのインクを受容し、定着させる層である。第2のインク受容層15も、汎用されている材料を使用して形成され、例えば水性インクを利用する場合では、多孔質シリカ、ポリビニルアルコール(PVA)等から選択される材料を使用して形成される。特に、基材11としてプラスチックフィルム等、インクを受容しにくい材料を用い、更に基材11の裏側に光熱変換層を形成する場合は、図1に示すように第2のインク受容層15を設けることが好ましい。なお、基材11がインクを受容、定着させることが可能である場合、熱膨張性シート10の表側のみに光熱変換層を形成する場合等、基材11の材質、熱膨張性シート10の用途に応じ、第2のインク受容層15は省略することが可能である。
(熱膨張性シートの製造方法)
次に、熱膨張性シート10の製造方法を図3(a)〜図3(d)を用いて説明する。
まず、基材11としてシート状の材料、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)からなるシートを用意する。基材11は、ロール状であっても、予め裁断されていてもよい。この際、基材11の材料、厚みは、熱膨張層13の膨張に応じ追従して変形することができるよう、熱変形しやすいものを選択する。例えば、基材11の厚みは、熱膨張層13の厚みと同じか、熱膨張層13より薄く形成されることが好ましい。
次に、アンカー層12を形成するため、ポリエステル、アクリル、ポリウレタン又はこれらのいずれかの共重合体からなる群から選択される少なくとも1つの樹脂を含む塗布液を調製する。続いて、バーコータ、ローラーコータ、スプレーコータ等の公知の塗布装置を用いて、塗布液を基材11上に塗布する。続いて、塗膜を乾燥させ、図3(a)に示すようにアンカー層12を形成する。
次に、熱可塑性樹脂等からなるバインダと熱膨張性材料(熱膨張性マイクロカプセル)とを混合させ、熱膨張層13を形成するための塗布液を調製する。続いて、バーコータ、ローラーコータ、スプレーコータ等の公知の塗布装置を用いて、塗布液をアンカー層12上に塗布する。続いて、塗膜を乾燥させ、図3(b)に示すように熱膨張層13を形成する。なお、目標とする熱膨張層13の厚みを得るため、塗布液の塗布及び乾燥を複数回行ってもよい。
次に、第1のインク受容層14を構成する材料、例えば多孔質シリカ、PVA等から選択される材料を用い、インク受容層14を形成するための塗布液を調製する。続いて、この塗布液を、バーコータ、ローラーコータ、スプレーコータ等の方式による公知の塗布装置を用いて、熱膨張層13の上に塗布する。続いて、塗膜を乾燥させ、図3(c)に示すように、第1のインク受容層14を形成する。
次に、第2のインク受容層15を構成する材料、例えば多孔質シリカ、PVA等から選択される材料を用い、インク受容層15を形成するための塗布液を調製する。続いて、この塗布液を、バーコータ、ローラーコータ、スプレーコータ等の方式による公知の塗布装置を用いて、基材11の他方の面上に塗布する。続いて、塗膜を乾燥させ、図3(d)に示すように、第2のインク受容層15を形成する。
また、ロール状の基材11を用いた場合は、立体画像形成システム50に適合する大きさに裁断を行う。
以上の工程により、熱膨張性シート10が製造される。
なお、第2のインク受容層15を形成する工程は、アンカー層12を形成する工程の前に行ってもよい。
(立体画像形成システム)
次に、本実施形態の熱膨張性シート10に立体画像を形成する立体画像形成システム50について説明する。図4(a)〜図4(c)に示すように、立体画像形成システム50は、制御ユニット51と、印刷ユニット52と、膨張ユニット53と、表示ユニット54と、天板55と、フレーム60と、を備える。図4(a)は、立体画像形成システム50の正面図であり、図4(b)は、天板55を閉じた状態における立体画像形成システム50の平面図であり、図4(c)は、天板55を開いた状態における立体画像形成システム50の平面図である。なお、図4(a)〜図4(c)において、X方向は水平方向と同一であり、Y方向はシートが搬送される搬送方向Dと同一であり、更にZ方向は鉛直方向と同一である。X方向、Y方向及びZ方向は、互いに直交する。
制御ユニット51、印刷ユニット52、膨張ユニット53は、それぞれ図4(a)に示すようにフレーム60内に載置される。具体的に、フレーム60は、一対の略矩形状の側面板61と、側面板61の間に設けられた連結ビーム62とを備え、側面板61の上方に天板55が渡されている。また、側面板61の間に渡された連結ビーム62の上に印刷ユニット52及び膨張ユニット53がX方向に並んで設置され、連結ビーム62の下に制御ユニット51が固定されている。表示ユニット54は天板55内に、天板55の上面と高さが一致するように埋設されている。
制御ユニット51は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を備え、印刷ユニット52、膨張ユニット53及び表示ユニット54を制御する。
