JPH0986870A - 円柱状物体の位置形状検出方法及びその装置 - Google Patents

円柱状物体の位置形状検出方法及びその装置

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JPH0986870A
JPH0986870A JP26782295A JP26782295A JPH0986870A JP H0986870 A JPH0986870 A JP H0986870A JP 26782295 A JP26782295 A JP 26782295A JP 26782295 A JP26782295 A JP 26782295A JP H0986870 A JPH0986870 A JP H0986870A
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JP
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coil
shape
cylindrical object
reflected
height
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JP26782295A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Nishibe
邦彦 西部
Susumu Murakami
進 村上
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Hitachi Kiden Kogyo Ltd
Original Assignee
Hitachi Kiden Kogyo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 距離計を用いて簡単な方法で円柱状物体の位
置及び形状を検出する。 【構成】 スキッド15によって台車13の長手方向中
心軸線上に、その中心軸線を略一致せしめて載置された
円柱状物体に、1個の光を台車13の前記中心軸線に沿
って走査し、これから反射する反射光を受光して、円柱
状物体までの距離分布データを作成し、このデータより
得られた円柱状物体の高さの値及び台車30とスキッド
15の形状から円柱状物体の直径、幅、形状、高さの中
心座標を演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、離れたところに載
置された円柱状物体の位置及び形状を光又は超音波を用
いて検出する円柱状物***置形状検出方法及びその装置
に係り、特に円柱状物体を搬送するクレーンの自動運転
に用いられる円柱状物体の位置形状検出方法及びその装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の円柱状物体の位置検出装置の一つ
として、製鋼工場で鋼板をロール状に巻き取って生産さ
れる製鋼コイル(以下コイルという)を、天井クレーン
で自動搬送する際に用いられえるコイルの位置検出装置
を説明する。
【0003】台車に載置されてコイルヤードに搬入され
たコイルを天井クレーンにより自動で吊り上げる場合、
天井クレーンをコイル上に正確に誘導するために、コイ
ルの位置、及び大きさを正確に検出する必要がある。そ
のための従来の検出装置として、例えば特開平6−26
3382号公報記載の発明がある。
【0004】前記発明は、レーザ距離計により、コイル
の置かれたパレットの長手方向である縦方向の位置及び
長手方向に直交する横方向の位置を検出することによ
り、コイルの位置を検出するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置におけるコイル位置測定では、台車の縦方向位置、
及び横方向位置のみの検出によりコイル位置測定を行う
必要性から、台車上のあらかじめ定められた所定の位置
にコイルが置かれていることが条件となっていた。従っ
て、台車上のコイル位置が変わった場合にはコイル位置
測定が不可能となるという問題点があった。また、コイ
ルの形状を直接計測していないため、コイルの形状が変
化した場合や、コイルに巻きずれや巻き芯が存在しても
それを計測することができないという問題点があった。
【0006】そこで本発明の請求項1記載の発明は、台
車の大きさや、コイル位置が変化しても簡単な構成でコ
