JPH0987799A - 耐スケール剥離性に優れる厚鋼板、及びその製造方法 - Google Patents
耐スケール剥離性に優れる厚鋼板、及びその製造方法Info
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- JPH0987799A JPH0987799A JP7249249A JP24924995A JPH0987799A JP H0987799 A JPH0987799 A JP H0987799A JP 7249249 A JP7249249 A JP 7249249A JP 24924995 A JP24924995 A JP 24924995A JP H0987799 A JPH0987799 A JP H0987799A
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Abstract
の製造方法を提供する。 【解決手段】 C:0.03〜0.25%、Si:0.
05〜0.50%未満、Mn:0.05〜1.60%、
Al:0.005〜0.10%を含み、鋼板表面のスケ
ールの色調がa* 値にて0.5以下である厚鋼板。更
に、これらの鋼にNb、V、Ti、Cu、Ni、Cr、
Mo、Bからなる第2元素群、およびCa、REMから
なる第3元素群から選ばれる少なくとも1種の元素を含
有させても良い。また、これらを製造するには、上記成
分を添加した鋼を1050〜1300℃にて加熱後、温
度と圧下率を制御した特定条件の圧延を施す。
Description
に優れる厚鋼板、及びその製造方法に関するものであ
る。
梁の分野では、業界全体の大きな課題として、製造コ
スト削減(製造ラインの自動化、加工作業の効率化の徹
底)、製品外観の改善、職場の衛生状態改善(特に
若年層の製造業離れの深刻化を受け、これに対する対
策)の3つがある。これらの分野において大量に使用さ
れる厚鋼板(主に板厚6〜25mm)の表面には、赤ス
ケールと呼ばれる赤く細かいスケールが多量に付着して
いる。この赤スケールは鋼板加工時に容易に鋼板から剥
離し、微粉末となって舞い上がるため、鋼板表面に書い
た罫書き線が消えること等による作業効率の低下、製造
ライン自動化の妨げ、労働衛生上の対策、さらにはコン
クリート型枠として使用時には製品外観の劣化等を招く
ため大きな問題となっている。このため、上記分野にお
いては、鋼板表面に剥離しやすい赤スケールがほとんど
存在しない、耐スケール剥離性に優れる厚鋼板への要求
が非常に強い。
ては厚鋼板の切断加工に際しては、レーザ切断が急速に
普及しているが、赤スケール厚鋼板は安定してレーザ切
断加工できない。これは、赤スケール厚鋼板はミクロに
見ればスケールが剥離した部分が多数あることにより、
レーザ切断時にセルフバーニングが起こるためであり、
ミクロに見ても均一な厚みのスケールを有する耐スケー
ル剥離性に優れる厚鋼板であれば、安定したレーザ切断
加工が期待できる。
は、圧延時に高温での滞留時間が長い、圧延後に巻
き取ることなく冷却するために冷却時にスケール及び地
鉄の酸化が進みやすい、等の製造工程の特徴上、鋼表面
のスケールは非常に赤スケール化しやすく、耐スケール
剥離性に優れる厚鋼板を、安価に、安定して製造し得る
方法は確立されていない。
は、圧延時のデスケーリング水の高圧力化等のデスケー
リング装置の能力向上が検討されている。デスケーリン
グ装置の能力向上以外の従来技術として、特開平5−3
9523号公報には、主としてSi添加量と圧延温度を
規制することにより赤スケールの発生を抑制する技術が
開示されているが、その他に耐スケール剥離性に優れる
厚鋼板を製造可能と考えられる従来技術は見当たらな
い。
多額の設備投資が必要となるため製造コストの増加を招
く。デスケーリング装置の能力向上以外の対策として、
特開平5−39523号公報に開示された技術は、0.
5%以上のSi添加が必要であることから、安価な耐ス
ケール剥離性に優れる厚鋼板への要求には答えられな
い。
する課題は、建設機械、コンクリート型枠、造船、橋梁
の分野の大きな課題である製造コスト削減に大きく貢献
することができる、耐スケール剥離性に優れる厚鋼板、
および同鋼板を、安価に、安定して製造する方法を提供
することである。
解決するためになされたものであって、その要旨は次の
通りである。 (1) 重量%にて、C:0.03〜0.25%、S
i:0.05〜0.50%未満、Mn:0.05〜1.
60%、Al:0.005〜0.10%、残部がFe及
び不可避的不純物からなり、かつ鋼板表面のスケールの
色調がa* 値にて0.5以下である、耐スケール剥離性
に優れる厚鋼板。
〜0.25%、Si:0.05〜0.50%未満、M
n:0.05〜1.60%、Al:0.005〜0.1
0%、(b)Nb:0.001〜0.20%、V:0.
