JPH0985072A - 各種粉粒体の混合装置 - Google Patents

各種粉粒体の混合装置

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JPH0985072A
JPH0985072A JP7271731A JP27173195A JPH0985072A JP H0985072 A JPH0985072 A JP H0985072A JP 7271731 A JP7271731 A JP 7271731A JP 27173195 A JP27173195 A JP 27173195A JP H0985072 A JPH0985072 A JP H0985072A
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mixing
powder
powders
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granules
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文雄 加藤
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F27/00Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders
    • B01F27/05Stirrers
    • B01F27/11Stirrers characterised by the configuration of the stirrers
    • B01F27/114Helically shaped stirrers, i.e. stirrers comprising a helically shaped band or helically shaped band sections

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 自動的に効果的な洗浄を短時間で行うことが
できる混合装置を提供する。 【解決手段】 粉粒体混合処理室1の内部には、横方向
に回転シャフト1cが軸着され、この回転シャフト1c
の外径部には径の大きい外羽根F1と径の小さい中羽根
F2を互いに逆方向に螺旋状に巻いたリボンスクリュー
1dが突設されているが、この外羽根F1と中羽根F2
の先端部分には高圧空気を粉粒体混合処理室1の内部に
噴射するインジェクターノズルENが設けられている。
更に、粉粒体混合処理室1の天井部分及び粉粒体投下シ
ュート2の左右の内壁面近傍には、負圧を作用させるサ
クションダクトDが備えられ、このサクションダクトD
の内部には、長円形長尺リテーナに濾布を被着したフィ
ルター4を二個並列に配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】食料品粉粒・化学品粉粒・薬
品粉粒等の各種粉粒体を混合処理する混合装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】食料品から工業用原料に至るまで粉粒体
状の原料として市場に供給されている物に、グラニュー
糖,ブドウ糖,脱脂粉乳,澱粉,米ヌカ,香辛料,セメ
ント,フライアッシュ,カーボンブラック,塩,洗剤,
小麦,米,メイズ,大豆,モルト,珪砂,酸化アルミ
ナ,酸化チタン,炭酸カルシュウム,微粉炭,石灰,ソ
ーダ灰,食品ミックス粉,小麦ミックス粉,スープ粉
末,石油化学粉末,薬品,顔料,配合肥料,フェノール
樹脂,ポリエチレン樹脂,ABC樹脂,PVCパウダ
ー,ポリプロピレン粉末,粉体塗料等の多種・多様な粉
体が有るが、これらの各種粉体は、製造会社で製造され
た後、袋やプラスチックコンテナに充填されて市場に供
給されるのが一般的である。そこで、中小の工場では、
貨車やトラックで搬入された原材料の袋やプラスチック
コンテナをそのまま開いて使用しているが、これが、大
規模な工場になると使用量も膨大で運搬投入作業も重労
働となるため、ローリー車から各種粉体をエアー搬送で
