JPH0984095A - 移動通信装置、固定通信装置、通信システム及び通信方法 - Google Patents

移動通信装置、固定通信装置、通信システム及び通信方法

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JPH0984095A
JPH0984095A JP7257076A JP25707695A JPH0984095A JP H0984095 A JPH0984095 A JP H0984095A JP 7257076 A JP7257076 A JP 7257076A JP 25707695 A JP25707695 A JP 25707695A JP H0984095 A JPH0984095 A JP H0984095A
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JP
Japan
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communication device
fixed communication
fixed
unit
selection signal
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JP7257076A
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English (en)
Inventor
Junichi Nakada
純一 中田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は移動通信装置に関し、待ち受け時の消
費電力を低減し得、かつ他のシステムに容易にハンドオ
フし得るようにする。 【解決手段】第1及び第2の固定通信装置間でハンドオ
フしたとき、第1の固定通信装置から送信された信号を
受信することにより得られた第1の固定通信装置を選択
するための第1の固定通信装置選択信号を記憶する記憶
部(32)と、記憶されている第1の固定通信装置選択
信号と新たに受信した第1の固定通信装置選択信号とを
比較する比較部(33)と、その比較結果に応じて第1
の固定通信装置から第2の固定通信装置にハンドオフを
行うハンドオフ処理部(31)とを設けるようにしたこ
とにより、容易に第2の固定通信装置にハンドオフし得
ると共に、待ち受け時の消費電力を低減し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術(図12〜図14) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (1)第1実施例(図1〜図3) (2)第2実施例(図4〜図7) (3)第3実施例(図8〜図11) (4)他の実施例 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信装置、固定
通信装置、通信システム及び通信方法に関し、例えば米
国で提案されているPCS(Personal Communication S
ervice)システムと呼ばれるセルラーシステムと、家庭
用又は業務用コードレス電話の親機に相当するホームベ
ースステーシヨン(Home Base Station :以下これをH
BSと呼ぶ)との双方で利用可能な移動通信装置に適用
して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、米国においては、PCSシステム
と呼ばれるセルラーシステムが提案されている。このP
CSシステムは、図12に示すように、大きく分けてP
CS端末装置と複数のPCS基地局装置とによつて構成
されており、いわゆる広域通信システムを構築してい
る。PCS端末装置1A〜1CはPCS基地局装置2A
又は2Bと無線通信を行うことにより当該PCS基地局
装置2A又は2Bに接続されている有線回線又は無線回
線を経由して一般電話や他の携帯電話と音声等の通信を
行う。PCS基地局装置2A、2Bは所定の無線通信方
式によつて電波を送受信しており、PCS端末装置1A
〜1Cからの発呼や、PCS端末装置1A〜1Cへの着
呼を仲介する。またPCS基地局装置2A、2Bは、P
CS端末装置1A〜1Cが基地局装置を識別し得るよう
に自局の識別信号を定期的に送信すると共に、隣接する
PCS基地局装置の識別信号である隣接局信号も定期的
に送信する。しかしPCS基地局装置2A、2Bは近く
に例えばHBS4があつたとしても自分のシステムとは
異なるため当該HBS4に関する隣接局信号は送信しな
い。
【0004】なお、図中示すサービスエリア3A、3B
はそれぞれPCS基地局装置2A、2Bと通信可能な地
理的範囲を示すものである。この図12においては、P
CS端末装置1Aはサービスエリア3Aの中に存在する
ためPCS基地局装置2Aと無線通信し、PCS端末装
置1Bはサービスエリア3Aとサービスエリア3Bの両
方の中に存在するためPCS基地局装置2A又は2Bの
何方か一方と無線通信し、PCS端末装置1Cはサービ
スエリア3Bの中に存在するためPCS基地局装置2B
と無線通信する。
【0005】一方、HBS4は家庭や事務所等に設置さ
れるコードレス電話システムの親機に相当するものであ
る。HBS4はPCS基地局装置の代わつてPCS端末
装置と無線通信することにより自分に接続されている有
線回線を経由して他の電話と当該PCS端末装置との音
声等の通信を可能にする。すなわちHBS4はPCS端
末装置とコードレス電話システム、いわゆる閉域通信シ
ステムを構築する。この場合、HBS4はPCS端末装
置がHBS4を識別し得るように識別信号を定期的に、
或いはPCS端末装置からの要求に応じて送信する。一
般にPCS基地局装置を経由した無線回線は有線回線よ
りも通話料金が高い。このためHBS4を各家庭等に設
置し、帰宅した後はPCS基地局装置を利用せずHBS
4を利用して通話料金を下げることが考えられている。
このようなHBS4は数多くの家庭に設置されるためP
CS基地局装置の1つのサービスエリア内に千台以上存
在する可能性がある。
【0006】なお、図中示すHBS通信範囲5AはHB
S4と通信可能な地理的範囲を示すものである。このH
BS通信範囲5Aは一般に狭く、設置場所によつては図
12に示すようにPCS基地局装置のサービスエリア内
に含まれることがある。
【0007】ところでPCS端末装置は一般に移動する
ものである。移動によつて現状通信しているPCS基地
局装置のサービスエリアから出た場合には、他のPCS
基地局装置との通信に切り替えなければならない。一般
にこのようなサービスエリアの切り替えはハンドオフと
呼ばれている。ここでこのハンドオフについて以下に説
明する。例えば図12において、PCS端末装置1Bが
PCS基地局装置2Aのサービスエリア3A内からPC
S基地局装置2Bのサービスエリア3Bの方向に移動し
た場合を考える。このときPCS端末装置1BはPCS
基地局装置2Aとの通信ができなくなるため通信相手を
PCS基地局装置2Bに切り替えなければならない。
【0008】この場合、まずPCS端末装置1Bはサー
ビスエリア3A内にいるときにPCS基地局装置2Aか
ら送られてくる信号を受信することによつてPCS基地
局装置2Aの識別信号と共に隣接局信号を受信する。P
CS端末装置1BはPCS基地局装置2Aの電波が弱く
なつてくるとハンドオフに備えて隣接局信号に含まれて
いるPCS基地局装置2Bの受信感度を調べる。具体的
にはPCS端末装置1BはPCS基地局装置2Aと通信
しながら間欠的にPCS基地局装置2Bの電波を受信す
ることによつてPCS基地局装置2Bの受信感度を調べ
る。その結果、PCS基地局装置2Bの電波が十分強く
受信できるようになると、PCS端末装置1BはPCS
基地局装置2Aに対してハンドオフ要求を送信する。
【0009】これを受けたPCS基地局装置2AはPC
S基地局装置2A、2Bを統括する制御局(図示せず)
にハンドオフ要求の発生を通知する。そして制御局から
その応答が返つてくると、PCS基地局装置2AはPC
S端末装置1Bに対してハンドオフ指示を送信する。こ
れを受けるとPCS端末装置1BはPCS基地局装置2
AからPCS基地局装置2Bにハンドオフを行う。PC
S端末装置1Bは、ハンドオフ後、受信した信号中に含
まれるPCS基地局装置2Bの識別信号によつて正しく
ハンドオフできたことを確認する。
【0010】これに対して例えばPCS端末装置1Aを
所持したユーザが自宅に戻つた場合(すなわちHBS通
信範囲に5Aに入つた場合)には、PCS端末装置1A
をPCS基地局装置2AからHBS4にハンドオフさせ
る必要がある。また同様にユーザがPCS端末装置1A
を所持したまま自宅を離れた場合(すなわちHBS通信
範囲5Aが出た場合)には、PCS端末装置1AをHB
S4からPCS基地局装置2A又は2Bにハンドオフさ