イル位置及び形状が正確に検出できるようにした円柱状
物体の位置形状検出方法を提供することを目的としてい
る。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
発明の目的に加えて、簡単な装置でコイル位置及び形状
が正確に検出することができ、コイルを自動搬送するク
レーンの稼働率を向上させるようにした円柱状物体の位
置形状検出装置そ提供することを目的としている。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項2に記載の
発明の目的に加えて、台車がトレーラ等であって、所定
位置に停止していない場合にも、コイルの位置及び形状
を正確に検出できることをも加えた円柱状物体の位置形
状検出装置を提供とすることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、スキッ
ドによって台車の長手方向中心軸線上に、その中心軸線
を略一致せしめて位置決め載置された1個又は複数個の
円柱状物体に、1個の光又は超音波を台車の長手方向中
心軸線に沿って走査し、円柱状物体から反射する反射光
又は反射波を受光又は受信することにより円柱状物体ま
での距離分布データを作成し、この距離分布データより
得られた円柱状物体の高さの値及び台車とスキッドとの
形状から円柱状物体の直径を数1又は数2を用いて演算
し、前記距離分布データより得られた円柱状物体の両端
面の位置から円柱状物体の幅、形状及び高さ方向の中心
座標を算出し、以下同様にして他の円柱状物体について
演算することを特徴としている。
【0010】また請求項2記載の発明は、1個の光又は
超音波を台車に載置した円柱状物体に走査し、円柱状物
体から反射する反射光又は反射波を検知することにより
円柱状物体の位置形状を演算する円柱状物体の位置形状
検出装置であって、円柱状物体の1個又は複数個をスキ
ッドによってその長手方向中心軸線上に略一致せしめて
位置決め載置された台車と、前記台車の長手方向中心軸
線と略直交する方向に配置され光又は超音波を発射する
発射部と反射光又は反射波を受光又は受信する検知部と
を有する1個のレーザ距離計又は超音波距離計と、レー
ザ距離計又は超音波距離計を台車の長手方向中心軸線に
沿って走査することにより距離分布データを作成し、こ
の距離分布データに基づいて円柱状物体の直径、幅、形
状、高さ方向の中心座標を演算する演算部とを具備した
ことを特徴としている。
【0011】また請求項3記載の発明は、請求項2記載
の発明の構成に、前記台車が出入するヤードの側壁に設
けられ台車の長手方向側面と前記側壁との距離を測定す
る光又は超音波距離計を具備したことを、加えたことを
特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明方法
を用いた円柱状物体の位置形状検出装置(以下、本発明
装置という)の実施の形態を位置形状検出方法とともに
説明する。図1は請求項1及び請求項2記載の発明に係
る図面であって、本発明方法を適用する円柱状物体の位
置形状検出装置の構成を説明する正面図、図2は同側面
図、図3は距離計による物体の距離分布実測結果の一例
を示す正面図である。
【0013】図4から図6にかけては円柱状物体の直径
の算式を説明するための図面であって、図4は円柱状物
体の径が小さい場合を、図5は前記径が大きい場合を、
図6は図4と図5における径の算出条件が変わる境界を
示す説明図である。以下の説明において、検出対象とす
る物体は前記と同様にコイルとする。
【0014】本発明方法に用いる物体の位置形状検出装
置(以下本発明装置という)は台車13と天井クレーン
20に搭載された距離計30と演算部40とを具備して
いる。
【0015】図1、図2に示すように、大径のコイル1
0、小径のコイル11、中径のコイル12は台車13に
載置されてコイルヤードに搬入され、天井クレーン20
により自動的に台車13上から吊り上げられる。ここ
で、16はコイル10の右側面に生じた巻きずれ、1
7、18はコイル11の巻き芯、19はコイル12の左
側面生じた巻きずれである。ここで、台車13はトレー
ラなどによりコイルヤードに搬入される場合もあるが、
ここでは台車13が地面14に固定された場合を取り扱
う。また、この場合コイル10、11、12の中心軸方
向と、コイルを載せている台車13の長手方向中心軸と
