JPH0990621A - レジスト組成物、同組成物を用いるパターン形成方法、および半導体デバイスの製造方法 - Google Patents

レジスト組成物、同組成物を用いるパターン形成方法、および半導体デバイスの製造方法

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JPH0990621A
JPH0990621A JP7243374A JP24337495A JPH0990621A JP H0990621 A JPH0990621 A JP H0990621A JP 7243374 A JP7243374 A JP 7243374A JP 24337495 A JP24337495 A JP 24337495A JP H0990621 A JPH0990621 A JP H0990621A
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JP
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acid
resist composition
exposed
resist
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Keita Sakai
啓太 酒井
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体デバイス製造分野などで用いられ、エ
ッチング操作が簡単なレジスト、および同レジストを用
いた微細パターンの製造方法を提供する。 【解決手段】 遠紫外光の照射により酸を生成する光酸
発生剤と、酸の存在により発色してi線の透過度を低下
させるpH指示薬と、ナフトキノンジアジドと、ノボラ
ック樹脂とからなるレジスト膜12を基体4上に積層す
る。レジスト膜12の一部に遠紫外光10を照射する
と、光酸発生剤が酸を生成してpH指示薬を発色させ、
レジスト膜の表面にi線の透過率低下部分11を作る
(図3(A))。部分11をマスクとして利用してi線
14を照射(図3(B))後、アルカリ溶液でエッチン
グして現像パターン13を得る(図3(C))。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レジスト組成物、
同組成物を用いるパターン形成方法、および半導体デバ
イスの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体デバイスの製造工程におけ
る微細パターンの形成方法(例えばSilicon-added bila
yer resist (SABRE) System,w.c.McColgine, et, al, S
PIE. vol.920, pp.260-267 (1988))について図1
(A)〜(D)を参照して説明する。
【0003】まず1(A)に示すように、半導体基板4
上に下層レジスト層3(例えばポリイミド系レジスト)
を塗布し、続いてその上層に例えばi線感光レジストを
塗布して上層レジスト層2を形成する。次に、例えばi
線の波長(365nm)を有する紫外光により、所望の
マスクを介してi線1を露光する。続いて現像すること
によって上層にレジストの現像パターン5を形成する
(図1(B))。次に図1(C)に示すように、シリル
化剤6(例えばヘキサメチルジシラザンなど)の蒸気を
基板を加熱しながら接触させることにより現像パターン
5のシリル化を行うと、シリル化が可能な上層の現像パ
ターン5のみがシリル化され、レジスト膜表層部にシリ
ル化層7が形成される。次に図1(D)に示すように、
シリル化層7をエッチングマスクとしてO2 反応性イオ
ンエッチング(RIE)によるドライエッチングを行う
ことにより、微細パターンの形成を行うものである。な
お、8は酸素プラズマ、9は酸素プラズマ8によって生
成したSiO2 である。
【0004】しかしながら、上層に形成された現像パタ
ーンを下層に転写するためには、下層レジスト層のドラ
イエッチングが必要不可欠である。このため、専用の有
機膜エッチャー、および、複雑な条件出し(例えば、面
内均一性の向上、選択比の向上など)が必要であるとい
う問題点がある。
【0005】特に、専用の有機膜エッチャーに関して
は、上層の微細な現像パターンを厚い(約1.5μm)
下層レジスト層に転写する際には、通常の有機膜エッチ
ャーでは、垂直にパターンを形成することが困難である
という問題点があった。また、条件出しにおいても、ガ
ス種、複数のガスの選択および混合比、圧力、温度、R
fバイアス、引きだし電圧のバイアス、Rf周波数など
の条件の最適化などの複雑な条件出しが要求されるとい
う問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みなされたもので、その目的とするところは、上記問題
を解決したレジスト組成物、同組成物を用いるパターン
形成方法、および同組成物を用いる半導体デバイスの製
造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、露光されることにより、露光波長以外の