一旦サイロに貯蔵し、このサイロに貯蔵されている各種
粉体を、必要に応じて各種フィーダーで各処理工程まで
バッチ空気輸送し、各処理工程に備えたミキサーや集塵
機で混合或いは分離等の処理を行なう各種粉粒体を処理
する様々な粉粒体処理機材が実用化され、各産業分野で
使用されている。
【0003】一方、これらの各種粉粒体は、その質量が
極めて小さく、限りなく空気に近いため、各種粉体処理
機器で移送・混合・分離等の処理を行うと、処理中の粉
粒体が処理機器の内部で舞い上がり、この舞い上がった
粉体が機器内部の上面、特に角部分に極めて付着しやす
いという性質がある。しかも、この処理機器内での粉体
の付着は運転を継続する毎に次第に堆積するため、これ
が長期に渡ると、例えば、食料品の原料となる粉体だと
腐食を起こしたり、化学原料の粉体だと成分が変質して
異物となり、処理機器の天井に付着残留することがあ
る。この処理機械内に残留した異物が、処理中の正常な
粉体に落下して混合されることがある。このような事態
が発生すると、処理中の各種粉体の品質を低下させてし
まったり、最悪の場合は商品価値が無くなってしまうと
いった重大なトラブルが発生することがある。そこで、
一般的には、各種粉体の処理機器の運転を定期的に止め
て、粉体が付着した処理機器の天井部分を作業員がエア
ーガンで吹き飛ばすか、高圧の噴射水で洗浄するように
している。また、これら各種粉粒体の処理機材では処理
した紛粒体が処理室内部で舞い上がったり或いは紛粒体
の供給系統に逆流する現象が発生しやすいため、各種粉
粒体処理機材の天井部分に負圧の作用させて空気のスム
ーズな流れを形成するためのサクションダクト(負圧吸
引ダクト)をハウジングの外部に備えられている。
【0004】しかしながら、この従来の方法で各種粉粒
体の処理機器を洗浄する場合次のような欠点がある。 ミキサーの場合、粉粒体の処理運転を停止させた後、
作業員が機械の内部に入って作業しなければならない
為、危険であると共に作業員も汚れるため極めて悪い作
業環境で仕事をすることになり、特に食料用粉粒体を処
理するミキサーなどでは、逆に作業員が機械内に雑菌を
持ち込んで不衛生なこともある。 機械内部を水洗で洗浄する場合などは、洗浄を行おう
とする機械のみならず前後に接続されている各種機器類
も含めて内部の粉体を全て取り出して完全に空の状態に
して洗浄作業を行い、洗浄終了後は機械の内部を完全に
乾燥させてから稼動させるため、準備から洗浄作業を経
て再運転を開始する迄に多大な作業量と長期の運転休止
期間が必要になり、装置全体のランニングコストが高く
なり不経済である。 機械内部に付着した粉体を水洗洗浄すると、粉体が多
量に付着している場所などでは、水洗による水分を吸収
して凝固し、この凝固した粉体が洗い流されるずに機械
内部に残留することがある。 プラント等の大規模な粉体処理装置の水洗洗浄作業を
行うと、洗浄後に粉体処理装置から大量の廃液が排出さ
れるため、この汚水を処理するための廃液処理装置が必
要となり、装置全体のコスト高を招くことになる。 天井配置式の集塵機の異物濾過性能においても、効果
的な異物の除去が行われていたかというと、ランニング
コストの割に非効率な処理しかできなかった。 従来の各種粉粒体の処理機材では、処理した紛粒体が
処理室内部で舞い上がったり或いは紛粒体の供給系統に
逆流する現象を防止するためのサクションダクト(負圧
吸引ダクト)を各種粉粒体の処理機材の天井部分に備
え、サクションダクト(負圧吸引ダクト)を備えた処理
室より下層となる紛粒体投下シュートからの負圧の吸引
は、長尺パイプを紛粒体投下シュートからサクションダ
クト(負圧吸引ダクト)へ連通させて、紛粒体投下シュ
ートの内部で舞い上がったり逆流現象を起こした各種の
紛粒体をサクションダクト(負圧吸引ダクト)まで吸い
出している。従って、紛粒体投下シュートから吸引採取
された各種の紛粒体が全てサクションダクト(負圧吸引
ダクト)まで誘導されず、紛粒体投下シュートからサク
ションダクト(負圧吸引ダクト)へ連通されている長尺
パイプの内壁面に付着して残留することがあり、このよ
うな現象が発生すると、長尺パイプの内壁面に残留した