001〜0.30%、Ti:0.001〜0.20%、
Cu:0.05〜1.50%、Ni:0.05〜1.5
0%、Cr:0.05〜1.00%、Mo:0.05〜
1.00%、B:0.0003〜0.003%、よりな
る群から選ばれる少なくとも1種の元素を含有し、残部
がFe及び不可避的不純物からなり、かつ鋼板表面のス
ケールの色調がa*値にて0.5以下である、耐スケー
ル剥離性に優れる厚鋼板。
〜0.25%、Si:0.05〜0.50%未満、M
n:0.05〜1.60%、Al:0.005〜0.1
0%、(b)Nb:0.001〜0.20%、V:0.
001〜0.30%、Ti:0.001〜0.20%、
Cu:0.05〜1.50%、Ni:0.05〜1.5
0%、Cr:0.05〜1.00%、Mo:0.05〜
1.00%、B:0.0003〜0.003%、よりな
る群から選ばれる少なくとも1種の元素と、(c)C
a:0.0003〜0.010%、REM:0.001
〜0.030%、よりなる群から選ばれる少なくとも1
種の元素とを含有し、残部がFe及び不可避的不純物か
らなり、かつ鋼板表面のスケールの色調がa* 値にて
0.5以下である、耐スケール剥離性に優れる厚鋼板。
25%、Si:0.05〜0.50%未満、Mn:0.
05〜1.60%、Al:0.005〜0.10%、残
部がFe及び不可避的不純物からなり、加熱温度を10
50〜1300℃とし、圧延の最終パスのロール噛み込
み温度をTF (℃)、仕上圧延での最終3パスの平均圧
下率をRF (%)とした時に、 880≦TF ≦980(℃) 21≦RF ≦40(%) RF ≧155−3TF /20(%) の3式を同時に満足する条件にて圧延し、圧延後空冷す
ることにより、20〜60μmの厚みのスケールを有す
ることを特徴とする、耐スケール剥離性に優れる厚鋼板
の製造方法。
〜0.25%、Si:0.05〜0.50%未満、M
n:0.05〜1.60%、Al:0.005〜0.1
0%を含有し、さらに、(b)Nb:0.001〜0.
20%、V:0.001〜0.30%、Ti:0.00
1〜0.20%、Cu:0.05〜1.50%、Ni:
0.05〜1.50%、Cr:0.05〜1.00%、
Mo:0.05〜1.00%、B:0.0003〜0.
003%、よりなる群から選ばれる少なくとも1種の元
素を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなり、
加熱温度を1050〜1300℃とし、圧延の最終パス
のロール噛み込み温度をTF (℃)、仕上圧延での最終
3パスの平均圧下率をRF (%)とした時に、 880≦TF ≦980(℃) 21≦RF ≦40(%) RF ≧155−3TF /20(%) の3式を同時に満足する条件にて圧延し、圧延後空冷す
ることにより、20〜60μmの厚みのスケールを有す
ることを特徴とする、耐スケール剥離性に優れる厚鋼板
の製造方法。
〜0.25%、Si:0.05〜0.50%未満、M
n:0.05〜1.60%、Al:0.005〜0.1
0%を含有し、さらに、(b)Nb:0.001〜0.
20%、V:0.001〜0.30%、Ti:0.00
1〜0.20%、Cu:0.05〜1.50%、Ni:
0.05〜1.50%、Cr:0.05〜1.00%、
Mo:0.05〜1.00%、B:0.0003〜0.
003%、よりなる群から選ばれる少なくとも1種の元
素と、(c)Ca:0.0003〜0.010%、RE
M:0.001〜0.030%、よりなる群から選ばれ
る少なくとも1種の元素とを含有し、残部がFe及び不
可避的不純物からなり、加熱温度を1050〜1300
℃とし、圧延の最終パスのロール噛み込み温度をT
F (℃)、仕上圧延での最終3パスの平均圧下率をRF
(%)とした時に、 880≦TF ≦980(℃) 21≦RF ≦40(%) RF ≧155−3TF /20(%) の3式を同時に満足する条件にて圧延し、圧延後空冷す
ることにより、20〜60μmの厚みのスケールを有す
ることを特徴とする、耐スケール剥離性に優れる厚鋼板
の製造方法。
25%、Si:0.05〜0.50%未満、Mn:0.