波長域の透過率が低下することを特徴とするレジスト組
成物、および遠紫外光で露光されることによりi線に対
する透過率が低下することを特徴とするレジスト組成物
を提案するもので、上記レジスト組成物が、遠紫外光で
露光されることにより酸を発生する光酸発生剤を含むこ
と、酸の存在によりi線波長域を吸収帯として発色する
pH指示薬を含むこと、ノボラック樹脂およびナフトキ
ノンジアジドを含むことを包含する。
【0008】また本発明は、遠紫外光が照射されること
により酸を生成する光酸発生剤と、前記生成する酸の存
在によりi線波長域を吸収帯として発色するpH指示薬
と、ナフトキノンジアジドと、ノボラック樹脂とからな
ることを特徴とするレジスト組成物である。
【0009】さらに本発明は、遠紫外光で露光されるこ
とによりi線に対する透過率が低下するレジスト組成物
の所定部位に遠紫外光で露光して所定部のi線に対する
透過率を低下させた後、i線で露光し、次いで現像する
ことを特徴とするパターン形成方法で、遠紫外光で露光
されることによりi線に対する透過率が低下するレジス
ト組成物が遠紫外光が照射されることにより酸を生成す
る光酸発生剤と、前記生成する酸の存在によりi線波長
域を吸収体として発色するpH指示薬と、ナフトキノン
ジアジドと、ノボラック樹脂とからなることを含む。
【0010】またさらに本発明は、露光されることによ
り、露光波長以外の波長域の透過率が低下するレジスト
組成物を基体の一面に塗布してレジスト膜を形成する工
程と、前記レジスト膜の所定部を遠紫外光で露光してレ
ジスト膜の所定部表面側の透過率を低下させる工程と、
前記透過率を低下させた部分をマスクとしてi線により
前記レジストを露光する工程と、現像する工程とを有す
ることを特徴とする半導体デバイスの製造方法で、露光
されることにより、露光波長以外の波長域の透過率が低
下するレジスト組成物が遠紫外光が照射されることによ
り酸を生成する光酸発生剤と、前記生成する酸の存在に
よりi線波長域を吸収帯として発色するpH指示薬と、
ナフトキノンジアジドと、ノボラック樹脂とからなるこ
と、レジスト膜が単層で形成されていること、遠紫外光
で露光したときの透過率低下がi線波長域で起きるもの
であること、現像する工程が湿式現像によって行われる
ものであることを含む。
【0011】また本発明は、露光によりi線に対し透過
率の変化するレジスト組成物を基体上に塗布した後、該
レジスト組成物の所望領域を露光して透過率の変化した
領域を形成し、次いで、該透過率の変化した領域を利用
してi線を露光した後現像して所望のパターンを形成す
ることを特徴とするパターン形成方法であり、基体が半
導体基板であることを含む。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の特徴の一つは、基体の一
面をレジスト組成物で塗布する工程と、前記レジスト膜
の所定部を選択的にKrFやArFなどの遠紫外光で露
光してレジスト膜の表面側の透過率を低下させる工程
と、前記選択的に透過率を低下させたレジスト膜の表面
側の部分をマスクとして用いて、i線により前記レジス
トのマスクされていない部分を選択的に露光する工程
と、現像する工程とを有する半導体デバイスの製造方法
にある。
【0013】これにより、ドライエッチングを用いずに
高アスペクト比のパターンを得ることができる。また、
レジスト膜が単層であるため工程が簡単である。
【0014】また、本発明の特徴は、KrFやArF、
エキシマレーザなどの遠紫外光でレジスト膜が露光され
ることによりi線に対する透過率は低下するが、このと
きは現像液に対する溶解性が変化しないこと、およびi
線で露光されることにより現像液に対する溶解性が変化
するレジスト組成物にある。該レジスト組成物は、光酸
発生剤、酸の存在によりi線波長域を吸収帯として発色
するpH指示薬、ノボラックおよびナフトキノンジアジ
ドから構成される。
【0015】該レジスト組成物に含まれる光酸発生剤は
化学増幅型レジストの構成物質の一つであり、KrFや
ArF、エキシマレーザなどの遠紫外光露光によって酸
を発生するものである。光酸発生剤としてはフェニルジ
アゾニウム塩、ジフェニルヨードニウム塩、トリフェニ
ルスルホニウム塩、トリフェニルセレノニウム塩、スル
ホン酸エステル、o−ニトロベンジルスルホネートなど
が挙げられる。
【0016】光酸発生剤の配合量は、レジスト組成物全
重量の3〜15重量%が好ましく、特に3〜7重量%が
望ましい。
【0017】該レジスト組成物には、酸の存在下でi線
領域の吸収が増加するようなpH指示薬を混入してお
く。KrFやArFなどのエキシマレーザ露光によって
光酸発生剤から酸が発生し、pH指示薬の吸収帯がシフ
トし、i線の透過率が低下するものである。このような
pH指示薬として、ブロモクロロフェノールブルー、ブ
ロモクレゾールグリーン、ブロモクレゾールパープル、
ブロモフェノールブルー、2,4−ジニトロフェノー
ル、2,5−ジニトロフェノール、2,6−ジニトロフ
ェノール、メチルオレンジ、メチルバイオレットB、o