各種の紛粒体が腐食して雑菌が繁殖することになる。こ
の雑菌が落下して処理中の各種の紛粒体に混合したりす
ると、処理中の各種の紛粒体の品質を低下させるのみな
らず衛生的にも好ましくない。 といったこの種の各種粉粒体の処理装置に関するユーザ
ーサイドからの改良の要望が指摘されていた。
【0005】これに対して、本発明者はこれらのユーザ
ーサイドからの要望に答えるべく、これまで、たゆまぬ
研究と度重なる実験によって極めて効果的かつ経済的に
優れた各種の粉粒体処理装置用の自動空気洗浄システム
を既に開発し、社会に提案すると共に既に産業界に供給
して大きな成果を得てる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
各種粉粒体の処理装置の内、各種粉粒体の混合装置の混
合処理運転を詳細にシュミレーション評価した結果、こ
れまであまり指摘されていなかった問題点を新たに発見
するに至った。それは、これまでの各種の紛粒体処理装
置の処理室内部に自動空気洗浄システムを新たに設ける
方法では、 各種粉粒体の混合装置として必要不可欠な構造である
攪拌部材そのものの洗浄が不充分であること。 この種の装置で混合処理する各種の粉粒体は通常15
パーセントから20パーセントの水分含有率を持ってい
るので、攪拌部材で機械的に混合しようとすると、均一
な混合状態を得ることが難しい。 従来の攪拌部材で均一な混合状態を得るためには、大
トルクの駆動モータで長時間混合運転しなければならな
いので、処理効率が悪いばかりかランニングが高くつ
く。 混合処理中の各種の紛粒体に液体を混合しようとする
場合、従来の方法では混合処理室の天井の一点から噴射
するため、液体の含有率が均一にならず、部分的に凝固
することがある。 といった問題が解決されていなかった。そこで、本発明
はこれらの問題点を解決するために成されたものであ
り、各種粉粒体の混合装置として必要不可欠な構造であ
る攪拌部材に改良を施すことで、混合処理室の効果的な
洗浄を実現すると共に混合処理中の各種の紛粒体の混合
状態を最適な状態にして、処理効率と経済的効果を飛躍
的に向上させることのできる各種の紛粒体の混合装置の
提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に成された本発明は、食料品粉粒・化学品粉粒・薬品粉
粒等の各種粉粒体を混合処理する混合装置であって、上
部に各種粉粒体の投入口を備えると共に下部に各種粉粒
体の投下ドアを備えた略半円形を成し、外部から供給さ
れた各種粉粒体を混合する混合室と、当該混合室の内部
の所定の位置に水平方向に軸着された攪拌羽根部材と、
上記混合室の投下ドア下部近傍の所定の位置から下方に
一体に延設し、投下ドアから放出された各種粉粒体を落
下移送する排出シュート部材とから構成された各種粉粒
体の混合装置において、上記攪拌羽根部材の羽根先端部
分の所定の位置と当該攪拌羽根部材の回転軸の外径面所
定の位置に、高圧空気を噴射する一つ以上の空気洗浄ノ
ズル部材を設けたことを特徴とする各種粉粒体の混合装
置を要旨としている。空気洗浄ノズル部材には、ダイヤ
フラム電磁弁と高圧空気蓄圧タンクとコンプレッサーと
が連通され、これらダイヤフラム電磁弁,高圧空気蓄圧
タンク,コンプレッサーはシーケンス制御により駆動さ
せるようにすると良い。高圧空気に代えて特殊なガスを
用いるようにすると良い。
【0008】
【作用】本発明の各種粉粒体の混合装置によれば、混合
装置の混合室の内部上面に付着した粉粒体を除去する場
合、まず、ダイヤフラム電磁弁を作動させて高圧空気蓄
圧タンクから高圧パルス空気を攪拌羽根部材の羽根先端
部分の所定の位置と当該攪拌羽根部材の回転軸の外径面
所定の位置に設けた空気洗浄ノズル部材に供給する。こ
れにより攪拌羽根部材の羽根先端部分及び回転軸の外径
面から高圧パルス空気が混合室内部に放出されることに
なり、この作用によって発生する衝撃波が混合室の内部
に付着した粉体を吹き飛ばして除去すると共に攪拌羽根
部材自体も効果的に洗浄されることになる。更に、混合
室で攪拌処理中の各種の紛粒体も効果的に攪拌混合され
て均一な混合状態が得られる。また更に、混合室で攪拌
