JPH0992066A - 中性線開閉スイッチ及びこれを備えた分電盤 - Google Patents

中性線開閉スイッチ及びこれを備えた分電盤

Info

Publication number
JPH0992066A
JPH0992066A JP7247280A JP24728095A JPH0992066A JP H0992066 A JPH0992066 A JP H0992066A JP 7247280 A JP7247280 A JP 7247280A JP 24728095 A JP24728095 A JP 24728095A JP H0992066 A JPH0992066 A JP H0992066A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
neutral
neutral wire
wire
ground wire
bar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7247280A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuaki Hiraiwa
龍秋 平岩
Osamu Tsuyumine
治 露峰
Hirokazu Hasegawa
浩和 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP7247280A priority Critical patent/JPH0992066A/ja
Publication of JPH0992066A publication Critical patent/JPH0992066A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Patch Boards (AREA)
  • Breakers (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中性線及び接地線側導線を分電盤内に引き回
さなくてもよくするとともに、分電盤の寸法を小さくす
る。 【解決手段】 中性線バー20a の挿通する中性線バー挿
通部が設けられた器体30と、負荷の中性線側導線に接続
して器体30内に収容される中性線接続端子板と、操作さ
れることによって中性線バー20a と中性線接続端子板と
の間を開閉する中性線開閉部を設けた操作ハンドル9
と、を備え、中性線バー20a と負荷との間を開閉する中
性線開閉スイッチにおいて、接地線バー20e の挿通する
接地線バー挿通部が器体30に設けられ、負荷の接地線側
導線が接続されるとともに接地線バー20e に開閉可能に
接続された接地線接続端子板が器体30内に設けられた構
成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分電盤内に配設さ
れ電路の中性線を開閉操作する中性線開閉スイッチに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、実開平4−128014
号にて、図11に示すように、電圧線バーX1に沿って並設
された複数の分岐ブレーカX2の出力側に中性線開閉スイ
ッチX3及び接地端子部X4を並設し、それらの中性線開閉
スイッチX3及び接地端子部X4の幅の合計が分岐ブレーカ
X2の幅以下となるようにした分電盤X を提案している。
そして、この分電盤X に配設された中性線開閉スイッチ
X3について詳しく述べると、このものは、図12に示すよ
うに、中性線バーX5の挿通する中性線バー挿通部A1が設
けられた器体A と、負荷の中性線側導線に接続して器体
A 内に収容される中性線接続端子板B と、操作されるこ
とによって中性線バーX5と中性線接続端子板B との間を
開閉する中性線開閉部C1を設けた操作ハンドルC と、を
備え、中性線バーX5と負荷との間を開閉する。詳しく
は、このものは、接地端子部X4と共に、中性線バーX5
平行に接地線バーX6を隣接配置するための空隙を分岐ブ
レーカX2との間に有して設けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した中性線開閉ス
イッチX3にあっては、中性線バーX5を挿通するととも
に、その中性線バーX5と平行に接地線バーX6を分岐ブレ
ーカX2との間の配置空間に隣接配置するから、負荷の中
性線及び接地線側導線を分電盤X 内に引き回さなくても
よいものとなっている。
【0004】しかしながら、このものは、別部品である
接地端子部X4と共に、接地線バーX6を隣接配置するため
の空隙を分岐ブレーカX2との間に有して設けられるか
ら、分電盤X の寸法が大きくなってしまう。
【0005】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、中性線及び接地線側導線
を分電盤内に引き回さなくてもよく、また分電盤の寸法
を小さくできる中性線開閉スイッチを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、中性線バーの挿通する
中性線バー挿通部が設けられた器体と、負荷の中性線側
導線に接続して器体内に収容される中性線接続端子板
と、操作されることによって中性線バーと中性線接続端
子板との間を開閉する中性線開閉部を設けた操作ハンド
ルと、を備え、中性線バーと負荷との間を開閉する中性
線開閉スイッチにおいて、接地線バーの挿通する接地線
バー挿通部が前記器体に設けられ、負荷の接地線側導線
が接続されるとともに接地線バーに開閉可能に接続され
た接地線接続端子板が前記器体内に設けられた構成とし
ている。
【0007】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記操作ハンドルは、操作されることによ
って前記接地線バーと接地線接続端子板との間を開閉す
る接地線開閉部が設けられた構成としている。
【0008】請求項3記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記操作ハンドルは、前記器体の奥行き方
向に進退自在に操作されるとともに奥行き方向と直交す
る断面が局部的に大きく形成された極大部を有する操作
部が設けられた構成としている。
