JPH0984879A - ホットバルーンカテーテルを用いた血管拡張装置 - Google Patents

ホットバルーンカテーテルを用いた血管拡張装置

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JPH0984879A
JPH0984879A JP7243299A JP24329995A JPH0984879A JP H0984879 A JPH0984879 A JP H0984879A JP 7243299 A JP7243299 A JP 7243299A JP 24329995 A JP24329995 A JP 24329995A JP H0984879 A JPH0984879 A JP H0984879A
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JP
Japan
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heater
temperature
balloon
heating
balloon catheter
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Pending
Application number
JP7243299A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Kishigami
兆一 岸上
Katsuya Miyagawa
克也 宮川
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Nissho Corp
Original Assignee
Nissho Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加温温度の制御が容易であり、局所加熱が可
能であり、細径化が可能で、製造の容易なホットバルー
ンカテーテルを用いた血管拡張装置を提供する。 【解決手段】 本発明の血管拡張装置は、ホットバルー
ンカテーテル1とヒーター温度制御部2から構成されて
いる。ホットバルーンカテーテル1の先端部にはバルー
ン13内またはバルーン13に隣接して温度センサーを
兼ねたヒーター14が設けられており、ヒーター14の
加温および温度制御はヒーター14への加温用電流の供
給とヒーター14からの温度検知信号の受信とを自動的
に切り換えることが出来るようにしたヒーター温度制御
部2によって行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血管、特に心臓血
管の動脈硬化などによる狭窄部を拡張する、所謂血管拡
張術などに利用されるホットバルーンカテーテルを用い
た血管拡張装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、血管拡張術などに利用されるホッ
トバルーンカテーテルとして、先端部に膨張および収縮
が可能なバルーンを備えたカテーテルにおいて、内側チ
ューブ内に高周波通電用電極を一体的に組み込んだもの
が、提案されている。これは、血管の狭窄部を治療する
際に、高周波誘電加熱により狭窄部を適当な温度で加温
して血管中膜の弾性繊維の伸展を良好にし、また、血栓
やその他の脂質を可塑化させながら、バルーンを加圧膨
張させて機械的に血栓やアテロームを押し潰し、血管壁
を伸展させて狭窄部を拡張し、血流を改善させるもので
ある(特開平3−251258号公報、特開平4−24
6367号公報、特開平6−98937号公報など)。
【0003】特開平3−251258号公報のバルーン
カテーテルは、中空のカテーテルシャフトの外周に高周
波通電用電極を設けたもので、この電極と生体の外に配
置した電極板の間に高周波電圧をかけ、バルーンの膜と
接触する誘電損失率の大きい血管壁の狭窄部を局所的に
誘電加熱するものである。また、特開平4−24636
7号公報のバルーンカテーテルは、バルーン内のカテー
テルシャフトに高周波通電用電極を設けるとともに、こ
のバルーン内のカテーテルシャフトに冷却用の液体を灌
流する複数の小孔を設けたものであり、冷却システムに
よりバルーンと接触する血管内膜面が焼灼しないように
している。また、特開平6−98937号公報のホット
バルーンカテーテルは、シャフトに高周波通電機能を有
するとともに先端部に電極部を有するガイドワイヤーを
挿通したもので、高周波通電機能を有するガイドワイヤ
ーを介してその先端部の電極部と患者の背中などに当て
た対極板との間に高周波電圧をかけ、これにより、血管
の狭窄部位付近を誘電加熱するものである。
【0004】しかしながら、これら従来のホットバルー
ンカテーテルは、対極を身体の外に別途設けたものなの
で、手技までの準備に時間がかかるという欠点を有して
いる。また、生体を挟んでの高周波通電であり電極間の
距離が長いため消費電力が大きく、しかも加熱温度の制
御が困難であるため、目的部位だけを加熱するという局
