JPH098884A - 電話機に於ける発鳴装置 - Google Patents

電話機に於ける発鳴装置

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Publication number
JPH098884A
JPH098884A JP7178043A JP17804395A JPH098884A JP H098884 A JPH098884 A JP H098884A JP 7178043 A JP7178043 A JP 7178043A JP 17804395 A JP17804395 A JP 17804395A JP H098884 A JPH098884 A JP H098884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ringer
rib
casing
sound
sounding device
Prior art date
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Pending
Application number
JP7178043A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Hasegawa
真之 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP7178043A priority Critical patent/JPH098884A/ja
Publication of JPH098884A publication Critical patent/JPH098884A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーシング1内に、着呼時に発鳴すべきリン
ガー8を設置した電話機に於いて、出来るだけ小容量の
リンガーを用いて十分な音量を得ることが出来る発鳴装
置を提供する。 【構成】 ケーシング1には、リンガー8の設置部に、
リンガー8の全周を包囲するリブ12をケーシング内部へ
向けて突設すると共に、該リブ12によって包囲された領
域に、リンガー8の放音側の端面よりも広い放音口5を
開設する。又、リンガー8の外周面とリブ12の内周面の
間に形成される空間は、ケーシング内部のプリント基板
9の一部によって塞ぐ。更に、放音口5には防水シート
81が設置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電話機に於いて、
そのケーシング内に着呼を報知するためのリンガーを設
置した発鳴装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】家庭内に設置された親機若しくは屋外に
設けられた基地局との間で無線通信を行なう携帯電話機
に於いては、着呼時の呼出し音や電池切れ警告音を発す
るべく、ケーシング内にリンガーが設置される。一般に
リンガーは、マグネチックスピーカと類似の構造を具え
ているが、周波数特性は平坦である必要がなく、実際に
発鳴する周波数においてのみ、大音量、高効率であるこ
とが要求される。
【0003】図7及び図8は、リンガー(8)を具えた従
来の携帯電話機を示しており、複数のキー窓(11)が開設
されたケーシング(10)の内面には、リンガー(8)の設置
部に、リンガー(8)が密に嵌入すべき円筒状のリブ(13)
が突設され、該リブ(13)に包囲された円形領域には、円
形の放音口(54)が開設されている。放音口(54)は、ケー
シング(10)の一部に形成された放音スリット(55)を経て
外部へ通じている。又、リブ(13)の底部には、放音口(5
4)を塞ぐ防水シート(84)と、リンガー(8)と防水シート
(84)の間に介在すべきスペーサ(85)が設置される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の発鳴装置に於いては、放音口(54)が防水シート(84)
によって塞がれているため、リンガー(8)から発せられ
た音が、防水シート(84)を通過する際に大きく減衰し、
リンガーの音量が著しく低下する。特に携帯電話機に於
いては、鞄の中に収納して携帯することが多いため、リ
ンガー音量の低下は大きな問題となる。音量増大のため
にリンガーの容量を大きくすれば、リンガーの大型化に
伴って電話機全体が大形となるばかりでなく、消費電流
が大きくなる問題が生じる。
【0005】そこで、本発明の目的は、出来るだけ小容
量のリンガーを用いて十分な音量を得ることが出来る発
鳴装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る電話機に於け
