JPH0990920A - 映像信号変換装置 - Google Patents

映像信号変換装置

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JPH0990920A
JPH0990920A JP7247227A JP24722795A JPH0990920A JP H0990920 A JPH0990920 A JP H0990920A JP 7247227 A JP7247227 A JP 7247227A JP 24722795 A JP24722795 A JP 24722795A JP H0990920 A JPH0990920 A JP H0990920A
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Japan
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video signal
clock
density
read
line
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Application number
JP7247227A
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English (en)
Inventor
Minoru Shimizu
穣 清水
Hideaki Sasaki
英昭 佐々木
Shigeru Sawada
繁 澤田
Teruo Hotta
照男 堀田
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Sanyo Electric Co Ltd
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変換に要するラインメモリ数を減少し、映像
信号変換装置の回路規模を縮小する。 【解決手段】 ラインメモリ5の書き込み手段を起動す
るタイミングパルスである書き込みイネーブルパルスL
WE及び書き込みアドレスリセットパルスLWRSTを
遅延素子24により遅延時間d2だけ遅延させ、LWE
及びLWRSTと、読み込み手段を起動するタイミング
パルスである読み出しイネーブルパルスLRE及び読み
出しアドレスリセットパルスLRRSTとの間に、位相
差を生じさせる。この位相差は、入力映像信号2の水平
帰線期間が出力映像信号25の水平帰線期間を包含する
ような大きさである。これにより、ラインメモリ1つで
変換を行っても、画像に表示される水平走査期間内に、
ラインメモリ上で読み出し動作が書き込み動作を追い越
すことがなくなり、ラインメモリ減少に伴う画像の劣化
の問題が解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、方式の異なる、パ
ーソナルコンピュータ等の映像信号とテレビジョン映像
信号等との間の変換を行う映像信号変換装置、特にライ
ンメモリを用いて、所定周波数のクロックに同期する映
像信号から前記クロックの2倍の周波数のクロックに同
期する映像信号への変換に関する。
【0002】
【従来の技術】近年マルチメディア時代を迎え、通常の
テレビジョン映像信号であるNTSC信号(2:1イン
ターレース走査)を表示する表示装置に、これとは映像
方式の異なるパーソナルコンピュータ等からの映像信号
を表示することが要求されるようになってきた。また、
テレビジョンに対しても高画質化要求が高まり、順次走
査方式にて画像表示を行うテレビ受像機が実現されてい
る。
【0003】そこで、従来よりラインメモリを用い、こ
れに2:1インターレース走査であるNTSC信号等
(以下、単密度映像信号という。)を書き込み、これを
倍速で2度読みして順次走査映像信号(以下、倍密度映
像信号という。)に変換することや、逆に倍密度映像信
号から単密度映像信号へ変換すること、が行われてい
る。
【0004】図7は、従来の単密度/倍密度の映像信号
変換処理回路のブロック図である。映像信号変換装置1
21への入力映像信号122は、単密度映像信号(ここ
ではNTSC方式映像信号)と、倍密度映像信号(ここ
ではVGA規格の映像信号)とのいずれかである。入力
切替スイッチ123は入力映像信号122の種別に応じ
て、経路を切り換える。入力映像信号122が単密度映
像信号である場合、1つの経路では映像信号変換装置1
21を素通りして、外部モニター出力用単密度映像信号
