JPH11153871A - レジストパターン形成方法及び半導体基板 - Google Patents

レジストパターン形成方法及び半導体基板

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JPH11153871A
JPH11153871A JP9334816A JP33481697A JPH11153871A JP H11153871 A JPH11153871 A JP H11153871A JP 9334816 A JP9334816 A JP 9334816A JP 33481697 A JP33481697 A JP 33481697A JP H11153871 A JPH11153871 A JP H11153871A
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JP
Japan
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resist
film
pattern
semiconductor substrate
soluble resin
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Application number
JP9334816A
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English (en)
Inventor
Tadashi Fujimoto
匡志 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 化学増幅系ポジ型レジストパターンのT型形
状を完全に解消して、矩形なレジストパターンを得るこ
とができ、これにより解像度、焦点深度、寸法精度等の
向上を図る。 【解決手段】 酸発生剤を含む化学増幅糸ポジ型レジス
トのフォトレジスト膜102が形成された半導体基板1
01に、所望の半導体集積回路パターンを描いたマスク
またはレチクルを通して露光し、PEB(Post e
xposurebake)処理後、現像液を用いて現像
し、フォトレジストパターン105を形成するレジスト
パターンの形成方法において、フォトレジスト膜102
上に、光酸発生剤を含有する水溶性樹脂膜103を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板上に形
成されたフォトレジスト膜を所望の半導体集積回路マス
クまたはレチクルを通して露光し、PEB処理後、現像
液を用いて現像し、フォトレジストパターンを形成する
際に、特に化学増幅系ポジ型レジストを用いるレジスト
パターンの形成方法及び半導体基板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光リソグラフイ技術では、その露
光光にg線(436nm)、i線(365nm)を用い
たもので、そのレジストとしては、ベース樹脂にノポラ
ック樹脂を用い、感光剤にナフトキノンジアジドを用い
た溶解抑止型ポジ型レジストが主流であった。
【0003】しかし、より微細化に有利な速紫外光であ
るエキシマレーザ光(248nm、193nm等)を用
いたリソグラフイが必要となり、そのレジストとして
は、従来のg線、i線用では光吸収が大さすぎ、良好な
レジストパターンが得られず、また感度も大幅に低下す
るという状況であった。
【0004】しかし、光酸発生剤から発生する酸触媒の
増感反応を利用した化学増幅系レジストが考案され(I
to and Wilson,1982 Sympos
ium on VLSI Techno1ogy)、短
波長リソグラフイ用レジスト、また高感度が要求される
電子線リソグラフイ用レジストとして、主流になりつつ
ある。
【0005】しかし、化学増幅系レジスト、特にポジ型
レジストでは、露光によって発生した酸が、レジスト膜
表面領域において揮発、あるいは空気中の塩基(例えば
アンモニア、N−メチルピロリドン等)で中和されて失
活し、後のPEB処理で可溶化反応が進行しないため、
図3に示すように表面難溶化層が発生し、そのため現像
後得られるレジストパターンがT型形状になり、解像
度、焦点深度、また寸法精度が損なわれるという問題点
がある。この図3において、301はウエハー、302
はレジスト膜、304は遠紫外光、305はレジストパ
ターンを示している。
【0006】この問題点を解決する手段として、従来よ
りいくつかの方法が提案されており、例えば、形成され
た表面難溶化層を薄く取り除く方法(特開平4−221
951)、またレジスト表面に保護膜を形成し、酸失活
を防止する方法(特開平4−204848)等が挙げら
れる。中でも、図2に示すように、レジスト上に水溶性
高分子樹脂膜を形成する方法が従来より主に用いられて
いた。この図2において、201はウエハー、202は
レジスト膜、203は水溶性樹脂膜、204は遠紫外
光、205はレジストパターンを示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のレジス
ト上に水溶性樹脂膜を形成する方法では、レジスト表面
での酸失活の防止に村してはその効果は不十分で、表面
難溶化層の形成を完全に防止することができず、現像後
のレジストパターン形状は、T型形状になりやすいとい
う問題がある。
【0008】特に、微細パターン形成に関しては、この
ような表面難溶化層に起因するレジストパターンの形状
劣化、解像性、焦点深度、寸法精度の劣化は致命的であ
る。
【0009】よって、本発明では、化学増幅系ポジ型レ
ジストパターンのT型形状を完全に解消して、矩形なレ
ジストパターンを得ることができ、これにより解像度、
焦点深度、寸法精度等の向上を図ることができる技術を
提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では、酸発生剤を含む化学増幅系ポジ型レジ
ストフォトレジスト膜上に光酸発生剤を含有する上層水
溶性樹脂膜を形成し、その上層水溶性樹脂膜によって、
フォトレジスト膜表面で失活した酸を補償し、表面難溶
化層の形成を抑制する方法とした。また、本発明では、
酸発生剤を含む化学増幅糸ポジ型レジストのフォトレジ
スト膜が形成された半導体基板に、所望の半導体集積回
路パターンを描いたマスクまたはレチクルを通して露光
し、PEB(Post exposure bake)
処理後、現像液を用いて現像し、フォトレジストパター
ンを形成するレジストパターンの形成方法において、フ
