JPH0989616A - 超音波流量計 - Google Patents

超音波流量計

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JPH0989616A
JPH0989616A JP7266328A JP26632895A JPH0989616A JP H0989616 A JPH0989616 A JP H0989616A JP 7266328 A JP7266328 A JP 7266328A JP 26632895 A JP26632895 A JP 26632895A JP H0989616 A JPH0989616 A JP H0989616A
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JP
Japan
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phase
ultrasonic
vibration
signal
detecting means
Prior art date
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JP7266328A
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English (en)
Inventor
Yutaka Inada
豊 稲田
Koichi Tashiro
耕一 田代
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最大振幅の超音波振動を発生し適正な流量計
測を行える超音波流量計を提供する。 【解決手段】 送信用超音波変換器3の圧電セラミック
ス体6の超音波振動を入力するフィルタ13と、フィル
タ13からの信号を増幅する増幅器14と、増幅器14
からの信号の位相と超音波振動の位相との位相差に基づ
いて位相を設定して圧電セラミックス体6を駆動する駆
動信号Aを圧電セラミックス体6に出力する位相制御回
路15とを有する。位相制御回路15が増幅器14から
の信号の位相と超音波振動の位相との位相差に基づいて
駆動信号Aの位相を設定することが可能であり、超音波
振動の位相と同等位相とした駆動信号Aを出力すること
によ超音波振動の振幅が最大値になり、安定した流量計
測を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の流量を計測
する超音波流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の超音波流量計の一例として、超音
波の送、受信機能をそれぞれ有する一対の超音波変換器
を備え、一対の超音波変換器のうち一方から他方に送信
される超音波が流体の流れにより受ける変化に基づいて
流体の流量を計測するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した超
音波流量計では、最大振幅の超音波を発生すれば適正な
計測が図れるので、最大振幅の超音波を発生することが
望まれる。このような要望に対して超音波変換器の温度
を計測し、この計測値に基づいて超音波周波数を調整す
るように構成したものがあるが、この超音波流量計で
は、温度情報の誤差等により共振周波数とのずれを発生
しやすく、必ずしも上述した要望に応えられていないと
いうのが実情であった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、最大振幅の超音波振動を発生し適正な流量計測を行
える超音波流量計を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
超音波の送、受信機能を有する一対の超音波変換器を備
え、前記一対の超音波変換器のうち一方から他方に送信
される超音波が流体の流れにより受ける変化に基づいて
流体の流量を計測する超音波流量計において、前記一方
の超音波変換器の送信部の超音波振動を検出する振動検
出手段と、該振動検出手段からの信号を増幅する増幅手
段と、該増幅手段からの信号の位相と前記送信部の超音
波振動の位相との位相差に基づいて前記送信部を駆動す
る駆動信号の位相を設定して該駆動信号を前記送信部に
出力する位相制御部とを有することを特徴とする。
【0006】このような構成とすれば、位相制御部が増
幅手段からの信号の位相と超音波振動の位相との位相差
に基づいて駆動信号の位相を設定することが可能であ
り、超音波振動の位相と同等位相とした駆動信号を出力
することにより超音波振動の振幅が最大値になる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成において、一方の超音波変換器の送信部の温度を検出
する送信側温度検出手段を設け、前記位相制御部は、前
記送信側温度検出手段の検出データに基づいて駆動信号
の位相を調整することを特徴とする。
【0008】このような構成とすれば、位相制御部が、
送信側温度検出手段の検出データに基づいて駆動信号の
位相を調整する。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の構
成において、一方の超音波変換器の送信部の温度を検出
する送信側温度検出手段と、前記他方の超音波変換器の
受信部の温度を検出する受信側温度検出手段とを設け、
前記位相制御部は、前記送、受信側温度検出手段の検出
データに基づいて駆動信号の位相を調整することを特徴
とする。