処理回路124に供給され、もう1つの経路では、ライ
ンメモリ125、126を用いて倍密度映像信号に変換
され、ディスプレイ表示用倍密度映像信号処理回路12
7に供給される。一方、入力映像信号122が倍密度映
像信号である場合には、1つの経路では映像信号変換装
置121を素通りして、ディスプレイ表示用倍密度映像
信号処理回路127に供給され、もう1つの経路では、
ラインメモリ128を用いて単密度映像信号に変換さ
れ、外部モニター出力用単密度映像信号処理回路124
に供給される。
【0005】ラインメモリ125、126を用いた、単
密度から倍密度の映像信号への変換処理を説明する。図
8はラインメモリ125、126(それぞれメモリA、
Bとする。)に対する書き込み、読み出し動作を示すタ
イミングチャートである。図において、縦軸、横軸はそ
れぞれメモリアドレス、時間を示し、実線が読み出し動
作を、そして一点鎖線が書き込み動作を示す。例えば、
書き込みデータ140は、第n水平走査線期間の単密度
映像信号が、周波数4FSCの書き込みクロック(WC
K)でメモリBの先頭アドレスから順次書き込まれる様
子を示している。書き込みデータ140は既に書き込み
終わった先頭アドレス部分から、周波数8FSCの読み出
しクロック(RCK)で2度読み出される(読み出しデ
ータ141、142)。第(n+1)水平走査線期間の
映像信号の書き込み動作は、第n水平走査線期間の終了
に引き続いて行われなければならない。しかしメモリB
に書き込むことは、書き込みデータ140の読み出し動
作の途中でメモリ内容が上書きされてしまうため具合が
悪い。そこで、第(n+1)水平走査線期間の映像信号
はメモリAに書き込む(書き込みデータ143)。この
ように、2つのラインメモリを用いて単密度映像信号の
1水平走査線期間(1H)毎に交互に書き込み動作、読
み込み動作を行う。
【0006】図9は、上記動作を1つのラインメモリを
用いて行った場合の不具合を示すタイミングチャートで
ある。第n水平走査線期間の単密度映像信号(書き込み
データ160)を、読み出しデータ161、162とし
て2度読み出したい。しかし、第(n+1)水平走査線
期間の映像信号(書き込みデータ163)の書き込み動
作を行うと、この書き込み動作はメモリアドレス上、読
み出しデータ162の読み出し動作によって追い越さ
れ、図において読み出しデータ162、書き込みデータ
163を表す線が途中で交差する。これは、交差する前
と交差した後の読み出しデータ162がそれぞれ書き込
みデータ163、書き込みデータ160であることを意
味する。すなわち映像上は、1つおきの水平走査線の途
中で、時間的に異なる2つの映像が切り替わって表示さ
れることになり、著しく画質が損なわれるという不具合
がある。
【0007】次に、ラインメモリ128を用いた、倍密
度から単密度の映像信号への変換処理を説明する。図1
0はラインメモリ128(メモリCとする。)に対する
書き込み、読み出し動作を示すタイミングチャートであ
る。入力映像信号122は周波数8FSCの書き込みクロ
ック(LWCLK)に同期して、書き込みデータ18
0、181の如く書き込まれる。これらはそれぞれ第n
水平走査線期間、第(n+2)水平走査線期間の映像信
号である。入力映像信号122である倍密度映像信号は
ラインメモリCへのライトイネーブル信号を制御するこ
とにより1水平走査線おきに間引きされ、書き込みデー
タ180、181が周波数4FSCの読み出しクロック
(LRCLK)に同期して読み出されることにより単密
度映像信号(読み出しデータ182)への変換が実行さ
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の単密度から倍密
度の映像信号への変換処理においては、上述したよう
に、水平走査線内で途中から時間的に異なる映像が表示
され、著しく画質が損なわれるという問題を回避するた
め、ラインメモリを2つ有する映像信号変換装置を使用
していた。しかし、この単密度映像信号から倍密度映像
信号への映像信号変換装置では、ラインメモリを2つ要
すること、及び両ラインメモリの読み出しと書き込みを
交互に振り分ける手段を要することにより、回路規模が
大きくなるという問題があった。また、単密度映像信号
と倍密度映像信号とを相互に変換する映像信号変換装置
では、もう1つラインメモリを要するため、回路規模が
さらに大きくなるという問題があった。
【0009】本発明は、変換に要するラインメモリ数を