る発鳴装置は、ケーシング(1)のリンガー設置部に、リ
ンガー(8)の全周を包囲するリブ(12)をケーシング内部
へ向けて突設すると共に、該リブ(12)によって包囲され
た領域には、リンガー(8)の放音側の端面よりも広い放
音口(5)を開設している。
【0007】具体的には、リブ(12)は放音口(5)を包囲
する様に形成され、該リブ(12)内にリンガー(8)を取り
付けた状態にて、リンガー(8)の外周面とリブ(12)の内
周面の間に形成される空間が、リブ先端部に設置された
カバー部材によって塞がれている。ここで、カバー部材
はプリント基板(9)の一部によって構成することが可能
である。
【0008】又、具体的には、リブ(12)内の底部に、放
音口(5)を塞ぐ防水シート(81)が設置される。
【0009】更に他の具体的構成に於いては、ケーシン
グ(1)に、リンガー(8)からケーシング内部への漏れ音
を外部へ放出するための副放音口(52)が開設されてい
る。
【0010】
【作用】従来の発鳴装置に於いては、リブがリンガーの
外周面に沿って形成されていたために、放音口がリンガ
ーの放音側の端面よりも狭い広さとなっているが、これ
に対して本発明の発鳴装置に於いては、リブ(12)の形状
はリンガー(8)の外周面に沿わせることに限定せず、放
音口(5)をリンガー(8)の放音側の端面よりも拡大して
いる。この結果、リンガー(8)の発鳴動作に伴って振動
する空気の量が増加し、リンガー(8)の音量が従来より
も増大することになる。
【0011】具体的構成に於いて、リンガー(8)の外周
面とリブ(12)の内周面の間に形成される空間をカバー部
材で塞ぐことにより、リンガー(8)からケーシング内部
への漏れ音が抑制される。リンガー(8)の発鳴動作に伴
って前記空間内の空気が振動し、この振動空気量の増加
によって、従来よりも音量が増大することになる。
【0012】又、他の具体的構成に於いて、リブ(12)内
の底部に、放音口(5)を塞ぐ防水シート(81)を設置すれ
ば、携帯電話用の発鳴装置として、防水効果が得られ
る。この場合も、リンガー(8)の発鳴動作に伴って振動
する空気の量は従来よりも増加するので、防水シート(8
1)によって音が多少減衰したとしても、十分な音量が得
られることになる。
【0013】更に他の具体的構成に於いて、ケーシング
(1)に副放音口(52)を開設すれば、リンガー(8)からケ
ーシング内部へ音が多少漏れたとしても、該漏れ音は、
副放音口(52)を通じて外部へ放出されるので、全体とし
て十分な音量が得られる。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る電話機に於ける発鳴装置に
よれば、必要最小限の容量を有するリンガーを装備した
としても、該リンガーから発せられる音が効率的に外部
へ導き出されるので、十分な音量が得られる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を携帯電話機に実施した幾つか
の例につき、図面に沿って詳述する。本発明の携帯電話
機は図1及び図2に示す如く、電池や回路基板を内蔵し
たケーシング(1)に対して開閉蓋(2)を開閉操作可能に
設け、開閉蓋(2)を開くことによって、操作キー(6)の
操作及び通話を可能とするものである。ケーシング(1)
には、スピーカ(3)やディスプレイ(4)が装備され、開
閉蓋(2)の裏面にはマイクロホン(7)が取り付けられて
いる。又、ケーシング(1)には、着呼時に発鳴すべきリ
ンガー(8)が内蔵され、該リンガー(8)に対応して放音
スリット(51)が開設されている。
【0016】図3及び図4に示す様に、複数のキー窓(1
1)が開設されたケーシング(1)の内面には、リンガー
(8)の設置部に、リンガー(8)をその一部に収容可能な
前方後円状のリブ(12)が突設され、該リブ(12)に包囲さ
れた領域には、従来よりも十分に大きな放音口(5)が開
設されている。放音口(5)は、ケーシング(1)の一部に
形成された放音スリット(51)を経て外部へ通じている。
【0017】リブ(12)内の底部には、放音口(5)を塞ぐ
防水シート(81)が貼着固定されると共に、リンガー(8)
と防水シート(81)の間に介在すべきスペーサ(82)が設置
される。又、リブ(12)内にリンガー(8)を取り付けた状
態にて、リンガー(8)の外周面とリブ(12)の内周面の間
に形成される空間は、リブ(12)の先端面及びリンガー
(8)の外周面に接触させて設置したプリント基板(9)に
よって塞がれている。
【0018】上記携帯電話機に於いては、リブ(12)内に
リンガー(8)が設置された状態で、リンガー(8)の側部
には大きな空間が形成され、リンガー(8)の発鳴動作に
伴って該空間内の空気が振動することになる。この結
果、防水シート(81)を通じて移動する空気量が従来より