印刷ユニット52は、インクジェット方式の印刷装置である。図4(c)に示すように、印刷ユニット52は、熱膨張性シート10を搬入するための搬入部52aと、熱膨張性シート10を排出するための排出部52bと、を備える。印刷ユニット52は、搬入部52aから搬入された熱膨張性シート10の表面又は裏面に指示された画像を印刷し、画像が印刷された熱膨張性シート10を排出部52bから排出する。また、印刷ユニット52には、後述するカラーインク層42を形成するためのカラーインク(シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y))、と、表側光熱変換層41と裏側光熱変換層43とを形成するための黒色インク(カーボンブラックを含む)とが備えられている。なお、カラーインク層42において黒又はグレーの色を形成するため、カラーインクとして、カーボンブラックを含まない黒のカラーインクを更に備えてもよい。
印刷ユニット52は、熱膨張性シート10の表面に印刷するカラー画像(カラーインク層42)を示すカラー画像データを制御ユニットから取得し、カラー画像データに基づいて、カラーインク(シアン、マゼンタ、イエロー)を用いてカラー画像(カラーインク層42)を印刷する。カラーインク層42の黒又はグレーの色は、CMYの3色を混色して、もしくはカーボンブラックを含まない黒のカラーインクを更に使用して形成する。
また、印刷ユニット52は、熱膨張性シート10の表面において発泡及び膨張させる部分を示すデータである表面発泡データに基づき、黒色インクを用いて表側光熱変換層41を印刷する。同様に、熱膨張性シート10の裏面において発泡及び膨張させる部分を示すデータである裏面発泡データに基づき、黒色インクを用いて裏側光熱変換層43を印刷する。また、カーボンブラックを含む黒色インクは、光を熱に変換する材料の一例である。黒色インクの濃度がより濃く形成された部分ほど、熱膨張層の膨張高さは高くなる。このため、黒色インクの濃度は、目標高さに対応するように濃淡が決定される。
膨張ユニット53は、熱膨張性シート10に熱を加えて膨張させる膨張装置である。図4(c)に示すように、膨張ユニット53は、熱膨張性シート10を搬入するための搬入部53aと、熱膨張性シート10を排出するための排出部53bと、を備える。膨張ユニット53は、搬入部53aから搬入された熱膨張性シート10に熱を加えて膨張させ、膨張した熱膨張性シート10を排出部53bから排出する。膨張ユニット53は内部に照射部(図示せず)を備える。照射部は、例えば、ハロゲンランプであり、熱膨張性シート10に対して、近赤外領域(波長750〜1400nm)、可視光領域(波長380〜750nm)又は中赤外領域(波長1400〜4000nm)の光を照射する。カーボンブラックを含む黒色インクが印刷された熱膨張性シート10に光を照射すると、黒色インクが印刷された部分では、黒色インクが印刷されていない部分に比べて、より効率良く光が熱に変換される。そのため、熱膨張層13のうち、黒色インクが印刷された領域が主に加熱されて、その結果、熱膨張層13は、黒色インクが印刷された領域が膨張する。
表示ユニット54は、タッチパネル等から構成される。表示ユニット54は、例えば図4(b)に示すように、印刷ユニット52によって熱膨張性シート10に印刷される画像(図4(b)に示す星)を表示する。また、表示ユニット54は、操作ガイド等を表示し、ユーザは、表示ユニット54に触れることで、立体画像形成システム50を操作することが可能である。
(立体画像形成処理)
次に、図5に示すフローチャート及び図6(a)〜図6(d)に示す熱膨張性シート10の断面図を参照して、立体画像形成システム50によって熱膨張性シート10に立体画像を形成する処理の流れを説明する。
第1に、ユーザは、立体画像が形成される前の熱膨張性シート10を準備し、表示ユニット54を介して、カラー画像データ、表面発泡データ及び裏面発泡データを指定する。そして、熱膨張性シート10を、その表面を上側に向けて印刷ユニット52に挿入する。印刷ユニット52は、挿入された熱膨張性シート10の表面に光熱変換層(表側光熱変換層41)を印刷する(ステップS1)。表側光熱変換層41は、光を熱に変換する材料、具体的にはカーボンブラックを含む黒色インクで形成された層である。印刷ユニット52は、指定された表面発泡データに従って、熱膨張性シート10の表面に、カーボンブラックを含む黒色インクを吐出する。その結果、図6(a)に示すように、第1のインク受容層14上に表側光熱変換層41が形成される。なお、理解を容易とするため、第1のインク受容層14上に表側光熱変換層41が形成されているように図示しているが、より正確には黒色インクは第1のインク受容層14中に受容されているため、第1のインク受容層14中に表側光熱変換層41が形成されている。