減少し、規模が縮小された映像信号変換装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載
の、単密度映像信号を倍密度映像信号へ変換する映像信
号変換装置は、入力映像信号の1水平走査線期間毎に起
動され第1のクロックに同期してラインメモリに1水平
走査線の入力映像信号を書き込む動作を行う書き込み手
段と、入力映像信号の1/2水平走査線期間毎に起動さ
れ倍速クロックに同期してラインメモリから1水平走査
線の出力映像信号を読み出す動作を行う読み出し手段
と、入力映像信号の水平帰線期間が出力映像信号の水平
帰線期間を包含するように、書き込み手段を起動するタ
イミングパルスと読み込み手段を起動するタイミングパ
ルスとの間に位相差を持たせて、これら両タイミングパ
ルスを供給する起動パルス供給手段と、を有することを
特徴とする。
【0011】本発明は上記特徴により、連続する水平走
査線期間の単密度映像信号を1つのラインメモリを用い
て倍密度映像信号に変換することができる。このとき読
み出し動作が書き込み動作のメモリアドレスを水平有効
走査期間内に追い越すことがないので、水平有効走査線
の途中で、時間的に異なる映像が切り替わって表示され
ることによる画質劣化が起こらない。
【0012】本発明の請求項2記載の、単密度映像信号
と倍密度映像信号とを相互に変換する映像信号変換装置
は、入力される映像信号に応じて書き込みクロック及び
読み出しクロックの周波数を切り換えるクロック切替手
段と、入力映像信号の1水平走査線期間毎に起動され書
き込みクロックに同期してラインメモリに1水平走査線
の入力映像信号を書き込む動作を行う書き込み手段と、
出力映像信号の1水平走査線期間毎に起動され読み出し
クロックに同期してラインメモリから1水平走査線の出
力映像信号を読み出す動作を行う読み出し手段と、倍密
度映像信号の水平帰線期間を単密度映像信号の水平帰線
期間が包含するように、書き込み手段を起動するタイミ
ングパルスと読み込み手段を起動するタイミングパルス
との間に位相差を持たせて、これら両タイミングパルス
を供給する起動パルス供給手段と、を有することを特徴
とする。
【0013】本発明は請求項1同様、連続する水平走査
線期間の単密度映像信号を1つのラインメモリを用いて
倍密度映像信号に変換することができる。これに加え
て、本発明は上記特徴により、入力映像信号を倍密度映
像信号に切り換え、書き込みクロックと読み出しクロッ
クとを相互に切り換えることによって、単密度から倍密
度の映像信号への変換に用いる上記1つのラインメモリ
を、倍密度から単密度の映像信号への変換に用いる1つ
のラインメモリとしても利用する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0015】[実施形態1]図1は、本発明の第1の実
施形態である単密度/倍密度の映像信号変換処理回路の
ブロック図である。映像信号変換装置1への入力映像信
号2は、単密度映像信号(ここではNTSC方式映像信
号)と、倍密度映像信号(ここではVGA規格の映像信
号)のいずれかである。入力切替スイッチ3は入力映像
信号2の種別に応じて、経路を切り換える。入力映像信
号2が単密度映像信号である場合には、外部モニター出
力用単密度映像信号処理回路4に直接供給されるととも
に、ラインメモリ5を用いて倍密度化変換を行う倍密度
変換部20を介し、ディスプレイ表示用倍密度映像信号
処理回路7に供給される。一方、入力映像信号2が倍密
度映像信号である場合には、ディスプレイ表示用倍密度
映像信号処理回路7に直接供給するとともに、ラインメ
モリ8を用いて単密度化変換され、外部モニター出力用
単密度映像信号処理回路4に供給される。タイミングジ
ェネレータ9は、ラインメモリ5、8を駆動するパルス
を発生する。この映像信号変換処理回路で用いている映
像信号変換装置1における本発明による特徴は、倍密度
化変換を1つのラインメモリ5で行う点にある。
【0016】図2は、倍密度化変換に係わる部分の詳し
いブロック図である。この構成例では、倍密度変換部2
0への入力映像信号2である単密度映像信号は、フィー
ルドメモリ21から得る。入力切替スイッチ3は図示し
ていないが、フィールドメモリ21の後に存在し、入力
映像信号2をラインメモリ5に導くように切り替わって
いる。タイミングジェネレータ9は、ラインメモリ5を
駆動するパルスを発生するとともに、入力映像信号2を
ラインメモリ5の動作に同期させるために、フィールド
