JPH099370A - 遠隔監視制御システムの監視用端末器 - Google Patents

遠隔監視制御システムの監視用端末器

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JPH099370A
JPH099370A JP7149117A JP14911795A JPH099370A JP H099370 A JPH099370 A JP H099370A JP 7149117 A JP7149117 A JP 7149117A JP 14911795 A JP14911795 A JP 14911795A JP H099370 A JPH099370 A JP H099370A
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JP
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monitoring
data
terminal
address
wireless signal
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Application number
JP7149117A
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Inventor
Yoshihiko Sano
嘉彦 佐野
Masayuki Kanetani
雅之 金谷
Toshiyuki Masuda
敏行 増田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】接点の開閉状態に応じた種々のアドレス設定が
可能な遠隔監視制御システムの監視用端末器を提供す
る。 【構成】端末器回路部10は接点入力回路11を介して
取り込んだ外部の無電圧接点入力に応じた監視データを
作成し、伝送線3を介して伝送ユニットに送信する。こ
の端末器回路部10は光ワイヤレス信号受信回路17に
て受信した光ワイヤレス信号に基づき、受信した光ワイ
ヤレス信号に含まれるアドレスデータをEEPROM1
6へ書き込む。すなわち、従来のようなディップスイッ
チによるアドレス設定と異なり、光ワイヤレス信号によ
り送信されるアドレスデータをEEPROM16へ記憶
するようにしたため、自己の固有アドレスのみならず、
パターンやグループ制御用のアドレスデータの設定が可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時分割多重伝送を用い
た遠隔監視制御システムの監視用端末器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図11は時分割多重伝送を用いた遠隔監
視制御システムを示しており、この遠隔監視制御システ
ムは、スイッチSの操作状態を監視する複数の監視用端
末器1と、被制御負荷5を制御する複数の制御用端末器
2とを2線式の伝送線3を介して伝送ユニット4に接続
した構成が基本的な構成であり、各端末器1、2は夫々
固有のアドレスが設定され、このアドレスを用いて伝送
ユニット4が各端末器1、2を個別に認識する。
【0003】伝送ユニット4は伝送線3に対して、図1
2(a)のようなフォーマットの伝送信号VS を送出す
る。すなわち、伝送信号Vsは、信号送出開始を示すス
タートパルスST、信号モードを示すモードデータ信号
MD、各端末器1、2を各別に呼び出すためのアドレス
を伝送するアドレスデータ信号AD、被制御負荷5を制
御する制御データを伝送する制御データ信号CD、伝送
エラーを検出するためのチャックサムデータ信号CS、
監視用端末器1や制御用端末器2からの返信データ信号
を受信するタイムスロットである信号返信期間WTより
なる複極(±24V)の時分割多重信号であり、パルス
幅変調によってデータが伝送されるようになっている。
【0004】各監視用端末器1及び制御用端末器2で
は、伝送線3を介して受信した伝送信号VS により伝送
されたアドレスデータが予め設定されているアドレスに
一致すると、伝送信号VS から制御データを取り込むと
ともに、伝送信号Vsの信号返信期間WTに同期して返
信データを電流モード信号(伝送線3の線間を適当な低
インピーダンスを介して短絡することにより送出される
信号)として返送する。
【0005】また伝送ユニット4には、ダミー信号送出
手段及び割り込み信号処理手段が設けられる。ダミー信
号送出手段は、モードデータ信号MDをダミーモードと
したダミー伝送信号を常時送出する。また割り込み信号
処理手段は、何れかの監視用端末器1でスイッチSの操
作に伴って発生した図12(b)に示す割り込み信号V
iを受信したときに、割り込み信号Viを発生した監視
用端末器1を検索し、その監視用端末器1に設定されて
いるアドレスデータを返信データ(監視データ)として
返信させる。即ち、常時はダミー信号送信手段によって
ダミー伝送信号を伝送線3に送出し、スイッチSの操作
に伴って監視用端末器1から発生した割り込み信号Vi
をダミー伝送信号のスタートパルス信号STに同期して
検出すると、伝送ユニット4から割り込み処理手段によ
ってモードデータ信号MDをアドレス確認モードとした
伝送信号Vsを伝送線3に送出する。各監視用端末器1
では、割り込み信号Viを発生すると割り込みの要求を
行う割り込みフラグを設定し、割り込みフラグが設定さ
れている監視用端末器1ではモードデータ信号MDがア
ドレス確認モードの伝送信号Vsを受信すると、この伝
送信号Vsの信号返信期間WTに同期して監視用端末器
1に設定されているアドレスを返信データ(監視デー
タ)として返信する。このようにして伝送ユニット4で
は割り込み信号Viを発生した監視用端末器1のアドレ
スを獲得することができる。