処理中の攪拌部材は各種の紛粒体との間に高圧空気によ
る緩衝層が形成されるため摩擦抵抗が軽減されて小さく
トルクでの攪拌処理運転ができることになる。また更
に、高圧空気を特殊なガスとして各種の紛粒体に噴射す
ればガスの触媒機能により各種の紛粒体の殺菌、抗菌も
しくは別の機能を持たせることができることになる。
【0009】
【実施例】本発明の各種粉粒体の混合装置の実施例につ
いて図面に基づき説明する。図1は本発明の各種粉粒体
の混合装置を適用した第1実施例のミキサーの内部構造
説明図である。本第1実施例のミキサーは、図1に示し
た如く、上面に粉粒体投下口Aを開口形成した半円形断
面の箱形を成した粉粒体混合処理室1、粉粒体混合処理
室1の下部に開口形成された粉粒体投下口B、粉粒体投
下口Bの下面を、ゲート開閉シャフト1aを介して開閉
する粉粒体投下ゲート1b、粉粒体混合処理室1の下部
に一体に形成された粉粒体投下シュート2及び粉粒体投
下口Cとから構成されている。この内、粉粒体混合処理
室1の内部には、横方向に回転シャフト1cが軸着さ
れ、この回転シャフト1cの外径部には径の大きい外羽
根F1と径の小さい中羽根F2を互いに逆方向に螺旋状
に巻いたリボンスクリュー1dが突設されているが、こ
の外羽根F1と中羽根F2の先端部分には高圧空気を粉
粒体混合処理室1の内部に噴射するインジェクターノズ
ルENが設けられている。更に、粉粒体混合処理室1の
天井部分及び粉粒体投下シュート2の左右の内壁面近傍
には、負圧を作用させるサクションダクトDが備えら
れ、このサクションダクトDの内部には、長円形長尺リ
テーナに濾布を被着したフィルター4を二個並列に配設
されている。
【0010】一方、粉粒体混合処理室1の内部に軸着さ
れているリボンスクリュー1dの回転シャフト1cは、
図2に示した如く、内部が空洞になっていて、この空洞
部分からスティSの内部を貫通して外羽根F1と中羽根
F2の先端部分に設けたインジェクターノズルENに空
気通路が接続されている。他方、回転シャフト1cは、
オイルシール5及びひしフランジ形ユニット6を介して
回転可能に取り付けら、その一端がロータリージョイン
ト10を介してダイヤフラム電磁弁11、切り替えバル
ブ12、高圧空気蓄圧タンク13、コンプレッサー1
4、ガス蓄圧タンク15及び外部からの命令信号に応じ
て電磁弁の開閉信号を出力するシーケンスコントローラ
SCが接続されている。尚、切り替えバルブ12は、高
圧空気の代わりに特殊なガスを用いて、ガスの触媒機能
により粉粒体の殺菌・抗菌処理もしくは粉粒体そのもの
に別の機能を持たせる場合、高圧空気蓄圧タンク13か
らガス蓄圧タンク15に供給経路を変更する場合に作動
させるためのものである。
【0011】次に以上の構成からなる本第1実施例のミ
キサーの作用・効果について図面に基づき説明する。図
3及び図4は本第1実施例のミキサーの作用説明図であ
る。本第1実施例のミキサーは、粉粒体混合処理室1及
び粉粒体投下シュート2の内部に各種粉粒体が付着した
際には、まず、図3に示した如く、リボンスクリュー1
dの回転シャフト1cを回転させながらコンプレッサー
14を運転して高圧空気蓄圧タンク13に高圧エアーを
供給し加圧状態にし、この状態からシーケンスコントロ
ーラSCを作動させる。すると、シーケンスコントロー
ラSCは、予めマイクロコンピュータに記憶されている
シーケンシャルプログラムに応じて、ダイヤフラム電磁
弁11を開閉制御する。これにより、回転中のリボンス
クリュー1dの外羽根F1と中羽根F2の先端部分に設
けたインジェクターノズルENから噴出された高圧パル
スエアーは粉粒体混合処理室1の内部全体に渦巻状に噴
出して、図4に示した如く、リボンスクリュー1dの回
転シャフト1cの長手方向に大きな流体を形成すること
になる。この作用により粉粒体混合処理室1の内部に付
着した残留粉粒体が極めて効果的にエアー洗浄させるば
かりでなく、各種粉粒体の混合処理運転中に高圧エアー
を噴出させてミキシングすると、通常の粉粒体は水分含
有率が15パーセントから20パーセントであるため、
混合処理運転中に粉粒体が流動化してより均一な混合状