05〜1.60%、Al:0.005〜0.10%、残
部がFe及び不可避的不純物からなり、加熱温度を10
50〜1300℃とし、圧延の最終パスのロール噛み込
み温度をTF (℃)、仕上圧延での最終3パスの平均圧
下率をRF (%)とした時に、 880≦TF ≦1020(℃) 21≦RF ≦40(%) RF ≧155−3TF /20(%) の3式を同時に満足する条件にて圧延し、圧延終了後3
0秒以内に5℃/sec 以上の冷却速度にて加速冷却を開
始し、鋼板表面温度が500℃以上750℃以下の温度
範囲にて加速冷却を停止し、その後に空冷することによ
り、3〜20μmの厚みのスケールを有することを特徴
とする、耐スケール剥離性に優れる厚鋼板の製造方法。
〜0.25%、Si:0.05〜0.50%未満、M
n:0.05〜1.60%、Al:0.005〜0.1
0%を含有し、さらに、(b)Nb:0.001〜0.
20%、V:0.001〜0.30%、Ti:0.00
1〜0.20%、Cu:0.05〜1.50%、Ni:
0.05〜1.50%、Cr:0.05〜1.00%、
Mo:0.05〜1.00%、B:0.0003〜0.
003%、よりなる群から選ばれる少なくとも1種の元
素を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなり、
加熱温度を1050〜1300℃とし、圧延の最終パス
のロール噛み込み温度をTF (℃)、仕上圧延での最終
3パスの平均圧下率をRF (%)とした時に、 880≦TF ≦1020(℃) 21≦RF ≦40(%) RF ≧155−3TF /20(%) の3式を同時に満足する条件にて圧延し、圧延終了後3
0秒以内に5℃/sec 以上の冷却速度にて加速冷却を開
始し、鋼板表面温度が500℃以上750℃以下の温度
範囲にて加速冷却を停止し、その後に空冷することによ
り、3〜20μmの厚みのスケールを有することを特徴
とする、耐スケール剥離性に優れる厚鋼板の製造方法。
〜0.25%、Si:0.05〜0.50%未満、M
n:0.05〜1.60%、Al:0.005〜0.1
0%を含有し、さらに、(b)Nb:0.001〜0.
20%、V:0.001〜0.30%、Ti:0.00
1〜0.20%、Cu:0.05〜1.50%、Ni:
0.05〜1.50%、Cr:0.05〜1.00%、
Mo:0.05〜1.00%、B:0.0003〜0.
003%、よりなる群から選ばれる少なくとも1種の元
素と、(c)Ca:0.0003〜0.010%、RE
M:0.001〜0.030%、よりなる群から選ばれ
る少なくとも1種の元素とを含有し、残部がFe及び不
可避的不純物からなり、加熱温度を1050〜1300
℃とし、圧延の最終パスのロール噛み込み温度をT
F (℃)、仕上圧延での最終3パスの平均圧下率をRF
(%)とした時に、 880≦TF ≦1020(℃) 21≦RF ≦40(%) RF ≧155−3TF /20(%) の3式を同時に満足する条件にて圧延し、圧延終了後3
0秒以内に5℃/sec 以上の冷却速度にて加速冷却を開
始し、鋼板表面温度が500℃以上750℃以下の温度
範囲にて加速冷却を停止し、その後に空冷することによ
り、3〜20μmの厚みのスケールを有することを特徴
とする、耐スケール剥離性に優れる厚鋼板の製造方法。
の実験を行なった結果、耐スケール剥離性と鋼板表面の
スケールの色調との間には強い相関があり、厚鋼板の耐
スケール剥離性を良好とするには、鋼板表面のスケール
の色調を色差計による色差値(a* 値)にて0.5以下
とすることが有効であることを新規に知見した。
優れる厚鋼板を製造する方法として、圧延時の温度を高
くすることと、圧下率を大きくすることが有効であり、
この製造方法によれば、製造コストの増加を招く特別な
装置、および特別な合金元素の添加等を必要とせず、安
価に、安定して耐スケール剥離性に優れる厚鋼板を製造
可能であることを新規に知見し、本発明を成したもので
ある。
べる。Cは強度確保のため0.03%以上の添加が必要
であり、多量添加は母材靭性を劣化させると共に溶接熱
影響部を硬化させ溶接性を劣化させるため、その上限を
0.25%とする。Siは鋼の脱酸のため0.05%以
上の添加が必要であり、多量添加は圧延時のデスケーリ
ング性を劣化させ、スケール押し込み疵が発生しやすく
なること、およびコスト上昇を招くことから、その上限
を0.50%未満とする。
好にするために0.05%以上の添加が必要であり、多
量添加は製造コストの増加を招くと同時に靭性も劣化さ
せるため、その上限を1.60%とする。Alは鋼の脱
酸のため0.005%以上の添加が必要であり、多量添
加は靭性を著しく劣化させるため、その上限を0.10
%とする。
元素に加えて、主として高強度化を図るために、Nb:
0.001〜0.20%、V:0.001〜0.30
%、Ti:0.001〜0.20%、Cu:0.05〜
1.50%、Ni:0.05〜1.50%、Cr:0.
