JPH0995008A - レーザビーム走査光学装置 - Google Patents

レーザビーム走査光学装置

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JPH0995008A
JPH0995008A JP25229995A JP25229995A JPH0995008A JP H0995008 A JPH0995008 A JP H0995008A JP 25229995 A JP25229995 A JP 25229995A JP 25229995 A JP25229995 A JP 25229995A JP H0995008 A JPH0995008 A JP H0995008A
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reflected light
light
scanning
light receiving
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JP25229995A
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Takashi Nomiyama
孝 野見山
Shoji Yamaguchi
昭治 山口
Hideki Fukunaga
秀樹 福永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体ドラムがトナーによって汚れていて
も、感光体の回転軸に偏心があってもレーザビームの走
査面上における焦点位置を高精度で補正することができ
ること。 【解決手段】 感光体ドラム8の走査面で反射されたレ
ーザビームを複数の受光部10a〜10kを有する光セ
ンサ10で受光する。受光されたレーザビームの光強度
に基づく光強度信号は汚れ判定回路11でトナー汚れの
有無が判断され、その判断結果に基づいてトリガ信号生
成回路13から感光体ドラム8の回転に同期した所定の
タイミングでトリガ信号をマルチプレクサ14に出力す
ることにより最大値検出回路15に光強度信号が入力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザビーム走査光
学装置に関し、特に、光学レンズ系の温度変化による光
路長の変動及び感光体ドラムの軸偏心による感光体の走
査面の変位に基づく焦点ずれを高精度で補正することが
できるレーザビーム走査光学装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来のレーザビーム走査光学装置は、半導
体レーザから画像情報に応じて変調されたレーザビーム
を出射して、このレーザビームによってコリメータレン
ズ、ポリゴンミラー、及びfθレンズ等で構成される光
学系を介して感光体ドラムの走査面を走査している。
【0003】近年、光学部品のプラスチック化が進み、
それに伴ってプラスチックで形成された種々の光学レン
ズが登場している。このようなプラスチック光学レンズ
を用いた光学系を有するレーザビーム走査装置では、そ
の使用環境において温度変化が生じると、プラスチック
光学レンズに熱収縮が生じて光学特性が変化し、その結
果、レーザビームの焦点位置にずれが生じるという問題
がある。また、温度変化があると、光学レンズ等の配置
間隔が微妙に変化してレーザビームの光路長が伸縮する
という問題がある。
【0004】かかる問題を解決するものとして、半導体
レーザから照射されるレーザビームを感光体ドラムの表
面に設けられる反射ミラーで反射し、その反射光を光受
光素子で受光して反射光の断面形状からレーザビームの
焦点位置ずれを検出するレーザビーム走査光学装置が特
開昭60−100113号公報に開示されており、検出
結果に基づいて光学系の光路長の変動に基づく焦点位置
ずれの補正を可能としている。
【0005】また、特開平2−73212号に開示され
るレーザビーム走査光学装置によれば、感光体ドラムの
走査面と光学的に等価な位置に焦点ずれ検出器を配置
し、この焦点ずれ検出器から得られるレーザビームの検
出信号に基づいて走査面上におけるレーザビームの焦点
位置ずれの補正を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のレーザ
ビーム走査光学装置によると、感光体ドラムに反射ミラ
ーを設ける構成では、残留したトナーが反射ミラーに付
着しているとレーザビームの反射性を低下させるため、
反射光の断面形状に基づく正確な受光強度が得られない