は略一致している。
【0016】天井クレーン20の走行方向をX、これに
直交する横行方向をY、高さ方向をZとする。ここで
は、台車13の長手方向がY方向の場合を例にとって説
明する。台車13上のコイル10、11、12は中心軸
を略Y方向に向けた状態で台車13上に並置され、それ
ぞれが台車13上のスキッド15により位置決め固定さ
れている。天井クレーン20はX方向に走行するガーダ
21、Y方向に横行するクラブ22、Z方向に上下する
コイル吊り具23により構成されている。
【0017】距離計30は例えば1個のレーザ距離計で
あって、クラブ22に一体化して取り付けられており、
下方に1本のレーザ光31を発射する発射部32、発射
したレーザ光31がコイル10、11、12などに当た
って反射する反射光33を受光する検知部としての受光
部34とを有している。ここで、発射部32と、受光部
34との配列は台車13の長手方向と略直角方向すなわ
ちX方向に配置されている。
【0018】そして、地面14に固定された台車13の
幅方向の中心にレーザ光31が照射するように、ガーダ
21を走行移動し、さらに、クラブ22をガーダ21上
で横行させることにより、距離計30を走査するように
構成されている。
【0019】演算部40はマイコンを内蔵しており、前
記受光部34と電気接続されており、レーザ光31と反
射光33との交わる角度により三角測量方式の原理によ
り各コイル10、11、12までの距離を演算し記憶す
る機能を備えている。
【0020】前記距離計30の走査により得られた検出
対象コイルまでの距離分布データは一旦マイコンのメモ
リにストアされる。そして演算部40は走査完了後メモ
リのデータを基に、クレーン20による運搬に必要なデ
ータ、すなわちコイルの数、各コイルの大きさ、各コイ
ル幅、巻きずれ、各コイルの正確な中心座標などを演算
する。この演算結果は演算部40を介して図外の上位コ
ンピュータ又は天井クレーン20のコントローラに報告
されるようになっている。
【0021】図3は、距離計30をY方向に走査した場
合における、演算部40内のマイコンにストアされた距
離分布の測定結果をYーZ面で示したものである。この
場合、走査は連続的に行われるが、距離分布データは離
散的にサンプリングされるので、マイコン内には本図の
○印の部分のデータがストアされる。
【0022】同図の縦軸は原点0を地面14上とした場
合の、原点からのコイルの高さ分布を示している。すな
わち、高さ100がコイル10の部分、高さ110がコ
イル11の部分、高さ120がコイル12の部分、高さ
130は台車13の部分、高さ140は地面14の部
分、高さ150はスキッド15の部分である。
【0023】距離計30から地面14までの距離は一定
であり、座標変換することにより140の部分は高さが
零となる。また、高さ160の部分は巻きずれ16の部
分、高さ170、180の部分は巻き芯17、18の部
分、190は巻きずれ19の部分である。なお同図にお
けるコイル10、11、12のY方向の位置はクラブ2
2に取り付けた図外のエンコーダにより測定される。
【0024】次に各コイルの数、各コイルの大きさ、各
コイルの幅、各コイルの中心座標などの計算方法につい
て説明する。図3において、高さの値Zがあらかじめ定
めた一定値Z1を超える部分を抜き出すことにより、コ
イル面以外の部分のデータを削除する。この実施例の場
合、Z1は台車13と、スキッド15の合計高さよりわ
ずか大きい値としている。前記高さの値Z1を超える部
分のデータのみを抜き出すと、160、100が一組、
170、110、180が一組、120、190がそれ
ぞれ一組のデータであることから、コイル数は3個であ
ることがわかる。
【0025】前記レーザ距離計30の発射部32と受光
部34の位置は台車13の長手方向と直交する方向に配
置しているので、1組目のデータ160と100のデー
タより、巻きずれ16の存在、データ170、180よ
り巻き芯17、18の飛び出し量などの値を、たとえそ
れがコイルのいずれの側にあったとしても、簡単な四則
演算で算出することができる。
【0026】又、コイル10の高さの最大値100と台
車13、スキッド15の高さからコイル10の外径がわ
かる。以下図4〜図6を参照してコイルの外径を算出す
る方法を説明する。
【0027】図4に於てはコイル11が小径であって、
コイル11はスキッド15と内側エッジ15aで接触し