05〜1.00%、Mo:0.05〜1.00%、B:
0.0003〜0.003%、よりなる群から選ばれる
少なくとも1種の元素を含有することができる。
出し強度を高める効果に加え、鋼のミクロ組織を細粒化
することにより強度と母材靭性、溶接熱影響部の靭性を
共に向上させる効果を有する。各元素とも、これらの効
果を得るには0.001%以上の添加が必要であり、多
量添加は溶接熱影響部の靭性を大幅に劣化させるため、
その上限をNbは0.20%、Vは0.30%、Tiは
0.20%とする。
有する。これらの効果を得るには0.05%以上の添加
が必要であり、多量添加はスラブの熱間割れ発生の原因
となるため、その上限を1.50%とする。Niは強度
と靭性を共に向上させる効果を有する。この効果を得る
には0.05%以上の添加が必要であり、多量添加は経
済性を著しく損なうため、その上限を1.50%とす
る。
抵抗を高める効果、及び耐食性を向上させる効果を有す
る。これらの効果を得るには0.05%以上の添加添加
が必要であり、多量添加は溶接熱影響部の靭性を劣化さ
せることから、その上限を1.00%とする。
軟化抵抗を高める効果を有する。これらの効果を得るた
めには、0.05%以上の添加が必要であり、多量添加
は溶接熱影響部の靭性を劣化させることから、その上限
を1.00%とする。
める効果を有する。この効果を得るためには0.000
3%以上の添加が必要であり、多量添加は溶接熱影響部
を硬化させることにより溶接性を大幅に劣化させるため
0.003%をその上限とする。
に加えて、又は上記元素とは別に、主として靭性の向上
のために、Ca:0.0003〜0.010%、及びR
EM:0.001〜0.030%よりなる群から選ばれ
る少なくとも1種の元素を含有することができる。
方性の改善と耐ラメラティア特性の向上の効果を有す
る。これらの効果を得るには、Caは0.0003%以
上、REMは0.001%以上の添加が必要であり、両
元素ともに、多量添加は靭性を劣化させるため、その上
限をCaは0.010%、REMは0.030%とす
る。
面のスケールの色調の影響を図1に示す。鋼板表面のス
ケールの色調はJISZ8722に準拠して色彩色差計
にて測定した、鋼板表面の任意の5〜10箇所のa* 値
(色の表示方法はJISZ8729に準拠)の平均値を
用いて評価した。
0cmx10.0cmの50.0cm2の長方形部分に
透明粘着テープを貼り付け、テープの上から0.1kg
f/cm2の圧力を加えてテープの粘着面とスケールを
よく接触させた後にテープを剥離し、テープに付着した
剥離スケールの面積率を測定し、この面積率をスケール
剥離率として評価した。図1より、鋼板表面のスケール
の色調をa* 値にて0.5以下とすることで耐スケール
剥離性が顕著に良好となることがわかる。
* 値にて0.5以下であり、耐スケール剥離性に優れる
厚鋼板を、その外観上の特徴から、「青スケール厚鋼
板」と表現し、スケールの色調をa* 値にて0.5以下
とすることを「青スケール化する」と表現する。
る。本発明における製造方法の一番のポイントは圧延条
件の制御であり、これを満足するために1050℃以上
の温度での加熱が必要である。スケール押し込み疵の発
生を抑制するために加熱温度の上限を1300℃とす
る。加熱時のスラブの在炉時間については、スラブ温度
を均一に1050℃以上とするために120分程度が必
要であり、長時間の加熱は製造コストの増加を招くた
め、300分程度までとするのが望ましい。
について図2で説明する。図2は圧延後に空冷して製造
する場合の、厚鋼板のスケール状態に及ぼす圧延温度と
圧下率の影響を示す図である。圧延温度としては、仕上
圧延の最終のパスのロール噛み込み温度(以下、圧延仕
上温度TF とする)が最も重要な因子であり、圧下率と
しては、仕上圧延の最終3パスの平均圧下率(以下、仕
上圧下率RF とする)が最も重要な因子である。
20%、25%、30%、30%、30%、
35%、35%の各圧下率にて行なった場合、仕上
圧下率RF は(30%+35%+35%)/3=
33.3%となる。図2の4種類のマーク(○、△、
×、□)は、各々、表1に示すスケール状態を意味し、
○及び△を直線にて囲んだ範囲が本発明の圧延条件範囲
である。
影響は大きく、高温とすることで青スケール化すること
ができる。従来は20%程度以下の仕上圧下率RF にて
圧延しているが、この場合、圧延仕上温度TF を930
℃以上としなければ青スケール厚鋼板が得られない。圧
延仕上温度TF を980℃より高温にすると、圧延後の
空冷中にスケールに微小なフクレが発生し、鋼板表面外
観が劣化するため、圧延仕上温度TF の上限を980℃
とする。
響はさらに大きく、仕上圧下率RFを大きくすることで
顕著に青スケール化することができる。従来の20%程
度以下の仕上圧下率RF にて青スケール厚鋼板を製造す
るには圧延仕上温度TF を930℃以上としなげればな