せる必要がある。ところでPCS基地局装置2A、2B
は自分のシステムとは異なるHBS4に関しては隣接局
信号を送信しない。このためPCS端末装置1Aは例え
ばPCS基地局装置2AからHBS4にハンドオフする
場合、ハンドオフできるか否かを調べるためPCS基地
局装置2Aと通信している最中にHBS4からの信号を
受信できるか間欠的に調べなければならない。その結
果、HBS4に対してハンドオフできる状態にあること
が検出できればPCS端末装置1Aはハンドオフを行
う。ハンドオフ後、PCS端末装置1Aは受信した信号
中に含まれるHBS4の識別信号によつて正しくハンド
オフできたことを確認する。
【0011】このようにPCSシステムでは、PCS端
末装置1A〜1CがPCS基地局装置2A、2Bのサー
ビスエリア間を移動できるようにハンドオフ制御を行つ
ているが、PCS端末装置1A〜1CがPCS基地局装
置2A、2Bのサービスエリア3A、3BとHBS通信
範囲5Aとの間を移動できるようなハンドオフ制御は行
つていない。これは自分のシステムとは異なるHBS4
については管理していないからである。
【0012】ここで各装置の構成について図13及び図
14を用いて説明する。但し、説明の都合上、以下にお
いては、任意台数のPCS端末装置とPCS基地局装置
からなる通信システムをPCS通信システムと呼び、P
CS端末装置を含む任意台数のHBS用端末装置とHB
Sからなる通信システムをHBS通信システムと呼ぶ。
【0013】まず図13に示すように、PCS端末装置
1は大きく分けて送受信についての全体的な制御を行う
制御部11と、PCS基地局装置との通信を行うPCS
通信部12と、HBS4との通信を行うHBS通信部1
3と、ハンドオフの処理を行うハンドオフ処理部14
と、ユーザによつて操作されるスイツチ15と、送受信
用のアンテナ16とによつて構成されている。
【0014】このようなPCS端末装置1がPCS基地
局装置と通信する場合、制御部11はまずPCS通信部
12を制御する。これを受けたPCS通信部12はアン
テナ16を介してPCS基地局装置に対して適切な送受
信処理を行う。一方、待ち受け状態においては、PCS
基地局装置からの着信信号を受信し得るように制御部1
1はPCS通信部12を定期的に起動する。またPCS
端末装置1がHBS4と通信する場合、制御部11はま
ずHBS通信部13を制御する。これを受けたHBS通
信部13はアンテナ16を介してHBS4に対して適切
な送受信処理を行う。一方、待ち受け状態においては、
HBS4からの着信信号を受信し得るように制御部11
はHBS通信部13を定期的に起動する。
【0015】ハンドオフ処理部14は現在通信している
通信相手を把握し、制御部11から供給される信号受信
状況に応じてハンドオフの処理を行う。例えば現在通信
中のシステムがPCS通信システムである場合、HBS
通信システムへハンドオフできるか否かを調べるため、
ハンドオフ処理部14はHBS4の信号受信状況を間欠
的に監視する。すなわちハンドオフ処理部14は制御部
11を介してPCS通信部12を停止させ、HBS通信
部13を動作させる。HBS通信部13はアンテナ16
を介してHBS4の電波を受信し、その受信結果を制御
部11に渡す。制御部11はこれを受けてHBS4の信
号を正しく受信できているか否かを示す信号受信状況を
ハンドオフ処理部14に渡す。ハンドオフ処理部14
は、HBS4の信号受信状況が適切な範囲にあるか否か
を判断し、適切な範囲内にあればHBS4との通信を継
続することによつてPCS基地局装置からHBS4へハ
ンドオフを行い、適切な範囲内になければHBS通信部
13を停止させ、PCS通信部12を再び動作させてP
CS基地局装置との通信に戻る。
【0016】これに対して現在通信中のシステムがHB
S通信システムである場合、ハンドオフ処理部14はH
BS通信部13によつて得た信号受信状況が悪くなる
と、HBS4からPCS基地局装置にハンドオフを行
う。すなわちハンドオフ処理部14は制御部11を介し
てHBS通信部13を停止させ、PCS通信部12を動
作させる。PCS通信部12はアンテナ16を介してP
CS基地局装置の電波を受信し、その受信結果を制御部
11に渡す。制御部11はこれを受けてPCS基地局装
置の信号を正しく受信できているか否かを示す信号受信
状況をハンドオフ処理部14に渡す。ハンドオフ処理部
14は、PCS基地局装置の信号受信状況が適切な範囲
にあるか否かを判断し、適切な範囲内にあればPCS基
地局装置との通信を継続することによつてHBS4から
PCS基地局装置へハンドオフを行い、適切な範囲内に
なければPCS通信部12とHBS通信部13とを間欠
的に交互に動作させ、適切な受信ができた方のシステム
にハンドオフを行う。
【0017】このようにPCS端末装置1では、ハンド
オフ処理部14によつて受信状況を監視することにより
自動的にハンドオフを行う。またPCS端末装置1で
は、手動用のスイツチ15が設けられており、このスイ
ツチ15をユーザが操作することによつてハンドオフの
開始をユーザが直接指示し得るようにもなされている。
例えばPCS端末装置1を所持したユーザが自宅に帰つ
た場合や、自宅から出た場合に、ユーザがこのスイツチ
15を操作すると、ハンドオフ処理部14がこのスイツ
チ操作を受けてハンドオフ処理を開始する。
【0018】一方、図14に示すように、PCS基地局
装置2は大きく分けて送受信についての全体的な制御を
行う制御部21と、PCS端末装置1に対して信号を送
信する送信部22と、PCS端末装置1からの信号を受
信する受信部23と、ハンドオフ処理を行うハンドオフ
制御部24と、送受信用のアンテナ25とによつて構成
されている。
【0019】このようなPCS基地局装置2がPCS端
末装置1と通信する場合、制御部21はまず送信部22
及び受信部23を制御して当該送信部22及び受信部2
3を起動させる。これを受けて送信部22はPCS端末
装置1に対して制御部21から得た情報を所定の通信方
式で送信する。また受信部23はPCS端末装置1から
所定の通信方式で送信された情報を受信し、その情報を
制御部21に渡す。
【0020】ハンドオフ制御部24は自分のサービスエ
リア内にいるPCS端末装置1を把握しており、そのP
CS端末装置1が他のサービスエリアにハンドオフする
際の制御を行う。例えば信号受信状況が悪化したため自
分のサービスエリア内にいるPCS端末装置1がハンド
オフ要求を発生した場合、ハンドオフ制御部24は全て
のPCS基地局装置2を統括している制御局(図示せ
ず)に対してPCS端末装置1の他のサービスエリアへ
のハンドオフを依頼する。その応答として制御局からハ
ンドオフ指示を受けると、ハンドオフ制御部24は制御
部21を介して送信部22を制御し、PCS端末装置1
に対してハンドオフ指示を送信する。これによりPCS
端末装置1は他のサービスエリアにハンドオフを行う。
【0021】ところでPCS端末装置1がHBS4にハ
ンドオフしようとした場合、ハンドオフ制御部24はP
CS端末装置1からハンドオフ要求を受けたとしても処
理せず、PCS端末装置1に対してハンドオフ指示を出
さない。これは上述したようにHBS4が自分のシステ
ムとは異なるため、HBS4について管理していないか
らである。また制御部21は、通常、自分のサービスエ
リア内にいるPCS端末装置1がPCS基地局装置2を
識別し得るように識別信号を定期的に送信すると共に、
ハンドオフに備えて隣接するPCS基地局装置2の識別
信号である隣接局信号を送信する。ところが制御部21
はHBS4に関する隣接局信号は送信しない。これは上
述の場合と同様にHBS4が自分のシステムとは異なる
ため、HBS4については管理していないからである。
このためPCS端末装置1としては、上述したように自
ら定期的にHBS4を探しに行き、ハンドオフ可能であ
ればHBS4にハンドオフするようになされている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところでPCS端末装
置1では、上述したようにハンドオフ処理部14によつ
てHBS4を監視することによりPCS基地局装置2か
らHBS4へのハンドオフを自動的に行つている。しか
しながらPCS端末装置1は、待ち受け時、PCS基地
局装置2からの着信信号を受信する以外にもHBS4か
らの信号受信状況を監視するため、PCS通信部12だ
けではなくHBS通信部13も間欠的ではあるが頻繁に
動作させる必要がある。このためPCS端末装置1で
は、待ち受け時の消費電力が多くなり、駆動用電池の利
用時間が短くなる問題がある。
【0023】またユーザがスイツチ15を操作して手動
でハンドオフさせる方法もあるが、この方法ではユーザ
がスイツチ15の操作を怠ると通信の機会を損失するお
それがあり、利便性の点で未だ問題がある。
【0024】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、待ち受け時の消費電力を低減し得、かつ他のシステ
