JPH0984101A - 移動電話機及びその終結処理回路 - Google Patents

移動電話機及びその終結処理回路

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JPH0984101A
JPH0984101A JP7241523A JP24152395A JPH0984101A JP H0984101 A JPH0984101 A JP H0984101A JP 7241523 A JP7241523 A JP 7241523A JP 24152395 A JP24152395 A JP 24152395A JP H0984101 A JPH0984101 A JP H0984101A
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JP
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sim
power supply
cpu
telephone set
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JP7241523A
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Eiya Kuriki
榮彌 栗木
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動電話機の電源電圧に異常が発生した時、
更新、変更された加入者に関する情報(SIM情報)を
SIMカード内のメモリに転送、退避させる。 【解決手段】 SIMカード(2)を装着して移動電話
機(1)を使用するとき、SIMカード(2)からSI
M情報を読み出し、電話機内のメモリ(47)へ転送、
格納し、該電話機動作中に追加、更新が行われたSIM
情報を、電話機の使用終了時にSIMメモリ(8)へ転
送、退避させる移動電話機の終結処理回路である。移動
電話機の使用中にその電源(3)の電圧変動、降下、あ
るいは不注意による切断により、電話機のメインプロセ
ッサ(9)の動作が停止しても、電話機内のメモリ(4
7)に格納されていたSIM情報のSIMメモリ(8)
への再書き込みが正常に行われるように、SIMカード
(2)との通信、及びSIMメモリ(8)への格納作業
を、本体電源(3)とは別の電源(34)でバックアッ
プされたSUB−CPU(30)に行なわせている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、汎ヨーロッパデ
ジタル移動電話システム(GSM:GLOBAL SYSTEM FOR
MOBILE COMMUNICATIONS)等の移動端末装置で採用され
ている加入者認識モジュール(以下、単にSIM(SUBSC
RIBER IDENTITY MODULE)、或いはSIMカードという)
にデータ転送する終結処理機能を有する移動電話機、及
び移動端末装置での電源の瞬断、あるいは電源電圧の変
動等の電源電圧異常に際してSIMカード内の記憶素子
へ情報書き込みを行う終結処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】SIMカードは、半導体集積回路で構成
された演算素子(CPU)や記憶素子(メモリ)を内蔵
しており、移動電話機を使用する加入者に関する情報
(SIM情報)をこのメモリ内に格納しておいて、電話
機を使用するとき電話機に装着されるものである。移動
電話機は、このSIMカードから加入者情報を電話機内
に取り込み、その情報をもとにネットワーク側へアクセ
スすることによって、電話機が通話可能な状態となる。
このような方式の移動端末装置に使用されるSIMカー
ドには、移動電話加入者に関する情報である加入者の電
話番号、加入者の暗証番号、加入者が登録しているホー
ムネットワーク番号、及び認証に必要な暗証キー番号な
どが上記メモリ内に格納され、また、加入者が頻繁に使
用する相手先電話番号を短縮ダイアル番号として登録す
ることもできる。さらに、このメモリには、最新に使用
したネットワーク側からの報知制御チャネル番号、移動
機が受信したショートメッセージサービスに係るメッセ
ージ情報等、電話機がネットワークへアクセスするため
の情報、及び加入者が必要とする情報なども記憶させて
いる。
【0003】ここで、図2に基づいてSIMカードを使
用する従来の移動電話機1の動作について説明する。
【0004】同図において、上記SIMカード2本体は