らないが、厚鋼板の中でも板厚6〜25mm程度の比較的
板厚が薄い厚鋼板は圧延時の鋼板表面の温度低下が速い
ため、圧延仕上温度TF を安定して930℃以上とする
ことは非常に困難であった。しかしながら、仕上圧下率
RF を30%程度に大きくすることで、青スケール厚鋼
板が得られる圧延仕上温度範囲が880℃以上と大幅に
低温側に拡大できるため、青スケール厚鋼板の安定製造
が可能となった。
きることで、所望の薄いスケール厚を得ることができ、
圧延後に空冷して製造した場合においても、スケール厚
を20μmとすることが可能である。圧延機能力から、
仕上圧下率RF の上限を40%とする。
スケール厚については、20μmを下限とし、微小なフ
クレ発生のない上限のスケール厚である60μmをその
上限とする。また、図2に○マークで示したように、
880≦TF ≦980(℃)、21≦RF ≦40
(%)、RF ≧160−3TF /20(%)の3条件
を同時に満足する圧延条件範囲は、青スケール厚鋼板の
安定製造にとり、より好ましい条件範囲である。
以上の冷却速度にて加速冷却を開始し、鋼板表面温度が
500℃以上750℃以下の温度範囲にて加速冷却を停
止し、空冷する工程にて製造する場合の圧延条件、及び
加速冷却条件について述べる。圧延直後に強制冷却を行
なう場合は、圧延仕上温度を1020℃としてもスケー
ルにフクレが発生しない。圧延中の鋼板の温度低下のた
め圧延仕上温度を安定して1020℃より高くすること
は難しいため、圧延仕上温度の上限を1020℃とす
る。
スケール厚の薄い青スケール厚鋼板を得る目的で行な
う。圧延終了時は880℃以上であり、スケール成長速
度が大きいため圧延終了後30秒以内に加速冷却を開始
し、鋼板表面温度を5℃/sec以上の冷却速度にて急激
に低下せしめた後に、スケール成長速度が十分に遅い7
50℃以下の温度にて加速冷却を停止する。
成長を抑制する効果が不十分であるため冷却速度の下限
を5℃/sec とする。加速冷却の停止温度が500℃よ
り低温となると良好な鋼板形状が得られないため、その
下限を500℃とする。この加速冷却の具体的な手法と
しては、水冷およびファンによる強制空冷などがある。
して製造するために圧延温度と圧下率の制御が重要とな
る理由、および耐スケール剥離性を付与するための具体
的な方法につき述べる。青スケール鋼を安定して製造す
るために圧延温度と圧下率の制御が重要となる理由につ
き以下に述べる。赤スケールが発生する原因について鋭
意研究を重ねた結果、赤スケールは微粉末状のヘマタイ
ト(Fe2 O3 )であり、この微粉末状のヘマタイト
は、圧延中に0.1〜10μm程度の微細なサイズに破
砕されたウスタイト(FeO)、およびマグネタイト
(Fe3 O4 )が圧延後の冷却中に酸化されヘマタイト
の微粉末となったもの、および圧延中に破砕されたヘマ
タイトであることが明らかとなった。
制する手法につき、鋭意研究を重ねた結果、本発明に到
達したものであり、その要旨は下記の6点である。 圧延中にスケールを破砕させないためには、圧延仕
上温度TF を高温とすることが有効である。 この理由は、圧延時の温度が十分に高温であれば、
スケールは地鉄と同等の延性を持つことにより、破砕す
る前に塑性変形することが可能であることによる。
の圧延圧下率による圧延では、圧延仕上温度TF を93
0℃以上としなければ青スケール厚鋼板は得られない。
板厚6〜25mm程度の比較的板厚の薄い厚鋼板では、圧
延仕上温度を安定して930℃以上とすることが非常に
困難であるため、圧延仕上温度TF を高温とするだけで
は青スケール厚鋼板の安定製造が困難である。
スケール化に非常に有効である。 そのメカニズムは、圧下率を大きくすることによ
り、圧延中の鋼の加工発熱を大きくし、鋼板表面のスケ
ールの温度低下を抑制してスケールの延性を高く保つこ
とができること、およびスケール厚をより薄くし、圧延
時に破砕しにくくできること、による。
ことにより、青スケール化に必要な仕上温度TF を88
0℃まで低下させることが可能であり、これにより安定
して板厚6〜25mmの青スケール厚鋼板を製造可能であ
る。また、上述のメカニズムにより製造される青スケー
ル厚鋼板は、スケールが圧延時に地鉄と同様に均一に延
伸した後で、圧延後の冷却中に均一に成長するため、ス
ケール厚が均一であり、また、その表面粗度が小さい。
色調の影響を、表2に示す鋼番A〜Fの化学成分を有す
る、6〜25mm厚の厚鋼板を用いて表3に示す。耐スケ
ール剥離性、及び鋼板表面のスケール色調の評価方法
は、図1の説明として上述した評価方法と同様である。
り、鋼板表面のスケールの色調がa*値にて0.5以下
であるため、スケールの剥離率が5%未満であり、良好
な耐スケール剥離性を示す。鋼板表面のスケールの色調
をa* 値にて0以下とすることは、スケールの剥離率を
1%未満とでき、より好ましい。一方、供試鋼番号12