ており、図5に於てはコイル10が大径であって、コイ
ル10はスキッド15と上面15bで接触している。図
6は図3と図4におけるコイル径の算出条件の変わる境
界を示している。
【0028】図6に於てスキッド15の内側エッジ15
aの距離間隔をW、高さをH、スキッド15の上面15
bの傾斜角をθ、コイル直径をDとする。図6に於て、
コイル中心Oを通る鉛直線とコイル上面との交点をP、
線分POの延長線と台車上面との交点をR、線分OR上
の高さHに相当する位置をQ、スキッド15の内側エッ
ジの位置をSとすれば、△OQSに於て、数3の式が得
られる。
【0029】
【数3】
【0030】ここにコイル径の算出条件の変わる境界と
なるコイルの基準高さをZOとすると、数4の式が得ら
れる。
【0031】
【数4】
【0032】数4の式に数3の式を代入して数5の式が
得られる。
【0033】
【数5】
【0034】コイル11の高さZがZO≧Zの場合に於
けるコイル直径Dの算出式を図4を参照して説明する。
図4に於てOQ=xとすると、数6の式が得られる。
【0035】
【数6】
【0036】△OQSより数7の式が得られる。
【0037】
【数7】
【0038】数7の式に数6の式を代入して数1の式が
得られる。
【0039】従って、ZO≧Zの場合は数1の式によっ
てコイル直径Dを算出することができる。
【0040】次にコイルの高さZがZO≦Zの場合に於
けるコイル直径Dの算出式を図5を参照して説明する。
図に於いてスキッド15の上面17とコイル10の接触
点をT、線分QRの高さHに相当する位置をU、スキッ
ド15の内側エッジの上端位置をV、点Tを通る鉛直線
分とUV線分延長線との支点をWとすると、線分TWは
数式8で示される。
【0041】
【数8】
【0042】一方、線分VWは数式9で示される。
【0043】
【数9】
【0044】数8の式と数9の式より数10の式が得ら
れる。
【0045】
【数10】
【0046】数10の式を整理して数2の式が得られ
る。
【0047】従って、ZO≦Zの場合、数2の式によっ
てコイル直径Dを算出することができる。
【0048】前記のようにして数1又は数2の式によっ
てコイル100の直径Dが算出されると、もとの説明に
戻って、コイルの諸元の算出方法を再び図3に示すY−
Z方向距離分布データを参照して説明する。
【0049】高さ160と100の両端面のデータよ
り、巻きずれを含むコイル10の幅W1、及びY方向の
中心座標が計算できる。これらの結果より、吊り具23
により、この巻きずれの生じたコイル10を吊り上げる
ことができる。
【0050】次に、2組目のコイルの高さ170、11
0、180のデータより、コイル11の両端面に巻き芯
17、18が存在すること、及び高さの最大値110と
台車13、スキッド15の高さから前記に準じ、コイル
11の外径がわかる。また、高さ170と180の両端
面のデータより、巻き芯17、18を含むコイル11の
幅W2、及びY方向の中心座標が計算できる。これらの
結果より、吊り具23により、この巻き芯を含むコイル
11を吊り上げることができる。
【0051】次に、3組目のコイルの高さ120と19
0のデータより巻きずれ19の存在、及び高さの最大値
120と台車13、スキッド15の高さからコイル12
の外径がわかる。また、高さ120と190の両端面の
データより、巻きずれを含むコイル12の幅W3、及び
Y方向の中心座標が計算できる。これらの結果より、吊
り具23により、この巻きずれの生じたコイル12を吊
り上げることができる。
【0052】次に請求項3の発明について説明する。請
求項2記載の発明と同様の部品は同一の符号を用いてい
る。請求項2記載の発明に於いて、コイルを載置した台
車13Aが図示しないトレーラなどによってコイルヤー
ドに搬入されてくる場合、停止位置が必ずしも一定しな
いのが普通である。
【0053】したがって、台車13Aに載置するコイル
が台車の停止位置ずれにより搬入方向即ちY方向にずれ
る場合がある。また、同様にコイルヤードの側壁60に
対し、予め設定された位置からX方向にずれる場合があ
る。
【0054】前記に於いて、コイルのY方向のずれは前
記距離分布データによりコイル位置が検出されるので、
問題がないが、X方向のずれに対してはレーザ距離計3
0を予め設定された所定位置より現在位置する台車13
Aの長手方向中心軸線上まで移動させる必要があり、そ
