JPH0981322A - 表示制御装置 - Google Patents

表示制御装置

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JPH0981322A
JPH0981322A JP7260758A JP26075895A JPH0981322A JP H0981322 A JPH0981322 A JP H0981322A JP 7260758 A JP7260758 A JP 7260758A JP 26075895 A JP26075895 A JP 26075895A JP H0981322 A JPH0981322 A JP H0981322A
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JP
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cursor
key
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group
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Application number
JP7260758A
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English (en)
Inventor
Shigeru Matsuyama
茂 松山
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キー入力手段の操作に応じて瞬時に他のオブジ
ェクトの位置にカーソルを移動させて所望のオブジェク
トを選択できるようにする。 【解決手段】複数のオブジェクトを画面上にメニュー表
示する表示手段14と、カーソルを移動させるためのキ
ー入力手段4と、各オブジェクト毎に、移動先のオブジ
ェクトの位置データをキー入力手段4の操作状態に対応
させて記憶したデータROM8と、現在カーソルが位置
しているオブジェクトに付帯している移動先のオブジェ
クトの位置データをキー入力手段の操作状態に応じてデ
ータROM8から読み出し、該当する他のオブジェクト
の位置にカーソルを移動させるCPU7とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示画面を見なが
ら設定入力を行うことができる表示制御装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】電子鍵盤楽器などの楽音発生装置には、
操作パネル面に印刷表示された音色名やリズム名などの
コードメニューを参照しながら各種設定のためのコード
入力を行えるようにしたものがある。しかし、楽音発生
装置の操作パネルには演奏や設定入力のための各種スイ
ッチ類が配設されているため、コードメニューを印刷で
きるスペースは極限られている。そのため、この種の装
置では小さな文字で多数の項目が操作パネル面に印刷さ
れており、所望の項目名のコードを探し出すまでに可成
り時間がかかるという問題がある。
【0003】また、この種の楽音発生装置の多くは、液
晶表示素子などを表示手段に用いた表示制御装置を備え
ており、現在設定されているモード状態や音色名などの
設定内容を表示できるようになっている。しかし、この
種の楽音発生装置に設けられている表示制御装置は、表
示面積が小さいため極限られた数のモード情報や入力情
報しか同時に表示できない。そのため、数項目にわたる
入力情報を確認して再入力を行ったりする場合などにお
いては、逐一表示を切り替えて目的の項目や入力情報を
探し出す必要があり、使い勝手が悪いという問題があ
る。
【0004】そこで、解決手段として、楽音発生装置に
CRT等の外部の表示装置を接続して、音色やリズム等
の内容を表したオブジェクト(移動標体)を大画面にメ
ニュー表示し、画面を見ながらカーソルで所望の音色名
などを指定して設定入力を行えるようにすることが考え
られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにCRT等
の画面に音色やリズム等のオブジェクトをメニュー表示
した場合においては、カーソルを素早く移動させて短時
間で所望のオブジェクトを指示できるようにする必要が
ある。この場合のカーソル移動手段としては、カーソル
キーや十字キー等のようにカーソルの移動方向を上下左
右の決まった方向にしか指示できないキー入力手段より
も、マウスやトラックボールやジョイスティック等のよ
うに、カーソルを任意の方向に無軌道で移動できるもの
が適していると考えられる。
【0006】しかし、マウス等をカーソル移動手段に使
用した場合、それ自体のコストに加えて専用のインター
フェース装置等も必要となるため、楽音発生装置の製品
コストが高くなるという問題がある。また、マウスやト
ラックボールやジョイスティックは耐久性に難があり、
長期の使用を考えると信頼性に乏しいという問題もあ
る。そこで本発明は、音色やリズムなどの内容を表す複
数のオブジェクトを画面に表示し、カーソルキー等のキ
ー入力手段を使用してカーソルを次々と別のオブジェク
トの位置に素早く移動させて短時間で所望のオブジェク
トを選択できる楽音発生装置の表示制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、設定内容を表す複数のオブ
ジェクトと所望のオブジェクトを指示するためのカーソ
ルとを画面上に表示させる信号を発生する表示信号発生
手段と、オブジェクトからオブジェクトへカーソルを移
動させるためのキー入力手段と、各オブジェクト毎に、
そのオブジェクトの位置からカーソルが次に移動するこ
とができる移動先のオブジェクトの位置データを前記キ
ー入力手段の操作状態に対応させて記憶した記憶手段
と、前記キー入力手段が操作されたときに、現在カーソ
ルが位置しているオブジェクトに付帯している前記移動
先のオブジェクトの位置データを前記キー入力手段の操
作状態に応じて前記記憶手段から読み出し、その位置デ
ータに基づいて該当する他のオブジェクトの位置にカー
ソルを移動させるカーソル制御手段とを備えたことを特
徴としている。
【0008】上記構成によれば、キー入力手段が操作さ
れる度に、そのときカーソルが位置しているオブジェク