〜22までは比較鋼であり、鋼板表面のスケールの色調
が0.5より大きいことから、スケールの剥離率が5%
以上となり顕著に耐スケール剥離性が劣化したものであ
る。
有する供試鋼を用いて、表4に示す条件で加熱、圧延後
に空冷することにより製造した板厚6〜25mmの厚鋼板
のスケール性状を表4に示す。スケール厚は、スケール
断面の光学顕微鏡写真から測定した鋼板上の任意の10
箇所のスケール厚の平均値とした。スケール厚の均一度
の指標として、測定した10箇所のスケール厚の、最小
値、最大値も併せて示す。表面粗度は、鋼板上の任意の
3〜5箇所につき、スケール表面の粗度を長さ25mmに
渡りJIS B 0601 に準拠し表面粗度計を用いて測定し
たRa値の平均値である。
造された鋼であり、色差値はa* 値にて0.5以下であ
り、スケール厚は20〜60μmである。さらに、スケ
ール厚はほぼ均一であり、表面粗度はRa値にて0.5
〜1.5μmと、均一な厚みを持つ表面粗度の小さい青
スケール厚鋼板である。一方、供試鋼番号20〜30
は、圧延条件が本発明の条件範囲から逸脱しており、
0.5<a* 値の赤スケール厚鋼板となっている。さら
に、供試鋼番号31〜32は、圧延条件が本発明の条件
範囲から逸脱しており、圧延仕上温度が980<TF で
あるため、スケールに微小なフクレが発生し鋼板表面外
観が劣化したものである。
加速冷却の影響を、表2に示す鋼番A〜Fの化学成分を
有する、6〜25mm厚の厚鋼板を用いて表5に示す。表
5に示す条件で加熱、圧延後に5〜30℃/sec の冷却
速度で水冷することにより板厚6〜25mmの厚鋼板を製
造した。その厚鋼板のスケール性状を表5に示す。水冷
開始時間は、圧延終了直後から水冷を開始するまでの時
間であり、水冷停止温度は水冷を停止し空冷を始めた時
の鋼板表面温度である。スケール色調、スケール厚、表
面粗度は表4の説明で上述した方法で評価した。
あり、色差値はa* 値にて0.5以下であり、スケール
厚は3〜20μmである。さらに、スケール厚はほぼ均
一であり、表面粗度はRa値にて0.5〜1.5μmと
均一な厚みを持つ表面粗度の小さい青スケール厚鋼板で
ある。供試鋼番号21〜31については、圧延条件が本
発明の条件範囲から逸脱しており、0.5<a* 値の赤
スケール厚鋼板となっている。加速冷却条件について
は、冷却速度を20〜30℃/sec 程度と大きくし、冷
却開始時間を5秒以内とし、冷却停止温度を700℃以
下と低くすることにより、スケール厚をより薄くするこ
とが可能である。
ト型枠、造船、橋梁の分野の大きな課題である、製造
コスト削減、製品外観の改善、職場の衛生状態改善
に大きく貢献することができる、耐スケール剥離性に優
れる厚鋼板を、安価に、安定して供給することが可能と
なるため、産業上極めて有用なものである。
スケールの色調の影響を示した図表である。
ケール状態に及ぼす圧延温度と圧下率の影響を示した図
表である。
Claims (9)
- 【請求項1】 重量%にて、 C :0.03〜0.25% Si:0.05〜0.50%未満 Mn:0.05〜1.60% Al:0.005〜0.10% 残部がFe及び不可避的不純物からなり、かつ鋼板表面
のスケールの色調がa*値にて0.5以下である、耐ス
ケール剥離性に優れる厚鋼板。 - 【請求項2】 重量%にて、 (a) C :0.03〜0.25% Si:0.05〜0.50%未満 Mn:0.05〜1.60% Al:0.005〜0.10% (b) Nb:0.001〜0.20% V :0.001〜0.30% Ti:0.001〜0.20% Cu:0.05〜1.50% Ni:0.05〜1.50% Cr:0.05〜1.00% Mo:0.05〜1.00% B :0.0003〜0.003% よりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を含有
し、残部がFe及び不可避的不純物からなり、かつ鋼板
表面のスケールの色調がa*値にて0.5以下である、
耐スケール剥離性に優れる厚鋼板。 - 【請求項3】 重量%にて、 (a) C :0.03〜0.25% Si:0.05〜0.50%未満 Mn:0.05〜1.60% Al:0.005〜0.10% (b) Nb:0.001〜0.20% V :0.001〜0.30% Ti:0.001〜0.20% Cu:0.05〜1.50% Ni:0.05〜1.50% Cr:0.05〜1.00% Mo:0.05〜1.00% B :0.0003〜0.003% よりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素と、 (c) Ca:0.0003〜0.010% REM:0.001〜0.030% よりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素とを含有
し、残部がFe及び不可避的不純物からなり、かつ鋼板