【0006】伝送ユニット4では、割り込み信号Viを
発生した監視用端末器1のアドレスを獲得すると、スイ
ッチSに対する対応関係が予め設定されている被制御負
荷5を接続している制御用端末器2に伝送する制御デー
タを生成するとともに、その制御データを含む伝送信号
Vsを伝送線3に送出し、対応する制御用端末器2に制
御データを伝送して被制御負荷5を制御する。
【0007】尚監視用端末器1や制御用端末器2では、
夫々伝送線3上を伝送されている伝送信号Vsを全波整
流し安定化することによって内部回路の動作用電源を得
るようになっている。制御用端末器2に接続される被制
御負荷5については別途に電源を設けている。ところ
で、監視用端末器1には個別の負荷を制御するのではな
く、予め定めた複数の負荷を同時に制御するグループ制
御や、或いは設定した動作パターンに対応する負荷を同
時に制御するパターン制御の操作を一つの操作スイッチ
で行えるパターン・グループ監視用端末器1’があり、
このパターン・グループ監視用端末器1’からの監視デ
ータを受け取った伝送ユニット4では予め内蔵メモリに
登録されているグループ或いはパターンに対応する負荷
をサーチして当該負荷に対応する制御用端末器2に対し
て伝送信号Vsにより制御データを送るようになってい
る。また同時に制御用端末器2から負荷動作状態を示す
監視データを返信させ、その監視データに基づいて負荷
動作状態をパターン・グループ監視用端末器1’に設け
た表示素子で表示させるために表示用の制御データをパ
ターン・グループ監視用端末器1’に対して伝送信号V
sにより送るようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、監視用端末
器には上記監視用端末器1,1’のようにスイッチSの
操作状態を監視するもの以外に、例えばセンサや機器な
どが有する無電圧接点の開閉状態を監視する監視用端末
器がある。このような監視用端末器は通常接点入力端末
器と呼ばれている。例えば、人体検知センサが有する無
電圧接点をこのような監視用端末器で監視し、検知エリ
ア内において人体検知センサが人体を検知した場合だ
け、負荷としての照明装置を点灯させるというような使
い方がされる。
【0009】一方、このような監視用端末器ではアドレ
ス設定をディップスイッチにより行っているため、上記
のパターン・グループの制御を上記無電圧接点の開閉状
態に応じて行うようにする場合には、自己の固有アドレ
スを設定するためのディップスイッチ以外にパターンア
ドレス及びグループアドレスを設定するための専用のデ
ィップスイッチを別途設ける必要があった。しかしなが
ら、このように多数のディップスイッチを設けることは
監視用端末器の器体のスペース上の制約から無理があ
り、無電圧接点の開閉に応じて上記パターン及びグルー
プ制御のような種々の制御を行うことができなかった。
【0010】本発明は上記問題に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、接点の開閉状態に応じ
た種々のアドレス設定が可能な遠隔監視制御システムの
監視用端末器を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、監視用端末器及び制御用端末器
を2線式の伝送線を介して伝送ユニットに接続し、この
伝送ユニットからは各端末器を個別に呼び出すアドレス
データを含む伝送信号を伝送線に時分割多重で送出する
ことによって監視用端末器及び制御用端末器を個別にア
クセスし、伝送信号に同期して設定した信号返信期間に
監視用端末器からの監視データを受信すると、監視デー
タに基づいて制御データを作成し、監視データを発生し
た監視用端末器に対応した制御用端末器に対して制御デ
ータを上記伝送信号により伝送し、当該制御用端末器で
は受信した制御データにより被制御負荷の動作を制御す
る遠隔監視制御システムに用いられ、外部に接続された
接点の状態を監視して当該接点の開閉状態に応じた監視
データを伝送ユニットに送信する監視用端末器であっ
て、少なくとも自己の固有アドレスを記憶する記憶部を
EEPROMにより構成し、受光素子を有しEEPRO
Mに書き込むアドレスデータを含む外部からの光ワイヤ
レス信号を受信する光ワイヤレス信号受信回路と、受信
したアドレスデータをEEPROMに書き込む機能を備
えた端末器回路部とを器体内に収納するとともに器体に
設けた開口窓より受光素子の受光面を器体外に臨まして
成ることを特徴とする。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記EEPROMに記憶されたアドレスデータを読
み出す機能を備えた上記端末器回路部と、発光素子を有
し読み出したアドレスデータを光ワイヤレス信号にて外
部へ送信する光ワイヤレス信号送信回路とを器体内に収
納するとともに器体に設けた開口窓より受光素子の受光
面及び発光素子の発光面を器体外に臨まして成ることを
特徴とする。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、上記器体として外形寸法が分電盤協約寸法の
1個モジュール寸法に対応し、且つ分電盤取付けに対応
する取付け部を備えた器体を用いたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、上記器体
の底面を取付け面に載置した状態で螺子固定するための
固定ねじが挿通されるねじ挿通孔を上記器体に設けたこ
とを特徴とする。
【0014】請求項5の発明は、請求項1又は2の発明
において、上記器体として外形寸法が埋込型の配線器具
用に規格化されている大角形3個用の取付枠に3個まで
取り付けることができる単位寸法の配線器具の1個分の
寸法に対応し、上記取付枠に設けた取付孔に係合可能な