メモリ21の駆動にも用いている。なお、タイミングジ
ェネレータ9は、ラインメモリ5をアクセスするための
信号を入力映像信号2の同期信号から生成してもよい。
【0017】パルスFRE、LWE及びLREはそれぞ
れフィールドメモリ21の読み出しイネーブルパルス、
ラインメモリの書き込みイネーブルパルス及び読み出し
イネーブルパルスである。FRE、LWEは単密度映像
信号の1H(1水平走査線期間)の周期から水平帰線期
間を除いた1水平有効走査期間のパルス幅を有する。L
REは単密度映像信号の1/2Hの周期、倍密度映像信
号の1水平有効走査期間のパルス幅を有する。パルスF
RCLK、LWCLK及びLRCLKはそれぞれフィー
ルドメモリ21の読み出しクロック、ラインメモリ5の
書き込みクロック及び読み出しクロックである。FRC
LK、LWCLKはそれぞれ周波数4FSC、LRCLK
は周波数8FSCであり、これらのクロックはタイミング
ジェネレータ9から供給される。
【0018】パルスFRRST、LWRST及びLRR
STはそれぞれフィールドメモリ21内の読み出しアド
レスカウンタ、ラインメモリ5内の書き込みアドレスカ
ウンタ及び読み出しアドレスカウンタに対するリセット
パルスである。これらは、それぞれ各イネーブルパルス
の立ち上がりに応じて発生され、各アドレスカウンタを
0にリセットする。各アドレスカウンタは対応するイネ
ーブルパルスがHighレベルの間、対応するクロック
によってインクリメントされる。
【0019】フィールドメモリ21は、FRE、FRC
LKの供給を受けて1H周期で、1水平走査線の有効画
像エリアを構成するメモリデータを入力映像信号2とし
て出力する。タイミングジェネレータ9が発生する各イ
ネーブルパルス及び各リセットパルスは同期している。
しかし、入力映像信号2は、フィールドメモリ21から
ラインメモリ5までの経路における処理等による遅延2
2(遅延時間d1)を受ける。遅延素子23(遅延時間
d1)は、この遅延22を補償するために、ラインメモ
リ5へのイネーブルパルス、リセットパルスに対して設
けられている。遅延素子24(遅延時間d2)は、入力
映像信号2の水平帰線期間が出力映像信号25の水平帰
線期間を包含するように、ラインメモリ5の書き込みを
起動するタイミングパルスであるLWE及びLWRST
と読み込みを起動するタイミングパルスであるLRE及
びLRRSTとの間に位相差を持たせるために設けてい
る。この点については後に詳述する。入力映像信号2の
経路に設けられた遅延素子26(遅延時間d2)は、遅
延素子24によるタイミングパルスLWE及びLWRS
Tの遅れに合わせて入力映像信号2を遅延させるために
挿入されている。
【0020】図3は、ラインメモリ5(メモリAとす
る。)に対する書き込み、読み出し動作を示すタイミン
グチャートである。図において、縦軸Y、横軸Tはそれ
ぞれメモリアドレス、時間を示す。フィールドメモリか
ら最初の水平走査線のメモリデータが出力される時刻を
T=0とする。映像信号時間の単位としてH(水平走査
線期間)のほか、周波数4FSCのクロック周期tを用い
る。またここで遅延素子23の遅延時間d1=13t、
遅延素子24の遅延時間d2=3tである。ラインメモ
リ5は水平有効走査期間の映像信号に相当する768画
素を記憶する。1H=910tである。入力映像信号、
出力映像信号の各水平有効走査期間が終了すると、対応
するイネーブルパルスLWE、LREはLowレベルに
なり、アドレスカウンタはアドレスのインクリメントを
停止するので、アドレスカウンタの値は実在アドレスに
対応するY=1〜768の範囲内である。つまり実際に
は、Y=769〜910の範囲の値は存在しない。図面
においては説明の都合上、各データ線を水平帰線期間に
相当する、仮想上のアドレス範囲Y=769〜910に
延長して描いている。なお、実際の表示装置において
は、1水平走査期間の始端及び終端部分を表示しないも
のも多い。本出願における水平帰線期間は上述のような
場合における表示が行われない期間も含むものとする。
【0021】データ線40、41はそれぞれ第n、第
(n+1)水平走査線の書き込みデータを表し、データ
線42、43、44、45は読み出しデータを表す。m
を整数として、書き込み動作は、遅延素子23により、
mH+(d1+d2)に開始され、周期1Hを有する。
読み出し動作は、mH/2+d1に開始され、周期1/
2Hを有する。読み出しデータ43の読み出し動作は、
書き込みデータ40の書き込み動作のアドレスを水平帰