コネクタ4を介して外部装置(移動電話機)1と接続さ
れる。この移動電話機1は、コネクタ5を介して蓄電池
(ΒATT)3と接続され、電源の供給を受ける。ま
た、コネクタ4には電源(PWW)線12の端子、入出
力シリアルデータ(Ι/ΟDATA)線13の端子、デ
ータの同期を取るクロック(CLΚ)線14の端子、S
IM−CPU6を初期状態とするリセット(RST)線
15の端子、及びグランド(GND)線16の端子が収
納されている。
【0005】このうち、線13、14、15の各端子は
SIMカード2の演算素子(SIM−CPU)6に接続
され、外部装置1との間で、データの送受を行う。この
SIM−CPU6は、それぞれアドレスバス17及びデ
ータバス18によって、プログラムROM7及び電気的
にデータの書き込み、消去が可能なメモリ(EEPRO
M)8に接続され、外部装置1からの命令に従って外部
装置1から受信したデータを書き込み、上記ROM7や
EEPROM8に記憶されているデータの送信を制御す
る。SIM−CPU6は、移動電話機1内のメインプロ
セッサである演算素子(M−CPU)9からΙ/ODA
TA線13を介して送られてくる命令を受信すると、R
OM7内の所定のプログラムで動作して、EEPRΟM
8内の情報をΙ/ΟDATA線13を介してM−CPU
9へ転送したり、また受信したデータをEEPRΟΜ8
内へ格納する。
【0006】図2において、さらに移動電話機1の機能
について説明する。上記M−CPU9はアドレスバス1
9、データバス20によって、リードオンリーメモリ
(ROM)10、ランダムアクセスメモリ(RAM)1
1に接続されており、ROM10内のプログラムで所定
の動作をする。移動電話機1は、まずその使用者が電源
スイッチ(PWRSW)21を閉じて、蓄電池3から移
動電話機1へ電源供給することによって起動される。こ
の電源スイッチ21はモウメンタリタイプであり、使用
者が指でスイッチを押下している間閉じ、指を離すと開
放されるものである。電源供給時には、蓄電池3のプラ
ス側よりコネクタ5、電源スイッチ(PWRSW)21
を通過して、ORゲート22の一方の入力端に電圧が加
えられる。ORゲート22の出力はさらに、電源スイッ
チ(SWI)23のトランジスタのベース端にプラス電
圧が印加され、トランジスタは導通状態となり、蓄電池
3からの電源はSW1を通過して、電圧安定化(RE
G)回路24に加えられる。電源はREG回路24で規
定の電圧値に安定化された後、安定化電源電圧端子25
より記号VDDで表される安定化電源が各々の回路に供
給される。
【0007】上記安定化電源VDDは、電圧検出回路
(V−DET)26にも入力されている。REG回路2
4の出力電圧がM−CPU9を安定に動作させるだけの
電圧値に達すると、リセットパルス(RSΤ)信号を解
除して、M−CPU9は起動される。このRST信号が
M−CPU9のRST端子27に加えられなくなると、
ROM10内に格納されているプログラムによる一連の
動作が開始される。起動したM−CPU9は、プログラ
ムの命令に従い、まづΗK端子28よりプラス電圧を出
力する。この電圧はORゲート22のもう一方の入力端
に供給され、さらに、ORゲート22の出力は、電源ス
イッチ23のトランジスタのベース端をプラス電圧で保
持し、その導通状態を維持するから、電源VDDは各回
路に継続的に供給される。したがって、この時点で使用
者が電源スイッチ21から指を離しても、M−CPU9
のΗK端子28の出力により電源スイッチ23は導通状
態に維持され、電源は供給され続ける。
【0008】上記移動電話機1では電源VDDが供給さ
れると、M−CPU9はSIM電源制御(SP)端子3
8にプラス電圧を出力し、SΙΜ電源スイッチ(SW
2)39を導通させ、PWR線12を経由して、上記S
IMカード2側に電源VDDを供給する。つぎに、M−
CPU9はRST線15へリセットパルスを出力して、
SIM−CPU6を初期状態とした後にSIM−CPU
6を起動する。これによってSIMカード2は、ROM
7のプログラムに従って動作可能な状態、即ちM−CP
U9のコマンド持ち受け状態となる。M−CPU9は、
次にCLΚ線14にクロックパルスCLKを生成すると
同時に、クロックパルスCLKに同期させてΙ/ODA
TA線13上にSIM情報読み取りコマンドを送る。命
令を受けたSIM−CPU6は、EEPROM8の中に
予め格納されているSIM情報をΙ/ODATA線13
に乗せて、M−CPU9側へ送りかえす。MーCPU9
で受信されたSIM情報は、データバス20を介してR