第2に、ユーザは、光熱変換層41が印刷された熱膨張性シート10を、その表面を上側に向けて膨張ユニット53に挿入する。膨張ユニット53は、挿入された熱膨張性シート10を表面から加熱する。具体的に説明すると、膨張ユニット53は、照射部によって熱膨張性シート10の表面に光を照射させる(ステップS2)。熱膨張性シート10の表面に印刷された表側光熱変換層41は、照射された光を吸収することによって発熱する。その結果、図6(b)に示すように、熱膨張性シート10のうちの光熱変換層41が印刷された領域が盛り上がって膨張する。特に本実施形態では、光熱変換層41が印刷された領域下の基材11が、熱膨張層13の膨張に伴い、図6(b)に示す上方に盛り上がって変形し、これにより基材11の下面に窪み(凹部)が形成される。
第3に、ユーザは、表面が加熱されて膨張した熱膨張性シート10を、その表面を上側に向けて印刷ユニット52に挿入する。印刷ユニット52は、挿入された熱膨張性シート10の表面にカラー画像(カラーインク層42)を印刷する(ステップS3)。具体的には、印刷ユニット52は、指定されたカラー画像データに従って、熱膨張性シート10の表面に、シアンC、マゼンタM及びイエローYの各インクを吐出する。その結果、図6(c)に示すように、第1のインク受容層14及び光熱変換層41の上にカラーインク層42が形成される。
第4に、ユーザは、カラーインク層42が印刷された熱膨張性シート10を、その裏面を上側に向けて膨張ユニット53に挿入する。膨張ユニット53は、挿入された熱膨張性シート10を裏面から加熱し、熱膨張性シート10の表面に形成されたカラーインク層42を乾燥させる(ステップS4)。具体的に説明すると、膨張ユニット53は、照射部によって熱膨張性シート10の裏面に光を照射させ、カラーインク層42を加熱し、カラーインク層42中に含まれる溶媒を揮発させる。
第5に、ユーザは、カラーインク層42が印刷された熱膨張性シート10を、その裏面を上側に向けて印刷ユニット52に挿入する。印刷ユニット52は、挿入された熱膨張性シート10の裏面に設けられた第2のインク受容層15上に光熱変換層(裏側光熱変換層43)を印刷する(ステップS5)。裏側光熱変換層43は、熱膨張性シート10の表面に印刷された表面光熱変換層41と同様に、光を熱に変換する材料、具体的にはカーボンブラックを含む黒色インクで形成された層である。印刷ユニット52は、指定された裏面発泡データに従って、熱膨張性シート10の裏面に、カーボンブラックを含む黒色インクを吐出する。その結果、図6(c)に示すように、基材11の裏面に光熱変換層43が形成される。
第6に、ユーザは、裏側光熱変換層43が印刷された熱膨張性シート10を、その裏面を上側に向けて膨張ユニット53に挿入する。膨張ユニット53は、挿入された熱膨張性シート10を裏面から加熱する。具体的に説明すると、膨張ユニット53は、照射部(図示せず)によって熱膨張性シート10の裏面に光を照射させる(ステップS6)。熱膨張性シート10の裏面に印刷された光熱変換層43は、照射された光を吸収することによって発熱する。その結果、図6(d)に示すように、熱膨張性シート10のうちの裏側光熱変換層43が印刷された領域が盛り上がって膨張する。また、特に本実施形態では、裏側光熱変換層43が印刷された領域の上の基材11が、熱膨張層13の膨張に伴い、図6(d)に示す上方に盛り上がって変形し、基材11の下面に窪み(凹部)が形成される。
以上のような手順によって、熱膨張性シート10に立体画像が形成される。
なお、図5及び図6(a)〜図6(d)では、熱膨張性シート10の表面及び裏面に光熱変換層を形成し、熱膨張性シート10の表面及び裏面から熱膨張層13を発泡、膨張させる構成を例に挙げているが、光熱変換層は表面のみ又は裏面のみに形成してもよい。表面のみに光熱変換層を形成する場合は、図5に示すステップS1〜S4を行い、裏面のみに光熱変換層を形成する場合は、図6に示すステップS3〜S6を行う。また、これらのステップの順番は適宜変更することも可能である。
次に、本実施形態の熱膨張性シートとして、基材及び厚みを異ならせた熱膨張性シートの熱膨張層を膨張させ、その膨張高さ等を測定した例を説明する。本実施形態の熱膨張性シートの例として、基材として100μmの厚みの紙、100μmの厚みのPETフィルム、50μmの厚みのPETフィルムを用意し、これらの基材の上に、同一条件(厚み、材料)の熱膨張層を形成した。また、従来の熱膨張性シートの例として、190μmの厚みの紙の上に同じ条件の熱膨張層を形成した。これらの熱膨張性シートの表面上に、異なる黒濃度の光熱変換層を形成し、同一の条件で光を照射して、熱膨張層を発泡、膨張させた。光熱変換層は熱膨張性シートの表側のみに形成し、光熱変換層は全て同一の形とした。