ォトレジスト膜上に、光酸発生剤を含有する水溶性樹脂
膜を形成する方法を採用した。その場合、光酸発生剤を
含有する水溶性樹脂膜の上からパターン露光することが
できる。また、本発明では、表面にレジストパターンを
形成するための半導体基板であって、ウエハーと、その
ウエハー上に形成したレジスト膜と、そのレジスト膜上
に形成した水溶性樹脂膜とを含み、その水溶性樹脂膜は
光酸発生剤を含有している構成とした。その場合、レジ
スト膜としては、酸発生剤を含む化学増幅系ポジ型レジ
スト膜であることが大変好適である。また、レジスト膜
としては、フォトレジスト膜として用いることもでき
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1(a)〜(c)は、本
発明の実施の形態に係るレジストパターン形成方法を説
明する工程図である。
【0012】本実施の形態では、化学増幅系ポジ型レジ
ストの表面難溶化層を解消するために、その原因である
レジスト表面で失活した酸を、光酸発生剤を含有する上
層水溶性樹脂膜にて補償し、表面難溶化層の形成を抑制
するようにしている。
【0013】図1(a)は、ウェハー101上に形成さ
れた化学増幅系ポジ型レジスト膜(レジスト)102を
示している。図1(b)は、レジスト102上に、光酸
発生剤を含有する水溶性樹脂膜103を形成し、所望の
半導体集積回路パターンを描いたマスクまたはレチクル
(何れも図示せず)を通して遠紫外光104により露光
している状態を示している。
【0014】光酸発生剤としては、トリフェニルサルフ
ォニウム=トリフレート等が用いられる。そして、水溶
性樹脂としては、レジスト102とミキシングしない水
溶性ポリマーであればいかなるものでも用いることがで
きる。また、光酸発生剤の配合割合については、水溶性
樹脂膜103の露光部分に発生した酸が、レジスト10
2表面で失活した酸を補償することができる程度に含有
させていでば十分である。
【0015】図2で示す従来方法のように、ウエハー2
01上のレジスト202上に水溶性樹脂膜303を形成
し、レジスト202と空気を遮断した場合においても、
露光後PEB処理までのひきおさ時間中に生じるレジス
ト202表面での酸の失活を完全に防止することは難し
い。
【0016】しかし、本発明の場合、光酸発生剤を含有
する水溶性樹脂膜103の露光部分に発生した酸が、レ
ジスト102表面で失活した酸を補償することができ
る。そのため、PEB処理、それに続いて現像処理を施
すことにより、図1(c)のような表面難溶化層のない
矩形なレジストパターン105を得ることができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明のレジストパ
ターン形成方法は、化学増幅系ポジ型レジストパターン
のT型形状を完全に解消することができ、矩形なレジス
トパターンを得ることができる。その結果、解像度、焦
点深度、寸法精度とも格段(10%以上)の向上を図る
ことができる。
【0018】特に微細パターン形成に対してはその効果
は大きく、矩形のレジストパターンを再現性よく形成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のレジストパターンの形成方法
を説明する工程図である。
【図2】従来のレジストパターン形成方法を説明する工
程図である。
【図3】従来のレジストパターン形成方法を説明する工
程図である。
【符合の説明】
101、201、301 ウェハー(半導体基板) 102、202、302 化学増幅系ポジ型レジスト
(レジスト膜) 103 光酸発生剤を含有する水溶性樹脂膜 203 従来の水溶性樹脂膜 104、204、304 遠紫外光 105、205、305 レジストパターン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸発生剤を含む化学増幅系ポジ型レジス
    トフォトレジスト膜上に光酸発生剤を含有する上層水溶
    性樹脂膜を形成し、その上層水溶性樹脂膜によって、フ
    ォトレジスト膜表面で失活した酸を補償し、表面難溶化
    層の形成を抑制することを特徴とする、レジストパター
    ン形成方法。
  2. 【請求項2】 酸発生剤を含む化学増幅糸ポジ型レジス
    トのフォトレジスト膜が形成された半導体基板に、所望
    の半導体集積回路パターンを描いたマスクまたはレチク
    ルを通して露光し、PEB(Post exposur
    e bake)処理後、現像液を用いて現像し、フォト
    レジストパターンを形成するレジストパターンの形成方
    法において、フォトレジスト膜上に、光酸発生剤を含有
    する水溶性樹脂膜を形成することを特徴とするレジスト
    パターン形成方法。
  3. 【請求項3】 前記光酸発生剤を含有する水溶性樹脂膜
    の上からパターン露光することを特徴とする、請求項1
    又は2記載のレジストパターン形成方法。
  4. 【請求項4】 表面にレジストパターンを形成するため
    の半導体基板であって、ウエハーと、そのウエハー上に
    形成したレジスト膜と、そのレジスト膜上に形成した水
    溶性樹脂膜とを含み、その水溶性樹脂膜は光酸発生剤を
    含有していることを特徴とする、半導体基板。
  5. 【請求項5】 前記レジスト膜が、酸発生剤を含む化学
    増幅系ポジ型レジスト膜であることを特徴とする、請求
    項4記載の半導体基板。
  6. 【請求項6】 前記レジスト膜がフォトレジスト膜であ
    ることを特徴とする、請求項4又は5記載の半導体基
    板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006023699A (ja) * 2004-06-09 2006-01-26 Fujitsu Ltd 多層体、レジストパターン形成方法、微細加工パターンを有する装置の製造方法および電子装置
JP2006216928A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Winbond Electron Corp 液浸リソグラフィ・プロセスとそのプロセス用構造
US7524772B2 (en) 2003-05-09 2009-04-28 Panasonic Corporation Pattern formation method

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