表面のスケールの色調がa*値にて0.5以下である、
耐スケール剥離性に優れる厚鋼板。 - 【請求項4】 重量%にて、 C :0.03〜0.25% Si:0.05〜0.50%未満 Mn:0.05〜1.60% Al:0.005〜0.10% 残部がFe及び不可避的不純物からなり、加熱温度を1
050〜1300℃とし、圧延の最終パスのロール噛み
込み温度をTF (℃)、仕上圧延での最終3パスの平均
圧下率をRF (%)とした時に、 880≦TF ≦980(℃) 21≦RF ≦40(%) RF ≧155−3TF /20(%) の3式を同時に満足する条件にて圧延し、圧延後空冷す
ることにより、20〜60μmの厚みのスケールを有す
ることを特徴とする、耐スケール剥離性に優れる厚鋼板
の製造方法。 - 【請求項5】 重量%にて、 (a) C :0.03〜0.25% Si:0.05〜0.50%未満 Mn:0.05〜1.60% Al:0.005〜0.10% を含有し、 さらに、 (b) Nb:0.001〜0.20% V :0.001〜0.30% Ti:0.001〜0.20% Cu:0.05〜1.50% Ni:0.05〜1.50% Cr:0.05〜1.00% Mo:0.05〜1.00% B :0.0003〜0.003% よりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を含有
し、残部がFe及び不可避的不純物からなり、加熱温度
を1050〜1300℃とし、圧延の最終パスのロール
噛み込み温度をTF (℃)、仕上圧延での最終3パスの
平均圧下率をRF (%)とした時に、 880≦TF ≦980(℃) 21≦RF ≦40(%) RF ≧155−3TF /20(%) の3式を同時に満足する条件にて圧延し、圧延後空冷す
ることにより、20〜60μmの厚みのスケールを有す
ることを特徴とする、耐スケール剥離性に優れる厚鋼板
の製造方法。 - 【請求項6】 重量%にて、 (a) C :0.03〜0.25% Si:0.05〜0.50%未満 Mn:0.05〜1.60% Al:0.005〜0.10% を含有し、 さらに、 (b) Nb:0.001〜0.20% V :0.001〜0.30% Ti:0.001〜0.20% Cu:0.05〜1.50% Ni:0.05〜1.50% Cr:0.05〜1.00% Mo:0.05〜1.00% B :0.0003〜0.003% よりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素と、 (c) Ca:0.0003〜0.010% REM:0.001〜0.030% よりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素とを含有
し、残部がFe及び不可避的不純物からなり、加熱温度
を1050〜1300℃とし、圧延の最終パスのロール
噛み込み温度をTF (℃)、仕上圧延での最終3パスの
平均圧下率をRF (%)とした時に、 880≦TF ≦980(℃) 21≦RF ≦40(%) RF ≧155−3TF /20(%) の3式を同時に満足する条件にて圧延し、圧延後空冷す
ることにより、20〜60μmの厚みのスケールを有す
ることを特徴とする、耐スケール剥離性に優れる厚鋼板
の製造方法。 - 【請求項7】 重量%にて、 C :0.03〜0.25% Si:0.05〜0.50%未満 Mn:0.05〜1.60% Al:0.005〜0.10% 残部がFe及び不可避的不純物からなり、加熱温度を1
050〜1300℃とし、圧延の最終パスのロール噛み
込み温度をTF (℃)、仕上圧延での最終3パスの平均
圧下率をRF (%)とした時に、 880≦TF ≦1020(℃) 21≦RF ≦40(%) RF ≧155−3TF /20(%) の3式を同時に満足する条件にて圧延し、圧延終了後3
0秒以内に5℃/sec 以上の冷却速度にて加速冷却を開
始し、鋼板表面温度が500℃以上750℃以下の温度
範囲にて加速冷却を停止し、その後に空冷することによ
り、3〜20μmの厚みのスケールを有することを特徴
とする、耐スケール剥離性に優れる厚鋼板の製造方法。 - 【請求項8】 重量%にて、 (a) C :0.03〜0.25% Si:0.05〜0.50%未満 Mn:0.05〜1.60% Al:0.005〜0.10% を含有し、 さらに、 (b) Nb:0.001〜0.20% V :0.001〜0.30% Ti:0.001〜0.20% Cu:0.05〜1.50% Ni:0.05〜1.50% Cr:0.05〜1.00% Mo:0.05〜1.00% B :0.0003〜0.003% よりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を含有
し、残部がFe及び不可避的不純物からなり、加熱温度
を1050〜1300℃とし、圧延の最終パスのロール
