JPH0984777A - 生体磁場計測装置 - Google Patents

生体磁場計測装置

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JPH0984777A
JPH0984777A JP7246285A JP24628595A JPH0984777A JP H0984777 A JPH0984777 A JP H0984777A JP 7246285 A JP7246285 A JP 7246285A JP 24628595 A JP24628595 A JP 24628595A JP H0984777 A JPH0984777 A JP H0984777A
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JP
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pickup
pickup coils
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coils
magnetic field
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JP7246285A
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Shigeharu Oyu
重治 大湯
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
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    • A61B5/24Detecting, measuring or recording bioelectric or biomagnetic signals of the body or parts thereof
    • A61B5/242Detecting biomagnetic fields, e.g. magnetic fields produced by bioelectric currents
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  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生体深さ方向の検出感度を向上させ且つ装置ト
ータルのS/N比を向上させて、生体内の電流源分布や
複数の電流ダイポールを従来よりも精度よく推定する。 【解決手段】ピックアップコイルアレイを、微分次数及
びベースラインの内の少なくとも一方が相互に異なる複
数種のピックアップコイル21、21、21を組
み合わせて配置することで形成。複数種のピックアップ
コイル21、21、21は、例えば、微分次数の
みが相異なったり、ベースラインのみが相異なるもの
で、異なった測定点に各別に配置したり、同一測定点に
配置する。複数種のピックアップコイルの検知信号に基
づいて生体内の磁場源又は磁場源分布の情報を推定演算
する磁場源推定手段11、12を備える。磁場源推定手
段は複数種のピックアップコイル間の磁気的クロストー
クの影響を補正する手段を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生体磁場計測装置に
係り、とくに、生体が発生した微弱磁界をピックアップ
コイルで検知し、この磁界をSQUID(超伝導量子干
渉素子)と呼ばれる超伝導リングに導くように構成した
磁界検出部を有する生体磁場計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、SQUID(Superconducting QU
antum Interferance Device ;超伝導量子干渉素子)を
生体の磁束計測に応用した生体磁場計測装置としてのS
QUID磁束計が実用化されている。SQUID磁束計
には、高周波型rf−SQUIDとdc−SQUIDと
が存るが、感度も良く、雑音もあまり発生しない点で、
最近ではdc−SQUIDの方が主に使用されている。
【0003】dc−SQUIDの場合、超伝導リングの
接合部には超伝導状態を保てなくなる程度の直流バイア
ス電流を流した状態でピックアップコイルで生体からの
磁界を検出し超伝導リングに導くと、接合部には検出し
た磁界に対して周期的に変化する電圧が発生する。そこ
で、接合部の電圧が変化すると、その変化を打ち消すよ
うな磁束をフィードバックコイルから超伝導リングに与
え、フィードバックコイルに流す電流に比例した電圧が
外部から読み出せるように構成する。このうな回路はF
LL(flux locked loop)回路と呼ばれ、これにより、