トに付帯している移動先のオブジェクトの位置データが
記憶手段からキー入力操作に応じて読み出され、その位
置データに基づいて該当する他のオブジェクトの位置に
カーソルが移動する。このように各オブジェクト毎にそ
こから所定のキー入力操作により移動できる移動先のオ
ブジェクトの位置データを予め記憶しておくことによ
り、キー入力手段の操作に応じてカーソルを次々と別の
オブジェクトの位置に素早く移動させて短時間で所望の
オブジェクトを選択することができるようになる。
【0009】次に、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のキー入力手段が、前記画面上におけるカーソルの上
下左右への移動方向を指示するカーソルキーを備えてな
ることを特徴としている。上記構成によれば、カーソル
キーが操作される度に上下左右いずれかの移動方向が指
示される。そして、そのときカーソルが位置しているオ
ブジェクトに付帯している他のオブジェクトの位置デー
タが、カーソルキーの操作に応じて記憶手段から読み出
され、その位置データに基づいて該当する他のオブジェ
クトの位置にカーソルが移動する。
【0010】このようにキー入力手段にカーソルキーを
使用し、各オブジェクト毎にカーソルキーによって指定
できる移動方向に対応した他のオブジェクトのデータを
予め用意しておくことにより、カーソルキーを操作する
ことにより上下左右にある他のオブジェクトの位置にカ
ーソルを瞬時に移動させることができる。また、カーソ
ルキーなどのキー入力手段は、マウスやトラックボール
などと比べて価格が安く、しかも故障しにくいので、こ
れをカーソル移動手段に使用することにより、製品コス
トが安く信頼性の高い楽音発生装置を提供できる。
【0011】ここで、カーソルキーなどのキー入力手段
には、4つのカーソルキーを十字形状に一体化してなる
構造を有するいわゆる十字キーも含まれる。また、0〜
9の数字キーをマトリックス状に配置してなるいわゆる
テンキーの所定の4つのキーに、上下左右へのカーソル
移動方向指示機能を割り当ててなるものも含まれる。
【0012】次に、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載の発明を前提にして、オブジェクトの色を所
定の色に変化させることによりカーソルを表示するよう
にしたことを特徴としている。上記構成によれば、キー
入力手段を操作してカーソルを移動させる度に、カーソ
ルの位置しているオブジェクトの色が所定の色に変化す
るので、現在どのオブジェクトがカーソル指示されてい
るかを分かりやすく表示することができる。
【0013】次に、請求項4記載の発明は、請求項1〜
3記載の発明を前提にして、前記オブジェクトを複数の
グループに分類してグループ単位で表示を行い、現在表
示されていないグループに属するオブジェクトが指示さ
れたときには、当該オブジェクトの属するグループの全
オブジェクトを表示するオブジェクト表示制御手段を備
えていることを特徴としている。上記構成によれば、キ
ー入力手段により現在表示中のグループに属さないオブ
ジェクトが指示されると、新たに指示されたオブジェク
トの属するグループの全オブジェクトが表示される。そ
して、その状態でキー入力手段を操作することにより、
新たに表示されたグループ内のオブジェクトを指示する
ことができる。
【0014】このようにオブジェクトを複数のグループ
に分類して表示し、グループ単位で表示を切り替えてい
くことにより、多数のオブジェクトの中から所望のオブ
ジェクトを短時間で探し当てることができる。
【0015】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態について図
面を参照して説明する。ここでは、本発明を電子鍵盤楽
器の表示制御装置に適用した場合を例にとり説明する。
図1は本発明に係る表示制御装置を備える電子鍵盤楽器
の全体平面図であり、電子鍵盤楽器1の上面部には、前
縁部に沿って鍵盤2が設けられ、鍵盤2の後方左右両端
部にスピーカ18R、18Lが設けられている。そし
て、両スピーカ18R、18L部の間に、電源スイッチ
19、モード選択ボタン20、音量調節操作子21、カ
ーソルキー22U、22D、22L、22R、キャンセ
ルキー23、エンターキー24、ソング/リズム選択ス
イッチ25A〜25E、及びファンクションキーf1〜
f5からなる各種スイッチ群4が配設されている。ま
た、左側のスピーカ18Lの傍らには、演奏中にピッチ
ベンド値やモジュレーションパラメータの値を連続的に
変化させるためのホイール操作子26が設けられてい
る。
【0016】この電子鍵盤楽器1は、背面部に図示しな
いビデオ信号出力端子を備えており、ビデオ信号ケーブ
ルを介してCRT等の外部の表示装置14(図2参照)
と接続することにより、図5〜図11に示すような設定
画面を表示装置14の画面上に表示することができるよ
うになっている。そして、カーソルキー22U、22
D、22L、22Rを操作して設定画面中の所望のオブ
ジェクトを選択した後、エンターキー(「ENTER」
キー)24を押すことにより、演奏形態や音色等を設定
することができるようになっている。
【0017】図5〜図11はプレイモード(演奏モー
ド)における設定画面の例である。モードの選択はモー
ド選択ボタン20を押すことにより行われる。この電子
鍵盤楽器1の場合、プレイモードの他にソングメイクモ
ード(作曲モード)やトータルコントロールモード等が
用意されている。
【0018】図5に示す演奏モードにおけるノーマル画
面状態の設定画面には、ACCOMPANIMENT
(伴奏)に関する設定内容を表すオブジェクトA1
(0)〜A4(3)、RHYTHM(リズム)に関する
設定内容を表すオブジェクトRTM8(4)、ADVA
NCED ACCOMP(自動伴奏機能)に関する設定
内容を表すオブジェクトAA1(5)、TONES(音
色)に関する設定内容を表すオブジェクトT1(6)、
T6(7)、T92(8)、T50(9)、REGIS
TRATION(登録番号)に関する設定内容を表すオ
ブジェクトR1(10)〜R8(17)、スプリットポ
イントに関する設定内容を表すオブジェクトSP1(1
8)、等が表示されている。なお、図5中の符号の括弧
内の数字は、ノーマル画面状態の設定画面におけるオブ
ジェクトの位置番号を示している。
【0019】また、演奏モードにおける設定画面の下部
には、鍵盤2の各鍵の画像KEY1〜KEY61(各符
号の数字は鍵番号に対応)と各ファンクションキーf1
〜f5の画像F1〜F5が表示されている。これらのK
EY1〜KEY61、F1〜F5は1つ1つがオブジェ
クトであり、各オブジェクトが実際の鍵及びファンクシ
ョンキーf1〜f5にそれぞれ対応している。
【0020】設定画面は実際にはカラー表示されるが、
ここでは表示色ごとに異なったハッチングを付すことに
より色の違いが表現されている。図5の例では、ACC
OMPANIMENTの欄の「OFF」のオブジェクト
A1(0)と、REGISTRATIONの欄の「1」
のオブジェクトR1(10)が確定状態であることを示
す表示色で表示されている。これにより、現在゛伴奏無
し¨の設定になっており、現在の設定内容が登録番号1
に登録されていることを知ることができる。また、ピア
ノその他の鍵盤楽器の音色であることを示す「001
PIANO」のオブジェクトT1(6)の位置にカーソ
ルが位置しており、そのオブジェクトT1(6)全体が
カーソル色で表示されている。
【0021】そして、例えば図5の状態で[ENTE
R]キー24が押されると、図6に示すようなポップア
ップ画面状態の設定画面が表示される。ポップアップ画
面状態においては、TONES(音色)などに関するオ
ブジェクトが複数のグループに分類されてグループ単位
で表示される。この例の電子鍵盤楽器1では、TONE
S(音色)に関するオブジェクトが128個用意されて
おり、これが16のグループに分類されて8個ずつ表示
される。各グループの先頭のオブジェクトはそのグルー
プ内の最も代表的な音色名を表している。
【0022】例えば、図6の場合、ノーマル画面状態に
おいてTONES(音色)の欄の「001 PIAN
O」が選択されたことにより、鍵盤楽器の音色を示すオ
ブジェクトのうち、「001 PIANO」(アコース
ティックピアノ)、「006ELEC PIANO
1」(電子ピアノ 1)、「007 HARPSICH
ORD」(ハープシコード)等のオブジェクトP1
(0)〜P8(7)がポップアップ表示されている。な
お、図6中の各符号の括弧内の数字は、ポップアップ画
面状態の設定画面におけるオブジェクトの位置番号を示
している。
【0023】そして、ポップアップ画面状態では、現在
ポップアップ表示されているグループに属さないオブジ
ェクトを指示するキー入力操作がなされると、新たに指
示されたオブジェクトの属するグループのオブジェクト
がポップアップ表示されるようになっている(図7、図
8参照)。
【0024】図2には、上記電子鍵盤楽器1の構成がブ
ロック図で示されている。同図に示すように電子鍵盤楽
器1は、鍵盤2、押鍵検出回路3、カーソルキーその他
のスイッチ群4、スイッチ操作検出回路5、プログラム
ROM(Read OnlyMemory)6、CPU
(Central Processinng Uni
t)7、データROM8、タイマー回路9、RAM(R
andom Access Memory)10、VD
P(Video Digital Processo
r)11、ビデオRAM(VRAM)12、ビデオ信号
変換回路(D/A)13、表示装置14、楽音発生回路
15、D/A変換回路16L、16R、アンプ17L、
17R、及びスピーカ18L、18Rからなる。
【0025】押鍵検出回路3は、押鍵された鍵の番号や
ベロシティ値等をCPU7に出力する。スイッチ操作検
出回路5は、カーソルキーその他のスイッチ群4の操作
を検出して検出信号をCPU7に出力する。プログラム
ROM6には、電子鍵盤楽器としての処理に必要なプロ
グラムや各種システムデータが格納されている。
【0026】データROM8には、カーソル移動データ
(図3参照)、オブジェクトの画像データ、オブジェク
トの属性データ(番号、座標、サイズ、色)などの表示
処理に必要となるデータや、音色データ、伴奏データ、
リズムデータなどの楽音処理に必要となるデータが予め
格納されている。
【0027】CPU7は、プログラムROM6に記憶さ
れたプログラムに従ってデータROM8から必要なデー
タを逐次読み出し、RAM14をワークメモリに使用し
て電子鍵盤楽器1の各部を制御する。すなわち、CPU
7は、プログラムROM6内のプログラムに従ってデー
タROM8内のデータやRAM10内のデータを読み出
し、画像データを生成してVDP11に出力するととも
に楽音データを生成して楽音発生回路15に出力する。
【0028】タイマー回路9は、CPU7が各種プログ
ラムを実行する際に必要となる各種時間を演算するため
のクロック信号を発生する。RAM10は、各種レジス
タ(図4参照)やカウンタ等を備え、楽音制御や画像制
御に必要な各種データを格納する。VDP11は、RA
M10上に展開された画像データをビデオRAM12に
逐次取り込み、その画像データをビデオ信号変換回路1
3に出力する。
【0029】ビデオ信号変換回路13は、VDP11か
らのディジタル画像データをコンポジットビデオ信号に
変換して表示装置14に出力する。楽音発生回路15
は、CPU7から供給される楽音データに基づいてステ
レオのディジタル楽音信号を発生し、D/A変換器16
L、16Rにそれぞれ出力する。D/A変換器16L、
16Rは、楽音発生回路15からのディジタル楽音信号
をそれぞれアナログ楽音信号に変換してアンプ17L,
17Rに出力する。
【0030】アンプ17L,17Rは、D/A変換器1
6L、16Rを通して送られてくるアナログ楽音信号を
増幅して左右のスピーカ18L、18Rにそれぞれ出力
する。図3は、データROM8に格納されているカーソ
ル移動データのデータ構成を示している。同図に示すよ
うに、カーソル移動データは、ノーマル画面状態とポッ
プアップ画面状態の各画面状態毎に用意されている。
【0031】ノーマル画面状態用のデータ領域の最初の
6ワード(48ビット)の領域には、ノーマル画面状態
に入ったときにカーソルが最初に位置するオブジェクト
のx座標、y座標、位置番号(0)及びオブジェクト
(object)番号からなる初期位置情報が記憶され
ている。そして、これに続く24ワードの領域には、ノ
ーマル画面における位置番号(0)のオブジェクトの位
置(初期位置)にカーソルが位置しているときに[↑]
キー22U、[↓]キー22D、[←]キー22Lおよ
び[→]キー22Rがそれぞれ操作された場合における
カーソルの移動先のオブジェクトの情報が、各キー操作
に対応する各移動先毎に6ワードずつのデータとして記
憶されている。
【0032】そして、これに続く領域には、位置番号1
〜18の各オブジェクトの位置にカーソルが位置してい
るときに[↑]キー22U、[↓]キー22D、[←]
キー22Lおよび[→]キー22Rがそれぞれ操作され
た場合におけるカーソル移動先のオブジェクトの情報
(座標(x,y)、位置番号、オブジェクト番号)が、
各キー操作に対応する各移動先毎に6ワードずつのデー
タとして記憶されている。
【0033】ポップアップ画面状態用のデータ領域の最
初の6ワードは、ポップアップ画面に入ったときにカー
ソルが最初に位置するオブジェクトの座標(x,y)、
位置番号(0)及びオブジェクト(object)番号
からなる初期位置情報が記憶されている。そして、これ
に続く24ワードは、ポップアップ画面における位置番
号(0)のオブジェクトの位置にカーソルが位置してい
るときに[↑]キー22U、[↓]キー22D、[←]
キー22Lおよび[→]キー22Rがそれぞれ操作され
た場合におけるカーソルの移動先のオブジェクトの座標
(x,y)、位置番号及びオブジェクト番号が、各キー
操作に対応する移動先毎に3ワード分のデータとして記
憶されている。以降は各移動先からの[↑]キー22
U、[↓]キー22D、[←]キー22Lおよび[→]
キー22Rの操作によるさらなる移動先の座標(x,
y)、位置番号及びオブジェクト番号が、各キー操作に
対応する移動先毎に6ワード分のデータとして記憶され
ている。
【0034】そして、これに続く領域には、位置番号0
〜7の各オブジェクトの位置にカーソルが位置している
ときに[↑]キー22U、[↓]キー22D、[←]キ
ー22Lおよび[→]キー22Rがそれぞれ操作された
場合におけるカーソル移動先のオブジェクトの情報(座
標(x,y)、位置番号、オブジェクト番号)が、各キ
ー操作に対応する各移動先毎に6ワードずつのデータと
して記憶されている。
【0035】図4は、RAM10内のレジスタ領域の構
成を示している。同図に示すように、RAM10内には
現在の画面状態がノーマル画面状態であるかポップアッ
プ画面状態であるかを記憶しておくための画像状態レジ
スタの領域31と、現在どのオブジェクトの位置にカー
ソルがあるかを記憶しておくためのカーソル位置番号レ
ジスタの領域32と、現在カーソルが位置しているオブ
ジェクトデータの番号を記憶しておくためのカーソルオ
ブジェクト番号レジスタの領域33と、現在読み出し中
のカーソル移動データのアドレスを記憶しておくための
カーソル移動データアドレスレジスタの領域34と、現
在スプリットポイントが設定されている鍵番号を記憶し
ておくためのスプリットポイントレジスタの領域35
と、現在トーンスプリット状態になっている否かを記憶
しておくためのトーンスプリット状態レジスタの領域3
6と、現在選択されている音色番号を記憶しておくため
の音色番号レジスタの領域37と、現在選択されている
グループの番号を記憶しておくためのグループ番号レジ
スタの領域38と、現在選択されている伴奏モードの番
号を記憶しておくための伴奏モードレジスタの領域39
とを有している。
【0036】CPU7は、プログラムROM6内のプロ
グラムに従って上記各種レジスタの内容を逐次更新する
とともに常時チェックし、この内容に応じて図12〜図
20に示す各種処理を実行する。なお、上記レジスタや
カウンタ等は、CPU7内のメモリに蓄えられてもよ
い。
【0037】次に、電子鍵盤楽器1の動作例について、
図12〜図20のフローチャートに従って説明する。 <メイン処理>電源スイッチ19がオンされると図12
に示すメイン処理が実行される。メイン処理において
は、まず、RAM10内の各種レジスタやカウンタをク
リアし、VRAM12の残存データを消去するなど、電
子鍵盤楽器1の各部の初期化処理(ステップS100)
がなされる。
【0038】初期化処理が終了すると、電子鍵盤楽器1
上に配設された鍵盤2並びに各種スイッチ群4、すなわ
ち、電源スイッチ19、モード選択ボタン20、音量調
節操作子21、カーソルキー22U、22D、22L、
22R、キャンセルキー23、エンターキー24、ソン
グ/リズム選択スイッチ25A〜25E、及びファンク
ションキーf1〜f5を走査して各操作子の操作状態を
取り込むスイッチ等走査処理(ステップS101)が行
われる。そして、スイッチ等走査処理において取り込ま
れた操作状態に応じて、各種スイッチ処理(ステップS
102)が実行され、さらに鍵盤処理(ステップS10
3)が実行される。
【0039】その後、各種スイッチ処理及び鍵盤処理に
て得られたデータに基づいて楽音データを生成して楽音
発生回路15に出力する楽音処理(ステップS104)
がなされる。この楽音処理が終了すると、ステップS1
01に戻って、同様の処理が繰り返し実行される。
【0040】<各種スイッチ処理>各種スイッチ処理
(ステップS102)では、図13に示すように[EN
TER]キー処理(ステップS201)、[↑],
[↓]キー処理(ステップS202)、[←],[→]
キー処理(ステップS203)、[f2]キー処理(ス
テップS204)、及びその他のキー処理(ステップS
205)が順次繰り返し実行される。
【0041】<[ENTER]キー処理>[ENTE
R]キー処理では、図14に示すように先ず現在の画面
状態がノーマル画面状態であるか否かが判断される(ス
テップS301)。そして、現在ノーマル画面状態にな
っていると判断された場合には、ステップS302にお
いて、現在カーソルが位置しているオブジェクトの位置
番号が0〜3であるか、すなわち伴奏モードの状態を表
すいずれかのオブジェクトの位置に現在カーソルが位置
しているか否かがチェックされる。さらに、ステップS
305において、現在カーソルが位置しているオブジェ
クトの位置番号が6〜9であるか、すなわち音色名を表
すいずれかのオブジェクトの位置に現在カーソルが位置
しているか否かがチェックされる。さらに、ステップS
308において、現在カーソルが位置しているオブジェ
クトの位置番号が4であるか、すなわちリズム名のオブ
ジェクトの位置に現在カーソルが位置しているか否かが
チェックされる。
【0042】そして、ステップS302において、現在
カーソルが位置しているオブジェクトの位置番号が0〜
3であると判断された場合には、カーソルの位置してい
るオブジェクトの属性データに基づいて伴奏モードが変
更され(ステップS303)、図18に示すスプリット
表示処理が実行される(ステップS304)。
【0043】スプリット表示処理では、まず、現在トー
ンスプリット状態になっている否かがチェックされる
(ステップS701)。トーンスプリット状態のオン/
オフはファンクションキーf2(SPLIT)が押され
るたびに切り替えられる(図17、ステップS60
1)。
【0044】そして、トーンスプリット状態になってい
る場合には、鍵盤号が0からsplitpoint−1
の範囲の鍵オブジェクトのカラーがトーンスプリット設
定中であることを示すカラー(設定中カラー)に変更さ
れる(ステップS702、図9参照)。図9の例では、
KEY0〜KEY17の鍵オブジェクトが設定中のカラ
ーに変更されている。ここでカラー変更されている鍵オ
ブジェクトは、伴奏鍵盤(LOWER鍵盤)であること
を示している。なお、“splitpoint”は、ス
プリットポイントレジスタに記憶されている鍵盤号であ
る。
【0045】また、ステップS701において、現在ト
ーンスプリット状態になっていないと判断された場合に
は、現在伴奏モードになっている否かがチェックされる
(ステップS703)。そして、伴奏モードになってい
る場合には、鍵盤号が0からsplitpoint−1
までの鍵オブジェクトのカラーがトーンスプリット設定
中のカラーに変更される(ステップS704)。したが
って、ノーマル画面状態において、伴奏モードのオブジ
ェクト(位置番号0〜3)にカーソルが位置していると
きに[ENTER]キー24が押されると、前記ステッ
プS303で伴奏モードが変更されると同時に鍵オブジ
ェクトのカラー変更がなされる。また、ステップ703
において、伴奏モードになっていないと判断された場合
には、設定中のカラーに変更されている鍵オブジェクト
が元のカラーに戻される(ステップS705)。
【0046】図17に示す[f2]処理では、ファンク
ションキーf2(SPLIT)が押されるたびにトーン
スプリット状態のオン/オフが切り替えられ(ステップ
S601)、これに伴って上記スプリット表示処理が実
行される(ステップS602)。
【0047】図14に戻り、ステップS305におい
て、現在カーソルが位置しているオブジェクトの位置番
号が6〜9のいずれかであると判断された場合には、画
面状態がノーマル画面状態から音色設定のポップアップ
画面状態に切り替えられるとともに(ステップS30
6、図6〜図8参照)、カーソル移動データの読み出し
開始アドレスがポップアップ画面状態用の音色に関する
データ領域の先頭アドレスにセットされる(ステップS
307)。
【0048】また、現在カーソルが位置しているオブジ
ェクトの位置番号が4であると判断された場合には、画
面状態がノーマル画面状態からリズム設定用のポップア
ップ画面状態に切り替えられるとともに(ステップS3
09)、カーソル移動データの読み出し開始アドレスが
ポップアップ画面状態用のリズムに関するデータ領域の
先頭アドレスにセットされる(ステップS310)。
【0049】また、現在カーソルが位置しているオブジ
ェクトの位置番号が上記のいずれでもない場合、すなわ
ちノーマル画面状態において位置番号が5あるいは10
〜18のオブジェクトの位置にカーソルが位置している
状態で[ENTER]キー24が押されたときには、カ
ーソル指定されたオブジェクトの属性データに基づく処
理がなされる。
【0050】また、ステップS301において現在の画
面状態がノーマル画面状態ではないと判断された場合に
は、現在の画面状態が音色設定用のポップアップ画面状
態であるか否かが判断され(ステップS312)、続い
て、現在の画面状態がリズム設定用のポップアップ画面
状態であるか否かが判断される(ステップS316)。
【0051】そして、ステップS312において現在の
画面状態が音色設定用のポップアップ画面状態であると
判断された場合には、現在カーソル指定されている音色
名のオブジェクトの音色番号が確定する処理がなされる
(ステップS313)。そして、音色番号確定後、画面
状態がノーマル画面状態に戻され(ステップS31
4)、カーソル移動データの読み出し開始アドレスがノ
ーマル画面状態用のデータ領域の先頭アドレスにセット
される(ステップS315)。
【0052】また、ステップS316において現在の画
面状態がリズム設定用のポップアップ画面状態であると
判断された場合には、現在カーソル指定されているリズ
ム名のオブジェクトのリズム番号が確定される(ステッ
プS317)。そして、リズム番号確定後、画面状態が
ノーマル画面状態に戻され(ステップS318)、カー
ソル移動データの読み出し開始アドレスがノーマル画面
状態用のデータ領域の先頭アドレスにセットされる(ス
テップS319)。
【0053】また、現在の画面状態が上記のいずれでも
ない場合、すなわち音色設定用及びリズム設定用以外の
ポップアップ画面状態において[ENTER]キー24
が押されたときには、そのポップアップ画面中でカーソ
ル指定されたオブジェクトの属性データに基づく処理が
なされる。
【0054】<[↑],[↓]キー処理>[↑]キー2
2Uまたは[↓]キー22Dが押されると、図15に示
す[↑],[↓]キー処理が実行される。[↑],[↓]
キー処理では、まず現在の画面状態がポップアップ画面
状態であるか否かが判断される(ステップS401)。
ポップアップ画面状態になっていない場合には、カーソ
ル位置移動処理(ステップS402)が実行され、
[↑]キー22Uまたは[↓]キー22Dにより指定さ
れたオブジェクトの位置にカーソルが移動される。
【0055】その後、カーソル移動先のオブジェクトの
位置番号が18か否か、すなわちスプリットポイントを
表示するオブジェクトSPの位置にカーソルが移動した
否かが判断される(ステップS403)。そして、スプ
リットポイントを表示するオブジェクトSPの位置にカ
ーソルが位置している場合には、スプリットポイントの
境界設定入力状態であることを示す表示を行う(ステッ
プS404)。これは、そのとき位置番号18のオブジ
ェクトに表示されているスプリットポイントに対応する
鍵オブジェクトのカラーを変更することによりなされる
(図11参照)。
【0056】そして、ステップ403においてカーソル
の位置しているオブジェクトの位置番号が18ではない
と判断された場合には、スプリットポイントの境界設定
入力中の表示をオフする(ステップS405)。また、
ステップS401において現在の画面状態がポップアッ
プ画面状態であると判断された場合には、[↓]キー2
2Dが押されていたか否かがチェックされ(ステップS
406)、[↓]キー22Dが押されていた場合には、
[↓]キー22Dによるカーソル位置移動処理が実行さ
れる(ステップS407)。
【0057】その後、カーソル移動先のオブジェクトの
位置番号が0であるかチェックし(ステップS40
8)、位置番号が0でなければ、グループ表示はそのま
まで、一段下のオブジェクト(位置番号7)の位置にカ
ーソルが移動される(ステップS416)。
【0058】また、ステップS409において位置番号
が0と判断された場合、今度はカーソル移動先のオブジ
ェクトの属するグループのグループ番号(音色グループ
の場合0〜15)がチェックされ(ステップS40
9)、グループ番号が最大(音色グループの場合15)
になっていなければ、グループ番号のカウンタ値がイン
クリメントされ(ステップS411)、その次のグルー
プがポップアップ表示される(ステップS416)。
【0059】また、ステップS409においてグループ
番号が最大であると判断された場合には、グループ番号
のカウンタ値がクリアされて(ステップS410)、先
頭のグループがポップアップ表示される(ステップS4
16)。また、前記ステップS406において[↓]キ
ー22Dが押されていないと判断された場合には、
[↑]キー22Uによるカーソル位置移動処理が実行さ
れる(ステップS412)。
【0060】その後、カーソル移動先のオブジェクトの
位置番号が7であるかチェックし(ステップS41
3)、位置番号が7でなければ、グループ表示はそのま
まで、一段上のオブジェクト(位置番号1)の位置にカ
ーソルが移動される(ステップS416)。また、ステ
ップS413において位置番号が7と判断された場合、
今度はカーソル移動先のオブジェクトの属するグループ
のグループ番号がチェックされ(ステップS413)、
グループ番号が0になっていなければ、グループ番号の
カウンタ値がデクリメントされて(ステップS41
7)、その前のグループがポップアップ表示される(ス
テップS416)。
【0061】また、ステップS414においてグループ
番号が0であると判断された場合には、グループ番号の
カウンタ値が最大値にセットされて(ステップS41
5)、最後のグループがポップアップ表示される(ステ
ップS416)。上記[↑],[↓]キー処理によれ
ば、ポップアップ画面状態において[↓]キー22Dが
押されると、ポップアップ表示部内でカーソルが次々と
下の段のオブジェクトに移動し、表示中のグループの一
番下のオブジェクトの位置にカーソルが移動した状態で
さらに[↓]キー22Dが押されると、その次のグルー
プがポップアップ表示される。そして、最終グループの
一番下のオブジェクトの位置にカーソルが位置している
状態で[↓]キー22Dが押されると、先頭のグループ
がポップアップ表示される。
【0062】また、ポップアップ画面状態において
[↑]キー22Uが押されると、ポップアップ表示部内
でカーソルが上に移動し、表示されているグループの一
番上のオブジェクトの位置にカーソルが移動した状態で
さらに[↑]キー22Uが押されると、その一つ前のグ
ループがポップアップ表示される。そして、先頭グルー
プの一番上のオブジェクトの位置にカーソルが位置して
いる状態で[↑]キー22Uが押されると、最終グルー
プがポップアップ表示される。
【0063】<[←],[→]キー処理>[←]キー2
2Lまたは[→]キー22Rが押されると、図16に示
す[←],[→]キー処理が実行される。[←],[→]
キー処理では、まず現在の画面状態がポップアップ画面
状態であるか否かが判断される(ステップS501)。
ポップアップ画面状態になっていない場合には、カーソ
ル位置移動処理(ステップS502)が実行され、
[←]キー22Lまたは[→]キー22Rにより指示さ
れたオブジェクトの位置にカーソルが移動される。
【0064】また、ステップS501において現在の画
面状態がポップアップ画面状態であると判断された場合
には、カーソル位置移動処理(ステップS503)が実
行された後、[←]キー22Lまたは[→]キー22R
が押されたときにカーソルが位置していたオブジェクト
の属するグループのグループ番号がチェックされ(ステ
ップS504)、グループ番号が最大になっていなけれ
ば、グループ番号のカウンタ値がインクリメントされて
(ステップS4117)、その次のグループがポップア
ップ表示される(ステップS506)。
【0065】また、ステップS504においてグループ
番号が最大であると判断された場合には、グループ番号
のカウンタ値が0にセットされて(ステップS50
5)、先頭のグループがポップアップ表示される(ステ
ップS506)。すなわち上記処理によれば、ポップア
ップ画面状態において[←]キー22Lまたは[→]キ
ー22Rが押されると、カーソルの位置は変わらず、順
次その次のグループがポップアップ表示される。
【0066】<カーソル移動処理>前記カーソル移動処
理(ステップS402、S407、S412、S50
2、S504)では、図19に示すように、先ず現在カ
ーソルが位置しているオブジェクトの番号をチェック
し、その番号のオブジェクトのカラーをカーソル色から
元の色に戻す処理がなされ(ステップS801)、その
後、カーソルの移動先となる新たなオブジェクトのデー
タ(位置番号、オブジェクト番号等)を図3のカーソル
移動データから読み出す処理がなされる(ステップS8
02)。
【0067】ステップS802では、まず、カーソル移
動データの先頭ワード番号D(例えば、ノーマル画面状
態:0、ポップアップ画面状態:571)と、カーソル
移動元のオブジェクトの位置番号(原位置番号)Nと、
操作されたカーソルキーのキー番号nとが読み出され
る。この例では、[↑]キー22Uのキー番号は0、
[↓]キー22Dのキー番号は1、[←]キー22Lの
キー番号は2、[→]キー22Rのキー番号は3に設定
されている。
【0068】そして、読み出された先頭ワード番号Dと
位置番号Nとキー番号nとを次式(1)にそれぞれ代入
することにより、カーソルの移動先となる新たなオブジ
ェクトのデータが格納されているワード番号Xが計算さ
れる。
【0069】 X=D+6+24×N+6×n ・・・(1) そして、式(1)により算定されたワード番号X、すな
わち先頭からX番目のワードから始まるオブジェクトの
データが読み出される。
【0070】ここで、式(1)中の数字はワード数(1
ワード=8ビット)である。右辺第2項の定数6は、各
画面状態における初期位置情報のワード数に基づいてい
る。また、右辺第3項の係数24は、初期位置からの4
つの移動先のオブジェクト情報の合計ワード数に、第4
項の係数6は、初期位置からの4つの移動先の各オブジ
ェクト情報のワード数にそれぞれ基づいている。
【0071】したがって、ノーマル画面状態において、
たとえば位置番号0のオブジェクトにカーソルが位置し
ている状態において、[↓]キー22Dが押された場
合、D=0、N=0、n=1であるから、X=12と算
定され、先頭から12番目のワードから始まるオブジェ
クト(位置番号1)のデータが読み出される。また、同
じ位置で[←]キー22Lが押された場合には、D=
0、N=0、n=3であるから、X=24と算定され、
先頭から24番目のワードから始まるオブジェクト(位
置番号6)のデータが読み出される。
【0072】また、ノーマル画面状態で位置番号1のオ
ブジェクトにカーソルが位置している状態において、
[↓]キー22Dが押された場合、D=0、N=1、n
=1であるから、X=36と算定され、先頭から36番
目のワードから始まるオブジェクト(位置番号2)のデ
ータが読み出される。また、同じ位置で[←]キー22
Lが押された場合には、D=0、N=1、n=3である
から、X=48と算定され、先頭から48番目のワード
から始まるオブジェクト(位置番号7)のデータが読み
出される。また、同じ位置で[→]キー22Rが押され
た場合には、D=0、N=1、n=2であるから、X=
42と算定され、先頭から42番目のワードから始まる
オブジェクト(位置番号7)のデータが読み出される。
【0073】また、ポップアップ画面状態において、た
とえば位置番号1のオブジェクトにカーソルが位置して
いる状態において、[↓]キー22Dが押された場合、
D=571、N=1、n=1であるから、X=607と
算定され、先頭から607番目のワードから始まるオブ
ジェクト(位置番号2)のデータが読み出される。ま
た、同じ位置で[←]キー22Lが操作された場合に
は、D=571、N=1、n=3であるから、X=61
8と算定され、先頭から618番目のワードから始まる
オブジェクト(一つ後のグループ、位置番号1)のデー
タが読み出される。また、位置番号0のオブジェクトに
カーソルが位置している状態において、[↑]キー22
Uが押された場合、D=571、N=0、n=0である
から、X=578と算定され、先頭から578番目のワ
ードから始まるオブジェクト(一つ前のグループ、位置
番号7)のデータが読み出される。
【0074】上記のようにカーソル移動処理のステップ
S802では、各カーソルキーの操作に対応して、その
ときカーソルが位置しているオブジェクトに付帯してい
る移動先のオブジェクトのデータがデータROM8内の
カーソル移動データ領域から読み出される。そして、ス
テップS802で読み出された新たな位置番号のオブジ
ェクトのカラーがカーソル色に変更される(ステップS
803)。
【0075】<鍵盤処理>鍵盤2のいずれかの鍵が押さ
れると、図20に示す鍵盤処理が実行される。鍵盤処理
では、まず、カーソルの位置しているオブジェクトの位
置番号が18であるか、すなわちスプリットポイントを
表示するオブジェクトSPの位置にカーソルが位置して
いる否かが判断される(ステップS901)。そして、
スプリットポイントを表示するオブジェクトSPの位置
にカーソルが位置していない場合、すなわちスプリット
ポイント設定中の状態になっていない場合には、押され
た鍵盤の鍵盤号等に応じて通常のメロディ処理、伴奏処
理がなされる(ステップS906)。
【0076】また、ステップS901において位置番号
が18であると判断された場合には、鍵が押された(ノ
ートONあり)か否かがチェックされ(ステップS90
3)、ノートONありの場合、スプリットポイントの境
界設定入力状態のカラーになっている鍵オブジェクトが
元のカラーに戻される(ステップS903)。そして、
スプリットポイントが押鍵された鍵の位置に変更された
後(ステップS904)、新たにスプリットポイントに
設定された鍵オブジェクトのカラーがスプリットポイン
トの境界設定入力状態のカラーに変更される(ステップ
S905)。
【0077】以上のように動作する本実施形態例の電子
鍵盤楽器1によれば、外部の表示装置14の画面に音色
やリズム等の設定項目内容を表したオブジェクトをメニ
ュー表示し、画面を見ながらカーソルキーを操作するこ
とにより所望の音色名などを指定して設定入力を行うこ
とができる。
【0078】特に、この例の電子鍵盤楽器1では、カー
ソルキーが操作される度に、移動先のオブジェクトの位
置データをデータROM8から読み出して、該当する他
のオブジェクトの位置にカーソルを移動させるので、カ
ーソルを次々と別のオブジェクトの位置に素早く移動さ
せて短時間で所望のオブジェクトを選択することができ
る。
【0079】さらに、この例の電子鍵盤楽器1では、多
数の音色名やリズム名を関連する項目ごとの複数のグル
ープに分類し、グループ単位で次々とポップアップ表示
するようにしたので、多数の音色名やリズム名の項目中
から所望の項目を短時間で探し当てることができる。ま
た、カーソル移動指示手段として価格が比較的安く耐久
性に優れるカーソルキーを用いたことにより、マウスや
トラックボール等の回転体を備える指示装置を用いたも
のと比較して、製品コストが安く信頼性の高い楽音発生
装置を実現できる。
【0080】なお、以上の実施形態例では電子鍵盤楽器
の表示制御装置について説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、例えば、電子鍵盤楽器やエレク
トリックギターなどからの信号に基づいて様々な楽音信
号を生成する音源モジュールの表示制御装置や、パーソ
ナルコンピュータを使用して卓上で作曲・演奏を行う、
いわゆるDTM(Desk Top Music)シス
テムの表示制御装置にも適用できるものである。
【0081】
【発明の効果】以上要するに、本発明によれば以下のご
とき優れた効果を発揮することができる。 (1)請求項1記載の発明によれば、各オブジェクト毎
にそこから所定回数のキー入力操作により移動できる他
のオブジェクトのデータを予め用意しておくことによ
り、キー入力手段の操作に応じて瞬時に他のオブジェク
トの表示を切り替えることができる。
【0082】(2)請求項2記載の発明によれば、キー
入力手段にカーソルキーを使用し、各オブジェクト毎に
カーソルキーによって指定できる移動方向に対応した他
のオブジェクトのデータを予め用意しておくことによ
り、カーソルキーを操作することにより上下左右にある
他のオブジェクトの表示を瞬時に切り替えることができ
る。
【0083】(3)請求項3記載の発明によれば、キー
入力手段を操作してカーソルを移動させる度に、カーソ
ルの位置しているオブジェクトの色が所定の色に変化す
るので、現在どのオブジェクトがカーソル指示されてい
るかを分かりやすく表示することができる。
【0084】(4)請求項4記載の発明によれば、オブ
ジェクトを複数のグループに分類して表示し、グループ
単位で表示を切り替えていくことにより、多数のオブジ
ェクトの中から所望のオブジェクトを短時間で探し当て
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示制御装置を備える電子鍵盤楽器の
全体平面図である。
【図2】同上電子鍵盤楽器のブロック図である。
【図3】同上電子鍵盤楽器のデータROM内に格納され
ているカーソル移動データの構成を示す図である。
【図4】同上電子鍵盤楽器のRAM内に設けられている
レジスタ領域の構成を示す図である。
【図5】同上電子鍵盤楽器の設定画面の表示例を示す図
である。
【図6】同上電子鍵盤楽器の設定画面の表示例を示す図
である。
【図7】同上電子鍵盤楽器の設定画面の表示例を示す図
である。
【図8】同上電子鍵盤楽器の設定画面の表示例を示す図
である。
【図9】同上電子鍵盤楽器の設定画面の表示例を示す図
である。
【図10】同上電子鍵盤楽器の設定画面の表示例を示す
図である。
【図11】同上電子鍵盤楽器の設定画面の表示例を示す
図である。
【図12】同上電子鍵盤楽器のメイン処理動作を示すフ
ローチャートである。
【図13】同上電子鍵盤楽器の各種スイッチ処理動作を
示すフローチャートである。
【図14】同上電子鍵盤楽器の[ENTER]キー処理
動作を示すフローチャートである。
【図15】同上電子鍵盤楽器の[↑]、[↓]キー処理
動作を示すフローチャートである。
【図16】同上電子鍵盤楽器の[←]、[→]キー処理
動作を示すフローチャートである。
【図17】同上電子鍵盤楽器の[f2]キー処理動作を
示すフローチャートである。
【図18】同上電子鍵盤楽器のスプリット表示処理動作
を示すフローチャートである。
【図19】同上電子鍵盤楽器のカーソル位置移動処理動
作を示すフローチャートである。
【図20】同上電子鍵盤楽器の鍵盤処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 電子鍵盤楽器 2 鍵盤 3 押鍵検出回路 4 カーソルキーその他のスイッチ群 5 スイッチ操作検出回路 6 プログラムROM 7 CPU 8 データROM 9 タイマー回路 10 RAM 11 表示装置 12 楽音発生回路 13L、13R D/A変換回路 14L、14R アンプ 15L、15R スピーカ 15R、15L スピーカ 16 電源スイッチ 17 モード選択ボタン 20U、20D、20L、20R カーソルキー 21 キャンセルキー 22 エンターキー f1〜f5 ファンクションキー A1(0)〜A4(3) オブジェクト AA1(5) オブジェクト P1(0)〜P8(7) オブジェクト R1(10)〜R8(17) オブジェクト RTM8(4) オブジェクト SP1(18) オブジェクト T1(6) オブジェクト T6(7) オブジェクト T50(9) オブジェクト T92(8) オブジェクト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】設定内容を表す複数のオブジェクトと所望
    のオブジェクトを指示するためのカーソルとを画面上に
    表示させる信号を発生する表示信号発生手段と、 オブジェクトからオブジェクトへカーソルを移動させる
    ためのキー入力手段と、 各オブジェクト毎に、そのオブジェクトの位置からカー
    ソルが次に移動することができる移動先のオブジェクト
    の位置データを前記キー入力手段の操作状態に対応させ
    て記憶した記憶手段と、 前記キー入力手段が操作されたときに、現在カーソルが
    位置しているオブジェクトに付帯している前記移動先の
    オブジェクトの位置データを前記キー入力手段の操作状
    態に応じて前記記憶手段から読み出し、その位置データ
    に基づいて該当する他のオブジェクトの位置にカーソル
    を移動させるカーソル制御手段とを備えたことを特徴と
    する表示制御装置。
  2. 【請求項2】前記キー入力手段は、前記画面上における
    前記カーソルの上下左右への移動を指示するカーソルキ
    ーを備えていることを特徴とする請求項1記載の表示制
    御装置。
  3. 【請求項3】前記カーソルは、これが現在位置している
    オブジェクトの色を所定の色に変化させることにより表
    示されることを特徴とする請求項1または2に記載の表
    示制御装置。
  4. 【請求項4】前記表示制御装置は、前記オブジェクトを
    複数のグループに分類してグループ単位で表示を行い、
    現在表示されていないグループに属するオブジェクトが
    指示されたときには、当該オブジェクトの属するグルー
    プを表示するオブジェクト表示制御手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の表示制
    御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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