JPH09313846A - 空気清浄器 - Google Patents

空気清浄器

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JPH09313846A
JPH09313846A JP15348596A JP15348596A JPH09313846A JP H09313846 A JPH09313846 A JP H09313846A JP 15348596 A JP15348596 A JP 15348596A JP 15348596 A JP15348596 A JP 15348596A JP H09313846 A JPH09313846 A JP H09313846A
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JP
Japan
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air
umbrella
air purifier
filter
heat
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Application number
JP15348596A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Sugimoto
博幸 杉本
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Asahi Kasei Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】空気を清浄にするために特に外部動力を必要と
せず、また、運転騒音を抑制できる空気清浄器を提供す
ること。 【解決手段】熱源を有する機器に対応して設けられ、熱
源の熱により発生した空気対流が通過する場所に消臭又
は/及び脱煙の機能を有する空気清浄部が配置されてい
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気清浄器、詳し
くは、居住空間や会議室などに設置された熱源を有する
機器に対応して設けられ、熱源の熱により発生する空気
対流を利用して、室内の喫煙などによる臭いや煙草の煙
その他の塵埃を除去(消臭、脱煙)するように構成され
た空気清浄器に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、居住空間や会議室などにおいて、
喫煙などによる臭いや煙草の煙その他の塵埃を除去(消
臭、脱煙)するため、2つのタイプの空気清浄器が使用
されている。その一つは、ファンとフィルタを備えたも
のである。これは通常、室内の床面の片隅に設置され、
モータにより回転するファンにより室内の空気を空気清
浄器内に吸引し、汚れた空気をフィルタに透過して消臭
や脱煙を行い、清浄になった空気を再び室内に戻すとい
うものである。
【0003】もう一つは、電子イオン式と呼ばれるもの
で、これも通常、室内の床面の片隅に設置され、コロナ
放電によって空気中の臭いや煙などの微粒子をマイナス
イオンに帯電させ、イオン化したそれらの微粒子を空気
清浄器の周囲に発生させた電場により内部の正電極に引
き寄せ、吸着させて除去するというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者の空気清浄器は、モータファンを回転させるための外
部動力(電力)が必要で、その電源を備えなければなら
ず、運転費用がかかるという欠点がある。また、モータ
ファンを回転させるために騒音が発生するという問題も
ある。
【0005】また、上記後者の空気清浄器は、モータフ
ァンを使用しないため運転音は比較的静かで、あまり電
力も消費しないが、これはその近辺の臭いや煙などの微
粒子を(電場によって)引き寄せる方式のため、ファン
によって室内全体の空気を吸入する方式の前者の空気清
浄器よりも、空気の清浄速度が大変遅いという問題があ
る。
【0006】本発明は、上述のような課題を解決するた
めになされたものである。即ち、本発明の目的は、空気
を清浄にするために特に外部動力を必要とせず、また、
運転騒音を抑制できる空気清浄器を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため鋭意検討した結果、室内には通常、蛍光灯
や白熱灯などの照明器具が備えられ、また、冬季には床
面にストーブや電気ヒータなどが設置される点に着目し
た。即ち、これらの機器は必然的に発熱を伴う(又は発
熱体そのものである)ため、熱源としてその周辺に熱に
よる空気対流が生じている点に着目し、本発明を完成す
るに至った。
【0008】本発明は、熱源を有する機器に対応して設
けられ、熱源の熱により発生した空気対流が通過する場
所に消臭又は/及び脱煙の機能を有する空気清浄部が配
置されていることを特徴とする空気清浄器を提供するこ
とにより、上記目的を達成したものである。尚、上記空
気対流は、加熱された空気が浮力を受けるために生ずる
空気の流れを意味し、これには鉛直方向の上昇気流だけ
でなく、周囲の状況によっては斜め方向や横方向に流れ
る空気の流れも含まれる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1乃至図3は本発明の空気
清浄器の一実施例を示し、図1はその縦断面図、図2は
斜視図、図3は下面図である。
【0010】本実施例の空気清浄器は、室内に設けられ
る通常の照明器具の光源を熱源として利用したもので、
図1に示す如く、天井70から下方にパイプ状の吊り下
げ具51を垂下し、その下に、円筒の上面を閉塞した形
状の筐体30を取り付け(図2参照)、更にその下に円
錐台状の傘状体20を取り付け、この傘状体20の周縁
近傍の下側に2個の電灯支持具21を吊り下げ(図3参
照)、これに電灯(リング状の蛍光灯)10を支持させ
てある。
【0011】上記筐体30は、図2に示す如く、その上
面部と側面部にそれぞれ円形の空気流通孔31が4個ず
つ設けられている。尚、筐体30の材質は、特に制限さ
れないが、本実施例ではプラスチック又は金属が使用さ
れる。
【0012】また、上記傘状体20には、図1に示す如
く、中心に円形の穴22が設けられ、この穴22を塞ぐ
ようにフィルタ23(エアコンなどで通常使用されてい
るもの)が設置されている(図3参照)。このフィルタ