ムに容易にハンドオフし得る移動通信装置及びそのため
の固定通信装置、通信システム並びに通信方法を提案し
ようとするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、複数の第1の固定通信装置と広域
通信システムを構築し、かつ第1の固定通信装置とは異
なる第2の固定通信装置と閉域通信システムを構築する
移動通信装置において、第1及び第2の固定通信装置間
でハンドオフしたとき、第1の固定通信装置から送信さ
れた信号を受信することにより得られた第1の固定通信
装置を選択するための第1の固定通信装置選択信号を記
憶し、記憶されている第1の固定通信装置選択信号と新
たに受信した第1の固定通信装置選択信号とを比較し、
得られた比較結果に応じて第1の固定通信装置から第2
の固定通信装置にハンドオフを行うようにした。このよ
うにすることにより、第1の固定通信装置によつて移動
通信装置が第2の固定通信装置へハンドオフできるよう
に制御されていない場合でも容易に第2の固定通信装置
にハンドオフし得る。またこのようにすることにより、
第2の通信部を動作させて信号受信状況を調べる回数が
減り、待ち受け時の消費電力を低減し得る。
【0026】また本発明においては、第2の固定通信装
置を選択するための第2の固定通信装置選択信号を予め
記憶しておき、第2の固定通信装置から送信された信号
を受信することにより得られた第2の固定通信装置選択
信号と記憶されている第2の固定通信装置選択信号とを
比較し、その比較結果と第1の固定通信装置選択信号の
比較結果とに応じて第1の固定通信装置から第2の固定
通信装置にハンドオフを行うようにした。このようにす
ることにより、ハンドオフが許可されていない第2の固
定通信装置へのハンドオフを防止し得る。
【0027】また本発明においては、第1の固定通信装
置から第2の固定通信装置選択信号を送信するように
し、移動通信装置は第2の固定通信装置を選択するため
の第2の固定通信装置選択信号を予め記憶しておき、第
1の固定通信装置から送信された信号を受信することに
より得られた第2の固定通信装置選択信号と記憶されて
いる第2の固定通信装置選択信号とを比較し、その比較
結果に応じて第1の固定通信装置から第2の固定通信装
置にハンドオフを行うようにした。このようにすること
により、容易に第2の固定通信装置にハンドオフし得る
と共に、待ち受け時の消費電力を低減し得る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0029】(1)第1実施例 図13との対応部分に同一符号を付して示す図1におい
て、本発明を適用したPCS端末装置30を示す。この
PCS端末装置30は大きく分けて制御部11、PCS
通信部12、HBS通信部13、送受信用のアンテナ1
6、ハンドオフ処理部31、記憶部32及び比較部33
によつて構成されている。まず制御部11は従来と同様
に送受信についての全体的な制御を行う。例えばPCS
端末装置30がPCS基地局装置2と通信する場合に
は、制御部11はPCS通信部12を制御する。これを
受けたPCS通信部12はアンテナ16を介してPCS
基地局装置2と適切な送受信処理を行う。また待ち受け
状態において、制御部11はPCS基地局装置2からの
着信信号を受信し得るようにPCS通信部12を定期的
に起動する。また制御部11はPCS通信部12を制御
してPCS基地局装置2から定期的に送信されているP
CS基地局装置2の識別信号と隣接局信号を基地局選択
信号として受信する。
【0030】一方、PCS端末装置30がHBS4と通
信する場合には、制御部11はHBS通信部13を制御
する。これを受けたHBS通信部13はアンテナ16を
介してHBS4と適切な送受信処理を行う。また待ち受
け状態において、制御部11はHBS4からの着信信号
を受信し得るようにHBS通信部13を定期的に起動す
る。
【0031】ハンドオフ処理部31は現在通信している
通信相手を把握し、制御部11から供給される信号受信
状況に応じてハンドオフの処理を行う。具体的に説明す
ると、PCS基地局装置2から別のPCS基地局装置2
にハンドオフする場合、ハンドオフ処理部31はPCS
通信部12によつて隣接局信号を受信し、その隣接局信
号に含まれているPCS基地局装置2の信号受信状況を
間欠的に調べ、信号受信状況が良好であればPCS通信
部12からハンドオフ要求を送信してハンドオフを行
う。
【0032】一方、PCS基地局装置2とHBS4との
間でハンドオフする場合、最初にハンドオフするときに
は従来と同様にハンドオフ先の信号受信状況を調べてハ
ンドオフを行うが、一度ハンドオフした以降については
ハンドオフしたときの基地局選択信号を記憶しておき、
その基地局選択信号が示すエリアにいるときだけハンド
オフ先の信号受信状況を調べてハンドオフを行う。この
ようにすることにより、ハンドオフ可能な位置にいると
きだけハンドオフ先の信号受信状況を調べることにな
り、従来のように闇雲にハンドオフ先の信号受信状況を
調べることがなくなる。これにより従来に比してハンド
オフ先の信号受信状況を調べる回数が減り、待ち受け時
の消費電力を減らすことができる。
【0033】このためPCS端末装置30には記憶部3
2が設けられており、ハンドオフ処理部31の指示に基
づいてPCS通信部12から出力されるハンドオフした
ときのPCS基地局装置2の基地局選択信号を記憶し得
るようになされている。またPCS端末装置30には比
較部33が設けられており、ハンドオフ処理部31の指
示に基づいてPCS通信部12から出力される基地局選
択信号と記憶部32に記憶されている基地局選択信号と
を比較することにより、現状ハンドオフ可能な位置にい
るか否か判断し得るようになされている。
【0034】ここでPCS端末装置30におけるPCS
−HBS間のハンドオフ処理について図2及び図3に示
すフローチヤートを用いて具体的に説明する。但し、ス
テツプSP1においては、PCS端末装置30はPCS
基地局装置2又はHBS4に対して待ち受け状態にある
ものとする。まずステツプSP1から入つてステツプS
P2において、ハンドオフ処理部31はPCS端末装置
30が現在PCS通信システムと通信しているのか、そ
れともHBS通信システムと通信しているのか判断す
る。その結果、PCS通信システムと通信している場合
にはステツプSP3に移行し、HBS通信システムと通
信している場合にはステツプSP12に移行する。
【0035】ステツプSP3では、ハンドオフ処理部3
1は記憶部32に有効な基地局選択信号が記憶されてい
るか否かを調べる。その結果、有効な基地局選択信号が
記憶されている場合にはステツプSP10に移行し、有
効な基地局選択信号が記憶されていない場合にはステツ
プSP4に移行する。例えばPCS端末装置30を購入
後初めて電源を入れた場合や以前にハンドオフしたこと
がない場合には、記憶部32に有効な基地局選択信号が
記憶されていないためステツプSP4に移行することに
なる。
【0036】ステツプSP4からステツプSP9では、
ハンドオフ処理部31は従来と同様にHBS4の信号受
信状況を監視することによりHBS通信システムへのハ
ンドオフの可能性を調べる。但し、この実施例の場合に
は、新たにステツプSP8が追加されている。具体的に
説明すると、ステツプSP4において、まずハンドオフ
処理部31は制御部11を介してPCS通信部12を停
止させ、HBS通信部13を動作させる。次にステツプ
SP5において、ハンドオフ処理部31はHBS通信部
13にHBS4の電波を受信させ、その受信結果を出力
させる。これを受けた制御部11はHBS4の信号を正
しく受信できているかどうかを示す信号受信状況をハン
ドオフ処理部31に渡す。
【0037】次にステツプSP6において、ハンドオフ
処理部31は制御部11から受けたHBS4の信号受信
状況が適切な範囲内にあるか否か調べ、適切な範囲内に
あればステツプSP7に移行してハンドオフ処理に進
み、適切な範囲内になければステツプSP9に移行す
る。ステツプSP7では、ハンドオフ処理部31はHB
S通信部13に対してHBS4との通信を継続させるこ
とによりPCS基地局装置2からHBS4にハンドオフ
を行い、HBS4に対して位置登録を行う。次にステツ
プSP8において、ハンドオフ処理部31はハンドオフ
する直前のPCS基地局装置2から受信した基地局選択
信号を記憶部32に記憶する。この処理が終了すると、
ハンドオフ処理部31はステツプSP12に移行する。
【0038】これに対して信号受信状況が適切な範囲内
にないためステツプSP9に移行した場合には、ハンド
オフ処理部31は制御部11を介してHBS通信部13
を停止させ、PCS通信部12を再び動作させてPCS
基地局装置2との通信に戻す。この処理が終了すると、
ハンドオフ処理部31はステツプSP3に移行する。