態を得ることが可能になる。また、粉粒体が流動化する
ことで攪拌処理運転中のリボンスクリュー1dに当たる
粉粒体の摩擦力が減少するため、駆動モーターのトルク
を下げることが可能になるので、ランニングコストを大
巾に低く押さえることができると共に耐久性と信頼性を
飛躍的に向上させることが可能になった。更に、必要に
応じて、切り替えバルブ12をガス蓄圧タンク15に切
り替えて、高圧エアーの代わりに特殊なガスの触媒機能
を利用して粉粒体の殺菌・抗菌処理もしくは粉粒体その
ものに別の機能を持たせることも可能になる。
【0012】尚、上記第1実施例では、各種粉粒体の混
合処理手段としてリボンスクリューを用いたミキサーに
ついて説明したが、本発明の各種粉粒体の混合装置はこ
れに限定されるものではなく、例えば、2軸ブレード式
のミキサーに適用することも可能である。これについ
て、第2実施例として以下に説明する。図5は本発明の
各種粉粒体の混合装置を適用した第2実施例のミキサー
の内部構造を表した説明図である。本第2実施例のミキ
サーは、図5に示した如く、上面に粉粒体投下口A2を
開口形成した略W状断面の箱形を成した粉粒体混合処理
室20と、粉粒体投下口B2と、ゲート開閉シャフト2
0aと、粉粒体投下ゲート20bと、粉粒体投下シュー
ト30及び粉粒体投下口C2とから構成されている。こ
の内、粉粒体混合処理室20の内部には、横方向に平行
に軸着された2本の回転シャフト20cが軸着され、こ
の回転シャフト20cの外径部には4枚の攪拌ブレード
20dが外周方向に対して均等に突設されていて、この
4枚のブレード20dが1組となって、回転シャフト2
0cの長さ方向に複数設けられているが、この回転シャ
フト20cの外径面と攪拌ブレード20dの先端部分に
は、高圧空気を粉粒体混合処理室20の内部に噴射する
インジェクターノズルENが設けられている。更に、粉
粒体混合処理室20の天井部分と粉粒体投下シュート3
0の左右の内壁面近傍には、負圧を作用させるサクショ
ンダクトDが備えられ、このサクションダクトDの内部
には、長円形長尺リテーナに濾布を被着したフィルター
50が二個並列に配設されている。
【0011】次に以上の構成からなる本第2実施例のミ
キサーの作用・効果について図面に基づき説明する。図
6及び図7は本第2実施例のミキサーの作用説明図であ
る。本第2実施例のミキサーは、粉粒体混合処理室20
及の内部に各種粉粒体が付着した際には、まず、図6に
示した如く、攪拌ブレード20dの回転シャフト20c
を駆動して、攪拌ブレード20dを回転させながらコン
プレッサーを運転して高圧空気蓄圧タンクに高圧エアー
を供給し加圧状態にし、この状態からシーケンスコント
ローラを作動させる。すると、シーケンスコントローラ
は、予めマイクロコンピュータに記憶されているシーケ
ンシャルプログラムに応じて、ダイヤフラム電磁弁を開
閉制御する。これにより、回転シャフト20cの外径面
及び攪拌ブレード20dの先端に設けたインジェクター
ノズルENから噴出された高圧パルスエアーは粉粒体混
合処理室20の内部全体に放射状に噴出して、図7に示
した如く、回転シャフト20cの回転方向と長手方向へ
の二方向への大きな流体を形成することになる。この作
用により、第2実施例においても第1実施例と同様の作
用・効果が得られる。
【0013】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明の各種粉
粒体の混合装置は、食料品粉粒・化学品粉粒・薬品粉粒
等の各種粉粒体を混合処理する混合装置であって、上部
に各種粉粒体の投入口を備えると共に下部に各種粉粒体
の投下ドアを備えた略半円形を成し、外部から供給され
た各種粉粒体を混合する混合室と、混合室の内部の所定
の位置に水平方向に軸着された攪拌羽根部材と、混合室
の投下ドア下部近傍の所定の位置から下方に一体に延設
し、投下ドアから放出された各種粉粒体を落下移送する
排出シュート部材とから構成された各種粉粒体の混合装
置において、攪拌羽根部材の羽根先端部分の所定の位置
と攪拌羽根部材の回転軸の外径面所定の位置に、高圧空
気を噴射する一つ以上の空気洗浄ノズル部材を設けた、