係合爪が両側面に突設されるとともに、底面を取付け面
に載置した状態で螺子固定するための固定ねじが挿通さ
れるねじ挿通孔を有する固定部が切除可能な薄肉片を介
して突設された器体を用い、当該器体が取付枠に取り付
けられた状態で外部へ露出する器体の面と、当該器体が
取付け面に螺子固定された状態で外部へ露出する器体の
面とにそれぞれ開口窓を設けて成ることを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1の発明の構成では、少なくとも自己の
固有アドレスを記憶する記憶部をEEPROMにより構
成し、受光素子を有しEEPROMに書き込むアドレス
データを含む外部からの光ワイヤレス信号を受信する光
ワイヤレス信号受信回路と、受信したアドレスデータを
EEPROMに書き込む機能を備えた端末器回路部とを
器体内に収納するとともに器体に設けた開口窓より受光
素子の受光面を器体外に臨まして成るので、従来のディ
ップスイッチによるアドレス設定に代えて、アドレスデ
ータを含む光ワイヤレス信号を受信しEEPROMに記
憶することでアドレス設定を行うことができ、自己の固
有アドレスだけでなく、例えば複数の負荷を予め組み合
わせたパターンで制御するためのパターンアドレスや予
めグループ分けされている複数の負荷を同時に制御する
ためのグループアドレスを設定することも可能となる。
【0016】請求項2の発明の構成では、上記EEPR
OMに記憶されたアドレスデータを読み出す機能を備え
た上記端末器回路部と、発光素子を有し読み出したアド
レスデータを光ワイヤレス信号にて外部へ送信する光ワ
イヤレス信号送信回路とを器体内に収納するとともに器
体に設けた開口窓より受光素子の受光面及び発光素子の
発光面を器体外に臨まして成るので、光ワイヤレス信号
送信回路から送信された光ワイヤレス信号によりEEP
ROMに記憶されているアドレスデータの確認をワイヤ
レスで行うことができる。
【0017】請求項3の発明の構成では、上記器体とし
て外形寸法が分電盤協約寸法の1個モジュール寸法に対
応し、且つ分電盤取付けに対応する取付け部を備えた器
体を用いたので、分電盤協約寸法に対応する制御用端末
器や伝送ユニットと併設する際に統一された配列が可能
となるとともに、取付アダプタを利用して分電盤内に配
設された所謂DINレールに着脱自在に取り付けること
ができ、分電盤内への配設が簡単になる。
【0018】請求項4の発明の構成では、上記器体の底
面を取付け面に載置した状態で螺子固定するための固定
ねじが挿通されるねじ挿通孔を上記器体に設けたので、
螺子固定により器体を露出配設することができる。請求
項5の発明の構成では、上記器体として外形寸法が埋込
型の配線器具用に規格化されている大角形3個用の取付
枠に3個まで取り付けることができる単位寸法の配線器
具の1個分の寸法に対応し、上記取付枠に設けた取付孔
に係合可能な係合爪が両側面に突設されるとともに、底
面を取付け面に載置した状態で螺子固定するための固定
ねじが挿通されるねじ挿通孔を有する固定部が切除可能
な薄肉片を介して突設された器体を用い、当該器体が取
付枠に取り付けられた状態で外部へ露出する器体の面
と、当該器体が取付け面に螺子固定された状態で外部へ
露出する器体の面とにそれぞれ開口窓を設けて成るの
で、固定部により器体を螺子固定して器体を露出配設す
ることができ、また、薄肉片を切除して固定部を器体か
ら切り離せば取付枠に器体を取り付けることができ、取
付枠を用いる埋込型の配線器具と取付枠などを共用する
ことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (実施例1)図1は本実施例の回路構成を示しており、
本実施例の回路は、端末器の信号処理を行う1チップコ
ンピュータからなる端末器回路部10と、外部から無電
圧接点入力を取り込むとともに接点入力信号を端末器回
路部10の入力ポートINに入力する接点入力回路11
と、伝送線3を通じて伝送されてくる複極の伝送信号V
sを全波整流するダイオードブリッジ12と、このダイ
オードブリッジ12で全波整流されて得られた直流電圧
を一定電圧に制御して端末器回路部10に電源を供給す
る定電圧回路13と、ダイードブリッジ12の一ダイオ
ードを通じて半波整流された伝送信号Vsにより端末器
回路部10の伝送信号入力端SIGをオン、オフする受
信回路部14と、ダイオードブリッジ12の出力端間を
低インピーダンスを介して短絡する送信回路部15と、
自己の固有アドレスやグループアドレスあるいはパター
ンアドレスなどのアドレスデータを記憶するEEPRO
M16と、外部に設けた光ワイヤレス信号を送信するア
ドレス設定器(図示せず)からの光ワイヤレス信号を受
光する受光素子17aを有し、その受光信号を端末器回
路部10の信号入力端OSIGに入力する光ワイヤレス
信号受信回路17と、アドレス設定器から光ワイヤレス
信号によりアドレス確認コマンドが送られてきた場合
や、EEPROM16に格納してあるアドレスデータが
変更された場合にEEPROM16に格納しているアド
レスデータを、端末器回路部10の制御の下で発光素子
18aを駆動することにより光ワイヤレス信号としてア
ドレス設定器へ送信するための光ワイヤレス信号送信回
路18と、端末器回路部10に基本クロックを与えるた
めのクロック信号発振回路19と、端末器回路部10を
電源立ち上がり時にリセットするためのリセット回路2
0等から構成されている。
【0020】接点入力回路11は、伝送信号を全波整流
するダイオードブリッジDBと、センサや機器が有する
無電圧接点21が接続される入力端子22と、この入力
端子22とダイオードブリッジDBの出力端の間に挿入
されたリレーRyと、ダイオードブリッジDBの負極側
の出力端及び一方の入力端との間に挿入されたネオンラ
ンプより成る表示灯23と、端末器回路部10の入力ポ