【0039】一方、ステツプSP3から分岐したステツ
プSP10からステツプSP11までは、記憶部32に
有効な基地局選択信号が記憶されている場合の処理であ
り、ハンドオフ処理部31はHBS4に近づいたときだ
け当該HBS4の信号受信状況を監視する。具体的に説
明すると、ステツプSP10において、ハンドオフ処理
部31は比較部33に対して指示を出し、PCS通信部
12から現在出力される基地局選択信号と記憶部32に
記憶されている基地局選択信号とを比較させると共に、
その比較結果を出力させる。次にステツプSP11にお
いて、ハンドオフ処理部31はその比較結果が一致する
か否かを判断する。その結果、一致していればHBS4
に近づいたことになるためステツプSP4に移行してH
BS4の信号受信状況を調べ、一致していなければHB
S4に近づいていないことになるためステツプSP3に
移行してPCS通信部12の動作を継続させ、ハンドオ
フの準備を行わない。
【0040】またステツプSP2から分岐したステツプ
SP12からステツプSP19までは、PCS端末装置
30が現在HBS4と通信している場合の処理である。
具体的に説明すると、ステツプSP12において、ハン
ドオフ処理部31はHBS通信部13に対してHBS4
の電波の受信結果を出力させる。これを受けた制御部1
1はHBS4の信号を正しく受信できているかどうかを
示す信号受信状況をハンドオフ処理部31に渡す。次に
ステツプSP13において、ハンドオフ処理部31は制
御部11から受けたHBS4の信号受信状況が悪いか否
かを判断する。その結果、信号受信状況が通信を継続し
得ない程十分に悪い場合にはステツプSP14に移行し
てハンドオフ処理に進み、信号受信状況が十分良好な場
合にはステツプSP12に戻つてHBS通信部13にH
BS4との通信を継続させ、ハンドオフの準備を行わな
い。
【0041】信号受信状況が悪いためステツプSP14
に移行した場合、ハンドオフ処理部31は制御部11を
介してHBS通信部13を停止させ、PCS通信部12
を動作させる。次にステツプSP15において、ハンド
オフ処理部31はPCS通信部12にPCS基地局装置
2の電波を受信させ、その受信結果を出力させる。これ
を受けた制御部11はPCS基地局装置2の信号を正し
く受信できているかどうかを示す信号受信状況をハンド
オフ処理部31に渡す。
【0042】次にステツプSP16において、ハンドオ
フ処理部31は制御部11から受けたPCS基地局装置
2の信号受信状況が適切な範囲内にあるか否か調べ、適
切な範囲内にあればステツプSP17に移行してハンド
オフ処理に進み、適切な範囲内になければステツプSP
19に移行する。ステツプSP17では、ハンドオフ処
理部31はPCS通信部12に対してPCS基地局装置
2との通信を継続させることによりHBS4からPCS
基地局装置2にハンドオフを行い、PCS基地局装置2
に対して位置登録を行う。次にステツプSP18におい
て、ハンドオフ処理部31はハンドオフした直後のPC
S基地局装置2から受信した基地局選択信号を記憶部3
2に記憶する。この処理が終了すると、ハンドオフ処理
部31はステツプSP3に移行する。
【0043】これに対して信号受信状況が適切な範囲内
にないためステツプSP19に移行した場合には、ハン
ドオフ処理部31はPCS通信部12を停止させ、HB
S通信部13を再び動作させてHBS4との通信に戻
し、ステツプSP12に移行する。すなわちハンドオフ
処理部31はPCS通信部12とHBS通信部13とを
間欠的に交互に動作させ、いずれか適切に受信できる方
のシステムに対してハンドオフを行うことになる。
【0044】このようにしてハンドオフ処理部31は、
ハンドオフしたときの基地局選択信号を記憶部32に記
憶しておき、HBS4にハンドオフする際にはその記憶
部32に記憶されている基地局選択信号が示すエリアに
いるときだけHBS4の信号受信状況を調べてハンドオ
フを行う。
【0045】以上の構成において、この実施例のPCS
端末装置30では、PCS基地局装置2とHBS4との
間でハンドオフする場合、最初にハンドオフするときに
は従来と同様にハンドオフ先の信号受信状況を調べてハ
ンドオフを行い、一度ハンドオフした以降についてはハ
ンドオフしたきの基地局選択信号を記憶しておき、その
基地局選択信号が示すエリアにいるときだけハンドオフ
先の信号受信状況を調べてハンドオフを行う。
【0046】具体的に説明すると、PCS端末装置30
では、PCS基地局装置2からHBS4にハンドオフし
たとき、又はHBS4からPCS基地局装置2にハンド
オフしたときの基地局選択信号を記憶部32に記憶して
おく。そして次にHBS4にハンドオフするときには、
新たに受信した基地局選択信号と記憶部32に記憶され
ている基地局選択信号とを比較することによりHBS4
に近づいたか否かを判断し、HBS4に近づいた場合
(すなわちハンドオフの可能性がある場合)にだけ信号
受信状況を調べてハンドオフを行う。これによりこの実
施例の場合には、HBS4に近づいたときだけHBS4
の信号受信状況を調べることになり、従来に比してHB
S4の信号受信状況を調べる回数が減る。すなわちHB
S通信部13を動作させる回数が減る。従つてこの実施
例の場合には、待ち受け時の消費電力を低減し得、電池
の利用時間を長くすることができる。
【0047】以上の構成によれば、ハンドオフしたとき
の基地局選択信号を記憶する記憶部32と、記憶した基
地局選択信号と現在受信している基地局選択信号とを比
較する比較部33と、比較結果が一致したときにHBS
4に近づいたと判断し、HBS4の信号受信状況を調べ
てハンドオフを行うハンドオフ処理部31とを設けるよ
うにしたことにより、HBS4に近づいたときだけHB
S通信部13を動作さることになり、待ち受け時の消費
電力を低減し得る。
【0048】(2)第2実施例 この実施例の場合には、HBSの識別信号を利用してP
CS端末装置が許可されていないHBSに誤接続するこ
とを防止し得るようにする。まず図4を用いてHBSに
ついて説明する。図4に示すように、HBS4は大きく
分けて制御部41、送信部42、受信部43、ハンドオ
フ情報提供部44及び送受信用のアンテナ45によつて
構成されている。
【0049】制御部41は送受信についての全体的な制
御を行う。送信部42は制御部41からの指示に基づい
て動作し、制御部41から与えられた情報を適切な通信
方式でPCS端末装置に送信する。また受信部43は制
御部41からの指示に基づいて動作し、PCS端末装置
から適切な通信方式によつて送信された情報を受信し、
その受信した情報を制御部41に渡す。ハンドオフ情報
提供部44はHBS4を識別するための識別信号を保持
しており、当該識別信号を定期的に又はPCS端末装置
からの要求に応じて制御部41、送信部42を経由して
送信する。
【0050】次に図1との対応部分に同一符号を付して
示す図5において、この実施例のPCS端末装置を示
す。この図5に示すように、この実施例のPCS端末装
置50は、記憶部52及び比較部53が追加されたこ
と、ハンドオフ処理部51の制御方法が異なることを除
いて第1実施例のPCS端末装置30とほぼ同様に構成
されている。
【0051】記憶部52はハンドオフが許可されたHB
S4の識別信号を記憶しておくためのメモリであり、製
造時や販売時、或いは使用開始時などにその識別信号を
記憶するようになされている。その際、識別信号の記憶
方法としては、専用の識別信号入力装置やPCS端末装
置50に設けられたダイヤルキー(図示せず)等の入力
手段を用いて識別信号を入力して記憶させるか、もしく
はHBS通信部13によつて識別信号を受信させて記憶
させる等の方法が採用される。
【0052】比較部53はハンドオフ処理部51からの
指示に基づいて動作し、HBS通信部13で受信したH
BS4の識別信号と記憶部52に記憶されている識別信
号とを比較し、その比較結果をハンドオフ処理部51に
出力する。これを受けてハンドオフ処理部51は現在受
信しているHBS4がハンドオフが許可されたものであ
るか否かを判断し得、ハンドオフが許可されたHBS4
にだけハンドオフし得る。これによりこの実施例の場合
には、ハンドオフが許可されていないHBS4へのハン
ドオフを防止し得、不正使用を防止し得ると共に、秘話
性を高めることができる。
【0053】ここで図2及び図3との対応部分に同一符
号を付して示す図6及び図7において、この実施例の場
合のPCS−HBS間のハンドオフ処理を説明する。こ
の図から明らかなように、この実施例の場合は、ステツ
プSP5の代わりにステツプSP20〜ステツプSP2
2を設けたことが第1実施例の場合と異なる。
【0054】この実施例の場合、ステツプSP20にお
いて、ハンドオフ処理部51はHBS通信部13にHB
S4の電波を受信させ、その受信結果を制御部11に出
力させる。またハンドオフ処理部51はHBS通信部1
3にHBS4に対して識別信号要求を送出させ、その結