【0009】請求項4記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記中性線接続端子板又は前記接地線接続
端子板の少なくとも一方は、前記負荷の中性線側又は接
地線側導線を挿通する操作によって前記負荷の中性線側
又は接地線側導線と接続される接続端子が設けられた構
成としている。
【0010】請求項5記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記中性線バー挿通部及び前記接地線バー
挿通部は、挿通方向と直交する開口断面の面積及び形状
が同一に形成された構成としている。
【0011】請求項6記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記器体は略直方体状であって、その短手
方向の両側に互いに嵌合可能な嵌合手段がそれぞれ設け
られた構成としている。
【0012】請求項7記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記器体は略直方体状であって、その短手
方向の寸法は前記負荷の電圧線側を開閉する略直方体状
のブレーカの短手方向の寸法と略同一である構成として
いる。
【0013】請求項8記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記器体は略直方体状であって、その長手
方向の一端側に前記操作ハンドルを他端側に前記負荷の
接地線側及び中性線側導線が挿通される導線挿通部をそ
れぞれ設けた構成としている。
【0014】請求項9記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記器体は略直方体状であって、前記中性
線接続端子板が内部に設けられた中性線側ケース及びそ
の中性線側ケースに長手方向に沿って並設して前記接地
線接続端子板が内部に設けられた接地線側ケースを有し
た構成としている。
【0015】請求項10記載のものは、請求項9記載の
ものにおいて、前記中性線側ケースと前記接地線側ケー
スとの間を仕切る絶縁部材が設けられた構成としてい
る。
【0016】請求項11記載のものは、単相3線の電圧
線及び中性線バーと、電圧線バーの長手方向に沿って複
数個並設され電圧線バーと負荷との間を開閉するブレー
カと、負荷を接地するよう中性線バーに並設された接地
線バーと、請求項1記載の中性線開閉スイッチと、を備
えた分電盤において、前記中性線バーの断面及び前記中
性線バー挿通部の開口断面又は前記接地線バーの断面及
び前記接地線バー挿通部の開口断面の少なくとも一方
は、略円形に形成された構成としている。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1乃至図
10に基づいて以下に説明する。この中性線開閉スイッチ
10は、図2に示すように、分電盤20の中性線バー20a と
負荷(図示せず)との間を開閉するものである。詳しく
は、中性線バー20a は、断面略円形であって、分電盤20
に配設された単相3線用の主幹ブレーカ20b に両電圧線
バー20c,20c と共に接続されている。負荷は、電圧線バ
ー20c の長手方向に沿って複数個並設された略直方体状
の分岐ブレーカ20d によって、電圧線バー20c との間が
開閉される。また、この分電盤20には、負荷を接地する
断面略円形の接地線バー20e が中性線バー20a と平行に
隣接配置されている。
【0018】さらに詳しくは、この中性線開閉スイッチ
10は、中性線側ケース1 、接地線側ケース2 、中性線接
続端子板3 、接地線接続端子板4 、スプリング5 、接続
端子6 、解除ボタン7 、絶縁部材8 、操作ハンドル9 か
ら構成されている。
【0019】中性線側ケース1 は、例えばフェノール樹
脂のような絶縁材料により、底板1aの周囲に側壁を有し
て大略一面が開口した略直方体状の箱型に形成され、接
地線側ケース2 と共に器体30を形成する。中性線側ケー
ス1 は、分電盤20に配設されたときに上方に位置する側
壁には、長手方向の一端側に操作ハンドル用開口部1b
が、他端側に解除ボタン用開口部1cが開口端面から切り
欠くようにしてそれぞれ形成されている。底板1aの周囲
の側壁は、均一な肉厚ではなく、内壁側は収容する部材
の配置、固定、位置決め等を考慮し、外壁側は分電盤20
への配設等を考慮して適宜設計する。
【0020】この中性線側ケース1 の底板1aには、分電
盤20の中性線バー20a 及び接地線バー20e がそれぞれ挿
通する中性線バー挿通部1d及び接地線バー挿通部1eが穿
設されている。これらの中性線バー挿通部1d及び接地線
バー挿通部1eは、いずれも開口断面が略円形であって、
挿通方向と直交する開口断面の面積及び形状が同一に形
成されており、それぞれ段部1f,1g が形成されて、外方
面側の開口断面が内方面側の開口断面よりも大きくなっ
ている。また底板1aには、接地線側ケース2 固定用のか
しめピン(図示せず)用の孔1hが設けられている。この
中性線側ケース1 の長手方向の他端部側の側壁には、負
荷の中性線側導線(図示せず)を挿通する中性線側導線
挿通穴1jが穿設されている。また、この中性線側ケース
1 の底板1aには、操作ハンドル9 の後述する摺動突起94
を摺動自在に支持する摺動溝1kが設けられている。
【0021】接地線側ケース2 は、中性線側ケース1 と
同様に、底板2aの周囲に側壁を有して大略一面が開口し
た略直方体状の箱型に形成されている。接地線側ケース
2 は、分電盤20に配設されたときに上方に位置する側壁
には、長手方向の一端側に、中性線側ケース1 の操作ハ
ンドル用開口部1bの切り欠き幅と略同等の幅を有した突
設片2bが設けられている。この突設片2bは、接地線側ケ
ース2 が中性線側ケース1 と共に器体30を形成したとき
に、操作ハンドル用開口部1bに係合して、操作ハンドル
9 の挿通する挿通穴を形成する。また、接地線側ケース
2 は、突設片2bが設けられた側壁の長手方向の他端側
に、解除ボタン用開口部2cが開口端面から切り欠くよう
にして設けられている。底板2aの周囲の側壁は、中性線
側ケース1の底板1aと同様に、適宜設計されて均一な肉
厚ではなくなっている。
【0022】この接地線側ケース2 の底板2aには、分電
盤20の中性線バー20a 及び接地線バー20e がそれぞれ挿
