JPH0979637A - レンジフードファン - Google Patents

レンジフードファン

Info

Publication number
JPH0979637A
JPH0979637A JP7232468A JP23246895A JPH0979637A JP H0979637 A JPH0979637 A JP H0979637A JP 7232468 A JP7232468 A JP 7232468A JP 23246895 A JP23246895 A JP 23246895A JP H0979637 A JPH0979637 A JP H0979637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
hood
photocatalyst
lamp
range hood
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7232468A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3388494B2 (ja
Inventor
Taido Ushida
泰道 牛田
Kazumi Tamura
一美 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP23246895A priority Critical patent/JP3388494B2/ja
Publication of JPH0979637A publication Critical patent/JPH0979637A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3388494B2 publication Critical patent/JP3388494B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ventilation (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタの掃除を容易に行うことができると
共に、フィルタから臭いが発生することを抑えることが
できるようにする。 【解決手段】 フード本体11内に配設されるフィルタ
17に、酸化チタンからなる光触媒22を設ける。フー
ド本体11内前部のフィルタ17の下方に、紫外線を含
む光を発するランプ26を備えたランプボックス25を
設ける。送風機12の運転に伴い、油煙などの汚れ物質
がフィルタ17にて捕集される。そして、ランプ26の
光が光触媒22に照射されると、光触媒22が活性化さ
れてフィルタ17に付着した汚れ物質が酸化分解される
ようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フード本体内の排
気経路中に、油煙などを捕集するフィルタを備えたレン
ジフードファンに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種レンジフードフ
ァンの従来構成を図10に示す。この図10において、
フード本体1は、図示しないレンジの上方に設置される
ようになっており、内部に送風機2が配設された本体ケ
ース3と、この本体ケース3の下部に配置されて下面に
開口部4aを有したフード4とから構成されている。本
体ケース3の内部とフード4の内部とは連通状態となっ
ており、このうちフード4内に、油煙などを捕集するた
めのフィルタ5が配設されている。このフィルタ5は、
後端部をフード4内に設けられた油受けカバー6の支持
部6aに挿入して支持させると共に、前部をフード4内
に設けられた取付板7にねじ8により固定することによ
って、フード4内に後下がりの傾斜状態にて取り付けら
れている。フード4の前面部には操作スイッチ9が配設
されており、フード4内の前部には、その操作スイッチ
9を裏側から覆うようにスイッチカバー9aが取り付け
られている。
【0003】上記構成において、操作スイッチ9の操作
に基づき送風機2が運転されると、その送風機2の羽根
2aの送風作用により、油煙などを含む空気が、フード
4の下面開口部4aからフィルタ5を通って送風機2の
ファンケーシング2b内に吸入され、この後、本体ケー
ス3に設けられた排気口3aから図示しないダクトを通
って屋外へ排出される。このとき、油煙などを含む空気
がフィルタ5を通過する際に、油煙などの汚れ物質がフ
ィルタ5にて捕集される。
【0004】ところで、このような構成のものでは、フ
ィルタ5は、油煙などを捕集することに伴って汚れるこ
とになるため、掃除する必要がある。フィルタ5に捕集
された油煙などの汚れ物質は、次第に固まり、フィルタ
5にこびりつくような状態となるため、容易には取り除
くことができないものであり、従来では、フィルタ5の
掃除に手間がかかるものであった。しかも、フィルタ5
に付着した汚れ物質から臭いが発生する不具合もあっ
た。
【0005】また、フィルタ5により油煙などの汚れ物
質を捕集するとはいっても、排気流に含まれる汚れ物質
のすべてをフィルタ5により捕集することはできないた
め、フィルタ5を通過した後の排気流中にも汚れ物質が
含まれていることになる。従って、フィルタ5を通過し
た後の排気流中に含まれた油煙などの汚れ物質は、フー
ド4の内面や本体ケース3の内面にも付着することにな
る。このため、それらフード4の内面や本体ケース3の
内面も掃除する必要があるが、その汚れ物質も容易には
取り除くことができず、やはりその掃除に手間がかかる