ートIN、グランド間に挿入されたトランジスタQ
1 と、リレーRyにより開閉されてトランジスタQ 1
オン、オフするためのリレー接点r等から構成されてい
る。
【0021】すなわち、入力端子22間にはダイオード
ブリッジDBにより全波整流され平滑コンデンサC1
平滑された直流電圧が常時印加されており、無電圧接点
21が閉じられたときに入力端子22間が略短絡状態と
なってリレーRyが駆動され、リレー接点rが閉じる。
これにより、トランジスタQ1 にベース電流が供給され
てトランジスタQ1 がオンし、端末器回路部10の入力
ポートINがトランジスタQ1 を介してグランドレベル
に落ちることで接点入力信号が入力ポートINに入力さ
れることになる。なお、無電圧接点21が閉じられた場
合にはダイオードブリッジDBに接続された表示灯23
が点灯し、接点入力回路11に無電圧接点入力が取り込
まれたことを視認できるようになっている。
【0022】一方、端末器回路部10は、上述のように
入力ポートINに接点入力信号が入力されると、無電圧
接点21との対応関係が予め決められているパターンア
ドレスやグループアドレス、あるいは無電圧接点21に
対応する調光データなどをEEPROM16から読み出
し、割り込み信号Viを発生するとともに伝送ユニット
4からの伝送信号Vsの信号返信期間WTに同期して読
み出したデータを返信データとして送信回路部15より
伝送線3を介して伝送ユニット4に返信する。このよう
にして、無電圧接点21の開閉操作に応じてパターンあ
るいはグループに対応する負荷を制御用端末器2により
制御したり、負荷が照明負荷の場合には調光制御するこ
とができるのである。
【0023】また端末器回路部10は、光ワイヤレス信
号によりアドレス設定器から送られてくるコマンドの判
定と、アドレス設定コマンドとともに送られてくるアド
レスを設定アドレスとしてEEPROM16に書き込む
書込み機能と、書込み終了時にこの書き込んだアドレス
データを読み出し、このアドレスデータに基づいた送信
信号を確認信号として送信信号出力端ORETより出力
し、この送信信号によって光ワイヤレス信号送信回路1
8の発光素子18aを駆動して光ワイヤレス信号として
アドレス設定器へ送信する機能と、更にアドレス設定器
から確認コマンドが送られてきた時に同様にEEPRO
M16に書き込んであるアドレスデータを読み出し、光
ワイヤレス信号送信回路18から光ワイヤレス信号とし
てアドレス設定器へ送信する機能等を備えている。
【0024】また、アドレス設定器にはコマンドやアド
レスデータを送信する機能の他に、端末器側から送信さ
れてくる光ワイヤレス信号を受信し、その受信データを
表示する表示部を備えており、アドレス設定時に正しく
アドレスが設定されたかの確認や、現在設定されている
アドレスの確認ができるようになっている。上記動作を
さらに詳しく説明する。まず、アドレス設定あるいは変
更を行う場合には、アドレス設定器より設定コマンドを
光ワイヤレス信号で本実施例の監視用端末器に送信すれ
ば、光ワイヤレス信号受信回路17を通じてコマンドを
受け取った端末器回路部10がアドレス設定動作に入
る。そして、アドレス設定器より続いて設定用のアドレ
スデータが光ワイヤレス信号により送信されてくると、
光ワイヤレス信号受信回路17を通じて設定用アドレス
データを受け取った端末器回路部10はEEPROM1
6のアドレス設定エリアにアドレスデータを書き込む。
同時に設定用アドレスデータを受け取ったことを示す確
認信号を光ワイヤレス信号送信回路18を通じて光ワイ
ヤレス信号により送信する。この確認信号はアドレス設
定器において受信され、アドレス設定器に設けられた表
示部で表示されることにより、使用者はこの表示により
アドレス設定が正しく行われたことを確認できる。ま
た、EEPROM16に書き込まれたアドレスデータは
その後監視用端末器の固有アドレスやパターンあるいは
グループアドレスなどとして使用されることになる。な
お、EEPROM16への書き込みあるいは読み出し動
作を視認できるようにするため、発光ダイオードから成
る確認灯24が設けてある。
【0025】一方、EEPROM16に設定されている
アドレスを確認したい場合には、アドレス設定器から確
認コマンドを光ワイヤレス信号により監視用端末器に送
信すればよい。この場合、光ワイヤレス信号受信回路1
7を通じて確認コマンドを受け取った端末器回路部10
は、EEPROM16よりアドレスデータを読み出し、
そのアドレスデータを光ワイヤレス信号送信回路18を
通じて光ワイヤレス信号により送信する。このアドレス
データ(固有アドレスやパターンあるいはグループアド
レスなど)を持つ光ワイヤレス信号はアドレス設定器で
受信されて復調され、アドレス設定器に設けられた表示
部で表示されることになり、使用者はこの表示により設
定されているアドレスを確認することができることにな
る。
【0026】さて、本実施例の器体30は図2、図3に
示すように底面が開口した矩形函状に形成された樹脂製
のボディ31と、このボディ31の底面の開口部を閉塞
するように取着される樹脂製平板状のカバー32とで構
成されている。このボディ31は、その底面側において
長手方向の両側に突出する突出部34を有し、突出部3
4を除くボディ31の残りの部分(以下、この部分を
「基部」と呼ぶ。)33よりも突出部34の底面からの
内部の深さを浅くしてある。また、各突出部34の長手
方向の端面には、後述するDINレール取付用アダプタ
50に器体30を取り付けるための取付け部34aが設
けてあり、さらに、器体30を壁面などの取付面にその
底面を載置して螺子固定するための固定ねじを挿通する
ねじ挿通孔34bが基部33側の面(以下、この面を
「上面」と呼ぶ。)に設けてある。なお、このねじ挿通