線期間に相当する仮想上のアドレスY=904で追い越
す。すなわち、本発明を実施したこの映像信号変換装置
1では、上述のように、アドレス追い越しが画面に表示
される水平有効走査期間内では起こらない。そのため、
読み出しデータ42は不図示の第(n−1)水平走査線
のみ、読み出しデータ43、44は書き込みデータ40
である第n水平走査線のみ、読み出しデータ45は書き
込みデータ41である第(n+1)水平走査線のみのデ
ータを含む。よって、従来技術で問題となった、読み出
しデータがアドレス追い越しの前後で隣接する水平走査
線の映像信号となること、に起因する画像劣化を生じな
い。ここで述べた、アドレス追い越しが水平帰線期間に
相当する仮想上のアドレスで起こるということは、書き
込みデータ(入力映像信号)である単密度映像信号の各
水平帰線期間が、読み出しデータ(出力映像信号)であ
る倍密度映像信号の水平帰線期間を1つ包含するという
ことに等しい。
【0022】上記両水平帰線期間の相対的な位置関係
は、ラインメモリ5の書き込み、読み込みをそれぞれ起
動するタイミングパルス間の位相差で決まり、これは遅
延素子24の遅延時間d2によって決定される。遅延時
間d2=1〜71tとすることができる。書き込み動
作、読み込み動作は周期的繰り返しであるので、遅延素
子24、26の代わりに、読み出し動作側のパルスLR
E、LRRSTに384t〜454tの遅延を挿入して
も、前記両動作間に同様の位相ずれが生じる。しかし、
本映像信号変換装置では、遅延素子の遅延時間が短いと
いう点で好適な、書き込み動作側を遅延させる場合を説
明した。
【0023】従来は倍密度化変換に2つのラインメモリ
を要していた。これに対し映像信号変換装置1は、以
上、図2、図3を用いて説明したように、その変換を1
つのラインメモリ5で行うことができる。
【0024】ラインメモリ8を用いた単密度化変換は、
従来と変わるところがないので説明を省略する。
【0025】[実施形態2]図4は、本発明の第2の実
施形態である単密度/倍密度の映像信号変換処理回路の
ブロック図である。図1の回路と類似の構成であるの
で、図4には図1において対応する要素の符号に60加
算した符号を付し、以下両回路の差異を中心に説明す
る。映像信号変換装置61は、ラインメモリ65を用い
て、倍密度化変換と単密度化変換との双方を行う。な
お、この実施形態2では倍密度変換部20を含めてライ
ンメモリ65と表している。タイミングジェネレータ6
9は、ラインメモリ65を駆動するパルスを、後に説明
するように倍密度化変換と単密度化変換とで切り換えて
発生する点が、第1の実施形態と異なる。この映像信号
変換処理回路で用いている映像信号変換装置61におけ
る本発明による特徴は、倍密度化変換を第1の実施形態
同様、1つのラインメモリ65で行うとともに、駆動パ
ルスを切り換えるだけで、そのラインメモリ65で単密
度化変換も行う点にある。
【0026】図2のブロック構成は、本実施形態のライ
ンメモリ65に関しても同じである。但し、タイミング
ジェネレータが倍密度化変換と単密度化変換とでパルス
を切り換える機構を有している点だけが違う。よって、
以下区別のため、本実施形態のタイミングジェネレータ
を不図示であるがタイミングジェネレータ69とし、図
2を援用して、ラインメモリ65に供給される駆動パル
スを説明する。
【0027】倍密度化変換において、タイミングジェネ
レータ69から各クロック線に出力されるパルスは第1
の実施形態で説明したものと同じである。つまりLWC
LKに対しては周波数4FSC、LRCLKに対しては周
波数8FSCのクロックが出力される。LWEに対しては
1Hの周期で単密度映像信号の1水平有効走査期間のパ
ルス幅、またLREに対しては1/2Hの周期で倍密度
映像信号の1水平有効走査期間のパルス幅のパルスが出
力される。LWRST、LRRSTに対しては、それぞ
れ対応するイネーブルパルスの立ち上がりに同期してパ
ルスが出力される。
【0028】さて、単密度化変換における駆動パルスは
以下のように切り換えられる。つまりLWCLKに対し
ては周波数8FSC、LRCLKに対しては周波数4FSC
のクロックが出力される。LWEに対しては1Hの周期
で倍密度映像信号の1水平有効走査期間のパルス幅、ま
たLREに対しては1Hの周期で単密度映像信号の1水
平有効走査期間のパルス幅のパルスが出力される。LW
RST、LRRSTに対しては、それぞれ対応するイネ