ことになり、しかも付着した汚れ物質から臭いが発生す
るものであった。
【0006】さらに、フード本体1の外面(フード4及
び本体ケース3の外面)にも油煙などの汚れ物質が付着
することになるため、そこを掃除する必要があるが、前
述の場合と同様に、その汚れ物質も容易には取り除くこ
とができず、やはりその掃除に手間がかかることにな
り、しかも付着した汚れ物質から臭いが発生するもので
あった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その第1の目的は、フィルタの掃除を容易に行う
ことができると共に、フィルタから臭いが発生すること
を抑えることができるレンジフードファンを提供するこ
とにあり、第2の目的は、フード本体の内面の掃除を容
易に行うことができると共に、フード本体の内面から臭
いが発生することを抑えることができるレンジフードフ
ァンを提供することにあり、第3の目的は、フード本体
の外面の掃除を容易に行うことができると共に、フード
本体の外面から臭いが発生することを抑えることができ
るレンジフードファンを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、上記した
第1の目的を達成するために、下面に開口部を有したフ
ード本体内の排気経路中に、油煙などを捕集するフィル
タを備えたレンジフードファンにおいて、前記フィルタ
に、紫外線を含む光を受けることに基づき油煙などの汚
れ物質を酸化分解する機能を有した光触媒を設けると共
に、前記フィルタより下方に位置する前記フード本体内
前部に、前記フィルタに紫外線を含む光を照射するラン
プを設けたことを特徴とするものである。
【0009】この第1の発明によれば、油煙などの汚れ
物質がフィルタにて捕集されるが、このフィルタに設け
られた光触媒に紫外線を含む光が照射されることに基づ
き、その汚れ物質が酸化分解されるようになり、これに
伴い臭いも分解されるようになる。
【0010】この場合、油煙などの汚れ物質は、フィル
タの下面に多く付着することになるため、光触媒はフィ
ルタの下面に設けることが好ましい。また、油煙などの
汚れ物質は、フィルタより下方に位置するフード本体の
内面にも付着しやすいため、その部分にも光触媒を設け
ることが好ましい。
【0011】第2の発明は、上記した第2の目的を達成
するために、下面に開口部を有したフード本体内の排気
経路中に、油煙などを捕集するフィルタを備えたレンジ
フードファンにおいて、前記フィルタより排気流の下流
側に位置するフード本体の内面に、紫外線を含む光を受
けることに基づき油煙などの汚れ物質を酸化分解する機
能を有した光触媒を設けると共に、前記フード本体内の
後部に、前記光触媒を設けた部分に紫外線を含む光を照
射するランプを設けたことを特徴とするものである。
【0012】この第2の発明によれば、フィルタを通過
した後の排気流中に含まれた油煙などの汚れ物質がフー
ド本体の内面に付着したとしても、フード本体の内面に
設けられた光触媒に紫外線を含む光が照射されることに
基づき、その汚れ物質が酸化分解されるようになり、こ
れに伴い臭いも分解されるようになる。
【0013】第3の発明は、上記した第3の目的を達成
するために、下面に開口部を有したフード本体内の排気
経路中に、油煙などを捕集するフィルタを備えたレンジ
フードファンにおいて、前記フード本体の外面に、紫外
線を含む光を受けることに基づき油煙などの汚れ物質を
酸化分解する機能を有した光触媒を設けたことを特徴と
するものである。
【0014】この第3の発明によれば、フード本体の外
面に油煙などの汚れ物質が付着したとしても、フード本
体の外面に設けられた光触媒に、フード本体周囲の紫外
線を含む光が照射されることに基づき、その汚れ物質が
酸化分解されるようになり、これに伴い臭いも分解され
るようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につい
て、図1及び図2を参照して説明する。まず、全体の構
成を示す図1において、フード本体11は、台所の図示
しないレンジの上方に設置されるようになっており、内
部に送風機12が配設された本体ケース13と、この本
体ケース13の下部に配置されて下面に開口部14aを
有したフード14とから構成されている。本体ケース1
3の内部とフード14の内部とは連通状態となってお
り、また、フード14の前部は、本体ケース13より前
方へ突出している。上記送風機12は、周知のように、
ファンケーシング15と、遠心ファンから成る羽根16
と、この羽根16を回転駆動するモータ(図示せず)と
から構成されている。本体ケース13の上面には排気口
13aが設けられており、この排気口13aには図示し
ないダクトが接続される。
【0016】フード本体11のうちフード14内には、
油煙などを捕集するためのフィルタ17が配設されてい
る。このフィルタ17は、後端部をフード14内に設け
られた油受けカバー18の支持部19に挿入して支持さ
せると共に、前部をフード14内に設けられた取付板2
0にねじ21により固定することによって、フード14
内に後下がりの傾斜状態にて取り付けられている。この
フィルタ17は、例えばパンチングメタル製であって、
図示はしないが多数の通気孔が形成されている。そし
て、このフィルタ17の下面及び上面、並びに各通気孔
の内周面には、酸化チタンから成る光触媒22を設けて
いる(光触媒22を設けた部分を、便宜上、図1におい
て太線で示す)。
【0017】ここで、光触媒22としては、例えば、石