という問題がある。一方、感光体ドラムと光学的に等価
な位置に焦点ずれ検出器を有する構成では、走査面より
光伝播上の前方でレーザビームを検出しているため、感
光体ドラムの回転軸に偏心が生じると、走査面上の焦点
位置ずれを検出することができないという問題がある。
従って、本発明の目的は感光体ドラムがトナーによって
汚れていても、感光体の回転軸に偏心があってもレーザ
ビームの走査面上における焦点位置を高精度で補正する
ことができるレーザビーム走査光学装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は感光体ドラムが
トナーによって汚れていても、感光体の回転軸に偏心が
あってもレーザビームの走査面上における焦点位置を高
精度で補正できるようにするため、感光体を走査した前
記レーザビームの反射光を受光して反射光信号を出力す
る受光手段と、前記反射光信号に基づいて前記感光体の
トナー汚れを検出する汚れ検出手段と、前記反射光信号
に基づいて前記レーザビームの焦点ずれを検出する焦点
ずれ検出手段と、前記焦点ずれに基づいて前記レーザビ
ームの焦点位置を合焦位置へ移動させる光学系移動手段
とを有するレーザビーム走査光学装置を提供する。
【0008】上記の構成において、汚れ検出手段は反射
光信号の光強度分布の対称性に基づいて感光体のトナー
汚れを検出することが望ましい。
【0009】また、受光手段は副走査方向において分割
され、主走査方向において所定の長さを有した所定の数
の受光素子を有することが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のレーザビーム走査
光学装置を図面を参照しつつ説明する。
【0011】図1は、本発明のレーザビーム走査光学装
置の一形態例を示し、半導体レーザ1より出射されるレ
ーザビームを平行光にするコリメータレンズ2と、コリ
メータレンズ2をモータ2Aによってレーザビームの光
軸方向に移動させるコリメータレンズ移動ユニット3
と、平行光にされたレーザビームを副走査方向に集束さ
せるパワーを有するシリンドリカルレンズ4と、シリン
ドリカルレンズ4で集束されたレーザビームを偏向させ
るポリゴンミラー5と、ポリゴンミラー5で偏向された
レーザビームに基づいて主走査方向の各周期の走査開始
を検出して露光ビーム走査開始(SOS)信号を出力す
るSOSセンサ6と、ポリゴンミラー5で偏向されたレ
ーザビームで感光体ドラム8を走査するfθレンズ7
と、感光体ドラム8の走査面で反射され、レンズ9を介
して集束させたレーザビーム反射光を受光する光センサ
10と、光センサ10で受光されたレーザビーム反射光
のトナー汚れを検出する汚れ判定回路11と、感光体ド
ラム8を駆動する感光体ドラム駆動モータ12と、汚れ
判定回路11における感光体ドラム8のトナー汚れの有
無に基づいてトリガ信号を発生するトリガ信号生成回路
13と、トリガ信号の入力に基づいて光センサ10で受
光されたレーザビーム反射光に基づく光強度信号を入力
するマルチプレクサ14と、マルチプレクサ14の出力
信号からレーザビーム反射光の光強度の最大値を検出す
る最大値検出回路15と、感光体ドラム8で反射される
レーザビーム反射光の最大値と走査面上の焦点ずれの関
係についての情報を記憶したROM16と、最大値検出
回路15で検出されたレーザビーム反射光の光強度の最
大値とROM16に記憶されたレーザビーム反射光の基
準強度に基づいて感光体ドラム8を走査するレーザビー
ムの焦点ずれ方向及び焦点ずれ量を演算する演算回路1
7と、演算回路17からの出力に基づいてコリメータレ
ンズ移動ユニット4のモータ3を駆動させるレンズ移動
用モータ駆動回路18と、SOSセンサ6から出力され
るSOS信号に基づいて汚れ判定回路11,感光体ドラ
ム駆動モータ12及びトリガ信号生成回路13を制御す
る制御回路19とを有する。
【0012】図2は、光センサ10を示す。この光セン
サ10は図2(a)に示すように複数の受光部10a〜
10kを副走査方向に配置した構成を有し、図2(b)
に示すようにレーザビーム反射光が照射されたときに所
定のビーム径のビームスポットが形成されるように位置
している。受光部10a〜10kは、主走査方向に移動
するビームスポット8Aを受光できるようにビーム径よ
り大なる長さWを有する。この長さWは光センサ10の
応答速度及びレーザビームの走査速度に応じて設定さ
れ、ビームスポット8Aの外径に基づく分布を有した光
強度信号を出力する。
【0013】以下、本発明のレーザビーム走査光学装置
の動作を説明する。まず、コリメータレンズ移動ユニッ