のためのX方向のずれ量を測定する手段が必要となる。
【0055】このために請求項3の発明装置に於ては、
図7に示すようにコイルヤードの側壁60に1個のレー
ザ距離計50が設置されており、レーザ光51をコイル
ヤードに搬入される台車13Aに向けて発射し、台車1
3Aの長手方向側面と側壁60との距離を測定するよう
に構成されている。
【0056】台車13Aの横幅は一般に一定であるの
で、前記レーザ距離計50によって台車13Aの側面
と、レーザ距離計50との距離を測定することにより、
台車13Aの長手方向中心軸線位置が簡単に求められ
る。従って、測定の結果得られたトレーラ13Aの幅方
向の中心にレーザ光31が照射するように、ガーダ21
を走行移動し、さらに、クラブ22をガーダ21上で横
行させてレーザ距離計30を走査すれば、請求項2記載
の発明と同様にコイルの吊り上げに必要なデータを得る
ことができる。
【0057】なお前記に於いて、側壁60に対して台車
13Aのコイルヤードへの進入方向が斜めであった場合
は、必要に応じてレーザ距離計50を2個用いて台車1
3Aの側壁に対する傾斜角度を算出し、この角度が零と
なるように台車13Aの向きを調整すればよい。
【0058】次に、図8を参照して本発明装置の動作を
説明する。 (1)上位コンピュータ等の指令に基づき、コイルの形
状検知動作がスタートする。
【0059】(2)台車13の位置を距離計50で測定
し、演算部40は台車13の長手方向中心軸線までの距
離を算出する(S1)。なお、台車13が地面17に固
定されている場合は、その位置を測定する必要はなく、
ステップ(S1)は省略できる。
【0060】(3)レーザ距離計30が台車13の長手
方向中心軸線上に位置するように、クラブ22をX方向
に横行移動しガーダ21を走行移動しレーザ距離計30
を走査開始点に移動する(S2)。
【0061】(4)走査開始点を確認し(S3)、YE
Sなればレーザ距離計30の発射部32が点灯し(S
4)、NOなればステップS2に戻る。
【0062】(5)レーザ距離計30を走査する。即
ち、クラブ22をY方向に横行させながら(S5)、レ
ーザ距離計30が距離分布データを採取し、演算部40
のメモリにストアする(S6)。
【0063】(6)走査が完了すると(S7)、発射部
32が消灯する(S8)。
【0064】(7)演算部40は得られた距離分布デー
タに基づいてコイルの数、幅、中心座標、外径などの演
算を行い、コイルの位置形状を検出する(S9)。
【0065】(8)全てのコイルについて演算したか確
認し(S10)、YESなれば演算結果を上位のコンピ
ュータ又はクレーンコントローラに報告し(S11)、
以上の動作をストップする。ステップ10に於いて、N
Oなれば次のコイルの演算を行う(ステップ12)。
【0066】前記実施に於ては、コイルの中心軸方向が
台車の長手方向と略一致しており、かつ、1個のレーザ
距離計の発射部と受光部の位置が台車の幅方向に配置す
るものとしたが、これとは逆に、コイルの軸方向が台車
の幅方向と略一致しており、かつ、レーザ距離計の各部
の位置が台車の長手方向と略一致するように配置される
ものであってもよい。
【0067】以上説明した実施の態様に於いて、レーザ
光の替わりに他の光、又は超音波などを用いても同様の
機能を有することは言うまでもない。この場合には、検
出部としての受光部34は受信部34として動作する。
なお、本実施例では距離計30をクラブ22に一体化し
て取り付けた例を示したが、これに限るものではなく、
ガーダ21の下に取り付けてもよいし、他の場所に取り
付けてもよい。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1及び2記載の発明は、台車の長手方向中心軸線上に
コイルの中心軸線が略一致するようにコイルを載置し、
レーザ距離計の発射部と受光部の位置を台車の長手方向
に対する略直角方向に配置しているので、コイルの端面
の巻きずれ、巻き芯の飛び出し量、などの値を、たとえ
それがコイルのどちら側にあったとしても、簡単な四則
演算で測定可能となる。したがって、高速処理、信頼性
を要求する自動クレーンなどにおけるコイル位置形状検
出方法及びその装置として最適である。
【0069】また、台車そのものには何も細工をしてい
ないので、従来必要であった台車上のコイル位置検知用
反射テープなどのメンテナンスは何もする必要は無い。