噛み込み温度をTF (℃)、仕上圧延での最終3パスの
平均圧下率をRF (%)とした時に、 880≦TF ≦1020(℃) 21≦RF ≦40(%) RF ≧155−3TF /20(%) の3式を同時に満足する条件にて圧延し、圧延終了後3
0秒以内に5℃/sec 以上の冷却速度にて加速冷却を開
始し、鋼板表面温度が500℃以上750℃以下の温度
範囲にて加速冷却を停止し、その後に空冷することによ
り、3〜20μmの厚みのスケールを有することを特徴
とする、耐スケール剥離性に優れる厚鋼板の製造方法。 - 【請求項9】 重量%にて、 (a) C :0.03〜0.25% Si:0.05〜0.50%未満 Mn:0.05〜1.60% Al:0.005〜0.10% を含有し、 さらに、 (b) Nb:0.001〜0.20% V :0.001〜0.30% Ti:0.001〜0.20% Cu:0.05〜1.50% Ni:0.05〜1.50% Cr:0.05〜1.00% Mo:0.05〜1.00% B :0.0003〜0.003% よりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素と、 (c) Ca:0.0003〜0.010% REM:0.001〜0.030% よりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素とを含有
し、残部がFe及び不可避的不純物からなり、加熱温度
を1050〜1300℃とし、圧延の最終パスのロール
噛み込み温度をTF (℃)、仕上圧延での最終3パスの
平均圧下率をRF (%)とした時に、 880≦TF ≦1020(℃) 21≦RF ≦40(%) RF ≧155−3TF /20(%) の3式を同時に満足する条件にて圧延し、圧延終了後3
0秒以内に5℃/sec 以上の冷却速度にて加速冷却を開
始し、鋼板表面温度が500℃以上750℃以下の温度
範囲にて加速冷却を停止し、その後に空冷することによ
り、3〜20μmの厚みのスケールを有することを特徴
とする、耐スケール剥離性に優れる厚鋼板の製造方法。
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JP24924995A JP3233836B2 (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | 耐スケール剥離性に優れる厚鋼板の製造方法 |
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JPH0987799A true JPH0987799A (ja) | 1997-03-31 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62256916A (ja) * | 1986-04-28 | 1987-11-09 | Kobe Steel Ltd | 板厚方向の均質性が優れた低温用極厚鋼板の製造方法 |
JPS6483616A (en) * | 1987-09-26 | 1989-03-29 | Sumitomo Metal Ind | Production of hot rolled steel sheet having excellent scale adhesiveness |
JPH0234793A (ja) * | 1988-07-26 | 1990-02-05 | Kobe Steel Ltd | スケール密着性の優れた加工用高強度熱延鋼板の製造方法 |
JPH0539523A (ja) * | 1991-08-05 | 1993-02-19 | Nippon Steel Corp | 表面性状の優れた厚鋼板の製造方法 |
JPH05295431A (ja) * | 1992-04-20 | 1993-11-09 | Nippon Steel Corp | 高靭性厚板の製造方法 |
-
1995
- 1995-09-27 JP JP24924995A patent/JP3233836B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
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JPS62256916A (ja) * | 1986-04-28 | 1987-11-09 | Kobe Steel Ltd | 板厚方向の均質性が優れた低温用極厚鋼板の製造方法 |
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JPH05295431A (ja) * | 1992-04-20 | 1993-11-09 | Nippon Steel Corp | 高靭性厚板の製造方法 |
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