ト3を駆動してコリメータレンズ2をレーザビームの光
軸方向の所定の位置に配置した後、半導体レーザ1から
レーザビームを照射する。照射されたレーザビームはコ
リメータレンズ2及びシリンドリカルレンズ4を介して
ポリゴンミラー5に照射され、ポリゴンミラー5の回転
に基づいて偏向される。
【0014】ポリゴンミラー5で偏向されたレーザビー
ムはfθレンズ7を介して感光体ドラム8の走査面に走
査される。このポリゴンミラー5で偏向されたレーザビ
ームがSOSセンサ6に照射されることによって制御回
路19にSOS信号が出力され、制御回路19はSOS
信号に同期したパルスを汚れ判定回路11及びトリガ信
号生成回路13に出力する。
【0015】感光体ドラム8の近傍に設けられた光セン
サ10は、感光体ドラム8の所定の位置で反射したレー
ザビーム反射光をレンズ9を介して受光し、このレーザ
ビーム反射光の光強度信号を汚れ判定回路11及びマル
チプレクサ14に出力する。汚れ判定回路11は制御回
路19より出力されるパルスに同期して入力された光強
度信号に基づいて感光体ドラム8のレーザビーム反射位
置の汚れ判定を行い、その結果に基づく信号をトリガ信
号生成回路13に出力する。
【0016】トリガ信号生成回路13は、汚れ判定回路
11の判定結果に基づいて制御回路19より出力される
パルスに同期したトリガ信号をマルチプレクサ14に出
力する。
【0017】図3は、レーザビーム反射光の光強度分布
を示し、光センサ10の受光部で受光されるビームスポ
ットは中心部において光強度が最も大きく、中心部から
外縁方向に広がるにつれて光強度が減少する光強度分布
を有しており、感光体ドラム8に走査されたレーザビー
ムが反射される際に感光体ドラム8の反射部分にトナー
が付着していると、レーザビーム反射光の光強度がAで
示すように部分的に低下する。感光体ドラム8にトナー
による汚れがないときは点線で示す対称形の光強度分布
となる。
【0018】図4は、図3に示す光強度分布に基づいて
光センサ10から出力される検出光量を示し、レーザビ
ームの光強度が最大となる受光部10fの出力を中心と
して対称的に位置する受光部eと受光部gに検出光量差
1 が生じており、受光部dと受光部gに検出光量差D
2 が生じている。この検出光量差D1 及びD2 は感光体
ドラム8のトナー汚れに応じた値となることから、汚れ
判定回路11は検出光量差が所定のレベルを超えたとき
に感光体ドラム8に「汚れあり」と判定する。
【0019】図5は、トリガ信号の生成過程を示すフロ
ーチャートであり、感光体ドラム8のレーザビーム反射
位置はSOS信号の周期に応じてドラム回転方向に所定
の間隔で設定しているので、SOS信号のパルスを所定
の値だけカウントしたときに汚れ判定が行われるように
予めパルスカウント値を設定し、感光体ドラム8にレー
ザビームを走査することによって得られるレーザビーム
反射光を光センサ10で受光して汚れ判定を行う。
【0020】図6は、トリガ信号の発生タイミングを示
すタイミングチャートであり、感光体ドラム8にレーザ
ビームが走査されることによってSOSセンサ6からS
OS信号が出力され、感光体ドラム8で反射されたレー
ザビーム反射光が照射される光センサ10から汚れ判定
回路11に光強度信号が出力される。
【0021】このタイミングチャートによると、感光体
ドラム8の走査面にレーザビームを走査したAのタイミ
ングでは、感光体ドラム8の走査面にトナー汚れがない
ことから汚れ判定回路11の出力は「Lo」となり、そ
のことによってトリガ信号生成回路13から所定の周期
でマルチプレクサ14にトリガ信号が出力される。
【0022】一方、Cのタイミングでは、感光体ドラム
8の走査面にレーザビームを走査したときに感光体ドラ
ム8の走査面にトナーが付着しているため、汚れ判定回
路11から「Hi」の信号が出力されている。この「H
i」の信号が出力されるとトリガ信号生成回路13から
マルチプレクサ14に与えられるトリガ信号の発生が禁
止される。次に、Dのタイミングにおいては、汚れ判定
回路11から汚れ信号が出ていないので、トリガ信号生
成回路13はトリガ信号を出力する。
【0023】SOS信号の設定カウント数は、感光体ド
ラム8におけるレーザビームの反射位置がドラム回転方
向に所定の間隔で汚れ判定されるように制御回路19の
図示しない記憶部に予め記憶されており、汚れ判定が繰
り返されることによって感光体ドラム8が1回転しても
レーザビームの反射位置が一致しないようにSOS信号
の周期及び感光体ドラム駆動モータ12から出力される
モータ駆動パルスに基づいて設定されている。