孔34bに対向してカバー32にも挿通孔32aが形成
されている。
【0027】基部33の上面側の長手方向両端部には周
壁35を有する端子台361 ,36 2 が形成され、各端
子台361 ,362 には端子ねじ37及び端子板38
a,38bの対が2つ1組で配設される。なお、この周
壁35にはねじ孔35bを有するボス35aが一体に形
成されており、このねじ孔bに固定ビスを螺合して端子
台361 ,362 の保護用の保護カバー(図示せず)が
取り付けられるようになっている。
【0028】器体30内には図1の回路要素を実装した
2枚のプリント基板39a,39bが収納される(図4
参照)。プリント基板39aは端末器回路部10が実装
された主プリント基板であり、プリント基板39bは光
ワイヤレス信号受信回路17の受光素子17aや光ワイ
ヤレス信号送信回路18の発光素子18a及びEEPR
OM16への書き込み読み出し確認用の確認灯24であ
る発光ダイオードなどが実装された副プリント基板であ
って、両プリント基板39a,39bは複数のリード線
がテープにより結束された所謂テープ電線40により電
気的に接続される。プリント基板39bはその実装面を
ボディ31の上面側にしてボディ31の内部に収納さ
れ、発光素子18aの発光面及び受光素子17aの受光
面をボディ31の基部33の上面に設けた開口窓33a
に、また、確認灯24の発光面を同じく基部33の上面
に設けた透光窓33bにそれぞれボディ31の内部から
臨ませている。この開口窓33a及び透光窓33bは光
学フィルタ33cで被蔽される。
【0029】ここで、プリント基板39bの長手方向の
一端近傍には一対の矩形状の孔39cが並設されてお
り、略L形に形成された端子板38aの脚片38a1
この孔39cに挿入され、図3(c)に示すようにプリ
ント基板39aに一端が接続されたリード線41の他端
と一緒に脚片38a1 がプリント基板39bに半田付け
されて固定されている。また、プリント基板39bの長
手方向の他端はボディ31の基部33の内側上面より垂
設された係止片42に係止されるようになっている。
【0030】一方、ボディ31内の両突出部34の内側
面からはねじ挿通孔43aが穿孔された固定片43が突
設されており、プリント基板39aをボディ31内に収
納し、このねじ挿通孔43aに挿通された固定ビス44
によってボディ31に固定してある。なお、他方の端子
板38bとプリント基板39aがそれぞれリード線45
により接続してある。
【0031】ところで、器体30はJIS(日本工業規
格)において規定された分電盤協約寸法(本実施例の場
合は1個モジュールに対応した寸法)に対応させて形成
されており、図5に示すDINレール取付アダプタ50
を用いて分電盤内に配設されたDINレールに着脱自在
に取着されるようになっている。このDINレール取付
アダプタ50は周知の構造を有するものであって、裏面
にDINレールへの装着凹部51aを備えて矩形板状に
形成された本体51と、本体51の長手方向の一端より
表面側に突設され先端に係合爪52aが形成された係合
片52と、本体51の長手方向の他端に取着された固定
金具53とで構成されている。固定金具53は弾性を有
する線状の金属材を屈曲させて形成されており、係合片
52の係合爪52aに対向する位置で係合部53aが形
成されている。そして、係合片52の係合爪52aをボ
ディ31の一方の突出部34に形成された取付け部34
aに係合し、器体30をDINレール取付アダプタ50
の方へ押しつけることで固定金具53が器体30の突出
部34に押し広げられ、やがて固定金具53の係合部5
3aが器体30のもう一方の取付け部34aと係合し、
固定金具53の復元力により器体30がDINレール取
付アダプタ50に固定されるのである。なお、固定金具
53を外方へ撓ませて器体30の取付け部34aと固定
金具53の係合部53aとの係合を外せば、器体30を
容易に取り外すことができる。
【0032】本実施例の構成では、アドレスデータを記
憶するためのEEPROM16を備え、外部からの光ワ
イヤレス信号によってアドレスデータをEEPROM1
6に設定可能としたため、従来のようにディップスイッ
チによるアドレス設定に比較して、自己の固有アドレス
のみならず、パターン及びグループ制御のためのアドレ
スデータや、あるいは照明負荷の調光をオン、オフする
データなどをEEPROM16に設定することができ、
アドレス設定が簡単になるとともに監視用端末器として
の使用用途の拡大が図れるのである。また、器体30を
分電盤協約寸法の1個モジュールに対応した寸法に形成
したことにより、制御用端末器2や伝送ユニット3と共
に分電盤内に併設する際に統一された配列が可能とな
り、しかも、固定ねじによって取付面に底面を載置して
螺子固定することもできるから、器体を露出配設するこ
とも可能である。
【0033】(実施例2)図6は本実施例の回路構成を
示しており、基本的な回路構成は実施例1と共通である
ので共通する部分には同一の符号を付して説明は省略す
る。本実施例が実施例1と異なる主な点は、入力端子2
2の一方を直接端末器回路部10の入力ポートINに接
続するとともに、定電圧回路13にて作成された電源電
圧VDDを入力端子22に印加して接点入力回路11を省
略している点、光ワイヤレス信号受信回路17が2つの
受光素子17a1 ,17a2 を備えるとともに光ワイヤ
レス信号送信回路18の発光素子18aに所謂双方向発
光素子を用いた点、および発光ダイオードから成り、E
EPROM16への書き込み読み出し動作の確認用の確
認灯241 、242 を2つ備えた点であり、動作及び他
の回路構成に関しては実施例1と共通であるから説明は
省略する。
【0034】図6に示した回路要素は図7に示すように
1枚のプリント基板25の表裏両面に実装され、受光素
子17a1 ,17a2 及び確認灯241 ,242 につい