AM11の所定の番地へ格納される。SIΜ情報の読み
込みが終了したら、Μ−CPU9はSP端子38をゼロ
電圧とすることによりSIM電源スイッチ39を遮断
し、移動電話機1からSIMカード2への電源供給を停
止して、蓄電池3の電流消費を節約する。
【0009】一方、サブプロセッサであるSUB−CP
U30はその内部のROMに格納されているプログラム
により動作を開始し、ユーザインタフェースに関わる仕
事を行う。SUB−CPU30が起動すると、上記Μ−
CPU9との間を接続する送信データ(ΤΧ)線36お
よび受信データ(RΧ)線37を使用して、データの送
受を行う。このSUB−CPU30については、後に詳
述するが、キーパッド32のスイッチを監視して、使用
者が押下したキーを検出し、また、表示器31に使用者
が押下したダイヤル番号やその他の状態表示を表示し、
さらに、時計回路(RTC)33から時刻を表示器31
に表示したり、その内容をM−CPU9へ送信する。な
お、バックアップ電池34は時計回路33の駆動を保障
するものであって、本体の蓄電池3が接続されていると
きは、ダイオード35を経由して充電されている。
【0010】このように、上記SIMカード2を装着し
た移動電話機1の電源が投入されると、SIMカード2
のEEPROM8に格納されている情報は、移動電話機
1のM−CPU9の指示によってRAM11に転送さ
れ、その指定アドレス領域に一時的に格納される。その
理由は、第1には、移動電話機1に電源が投入された
後、SIMカード2が保持しているSIM情報をM−C
PU9が必要とする場合に、いちいちM−CPU9から
SIM内のEEPROM8へアクセスして情報を読み込
むより、自己のRAM11内に一時格納して、そこにア
クセスするほうが処理速度が早いからである。第2に、
SIM内に格納される情報は、接続されるシステムの状
況変化によりパラメータが更新され、あるいは加入者自
身の操作により短縮ダイアル内容等が変更されたとき、
RAM11を使用する更新(変更)処理のほうが簡便だ
からである。
【0011】ここで、移動電話機1の電源が切られるの
は、使用者が電源スイッチ21を押下したときである。
すると、M−CPU9のPWRSW端子29にプラス電
圧が印加される。M−CPU9ではこのPWRSW端子
29の電圧を周期的に監視して、この電圧変化を検出す
ると、使用者が電源を切断しようとしていると判断し
て、電話機1が終結処理モードに移るように制御する。
【0012】SIMカード2に関連して、上記終結処理
モードについて説明する。移動電話機1の動作中に追加
変更され、或いは更新されたSIM情報がRAM11内
に格納されている場合、終結処理に際してそれらの情報
をSIM2内のメモリに返送格納する必要がある。その
ためにM−CPU9は、まず、SIM電源制御端子38
の電圧をプラス電位とする。この電位によってスイッチ
39のトランジスタが導通してSIMカード2に電源が
供給され、さらに、リセットパルスとクロックパルスを
生成して、SIM−CPU6へ送信するのは前述の通り
である。M−CPU9は、次にSIM−CPU6へデー
タを退避する旨のコマンドを送り、RAMll内に格納
されていたデータをシリアルにΙ/ΟDATA線13上
に乗せてSIM−CPU6へ送付する。SIM−CPU
6では、受信したデータをEEPROM8内の所定の番
地に格納する。格納が終了した後、M−CPU9はΗΚ
端子28の電圧をゼロ電圧に下げることにより、ORゲ
ート22の出力がゼロ電圧になり、さらに電源スイッチ
23のトランジスタが断状態になって、蓄電池3からの
電源が遮断され、電話機1は動作を停止する。
【0013】以上が電源の状態が正常な場合の、終結処
理動作である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ここで、移動電話機1
の電源として使用される蓄電池3は、使用時に放電によ
りその電源電圧が徐々に低下する。また、使用者が使用
中に不注意に蓄電池3を電話機1本体から取り外してし
まうという事故が発生する。さらに、使用中に振動や衝
撃により蓄電池3と電話機本体1とを接続するコネクタ
5が瞬断して、電源電圧が一時的に低下するといった現
象も予測される。
【0015】これらの原因で生じる電圧降下が、移動電
話機1内の電圧検出回路26において規定電圧以下の入
力電圧として検出されると、M−CPU9のRST端子
27へリセットパルスRSTが送出され、M−CPU9
は即時に動作を停止する。したがって、RAM11内に