−ニトロフェノール、p−ニトロフェノール、クロロフ
ェノールレッド、ブロモチモールブルーなどが使用でき
る。
【0018】pH指示薬の配合量は、レジスト組成物全
重量の2〜10重量%が好ましく、特に3〜5重量%が
より好ましい。
【0019】ノボラック樹脂はi線レジスト中のベース
樹脂として一般的に用いられている材料である。また、
ナフトキノンジアジドはi線レジスト中の感光剤として
一般的に用いられている材料であり、アルカリ現像液に
対する溶解阻止作用をもっているが、i線で露光するこ
とにより溶解促進作用をもつ物質に変化する。したがっ
て、ノボラック樹脂とナフトキノンジアジドを含んだ該
レジスト組成物は、i線で露光されることにより現像液
に対する溶解性が増大する。
【0020】ナフトキノンジアジドの配合量は、レジス
ト組成物全重量の15〜40重量%が好ましく、20〜
30重量%がより好ましい。
【0021】遠紫外線、i線の照射量は、通常のレジス
トにおいて用いられる照射量で、この量は公知のもので
ある。
【0022】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。なお、特に記載がない場合は、部は重量基準
である。
【0023】<実施例1>まず、レジスト溶液を調製し
た。光酸発生剤としてトリフェニルスルホニウムトリフ
レートを5部、pH指示薬としてブロモフェノールブル
ーを5部、m−クレゾールノボラックを100部、ナフ
トキノンジアジドを5部を、400部のプロピレングリ
コールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)に
溶解し、レジスト溶液とした。次に石英基板上に上記レ
ジスト溶液を回転塗布し、90℃で1分間ベーキングし
た。これにより、石英基板上に厚さ1.5μmのレジス
ト組成物からなるレジスト膜を得た。
【0024】分光光度計でi線(365nm)の波長に
おけるレジスト膜の透過率を測定したところ、透過率は
30%であった。さらに、NA=0.45のKrFエキ
シマレーザステッパにより全面露光した。再び分光光度
計でi線(365nm)波長での透過率を測定した。透
過率は5%であった。この結果、露光前の透過率に比べ
て露光後の透過率は低下していることがわかった。よっ
て、露光された領域ではトルフェニルスルホニウムトリ
フレートが反応し、発生した酸によって、pH指示薬の
吸収帯がシフトし、i線の透過率が低下したことが確認
された。
【0025】<実施例2>図2(A)〜(B)は本実施
例を説明するためのSi基板と基板上のレジストの構成
を示す断面図である。
【0026】まず、図2(A)に示すように、ヘキサメ
チルジシラザン(HMDS)処理したSi基板4上に、
実施例1の割合で調整したレジスト溶液を1.5μmの
膜厚になるように回転塗布し、90℃で1分間ベーキン
グした。このようにして得たレジスト膜12の表面の所
定部に、NA=0.45のKrFエキシマレーザステッ
パを用いて遠紫外光10を照射し、レチクルパターンを
転写した。露光されたレジスト膜12の所定部表面側で
はトリフェニルスルホニウムトリフレートが反応し、酸
が発生した。この酸によって、pH指示薬の吸収帯がシ
フトし、i線の透過率が低下した部分11を形成した。
同時に、露光された領域ではナフトキノンジアジドが感
光し、インデンカルボン酸が生じ、アルカリ可溶性とな
った。次に、2.38%のテトラメチルアンモニウムヒ
ドロキシド(TMAH)で現像すると、図2(B)に示
すように、透過率が低下した部分11がエッチングさ
れ、現像パターン13が観察された。この現像パターン
は基板まで達しておらず、KrFエキシマレーザに対す
るレジスト膜12の透過率が低いためレジスト膜の底面
側までは露光されず、表面側のみi線波長での透過率が
低下したことがわかった。したがって、KrFエキシマ
レーザステッパで露光した部分が、上層マスクとして利
用できることが確認された。
【0027】<実施例3>図3(A)〜(C)は本実施
例を説明するためのSi基板と基板上のレジストの構成
を示す断面図である。
【0028】まず、図3(A)に示すように、ヘキサメ
チルジシラザン(HMDS)処理したSi基板4上に、
実施例1の割合で調整したレジスト溶液を1.5μmの
膜厚になるように回転塗布し、90℃で1分間ベーキン
グした。このようにして得たレジスト膜12の表面の所
定部に、NA=0.45のKrFエキシマレーザステッ
パを用いて遠紫外光10を照射し、レチクルパターンを
転写した。露光されたレジスト膜12の所定部表面側で
はトリフェニルスルホニウムトリフレートが反応し、酸
が発生した。この酸によって、pH指示薬の吸収帯がシ
フトし、i線の透過率が低下した部分11を形成した。
ただし、KrFエキシマレーザに対するレジスト膜の透
過率が低いため、レジスト膜12底面側までは露光され
ず、表面側のみがi線に対する透過率が低下した。した
がって、KrFエキシマレーザステッパで露光すること
によりi線の透過率が低下した部分11が、上層マスク
となった。
【0029】次に図3(B)に示すように、NA=0.