所加熱が困難であるという欠点を有していた。一方、バ
ルーン内部に高周波通電用電極と温度センサーを備えて
おり、温度センサーの検知信号によって電極の温度を制
御するようにしたホットバルーンカテーテルも提案され
ている(特開平5−212118号公報、特開平5−2
28215号公報など)が、これらも高周波を利用して
の狭窄部加熱であるため、温度測定に誤差が生じやす
く、血管を焼灼してしまう虞があるという欠点を有して
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みてなされたもので、加温温度の制御が容易であ
り、局所加熱が可能であり、細径化が可能で、製造の容
易なホットバルーンカテーテルを用いた血管拡張装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、先端部にバルーンを備え、該バルーン
の内部または該バルーンに隣接して温度センサー兼用の
ヒーターが設けられてなるホットバルーンカテーテル
と、該ホットバルーンカテーテルのヒーターに加温用電
流を供給する通電手段と、ヒーターからの温度検知信号
を受信する温度検知手段と、ヒーターへの加温用電流の
供給とヒーターからの温度検知信号の受信とを自動的に
切り換える切換手段と、前記温度検知手段により受信さ
れた温度検知信号に基づいてヒーターに供給する電流を
制御する温度制御手段を具備してなる血管拡張装置を採
用している。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例を示す説
明図であり、図2は図1の温度制御部の一実施例を示す
ブロック図である。図1に示すように、本発明の血管拡
張装置は、ホットバルーンカテーテル1とヒーター温度
制御部2から構成されている。ホットバルーンカテーテ
ル1の先端部にはバルーン13内またはバルーン13に
隣接して温度センサーを兼ねたヒーター14が設けられ
ており、ヒーター14の加温および温度制御はヒーター
14への加温用電流の供給とヒーター14からの温度検
知信号の受信とを自動的に切り換えることが出来るよう
にしたヒーター温度制御部2によって行われる。
【0008】ホットバルーンカテーテル1は、外側チュ
ーブ11と、この外側チューブ11に挿着された内側チ
ューブ12、外側チューブ11の先端部と内側チューブ
12の先端部に接着固定されたバルーン13、バルーン
13内またはバルーン13に隣接して(近接を含む)設
けられた温度センサー兼用のヒーター14からなり、ヒ
ーター14はリード線15を介してヒーター温度制御部
2と接続されている。外側チューブ11および内側チュ
ーブ12は可撓性樹脂の例えばエチレン−酢酸ビニル共
重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プ
ロピレン共重合体などのオレフィン系樹脂や、ポリ四フ
ッ化エチレン、四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン
共重合体などのフッ素系樹脂、ポリエステル、ポリ塩化
ビニル、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレート
(PET)、ポリアミドなどで形成されたチューブであ
り、内側チューブ12は外側チューブ11の内腔にバル
ーン膨張液注入用の通路(ルーメン16)を確保するよ
うに挿着されている。
【0009】内側チューブ12の外壁にはバルーン13
の内部またはバルーン13に隣接して(近接していても
よい)温度センサーを兼ねたヒーター14が設けられて
いる。ヒーター14の形成材料としては、ステンレスパ
イプにコンスタンタン線を接続したもの(熱電対になっ
ている)などが好適に採用される。
【0010】バルーン13は内側チューブ12および外
側チューブ11の先端部に接着剤や熱溶着などの方法で
接着される一般に肉厚が0.001〜0.1mm程度の
薄膜であり、適当な靭性と強度を有する材料、例えば、
エチレン−ブチレン−スチレン・ブロック共重合体を低
分子量のポリスチレンと混合し随時ポリプロピレンを加
えたものや、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、熱可塑性
ゴム、シリコーン−ポリカーボネート共重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリアミドなどが好適に採用される。
【0011】ヒーター温度制御部2は図2に示すよう
に、加熱用電源21と、ヒーター14からの温度検知信
号を受信する温度測定部22、この温度測定部22で測
定された温度データに基づいてヒーター14に供給する
電流を制御する制御回路23、および、この制御回路2
3からの加熱制御信号に基づいて、ヒーター14と加温
用電源21との接続と、ヒーター14と温度測定部22
との接続を自動的に切り換える切換手段24からなる。
ヒーター14と加温用電源21および温度測定部22と
の接続の自動切り換えは、通常0.1秒〜0.5秒の間
隔で行われるが、ヒーター14と加温用電源21との接