格納されていた前述の加入者に関する情報は、SIMカ
ード2内に転送・退避させることができず、消失してし
まうという不都合があった。
【0016】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、その目的は、移動電話機に供給
される電源電圧に異常が発生した時でも、移動電話機内
で更新、変更された加入者に関する情報を確実にSIM
カード内のメモリに転送、退避させる終結処理回路を提
供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る移動電話
機は、電源切断の際に、主プロセッサによって加入者に
関する情報を含んだデータを加入者認識モジュールにデ
ータ転送する終結処理機能を有する移動電話機におい
て、前記電源の電圧変動、瞬間切断等の電源異常を、バ
ックアップ電池により電源供給されている副プロセッサ
によって監視して、前記終結処理を行わせるものであ
る。
【0018】請求項2に係る終結処理回路は、前記請求
項1に記載の移動電話機に使用するものにおいて、前記
移動電話機へ供給される電源の電圧異常を検出する手段
と、前記移動電話機に供給している電源と前記バックア
ップ電池による電源とを切換えて供給する電源切り替え
回路とを有し、前記副プロセッサにより前記電源切り替
え回路を制御して、前記加入者認識モジュールに加入者
に関する情報を転送するようにしている。
【0019】請求項3に係る終結処理回路は、前記バッ
クアップ電池が、時刻、日付け等を表示するための時計
回路の電源であることを特徴とする。
【0020】請求項4に係る終結処理回路は、前記電源
切り替え回路によって前記加入者認識モジュールへの電
源供給を制御することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
この発明の実施の形態を説明する。
【0022】図1は、この発明の実施の形態を示すブロ
ックダイアグラムである。1は移動電話機、2は加入者
認識用のSIMカード、3は電源供給用の蓄電池であ
る。移動電話機1とSIMカード2とはコネクタ4にて
接続され、蓄電池3と移動電話機1とはコネクタ5にて
接続される。まず、使用者が電源スイッチ21を押下す
ると、図2で説明したように、蓄電池3のプラス電圧が
コネクタ5の端子を経由して、ORゲート22の入力端
に印下され、ORゲート22の出力は電源スイッチ(S
WI)23のトランジスタのベースへ電流を供給し、該
スイッチ23は導通状態を保持する。従って、安定化電
源電圧(VDD)端子25には蓄電池3から電源スイッ
チ23のトランジスタを通過して電圧安定化(REG)
回路24に導かれた安定化電源VDDを得ることができ
る。
【0023】この電源が本ブロックダイアグラムに示さ
れる各回路に供給されることは、図2で説明した従来装
置と同様である。電源VDDがM−CPU9に供給され
ると同時に、電圧検出回路(V−DET)26で電源V
DDが十分にM−CPU9が動作可能な電圧に立ち上が
ったのを検出すると、M−CPU9のRST端子27へ
加えられていたリセット信号(RST)が解除されるこ
とによって、ROM10に蓄積されている所定のプログ
ラムに従ってM−CPU9が動作を開始する。M−CP
U9はまず、周期的にPWRSW端子29の電圧を監視
し、使用者が電源を切断するために電源スイッチ21を
押下したか否かの判断をする。さらに、ΗK端子28に
プラス電位(ΗΙGΗ)を出力し、その電位はORゲー
ト22のもう一方の入力端に印加され、ORゲート22
の出力により電源スイッチ(SWI)23のトランジス
タの導通が保持されるから、電話機回路に継続的に電源
が供給される。
【0024】その結果、VDD端子25から電圧監視
(VD)端子40、及び逆電流防止ダイオード42を経
由して、SUB−CPU30の電源(VDD)端子41
に電源供給され、SUB−CPU30はその内部に構成
されたROM48に格納されているプログラムにより動
作を開始する。SUB−CPU30が起動すると、Μ−
CPU9はSUB−CPU30の間を接続する送信デー
タ(ΤΧ)線36および受信データ(RΧ)線37を使
用してデータの送受を行う。まず、M−CPU9は起動
したSUB−CPU30に対して、SIMカード2に格
納されている加入者に関する情報(SIM情報)の読み
取りを要求する。SUB−CPU30は電源スイッチ
(SW3)43の接断を制御するSIM電源制御(S
P)端子44にプラス電圧を出力し、電源スイッチ(S
W3)43のトランジスタを導通する。該トランジスタ