【0024】マルチプレクサ14は、トリガ信号生成回
路13から出力されるトリガ信号に基づいてオンするこ
とにより、光センサ10から入力する光強度信号を最大
値検出回路15に出力する。最大値検出回路15は光セ
ンサ10で受光された光強度信号に基づいてレーザビー
ム反射光の光強度の最大値を検出して演算回路17に出
力する。
【0025】図7は、光センサ10におけるビームスポ
ット8Aの位置の変化を示し、感光体ドラム8の回転軸
に偏心があると感光体ドラム8の回転に応じてレーザビ
ームの反射方向が変化し、その結果、ビームスポット8
B及びビームスポット8Cのようにビームスポットの位
置変動が生じる。
【0026】このようにビームスポットの位置変動が生
じても、受光部10aから10kにかけての照射範囲に
レーザビーム反射光が照射されれば光強度を検出でき、
更に汚れ判定が可能になる。従って、光センサ10の受
光部の素子数は感光体ドラム8の回転軸が偏心を有する
ときのビームスポットの位置ずれを考慮して設定され
る。
【0027】図8は、レーザビーム反射光のビームスポ
ット径と焦点ずれの関係を示し、Aは感光体ドラム8の
走査面上で合焦状態にあるレーザビーム反射光であり、
8A’は合焦状態におけるビームスポットである。
【0028】感光体ドラム8に照射されるレーザビーム
が走査面より前方で結像するとき、レーザビーム反射光
はBに示すように光センサ10におけるビーム径がビー
ムスポット8A’より大きいビームスポット8B’を形
成する。一方、感光体ドラム8に照射されるレーザビー
ムが走査面より後方で結像するとき、レーザビーム反射
光はCに示すように光センサ10におけるビーム径がビ
ームスポット8A’より小さいビームスポット8C’を
形成する。
【0029】図9は、ビームスポット径と光強度の関係
を示し、感光体ドラム8の走査面上で合焦状態にあるレ
ーザビーム反射光に基づくビームスポット8A’に対し
てビームスポットが大きくなると照射範囲が拡大すると
ともにレーザビーム反射光の最大値が低下し、ビームス
ポット8A’に対してビームスポットが小さくなると照
射範囲が減少するとともにレーザビーム反射光の最大値
が上昇する。
【0030】従って、演算回路17でROM16に記憶
されているレーザビーム反射光の基準光強度の最大値と
光センサ10より入力するレーザビーム反射光の光強度
の最大値とを比較演算して光強度差を求めることによ
り、感光体ドラム8を走査するレーザビームの焦点ずれ
方向及び焦点ずれ量が算出される。
【0031】このようにして算出されたレーザビームの
焦点ずれ方向及び焦点ずれ量に基づいて、演算回路17
は感光体ドラム8の走査面上にレーザビームが所定のビ
ーム径で結像するようにレーザビームの焦点ずれの補正
量を算出してレンズ移動用モータ駆動回路18に出力す
る。
【0032】レンズ移動用モータ駆動回路18は、演算
回路17で算出された焦点ずれ方向及び焦点ずれ量に基
づいてコリメータレンズ移動ユニット3のモータ2Aに
駆動電流を供給する。このことによってコリメータレン
ズ2が焦点ずれの補正量に応じてレーザビームの光軸方
向に移動することにより感光体ドラム8におけるレーザ
ビームの焦点ずれが補正される。
【0033】図10は、本発明のレーザビーム走査光学
装置の他の形態例を示し、光センサ10から入力する光
強度信号に基づいてレーザビーム反射光のビーム径を検
出するビーム径検出回路20と、感光体ドラム8での合
焦状態におけるレーザビーム反射光のビーム径を記憶し
たROM21とを有する。その他の構成は図1の構成と
同一であるので重複する説明を省略する。
【0034】上記の構成において、図11に示すように
光センサ10に照射されるレーザビーム反射光にトナー
汚れがないとき、受光幅lで形成される受光部10a〜
10kからは図12に示すように受光部fの光センサ出
力が最大値となる対称的な検出光量が得られる。ビーム
径検出回路20はこの検出光量における閾値Aを超えて
いる受光部の数を検出し、その数をレーザビーム反射光
のビーム径とみなしている。
【0035】ビーム径検出回路20で検出されたビーム
径は演算回路17に出力され、演算回路17はROM2
1に記憶された感光体ドラム8での合焦状態におけるレ
ーザビーム反射光のビーム径との比較演算を行う。この
比較演算によると、感光体ドラム8に照射されるレーザ
ビームが走査面より前方で結像するときは閾値Aを超え
る受光部の数がROM21に記憶されたビーム径に基づ
く受光部の数より少なくなり、感光体ドラム8に照射さ
れるレーザビームが走査面より後方で結像するときは閾