ピックアップコイルで検出した磁場に比例した出力を得
ることが出来る。
【0004】このようなSQUID磁束計で用いられる
ピックアップコイルアレイの典型的な構成を図14に、
各種ピックアップコイルの巻線方法を図15にそれぞれ
示す。図14に示すピックアップコイルアレイ100
は、複数の1次微分型ピックアップコイル101をその
軸方向を被検体の頭部表面にほぼ垂直になるように湾曲
したコイル配置面に沿って配置したもので、現在のSQ
UID磁束計の主流を成す。ピックアップコイル101
としては、図15(a)に示すマグネットメータ型ピッ
クアップコイル(微分次数=0)、同図(b)に示す1
次微分型ピックアップコイル、同図(c)に示す2次微
分型ピックアップコイルなどが用いられる。とくに2次
微分型ピックアップコイルは1次微分型よりも外来雑音
磁場の除去能力が高いので、外来雑音の大きい環境下で
の磁場計測に用いられる。一次微分型ピックアップコイ
ルは外来雑音の除去能力が小さいので、磁気シールドル
ームでの計測が望ましい。マグネットメータ型ピックア
ップコイルは外来雑音の除去能力が無いので、通常用い
られない。図15(b)、(c)に示す如く、2つのコ
イルループ面の間の軸方向の距離はベースラインと呼ば
れており、従来のピックアップコイルアレイ(微分型)
の場合、同じベースラインのピックアップコイルが曲面
を成すコイル配置面上に複数配置されるという特徴があ
る。なお、外来雑音に対する耐性などを考慮した3次以
上の高次微分次数のピックアップコイルも考えられてい
る。
【0005】このような構造のピックアップコイルアレ
イを搭載した生体磁場計測装置を用いた測定結果から生
体内部の電流源の情報を推定すると、以下のような不都
合を生じる恐れのあることが分っている。
【0006】(1)生体内に3次元的に分布した電流源
分布を線形最少2乗法的な解法で推定すると、実際より
浅い位置に分布した電流源分布が推定されてしまう傾向
がある。 (2)生体内に複数の電流ダイポールを仮定し、それら
のダイポールの位置や大きさ、向きを非線形最適化法に
より推定すると、深い位置にあるダイポールが発生する
小さな磁場信号が、浅い位置にあるダイポールが発生す
る大きな磁場信号に隠れてしまい、深い位置のダイポー
ルを精度良く求めることが難しい。
【0007】この問題を解決するため、図16に示すよ
うに、例えば1次微分型のピックアップコイル102を
軸方向に複数段配置し、これらのピックアップコイル1
02…102で検出した磁場強度に基づいて生体内の電
流源の情報を推定するという提案がなされている(例え
ば特開平5−297091号参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た図16に記載した構造のピックアップコイルアレイを
有する磁場計測装置では、生体から遠い位置にあるピッ
クアップコイルで検出される生体磁場信号が小さくなっ
てしまうため、遠い位置にあるピックアップコイルのS
/N比が近い位置に在るピックアップコイルのそれより
も悪くなり、全体としては推定精度の向上にはあまり寄
与しないという問題がある。
【0009】本発明は以上の状況に鑑みてなされたもの
で、生体深さ方向の検出感度を向上させ且つ装置トータ
ルのS/N比を向上させることで、生体内の電流源分布
や複数の電流ダイポールを従来よりも精度よく推定でき
る生体磁場計測装置を提供することを、その目的とす
る。具体的には、3次元的に分布した電流源分布を推定
する場合、浅目に推定されることがなく、電流源分布の
位置を精度良く推定することが可能な生体磁場計測装置
を提供することであり、また複数の電流ダイポールを推
定する場合、複数の電流ダイポールが異なる深さに存在
した場合も、深い位置のダイポールをも精度良く推定で
きる生体磁場計測装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、生体の磁場源からの磁束を検知するピッ
クアップコイルを配置したピックアップコイルアレイを
有する生体磁場計測装置であり、前記ピックアップコイ
ルアレイを、微分次数及びベースラインの内の少なくと
も一方が相互に異なる複数種の前記ピックアップコイル
を組み合わせて配置することで形成される。
【0011】例えば、前記複数種のピックアップコイル
の前記微分次数のみが相異なるようにしたコイルであっ
たり、前記複数種のピックアップコイルの前記ベースラ
インのみが相異なるようにしたコイルである。また例え
ば、前記複数種のピックアップコイルは、前記磁束を検
知する異なった測定点に各別に配置される。また、前記
複数種のピックアップコイルは、前記磁束を検知する同
一の測定点に配置される。前記複数種のピックアップコ
イルは、例えば、同一ボビン上に前記生体側に近いコイ
ルループが同一又は略同一のボビン軸方向の位置となる