このようにして熱膨張層を膨張させた各シートについて、図7(a)に示す、熱膨張層の上面からの熱膨張層の膨張高さ(凸量)と、基材11の上面にあたる高さからの基材11の凹部の変形量(基材変形量)とを測定した。また、凸量から基材変形量を減算し、純粋な発泡(膨張)量(差分)を算出した。このように測定された、凸量、基材変形量及び差分と、黒濃度との関係を、図7(b)、図8(a)及び図8(b)に示す。なお、図7(b)、図8(a)及び(b)において、黒濃度は、光熱変換層を印刷する際のカラーデータ上でのブラック(K)の濃度を示す。K100は、所謂ベタ黒(K100%)である。K10、K20、K30、K40、K50、K60、K70、K80及びK90は、それぞれカラーデータ上でのブラック(K)の濃度が、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%及び90%であることを示す。
まず、図7(b)に示すように、PET50μmと紙100μmにつき、特に紙190μmと比較して、より高い膨張高さ(凸量)が得られたことが分かる。PET100μmについても、紙190μmと比較し、特にK60以降の濃度で高い膨張高さが得られた。なお、紙100μmではK80以上の濃度において、PET50μmではK70以上の濃度において、熱膨張層の膨張が強く生じすぎ、基材から剥離してしまった。
次に、図8(a)に示すように、紙190μmについては、どの黒濃度においても基材の変形がほとんど見られなかった。これに対し、紙100μmと、PET50μm、PET100μmについては、いずれも基材に変形が見られた。特にPET50μmと紙100μmとは、K30以降から基材の変形がみられ、PET100μmについては、K60以上の濃度において、比較的横ばいの基材変形量が見られた。
このように、図7(b)及び図8(a)から、基材に変形の見られる紙100μm、PET50μm及びPET100μmについては、いずれも基材が変形しない紙190μmと比較して、基材の変形量が加わり、明らかに凸量が増加した。また、図8(b)に示すように、純粋な発泡量(差分)も、基材の変形が見られる紙100μm、PET50μm及びPET100μmは、紙190μmと比較してより高くなる傾向にあった。従って、本実施形態の熱膨張性シートによれば、基材を熱膨張層の膨張に追従して変形させることにより、熱膨張層の膨張高さの増加を図ることが可能と言える。
また、図7(b)、図8(a)及び図8(b)から、同じ厚みを有する紙100μm、PET100μmとで比較すると、凸量、基材変形量、差分のいずれも紙100μmが上回った。同じ材料の基材で厚みの異なるPET50μmとPET100μmとで比較すると、凸量、基材変形量、差分のいずれもPET50μmが上回った。また、紙100μmと紙190μmとで比較すると、凸量、基材変形量、差分のいずれも紙100μmが上回った。更に、例えば、PET50μm、紙100μmの凸量と、紙190μmとの凸量とを比較すると、PET50μm、紙100μmの凸量では、紙190μmでの凸量の2倍からそれ以上の値が得られた。従って、このように熱膨張層に追従して変形する基材を用いれば、同じ熱膨張層の厚みでも、より高く熱膨張層を膨張させることができる。反面、熱膨張層の厚みを減じても、基材が変形しない熱膨張性シートと同程度の高さを得ることができる。
このように、本実施形態の熱膨張性シートでは、基材11を熱膨張層13の膨張に追従させて変形させることにより、熱膨張層13の厚みを増やすことなく、熱膨張性シート10の膨張可能な高さを増加させることができる。また、同じ膨張高さを出せる場合は、熱膨張層13の厚みを減らすことができ、熱膨張性シート10の厚みを減らすこともできる。
本発明は上述した実施形態に限られず、様々な変形及び応用が可能である。
熱膨張性シート10を、容器等に貼り付けて使用する場合は、基材11の裏面に接着剤、剥離紙などを設けてもよい。この場合、第2のインク受容層15は、剥離紙上に形成するとよい。また、アンカー層12は、上述した以外の材料から形成することも可能である。
なお、各実施形態において用いられている図は、いずれも各実施形態を説明するためのものである。従って、熱膨張性シートの各層の厚みが、図に示されているような比率で形成されると限定して解釈されることを意図するものではない。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明は特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
基材の一方の面上に熱膨張性材料を含む熱膨張層が形成された熱膨張性シートであって、
前記熱膨張層を膨張させた際、前記基材は前記熱膨張層の膨張に追従して変形し、前記基材がエンボス状に変形する、
ことを特徴とする熱膨張性シート。
[付記2]
前記基材と前記熱膨張層との間にアンカー層が設けられる、
ことを特徴とする付記1に記載の熱膨張性シート。
[付記3]
前記基材の厚みは、前記熱膨張層の厚みと同じ、又は前記熱膨張層より薄く形成される、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の熱膨張性シート。