値Aを超える受光部の数がROM21に記憶されたビー
ム径に基づく受光部の数より多くなる。
【0036】従って、閾値Aを超える受光部の数の差が
感光体ドラムに走査されるレーザビームの焦点ずれに相
当するので補正量を算出することができる。
【0037】このような構成によると、閾値に基づいて
ビーム径の検出を行うために光センサ10の受光部の受
光幅lを狭めて光検出素子を増加させることによってビ
ーム径の検出精度を向上させることができる。あるいは
感光体ドラム8からのレーザビーム反射光のビーム径を
受光幅lに対して相対的に広く設定しても同様の効果を
奏することができる。
【0038】また、本発明では感光体ドラムを用いたレ
ーザビーム走査光学装置について説明したが、ベルト状
感光体を用いたレーザビーム走査光学装置に適用するこ
ともできる。
【0039】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明のレーザビー
ム走査光学装置によると、受光手段で受光されたレーザ
ビーム反射光によって汚れを判定し、トナー汚れのない
感光体ドラム走査面からの光強度信号に基づいてレーザ
ビームの焦点ずれ方向及び焦点ずれ量の補正を行うよう
にしたため、感光体ドラムにトナーによる汚れや回転軸
の偏心があってもレーザビームの走査面上における焦点
ずれを高精度で補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザビーム走査光学装置の一形態例
を示す説明図である。
【図2】本発明のレーザビーム走査光学装置における光
センサ10の斜視図である。
【図3】光センサ10に照射されるレーザビームの光強
度分布を示す説明図である。
【図4】光センサ10の出力を示す説明図である。
【図5】汚れ判定回路11の動作を示すフローチャート
である。
【図6】汚れ判定回路11の出力に基づくトリガ信号の
出力タイミングを示すタイミングチャートである。
【図7】光センサ10におけるレーザビーム反射光のビ
ームスポットの位置ずれを示す説明図である。
【図8】レーザビーム反射光の焦点位置ずれに基づくビ
ームスポット径の変動を示す説明図である。
【図9】レーザビーム反射光の焦点位置ずれに基づく光
強度分布の変動を示す説明図である。
【図10】本発明のレーザビーム走査光学装置の他の形
態例を示す説明図である。
【図11】本発明のレーザビーム走査光学装置の他の形
態例における説明図である。
【図12】本発明のレーザビーム走査光学装置の他の形
態例における説明図である。
【符号の説明】
1,半導体レーザ 2,コリメータレンズ 2A,モータ 3,コリメータレンズ移動ユニット 4,シリンドリカルレンズ 5,ポリゴンミラー 6,SOSセンサ 7,fθレンズ 8,感光体ドラム 8A,ビームスポット 8B,ビームスポット 8C,ビームスポット 9,レンズ 10,光センサ 10a〜10k,受光部 11,汚れ判定回路 12,感光体ドラム駆動モータ 13,トリガ信号生成回路 14,マルチプレクサ 15,最大値検出回路 16,ROM 17,演算回路 18,レンズ移動用モータ駆動回路 19,制御回路 20,ビーム径検出回路 21,ROM

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源から画像情報に基づいて変調
    されたレーザビームを出射し、前記レーザビームを光学
    系を介して所定の外径に集束させて感光体を走査するレ
    ーザビーム走査光学装置において、 前記感光体を走査した前記レーザビームの反射光を受光
    して反射光信号を出力する受光手段と、 前記反射光信号に基づいて前記感光体のトナー汚れを検
    出する汚れ検出手段と、 前記反射光信号に基づいて前記レーザビームの焦点ずれ
    を検出する焦点ずれ検出手段と、 前記焦点ずれに基づいて前記レーザビームの焦点位置を
    合焦位置へ移動させる光学系移動手段とを有することを
    特徴とするレーザビーム走査光学装置。
  2. 【請求項2】 前記汚れ検出手段は、前記反射光信号の
    光強度分布の対称性に基づいて前記感光体の前記トナー
    汚れを検出する構成の請求項第1項記載のレーザビーム
    走査光学装置。
  3. 【請求項3】 前記受光手段は、副走査方向において分
    割され、主走査方向において所定の長さを有した所定の
    数の受光素子を有する構成の請求項第1項記載のレーザ
    ビーム走査光学装置。
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