てはそれぞれ表裏両面に1つずつ実装されている。ま
た、双方向発光素子18aは背向する一対の面にそれぞ
れ発光面を有する素子であって、各発光面をプリント基
板25の表裏両面にそれぞれ露出させて実装されてい
る。なお、外部の無電圧接点とは一対のリード線26に
より接続されるため、各リード線26の一端がプリント
基板25に半田付けされている。
【0035】さて、本実施例は、図8及び図9に示すよ
うに上記プリント基板25が樹脂製のボディ61とカバ
ー62から成る器体60の内部に納装されて構成され
る。ボディ61とカバー62とは、カバー62の長手方
向の両側面に突設された組立爪66を、ボディ61の長
手方向の両側縁部に形成した組立孔67の周部に係合さ
せることによって結合される。ここで、上記器体60
は、埋込型の配線器具用にJIS規格等で規格化されて
いる大角形3個用の取付枠80に3個まで取り付けるこ
とができる単位寸法の配線器具の1個分(単位寸法すな
わちモジュール寸法の1個分の意味で、1個モジュール
寸法という。)の大きさを有している。
【0036】ボディ61の一端(以下、「先端」と呼
ぶ。)側には周壁を有する端子台65が設けられ、この
端子台65に端子ねじ63及び端子板64が取着され
る。そして、略L形に形成された端子板64の脚片64
aが端子台65に形成された挿通孔65aより器体60
の内部に挿通され、プリント基板25の一端に形成され
た一対の取付孔25aにそれぞれ脚片64aの先端が挿
入されて半田等により接続、固定される。なお、この端
子ねじ63及び端子板64に一対の伝送線3が接続され
るのである。
【0037】ボディ61のプリント基板25の実装面に
対向する面には開口窓61aが設けられており、プリン
ト基板25に実装された受光素子17a1 の受光面及び
双方向発光素子18aの一方の発光面をこの開口窓61
aに器体60の内部から臨ませている。また、同じ面に
設けられた透光窓61bに、確認灯241 の発光面を器
体60の内部から臨ませている。この開口窓61a及び
透光窓61bは各々光学フィルタ61cで被蔽される。
【0038】一方、カバー62のプリント基板25の実
装面に対向する面には、受光素子17a2 の受光面及び
双方向発光素子18aの他方の発光面が内部より臨ませ
られる開口窓62aと、確認灯242 の発光面が臨ませ
られる透光窓62bとが形成され、この開口窓62a及
び透光窓62bは各々光学フィルタ62cで被蔽され
る。また、カバー62の長手方向両側面には取付枠80
に設けた取付孔81a,81bに係合可能な各一対の係
合爪68が突設され、さらに、端子台65と同じ側の側
面には器体60を壁面のような取付面に螺子固定し器体
60を露出配設するための固定部69が薄肉の切除片7
0を介して突設されている。この固定部69は取付面へ
の取付用の固定ねじ(図示せず)が挿通されるねじ挿通
孔69aを有し、その一方の面がカバー62の開口窓6
2a及び透光窓62bが設けられた面と面一に形成され
ている。なお、固定部69が突設されていない方のカバ
ー62の長手方向の反対側側面にはリード線26を器体
60の外へ導出するために一対の切欠71が形成されて
いる。
【0039】本実施例においては、器体60を構成する
ボディ61及びカバー62のそれぞれに開口窓61a,
62a及び透光窓61b,62bが設けられており、こ
れら開口窓61a,62a及び透光窓61b,62bの
何れからでも同じように光ワイヤレス信号の送受信や確
認灯241 ,242 の視認が可能となっている。したが
って、固定部69のねじ挿通孔69aに挿通された固定
ねじにより壁面のような取付面に器体60を直接取り付
けた場合には、ボディ61側の開口窓61a及び透光窓
61bが露出して光ワイヤレス信号の送受信及び確認灯
241 の視認ができ、一方、薄肉の切除片70をカバー
62から切除することで固定部69を器体60から切り
離せば、埋込型の配線器具に用いられる取付枠80に器
体60を取り付け、カバー62側の開口窓62a及び透
光窓62bが露出して光ワイヤレス信号の送受信及び確
認灯242 の視認ができるのである。
【0040】ここで、固定部69が切り離された器体6
0を取付枠80に取り付ける場合について簡単に説明す
る。つまり、図10に示すように、取付枠80に設けた
窓部82にカバー62を挿入した状態で、係合爪68を
取付孔81a,81bに係合させることによって、器体
60が取付枠80に固定されるのである。したがって、
取付枠80を用いる埋込型の配線器具と取付枠80など
を共用することができ、取付用の部材をあらたに製造す
る必要がないから製造コストの低減につながり、また施
工時においても配線器具と同様の施工技術を適用できる
から新たな技術の習得が不要になるのである。
【0041】取付枠80は、一対の側片83a,83b
と、両側片83a,83bの上下両端間をそれぞれ結合
する上片84および下片85とにより矩形状に形成され
ている。この取付枠80は合成樹脂製であって、各側片
83a,83bは断面L字状に形成されている。一方の
側片83aには縦片と横片との間の角部に3対(合計6
個)の取付孔81aが穿孔され、他方の側片83bは各
一対の取付孔81a間に対向する部位で縦片と横片とが
分離され、横片から後方に延長されている縦片は横片と
の距離を変えるように撓むことができる解除片を形成し
ている。すなわち、側片83bには3個の解除片が設け
られている。各解除片の前端中央部にはそれぞれ操作片
83cが突設され、操作片83cの基部の両側に形成さ
れた各肩部と側片83bの横片との間が取付孔81bと
して機能する。すなわち、側片83bには3対の取付孔
81bが形成されることになる。
【0042】取付枠80に器体60を取り付けるに際し
ては、カバー62を窓部82に挿入した状態で、器体6