果受信したHBS4の識別信号を制御部11に出力させ
る(又は定期的に送つてくるHBS4の識別信号をHB
S通信部13に受信させ、受信した識別信号を制御部1
1に出力させる)。これを受けた制御部11はHBS4
の信号を正しく受信できているかどうかを示す信号受信
状況と共に、受信したHBS4の識別信号をハンドオフ
処理部51に渡す。
【0055】次にステツプSP21において、ハンドオ
フ処理部51は比較部53に対して指示を出し、受信し
たHBS4の識別信号と記憶部52に記憶されている識
別信号とを比較させると共に、その比較結果を出力させ
る。次にステツプSP22において、ハンドオフ処理部
51はその比較結果が一致するか否かを判断する。その
結果、一致していればハンドオフが許可されたHBSで
あると判断し、ステツプSP6に移行してハンドオフ処
理に進み、一致していなければハンドオフが許可されて
いないHBSであると判断し、ステツプSP9に移行し
てPCS基地局装置2との通信を継続させる。
【0056】以上の構成において、この実施例の場合に
は、ハンドオフが許可されたHBS4の識別信号を予め
記憶部52に記憶しておき、受信したHBS4の識別信
号が記憶部52に記憶されている識別信号と一致したと
きだけHBS4へのハンドオフを行う。これにより例え
ば隣の家に設置されているHBSへのハンドオフを防止
し得、不正使用を防止し得る。このようにしてこの実施
例の場合には、HBS4の識別信号を確認するようにし
たことにより、ハンドオフが許可されていないHBS4
へのハンドオフを防止し得、不正使用を防止し得ると共
に、秘話性を高めることができる。
【0057】以上の構成によれば、ハンドオフが許可さ
れたHBS4の識別信号を記憶しておく記憶部52と、
記憶した識別信号と受信した識別信号とを比較する比較
部53と、比較結果が一致したときにハンドオフが許可
されたHBS4であると判断してハンドオフを行うハン
ドオフ処理部51とを設けるようにしたことにより、ハ
ンドオフが許可されていないHBS4へのハンドオフを
防止し得、不正使用を防止し得る。
【0058】(3)第3実施例 この実施例の場合には、PCS基地局装置からHBSに
関する情報を提供することによりHBSの信号受信状況
を調べる回数を減らし、待ち受け時の消費電力を低減し
得るようにする。まず図14との対応部分に同一符号を
付して示す図8において、この実施例の場合のPCS基
地局装置を示す。この図8に示すように、この実施例の
PCS基地局装置60は、情報収集部61、情報保持部
62及びハンドオフ情報提供部63が追加されているこ
とを除いて従来のPCS基地局装置2とほぼ同様に構成
されている。
【0059】情報収集部61はHBSの識別情報を収集
するものである。その情報収集方法としては種々考えら
れる。例えば第1の方法として、有線電話回線を介して
HBSと適切な情報フオーマツトのデータ通信を行い、
HBSの識別情報を収集する方法がある。また第2の方
法として、HBSのユーザが電話やはがき等を用いてH
BSの識別情報をPCS基地局装置60のオペレータに
伝え、そしてオペレータがその識別情報をキー入力し、
これを受け取つて情報収集する方法がある。
【0060】但し、いずれの方法を用いて情報収集した
としても、ハンドオフ可能な地理的位置にある全て(又
は一部)のPCS基地局装置60に対してはHBSの識
別情報が提供され、ハンドオフ不可能な位置にあるPC
S基地局装置60に対してはHBSの識別情報が提供さ
れないものとする。すなわちHBSとPCS基地局装置
の位置関係が図12に示すような関係にある場合には、
ハンドオフ可能な位置にあるPCS基地局装置2Aには
HBS4の識別情報が提供されるが、ハンドオフ不可能
な位置にあるPCS基地局装置2Bに対してはHBS4
の識別情報が提供されないということである。なお、こ
の実施例の場合には、HBSの識別情報が必要であるた
めHBSとしては図4に示した構成のHBS4が用いら
れる。
【0061】情報保持部62は情報収集部61で収集し
たHBSの識別情報を保持するものである。またハンド
オフ情報提供部63は情報保持部62に保持されている
HBSの識別情報を読み出し、定期的に制御部21に渡
す。制御部21は従来と同様にPCS基地局装置60を
識別するための識別信号と、隣接するPCS基地局装置
60の識別信号である隣接局信号とを送信部22に渡
し、当該識別信号と隣接局信号とを定期的に送信させ
る。また制御部21はハンドオフ情報提供部63から受
けたHBSの識別情報を送信部22に渡し、当該識別情
報を定期的に送信させる。
【0062】次に図5との対応部分に同一符号を付して
示す図9において、この実施例の場合のPCS端末装置
70を示す。この図9に示すように、この実施例のPC
S端末装置70は、記憶部32及び比較部33を削除し
たことと、ハンドオフ処理部71の制御方法が異なるこ
とを除いて第2実施例のPCS端末装置50とほぼ同様
に構成されている。
【0063】この実施例の場合、PCS端末装置70は
予め記憶部52にハンドオフが許可されているHBSの
識別情報を記憶しておき、記憶した識別情報とPCS基
地局装置60から受信したHBSの識別情報とを比較部
53で比較し、その比較結果が一致したときだけハンド
オフ処理部71によつてハンドオフ処理を行う。このよ
うにすることにより、PCS端末装置70では、HBS
の信号受信状況を調べる回数を減らし、待ち受け時の消
費電力を低減することができる。
【0064】ここで図10及び図11に示すフローチヤ
ートを用いて、このPCS端末装置70におけるPCS
−HBS間のハンドオフ処理を説明する。但し、この実
施例の場合も、ステツプSP31においては、PCS端
末装置70はPCS基地局装置60又はHBS4に対し
て待ち受け状態にあるものとする。まずステツプSP3
1から入つてステツプSP32において、ハンドオフ処
理部71はPCS端末装置70が現在PCS通信システ
ムと通信しているのか、それともHBS通信システムと
通信しているのか判断する。その結果、PCS通信シス
テムと通信している場合にはステツプSP33に移行
し、HBS通信システムと通信している場合にはステツ
プSP40に移行する。
【0065】ステツプSP33において、ハンドオフ処
理部71は比較部53に対して指示を出し、PCS通信
部12によつて受信したPCS基地局装置60からのH
BS4の識別情報と記憶部52に記憶されているHBS
4の識別情報とを比較させ、その比較結果を出力させ
る。次にステツプSP34において、ハンドオフ処理部
71はその比較結果が一致するか否かを判断する。その
結果、一致していればハンドオフ可能なHBS4が近く
にいると判断し、ステツプSP35に移行してハンドオ
フ処理に進み、一致していなければハンドオフ可能なH
BS4が近くにないと判断し、ステツプSP33に移行
してPCS通信部12の動作を継続させ、ハンドオフの
準備を行わない。
【0066】ステツプSP35において、ハンドオフ処
理部71は制御部11を介してPCS通信部12を停止
させ、HBS通信部13を動作させる。次にステツプS
P36において、ハンドオフ処理部71はHBS通信部
13にHBS4の電波を受信させ、その受信結果を出力
させる。これを受けた制御部11はHBS4の信号を正
しく受信できているかどうかを示す信号受信状況をハン
ドオフ処理部71に渡す。
【0067】次にステツプSP37において、ハンドオ
フ処理部71は制御部11から受けたHBS4の信号受
信状況が適切な範囲内にあるか否か調べ、適切な範囲内
にあればステツプSP38に移行し、適切な範囲内にな
ければステツプSP39に移行する。ステツプSP38
では、ハンドオフ処理部71はHBS通信部13に対し
てHBS4との通信を継続させることによりPCS基地
局装置60からHBS4にハンドオフを行い、HBS4
に対して位置登録を行う。この処理が終了すると、ハン
ドオフ処理部71はステツプSP40に移行する。これ
に対して信号受信状況が適切な範囲内にないためステツ
プSP39に移行した場合には、ハンドオフ処理部71
は制御部11を介してHBS通信部13を停止させ、P
CS通信部12を動作させてPCS基地局装置60との
通信に戻す。この処理が終了すると、ハンドオフ処理部
71はステツプSP33に移行する。
【0068】一方、ステツプSP32から分岐したステ
ツプSP40からステツプSP46までは、PCS端末
装置70が現在HBS4と通信している場合の処理であ
る。具体的に説明すると、ステツプSP40において、
ハンドオフ処理部71はHBS通信部13に対してHB
S4の電波の受信結果を出力させる。これを受けた制御
部11はHBS4の信号受信状況をハンドオフ処理部7
1に渡す。次にステツプSP41において、ハンドオフ
処理部71は制御部11から受けたHBS4の信号受信
状況が悪いか否かを判断する。その結果、信号受信状況
が通信を継続し得ない程十分に悪い場合にはステツプS