も増加して、防水シート(81)にて多少の減衰があったと
しても、放音口(5)から放出される音量は十分な大きさ
となる。尚、実験の結果、図7及び図8に示す従来の携
帯電話機に比べ、約2.5dBの音量増大効果が得られ
ることが確認された。
【0019】図5に示す実施例は、リンガー(8)の外周
面とリブ(12)の内周面の間に形成される空間を、専用カ
バー(91)によって塞いだものである。
【0020】又、図6に示す実施例に於いて、ケーシン
グ(1)には、前記放音口(5)の側部に副放音口(52)が開
設されており、該副放音口(52)は防水シート(83)によっ
て塞がれている。該実施例に於いては、リンガー(8)か
らケーシング内部へ音が多少漏れたとしても、該漏れ音
は、副放音口(52)を通じて外部へ放出されるので、全体
として十分な音量が得られる。
【0021】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施すべき携帯電話機の蓋閉止状態の
斜視図である。
【図2】同上の蓋開放状態の斜視図である。
【図3】該携帯電話機の要部を示す分解斜視図である。
【図4】図3のA−A線に沿う組立断面図である。
【図5】他の実施例における図4に対応する断面図であ
る。
【図6】更に他の実施例に於ける同上の断面図である。
【図7】従来の携帯電話機の要部を示す分解斜視図であ
る。
【図8】図7のB−B線に沿う組立断面図である。
【符号の説明】
(1) ケーシング (12) リブ (5) 放音口 (51) 放音スリット (8) リンガー (81) 防水シート (82) スペーサ (9) プリント基板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(1)内に、着呼時に発鳴すべ
    きリンガー(8)を設置した電話機に於いて、ケーシング
    (1)には、リンガー(8)の設置部に、リンガー(8)の全
    周を包囲するリブ(12)をケーシング内部へ向けて突設す
    ると共に、該リブ(12)によって包囲された領域に、リン
    ガー(8)の放音側の端面よりも広い放音口(5)を開設し
    たことを特徴とする電話機に於ける発鳴装置。
  2. 【請求項2】 リブ(12)は放音口(5)を包囲する様に形
    成され、該リブ(12)内にリンガー(8)を取り付けた状態
    にて、該リンガー(8)の外周面とリブ(12)の内周面の間
    に形成される空間は、リブ先端部にてケーシング内部の
    カバー部材によって塞がれている請求項1に記載の発鳴
    装置。
  3. 【請求項3】 カバー部材はプリント基板(9)の一部に
    よって構成される請求項2に記載の発鳴装置。
  4. 【請求項4】 リブ(12)内の底部には、放音口(5)を塞
    ぐ防水シート(81)が設置される請求項1乃至請求項3の
    何れかに記載の発鳴装置。
  5. 【請求項5】 ケーシング(1)には、リンガー(8)から
    ケーシング内部への漏れ音を外部へ放出するための副放
    音口(52)が開設されている請求項1乃至請求項4の何れ
    かに記載の発鳴装置。
JP7178043A 1995-06-20 1995-06-20 電話機に於ける発鳴装置 Pending JPH098884A (ja)

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JPH098884A true JPH098884A (ja) 1997-01-10

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ID=16041601

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JP7178043A Pending JPH098884A (ja) 1995-06-20 1995-06-20 電話機に於ける発鳴装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997045961A3 (de) * 1996-05-26 1998-02-26 Svein Wieneke Wasserdichtes, formstabiles behältnis

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997045961A3 (de) * 1996-05-26 1998-02-26 Svein Wieneke Wasserdichtes, formstabiles behältnis

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