通する中性線バー挿通部2d及び接地線バー挿通部2eが穿
設されている。これらの中性線バー挿通部2d及び接地線
バー挿通部2eは、いずれも開口断面が略円形であって、
挿通方向と直交する開口断面の面積及び形状が同一に形
成されており、外方面側の開口縁部に、中性線側ケース
1 の段部1f,1g と共に互いに嵌合可能な嵌合手段30a を
構成する台部2f,2g がそれぞれ形成されている。この嵌
合手段30a は、後述するように、中性線側ケース1 及び
接地線側ケース2 が長手方向に沿って並設して器体30が
形成されたときに、その器体30の短手方向の両側に位置
するようになる。また底板2aには、かしめピン(図示せ
ず)用の孔2hが設けられている。この中性線側ケース1
の長手方向の他端部側の側壁には、負荷の接地線側導線
(図示せず)を挿通する接地線側導線挿通穴2jが穿設さ
れている。この接地線側導線挿通穴2jは、中性線側ケー
ス1 の中性線側導線挿通穴1jと共に導線挿通部30b を構
成する。この導線挿通部30b は、後述するように、中性
線側ケース1 及び接地線側ケース2 が長手方向に沿って
並設して器体30が形成されたときに、その器体30の長手
方向の他端側に位置するようになる。また、この接地線
側ケース2 の底板2aには、操作ハンドル9 の後述する摺
動突起95を摺動自在に支持する摺動溝2kが設けられてい
る。
【0023】そして、上記した中性線側ケース1 及び接
地線側ケース2 は、長手方向に沿って並設して、それぞ
れのかしめピン用の孔1h,2h にかしめピンを通してかし
められることにより略直方体状の器体30を構成する。こ
の器体30の短手方向の寸法は、略直方体状の分岐ブレー
カ20d の短手方向の寸法と略同一なものとなっている。
【0024】中性線接続端子板3 は、第1及び第2の接
続端子板31,32 からなる。第1の接続端子板31は、導電
金属材料により、一方片31a 及び他方片31b を有した略
L字状に形成されている。一方片31a は、その先端部に
中性線接点31c が、また略中央には他方片31b とは逆方
向へ延設された接続端子配設部31d が、また基端部には
スプリング5 に当接して位置規制するスプリング規制部
31e がそれぞれ設けられている。詳しくは、接続端子配
設部31d は、両対向部31f,31g を有した断面略コ字型に
形成されている。
【0025】第2の接続端子板32は、導電金属材料によ
り、中央片32a 及び両対向片32b,32c を有して略コ字型
に形成されている。この中央片32a は、その内方面にス
プリング5 に当接して位置規制する突出形状のスプリン
グ規制部32d が設けられている。一方対向片32b は、そ
の先端部が他方対向片32c から遠ざかる方向へ直角に折
曲されて、第1の接続端子板31の中性線接点31c に接離
する中性線接点接離部32e が形成されている。他方対向
片32c は、その先端部が一方対向片32b から遠ざかる方
向へ直角に折曲されて、器体30内に配設された状態で
は、器体30の中性線バー挿通部1d,2d に挿通した中性線
バー20a に接離する中性線バー接離部32fが形成されて
いる。なお、中性線接点接離部32e の中性線接点31c と
の接離動作及び中性線バー接離部32f の中性線バー20a
との接離動作については、詳しく後述する。
【0026】接地線接続端子板4 は、中性線接続端子板
3 と同様に、第1及び第2の接続端子板41,42 からな
る。第1の接続端子板41は、中性線接続端子板3 の第1
の接続端子板31と同様に、一方片41a 及び他方片41b を
有した略L字状に形成されている。一方片41a は、略中
央に他方片41b とは逆方向へ延設された接続端子配設部
41c が設けられている。詳しくは、接続端子配設部41c
は、両対向部41d,41e を有した断面略コ字型に形成され
ている。他方片41b は、その先端部に接地線接点41f が
設けられている。
【0027】第2の接続端子板42は、中性線接続端子板
3 の第2の接続端子板32と同様に、中央片42a 及び両対
向片42b,42c を有して略コ字型に形成されている。この
中央片42a は、中性線接続端子板3 の第2の接続端子板
32と同様に、その内方面にスプリング5 に当接して位置
規制する突出形状のスプリング規制部42d が設けられて
いる。一方対向片42b は、その先端部が他方対向片42c
から遠ざかる方向へ直角に折曲されて、第1の接続端子
板41の接地線接点41f に接離する接地線接点接離部42e
が形成されている。他方対向片42c は、その先端部が一
方対向片42b から遠ざかる方向へ直角に折曲されて、器
体30内に配設された状態では、器体30の接地線バー挿通
部1e,2e に挿通した接地線バー20e に接離する接地線バ
ー接離部42f が形成されている。なお、接地線接点接離
部42e の接地線接点41f との接離動作及び接地線バー接
離部42f の接地線バー20e との接離動作については、詳
しく後述する。
【0028】接続端子6 は、導電金属材料により、ばね
性を有して略S字状に形成され、前述したように、断面
略コ字型にそれぞれ形成された中性線接続端子板3 の接
続端子配設部31d 又は接地線接続端子板4 の接続端子配
設部41c に配設される。負荷の中性線側導線は、器体30
の導線挿通部30b の一つを構成する中性線側導線挿通穴
1jを通り、接続端子配設部31d の一方対向部31f と接続
端子6 の両端部との間に挿通する操作によって、接続端
子6 の両端部により接続端子配設部31d の一方対向部31
f に押圧されるとともに抜けるのを鎖錠される。また、
接地線側導線も、同様に、器体30の導線挿通部30b の一
つを構成する接地線側導線挿通穴2jを通り、接続端子配
設部41c の一方対向部と接続端子6 の両端部との間に挿
通する操作によって、接続端子6 の両端部により接続端
子配設部41c の一方対向部41d に押圧されるとともに、
その一端部6aでもって鎖錠されるこにより、抜けるのが
規制される。
【0029】解除ボタン7 は、基板7a、基板7aの一方面
から延設された操作部7b、基板7aの他方面から延設され
た2個の押圧部7cからなる。この解除ボタン7 は、その
操作部7bが中性線側ケース1 及び接地線側ケース2 の解