続時間は、ヒーター14と温度測定部22との接続時間
と比較して、ヒーター14の温度が低い加温初期では長
く、ヒーター14の温度が所定の温度に達した後は短く
なる。そして、ヒーター14の温度が所定の温度より高
くなると(温度測定部22で所定の温度より高い温度検
知信号が受信されると)、制御回路23から加熱中断信
号が出て、ヒーター14と加温用電源21との接続が、
ヒーター14と温度測定部22との接続に自動的に切り
換えられ、ヒーター14加熱の中断によりヒーター14
の温度が所定の温度より低くなると(温度測定部22で
所定の温度より低い温度検知信号が受信されると)、制
御回路23から加熱開始信号が出て、ヒーター14と温
度測定部22との接続が、ヒーター14と加温用電源2
1との接続に自動的に切り換えられる。尚、ヒーター温
度制御部2には温度表示部25を設けて温度測定部22
で検知された温度を表示するようにしてもよい。
【0012】次に、本発明の血管拡張装置の使用につい
て図1および図2を用いて説明する。先ず、ホットバル
ーンカテーテルを経皮的に血管内に挿入し、内側チュー
ブ1の先端部を血管の狭窄部位を超えて位置させる。こ
の時、バルーン3は丁度血管の狭窄部位に位置するよう
になっている。ルーメン8を介してバルーン3内にバル
ーン膨張用流体としての生食などを注入すると、このバ
ルーン3が膨張して狭窄部位を圧迫する。次に、ヒータ
ー温度制御部2のスイッチ(図示されていない)をON
にすると、切換手段24により、ヒーター14と加温用
電源21との接続と、ヒーター14と温度測定部22と
の接続が交互に繰り返され、ヒーター14への通電とヒ
ーター14の温度測定とが交互に繰り返される。加温用
電源21との接続時間はヒーター14の温度が低い加温
初期では長く、ヒーター14の温度が所定の温度に達し
た後は短くなる。そして、ヒーター14の温度が所定の
温度より高くなると、ヒーター14と加温用電源21と
の接続が、ヒーター14と温度測定部22との接続に自
動的に切り換えられ、ヒーター14加熱の中断によりヒ
ーター14の温度が所定の温度より低くなると、ヒータ
ー14と温度測定部22との接続が、ヒーター14と加
温用電源21との接続に自動的に切り換えられる。こう
して、加熱と圧迫により血管の狭窄部位が拡張される。
【0013】
【発明の効果】以上説明してきたことから明らかなよう
に、本発明の血管拡張装置を採用することにより、ヒー
ターの加熱温度を正確に測定し制御することができるの
で、従来のものより良好に血管狭窄部2の拡張を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す説明図である。
【図2】図1のヒーター温度制御部の一実施例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 ホットバルーンカテーテル 11 外側チューブ 12 内側チューブ 13 バルーン 14 ヒーター 15 リード線 2 ヒーター温度制御部 21 加温用電源 22 温度測定部 23 制御回路 24 切換手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部にバルーンを備え、該バルーンの
    内部または該バルーンに隣接して温度センサー兼用のヒ
    ーターが設けられてなるホットバルーンカテーテルと、
    該ホットバルーンカテーテルのヒーターに加温用電流を
    供給する通電手段と、ヒーターからの温度検知信号を受
    信する温度検知手段と、ヒーターへの加温用電流の供給
    とヒーターからの温度検知信号の受信とを自動的に切り
    換える切換手段と、前記温度検知手段により受信された
    温度検知信号に基づいてヒーターに供給する電流を制御
    する温度制御手段を具備してなる血管拡張装置
JP7243299A 1995-09-21 1995-09-21 ホットバルーンカテーテルを用いた血管拡張装置 Pending JPH0984879A (ja)

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JPH0984879A true JPH0984879A (ja) 1997-03-31

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021201082A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 東レ株式会社 バルーンカテーテル及びバルーンカテーテルシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021201082A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 東レ株式会社 バルーンカテーテル及びバルーンカテーテルシステム

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