【0070】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明の効果に加えて、台車がトレーラなどにより搬入され
るため、その位置が毎回異なるような場合であっても、
台車の位置を直接測定できるので、正確なコイル位置及
び形状認識が可能であり、また、台車上のコイル位置が
変化したような場合でも正確にコイル位置及び形状検出
ができるので、コイル運搬に際し省人化が図れるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び2に係る図面であって、本発明方
法を適用する本発明装置の構成を説明する正面図であ
る。
【図2】同側面図である。
【図3】距離計による距離分布実測結果の一を説明する
正面図である。
【図4】図4から図6にかけては円柱状物体の直径の算
式を説明するための図面であって、図4は円柱状物体の
径が小さい場合を示す説明図である。
【図5】図4に於いて前記径が大きい場合を示す説明図
である。
【図6】図4、図5と算出条件が変わる境界を示す説明
図である。
【図7】図7から図8にかけては請求項3に係る図面で
あって、図7は本発明装置の構成を説明する正面図であ
る。
【図8】本発明装置の動作を説明するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
10、11、12 コイル 13 台車 15 スキッド 16、19 巻きずれ 17、18 巻き芯 20 天井クレーン 21 ガーダ 22 クラブ 23 コイル吊り具 30 レーザ距離計 40 演算部 50 レーザ距離計
【数1】
【数2】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキッドによって台車の長手方向中心軸
    線上に、その中心軸線を略一致せしめて位置決め載置さ
    れた1個又は複数個の円柱状物体に、1個の光又は超音
    波を台車の長手方向中心軸線に沿って走査し、円柱状物
    体から反射する反射光又は反射波を受光又は受信するこ
    とにより円柱状物体までの距離分布データを作成し、こ
    の距離分布データより得られた円柱状物体の高さの値及
    び台車とスキッドとの形状から円柱状物体の直径を数1
    又は数2を用いて演算し、前記距離分布データより得ら
    れた円柱状物体の両端面の位置から円柱状物体の幅、形
    状及び高さ方向の中心座標を算出し、以下同様にして他
    の円柱状物体について演算することを特徴とする円柱状
    物体の位置形状検出方法。
  2. 【請求項2】 1個の光又は超音波を台車に載置した円
    柱状物体に走査し、円柱状物体から反射する反射光又は
    反射波を検知することにより円柱状物体の位置形状を演
    算する円柱状物体の位置形状検出装置であって、円柱状
    物体の1個又は複数個をスキッドによってその長手方向
    中心軸線上に略一致せしめて位置決め載置された台車
    と、前記台車の長手方向中心軸線と略直交する方向に配
    置され光又は超音波を発射する発射部と反射光又は反射
    波を受光又は受信する検知部とを有する1個のレーザ距
    離計又は超音波距離計と、レーザ距離計又は超音波距離
    計を台車の長手方向中心軸線に沿って走査することによ
    り距離分布データを作成し、この距離分布データに基づ
    いて円柱状物体の直径、幅、形状、高さ方向の中心座標
    を演算する演算部とを具備したことを特徴とする円柱状
    物体の位置形状検出装置。
  3. 【請求項3】 前記台車が出入するヤードの側壁に設け
    られ台車の長手方向側面と前記側壁との距離を測定する
    光又は超音波距離計を具備したことを特徴とする請求項
    2記載の円柱状物体の位置形状検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105698731A (zh) * 2016-04-14 2016-06-22 上海精智实业有限公司 一种球笼内外径检测装置
JP2020109385A (ja) * 2019-01-07 2020-07-16 株式会社日立プラントメカニクス 移動体スキッドに円筒状製品を自動積載するためのセンシング方法

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