[付記4]
基材の一方の面上に、当該基材の厚みと同じ、又は当該基材の厚みより厚い熱膨張性材料を含む熱膨張層を形成する工程を含む、
ことを特徴とする熱膨張性シートの製造方法。
[付記5]
前記基材の前記一方の面上にアンカー層を形成する工程を更に備え、
前記熱膨張層を、前記アンカー層の上に形成する、
ことを特徴とする付記4に記載の熱膨張性シートの製造方法。
10・・・熱膨張性シート、11・・・基材、12・・・アンカー層、13・・・熱膨張層、14・・・第1のインク受容層、15・・・第2のインク受容層、41・・・表側光熱変換層、42・・・カラーインク層、43・・・裏側光熱変換層、50・・・立体画像形成システム、51・・・制御ユニット、52・・・印刷ユニット、52a,53a・・・搬入部、52b,53b・・・排出部、53・・・膨張ユニット、54・・・表示ユニット、55・・・天板、60・・・フレーム、61・・・側面板、62・・・連結ビーム

Claims (8)

  1. 基材上に熱膨張材料を含む熱膨張層が形成された熱膨張性シートであって、
    前記熱膨張層を膨張させた際、前記基材は当該熱膨張層が膨張する力によって上側に引かれて変形する、
    ことを特徴とする熱膨張性シート。
  2. 前記基材の厚みは、前記熱膨張層の厚みと同じ、又は前記熱膨張層より薄く形成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の熱膨張性シート。
  3. 前記基材が変形した場合、前記熱膨張層の膨張に伴い形成される当該熱膨張層の凸部に対応して前記基材の下面に凹部が形成される、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の熱膨張性シート。
  4. 前記熱膨張性シートの膨張後の高さは、当該熱膨張性シートが膨張する前の高さと比較して、
    前記基材が膨張する前の当該基材の上面の高さから、当該基材が膨張して前記凹部が形成された当該基材の下面の高さの差分及び、前記熱膨張層自身の膨張高さ分増加する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の熱膨張性シート。
  5. 前記凹部の形状は、前記熱膨張層の膨張後の表面形状と異なる、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の熱膨張性シート。
  6. 前記基材は、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリイミド系樹脂、シリコーン系樹脂の少なくとも一つの樹脂を含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の熱膨張性シート。
  7. 前記基材は、変形した形状を維持することが可能である、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の熱膨張性シート。
  8. 基材の上に熱膨張材料を含む熱膨張層を形成する工程と、
    前記基材又は前記熱膨張層上に光を熱に変換する光熱変換層を形成する工程と、
    前記光熱変換層に光を照射する工程と、
    を含み、
    前記熱膨張層を膨張させた際、前記基材は当該熱膨張層が膨張する力によって上側に引かれて変形する、
    ことを特徴とする立体画像の製造方法。
JP2020017704A 2017-03-23 2020-02-05 熱膨張性シート及び立体画像の製造方法 Active JP6923018B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020017704A JP6923018B2 (ja) 2017-03-23 2020-02-05 熱膨張性シート及び立体画像の製造方法
JP2021122213A JP2021175612A (ja) 2020-02-05 2021-07-27 熱膨張性シート及び立体画像の製造方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017058011A JP6658641B2 (ja) 2017-03-23 2017-03-23 熱膨張性シート及び立体画像の製造方法
JP2020017704A JP6923018B2 (ja) 2017-03-23 2020-02-05 熱膨張性シート及び立体画像の製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017058011A Division JP6658641B2 (ja) 2017-03-23 2017-03-23 熱膨張性シート及び立体画像の製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021122213A Division JP2021175612A (ja) 2020-02-05 2021-07-27 熱膨張性シート及び立体画像の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020073345A JP2020073345A (ja) 2020-05-14