6のi線ステッパで全面露光を行った。KrFエキシマ
レーザステッパで露光された部分が上層マスクとなるた
め、KrFエキシマレーザで露光されていない部分がi
線15で露光された。i線15の露光により、アルカリ
現像液に対する溶解阻止作用をもっていたナフトキノン
ジアジドが、溶解促進作用をもつインデンカルボン酸に
変化し、現像液に対する溶解性が増大したi線感光部1
5が形成された。i線で露光後、100℃で2分間露光
後熱処理を行った。
【0030】さらに、図3(C)に示すように、2.3
8%のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMA
H)で現像すると、i線感光部15が溶解し、現像パタ
ーン13を得た。このものは0.25μmライン&スペ
ースを形状よく解像したものであった。
【0031】<実施例4>次に、半導体デバイスの製造
方法の実施例を説明する。図4は半導体デバイス(IC
やLSIなどの半導体チップ、あるいは液晶パネルやC
CD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン、マイクロオプ
ティクスなど)の製造フローを示すフローチャートであ
る。
【0032】ステップ1(回路設計)では半導体デバイ
スの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では設
計した回路パターンを形成したマスク構造体を製造す
る。一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコンなど
の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハ
プロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマスク構造
体とウエハを用いて、フォトリソグラフィ技術によって
ウエハ上に実際の回路を形成する。次のステップ5(組
み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって製造さ
れたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、ア
ッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケ
ージング工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ
5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久
性テストなどの検査を行う。こうした工程を経て半導体
デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0033】図5は上記ステップ4のウエハプロセスの
詳細なフローを示す。ステップ11(酸化)ではウエハ
の表面を酸化させる。ステップ12(CVD)ではウエ
ハ表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)
ではウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ
14(イオン打ち込み)ではウエハにイオンを打ち込
む。ステップ15(レジスト処理)ではウエハに感光剤
を塗布する。ステップ16(露光)では上記説明したエ
キシマ露光方法によってマスクの回路パターンをウエハ
に焼き付け露光する。ステップ17(現像)では露光し
たウエハを現像する。ステップ18(エッチング)では
現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ1
9(レジスト剥離)ではエッチングが済んで不要となっ
たレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行
うことによって、ウエハ上に多重に回路パターンが形成
される。
【0034】上記ウエハプロセスに本発明の製造方法を
用いれば、従来の製造が難しかった高集積度の半導体デ
バイスを製造することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
表面解像の現像方法として従来の技術では専用のドライ
エッチャーが必要であったのに対し、通常の湿式現像機
を用いればよいことから、専用装置を新たに必要としな
い。また、従来の技術では、ドライエッチンの際、複雑
な条件出しが必要であったが、本発明においては、通常
の現像プロセスのままであるため、条件出しの必要はな
くなるという効果がある。
【0036】また、従来の技術において上層のマスクと
なるシリル化層を形成する際のシリル基の導入は、単純
な物理的拡散であった。本発明においては、レジスト内
部での酸とpH指示薬の化学反応により上層マスクを形
成するため、上層マスクの位置制御性がよくなるという