23は、傘状体20の下側から蝶ナット(図示省略)で
取り付けるようになっている。また、上記電灯支持具2
1は、弾性を有する帯状の金属板からなり、その下端部
が円形に湾曲され、その湾曲部で電灯10(蛍光灯のリ
ング部)を挟んで支持するようになっている。尚、上記
傘状体20の材質は、特に制限されないが、本実施例で
は、空気を透過せずかつ電灯10から出た光線をよく反
射するプラスチック又は金属が使用される。
【0013】また、上記傘状体20と筐体30で構成さ
れるフィルタ収納枠40の内部空間に、消臭又は/及び
脱煙の機能を有する空気清浄フィルタ41が収納され、
これにより本実施例の空気清浄部50が構成される。
尚、上記「消臭又は/及び脱煙」は、消臭又は脱煙のど
ちらか一方のみでもよく、あるいは消臭及び脱煙の両方
でもよいという意味である。上記空気清浄フィルタ41
は、本実施例では、特殊な消臭繊維を空気が透過できる
ような密度で充填してなる、消臭及び脱煙両方の機能を
有する布団綿状のフィルタが使用される。
【0014】また、本実施例では、傘状体20の中央部
のフィルタ23の上側に、下から上へ送風することので
きるモータファン60が設けられている。また、電灯1
0とモータファン60への電気配線は、図1に示す如
く、パイプ状の吊り下げ具51の内部を通した後、フィ
ルタ収納枠40(筐体30及び傘状体20)の内側を這
わせるように設置してある。
【0015】以上のように構成された本実施例の空気清
浄器においては、上記傘状体20の下方で電灯10の熱
により暖められた空気は、自然に上昇して円錐台状の傘
状体20の下面に沿って中央部に集められ、まず、フィ
ルタ23によって比較的大きい塵埃が除去され、次い
で、空気清浄フィルタ41の中を通過し、消臭及び脱煙
がされて清浄になり、空気流通孔31から室内に出る。
即ち、電灯10が点灯すると、図1の破線で示すような
空気の流れが発生する。また、電灯10の周囲の空気が
上昇するのに伴い、その下方付近の空気が次々と電灯1
0に向かって引き寄せられ、室内全体に空気の循環が生
ずる。
【0016】従って、本実施例の空気清浄器は、空気循
環用のファンを具備しなくても、室内の汚れた空気を空
気清浄フィルタ41に通すことが可能であり、このため
空気循環用のファンを運転するための外部動力は不要
で、空気清浄器の運転騒音を抑制することができる。
【0017】尚、本実施例においてはモータファン60
を設けてあるが、このモータファン60を回すことによ
り、空気対流による上昇気流が加速されるため、より迅
速に室内の空気を浄化することができる。従って、空気
の汚れが比較的ひどい空気清浄器の運転開始時などに
は、このモータファン60を回し、空気清浄器の立ち上
がりを良くすることが可能である。
【0018】また、本実施例の空気清浄器では、上述の
如く空気清浄部50が電灯10の上側に配置されている
ので、上昇気流がその中(フィルタ23及び空気清浄フ
ィルタ41)を通り易く、側方へあふれて迂回するおそ
れがない。このため空気の浄化が効率的に行われる。
【0019】また、傘状体20は円錐台状に形成されて
いるので、電灯10の熱により発生した上昇気流は、傘
状体20の下面に沿って、効果的に空気清浄フィルタ4
1へ通ずる中央部の穴22に集められる。また、傘状体
20を電灯10の上側に設けたので、この傘状体20に
より上昇気流が空気清浄部50内へ向かい易く、側方へ
逃げるおそれがない。また、フィルタ23は、傘状体2
0の下側から蝶ナットにより取り付けるようにしたの
で、その脱着による清掃が容易である。
【0020】また、居住空間や会議室などにおいては、
電灯10の直下付近に人間がいる場合が多く、煙草を吸
う人がいる場合には、そこから煙が立ち上るので、床面
上方の高所(天井70付近)に設置された電灯10に設
けた本実施例の空気清浄器は、その煙に対する消臭、脱
煙に特に有効である。
【0021】また、電灯10は普通、部屋の中央上部に
設置されるので、電灯10に付属させて設けた本実施例
の空気清浄器は、(部屋の床面の片隅に設置された空気
清浄器と比べ)部屋全体の消臭、脱煙に有利である。
【0022】また、本実施例の空気清浄器は、天井70
に近い電灯10の上側に空気清浄部50を設けたので、
空気清浄フィルタ41の量を多くして空気清浄部50が
多少嵩張ることになっても、邪魔になりにくいという利
点がある。また、電灯10のため既に電気の配線工事が
施されているので、煙センサ付きモータファン(モータ
ファン60に相当するもの)をコンセント無しで設置で
きるという利点もある。
【0023】尚、本発明は、上記実施例に制限されるも
のではなく、例えば、上記照明器具の光源としては発熱
があるものならば何でも良く、白熱灯でも良い。また、
上記熱源が、ストーブや電気ヒータでも良い。また、上
記傘状体は角錐台状でも碗状でも良く、上記筐体は上面
が閉塞された角筒状でも良い。また、上記空気流通孔は
筐体の側面部には無くても良い。また、上記空気清浄部
は、照明の邪魔にならない限り、照明器具の光源の下側
に配置しても良い。また、空気清浄フィルタとしては、
活性炭などの消臭剤やその他の脱煙剤を使用しても良
い。また、本実施例ではモータファンを備えたものを例
示したが、これを備えなくても良いのは言うまでもな
い。
【0024】また、空気清浄部は、上記実施例のように
熱源を有する機器に直接付属した状態でなく、熱源から
かなり離れた位置に配置しても良い。また、例えば熱源
がL字状に屈曲したダクト内に設けられて空気対流がそ
の熱源に対し横方向に発生する場合には、空気清浄部を
熱源の横方向に配置しても良い。その場合でも、空気清
浄部は、空気の流れに対し熱源の出側(高温側)に配置
しても良く、あるいは熱源の入側(低温側)に配置して
も良い。また、上記空気清浄部として電子イオン式空気
清浄器を配置し、この電子イオン式空気清浄器に空気対
流を利用させても良い。
【0025】
【発明の効果】本発明の空気清浄器は、空気を清浄にす
るために特に外部動力を必要とせず、また、運転騒音を
抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1に示す実施例の斜視図である。
【図3】図1に示す実施例の下面図である。
【符号の説明】
10 熱源(電灯) 20 傘状体 21 電灯支持具 22 穴 23 フィルタ 30 筐体 31 空気流通孔 40 フィルタ収納枠 41 空気清浄フィルタ 50 空気清浄部 51 吊り下げ具 60 モータファン 70 天井