P42に移行してハンドオフ処理に進み、信号受信状況
が十分良好な場合にはステツプSP40に戻つてHBS
通信部13にHBS4との通信を継続させ、ハンドオフ
の準備を行わない。
【0069】信号受信状況が悪いためステツプSP42
に移行した場合、ハンドオフ処理部71は制御部11を
介してHBS通信部13を停止させ、PCS通信部12
を動作させる。次にステツプSP43において、ハンド
オフ処理部71はPCS通信部12にPCS基地局装置
60の電波を受信させ、その受信結果を出力させる。こ
れを受けた制御部11はPCS基地局装置60の信号が
正しく受信できているかどうかを示す信号受信状況をハ
ンドオフ処理部71に渡す。
【0070】次にステツプSP44において、ハンドオ
フ処理部71は制御部11から受けたPCS基地局装置
60の信号受信状況が適切な範囲内にあるか否か調べ、
適切な範囲内にあればステツプSP45に移行してハン
ドオフ処理に進み、適切な範囲内になければステツプS
P46に移行する。ステツプSP45において、ハンド
オフ処理部71はPCS通信部12に対してPCS基地
局装置60との通信を継続させることによりHBS4か
らPCS基地局装置60にハンドオフを行い、PCS基
地局装置60に対して位置登録を行う。この処理が終了
すると、ハンドオフ処理部71はステツプSP33に移
行する。これに対して信号受信状況が適切な範囲内にな
いためステツプSP46に移行した場合には、ハンドオ
フ処理部71はPCS通信部12を停止させ、HBS通
信部13を再び動作させてHBS4との通信に戻し、ス
テツプSP40に移行する。
【0071】以上の構成において、この実施例の場合に
は、PCS基地局装置60は位置的に近くにあるHBS
4の識別情報を予め収集しておき、その収集したHBS
4の識別情報を自局の識別信号や隣接局信号と共に定期
的に送信する。一方、PCS端末装置70は予めハンド
オフが許可されているHBS4の識別情報を記憶してお
き、記憶した識別情報とPCS基地局装置60から受信
したHBS4の識別情報とを比較する。そしてその比較
結果が一致していればハンドオフが許可されたHBS4
が近くにあると判断し、HBS4の信号受信状況を調べ
てハンドオフ処理を行う。これによりこの実施例の場合
には、許可されたHBS4が近くにあるときだけHBS
4の信号受信状況を調べることになり、従来のように闇
雲に信号受信状況を調べる場合に比べてHBS通信部1
3を動作させる回数が減る。従つてこの実施例の場合に
は、待ち受け時の消費電力を低減し得、電池の利用時間
を長くすることができる。
【0072】以上の構成によれば、PCS基地局装置6
0に対してHBS4の識別情報を記憶する情報保持部6
2とその記憶したHBS4の識別情報を定期的に送出す
るハンドオフ情報提供部63とを設けてHBS4の識別
情報を定期的に送出するようにし、PCS端末装置70
に対してはハンドオフが許可されたHBS4の識別情報
を記憶しておく記憶部52とその記憶した識別情報と受
信した識別情報とを比較する比較部53とを設けて比較
結果が一致したときだけハンドオフ処理するようにした
ことにより、許可されたHBS4が近くにあるときだけ
HBS通信部13を動作させることになり、待ち受け時
の消費電力を低減し得る。
【0073】(4)他の実施例 なお上述の第1及び第2実施例においては、ステツプS
P11からステツプSP3を経由してステツプSP8に
進んだ場合には同じ基地局選択信号を記憶部32に上書
きするようになるが、本発明はこれに限らず、そのよう
な経路でステツプSP8にたどり着いた場合にはステツ
プSP8をスキツプさせるようにしても良い。
【0074】また上述の第1及び第2実施例において
は、ハンドオフしたときの基地局選択信号が記憶部32
に記憶されると説明した。このため記憶部32に記憶さ
れる基地局選択信号としては、必ずしも図12に示した
ようにサービスエリア3A内にHBS通信範囲5Aが存
在するPCS基地局装置2Aの基地局選択信号になると
は限らない。すなわちHBS通信範囲5Aがサービスエ
リア3Bにも十分近い場合にはPCS基地局装置2Bの
基地局選択信号になることもあり得る。またHBS通信
範囲5Aがどのサービスエリアにも含まれない場合には
HBS通信範囲5Aに地理的に近いサービスエリアのP
CS基地局装置の基地局選択信号になることもあり得
る。
【0075】さらに上述の第1及び第2実施例において
は、HBS通信範囲がどのサービスエリアとも地理的に
離れている場合には記憶部32に何も記憶しないように
したが、本発明はこれに限らず、そのような場合には記
憶部32にサービスエリア外であることを示す値を記憶
し、これを有効な基地局選択信号として同様の処理を行
えばPCS通信システムと通信中はHBS4の信号受信
状況を調べないようにすることができ、上述の場合と同
様の効果を得ることができる。すなわちこの場合には、
図2及び図6のステツプSP10において、どのPCS
基地局装置の信号も受信できていない場合には基地局選
択信号が一致したという判定結果を出力するようにすれ
ば良い。
【0076】また上述の第3実施例においては、比較部
53の比較結果が一致した場合には必ずハンドオフ処理
に進むようにしたが、本発明はこれに限らず、ステツプ
SP34の後に比較結果に応じてハンドオフ処理を行う
か否かを決定する処理を追加するようにしても良い。
【0077】さらに上述の実施例においては、単に信号
受信状況が適切であるか否かを判定してハンドオフする
か否かを決定したが、本発明はこれに限らず、信号受信
状況の判定基準にヒステリシスを設けるようにしても良
い。このようにすれば、PCS基地局装置のサービスエ
リアとHBSの通信範囲との境界付近で頻繁にハンドオ
フすることを避けることができる。
【0078】また上述の実施例においては、特に記憶部
32に記憶されている値をリセツトトする手段を設けな
かつたが、本発明はこれに限らず、記憶部32の値をリ
セツトする手段を設けるようにしても良い。またこれに
限らず、強制的にハンドオフを行うスイツチを設けるよ
うにしても良い。
【0079】さらに上述の実施例においては、PCS基
地局装置との通信用としてPCS通信部12を、HBS
との通信用としてHBS通信部13をそれぞれ設けた場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、PCS基
地局装置とHBSとがほぼ同じ通信方式を採用している
場合には、PCS通信部とHBS通信部を同じ回路で構
成し、1つにまとめるようにしても良い。
【0080】また上述の第1及び第2実施例において
は、記憶部32に記憶されている基地局選択信号と制御
部11から出力される基地局選択信号とを比較した場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、記憶部32
にPCS基地局装置の識別信号を記憶しておき、その記
憶した識別信号と受信したPCS基地局装置の識別信号
とを比較するようにしても良い。なお、実施例中、PC
S基地局装置の識別信号については特に言及しなかつた
が、識別信号としては各PCS基地局装置に固有のビツ
トパターンでも良いし、各PCS基地局装置に固有の送
信周波数でも良いし、各PCS基地局装置に固有の送信
タイミングでも良いし、さらには各PCS基地局装置に
固有の拡散符号系列を表すデータでも良い。要は、識別
信号としてはPCS基地局装置を特定し得る情報であれ
ば良い。因みに、記憶部32に記憶するPCS基地局装
置の識別信号は必ずしも1つであるとは限らず、複数で
あつても良い。その場合、例えば3つまで記憶するとし
たならば、記憶するものが3つ以上になる場合には使用
頻度の少ないものを切り捨てるようにすれば良い。
【0081】さらに上述の第1及び第2実施例において
は、記憶部32に記憶されている基地局選択信号と制御
部11から出力される基地局選択信号とを比較した場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、記憶部32
にPCS基地局装置の隣接局信号を記憶しておき、その
記憶した隣接局信号と受信したPCS基地局装置の隣接
局信号とを比較し、少なくとも一部が一致するか否かを
調べるようにしても良い。なお、実施例中、PCS基地
局装置の隣接局信号については特に言及しなかつたが、
隣接局信号としては各隣接PCS基地局装置に固有のビ
ツトパターンでも良いし、各隣接PCS基地局装置に固
有の送信周波数でも良いし、各隣接PCS基地局装置に
固有の送信タイミングでも良いし、さらには各隣接PC
S基地局装置に固有の拡散符号系列を表すデータでも良
い。要は、隣接局信号としては隣接するPCS基地局装
置を特定し得る情報であれば良い。因みに、記憶部32
に記憶するPCS基地局装置の隣接局信号は必ずしも1
つであるとは限らず、複数であつても良い。その場合、
例えば3つまで記憶するとしたならば、記憶するものが