0(カバー62)の両側面に1対ずつ突設された係合爪
68を取付枠80の対応する取付孔81a,81bに挿
入すると、係合爪68が取付孔81a,81bに係合し
て取付枠80に器体60が保持されるのである。一方、
取付枠80から器体60を取り外す際には、操作片83
cをマイナスドライバの先端部などでこじることで解除
片を窓部82の側縁から離れるように撓ませると、取付
孔81bと係合爪68との係合状態を解除することがで
きる。
【0043】取付枠80の上片84および下片85に
は、それぞれ横長の長孔86とプレート取付孔87とが
穿孔され、長孔86の両側方にはそれぞれ引掛孔88が
形成される。取付枠80を壁等に埋め込まれたスイッチ
ボックスなどに取り付けるには、ボックスねじを長孔8
6を通してスイッチボックスに螺合させる。また、パネ
ル状の壁等に取付枠80を固定するには、壁等に穿孔し
た固定孔の周部の表面側に取付枠80を当接させ、引掛
孔88に一端が引掛けられる引掛金具の他端部を固定孔
の周部の裏面側に当接させ、長孔86を通して引掛金具
に螺合する引締めねじを締め付けることによって引掛金
具の上記他端部を取付枠80に近付けるのである。この
ようにして、取付枠80と引掛金具との間で固定孔の周
部を挟持することになり、取付枠80をパネル状の壁等
に固定することができる。さらに、長孔86を通して壁
等に木ねじを螺合させれば、取付枠80を壁等に直付け
することも可能である。このようにして壁等に固定され
た取付枠80の前面は、化粧プレートで覆われるのであ
って、化粧プレートはプレート取付孔87に螺合するプ
レートねじを用いて取付枠80に固定される。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明は、監視用端末器及び制
御用端末器を2線式の伝送線を介して伝送ユニットに接
続し、この伝送ユニットからは各端末器を個別に呼び出
すアドレスデータを含む伝送信号を伝送線に時分割多重
で送出することによって監視用端末器及び制御用端末器
を個別にアクセスし、伝送信号に同期して設定した信号
返信期間に監視用端末器からの監視データを受信する
と、監視データに基づいて制御データを作成し、監視デ
ータを発生した監視用端末器に対応した制御用端末器に
対して制御データを上記伝送信号により伝送し、当該制
御用端末器では受信した制御データにより被制御負荷の
動作を制御する遠隔監視制御システムに用いられ、外部
に接続された接点の状態を監視して当該接点の開閉状態
に応じた監視データを伝送ユニットに送信する監視用端
末器であって、少なくとも自己の固有アドレスを記憶す
る記憶部をEEPROMにより構成し、受光素子を有し
EEPROMに書き込むアドレスデータを含む外部から
の光ワイヤレス信号を受信する光ワイヤレス信号受信回
路と、受信したアドレスデータをEEPROMに書き込
む機能を備えた端末器回路部とを器体内に収納するとと
もに器体に設けた開口窓より受光素子の受光面を器体外
に臨まして成るので、従来のディップスイッチによるア
ドレス設定に代えて、アドレスデータを含む光ワイヤレ
ス信号を受信しEEPROMに記憶することでアドレス
設定を行うことができ、自己の固有アドレスだけでな
く、例えば複数の負荷を予め組み合わせたパターンで制
御するためのパターンアドレスや予めグループ分けされ
ている複数の負荷を同時に制御するためのグループアド
レスを設定することも可能となり、監視用端末器として
の使用用途の拡大が図れるという効果がある。請求項2
の発明は、上記EEPROMに記憶されたアドレスデー
タを読み出す機能を備えた上記端末器回路部と、発光素
子を有し読み出したアドレスデータを光ワイヤレス信号
にて外部へ送信する光ワイヤレス信号送信回路とを器体
内に収納するとともに器体に設けた開口窓より受光素子
の受光面及び発光素子の発光面を器体外に臨まして成る
ので、光ワイヤレス信号送信回路から送信された光ワイ
ヤレス信号によりEEPROMに記憶されているアドレ
スデータの確認をワイヤレスで行うことができ、設定し
たアドレスデータの確認作業を簡単に行うことができる
という効果がある。
【0045】請求項3の発明は、上記器体として外形寸
法が分電盤協約寸法の1個モジュール寸法に対応し、且
つ分電盤取付けに対応する取付け部を備えた器体を用い
たので、分電盤協約寸法に対応する制御用端末器や伝送
ユニットと併設する際に統一された配列が可能となると
ともに、取付アダプタを利用して分電盤内に配設された
所謂DINレールに着脱自在に取り付けることができ、
分電盤内への配設が簡単になるという効果がある。
【0046】請求項4の発明は、上記器体の底面を取付
け面に載置した状態で螺子固定するための固定ねじが挿
通されるねじ挿通孔を上記器体に設けたので、螺子固定
により器体を露出配設することができるという効果があ
る。請求項5の発明は、上記器体として外形寸法が埋込
型の配線器具用に規格化されている大角形3個用の取付
枠に3個まで取り付けることができる単位寸法の配線器
具の1個分の寸法に対応し、上記取付枠に設けた取付孔
に係合可能な係合爪が両側面に突設されるとともに、底
面を取付け面に載置した状態で螺子固定するための固定
ねじが挿通されるねじ挿通孔を有する固定部が切除可能
な薄肉片を介して突設された器体を用い、当該器体が取
付枠に取り付けられた状態で外部へ露出する器体の面
と、当該器体が取付け面に螺子固定された状態で外部へ
露出する器体の面とにそれぞれ開口窓を設けて成るの
で、固定部により器体を螺子固定して器体を露出配設す
ることができ、また、薄肉片を切除して固定部を器体か
ら切り離せば取付枠に器体を取り付けることができ、取
付枠を用いる埋込型の配線器具と取付枠などを共用する
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す回路構成図である。