ーブルパルスの立ち上がりに応答してパルスが出力され
る。
【0029】図5は、入/出力映像信号に応じて書き込
み/読み出しクロックを切り換えるクロック切替手段で
ある、クロック切り換え器のブロック図である。このク
ロック切り換え器はタイミングジェネレータ69内に設
けられている。基準クロック80の周波数は8FSCであ
り、これを分周器81で周波数4FSCに分周する。8F
SC、4FSCの両クロックは位相補償器82、83で同期
させられてから、セレクタ84を経由して、ラインメモ
リ書き込みクロックLWCLK、読み出しクロックLR
CLKに出力される。これら出力先は、モード選択信号
85でセレクタ84を切り換えることにより変更でき
る。具体的には、倍密度化変換では、LWCLKに4F
SC、LRCLKに8FSCを出力し、単密度化変換ではL
WCLKに8FSC、LRCLKに4FSCを出力するよう
に切り換える。ドライバ86、87は、出力負荷に対し
て十分な駆動能力を持たせるために設けられている。
【0030】図6は、単密度化変換におけるラインメモ
リ65に対する書き込み、読み出し動作を示すタイミン
グチャートである。表記方法は図3と同じである。また
上記パルスの切り換え以外の、例えば遅延素子の遅延時
間等の回路条件は第1の実施形態と同じである。ここ
で、実施形態1と同じく、遅延素子23の遅延時間d1
=13t、遅延素子24の遅延時間d2=3tであり、
ラインメモリ65は水平有効走査期間の映像信号に相当
する768画素を記憶し、また1H=910tである。
単密度化変換においては、タイミングジェネレータ69
は、LWEをLREに対して1/2Hずれたタイミング
でHighレベルとし、倍密度映像信号の水平有効走査
期間後Lowレベルに戻るように制御する。これによっ
て書き込みデータ100、101として図示した如く、
1水平走査線おきに倍密度映像信号が、ラインメモリ6
5のアドレスY=1〜768に書き込まれる。データ線
102、103は読み出しデータである。書き込みデー
タ100は単密度映像信号の読み出しデータ103とし
て読み出される。mを整数として、書き込み動作は、遅
延素子23により、(m+1/2)H+(d1+d2)
に開始され、読み出し動作は、mH/2+d1に開始さ
れ、両動作とも周期1Hを有する。LWEをLREに対
して1/2H遅らせたことにより、ラインメモリアドレ
ス上において、書き込み動作が読み出し動作を追い越す
ことはないので、既に述べた画像劣化を生じることはな
い。倍密度化変換のタイミングチャートは図3と同じで
あるので省略する。また変換動作も実施形態1で説明し
たところと同一であるので省略する。
【0031】従来の単密度/倍密度の双方向の映像信号
変換装置は、倍密度化変換用に2つのラインメモリを有
するとともに、これとは別に単密度化変換用に1つのラ
インメモリを有しており、合計3つのラインメモリを使
用していた。これに対し映像信号変換装置61は、以上
説明したように、双方向の変換を1つのラインメモリ5
で行うことができる。
【0032】
【発明の効果】本発明の請求項1の映像信号変換装置に
よれば、倍密度化変換に際して必要なラインメモリ数は
1つである。従来はラインメモリを2つ要していたの
で、本発明により映像信号変換装置の回路規模を縮小で
きるという効果が得られる。
【0033】本発明の請求項2の映像信号変換装置によ
れば、単密度化変換/倍密度化変換の双方向を行うのに
必要なラインメモリ数は1つである。従来はラインメモ
リを3つ要していたので、本発明により映像信号変換装
置の回路規模を縮小できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態である映像信号変換
処理回路のブロック図である。
【図2】 倍密度化変換に係わる部分のブロック図であ
る。
【図3】 倍密度化変換における書き込み、読み出し動
作を示すタイミングチャートである。
【図4】 本発明の第2の実施形態である映像信号変換
処理回路のブロック図である。
【図5】 クロック切り換え器のブロック図である。
【図6】 単密度化変換における書き込み、読み出し動
作を示すタイミングチャートである。
【図7】 従来の映像信号変換処理回路のブロック図で
ある。
【図8】 従来の倍密度化変換における書き込み、読み
出し動作を示すタイミングチャートである。
【図9】 従来の問題点を示すタイミングチャートであ
る。
【図10】 従来の単密度化変換における書き込み、読