を流れる電流は蓄電池3より逆電流防止ダイオード35
を通過し、電圧安定化(REG)回路46にて安定化電
源とされた後、電源スイッチ43を通過し、さらに電源
線12を通ってコネクタ4からSIMカード2内に供給
される。
【0025】つぎに、SUB−CPU30ではリセット
パルスを生成し、SIM−CPU6にRST線15を介
して供給することにより、SIM−CPU6は稼働状態
になる。図2において既に説明したように、EEPRO
M8内に格納されているSIM情報は、Ι/ODATA
線13及びCLK線14によって同期転送され、本発明
では、まずSUB−CPU30のRAM47内に格納さ
れる。このSIM情報はΜ−CPU9からの要求によ
り、逐次、送信データ(ΤΧ)線36、受信データ(R
Χ)線37を使用して、SUB−CPU30との間で送
受される。
【0026】通常、SUB−CPU30ではユーザイン
タフェースに関わる仕事を行う。第1の仕事は、電話機
のダイアル番号キーや機能キー等により構成されるキー
パッド32のスイッチ状態を監視して、使用者が押下し
たキーを検出することである。検出されたキー情報はM
−CPU9へ伝送される。
【0027】また第2の仕事は、使用者が押下したダイ
ヤル番号キーやその他の設定状態を、M−CPU9の指
示に基づいて表示器31に表示することである。さら
に、第3の仕事は、時計回路33での計時内容を定期的
に読み取って、表示器31に時刻を表示したり、その内
容をM−CPU9へ送信することである。
【0028】ここで、時計回路33は逐次時刻を刻まな
くてはならないため、常時電源を供給しておく必要があ
る。すなわち、本体の蓄電池3が放電してしまったとき
や、蓄電池が取り外された時などのために、時計回路3
3の駆動を保障するバックアップ電池34を備えてい
る。このバックアップ電池34は、本体の蓄電池3が接
続されているときは、ダイオード35を経由して充電さ
れている。もし、本体の蓄電池3が取り外されると、バ
ックアップ電池34からREG回路46を通り時計回路
33へ電源供給される。
【0029】前述したように、本体の蓄電池3より電源
が供給出来なくなったときにも加入者に関する情報のS
IΜ2内への転送が必要である。つぎに、本発明の特徴
のひとつであるバックアップ電池34の機能についてさ
らに説明する。
【0030】まず、本体用蓄電池3が取り外されたとし
よう。VDD端子25の電位が降下し始めた時点で、M
−CPU9のRST端子27には電圧検出回路26から
リセットパルスが送信されるので、M−CPU9の動作
は停止する。一方、SUB−CPU30はVDD端子2
5の電位が下がり始めて規定電圧値以下になると、VD
端子40にてその電圧降下を検出して、即座にSIM電
源制御(SP)端子44にプラス電圧を与え、電源スイ
ッチ(SW3)43のトランジスタを導通状態とする。
これによって、SUB−CPU30には電源(VDD)
端子41にバックアップ電池34側からの電源供給が開
始される。バックアップ電池34の電源はREG回路4
6で安定化され、電源スイッチ(SW3)43とダイオ
ード45を通って、SUB−CPU30のVDD端子4
1に供給される。ここで、ダイオード35はバックアッ
プ電池34の電流をM−CPU9側に流さないための逆
電流防止ダイオードである。
【0031】SUB−CPU30はバックアップ電池3
4から電源を供給されることにより、その電圧監視(V
D)端子40において電源異常があったことを認識して
いるので、即刻、自己のRAM47内に格納されていた
SIM情報をSIMカード2内へ転送し始める。もうす
でに電源スイッチ(SW3)43は導通状態であって、
SIMカード2にはコネクタ4を経由してPWR線12
が接続されて電源供給されているので、RST線15よ
りリセットパルスをSIM−CPU6へ与えて起動させ
た後であれば、RAM47内に格納されたSIM情報を
クロックパルス(CLK)に同期してSIMカード2内
へ返送できる。SUB−CPU30から加入者情報の転
送が終了すると、SP端子44をゼロ電位にすることに
より電源スイッチ(SW3)43を遮断状態とするか
ら、これ以後はSUB−CPU30、及びSIMカード
2への電源供給が停止され、時計回路(RTC)33の
みにバックアップ電池34から電源供給される。
【0032】なお、SUB−CPU30はM−CPU9
に比べるとその処理量が、先に説明したように少なく、
表示器31での表示、キーパッド32の監視、及び時計
回路33の読み出しだけに限定されている。したがっ