【図2】同上を示す分解斜視図である。
【図3】同上を示すものであり、(a)は平面図、
(b)は一部破断した正面図、(c)は一部破断した底
面図、(d)は側面図である。
【図4】同上のプリント基板を示す平面図である。
【図5】同上をDINレールに取り付けるためのDIN
レール取付アダプタを示す斜視図である。
【図6】実施例2を示す回路構成図である。
【図7】(a)(b)は同上のプリント基板を示す平面
図である。
【図8】同上を示す分解斜視図である。
【図9】同上を示すものであり、(a)は平面図、
(b)は一部破断した正面図、(c)は底面図、(d)
は左側面図、(e)は右側面図である。
【図10】同上及び同上が取り付けられる取付枠を示す
斜視図である。
【図11】本発明に用いる遠隔監視制御システムの全体
構成図である。
【図12】同上の伝送信号の説明図である。
【符号の説明】
10 端末器回路部 11 接点入力回路 16 EEPROM 17 光ワイヤレス信号受信回路 17a 受光素子 18 光ワイヤレス信号送信回路 18a 発光素子 21 無電圧接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/00 H04B 9/00 P 10/08 K

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視用端末器及び制御用端末器を2線式
    の伝送線を介して伝送ユニットに接続し、この伝送ユニ
    ットからは各端末器を個別に呼び出すアドレスデータを
    含む伝送信号を伝送線に時分割多重で送出することによ
    って監視用端末器及び制御用端末器を個別にアクセス
    し、伝送信号に同期して設定した信号返信期間に監視用
    端末器からの監視データを受信すると、監視データに基
    づいて制御データを作成し、監視データを発生した監視
    用端末器に対応した制御用端末器に対して制御データを
    上記伝送信号により伝送し、当該制御用端末器では受信
    した制御データにより被制御負荷の動作を制御する遠隔
    監視制御システムに用いられ、外部に接続された接点の
    状態を監視して当該接点の開閉状態に応じた監視データ
    を伝送ユニットに送信する監視用端末器であって、少な
    くとも自己の固有アドレスを記憶する記憶部をEEPR
    OMにより構成し、受光素子を有しEEPROMに書き
    込むアドレスデータを含む外部からの光ワイヤレス信号
    を受信する光ワイヤレス信号受信回路と、受信したアド
    レスデータをEEPROMに書き込む機能を備えた端末
    器回路部とを器体内に収納するとともに器体に設けた開
    口窓より受光素子の受光面を器体外に臨まして成ること
    を特徴とする遠隔監視制御システムの監視用端末器。
  2. 【請求項2】 上記EEPROMに記憶されたアドレス
    データを読み出す機能を備えた上記端末器回路部と、発
    光素子を有し読み出したアドレスデータを光ワイヤレス
    信号にて外部へ送信する光ワイヤレス信号送信回路とを
    器体内に収納するとともに器体に設けた開口窓より受光
    素子の受光面及び発光素子の発光面を器体外に臨まして
    成ることを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御シス
    テムの監視用端末器。
  3. 【請求項3】 上記器体として外形寸法が分電盤協約寸
    法の1個モジュール寸法に対応し、且つ分電盤取付けに
    対応する取付け部を備えた器体を用いたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の遠隔監視制御システムの監視用
    端末器。
  4. 【請求項4】 上記器体の底面を取付け面に載置した状
    態で螺子固定するための固定ねじが挿通されるねじ挿通
    孔を上記器体に設けたことを特徴とする請求項3記載の
    遠隔監視制御システムの監視用端末器。
  5. 【請求項5】 上記器体として外形寸法が埋込型の配線
    器具用に規格化されている大角形3個用の取付枠に3個
    まで取り付けることができる単位寸法の配線器具の1個
    分の寸法に対応し、上記取付枠に設けた取付孔に係合可
    能な係合爪が両側面に突設されるとともに、底面を取付
    け面に載置した状態で螺子固定するための固定ねじが挿
    通されるねじ挿通孔を有する固定部が切除可能な薄肉片
    を介して突設された器体を用い、当該器体が取付枠に取
    り付けられた状態で外部へ露出する器体の面と、当該器
    体が取付け面に螺子固定された状態で外部へ露出する器
    体の面とにそれぞれ開口窓を設けて成ることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の遠隔監視制御システムの監視用
    端末器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008109514A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Matsushita Electric Works Ltd 負荷制御システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008109514A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Matsushita Electric Works Ltd 負荷制御システム

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