ように形成される。
【0012】さらに好ましくは、前記複数種のピックア
ップコイルの検知信号に基づいて前記生体内の単一若し
くは複数の前記磁場源又はこの磁場源の分布の情報を推
定演算する磁場源推定手段を備え。この磁場源推定手段
は、前記複数種のピックアップコイル間の磁気的クロス
トークの影響を補正する手段を含む。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0014】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態を図1〜図6,図17及び図18に基づいて説明
する。
【0015】図1は、多チャンネルのdc−SQUID
磁束計を使った生体磁場計測装置の概略ブロック図であ
る。この計測装置は、ピックアップコイルアレイ10、
SQUID部11、及びデータ処理部12を有する。ピ
ックアップコイルアレイ10は、複数のピックアップコ
イル部201 〜20n を有する。各ピックアップコイル
部201 (〜20n )はマグネットメータ型、1次微分
型、及び2次微分型の各ピックアップコイル210 ,2
1 ,212 が1組を成し、これらのピックアップコイ
ル210 ,211 ,212 が同一ボビンBに図の如く巻
装・配置されている。ここでは、1次微分型及び2次微
分型のピックアップコイル211 ,212 のベースライ
ンは等しいとする。
【0016】ピックアップコイル部201 〜20n のそ
れぞれは、図2に示す如く、生体の測定対象領域(例え
ば頭部)の体表に沿って湾曲形成されたコイル配置面を
有するデュワ22に収容されており、そのコイル配置面
に沿ってコイル軸方向をほぼ垂直にして配置されてい
る。これにより、ピックアップコイル部201 〜20n
は測定対象領域の周囲に3次元的に置かれることにな
る。同時に、マグネットメータ型、1次微分型、2次微
分型の3種類のピックアップコイル210 ,211,2
2 が同一の測定点(複数在る)に配置されることにな
る。
【0017】SQUID部11は、各測定点に対応する
複数(ピックアップコイル部の数の3倍)のSQUID
回路231 〜233nを有しており、このSQUID回路
231 〜233nがピックアップコイル部201 〜20n
のピックアップコイル210,211 ,212 に独立に
接続されている。SQUID回路231 〜233nの各々
は、接合部を2つ有する超伝導リングで成るSQUID
(超伝導量子干渉素子)を有し、図示しないインプット
コイルを介して各ピックアップコイル210 (〜2
2 )の検出磁束を接合部に導くようになっている。な
お、このSQUID部11及びピックアップコイルアレ
イ部10は、液体ヘリウムに拠る冷却を行うデュワ22
に収容され、超伝導状態に保持される。
【0018】データ処理部12は、検出チャンネル毎に
介挿されるFLL回路241 〜243n及びA/D変換器
251 〜253nを有するとともに、データ処理用のワー
クステーション26を備えている。FLL回路241
243nのそれぞれはSQUID回路231 (〜233n
の超伝導リングへの直流バイアス電流の供給及び超伝導
リングの接合部の電圧が変化しないよう印加磁界にフィ
ードバックを掛ける、いわゆるFLL(flux locked lo
op)操作を行うもので、そのフィードバック信号を磁束
強度に対応した検出信号としてチャンネル毎に各A/D
変換器251 (〜253n)に出力する。A/D変換器2
1 〜253nでデジタル化された検出信号はワークステ
ーション26のコンピュータ26Aに各々読み込まれ
る。
【0019】このコンピュータ26Aは読み込んだチャ
ンネル毎の検出信号に基づいて、例えば図3に示すソフ
トウェア処理を行うようになっている。
【0020】本実施形態のように、複数のピックアップ
コイルを同一の測定点に配置するような場合、ピックア
ップコイルどうしが極めて近いので、ピックアップコイ
ル間の相互インダクタンスによる磁気的クロストークが
問題となる。そのため、本実施形態では次に説明するよ
うな相互インダクタンスに対する補正処理を行う。
【0021】図4に図1のピックアップコイル210
211 ,212 と各SQUID回路231 (〜233n
内のインプットコイル310 ,311 ,312 の模式図
を示す。ピックアップコイルに加えられる磁束φ0 ,φ
1 ,φ2 と遮蔽電流I0 ,I1,I2 が作る磁束とが等
しいとし、ループ1個のインダクタンスをLとし、同じ
位置に設置されたループどうしの結合係数を1とし、イ
ンプットコイルのインダクタンスをLi0=α0 L,Li1
=α1 L,Li2=α2 Lとすれば、マグネットメータ出
力Φ0 =φ0 、1次微分出力Φ1 =φ0 −φ1 、2次微
分出力Φ2 =φ0−2φ1 +φ2 は以下のように表せ