【0010】このような構成とすれば、位相制御部が、
送、受信側温度検出手段の検出データに基づいて駆動信
号の位相を調整する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施の形態の
超音波流量計を図1及び図2に基づいて説明する。図に
おいて、流体が流れる管1内には、カルマン渦を発生さ
せる渦発生柱2が設けられている。管1内の渦発生領域
を間にして、超音波の送、受信機能をそれぞれ有する一
対の超音波変換器3,4が、管1に設けられている。
【0012】一対の超音波変換器3,4のうち一方の超
音波変換器(以下、送信用超音波変換器という。)3に
駆動回路5が接続されており、駆動信号Aを送信用超音
波変換器3に出力して送信用超音波変換器3の圧電セラ
ミックス体6を振動させ超音波Bを発生させる。送信用
超音波変換器3からの超音波Bが渦発生領域を通ってカ
ルマン渦により変調されて他方の超音波変換器(以下、
受信側超音波変換器という。)4に受信される。受信側
超音波変換器4には、渦信号検出器7が接続されてお
り、受信側超音波変換器4が受信する信号と駆動回路5
が出力する駆動信号Aとを比較して変調成分を取り出
し、渦の発生周波数を示すパルス状の渦信号Dを出力す
る。そして、渦信号Dに基づいて図示しない計測部が流
体の流量を求める。
【0013】送信用超音波変換器3には、略矩形の圧電
セラミックス体6(送信部)が設けられており、駆動信
号Aに応じて振動し超音波Bを発生する。圧電セラミッ
クス体6は、一面側(図2の下側)に共通電極8を設
け、この一面側が管1に近接して配置され、該一面側に
対向する他面側(図2の上側)に、駆動電極9及び振動
検出電極(振動検出手段)10を設けている。この場
合、駆動電極9及び振動検出電極10は分割形成された
ものになっている。図2中、11は筐体であり、圧電セ
ラミックス体6、駆動電極9及び振動検出電極10を支
持する。
【0014】駆動回路5は、直列接続されたフィルタ1
3、増幅器14、位相制御回路15を有し、駆動電極
9、振動検出電極10と共に、振動帰還発振回路12を
構成する。本超音波流量計には電源16が備えられてお
り、この電源16には、前記フィルタ13、増幅器1
4、位相制御回路15がそれぞれ並列に接続されてい
る。
【0015】圧電セラミックス体6は圧力を受けて振動
すると、その振動に応じた大きさの電圧を発生し、これ
に応じて振動検出電極10が、その電圧を受けて圧電セ
ラミックス体6の振動を検出し、検出した振動信号Eを
フィルタ13に出力する。フィルタ13は、振動信号E
から不要な周波数成分を除去し、送信用超音波変換器3
の動作周波数付近の周波数成分を抽出して増幅器14に
出力する。
【0016】増幅器14は、フィルタ13からの信号を
増幅して、所望の大きさ(圧電セラミックス体6を充分
振動し得る大きさ)にし、増幅した信号を位相制御回路
15に出力する。
【0017】位相制御回路15は、増幅信号の位相をシ
フトし、駆動信号Aの位相が圧電セラミックス体6の振
動(振動信号E)の位相と等しくなるようにする。位相
制御回路15の移相量(シフト量)は、フィルタ13及
び増幅器14の位相回転量と、圧電セラミックス体6の
振動と振動信号Eとの位相差量によって決定され、この
移相量は、あらかじめ設定されている。ここで、フィル
タ13及び増幅器14の位相回転量と、圧電セラミック
ス体6の振動と前記振動信号Eとの位相差量は、温度や
圧力等の外部要因では大きく変化しないものである。
【0018】上述したように構成した超音波流量計で
は、位相制御回路15が増幅器14からの信号の位相を
あらかじめ設定した移相量分シフトし、圧電セラミック
ス体6の振動の位相と同等の位相を有する駆動信号Aを
生成し、この駆動信号Aを圧電セラミックス体6に出力
する。すると、駆動信号Aの位相が圧電セラミックス体
6の振動の位相が同等であることにより、圧電セラミッ
クス体6の振動(振動信号E)の振幅は最大となり、安
定した、かつ良好な流量計測を行うことができる。
【0019】また、温度、圧力変化によりほとんど変化
しない位相回転量、位相差量に基づいて移相量を設定
し、この移相量分、駆動信号Aの位相がシフトされて最
大振幅の振動信号Eを発生するので、仮に温度や圧力の
変動が生じても大きな超音波Bが得られ、ひいては安定
した流量計測を図ることができる。
【0020】図3は、さらに安定した超音波送受信を行
うための本発明の第2実施の形態の超音波流量計を示
す。
【0021】圧電セラミックス体6の超音波振動と振動
信号Eとの位相差は、圧電セラミックス体6内部での駆
動電極9から振動検出電極10までの伝達特性によって
生じるものであり、これは温度変化によってわずかなが
ら変化する。そのため、図1、図2の超音波流量計のよ
うに位相制御回路15での移相量を一定にすると、温度
変化による超音波送受信状態の変化が生じることにな
る。一方、圧電セラミックス体6での伝達特性の温度変
化割合は、事前に確認できる。そこで、図3に示すよう
に送信用超音波変換器3の温度を測定して温度信号Fを
出力する温度検出器(以下、送信側温度検出器とい
う。)20を設け、位相制御回路15Aが、温度信号F
に基づいてあらかじめ設定した移相量を補正して、駆動
信号Aの周波数を圧電セラミックス体6の共振周波数と
一致させ、温度変化に伴う超音波送受信の変化を最小に
するようにしている。
【0022】次に、本発明の第3実施の形態を図4に基
づいて説明する。この超音波流量計は図3に示す超音波
流量計に比して、受信側超音波変換器4にその温度を検