み出し動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1,61,121 映像信号変換装置、2,122 入
力映像信号、3,123 入力切替スイッチ、4,12
4 外部モニター出力用単密度映像信号処理回路、5,
8,65,125,126,128 ラインメモリ、
7,127 ディスプレイ表示用倍密度映像信号処理回
路、9 タイミングジェネレータ、21フィールドメモ
リ、23,24 遅延素子、25 出力映像信号、4
0,41,100,101,140,143,163,
180 書き込みデータ、43,44,103,14
1,142,162,182 読み出しデータ、80
基準クロック、81 分周器、84 セレクタ、85
モード選択信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 英昭 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 澤田 繁 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 堀田 照男 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1水平走査線の映像信号を格納でき、該
    映像信号の書き込み動作と読み出し動作とを並列に行う
    ことができるラインメモリを備え、第1のクロックに同
    期した入力映像信号を、第1のクロックの2倍の周波数
    の倍速クロックに同期した出力映像信号に変換する映像
    信号変換装置において、 入力映像信号の1水平走査線期間毎に起動され、第1の
    クロックに同期して、ラインメモリに1水平走査線の入
    力映像信号を書き込む書き込み手段と、 入力映像信号の1/2水平走査線期間毎に起動され、倍
    速クロックに同期して、ラインメモリから1水平走査線
    の出力映像信号を読み出す読み出し手段と、 入力映像信号の水平帰線期間が出力映像信号の水平帰線
    期間を包含するように、書き込み手段を起動するタイミ
    ングパルスと読み込み手段を起動するタイミングパルス
    との間に位相差を持たせて、これら両タイミングパルス
    を供給する起動パルス供給手段と、 を有することを特徴とする映像信号変換装置。
  2. 【請求項2】 1水平走査線の映像信号を格納でき、該
    映像信号の書き込み動作と読み出し動作とを並列に行う
    ことができるラインメモリを備え、第1のクロックに同
    期する単密度映像信号と第1のクロックの2倍の周波数
    の倍速クロックに同期する倍密度映像信号とを相互に変
    換する映像信号変換装置において、 入力される映像信号に応じて書き込みクロック及び読み
    出しクロックの周波数を切り換えるクロック切替手段
    と、 入力映像信号の1水平走査線期間毎に起動され、書き込
    みクロックに同期して、ラインメモリに1水平走査線の
    入力映像信号を書き込む書き込み手段と、 出力映像信号の1水平走査線期間毎に起動され、読み出
    しクロックに同期して、ラインメモリから1水平走査線
    の出力映像信号を読み出す読み出し手段と、 倍密度映像信号の水平帰線期間が単密度映像信号の水平
    帰線期間を包含するように、書き込み手段を起動するタ
    イミングパルスと読み込み手段を起動するタイミングパ
    ルスとの間に位相差を持たせて、これら両タイミングパ
    ルスを供給する起動パルス供給手段と、 を有することを特徴とする映像信号変換装置。
JP7247227A 1995-09-26 1995-09-26 映像信号変換装置 Pending JPH0990920A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006079101A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Magnachip Semiconductor Ltd Tdcパネルの駆動方法及び駆動装置
WO2014038468A1 (ja) * 2012-09-07 2014-03-13 シャープ株式会社 メモリ制御装置、携帯端末、メモリ制御プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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