る。α0 ,α1 ,α2 はクロストークの影響を補正する
補正係数である。
【0022】
【数1】 SQUIDリングに加わる磁束φe0,φe1,φe2はSQ
UIDリングのインダクタンスLs ,インプットコイル
との結合係数ks として、
【数2】 と表される。これと式(1)より
【数3】 が得られる。上式により、クロストークの影響が加わっ
た各チャンネルの出力(SQUIDリングに鎖交する磁
束φe0,φe1,φe2に比例する)から、マグネットメー
タ出力、1次微分出力、2次微分出力を得ることができ
る。
【0023】SQUIDあるいは初段アンプ由来のノイ
ズを、この様にして得た磁場に換算すると、マグネット
メータ出力の磁場雑音(SB01/2 、1次微分出力の磁
場雑音(SB11/2 、2次微分出力の磁場雑音(SB2
1/2 は次式で表される。
【0024】
【数4】 ここで、Ap はループひとつの面積、(SΦ1/2 はS
QUIDのrms磁束雑音である。(SB01/2 ,(S
B11/2 ,(SB21/2 の2乗和SB0+SB1+SB2を最
少にするα0 ,α1 ,α2 の組み合わせは、
【数5】 であるので、この付近の値を使用するのが望ましいが、
これから多少のズレは問題なく、例えば、α0 ,α1
α2 に全て同じ値を用いたとしても、α0 =α1=α2
=2〜8程度の値であればさほど感度の低下はない(図
5参照)。したがって、α0 ,α1 ,α2 として同一の
値のものを用いる場合、2から8の間の値とする事が望
ましい。ちなみに、SB0+SB1+SB2を最少にするα=
α0 =α1=α2 は(21)1/2 である。
【0025】本実施形態ではマグネットメータ型、1次
微分型、2次微分型を組み合わせたピックアップコイル
を例にとって説明したが、他の組み合わせであっても、
同様の方法でクロストークの補正式を導出することがで
き、同様の方法でピックアップコイル210 ,211
212 とインプットコイル310 ,311 ,312 のイ
ンダクタンスにおけるクロストークを最少にする最良の
比、すなわち補正係数α0 ,α1 ,α2 を求めることが
できる。
【0026】図3の処理を説明する。コンピュータ26
Aは各検出チャンネルのA/D変換器251 (〜2
3n)でデジタル変換された磁束強度φe0,φe1,φe2
に応じた検出信号を順次読み込む(図3ステップS
1)。次いでコンピュータ26Aは予め上述の如く設定
してあるピックアップコイル間のクロストークの影響を
最小にする補正係数α(α0 ,α1 ,α2 )を自己の内
蔵メモリからワークエリアに読み出し(ステップS
2)、上記(3)式を用いてマグネット型ピックアップ
コイル210 によるマグネットメータ出力Φ0 、1次微
分型ピックアップコイル211 による1次微分出力
Φ1 、又は2次微分型ピックアップコイル212 による
2次微分出力Φ2 を検出チャンネル毎に演算する(ステ
ップS3)。
【0027】次いでコンピュータ26Aにより、電流源
分布を3次元的に又は複数の電流ダイポールがリードフ
ィールド行列法や準ニュートン法、共役勾配法などの解
法によって推定演算される。このとき電流源分布や電流
ダイポールの深さ方向の識別処理も合わせて実行され
(ステップS4)、その推定結果がワークステーション
26内の出力装置に出力される(ステップS5)。
【0028】図6に第1の実施形態に用いた3種類の微
分次数のピックアップコイルの電流源距離と感度の関係
を示す。横軸には生体に近い方のループから測った電流
源の距離をベースラインを1として相対的に表してい
る。縦軸は各微分次数のピックアップコイルの感度を、
電流源距離1のときのマグネットメータ型ピックアップ
コイルの感度を1として相対的に表している。このグラ
フに示されるように電流源の距離による感度の変化が、
ピックアップコイルの微分次数により異なるため、微分
次数の異なる複数のピックアップコイルを用いることに
より異なる深さの電流源を識別することが可能になる。
【0029】このように本実施形態では、異なる微分次
数のピックアップコイル210 ,211 ,212 を同一
測定点毎に組み合わせているので、分布電流の推定を行
う場合に電流源分布が実際より浅目に推定されるという
問題を改善することができる。さらに、異なる深さの複
数の電流ダイポールを推定する場合、深い方のダイポー
ルと浅い方のダイポールとを識別できるので、深い方の
電流ダイポールも精度良く推定することができる。
【0030】ここで、複数の微分次数のピックアップコ
イルを用いることにより、電流源の深さの識別が可能に
なることを、簡単のため1次元のモデルで詳述する。図
17に微分次数の異なる3つのピックアップコイルと電
流源の配置を示す。3つのピックアップコイルA,B,
Cは同一の測定点に配置され、3つの深さの異なる電流