除ボタン用開口部1c,2c に進退自在に挿通し、中性線接
続端子板3 の接続端子配設部31d 又は接地線接続端子板
4 の接続端子配設部41c にそれぞれ配設された接続端子
6 の一端部6aを2個の押圧部7cが押圧可能な状態で装着
される。接続端子6 の両端部により接続端子配設部31d
及び接続端子配設部41c のそれぞれの一方対向部31f,41
d に押圧されるとともに抜けるのを鎖錠された中性線側
導線及び接地線側導線は、この解除ボタン7 を押し込ん
で、接続端子6 の一端部6aを押圧して鎖錠を解除するこ
とにより抜くことができる。
【0030】絶縁部材8 は、中性線側ケース1 と接地線
側ケース2 との間を仕切るものであって、絶縁性材料よ
りなる。この絶縁部材8 は、中性線バー20a の挿通する
中性線挿通穴8a、接地線バー20e が挿通する接地線バー
挿通切欠8b、操作ハンドル9を配設する空間を確保する
ために切り欠かれた操作ハンドル用切欠8c、かしめピン
の挿通する挿通穴8dがそれぞれ設けられている。
【0031】操作ハンドル9 は、大略角棒状に形成さ
れ、器体の奥行き方向に進退自在に操作するための操作
部91が軸方向の一端部に設けられている。詳しくは、こ
の操作部91は、奥行き方向と直交する断面が序々に大き
くなって、断面が最も小さい極小部91a と比較して局部
的に大きく形成された極大部91b を先端部に有してい
る。この操作ハンドル9 は、その他端部が二股に形成さ
れており、配設されたときに中性線側ケース1 内に位置
する一方側が中性線バー20a と中性線接続端子板3との
間を開閉する中性線開閉部92となっており、接地線側ケ
ース2 内に位置する他方側が接地線バー20e と接地線接
続端子板4 との間を開閉する接地線開閉部93となってい
る。これらの中性線開閉部92及び接地線開閉部93は、い
ずれも傾斜部92a,93a が形成されて、一端部寄りに行く
ほど幅が狭くなっている。また、この操作ハンドル9
は、器体30の奥行き方向に進退自在に操作される際に、
中性線側ケース1 の底板1a及び接地線側ケース2 の底板
2aのそれぞれの摺動溝1k,2k に、摺動自在に支持される
摺動突起94,95 が中央部の両側にそれぞれ設けられてい
る。そして、この操作ハンドル9 は、中性線側ケース1
の操作ハンドル用開口部1b及び接地線側ケース2 の突設
片2bにより形成された器体30の挿通穴に挿通した状態
で、器体30の長手方向の一端側に配設される。
【0032】次に、この中性線開閉スイッチ10の分電盤
20における配設状態について説明する。この中性線開閉
スイッチ10は、隣接したもの同士の嵌合手段30a でもっ
て互いに嵌合した状態で、分電盤20に設けられたフレー
ム20f 上に設置されて、図2及び図10に示すように、対
応する分岐ブレーカ20d と長手方向の先端部が互いに対
向する状態で配設される。
【0033】次に、図7(a) 及び(b) に基づいて、操作
ハンドル9 の操作による中性線バー20a と第1及び第2
の接続端子板31及び32からなる中性線接続端子板3 との
間の開閉状態について説明する。操作ハンドル9 が奥行
き方向に押し込まれた状態では、同図(a) に示すよう
に、中性線バー20a と第2の接続端子板32の中性線バー
接離部32f とが当接し、また第1の接続端子板31の中性
線接点31c と第2の接続端子板32の中性線接点接離部32
e とが当接している。そして、操作ハンドル9 の操作部
91を掴んで奥行き方向とは逆方向へ引っ張ると、中性線
開閉部92の傾斜部92a が第2の接続端子板32の中央片32
a に当接して、中央片32a をスプリング5の圧縮方向へ
と序々に押圧してゆくと、中性線バー20a と第2の接続
端子板32の中性線バー接離部32f とが序々に開離してゆ
くとともに、第1の接続端子板31の中性線接点31c と第
2の接続端子板32の中性線接点接離部32e とが序々に開
離してゆく。そして、引っ張り操作が終了したときに
は、同図(b) に示すように、中性線開閉部92の幅広の先
端部が第2の接続端子板32の中央片32a を押圧して、中
性線バー20a と第2の接続端子板32の中性線バー接離部
32f とが所定間隔を有して開離し、また第1の接続端子
板31の中性線接点31c と第2の接続端子板32の中性線接
点接離部32e とが所定間隔を有して開離するから、中性
線バー20a と中性線接続端子板3 との間が開くこととな
る。
【0034】次に、図8(a) 及び(b) に基づいて、操作
ハンドル9 の操作による接地線バー20e と第1及び第2
の接続端子板41及び42からなる接地線接続端子板4 との
間の開閉状態について説明する。操作ハンドル9 が奥行
き方向に押し込まれた状態では、同図(a) に示すよう
に、接地線バー20e と第2の接続端子板42の接地線バー
接離部42f とが当接し、また第1の接続端子板41の接地
線接点41f と第2の接続端子板42の接地線接点接離部42
e とが当接している。そして、操作ハンドル9 の操作部
91を掴んで奥行き方向とは逆方向へ引っ張ると、接地線
開閉部93の傾斜部93a が第2の接続端子板42の中央片42
a に当接して、中央片42a をスプリング5の圧縮方向へ
と序々に押圧してゆくと、接地線バー20e と第2の接続
端子板42の接地線バー接離部42f とが序々に開離してゆ
くとともに、第1の接続端子板41の接地線接点41f と第
2の接続端子板42の接地線接点接離部42e とが序々に開
離してゆく。そして、引っ張り操作が終了したときに
は、同図(b) に示すように、接地線開閉部93の幅広の先
端部が第2の接続端子板42の中央片42a を押圧して、接
地線バー20e と第2の接続端子板42の接地線バー接離部
42f とが所定間隔を有して開離し、また第1の接続端子
板41の接地線接点41f と第2の接続端子板42の接地線接
点接離部42e とが所定間隔を有して開離するから、接地
線バー20e と接地線接続端子板4 との間が開くこととな
る。この状態では、前述したように中性線バー20a と中
性線接続端子板3 の間が開いているから、操作ハンドル
9 の一度の操作で、中性線バー20a と中性線接続端子板
3 の間及び接地線バー20e と接地線接続端子板4 との間
が同時に開いたこととなる。
【0035】かかる中性線開閉スイッチ10にあっては、