原産業株式会社製のSTシリーズ(粉体)のST−0
1、ST−11、またはST−31、若しくはSTSシ
リーズ(液状)のSTS−01、STS−02、または
STS−11を用い、これをフィルタ17に例えば塗布
することによって設ける。この光触媒22は、油煙など
の汚れ物質(有機質)を吸着すると共に、紫外線を受け
ることに基づき活性化されてその吸着した汚れ物質を酸
化分解する機能を有している。
【0018】フード14の前面部には操作スイッチ23
が配設されており、フード14内の前部には、その操作
スイッチ23を裏側から覆うようにスイッチカバー24
が取り付けられている。フード14内の前部において、
フィルタ17の下方に位置するスイッチカバー24に
は、図2に示すランプボックス25が図示しないねじに
より取り付けられている。このランプボックス25の内
部には、紫外線を含む光を照射する、例えば直管状の蛍
光灯から成るランプ26が配設されており、また、ラン
プボックス25の傾斜状をなす後部上面には、ここに形
成された開口部25aを覆うようにガラス製のランプカ
バー27がねじ28により取り付けられている。
【0019】さて、上記構成において、操作スイッチ2
3の操作に基づき送風機12が運転されると、その送風
機12の羽根16の送風作用により、油煙などを含む空
気が、フード14の下面開口部14aからフィルタ17
を通って送風機12のファンケーシング15内に吸入さ
れ、この後、本体ケース13に設けられた排気口13a
からダクトを通って屋外へ排出される。このとき、油煙
などを含む空気がフィルタ17を通過する際に、油煙な
どの汚れ物質がそのフィルタ17にて捕集されることに
なる。フィルタ17にて捕集された汚れ物質は、光触媒
22にて吸着されることになる。
【0020】一方、ランプ26が点灯されると、このラ
ンプ26の光がフィルタ17に照射され、その光に含ま
れた紫外線が光触媒22に照射されることに基づき光触
媒22が活性化され、該光触媒22に吸着された汚れ物
質(油などの有機物)が酸化分解され、ガスとなって蒸
発するようになる。
【0021】このような本実施例によれば、油煙などの
汚れ物質がフィルタ17に捕集されるが、このフィルタ
17に設けられた光触媒22に紫外線を含む光が照射さ
れることに基づき、その汚れ物質が酸化分解されるよう
になるので、汚れ物質がフィルタ17にこびり付くよう
なことがなくなる。従って、フィルタ17の掃除として
は、例えば拭くだけの簡単な操作で良いことになる。ま
た、光触媒22による酸化分解により臭いも分解される
ようになるため、脱臭効果も発揮されて臭いの発生も抑
えられるようになる。
【0022】しかも、この場合、油煙などの汚れ物質は
フィルタ17の下面に最も多く付着することになるが、
このフィルタ17の下面に光触媒22を設けているの
で、一層効果的である。
【0023】この場合、ランプ26の制御としては、次
のような方法が考えられる。例えば送風機12とランプ
26を同期させて、送風機12の運転開始と同時にラン
プ26を点灯させ、送風機12の停止と同時にランプ2
6を消灯させるか、若しくは送風機12の停止後、一定
時間後にランプ26を消灯させる。なお、ランプ26の
制御の仕方としては、種々変形することができる。
【0024】図3は本発明の第2実施例を示したもので
あり、この第2実施例は上記した第1実施例とは次の点
が異なっている。すなわち、フード本体11におけるフ
ード14の内面のうち、フィルタ17より下方に位置す
る部分にも、光触媒22を設けている(光触媒22を設
けた部分を、便宜上、図3において太線及び斜線で示
す)。
【0025】レンジフードファンにおいて、油煙などの
汚れ物質は、フィルタ17の他に、このフィルタ17よ
り下方に位置するフード14の内面にも付着しやすいた
め、この部分にも光触媒22を設けることにより、そこ
に付着した汚れ物質も酸化分解できるようになるので、
そのフード14の内面の掃除も容易に行うことができる
ようになると共に、そのフード14の内面から臭いが発
生することも抑えることができるようになる。
【0026】図4は本発明の第3実施例を示したもので
あり、この第3実施例は上記した第1実施例とは次の点
が異なっている。すなわち、ランプボックス25におい
て、傾斜状をなす下面に、開口部25bを形成すると共
に、この開口部25bを覆うようにガラス製のランプカ
バー29をねじ28により取り付けている。この場合、
ランプ26が点灯されると、その光は、ランプカバー2
7を通してフィルタ17へ照射されると共に、ランプカ
バー29を通してフード本体11の下方へも照射される
ようになっている。この第3実施例によれば、ランプ2
6の光により図示しないレンジ回りを照明することがで
きる利点がある。
【0027】図5は本発明の第4実施例を示したもので
あり、この第4実施例は上記した第1実施例及び第3実
施例とは次の点が異なっている。すなわち、フィルタ3
0は、前記フィルタ17よりも厚さが厚い構成となって
いて、フィルタ17と同様に光触媒22が設けられてい
る。このフィルタ30の後端部には、L字形の引掛け部
31が設けられている。油受けカバー32の前端部に
は、その引掛け部31が挿入される第1及び第2の孔部
33a及び33bを有する支持部33が設けられてい
る。
【0028】この場合、フィルタ30は、図5に実線で
示すように、引掛け部31を第1及び第2の孔部33a
及び33bに挿入した状態で、前部を取付板34にねじ
21により固定することによって、フード14内に取り