ダイポールが発生する磁場を検出する。マグネットメー
タ型ピックアップコイルで検出される磁束をf0 (J)
とする。Jは図18の様な位置に固定された3個の電流
ダイポールのモーメントJ1 ,J2 ,J3 を縦(深さ方
向)に並べたベクトルである。同様に1次微分型ピック
アップコイルで検出される磁束をf1 (J)、2次微分
型ピックアップコイルで検出される磁束をf2 (J)と
する。f0 ,f1 ,f2 はそれぞれの電流源により発生
する磁場の和で表されるので、以下のような連立1次方
程式が成立する。
【0031】
【数6】 ここで、f0i(i=1,2,3)はi番目の電流ダイポ
ール(単位の大きさの)が作る磁場をマグネットメータ
型ピックアップコイルで検出したもの、f1i,f2iは同
様に1次微分、2次微分型ピックアップコイルで検出し
た磁場の大きさである。電流源深さと感度の関係(深さ
−感度曲線)が3種類のピックアップコイルの間で線形
独立であるので、この連立1次方程式は正則であり、唯
一の解を持つ。従ってこれを解くことにより、3種類の
ピックアップコイルでの磁場の検出値から3種類の深さ
の異なる電流源の大きさJ1 ,J2 ,J3 を求めること
ができる。従来のように単一の種類のピックアップコイ
ル複数個を同一の測定点に配置した場合、複数個のピッ
クアップコイルの間で深さ−感度曲線が同一であるため
に連立一次方程式が特異となり、深さの異なる電流源の
大きさを決定することが出来ない。
【0032】以上は簡単のため一次元で概念を説明した
が、本実施形態のように測定点が曲面上に配置された場
合も同様であり、深さ−感度曲線の異なるピックアップ
コイルを配置することにより電流源と測定される磁場の
間の支配方程式の線形独立性が高められるため、3次元
電流源分布を推定した場合に推定される電流源の分布が
浅い方に偏る問題、あるいは深さの異なる複数の電流源
を推定した場合深い方の電流源を精度良く推定できない
問題を改善することが出来る。この効果は深さ−感度曲
線の異なるピックアップコイルを配置することから得ら
れるものであり、従来と同一の電流源推定方法を用いた
場合でもその効果を得ることが出来る。
【0033】なお、上記実施の形態では同一測定点毎に
マグネットメータ型、1次微分型、及び2次微分型の3
種のピックアップコイルを組合せて配置するとしたが、
コイル組合せは必ずしもこれに限定されず、例えば、1
次微分型及び2次微分型のみの組合せや、1次、2次及
び3次の微分型コイルの組合せなど、他の組合せ方も可
能である。
【0034】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態を図7、8を用いて説明する。
【0035】この実施形態に係る生体磁場計測装置は第
1の実施形態と同様にdc−SQUID磁束計について
実施するもので、全体構成は前述した図1とほぼ同一で
ある。相違点はピックアップコイルアレイ10に複数配
置するピックアップコイル部401 〜40n にある。
【0036】すなわち、本実施形態のピックアップコイ
ル部401 〜40n の各々は図7に示す如く、同一ボビ
ンBに、ベースラインbがb=b1 <b2 <b3 と互い
に異なる3つの1次微分型のピックアップコイル41
A,41B,41Cが生体に近い側のループが重なるよ
うに巻装・配置されている。このピックアップコイル部
401 〜40n は図2の場合と同様に、デュワ22内に
おいて湾曲した2次元のコイル配置面に沿って所定数配
置されている。これにより、ピックアップコイル部40
1 〜40n の配置位置で決まる測定点毎に、3種類のベ
ースライン値の同一微分次数の1次微分型ピックアップ
コイル41A,41B,41Cが配置される。
【0037】このdc−SQUID磁束計を搭載した生
体磁場計測装置では、そのワークステーションが図3と
同様の処理を行って磁場源を推定する。第2の実施形態
に係るピックアップコイル部401 〜40n の各々にお
いてもコイル間の距離が近接しているため、クロースト
ークの影響があるので、これに対する補正処理が同様に
行われる。この処理で使う補正係数αの設定の仕方を以
下に説明する。
【0038】いま、生体に近い側、遠い側のループのイ
ンダクタンスは全て同一でLとする。生体に近い側の3
つのループ間の相互インダクタンスは結合係数が1であ
ると仮定すると、Lとなる。生体に遠い側のループ間の
相互インダクタンスは0と仮定する。このとき、外部か
らピックアップコイル41A,41B,41Cに加わる
磁束φ0 ,φ1 ,φ2 は第1の実施形態と同様にして次
式で表わされる。
【0039】
【数7】 上式により、SQUIDリングに印加する磁束φe0,φ
e1,φe2に比例する検出信号に加わっているクロストー
クの影響を除去したマグネットメータ出力に対応する信
号Φ0 、1次微分出力に対応する信号Φ1 、2次微分出
力に対応する信号Φ2 を得ることができる。
【0040】SQUIDあるいは初段アンプ由来のノイ
ズを、このようにして得た磁場に換算すると、マグネッ
トメータ出力の磁場雑音(SB01/2 、1次微分出力の
磁場雑音(SB11/2 、2次微分出力の磁場雑音
(SB21/2 は次式で表される。
【0041】
【数8】 ここで、Ap はループひとつの面積、(SΦ1/2 はS
QUIDのrms磁束雑音である。(SB01/2 ,(S
B11/2 ,(SB21/2 が最少になるのはα0 =α1
α2 =(3)1/2 のときである。従って本実施形態の場
合、通常の設計(Li =L)よりもインプットコイルの
インダクタンスを大きめに(Li0=Li1=Li2=(3)
1/2 L程度に)設定するのがよい。
【0042】図8に第2の実施形態に用いた3種類のベ
ースラインのピックアップコイルの電流源距離と感度の
関係を示す。3種類のピックアップコイルのベースライ
ンは例として1,3,10とした。横軸には生体に近い
方のループから測った電流源の距離を一番短いベースラ
インを1として相対的に表している。縦軸は3種のピッ
クアップコイルの感度を、電流源距離1のときのマグネ
ットメータ型ピックアップコイルの感度を1として相対
的に表している。グラフに示されるように電流源の距離
による感度の変化が、ピックアップコイルのベースライ
ンに応じて異なるため、ベースラインの異なる複数のピ
ックアップコイルを用いることで異なる深さの電流源を
第1の実施形態と同様の処理により識別することができ
る。
【0043】したがって、第1の実施形態のときと同
様、異なるベースラインのピックアップコイルを組み合
わせることにより、分布電流の推定を行う場合に、推定
された電流源分布が実際より浅目になる問題を改善する
ことができる。さらに、異なる深さの複数の電流ダイポ
ールを推定する場合、深い方のダイポールと浅い方のダ
イポールとを識別できるので、深い方の電流ダイポール
も精度良く推定することができる。
【0044】なお、この実施形態ではベースラインの異
なる3つの1次微分型ピックアップコイルを同一測定点
に配置するとしたが、ベースラインの異なる2つ又は4
つ以上のピックアップコイルを同一測定点(ボビン)に
配置することもできるし、ベースラインの異なる複数の
2次微分以上のピックアップコイルを同一測定点に配置
することもできる。
【0045】(第3の実施の形態)本発明に係る第3の
実施の形態を図9を用いて説明する。この実施形態の生
体磁場計測装置のピックアップコイルアレイは、異なる
微分次数のピックアップコイルを異なる測定点に配置す
るもので、例えば図9に示す配置法を採る。
【0046】同図には複数のマグネットメータ型ピック
アップコイル50…50(図中丸付きの0で示す)、複
数の1次微分型ピックアップコイル51…51(図中
で示す)、及び複数の2次微分型ピックアップコイル5
2…52(図中で示す)を個別に配置する例を示す。
ピックアップコイル50…50、51…51、52…5
2の各々が単独のボビンに巻装され配置されているた
め、図中丸印のそれぞれがひとつの測定点を表す。本配
置は頭部を測定対象とするもので本来は頭部を覆うよう
な曲面状に配置されるが、図では簡単のため曲面を平面
に展開した図上に各測定点を示した。
【0047】この配置法の特徴は、隣接する3つの測定
点(例えば図中の仮想線I1 ,I2参照)のピックアッ
プコイルの種類が異なっていることである。この様に隣
合う測定点のピックアップコイルの種類を異ならせるこ
とで、3種類のピックアップコイルを均等に配置するこ
とが出来、都合がよい。ただし、図中の2重丸で示され
た測定点は隣合う測定点が5つしかない(他は全て6
つ)ため、点線をまたぐような部位では隣合う全ての測
定点が異なる種類のピックアップコイルとはなっていな
い。しかしながら、そのような部位(点線の部位)は極
力少なくなるようにしてあるため、全体としては微分次
数の異なる3種類のピックアップコイルをほぼ均等に配
置したとみなすことができる。これにより、第1の実施
形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0048】本実施形態はそれぞれの測定点に微分次数
の異なるピックアップコイルを配置する点が特徴である
が、ピックアップコイルの次数としてはこのほかにも、
1,2,3次微分型の3種類や1,2次微分型の2種
類、あるいは0,1,2,3次微分の4種類など、様々
な組み合わせが考えられる。
【0049】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態を図10を用いて説明する。この実施形態に係る
生体磁場計測装置のピックアップコイルアレイは、異な
るベースラインを異なる測定点に配置するもので、例え
ば図10に示す配置法を採る。
【0050】同図には、例えば1次微分型で成る、ベー
スライン=b0 の複数のピックアップコイル60…60
(図中丸付きの0で示す)、ベースライン=b1 の複数
のピックアップコイル61…61(図中で示す)、ベ
ースライン=b2 の複数のピックアップコイル62…6
2(図中で示す)、及びベースライン=b3 の複数の
ピックアップコイル63…63(図中ので示す)を4
種類、個別に配置する例を示す。これらのピックアップ
コイル60…60、61…61、62…62、63…6
3の各々が単独のボビンに巻装・配置されているので、
図中の丸印のそれぞれがひとつの測定点を表す。本配置
は頭部を測定対象とするもので本来は頭部を覆うような
曲面状に配置されるが、図では簡単のため曲面を平面に
展開した図上に各測定点を示した。
【0051】この配置法の特徴は、隣接する4つの測定
点(4つでひし形を構成するような隣接する測定点;例
えば図中の仮想線I1 ,I2 参照)のピックアップコイ
ルのベースラインが異なるように配置されていることで
ある。この様に隣合う測定点のピックアップコイルのベ
ースラインを異ならせることで、4種類のピックアップ
コイルを均等に配置することが出来、都合がよい。ただ
し、図中の2重丸で示された測定点は隣合う測定点が5
つしかない(他は全て6つ)ため、点線をまたぐような
部位では隣合う全ての測定点が異なるベースラインのピ
ックアップコイルとはなっていない。しかしながら、そ
のような点線の部位は極力少なくなるように配置してあ
るため、全体としてはベースラインの異なる4種類のピ
ックアップコイルをほぼ均等に配置したとみなすことが
できる。これにより第2の実施形態と同様の作用効果を
得ることができる。
【0052】なお、本実施形態はそれぞれの測定点にベ
ースラインの異なるピックアップコイルを配置する点が
特徴であり、異なるベースラインの組合せ数としては上
述した4種類のほかにも、2、3、4あるいは5以上の
組み合わせが可能である。ベースラインの異なる3種類
のピックアップコイルの配置は第3実施例形態の図9と
同様に実施すれば良い。
【0053】またなお、ベースラインの異なる(b0
1 )2種類のピックアップコイル70,71を各々異
なる測定点に配置する変形例を図11、12に各々示
す。図11では同じベースラインのピックアップコイル
がほぼ直線状に配置されるようにし、この直線のほぼ直
角方向にベースラインの異なる2種類のピックアップコ
イルが交互に並ぶ様にしたものである。図12ではベー
スラインの異なる2種類のピックアップコイルをほぼ同
心円上に交互に配置したものである。
【0054】(第5の実施の形態)本発明の第5の実施
の形態を図13を用いて説明する。本実施形態は異なる
微分次数のピックアップコイルと異なるベースラインの
ピックアップコイルを組み合わせて、それらを同一ある
いは異なる測定点に配置するものである。同一の測定点
に配置した場合には第1又は第2実施形態と同様にコイ
ル間のクロストークに対する補正が行われる。
【0055】図13に一例として、組み合わせる3種類
のピックアップコイル81,82,83を示す。この例
では1,2,3次微分型のピックアップコイル81,8
2,83を組み合わせるとともに、その3種類のピック
アップコイル81,82,83のベースラインを各々変
えている。微分次数が高くなるほど短いベースラインに
設定することにより、ピックアップコイル全体の軸方向
の長さが1次微分型のピックアップコイルのベースライ
ンとほぼ同じかそれより長くならないようにでき、ピッ
クアップコイルの大きさを第1の実施形態よりも小さく
することが出来る。
【0056】このように形成した3種類のピックアップ
コイル81,82,83を例えば図9で説明した配置法
を使ってデュワのコイル配置面に配置する。そして、同
様の検出/データ処理を行うことで前述した各実施形態
と同等の作用効果が得られる。
【0057】なお変形に係る実施形態として、0次微分
ピックアップコイルまたは1次微分ピックアップコイル
を軸方向にずらして配置し、ソフトウェア処理で高次微
分ピックアップコイルと等価な信号処理を行い、これを
逆問題に適用することもできる。これをベクトル型に適
用することもできる。
【0058】
【発明の効果】以上ののように本発明では、ピックアッ
プコイルアレイを、微分次数及びベースラインの内の少
なくとも一方が相互に異なる複数種のピックアップコイ
ルを組み合わせて配置することで形成したり、複数種の
ピックアップコイル間の磁気的クロストークの影響を補
正する手段を含む磁場源推定手段を設けたので、複数種
のピックアップコイルから得られる情報には磁場源の深
さの情報が含まれ、推定結果の分解能が向上し、生体深
さ方向の検出感度が向上するとともに、クロストーク分
に対する補正によってチャンネル数の増加を考慮した等
価的な全体のS/N比を改善でき、電流源分布が浅目に
推定されるのを防止したり、複数の電流ダイポールが深
さ方向に重なって位置する場合でも、深い方の電流源推
定精度を向上させるなど、従来よりも高精度に磁場源を
推定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る生体磁場計測装
置の概略ブロック図。
【図2】ピックアップコイル部を頭部用に配置するとき
の配置説明図。
【図3】ワークステーションのコンピュータのデータ演
算の概略を示すフローチャート。
【図4】第1の実施形態におけるピックアップコイルと
インプットコイルの接続状態を説明する図。
【図5】ピックアップコイル間のクロストークの影響を
除去する補正係数を設定するためのシミュレーション結
果を示す図。
【図6】微分次数が異なるピックアップコイル夫々に対
する生体内電流源深さとコイル感度の変化を相対的に表
わすグラフ。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る生体磁場計測装
置に用いるピックアップコイル部を示す模式図。
【図8】ベースラインが異なるピックアップコイル夫々
に対する生体内電流源深さとコイル感度の変化を相対的
に表わすグラフ。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る生体磁場計測装
置に用いるピックアップコイルの配置模式図。
【図10】本発明の第4の実施形態に係る生体磁場計測
装置に用いるピックアップコイルの配置模式図。
【図11】第4の実施形態の一変形を示すピックアップ
コイルの配置模式図。
【図12】第4の実施形態のほかの変形を示すピックア
ップコイルの配置模式図。
【図13】本発明の第5の実施形態に係る生体磁場計測
装置に用いる複数種のピックアップコイルを説明する模
式図。
【図14】従来の典型的なピックアップコイルアレイの
構成を説明する図。
【図15】ピックアップコイルの巻線状態を微分次数毎
に示す図。
【図16】従来のピックアップコイルの他の構成を示す
図。
【図17】3種のピックアップコイルを同一測定点に配
置した模式図。
【図18】3種の電流ダイポールを深さ方向に並べて配
置した模式図。
【符号の説明】
10 ピックアップコイルアレイ 11 SQUID部 12 データ処理部 201 〜20n ピックアップコイル部 210 ,211 ,212 ピックアップコイル 41A,41B,41C ピックアップコイル 50,51,52 ピックアップコイル 60,61,62,63 ピックアップコイル 70,71 ピックアップコイル 81,82,83 ピックアップコイル B ボビン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体の磁場源からの磁束を検知するピッ
    クアップコイルを配置したピックアップコイルアレイを
    有する生体磁場計測装置において、 前記ピックアップコイルアレイを、微分次数及びベース
    ラインの内の少なくとも一方が相互に異なる複数種の前
    記ピックアップコイルを組み合わせて配置することで形
    成したことを特徴とする生体磁場計測装置。
  2. 【請求項2】 前記複数種のピックアップコイルの前記
    微分次数のみが相異なるようにした請求項1記載の生体
    磁場計測装置。
  3. 【請求項3】 前記複数種のピックアップコイルの前記
    ベースラインのみが相異なるようにした請求項1記載の
    生体磁場計測装置。
  4. 【請求項4】 前記複数種のピックアップコイルを、前
    記磁束を検知する異なった測定点に各別に配置した請求
    項2又は3記載の生体磁場計測装置。
  5. 【請求項5】 前記複数種のピックアップコイルを、前
    記磁束を検知する同一の測定点に配置した請求項2又は
    3記載の生体磁場計測装置。
  6. 【請求項6】 前記複数種のピックアップコイルを、同
    一ボビン上に前記生体側に近いコイルループが同一又は
    略同一のボビン軸方向の位置となるように形成した請求
    項5記載の生体磁場計測装置。
  7. 【請求項7】 前記複数種のピックアップコイルの検知
    信号に基づいて前記生体内の単一若しくは複数の前記磁
    場源又はこの磁場源の分布の情報を推定演算する磁場源
    推定手段を備えた請求項1ないし6の何れか一項記載の
    生体磁場計測装置。
  8. 【請求項8】 前記磁場源推定手段は、前記複数種のピ
    ックアップコイル間の磁気的クロストークの影響を補正
    する手段を含む請求項7記載の生体磁場計測装置。
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