中性線及び接地線側導線を分電盤20内に引き回さなくて
もよくなっており、器体30に設けられた接地線バー挿通
部1e,2e に接地線バー20e が挿通することによって、従
来例のように、ブレーカとの間に空隙を設けなくてもよ
くなり、また負荷の接地線側導線が接続されるとともに
接地線バー20e に開閉可能に接続された接地線接続端子
板4 が器体30内に設けられることによって、接地端子部
を別に設けなくてもよくなるから、分電盤20の寸法を小
さくすることができる。
【0036】また、一度の操作により、操作ハンドル9
の中性線及び接地線開閉部92,93 が中性線又は接地線を
それぞれ開閉することができ、分岐ブレーカ20d 及び中
性線開閉スイッチ10に接続される負荷の絶縁抵抗を測定
するような場合に、接地線接続用端子板4 から接地線側
導線を外す必要がなくなって、作業性を向上することが
できる。
【0037】また、操作ハンドル9 は、奥行き方向に進
退自在に操作されるときに、奥行き方向と直交する断面
が局部的に大きく形成された極大部91b を有する操作部
91を掴んで操作できるので、操作性が良いものとなって
いる。
【0038】また、中性線接続端子板3 又は接地線接続
端子板4 にそれぞれ設けられた接続端子6 は、負荷の中
性線側及び接地線側導線を挿通する操作によって負荷の
中性線側又は接地線側導線と接続されるから、接続のた
めのねじ止め作業をしなくてもよくなり、作業性を向上
させることができる。
【0039】また、中性線バー挿通部1d,2d 及び接地線
バー挿通部1e,2e が挿通方向と直交する開口断面の面積
及び形状が同一に形成されることによって、中性線バー
挿通部1d,2d に接地線バー20e を、接地線バー挿通部1
e,2e に中性線バー20a をそれぞれ挿通するようなこと
も可能となるから、分電盤20への配設形態の自由度を高
くすることができる。
【0040】また、分電盤20内に配設された状態では、
隣接する器体30は、その短手方向の両側に設けた嵌合手
段30a によって互いに嵌合可能となるから、配設状態が
強固になってぐらつくようなことがなくなる。
【0041】また、負荷の電圧線側を開閉する分岐ブレ
ーカ20d の短手方向の寸法と略同一である短手方向の寸
法を有することにより、分岐ブレーカ20d と一対一に対
応するよう分電盤20内に配設することができ、配設後の
取扱性を向上できる。
【0042】また、操作ハンドル9 を器体30の長手方向
の一端側に設けるとともに、負荷の接地線側及び中性線
側導線が挿通される導線挿通部30b を他端部にまとめて
設けることによって、接地線側又は中性線側導線の少な
くとも一方が挿通される導線挿通部と操作ハンドル9 と
を両端部のいずれかにまとめて設けて操作ハンドル9の
周辺部が局部的に大きなスペースを取るよりも、器体30
を全体的に小型化することができる。
【0043】また、中性線接続端子板3 が内部に設けら
れた中性線側ケース1 及び接地線接続端子板4 が内部に
設けられた接地線側ケース2 を別々に組み立てた後に、
長手方向に沿って並設することによって、部品を一つず
つ組み立てるよりも、組み立ての作業性を高くすること
ができる。
【0044】また、絶縁部材8 が中性線側ケース1 と接
地線側ケース2 との間を仕切ることによって、絶縁空間
を別に設けなくてもよくなり、器体30を小型化すること
ができる。
【0045】かかる中性線開閉スイッチ10を備えた分電
盤20にあっては、中性線バー20a 及び接地線バー20e
は、いずれも断面略円形に形成されているから、断面積
が等しい断面矩形のものよりも占有空間が少なくするこ
とができ、分電盤20を大きくすることなく、中性線バー
20a と接地線バー20e との間の絶縁空間を確保すること
ができる。
【0046】なお、本実施形態では、操作ハンドル9
は、操作されることによって接地線バー20e と接地線接
続端子板4 との間を開閉する接地線開閉部93が設けられ
ているが、例えば、分岐ブレーカ20d 及び中性線開閉ス
イッチ10に接続される負荷の絶縁抵抗をそれ程測定しな
いようなときは、接地線開閉部を有して操作ハンドル9
とは別々に操作されるハンドルを設け、そのハンドルの
操作により接地線接続端子板4 との間を開閉するように
してもよく、そのときは操作ハンドル9 に中性線開閉部
92のみが設けられることとなるから形状がより単純とな
り、操作ハンドル9 の加工がよりやり易くなる。
【0047】また、本実施形態では、操作ハンドル9
は、器体30の奥行き方向に進退自在に操作されるととも
に奥行き方向と直交する断面が局部的に大きく形成され
た極大部91b を有する操作部91が設けられているが、例
えば、操作部分に滑り止め等が設けられたようなとき
は、奥行き方向と直交する断面の面積が均一になるよう
に形成されてもよく、そのときは操作ハンドル9 形状が
より単純となり、加工がよりやり易くなる。
【0048】また、本実施形態では、操作ハンドル9 の
操作部91は、奥行き方向と直交する断面が序々に大きく
なっているが、特定の部分だけ局部的に断面が大きく形
成されても、同様の効果を奏することができる。
【0049】また、本実施形態では、中性線接続端子板
3 及び接地線接続端子板4 は、負荷の中性線側又は接地
線側導線を挿通する操作によって負荷の中性線側又は接
地線側導線と接続される接続端子6 が設けられている
が、例えば、器体30の大きさを小さくするために接続端
子6 を配設するスペースを設けないようなときは、ねじ
止め等で接続する構成にしてもよく、そのときは、中性
線接続端子板3 に対向部31f,31g を有した接続端子配設
部31d を、また接地線接続端子板4 に対向部41d,41e を
有した接続端子配設部41c を設けなくてもよくなるか
ら、中性線接続端子板3 及び接地線接続端子板4 の形状
がより単純となり、加工がよりやり易くなる。
【0050】また、本実施形態では、中性線接続端子板
3 及び接地線接続端子板4 は、いずれも接続端子6 が設
けられているが、いずれか一方のみ接続端子6 が設けら
れてもよく、そのときは、接続端子6 が設けられていな
い接続端子板の形状がより単純となり、加工がよりやり
易くなる。
【0051】また、本実施形態では、中性線バー挿通部
1d,2d 及び接地線バー挿通部1e,2eは、挿通方向と直交
する開口断面の面積及び形状が同一に形成されている
が、例えば、分電盤20への配設形態が定まっていて、中
性線バー挿通部1d,2d に接地線バー20e を、接地線バー
挿通部1e,2e に中性線バー20a をそれぞれ挿通するよう
なことがないときは、異なる面積又は形状に形成されて
もよく、そのときは中性線開閉スイッチ10自体の設計の
自由度を大きくすることができる。
【0052】また、本実施形態では、器体30の短手方向
の両側に互いに嵌合可能な嵌合手段30a がそれぞれ設け
られているが、例えば、配設状態を強固するための治具
が分電盤20に設けられているようなときは、嵌合手段30
a が設けられなくてもよく、そのときは、器体30を構成
する中性線側ケース1 及び接地線側ケース2 の形状がよ
り単純になって、加工がやり易くなる。
【0053】また、本実施形態では、器体30の短手方向
の寸法が分岐ブレーカ20d の短手方向の寸法と略同一で
あるが、例えば、分岐ブレーカ20d が大きいために、こ
の分岐ブレーカ20d の寸法に合わせると、器体30の寸法
が大きくなってしまうようなときは異なる寸法でもよ
く、そのときは器体30の寸法設計の自由度を大きくする
ことができる。
【0054】また、本実施形態では、器体30の長手方向
の一端側に操作ハンドル9 を他端側に負荷の接地線側及
び中性線側導線が挿通される導線挿通部30b をそれぞれ
設けているが、例えば、操作ハンドル9 の大きさが小さ
いようなときは、接地線側又は中性線側導線の少なくと
も一方が挿通される導線挿通部と操作ハンドル9 とを両
端部のいずれかにまとめて設けてもよく、そのときは設
計の自由度を大きくすることができる。
【0055】また、本実施形態では、中性線接続端子板
3 が内部に設けられた中性線側ケース1 及びその中性線
側ケース1 に長手方向に沿って並設して接地線接続端子
板4が内部に設けられた接地線側ケース2 を有した構成
にしているが、例えば、流れ作業とした組み立てライン
の工程管理のために、部品を一つずつ組み立てる方が都
合が良いようなときは、このような構成にしなくてもよ
く、そのときは、ケース及びカバーを製作するようにし
たりして、設計の自由度を大きくすることができる。
【0056】また、本実施形態では、中性線側ケース1
と接地線側ケース2 との間を仕切る絶縁部材8 が設けら
れているが、例えば、絶縁空間を別に設けても器体30が
小さく形成されたときは、絶縁部材8 が設けられなくて
もよく、そのときは部品点数を少なくすることができ
る。
【0057】また、本実施形態では、器体30が略直方体
状に形成されているが、この形状に限るものではない。
【0058】また、本実施形態では、中性線バー20a の
断面及び中性線バー挿通部1d,2d の開口断面が略円形に
形成され、接地線バー20e の断面及び接地線バー挿通部
1e,2e の開口断面が略円形に形成されているが、例え
ば、分電盤20をそれ程大きくすることなく、中性線バー
20a と接地線バー20e との間の絶縁空間を確保できてい
るときは、中性線バー20a の断面及び中性線バー挿通部
1d,2d の開口断面が略円形に形成されてはいるが接地線
バー20e の断面及び接地線バー挿通部1e,2e の開口断面
が非円形に形成された構成でも、また逆に、接地線バー
20e の断面及び接地線バー挿通部1e,2e の開口断面が略
円形に形成されてはいるが中性線バー20aの断面及び中
性線バー挿通部1d,2d の開口断面が非円形に形成された
構成でもよく、そのときは、中性線バー20a 又は接地線
バー20e の形状設計の自由度及び中性線バー挿通部1d,2
d 又は接地線バー挿通部1e,2e の形状設計の自由度を大
きくすることができる。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載のものは、中性線及び接地
線側導線を分電盤内に引き回さなくてもよくなってお
り、器体に設けられた接地線バー挿通部に接地線バーが
挿通することによって、従来例のように、分岐ブレーカ
との間に空隙を設けなくてもよく、また負荷の接地線側
導線が接続されるとともに接地線バーに開閉可能に接続
された接地線接続端子板が器体内に設けられることによ
って、接地端子部を別に設けなくてもよくなるから、分
電盤の寸法を小さくすることができる。請求項2記載の
ものは、請求項1記載のものの効果に加えて、一度の操
作により、操作ハンドルの中性線及び接地線開閉部が中
性線又は接地線をそれぞれ開閉することができ、ブレー
カ及び中性線開閉スイッチに接続される負荷の絶縁抵抗
を測定するような場合に、接地線接続用端子板から接地
線側導線を外す必要がなくなって、作業性を向上するこ
とができる。
【0060】請求項3記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、操作ハンドルは、奥行き方向に進退
自在に操作されるときに、奥行き方向と直交する断面が
局部的に大きく形成された極大部を有する操作部を掴ん
で操作できるので、操作性が良いものとなっている。
【0061】請求項4記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、中性線接続端子板又は接地線接続端
子板の少なくとも一方に設けられた接続端子は、負荷の
中性線側又は接地線側導線を挿通する操作によって負荷
の中性線側又は接地線側導線と接続されるから、接続の
ためのねじ止め作業をしなくてもよくなり、作業性を向
上させることができる。
【0062】請求項5記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、中性線バー挿通部及び接地線バー挿
通部が挿通方向と直交する開口断面の面積及び形状が同
一に形成されることによって、中性線バー挿通部に接地
線バーを、接地線バー挿通部に中性線バーをそれぞれ挿
通するようなことも可能となるから、分電盤への配設形
態の自由度を高くすることができる。
【0063】請求項6記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、分電盤内に複数の器体が配設された
場合に、隣接する器体は、その短手方向の両側に設けた
嵌合手段によって互いに嵌合可能となるから、配設状態
が強固になってぐらつくようなことがなくなる。
【0064】請求項7記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、負荷の電圧線側を開閉するブレーカ
の短手方向の寸法と略同一である短手方向の寸法を有す
ることにより、ブレーカと一対一に対応するよう分電盤
内に配設することができ、配設後の取扱性を向上でき
る。
【0065】請求項8記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、操作ハンドルを器体の長手方向の一
端側に設けるとともに、負荷の接地線側及び中性線側導
線が挿通される導線挿通部を他端部にまとめて設けるこ
とによって、接地線側又は中性線側導線の少なくとも一
方が挿通される導線挿通部と操作ハンドルとを両端部の
いずれかにまとめて設けて操作ハンドルの周辺部が局部
的に大きなスペースを取るよりも、器体を全体的に小型
化することができる。
【0066】請求項9記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、中性線接続端子板が内部に設けられ
た中性線側ケース及び接地線接続端子板が内部に設けら
れた接地線側ケースを別々に組み立てた後に、長手方向
に沿って並設することによって、部品を一つずつ組み立
てるよりも、組み立ての作業性を高くすることができ
る。
【0067】請求項10記載のものは、請求項9記載の
ものの効果に加えて、絶縁部材が中性線側ケースと接地
線側ケースとの間を仕切ることによって、絶縁空間を別
に設けなくてもよくなり、器体を小型化することができ
る。
【0068】請求項11記載のものは、中性線バー又は
接地線バーの少なくとも一方は、断面略円形に形成され
ているから、断面積が等しい断面矩形のものよりも占有
空間が少なくすることができ、分電盤を大きくすること
なく、中性線バーと接地線バーとの間の絶縁空間を確保
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に中性線及び接地線バーが
挿通した状態の斜視図である。
【図2】同上ものが配設された分電盤の正面図である。
【図3】同上の中性線側ケースの分解斜視図である。
【図4】同上の接地線側ケースの分解斜視図である。
【図5】同上の中性線側ケースから見た斜視図である。
【図6】同上の接地線側ケースから見た斜視図である。
【図7】同上の操作ハンドルの中性線開閉部の動作を示
す平面図である。
【図8】同上の操作ハンドルの接地線開閉部の動作を示
す平面図である。
【図9】同上の接続端子付近の平面図である。
【図10】同上のもの及び分岐ブレーカの短手方向の寸
法を比較する上面図である。
【図11】従来例が配設された分電盤の正面図である。
【図12】同上のものの断面図である。
【符号の説明】
1 中性線側ケース 1d 中性線バー挿通部 1e 接地線バー挿通部 2 接地線側ケース 2d 中性線バー挿通部 2e 接地線バー挿通部 3 中性線接続端子板 4 接地線接続端子板 6 接続端子 8 絶縁部材 9 操作ハンドル 91 操作部 91b 極大部 92 中性線開閉部 93 接地線開閉部 20a 中性線バー 20d 分岐ブレーカ 20e 接地線バー 30 器体 30a 嵌合手段 30b 導線挿通部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中性線バーの挿通する中性線バー挿通部
    が設けられた器体と、負荷の中性線側導線に接続して器
    体内に収容される中性線接続端子板と、操作されること
    によって中性線バーと中性線接続端子板との間を開閉す
    る中性線開閉部を設けた操作ハンドルと、を備え、中性
    線バーと負荷との間を開閉する中性線開閉スイッチにお
    いて、 接地線バーの挿通する接地線バー挿通部が前記器体に設
    けられ、負荷の接地線側導線が接続されるとともに接地
    線バーに開閉可能に接続された接地線接続端子板が前記
    器体内に設けられたことを特徴とする中性線開閉スイッ
    チ。
  2. 【請求項2】 前記操作ハンドルは、操作されることに
    よって前記接地線バーと接地線接続端子板との間を開閉
    する接地線開閉部が設けられたことを特徴とする請求項
    1記載の中性線開閉スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記操作ハンドルは、前記器体の奥行き
    方向に進退自在に操作されるとともに奥行き方向と直交
    する断面が局部的に大きく形成された極大部を有する操
    作部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の中性
    線開閉スイッチ。
  4. 【請求項4】 前記中性線接続端子板又は前記接地線接
    続端子板の少なくとも一方は、前記負荷の中性線側又は
    接地線側導線を挿通する操作によって前記負荷の中性線
    側又は接地線側導線と接続される接続端子が設けられた
    ことを特徴とする請求項1記載の中性線開閉スイッチ。
  5. 【請求項5】 前記中性線バー挿通部及び前記接地線バ
    ー挿通部は、挿通方向と直交する開口断面の面積及び形
    状が同一に形成されたことを特徴とする請求項1記載の
    中性線開閉スイッチ。
  6. 【請求項6】 前記器体は略直方体状であって、その短
    手方向の両側に互いに嵌合可能な嵌合手段がそれぞれ設
    けられたことを特徴とする請求項1記載の中性線開閉ス
    イッチ。
  7. 【請求項7】 前記器体は略直方体状であって、その短
    手方向の寸法は前記負荷の電圧線側を開閉する略直方体
    状のブレーカの短手方向の寸法と略同一であることを特
    徴とする請求項1記載の中性線開閉スイッチ。
  8. 【請求項8】 前記器体は略直方体状であって、その長
    手方向の一端側に前記操作ハンドルを他端側に前記負荷
    の接地線側及び中性線側導線が挿通される導線挿通部を
    それぞれ設けたことを特徴とする請求項1記載の中性線
    開閉スイッチ。
  9. 【請求項9】 前記器体は略直方体状であって、前記中
    性線接続端子板が内部に設けられた中性線側ケース及び
    その中性線側ケースに長手方向に沿って並設して前記接
    地線接続端子板が内部に設けられた接地線側ケースを有
    したことを特徴とする請求項1記載の中性線開閉スイッ
    チ。
  10. 【請求項10】 前記中性線側ケースと前記接地線側ケ
    ースとの間を仕切る絶縁部材が設けられたことを特徴と
    する請求項9記載の中性線開閉スイッチ。
  11. 【請求項11】 単相3線の電圧線及び中性線バーと、
    電圧線バーの長手方向に沿って複数個並設され電圧線バ
    ーと負荷との間を開閉するブレーカと、負荷を接地する
    よう中性線バーに並設された接地線バーと、請求項1記
    載の中性線開閉スイッチと、を備えた分電盤において、 前記中性線バーの断面及び前記中性線バー挿通部の開口
    断面又は前記接地線バーの断面及び前記接地線バー挿通
    部の開口断面の少なくとも一方は、略円形に形成された
    ことを特徴とする分電盤。
JP7247280A 1995-09-26 1995-09-26 中性線開閉スイッチ及びこれを備えた分電盤 Withdrawn JPH0992066A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7247280A JPH0992066A (ja) 1995-09-26 1995-09-26 中性線開閉スイッチ及びこれを備えた分電盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7247280A JPH0992066A (ja) 1995-09-26 1995-09-26 中性線開閉スイッチ及びこれを備えた分電盤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0992066A true JPH0992066A (ja) 1997-04-04

Family

ID=17161117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7247280A Withdrawn JPH0992066A (ja) 1995-09-26 1995-09-26 中性線開閉スイッチ及びこれを備えた分電盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0992066A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7777139B2 (en) 2004-01-19 2010-08-17 Abb Oy Switching device provided with neutral conductor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7777139B2 (en) 2004-01-19 2010-08-17 Abb Oy Switching device provided with neutral conductor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6285271B1 (en) Capacitor switching contactor
US6333846B1 (en) Power supply shut-off apparatus
CA2626985C (en) Electrical switching apparatus and interlocking phase barrier therefor
JP2002531916A (ja) 電気機械式接触器
US5831498A (en) Molded case circuit breaker with adapter for use with ring lug terminations
US6610926B2 (en) Junction box
US20180131106A1 (en) Electrical switching device comprising electrical clamping connections
EP3343582A1 (en) Molded-case circuit breaker for dc
CA2605999A1 (en) Electrical enclosure and interior assembly therefor
US6794979B2 (en) Fuse holder assembly
US5483213A (en) Terminal block with terminal-locking slot
JP4925974B2 (ja) 引出形回路遮断器、引出形回路遮断器の端子装置、及び端子装置の相間絶縁板
US6759939B2 (en) Fuse holder assembly
US4989118A (en) Off-set terminal configuration for electrically coupling the load side of adjacent circuit breakers
WO2002080328A1 (en) An electrical circuit device with compact terminal configuration
US6307456B1 (en) Light industrial circuit breaker terminal cover
JPH082924Y2 (ja) 自己鎖錠端子装置
KR200450125Y1 (ko) 차단기 직결형 영상변류기
JPH0992066A (ja) 中性線開閉スイッチ及びこれを備えた分電盤
AU756625B2 (en) Electromechanical contactor
JP3520796B2 (ja) 端子装置および分電盤
JP2000243209A (ja) 端子装置
JP3843675B2 (ja) 多極開閉器の端子ユニット
US5525080A (en) Circuit breaker terminal screw assembly
JPH0896688A (ja) 端子部を有した電気機器及びそれに用いる連結用端子カバー

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20021203