付けられている。また、このフィルタ30は、ねじ21
を外し、図5に二点鎖線で示すように、引掛け部31を
中心に矢印A方向へ回動させた状態で、支持部33に吊
り下げ状態に支持させることができるようになってい
る。
【0029】また、ランプボックス35は、フィルタ3
0を実線で示す位置に取り付けた状態では、ランプ26
の光がランプカバー27を通してそのフィルタ30の下
面30aに照射され、また、フィルタ30を二点鎖線で
示す位置に吊り下げた状態では、ランプ26の光がラン
プカバー27及び29を通してそのフィルタ30の上面
30bに照射される(矢印B参照)構成となっている。
【0030】この第4実施例によれば、必要に応じてフ
ィルタ30の上面30b側へもランプ26の光(紫外
線)を照射することができるようになるので、フィルタ
30の上面30b側に付着した油煙などの汚れ物質も良
好に酸化分解することができる。また、フィルタ30の
後端部にもランプ26の光(紫外線)を照射することが
できるので、第1実施例に比し、この部分に付着する油
煙などの汚れ物質も良好に酸化分解することができる。
【0031】図6は本発明の第5実施例を示したもので
あり、この第5実施例は上記した第4実施例とは次の点
が異なっている。すなわち、フィルタ30の後端部の挿
入凸部36は平板状をなし、また、油受けカバー32の
前端部の支持部37には1個の孔部37aが形成されて
おり、挿入凸部36がその孔部37aに挿入されるよう
になっている。
【0032】この第5実施例においても、フィルタ30
の後端部にもランプ26の光(紫外線)を照射すること
ができるので、第1実施例に比し、この部分に付着する
油煙などの汚れ物質も良好に酸化分解することができ
る。
【0033】図7は本発明の第6実施例を示したもので
あり、この第6実施例は上記した第1実施例とは次の点
が異なっている。すなわち、フード本体11の内面のう
ち、フィルタ17より排気流の下流側である上部側、具
体的にはフィルタ17より上部側のフード14の内面及
び本体ケース13の内面全体に光触媒22を設けている
(光触媒22を設けた部分を、便宜上、図7において太
線で示す)。この場合、送風機12におけるファンケー
シング15の外面にも光触媒22を設けている。また、
ランプボックス38を、フード14内においてフィルタ
17の後方に設けている。この場合、ランプボックス3
8内のランプ26から発せられる光は、ランプカバー3
9を通して上記光触媒22が設けられた部分に照射され
る。
【0034】従って、この第6実施例によれば、フィル
タ17を通過した後の排気流中に含まれた油煙などの汚
れ物質がフード本体11の内面及びファンケーシング1
5の外面に付着したとしても、その汚れ物質は、それら
フード本体11の内面及びファンケーシング15の外面
に設けられた光触媒22により酸化分解されるようにな
るので、汚れ物質がフード本体11の内面やファンケー
シング15の外面にこびり付くようなことがなくなり、
その部分の掃除も容易に行うことができるようになる。
また、光触媒22による酸化分解により臭いも分解され
るようになるため、脱臭効果も発揮されて臭いの発生も
抑えられるようになる。
【0035】図8及び図9は本発明の第7実施例を示し
たものであり、この第7実施例は上記した第1実施例と
は次の点が異なっている。すなわち、フード本体11を
構成する本体ケース13及びフード14の外面のうち、
本体ケース13の上面を除いた外面に光触媒22を設け
ている(光触媒22を設けた部分を、便宜上、図8及び
図9において太線で示す)。通常、フード本体11が設
置された台所には照明用のランプ(図示せず)が設けら
れているため、フード本体11の外面に設けられた光触
媒22は、その台所照明用のランプの光(紫外線)にて
照射されることになる。
【0036】この第7実施例によれば、フード本体11
の外面に油煙などの汚れ物質が付着したとしても、その
汚れ物質は、フード本体11の外面に設けられた光触媒
22により酸化分解されるようになるので、そのフード
本体11の外面部分の掃除を容易に行うことができるよ
うになると共に、脱臭効果も発揮されて臭いの発生も抑
えられるようになる。
【0037】なお、本発明は上記した各実施例にのみ限
定されるものではなく、次のように変形または拡張する
ことができる。例えば、フード本体11としては、本体
ケース13とフード14とが一体に設けられたものでも
良い。また、送風機12がフード本体11内に収納され
たものではなく、送風機がフード本体の外部に設置され
る構成のものでも良い。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載のレンジフードファンに
よれば、フィルタに付着した油煙などの汚れ物質が、こ
のフィルタに設けられた光触媒に紫外線を含む光が照射
されることに基づき酸化分解されるようになることによ
り、フィルタの掃除を容易に行うことができると共に、
そのフィルタから臭いが発生することも抑えることがで
きるようになる。
【0039】請求項2に記載のレンジフードファンによ
れば、フィルタにおいて最も汚れやすい部分に光触媒を
設けることにより、光触媒による効果を一層効果的に得
ることができる。請求項3に記載のレンジフードファン
によれば、フィルタより下方に位置するフード本体の内
面に付着した汚れ物質も光触媒により酸化分解できるの
で、その部分の掃除も容易にできるようになると共に、
臭いの発生も抑えることができるようになる。
【0040】請求項4に記載のレンジフードファンによ