3つ以上になる場合には使用頻度の少ないものを切り捨
てるようにすれば良い。
【0082】また上述の第2及び第3実施例において
は、HBSの識別信号については特に言及しなかつた
が、識別信号としては各HBSに固有のビツトパターン
でも良いし、各HBSに固有の送信周波数でも良いし、
各HBSに固有の送信タイミングでも良いし、さらには
各HBSに固有の拡散符号系列を表すデータでも良い。
要は、識別信号としてはHBSを特定し得る情報であれ
ば良い。またこれに限らず、HBSの識別信号としては
各PCS端末装置に固有のビツトパターンでも良いし、
各PCS端末装置に割り当てられた電話番号でも良い。
この場合、PCS端末装置の製造時や販売時、或いは使
用開始時等に、HBSと通信を許可するPCS端末装置
に特有の情報をHBSの識別信号として記憶部52に記
憶するようにすれば良い。因みに、記憶部52に記憶す
るHBSの識別信号は必ずしも1つであるとは限らず、
複数であつても良い。
【0083】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、第1及び
第2の固定通信装置間でハンドオフしたとき、第1の固
定通信装置から送信された信号を受信することにより得
られた第1の固定通信装置を選択するための第1の固定
通信装置選択信号を記憶し、記憶されている第1の固定
通信装置選択信号と新たに受信した第1の固定通信装置
選択信号とを比較し、得られた比較結果に応じて第1の
固定通信装置から第2の固定通信装置にハンドオフを行
うようにしたことにより、容易に第2の固定通信装置に
ハンドオフし得ると共に、待ち受け時の消費電力を低減
し得る。
【0084】また第2の固定通信装置を選択するための
第2の固定通信装置選択信号を予め記憶しておき、第2
の固定通信装置から送信された信号を受信することによ
り得られた第2の固定通信装置選択信号と記憶されてい
る第2の固定通信装置選択信号とを比較し、その比較結
果と第1の固定通信装置選択信号の比較結果とに応じて
第1の固定通信装置から第2の固定通信装置にハンドオ
フを行うようにしたことにより、ハンドオフが許可され
ていない第2の固定通信装置へのハンドオフを防止し得
る。
【0085】また第1の固定通信装置から第2の固定通
信装置選択信号を送信するようにし、移動通信装置は第
2の固定通信装置を選択するための第2の固定通信装置
選択信号を予め記憶しておき、第1の固定通信装置から
送信された信号を受信することにより得られた第2の固
定通信装置選択信号と記憶されている第2の固定通信装
置選択信号とを比較し、その比較結果に応じて第1の固
定通信装置から第2の固定通信装置にハンドオフを行う
ようにしたことにより、容易に第2の固定通信装置にハ
ンドオフし得ると共に、待ち受け時の消費電力を低減し
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例によるPCS端末装置の構成を示す
ブロツク図である。
【図2】第1実施例によるPCS−HBS間のハンドオ
フ処理を示すフローチヤートである。
【図3】第1実施例によるPCS−HBS間のハンドオ
フ処理を示すフローチヤートである。
【図4】第2実施例によるHBSの構成を示すブロツク
図である。
【図5】第2実施例によるPCS端末装置の構成を示す
ブロツク図である。
【図6】第2実施例によるPCS−HBS間のハンドオ
フ処理を示すフローチヤートである。
【図7】第2実施例によるPCS−HBS間のハンドオ
フ処理を示すフローチヤートである。
【図8】第3実施例によるPCS基地局装置の構成を示
すブロツク図である。
【図9】第3実施例によるPCS端末装置の構成を示す
ブロツク図である。
【図10】第3実施例によるPCS−HBS間のハンド
オフ処理を示すフローチヤートである。
【図11】第3実施例によるPCS−HBS間のハンド
オフ処理を示すフローチヤートである。
【図12】PCSシステムの概要を示す略線図である。
【図13】従来のPCS端末装置の構成を示すブロツク
図である。
【図14】従来のPCS基地局装置の構成を示すブロツ
ク図である。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C、30、50、70……PCS端
末装置、2、2A、2B、60……PCS基地局装置、
3A、3B……PCS基地局装置のサービスエリア、4
……HBS、5A……HBS通信範囲、11、21、4
1……制御部、12……PCS通信部、13……HBS
通信部、14、31、51、71……ハンドオフ処理
部、22、42……送信部、23、43……受信部、2
4……ハンドオフ制御部、32、52……記憶部、3
3、53……比較部、44、63……ハンドオフ情報提
供部、61……情報収集部、62……情報保持部。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の第1の固定通信装置と広域通信シス
    テムを構築し、かつ上記第1の固定通信装置とは異なる
    第2の固定通信装置と閉域通信システムを構築する移動
    通信装置において、 上記第1の固定通信装置と通信するための第1の通信部
    と、 上記第2の固定通信装置と通信するための第2の通信部
    と、 上記第1及び第2の固定通信装置間でハンドオフしたと
    き、上記第1の固定通信装置から送信された信号を上記
    第1の通信部で受信することにより得られた当該第1の
    固定通信装置を選択するための第1の固定通信装置選択
    信号を記憶する第1の記憶部と、 上記第1の記憶部に記憶されている上記第1の固定通信
    装置選択信号と上記第1の通信部によつて新たに受信し
    た上記第1の固定通信装置選択信号とを比較する第1の
    比較部と、 上記第1の比較部から出力される比較結果に応じて上記
    第1の固定通信装置から上記第2の固定通信装置にハン
    ドオフを行うハンドオフ処理部とを具えることを特徴と
    する移動通信装置。
  2. 【請求項2】上記移動通信装置は、 上記第2の固定通信装置を選択するための第2の固定通
    信装置選択信号を予め記憶している第2の記憶部と、 上記第2の固定通信装置から送信された信号を上記第2
    の通信部で受信することにより得られた上記第2の固定
    通信装置選択信号と上記第2の記憶部に記憶されている
    上記第2の固定通信装置選択信号とを比較する第2の比
    較部とを具え、 上記ハンドオフ処理部は上記第1の比較部から出力され
    る比較結果及び上記第2の比較部から出力される比較結
    果に応じて上記第1の固定通信装置から上記第2の固定
    通信装置にハンドオフを行うようにしたことを特徴とす
    る請求項1に記載の移動通信装置。
  3. 【請求項3】上記第1の固定通信装置選択信号は上記第
    1の固定通信装置を特定するための固定通信装置識別信
    号であることを特徴とする請求項1に記載の移動通信装
    置。
  4. 【請求項4】上記第1の固定通信装置選択信号は上記第
    1の固定通信装置を特定するための固定通信装置識別信
    号であることを特徴とする請求項2に記載の移動通信装
    置。
  5. 【請求項5】上記第2の固定通信装置選択信号は上記第
    2の固定通信装置を特定するための固定通信装置識別信
    号であることを特徴とする請求項2に記載の移動通信装
    置。
  6. 【請求項6】上記第2の固定通信装置選択信号は当該移
    動通信装置を特定するための移動通信装置識別信号であ
    ることを特徴とする請求項2に記載の移動通信装置。
  7. 【請求項7】上記第1の固定通信装置選択信号は周辺に
    隣接した上記第1の固定通信装置を特定するための隣接
    固定通信装置識別信号であることを特徴とする請求項1
    に記載の移動通信装置。
  8. 【請求項8】上記第1の固定通信装置選択信号は周辺に
    隣接した上記第1の固定通信装置を特定するための隣接
    固定通信装置識別信号であることを特徴とする請求項2
    に記載の移動通信装置。
  9. 【請求項9】複数の第1の固定通信装置と広域通信シス
    テムを構築し、かつ上記第1の固定通信装置とは異なる
    第2の固定通信装置と閉域通信システムを構築する移動
    通信装置において、 上記第1の固定通信装置と通信するための第1の通信部
    と、 上記第2の固定通信装置と通信するための第2の通信部
    と、 上記第2の固定通信装置を選択するための第2の固定通
    信装置選択信号を予め記憶している記憶部と、 上記第2の固定通信装置選択信号を送信するようになさ
    れた上記第1の固定通信装置からの信号を上記第1の通
    信部で受信することにより得られた当該第2の固定通信
    装置選択信号と上記記憶部に記憶されている上記第2の