て、その消費電流は非常に少なく、また、SIMカード
2の終結処理も非常に短い時間で実行できるから、バッ
クアップ電池34を特に大容量のものに変更する必要も
ない。また、バックアップ電池34にはニッケルカドミ
ューム電池やニッケル水素電池のような2次電池でもよ
く、また大容量の蓄電器でもよい。
【0033】
【発明の効果】この発明の移動電話機及びその終結処理
回路は、以上に説明したように構成されているので、従
来より使用していた時計回路用のバックアップ電池を利
用することにより、電源異常時におけるSIMカードへ
の加入者に関する情報の転送、書込み等の終結処理が可
能になる。したがって、SIMカード及び本体側CPU
への電源供給を簡便にして、かつ終結処理の遂行及び完
了を保障することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態を示すブロックダイア
グラムである。
【図2】 従来の移動電話機の構成を示すブロックダイ
アグラムである。
【符号の説明】
1 外部装置(移動電話機)、2 SIMカード、3
蓄電池(ΒATT)、4 コネクタ、5 コネクタ、6
演算素子(SIM−CPU)、7 プログラムRO
M、8 メモリ(EEPROM)、9 演算素子(M−
CPU)、10リードオンリーメモリ(ROM)、11
ランダムアクセスメモリ(RAM)、12 電源(P
WR)線、13 入出力シリアルデータ(Ι/ΟDAT
A)線、14 クロック(CLΚ)線、15 リセット
(RST)線、16 グランド(GND)線、17 ア
ドレスバス、18 データバス、19 アドレスバス、
20 データバス、21 電源スイッチ(PWRS
W)、22 ORゲート、23電源スイッチ(SW
I)、24 電圧安定化(REG)回路、25 安定化
電源電圧(VDD)端子、26 電圧検出回路(V−D
ET)、27 RST端子、28 ΗK端子、29 P
WRSW端子、30 SUB−CPU、31 表示器、
32 キーパッド、33 時計回路(RTC)、34
バックアップ電池、35 逆電流防止ダイオード、36
送信データ(ΤΧ)線、37 受信データ(RΧ)
線、38 SIM電源制御(SP)端子、39 SΙΜ
電源スイッチ(SW2)、40 電圧監視(VD)端
子、41 電源(VDD)端子、42 逆電流防止ダイ
オード、43 電源スイッチ(SW3)、44 電源ス
イッチ制御(SP)端子、45 ダイオード、46 電
圧安定化(REG)回路、47 RAM、48 RO
M。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源切断の際に、主プロセッサによって
    加入者に関する情報を含んだデータを加入者認識モジュ
    ールにデータ転送する終結処理機能を有する移動電話機
    において、 前記電源の電圧変動、瞬間切断等の電源異常を、バック
    アップ電池により電源供給されている副プロセッサによ
    って監視して、前記終結処理を行わせることを特徴とす
    る移動電話機。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の移動電話機に使用
    する終結処理回路において、 前記移動電話機へ供給される電源の電圧異常を検出する
    手段と、 前記移動電話機に供給している電源と前記バックアップ
    電池による電源とを切換えて供給する電源切り替え回路
    とを有し、 前記副プロセッサにより前記電源切り替え回路を制御し
    て、前記加入者認識モジュールに加入者に関する情報を
    転送することを特徴とする終結処理回路。
  3. 【請求項3】 前記バックアップ電池は、時刻、日付け
    等を表示するための時計回路の電源であることを特徴と
    する請求項2に記載の終結処理回路。
  4. 【請求項4】 前記電源切り替え回路によって前記加入
    者認識モジュールへの電源供給を制御することを特徴と
    する請求項2に記載の終結処理回路。
JP7241523A 1995-09-20 1995-09-20 移動電話機及びその終結処理回路 Withdrawn JPH0984101A (ja)

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JP7241523A JPH0984101A (ja) 1995-09-20 1995-09-20 移動電話機及びその終結処理回路

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