JP6923018B2 true JP6923018B2 (ja) 2021-08-18

Family

ID=70609916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020017704A Active JP6923018B2 (ja) 2017-03-23 2020-02-05 熱膨張性シート及び立体画像の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6923018B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0621730Y2 (ja) * 1987-07-29 1994-06-08 ミノルタカメラ株式会社 立体画像用シ−ト
JPH0276735A (ja) * 1988-09-14 1990-03-16 Kanto Leather Cloth Co Ltd シート状物の製造方法
JPH1191232A (ja) * 1997-09-22 1999-04-06 Dainippon Printing Co Ltd 盛り上げ画像形成用熱転写シート、盛り上げ画像形成方法及び盛り上げ画像形成物
JP4155624B2 (ja) * 1998-06-29 2008-09-24 スリーエム カンパニー 装飾シート
JP2000218747A (ja) * 1999-02-02 2000-08-08 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート及びその製造方法
JP5212504B2 (ja) * 2011-02-24 2013-06-19 カシオ電子工業株式会社 立体印刷装置、立体印刷システム及び立体印刷方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020073345A (ja) 2020-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108569006B (zh) 热膨胀性薄片、热膨胀性薄片和造形物的制造方法
CN108569058B (zh) 热膨胀性薄片以及热膨胀性薄片的制造方法
US11801659B2 (en) Thermally expandable sheet production method and shaped object production method
JP2021169214A (ja) 熱膨張性シート及び熱膨張性シートの製造方法
US20220152997A1 (en) Thermally expandable sheet and thermally expandable sheet production method
JP2019171877A (ja) 熱膨張性シート
JP6923018B2 (ja) 熱膨張性シート及び立体画像の製造方法
JP2021175612A (ja) 熱膨張性シート及び立体画像の製造方法
JP6597841B2 (ja) 熱膨張性シート、熱膨張性シートの製造方法、造形物及び造形物の製造方法
JP6981457B2 (ja) 熱膨張性シートの製造方法及び造形物の製造方法
JP6773176B2 (ja) 造形物の製造方法及び熱膨張性シート
JP6891579B2 (ja) 熱膨張性シート及び熱膨張性シートの製造方法
JP6992287B2 (ja) フィルム成型シート、カラー画像形成フィルムシートの製造方法及びカラー画像形成フィルムシートの成型方法
JP6834824B2 (ja) 立体画像形成方法
JP2021079700A (ja) 熱膨張性シート
JP2020185678A (ja) 被覆層を有する媒体、被覆層を有する媒体の製造方法及び触感変更方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200305

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210413

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210629

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6923018

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150