更に、空気洗浄ノズル部材には、ダイヤフラム電磁弁と
高圧空気蓄圧タンクとコンプレッサーとが連通され、こ
れらダイヤフラム電磁弁,高圧空気蓄圧タンク,コンプ
レッサーはシーケンス制御により駆動させるようにし、
また更に、高圧空気に代えて特殊なガスを用いるように
したことで、 混合室の内部に付着した残留粉粒体を極めて効果的に
洗浄できるようになった。 各種粉粒体の混合処理運転中に高圧空気を噴出させて
混合処理することで、混合処理運転中の粉粒体が流動化
してより均一な混合状態を得ることが可能になった。 粉粒体が流動化することで駆動系の摩擦抵抗が減少し
駆動系のトルクを下げることが可能になるので、ランニ
ングコストを大巾に低く押さえることができると共に耐
久性と信頼性を飛躍的に向上させることが可能になっ
た。 高圧空気の代わりに特殊なガスの触媒機能を利用して
粉粒体の殺菌・抗菌処理もしくは粉粒体そのものに別の
機能を持たせることも可能になった。 といった従来の装置では得ることのできなった極めて有
益で技術的に大きな意義を持つ絶大な効果を得ることに
成功した画期的な発明であり、産業界における技術核心
としての波状効果は絶大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各種粉粒体の混合装置を適用した第1
実施例のミキサーの内部構造説明図である。
【図2】本第1実施例のミキサーのシステム構成図であ
る。
【図3】本第1実施例のミキサーの作用説明図である。
【図4】本第1実施例のミキサーの作用説明図である。
【図5】本発明の各種粉粒体の混合装置を適用した第2
実施例のミキサーの内部構造説明図である。
【図6】本第2実施例のミキサーの作用説明図である。
【図7】本第2実施例のミキサーの作用説明図である。
【符号の説明】
1,20 粉粒体混合処理室 1a,20a ゲート開閉シャフト 1b,20b 粉粒体投下ゲート 1c,20c 回転シャフト 1d リボンスクリュー 2,30 粉粒体投下シュート 3,40 洗浄ノズルパイプ 4,50 フィルター 5 オイルシール 6 ひしフランジ形ユニット 10 ロータリージョイント 11 ダイヤフラム電磁弁 12 切り替えバルブ 13 高圧空気蓄圧タンク 14 コンプレッサー 15 ガス蓄圧タンク 20d ブレード A,B,C 粉粒体投下口 D サクションダクト S スティ F1 外羽根 F2 中羽根 EN インジェクターノズル SC シーケンスコントローラ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
各種粉粒体の処理装置の内、各種粉粒体の混合装置の混
合処理運転を詳細にシュミレーション評価した結果、こ
れまであまり指摘されていなかった問題点を新たに発見
するに至った。それは、これまでの各種の紛粒体処理装
置の処理室内部に自動空気洗浄システムを新たに設ける
方法では、 各種粉粒体の混合装置として必要不可欠な構造である
攪拌部材そのものの洗浄が不充分であること。 この種の装置で混合処理する各種の粉粒体は、通常最
適な水分含有率を持っているものであるので、攪拌部材
で機械的に混合しようとすると、均一な混合状態を得る
ことが難しい。 従来の攪拌部材で均一な混合状態を得るためには、大
トルクの駆動モータで長時間混合運転しなければならな
いので、処理効率が悪いばかりかランニングが高くつ
く。 混合処理中の各種の紛粒体に液体を混合しようとする
場合、従来の方法では混合処理室の天井の一点から噴射
するため、液体の含有率が均一にならず、部分的に凝固
することがある。 といった問題が解決されていなかった。そこで、本発明
はこれらの問題点を解決するために成されたものであ
り、各種粉粒体の混合装置として必要不可欠な構造であ
る攪拌部材に改良を施すことで、混合処理室の効果的な
洗浄を実現すると共に混合処理中の各種の紛粒体の混合
状態を最適な状態にして、処理効率と経済的効果を飛躍
的に向上させることのできる各種の紛粒体の混合装置の
提供を目的としている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】次に以上の構成からなる本第1実施例のミ
キサーの作用・効果について図面に基づき説明する。図
3及び図4は本第1実施例のミキサーの作用説明図であ
る。本第1実施例のミキサーは、粉粒体混合処理室1及
び粉粒体投下シュート2の内部に各種粉粒体が付着した
際には、まず、図3に示した如く、リボンスクリュー1
dの回転シャフト1cを回転させながらコンプレッサー
14を運転して高圧空気蓄圧タンク13に高圧エアーを
供給し加圧状態にし、この状態からシーケンスコントロ
ーラSCを作動させる。すると、シーケンスコントロー
ラSCは、予めマイクロコンピュータに記憶されている
シーケンシャルプログラムに応じて、ダイヤフラム電磁
弁11を開閉制御する。これにより、回転中のリボンス
クリュー1dの外羽根F1と中羽根F2の先端部分に設
けたインジェクターノズルENから噴出された高圧パル
スエアーは粉粒体混合処理室1の内部全体に渦巻状に噴
出して、図4に示した如く、リボンスクリュー1dの回
転シャフト1cの長手方向に大きな流体を形成すること
になる。この作用により粉粒体混合処理室1の内部に付
着した残留粉粒体が極めて効果的にエアー洗浄させるば
かりでなく、各種粉粒体の混合処理運転中に高圧エアー
を噴出させてミキシングすると、通常の粉粒体は、通常
最適な水分含有率を持っているものであるので、混合処
理運転中に粉粒体が流動化してより均一な混合状態を得
ることが可能になる。また、粉粒体が流動化することで
攪拌処理運転中のリボンスクリュー1dに当たる粉粒体
の摩擦力が減少するため、駆動モーターのトルクを下げ
ることが可能になるので、ランニングコストを大巾に低
く押さえることができると共に耐久性と信頼性を飛躍的
に向上させることが可能になった。更に、必要に応じ
て、切り替えバルブ12をガス蓄圧タンク15に切り替
えて、高圧エアーの代わりに特殊なガスの触媒機能を利
用して粉粒体の殺菌・抗菌処理もしくは粉粒体そのもの
に別の機能を持たせることも可能になる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食料品粉粒・化学品粉粒・薬品粉粒等の
    各種粉粒体を混合処理する混合装置であって、 上部に各種粉粒体の投入口を備えると共に下部に各種粉
    粒体の投下ドアを備えた略半円形を成し、外部から供給
    された各種粉粒体を混合する混合室と、 当該混合室の内部の所定の位置に水平方向に軸着された
    攪拌羽根部材と、 上記混合室の投下ドア下部近傍の所定の位置から下方に
    一体に延設し、投下ドアから放出された各種粉粒体を落
    下移送する排出シュート部材とから構成された各種粉粒
    体の混合装置において、 上記攪拌羽根部材の羽根先端部分の所定の位置と当該攪
    拌羽根部材の回転軸の外径面所定の位置に、高圧空気を
    噴射する一つ以上の空気洗浄ノズル部材を設けたことを
    特徴とする各種粉粒体の混合装置。
  2. 【請求項2】 空気洗浄ノズル部材には、ダイヤフラム
    電磁弁と高圧空気蓄圧タンクとコンプレッサーとが連通
    され、これらダイヤフラム電磁弁,高圧空気蓄圧タン
    ク,コンプレッサーはシーケンス制御により駆動させる
    ことを特徴とする請求項第1の各種粉粒体の混合装置。
  3. 【請求項3】 高圧空気に代えて特殊なガスを用いるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1の各種粉粒体の混合
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104307403A (zh) * 2014-09-13 2015-01-28 芜湖市恒浩机械制造有限公司 一种混合搅拌一体机
KR101530250B1 (ko) * 2013-05-22 2015-06-22 고등기술연구원연구조합 이성분체 혼합 및 기류수송 장치 및 방법
CN105310096A (zh) * 2015-10-10 2016-02-10 芜湖市禾森食品有限公司 一种肉块裹粉机

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