れば、ランプの光によりフード本体下方のレンジ回りも
照明することができるようになる。請求項5に記載のレ
ンジフードファンによれば、フィルタの下面及び上面に
もランプの光を照射できるようになり、それらフィルタ
の下面及び上面に付着した汚れ物質も光触媒により酸化
分解でき、フィルタの掃除が一層容易にできるようにな
ると共に、臭いの発生も抑えることができるようにな
る。
【0041】請求項6に記載のレンジフードファンによ
れば、フィルタを通過した後の排気流中に含まれた油煙
などの汚れ物質がフード本体の内面に付着したとして
も、そのフード本体の内面に設けられた光触媒に紫外線
を含む光が照射されることに基づき、その汚れ物質が酸
化分解されるようになるので、その部分の掃除を容易に
行うことができるようになると共に、その部分から臭い
が発生することも抑えることができるようになる。
【0042】請求項7に記載のレンジフードファンによ
れば、フード本体の外面に油煙などの汚れ物質が付着し
たとしても、フード本体の外面に設けられた光触媒に紫
外線を含む光が照射されることに基づき、その汚れ物質
が酸化分解されるようになるので、その部分の掃除を容
易に行うことができるようになると共に、その部分から
臭いが発生することも抑えることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す全体の縦断側面図
【図2】ランプボックスの斜視図
【図3】本発明の第2実施例を示すフードの縦断側面図
【図4】本発明の第3実施例を示すランプボックス部分
の縦断側面図
【図5】本発明の第4実施例を示す要部の縦断側面図
【図6】本発明の第5実施例を示す要部の縦断側面図
【図7】本発明の第6実施例を示す図1相当図
【図8】本発明の第7実施例を示す全体の側面図
【図9】正面図
【図10】従来構成を示す図1相当図
【符号の説明】
11はフード本体、12は送風機、14aは開口部、1
7はフィルタ、22は光触媒、25はランプボックス、
26はランプ、30はフィルタ、31は引掛け部、33
は支持部、35はランプボックス、38はランプボック
スである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面に開口部を有したフード本体内の排
    気経路中に、油煙などを捕集するフィルタを備えたレン
    ジフードファンにおいて、 前記フィルタに、紫外線を含む光を受けることに基づき
    油煙などの汚れ物質を酸化分解する機能を有した光触媒
    を設けると共に、 前記フィルタより下方に位置する前記フード本体内前部
    に、前記フィルタに紫外線を含む光を照射するランプを
    設けたことを特徴とするレンジフードファン。
  2. 【請求項2】 光触媒は、フィルタの下面に設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載のレンジフードファ
    ン。
  3. 【請求項3】 フィルタより下方に位置するフード本体
    の内面にも光触媒を設けたことを特徴とする請求項1記
    載のレンジフードファン。
  4. 【請求項4】 ランプの光がフード本体の下方へも照射
    されるようにしたことを特徴とする請求項1記載のレン
    ジフードファン。
  5. 【請求項5】 フィルタの後端部に引掛け部を設けると
    共に、フード本体にその引掛け部を介してフィルタを吊
    り下げ状態に支持し得る支持部を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載のレンジフードファン。
  6. 【請求項6】 下面に開口部を有したフード本体内の排
    気経路中に、油煙などを捕集するフィルタを備えたレン
    ジフードファンにおいて、 前記フィルタより排気流の下流側に位置する前記フード
    本体の内面に、紫外線を含む光を受けることに基づき油
    煙などの汚れ物質を酸化分解する機能を有した光触媒を
    設けると共に、 前記フード本体内の後部に、前記光触媒を設けた部分に
    紫外線を含む光を照射するランプを設けたことを特徴と
    するレンジフードファン。
  7. 【請求項7】 下面に開口部を有したフード本体内の排
    気経路中に、油煙などを捕集するフィルタを備えたレン
    ジフードファンにおいて、 前記フード本体の外面に、紫外線を含む光を受けること
    に基づき油煙などの汚れ物質を酸化分解する機能を有し
    た光触媒を設けたことを特徴とするレンジフードファ
    ン。
JP23246895A 1995-09-11 1995-09-11 レンジフードファン Expired - Fee Related JP3388494B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23246895A JP3388494B2 (ja) 1995-09-11 1995-09-11 レンジフードファン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23246895A JP3388494B2 (ja) 1995-09-11 1995-09-11 レンジフードファン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0979637A true JPH0979637A (ja) 1997-03-28
JP3388494B2 JP3388494B2 (ja) 2003-03-24