    固定通信装置選択信号とを比較する比較部と、 上記比較部から出力される比較結果に応じて上記第1の
    固定通信装置から上記第2の固定通信装置にハンドオフ
    を行うハンドオフ処理部とを具えることを特徴とする移
    動通信装置。
  10. 【請求項10】上記第2の固定通信装置選択信号は上記
    第2の固定通信装置を特定するための固定通信装置識別
    信号であることを特徴とする請求項9に記載の移動通信
    装置。
  11. 【請求項11】上記第2の固定通信装置選択信号は当該
    移動通信装置を特定するための移動通信装置識別信号で
    あることを特徴とする請求項9に記載の移動通信装置。
  12. 【請求項12】複数の第1の固定通信装置と移動通信装
    置によつて広域通信システムを構築し、上記移動通信装
    置と第2の固定通信装置によつて閉域通信システムを構
    築し、上記移動通信装置が上記第1の固定通信装置間及
    び上記第1並びに第2の固定通信装置間をハンドオフす
    る場合の上記第1の固定通信装置において、 上記移動通信装置が当該第1の固定通信装置間をハンド
    オフするようにハンドオフ制御を行うハンドオフ制御部
    と、 上記移動通信装置が上記第2の固定通信装置にハンドオ
    フする際に必要な当該第2の固定通信装置を選択するた
    めの第2の固定通信装置選択信号を保持する情報保持部
    と、 上記情報保持部に保持されている上記第2の固定通信装
    置選択信号を定期的に送信するハンドオフ情報提供部と
    を具えることを特徴とする固定通信装置。
  13. 【請求項13】上記第2の固定通信装置選択信号は上記
    第2の固定通信装置を特定するための固定通信装置識別
    信号であることを特徴とする請求項12に記載の固定通
    信装置。
  14. 【請求項14】上記第2の固定通信装置選択信号は上記
    移動通信装置を特定するための移動通信装置識別信号で
    あることを特徴とする請求項12に記載の固定通信装
    置。
  15. 【請求項15】複数の第1の固定通信装置と移動通信装
    置によつて広域通信システムを構築し、上記移動通信装
    置と第2の固定通信装置によつて閉域通信システムを構
    築し、上記移動通信装置が上記第1の固定通信装置間及
    び上記第1並びに第2の固定通信装置間をハンドオフす
    る場合の上記第2の固定通信装置において、 上記移動通信装置が当該第2の固定通信装置にハンドオ
    フする際に必要な当該第2の固定通信装置を選択するた
    めの第2の固定通信装置選択信号を送信する情報提供部
    を具えることを特徴とする固定通信装置。
  16. 【請求項16】上記第2の固定通信装置選択信号は上記
    第2の固定通信装置を特定するための固定通信装置識別
    信号であることを特徴とする請求項15に記載の固定通
    信装置。
  17. 【請求項17】上記第2の固定通信装置選択信号は上記
    移動通信装置を特定するための移動通信装置識別信号で
    あることを特徴とする請求項15に記載の固定通信装
    置。
  18. 【請求項18】複数の第1の固定通信装置と移動通信装
    置によつて広域通信システムを構築し、上記移動通信装
    置と第2の固定通信装置によつて閉域通信システムを構
    築するような通信システムにおいて、 上記移動通信装置は、 上記第1の固定通信装置と通信するための第1の通信部
    と、 上記第2の固定通信装置と通信するための第2の通信部
    と、 上記第1及び第2の固定通信装置間でハンドオフしたと
    き、上記第1の固定通信装置から送信された信号を上記
    第1の通信部で受信することにより得られた当該第1の
    固定通信装置を選択するための第1の固定通信装置選択
    信号を記憶する第1の記憶部と、 上記記憶部に記憶されている上記第1の固定通信装置選
    択信号と上記第1の通信部によつて新たに受信した上記
    第1の固定通信装置選択信号とを比較する第1の比較部
    と、 上記第1の比較部から出力される比較結果に応じて上記
    第1の固定通信装置から上記第2の固定通信装置にハン
    ドオフを行うハンドオフ処理部とを具え、上記第1の固
    定通信装置から上記第2の固定通信装置にハンドオフす
    るようにしたことを特徴とする通信システム。
  19. 【請求項19】上記移動通信装置は、 上記第2の固定通信装置を選択するための第2の固定通
    信装置選択信号を予め記憶している第2の記憶部と、 上記第2の固定通信装置から送信された信号を上記第2
    の通信部で受信することにより得られた上記第2の固定
    通信装置選択信号と上記第2の記憶部に記憶されている
    上記第2の固定通信装置選択信号とを比較する第2の比
    較部とを具え、 上記ハンドオフ処理部は上記第1の比較部から出力され
    る比較結果及び上記第2の比較部から出力される比較結
    果に応じて上記第1の固定通信装置から上記第2の固定
    通信装置にハンドオフを行うようにしたことを特徴とす
    る請求項18に記載の通信システム。
  20. 【請求項20】複数の第1の固定通信装置と移動通信装
    置によつて広域通信システムを構築し、上記移動通信装
    置と第2の固定通信装置によつて閉域通信システムを構
    築するような通信システムにおいて、 上記第1の固定通信装置は、 上記第2の固定通信装置を選択するための第2の固定通
    信装置選択信号を送信するハンドオフ情報提供部を具
    え、 上記移動通信装置は、 上記第1の固定通信装置と通信するための第1の通信部
    と、 上記第2の固定通信装置と通信するための第2の通信部
    と、 上記第2の固定通信装置を選択するための第2の固定通
    信装置選択信号を予め記憶している記憶部と、 上記第1の固定通信装置から送信された信号を上記第1
    の通信部で受信することにより得られた上記第2の固定
    通信装置選択信号と上記記憶部に記憶されている上記第
    2の固定通信装置選択信号とを比較する比較部と、 上記比較部から出力される比較結果に応じて上記第1の
    固定通信装置から上記第2の固定通信装置にハンドオフ
    を行うハンドオフ処理部とを具え、上記第1の固定通信
    装置から上記第2の固定通信装置にハンドオフするよう
    にしたことを特徴とする通信システム。
  21. 【請求項21】複数の第1の固定通信装置と移動通信装
    置によつて広域通信システムを構築し、上記移動通信装
    置と第2の固定通信装置によつて閉域通信システムを構
    築する場合の通信方法において、 上記移動通信装置は、 上記第1及び第2の固定通信装置間でハンドオフしたと
    き、上記第1の固定通信装置から送信された信号を受信
    することにより得られた第1の固定通信装置を選択する
    ための第1の固定通信装置選択信号を記憶し、 記憶されている上記第1の固定通信装置選択信号と新た
    に受信した上記第1の固定通信装置選択信号とを比較
    し、 得られた比較結果に応じて上記第1の固定通信装置から
    上記第2の固定通信装置にハンドオフを行うようにする
    ことを特徴とする通信方法。
  22. 【請求項22】上記移動通信装置は、 上記第2の固定通信装置を選択するための第2の固定通
    信装置選択信号を予め記憶しておき、 上記第2の固定通信装置から送信された信号を受信する
    ことにより得られた上記第2の固定通信装置選択信号と
    記憶されている上記第2の固定通信装置選択信号とを比
    較し、 得られた比較結果と上記第1の固定通信装置選択信号の
    比較結果とに応じて上記第1の固定通信装置から上記第
    2の固定通信装置にハンドオフを行うようにすることを
    特徴とする請求項21に記載の通信方法。
  23. 【請求項23】複数の第1の固定通信装置と移動通信装
    置によつて広域通信システムを構築し、上記移動通信装
    置と第2の固定通信装置によつて閉域通信システムを構
    築する場合の通信方法において、 上記移動通信装置は、 上記第2の固定通信装置を選択するための第2の固定通
    信装置選択信号を予め記憶しておき、 上記第2の固定通信装置選択信号を送信するようになさ
    れた上記第1の固定通信装置からの信号を受信すること
    により得られた当該第2の固定通信装置選択信号と記憶
    されている上記第2の固定通信装置選択信号とを比較
    し、 得られた比較結果に応じて上記第1の固定通信装置から
    上記第2の固定通信装置にハンドオフを行うようにする
    ことを特徴とする通信方法。
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