出する温度検出器(以下、受信側温度検出器という。)
21を設けたこと、送信側温度検出器20の検出値と受
信側温度検出器21の検出値との差分を求める温度差判
定器22を設けたこと、かつ図3の位相制御回路15A
に代えて、位相制御回路15Bを設けたことが異なって
いる。
【0023】位相制御回路15Bは、送信側、受信側温
度検出器20,21の検出信号の差分が一定以上の場
合、あらかじめ設定した移相量を補正し、駆動信号Aの
周波数を送信側、受信側の圧電セラミックス体6,6の
共振周波数の中間の値になるようにする。
【0024】この超音波流量計では、仮に温度差により
送信用、受信用超音波変換器3,4に送受信特性の差が
生じているような場合にも送受信特性の低下を最小限に
留めることができ、ひいては適正な超音波送受信が図れ
て安定した流量計測が可能となる。
【0025】なお、上記実施の形態では、カルマン渦に
より超音波が変調されることを利用して流量計測を行
う、いわゆる超音波渦流量計を例にしたが、本発明は、
これに限らず、カルマン渦を利用しないタイプの超音波
流量計であってもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明は、位相制御部が増幅手段からの
信号の位相と超音波振動の位相との位相差に基づいて駆
動信号の位相を設定することが可能であり、超音波振動
の位相と同等位相とした駆動信号を出力することにより
超音波振動の振幅が最大値になり、安定した流量計測を
図ることができる。
【0027】また、一方の超音波変換器の送信部の温度
を検出する送信側温度検出手段を設け、位相制御部が、
送信側温度検出手段の検出データに基づいて駆動信号の
位相を調整することにより、温度変化に伴う超音波送受
信の変化を最小にすることができる。
【0028】また、一方の超音波変換器の送信部の温度
を検出する送信側温度検出手段と、他方の超音波変換器
の受信部の温度を検出する受信側温度検出手段とを設
け、位相制御部が、送、受信側温度検出手段の検出デー
タに基づいて駆動信号の位相を調整することにより、仮
に温度差により一対の超音波変換器に送受信特性の差が
生じているような場合にも送受信特性の低下を最小限に
留めることができ、ひいては適正な超音波送受信が図れ
て安定した流量計測が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態の超音波流量計を模式
的に示す図である。
【図2】同超音波流量計の送信側を模式的に示す図であ
る。
【図3】本発明の第2実施の形態の超音波流量計を模式
的に示す図である。
【図4】本発明の第3実施の形態の超音波流量計を模式
的に示す図である。
【符号の説明】
3 送信用超音波変換器 4 受信用超音波変換器 5 駆動回路 6 圧電セラミックス体 10 振動検出電極 13 フィルタ 14 増幅器 15 位相制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波の送、受信機能を有する一対の超
    音波変換器を備え、前記一対の超音波変換器のうち一方
    から他方に送信される超音波が流体の流れにより受ける
    変化に基づいて流体の流量を計測する超音波流量計にお
    いて、前記一方の超音波変換器の送信部の超音波振動を
    検出する振動検出手段と、該振動検出手段からの信号を
    増幅する増幅手段と、該増幅手段からの信号の位相と前
    記送信部の超音波振動の位相との位相差に基づいて前記
    送信部を駆動する駆動信号の位相を設定して該駆動信号
    を前記送信部に出力する位相制御部とを有することを特
    徴とする超音波流量計。
  2. 【請求項2】 前記一方の超音波変換器の送信部の温度
    を検出する送信側温度検出手段を設け、前記位相制御部
    は、前記送信側温度検出手段の検出データに基づいて駆
    動信号の位相を調整することを特徴とする請求項1記載
    の超音波流量計。
  3. 【請求項3】 前記一方の超音波変換器の送信部の温度
    を検出する送信側温度検出手段と、前記他方の超音波変
    換器の受信部の温度を検出する受信側温度検出手段とを
    設け、前記位相制御部は、前記送、受信側温度検出手段
    の検出データに基づいて駆動信号の位相を調整すること
    を特徴とする請求項1記載の超音波流量計。
JP7266328A 1995-09-20 1995-09-20 超音波流量計 Pending JPH0989616A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001215143A (ja) * 2000-02-02 2001-08-10 Ricoh Elemex Corp 超音波計測装置
JP2008164465A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Ricoh Elemex Corp 超音波流量計
JP2008164464A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Ricoh Elemex Corp 超音波出力素子

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001215143A (ja) * 2000-02-02 2001-08-10 Ricoh Elemex Corp 超音波計測装置
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