効果がある。
【0037】また、レジスト膜が単層であるため工程が
簡単であり、インターミキシングの問題もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の半導体デバイス製造における微細パター
ンの形成工程(A〜D)を示すフロー図である。
【図2】本発明の一実施例を示す製造フロー図で
(A),(B)は各工程を示す。
【図3】本発明の他の実施例を示す製造フロー図で
(A)〜(C)は各工程を示す。
【図4】本発明の更に他の実施例を示す半導体デバイス
製造フロー図である。
【図5】図4のウエハプロセスの詳細フロー図である。
【符号の説明】
1 i線露光 2 上層レジスト層 3 下層レジスト層 4 基体 5 現像パターン 6 シリル化剤 7 シリル化層 8 酸素プラズマ 9 SiO2 10 遠紫外光 11 i線の透過率が低下した部分 12 レジスト膜 13 現像パターン 14 i線 15 i線感光部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光されることにより、露光波長以外の
    波長域の透過率が低下することを特徴とするレジスト組
    成物。
  2. 【請求項2】 遠紫外光で露光されることによりi線に
    対する透過率が低下することを特徴とするレジスト組成
    物。
  3. 【請求項3】 遠紫外光で露光されることにより酸を発
    生する光酸発生剤を含む請求項1又は2に記載のレジス
    ト組成物。
  4. 【請求項4】 酸の存在によりi線波長域を吸収帯とし
    て発色するpH指示薬を含む請求項1又は2に記載のレ
    ジスト組成物。
  5. 【請求項5】 ノボラック樹脂およびナフトキノンジア
    ジドを含む請求項1又は2に記載のレジスト組成物。
  6. 【請求項6】 遠紫外光が照射されることにより酸を生
    成する光酸発生剤と、前記生成する酸の存在によりi線
    波長域を吸収体として発色するpH指示薬と、ナフトキ
    ノンジアジドと、ノボラック樹脂とからなることを特徴
    とするレジスト組成物。
  7. 【請求項7】 遠紫外光で露光されることによりi線に
    対する透過率が低下するレジスト組成物の所定部位に遠
    紫外光で露光して所定部のi線に対する透過率を低下さ
    せた後、i線で露光し、次いで現像することを特徴とす
    るパターン形成方法。
  8. 【請求項8】 遠紫外光で露光されることによりi線に
    対する透過率が低下するレジスト組成物が遠紫外光が照
    射されることにより酸を生成する光酸発生剤と、前記生
    成する酸の存在によりi線波長域を吸収帯として発色す
    るpH指示薬と、ナフトキノンジアジドと、ノボラック
    樹脂とからなる請求項7に記載のパターン形成方法。
  9. 【請求項9】 露光されることにより、露光波長以外の
    波長域の透過率が低下するレジスト組成物を基体の一面
    に塗布してレジスト膜を形成する工程と、前記レジスト
    膜の所定部を遠紫外光で露光してレジスト膜の所定部表
    面側の透過率を低下させる工程と、前記透過率を低下さ
    せた部分をマスクとしてi線により前記レジストを露光
    する工程と、現像する工程とを有することを特徴とする
    半導体デバイスの製造方法。
  10. 【請求項10】 露光されることにより、露光波長以外
    の波長域の透過率が低下するレジスト組成物が遠紫外光
    が照射されることにより酸を生成する光酸発生剤と、前
    記生成する酸の存在によりi線波長域を吸収帯として発
    色するpH指示薬と、ナフトキノンジアジドと、ノボラ
    ック樹脂とからなる請求項9に記載の半導体デバイスの
    製造方法。
  11. 【請求項11】 レジスト膜が単層で形成されている請
    求項9又は10に記載の半導体デバイスの製造方法。
  12. 【請求項12】 遠紫外光で露光したときの透過率低下
    がi線波長域で起きる請求項9又は10に記載の半導体
    デバイスの製造方法。
  13. 【請求項13】 現像する工程が湿式現像によって行わ
    れる請求項9又は10に記載の半導体デバイスの製造方
    法。
  14. 【請求項14】 露光によりi線に対し透過率の変化す
    るレジスト組成物を基体上に塗布した後、該レジスト組
    成物の所望領域を露光して透過率の変化した領域を形成
    し、次いで、該透過率の変化した領域を利用してi線を
    露光した後現像して所望のパターンを形成することを特
    徴とするパターン形成方法。
  15. 【請求項15】 基体が半導体基板である請求項14に
    記載のパターン形成方法。
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