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱源を有する機器に対応して設けられ、熱
    源の熱により発生した空気対流が通過する場所に消臭又
    は/及び脱煙の機能を有する空気清浄部が配置されてい
    ることを特徴とする空気清浄器。
  2. 【請求項2】上記熱源が照明器具の光源であることを特
    徴とする請求項1記載の空気清浄器。
  3. 【請求項3】上記空気清浄部の下側に、空気対流をこの
    空気清浄部に集める機能を持つ傘状体を設けたことを特
    徴とする請求項1記載の空気清浄器。
  4. 【請求項4】空気対流の通過する場所にファンを取り付
    けたことを特徴とする請求項1記載の空気清浄器。
  5. 【請求項5】上記光源が床面上方の高所に設置され、そ
    の光源の上側又は下側に上記空気清浄部が配置されてい
    ることを特徴とする請求項2記載の空気清浄器。
  6. 【請求項6】上記空気清浄部が光源の上側に配置されて
    いることを特徴とする請求項5記載の空気清浄器。
  7. 【請求項7】上記空気清浄部は、光源の上側に配置され
    た傘状体とその上部に被着された筐体とからなるフィル
    タ収納枠の中に空気清浄フィルタが収納され、かつ上記
    筐体の少なくとも上面部に空気流通孔が設けられてなる
    ことを特徴とする請求項6記載の空気清浄器。
  8. 【請求項8】上記光源が天井面より吊り下げて使用され
    るものであることを特徴とする請求項7記載の空気清浄
    器。
JP15348596A 1996-05-23 1996-05-23 空気清浄器 Pending JPH09313846A (ja)

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ID=15563610

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006137650A1 (en) * 2005-06-21 2006-12-28 Young-Soon Park Indoor floating dust collecting apparatus using convection flow
JP2009011530A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 R-Dec Co Ltd 脱臭装置
JPWO2009131157A1 (ja) * 2008-04-23 2011-08-18 日本たばこ産業株式会社 喫煙室
CN104083038A (zh) * 2014-06-05 2014-10-08 中原工学院 用于净化pm2.5的雪尼尔屏风
CN106582123A (zh) * 2016-11-18 2017-04-26 老肯医疗科技股份有限公司 一种适用于吸顶式空气过滤器的安装机构

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