Family

ID=16939776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23246895A Expired - Fee Related JP3388494B2 (ja) 1995-09-11 1995-09-11 レンジフードファン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3388494B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001027539A1 (de) * 1999-10-14 2001-04-19 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Dunstabzugseinrichtung für küchendunst
JP2019081139A (ja) * 2017-10-30 2019-05-30 大阪瓦斯株式会社 調理排気排出装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001027539A1 (de) * 1999-10-14 2001-04-19 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Dunstabzugseinrichtung für küchendunst
JP2019081139A (ja) * 2017-10-30 2019-05-30 大阪瓦斯株式会社 調理排気排出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3388494B2 (ja) 2003-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20030230477A1 (en) Environmental air sterilization system
JP4310873B2 (ja) 空気清浄機
KR20150002366A (ko) Uv led를 구비한 후드 시스템
JP2006153289A (ja) 空気清浄装置
JPH0979637A (ja) レンジフードファン
JP2001087361A (ja) 光触媒式空気清浄機
JP2000228112A (ja) 照明装置
JPH11104225A (ja) 空気清浄装置
KR101568988B1 (ko) 공기 청정기
JP4308365B2 (ja) 喫煙用空気清浄機
JP4300653B2 (ja) 空気清浄機
JPS63315137A (ja) 空気清浄装置
JPH09122049A (ja) 電気掃除機
TWI721212B (zh) 抽油煙機
JP2002345944A (ja) 空気清浄機
JP2000005631A (ja) 空気清浄装置
JPH1163610A (ja) 局所換気装置
JP2000121113A (ja) 換気装置
JP3092996U (ja) 環境保護コンピュータケース
JP2000310434A (ja) 排虫用換気扇及びランプ点灯装置及びランプ
JPH11267427A (ja) 天井吊り下げ照明装置付き空気清浄機
JP3960993B2 (ja) 電気集塵装置
JPH06180135A (ja) キッチン用換気設備
JPH09313846A (ja) 空気清浄器
JP2001000814A (ja) 空気清浄器

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080117

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090117

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090117

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100117

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100117

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110117

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees