JPH0978666A - 腰かけ式大便器のプラスチック製固定具 - Google Patents

腰かけ式大便器のプラスチック製固定具

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JPH0978666A
JPH0978666A JP26104795A JP26104795A JPH0978666A JP H0978666 A JPH0978666 A JP H0978666A JP 26104795 A JP26104795 A JP 26104795A JP 26104795 A JP26104795 A JP 26104795A JP H0978666 A JPH0978666 A JP H0978666A
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征一 折原
Yoshiji Orihara
義司 折原
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ORIHARA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腰かけ式大便器の前部側を固定する固定具
を、プラスチック材料を用いて容易かつ低廉に成形す
る。固定具に対して固定ネジをネジ込み易く、かつ、ネ
ジ込み状態を安定的に確保する。 【解決手段】 固定具Kは、腰かけ式大便器Bにおける
接続排水部101側に対向する側の内側に位置するよう
に、腰かけ式大便器Bの設置床面Yに取り付けられる。
固定具Kは、床面Yへの取付部10と、腰かけ式大便器
Bの内側面100aに向き合う止め壁面20aを備えた
固定部20とを備えている。固定部20は、止め壁面2
0aに略平行な複数の止め壁部21、21…を所定の間
隔を隔て備えている。腰かけ式大便器Bの外側から差し
入れられる固定ネジNが、固定具Kの固定部20におけ
る止め壁部21の少なくとも二以上に亙ってネジ込まれ
ることにより、腰かけ式大便器Bの接続排水部101側
に対向する側の固定をなす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、便器本体におけ
る比較的後部側に排水管に対する接続排水部を備えた腰
かけ式大便器における該接続排水部側に対向する側の内
側に位置するように、該腰かけ式大便器の設置床面に取
り付けられて、該腰かけ式大便器の外側から該腰かけ式
大便器の内側に差し入れられる固定ネジをネジ込まれる
ことにより、該腰かけ式大便器の接続排水部側に対向す
る側を設置床面に固定するために用いられる固定具の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に洋式便器と称される腰かけ式大便
器には、該腰かけ式大便器における便器本体の略中央部
に排水管に対する接続排水部を備えるタイプのものと、
該腰かけ式大便器における便器本体の比較的後部側に排
水管に対する接続排水部を備えるタイプのものが一般に
用いられている。
【0003】ここで、いずれのタイプの腰かけ式大便器
も、一般に、前記接続排水部を、一般に床フランジと称
される筒状ソケットを介して前記排水管に接続すること
により、この接続排水部側において腰かけ式大便器の設
置床面上に設置、固定される。
【0004】しかるに、前記便器本体における略中央部
に接続排水部を備えるタイプの腰かけ式大便器にあって
は、この接続排水部側において前記のように設置床面に
固定しておけば、該設置床面上での安定的な設置状態を
一般に確保することができるものであった。
【0005】これに対して、前記便器本体における比較
的後部側に排水管に対する接続排水部を備えるタイプの
腰かけ式大便器にあっては、この接続排水部が便器本体
の中央部に位置されていないため、この接続排水部側の
みを前記のように設置床面に固定していたのでは、一般
に便器本体の後部側に位置される前記接続排水部に対す
る側、すなわち、便器本体の前部側における該便器本体
の前記設置床面に対する設置状態が不安定なものとな
る。
【0006】こうしたことから、便器本体における比較
的後部側に排水管に対する接続排水部を備えるタイプの
腰かけ式大便器にあっては、前記便器本体における前部
側の内側に位置するように前記設置床面に対して所要の
大きさの固定片を予め取り付けておき、この固定片に対
して該便器本体における前部下側部に設けたネジ穴から
差し入れた固定ネジをネジ込むことにより、前記便器本
体の前部側をさらに前記設置床面に対して固定してい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、前記固定片
は、前記固定ネジをネジ込み可能な材質のものである必
要があり、また、ネジ込まれた固定ネジの該ネジ込み状
態を安定的に確保して、前記便器本体の前部側の前記設
置床面に対する固定状態を経時的に維持するものである
ことが望まれる。
【0008】こうした固定片として、木製の固定片がし
ばしば用いられていたが、木製の固定片は水分を吸収す
ることにより腐り易く、前記固定ネジのネジ込み状態を
安定的に確保し難いものであった。
【0009】また、プラスチック材料より構成される固
定片は、経時変化はし難いものの、前記固定ネジのネジ
込み状態を安定的に確保するためにこの主の固定片はあ
る程度厚肉に構成せざるを得ないところ、厚肉に構成さ
れるプラスチック製の固定片に前記固定ネジをネジ込む
にあたっては一般にネジ込み力が過大となることが多
く、前記便器本体の前部側の固定作業を円滑になし得な
いことがあった。また、比較的厚肉とされるこの固定片
は、成形時に冷め難く、また、成形歪などを生じさせ易
い難があった。
【0010】また、プラスチック製の固定片に前記固定
ネジをネジ込ませ易くする観点からは、該固定片の前記
便器本体の前部内側面に向けられた面にこの固定ネジの
先端を案内、位置決めさせる凹部等を予め付けておくこ
とが望ましいが、この固定片に対する前記固定ネジのネ
ジ込みは、この固定片が前記便器本体の内側に位置され
るように該便器本体を設置床面上に設置した後に、前記
ネジ穴に対して該便器本体の外側から前記固定ネジを差
し入れてなされるため、該固定片に単純に前記凹部など
を付けていても、この凹部に前記固定ネジの先端部を合
わせて収めることは通例困難であり、これだけでは、前
記固定片への前記固定ネジのネジ込みをスムースに行え
るようにするには不充分であった。
【0011】また、前記固定ネジをネジ込み易くしなが
ら、該固定ネジのネジ込み状態を安定的に確保できるよ
うに、ガラス繊維を補強材として成形された発泡プラス
チック製の固定片も用いられていたが、かかる固定片は
成形コストを低廉なものとし難いものであり、また、前
記ガラス繊維が作業者等の手などに刺さって作業に支障
を生じさせる不都合があった。
【0012】そこでこの発明は、前記従来の技術の不都
合を解消すること、特に、便器本体における比較的後部
側に排水管に対する接続排水部を備えた腰かけ式大便器
の前部側を固定する固定具を、プラスチック材料を用い
て容易かつ低廉に成形しうると共に、この固定具に対し
て固定ネジをネジ込み易く、かつ、ネジ込まれた固定ネ
ジのネジ込み状態を安定的に確保できるようにすること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、腰かけ式大便器のプラス
チック製固定具Kを、便器本体100における比較的後
部R側に排水管Pに対する接続排水部101を備えた腰
かけ式大便器Bにおける該接続排水部101側に対向す
る側の内側に位置するように、該腰かけ式大便器Bの設
置床面Yに取り付けられる該腰かけ式大便器Bの固定具
Kであって、この固定具Kが、前記床面Yへの取付部1
0と、腰かけ式大便器Bの内側面100aに向き合う止
め壁面20aを備えた固定部20とを備えていると共
に、前記固定部20は、該固定部20の前記止め壁面2
0aに略平行な複数の止め壁部21、21…を所定の間
隔を隔て備えており、前記腰かけ式大便器Bの外側から
該腰かけ式大便器Bの内側に差し入れられる固定ネジN
が、前記設置床面Yに取り付けられた前記固定具Kの前
記固定部20における止め壁部21の少なくとも二以上
に亙ってネジ込まれることにより、該腰かけ式大便器B
の接続排水部101側に対向する側の固定をなす構成を
備えたものとした。
【0014】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のプラスチック製腰かけ式大便器Bの固定具Kにおい
てさらに、固定部20における腰かけ式大便器Bの内側
面100aに向き合う止め壁面20aが、固定ネジNの
先端部N’を案内、位置決めする凹部22aを備えた凹
凸面22としてある構成のものとした。
【0015】また、請求項3記載の発明では、請求項1
又は請求項2記載のプラスチック製腰かけ式大便器Bの
固定具Kにおいてさらに、該固定具Kには、腰かけ式大
便器Bの接続排水部101側に向けて延びる帯板状片3
0が設けてあり、この帯板状片30の端部が、排水管P
に嵌め付けられる筒部201と該排水管P周囲の床面Y
に接するフランジ部202とを備えると共に、腰かけ式
大便器Bの接続排水部101を差し入れ、固定するソケ
ット200に対して固定される構成を備えたものとし
た。
【0016】また、請求項4記載の発明では、請求項3
記載のプラスチック製腰かけ式大便器Bの固定具Kにお
いてさらに、帯板状片30が、ソケット200に一端を
固定される第一の帯板状片31と、固定具Kに一体に設
けられる第二の帯板状片32とに区分してあると共に、
第一の帯板状片31と第二の帯板状片32とに、該第一
の帯板状片31と第二の帯板状片32とを互いに長さ調
整可能に組み付ける二以上の係合手段33が設けてある
構成のものとした。
【0017】さらに、請求項5記載の発明では、請求項
4のプラスチック製腰かけ式大便器Bの固定具Kにおい
てさらに、第一の帯板状片31と第二の帯板状片32と
に設けられた係合手段33が、帯板状片30の長さ方向
に略直交する向きに向けて設けられる嵌め込み溝33a
と、該帯板状片30の長さ方向に略直交する向きに向け
て設けられ、かつ、前記嵌め込み溝33aに嵌め込み、
係合される突部33bとしてある構成のものとした。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の典型的な実施の
形態を、図1ないし図12に基づいて説明する。
【0019】なお、図1は、この実施の形態にかかる固
定具Kおよびこの固定具Kにより前部F側を固定される
腰かけ式大便器Bの接続排水部101を排水管Pに連結
するために用いられるソケット200の構成を理解し易
いように、該固定具Kおよびソケット200並びに腰か
け式大便器Bの設置床面Y近傍を斜視の状態で表わして
いる。
【0020】また、図2は、この実施の形態にかかる固
定具Kにより前部F側を、また、前記ソケット200に
より接続排水部101側、すなわち後部R側を設置床面
Yに対して固定された腰かけ式大便器Bの該固定状態を
理解し易いように、該腰かけ式大便器Bを縦断面の状態
として表わしている。
【0021】また、図3は、この実施の形態にかかる固
定具Kによる腰かけ式大便器Bの前部F側の固定状態を
理解し易いように、該固定具K、腰かけ式大便器Bおよ
び設置床面Yの一部を縦断面の状態として表わしてい
る。
【0022】また、図4ないし図6は、この実施の形態
にかかる固定具Kの構成を理解し易いように、該固定具
Kの固定部20および取付部10を、斜視の状態として
(図4)、また、上方から見た状態として(図5)、ま
た、下方から見た状態として(図6)、それぞれ示して
いる。
【0023】また、図7は、固定具Kにおける取付部1
0を構成する複数の止め壁部21を、図1ないし図6に
示される固定具Kに比しより多くした構成例にかかる固
定具Kを理解し易いように、該固定具Kを下方から見た
状態として示している。
【0024】また、図8は、前記ソケット200に対し
て固定される帯板状片30を備えない構成とされる固定
具Kの構成を理解しやすいように、該固定具Kを斜視の
状態として示している。
【0025】また、図9および図10は、図1ないし図
6に示される固定具Kにおける前記帯板状片30を構成
する第一の帯板状片31と第二の帯板状片32との組み
付け部分の構成を変更した構成例を理解し易いように、
該組み付け部分を縦断面の状態として示している。
【0026】さらに、図11および図12は、図1ない
し図6に示される固定具Kにおける前記帯板状片30を
構成する第一の帯板状片31と第二の帯板状片32との
組み付け部分の構成を変更したさらに他の構成例を理解
し易いように、該組み付け部分を縦断面の状態として示
している。
【0027】この実施の形態にかかる腰かけ式大便器B
の固定具Kは、便器本体100における比較的後部R側
に排水管Pに対する接続排水部101を備えた腰かけ式
大便器Bにおける該接続排水部101側に対向する側の
内側に位置するように、該腰かけ式大便器Bの設置床面
Yに取り付けて、この固定具Kに対して、該腰かけ式大
便器Bの外側から該腰かけ式大便器Bの内側に差し入れ
られる固定ネジNをネジ込むことにより、該腰かけ式大
便器Bの接続排水部101側に対向する側を設置床面Y
に固定するように用いられる。
【0028】すなわち、この実施の形態にかかる腰かけ
大便器の固定具Kは、便器本体100における比較的後
部R側に排水管Pに対する接続排水部101を備えた腰
かけ式大便器Bにおける該接続排水部101側に対向す
る側の内側に位置するように、該腰かけ式大便器Bの設
置床面Yに取り付けられるプラスチック製の固定具Kで
あって、この固定具Kが、前記床面Yへの取付部10
と、腰かけ式大便器Bの内側面100aに向き合う止め
壁面20aを備えた固定部20とを備えていると共に、
前記固定部20は、該固定部20の前記止め壁面20a
に略平行な複数の止め壁部21、21…を所定の間隔を
隔て備えており、前記腰かけ式大便器Bの外側から該腰
かけ式大便器Bの内側に差し入れられる固定ネジNが、
前記設置床面Yに取り付けられた前記固定具Kの前記固
定部20における止め壁部21の少なくとも二以上に亙
ってネジ込まれることにより、該腰かけ式大便器Bの接
続排水部101側に対向する側の固定をなす構成のもの
としてある。
【0029】この固定具Kは、特に、前記固定ネジNが
ネジ込まれる前記固定部20が、プラスチック製として
あると共に、該固定部20の前記止め壁面20aに略平
行で、かつ、所定の間隔を隔てて備えられた複数の止め
壁部21、21…により構成してあることから、前記固
定ネジNのネジ込まれる各止め壁部21、21…の肉厚
を比較的薄く構成することができ、この結果、前記固定
部20に対して、前記止め壁面20aを備えた止め壁部
21の側から前記固定ネジNをネジ込むにあたってのネ
ジ込み力を軽減することができ、このネジ込みをスムー
スに行うことができる。
【0030】また、前記固定ネジNが、前記設置床面Y
に取り付けられた前記固定具Kの前記固定部20におけ
る止め壁部21の少なくとも二以上に亙ってネジ込まれ
る構成としてあり、前記固定部20に前記固定ネジNを
ネジ込み易いばかりか、この固定ネジNが二以上の止め
壁部21、21…を貫くように該固定部20にネジ込ま
れることから、該固定部20に対する該固定ネジNのネ
ジ込み状態を安定的なものとすることができ、この結
果、設置床面Yに対して取り付けられた固定具Kに対し
て前記固定ネジNを介して、該腰かけ式大便器Bの接続
排水部101側に対向する側の固定を確実になすことが
できる。
【0031】また、固定部20を複数の止め壁部21、
21…により構成することにより、固定部20の成形時
に固定部20を構成するプラスチック材料を比較的冷め
易くすることができ、また、固定部20に成形歪みを生
じさせ難い特長を有する。
【0032】なお、この実施の形態にかかる固定具Kが
用いられる前記便器本体100における比較的後部R側
に排水管Pに対する接続排水部101を備えた腰かけ式
大便器Bにおいては、図1および図2に特に示されるよ
うに、便器本体100のトラップ部102に連なる該接
続排水部101が、設置床面Yに設けられた穴H内に収
められて該設置床面Yに管口P’を臨ませた排水管Pに
嵌め付けられる筒部201と該排水管P周囲の床面Yに
接するフランジ部202とを備えた一般に床フランジと
称されるソケット200に対して差し入れられて、この
ソケット200に対して該接続排水部101で固定され
るものとされる。したがって、この実施の形態にかかる
固定具Kを用いることにより、かかる腰かけ式大便器B
を、図2に特に示されるように、該腰かけ式大便器Bの
便器本体100における前記接続排水部101がある後
部R側と、該接続排水部101側に対向する該便器本体
100の前部F側との二か所で、設置床面Yに対して位
置ずれ、ガタつきなどを生じさせることなく、安定的に
設置、固定することが可能とされる。
【0033】また、前記実施の形態にかかる固定具Kの
固定部20における腰かけ式大便器Bの内側面100a
に向き合う止め壁面20aを、固定ネジNの先端部N’
を案内、位置決めする凹部22aを備えた凹凸面22と
して構成することが、この発明の最良の実施の形態の一
つとされる。
【0034】かかる構成によれば、図2および図3に特
に示されるように、前記腰かけ式大便器Bの前記接続排
水部101側に対向する該便器本体100の前部F側に
透設されたネジ穴103を介して該腰かけ式大便器Bの
外側から内側に差し入れられた固定ネジNの先端部N’
を、前記凹凸面22を構成する複数の凹部22a、22
a…のいずれかに収め入れることができ、この結果、前
記のように差し入れられた固定ネジNが、その先端部
N’を前記固定具Kの固定部20における腰かけ式大便
器Bの内側面100aに向き合う止め壁面20aのどの
位置に突き当てる場合であっても、前記凹部22aによ
り該固定ネジNの先端部N’を案内、位置決めさせるこ
とができ、これにより、前記固定部20に対する該固定
ネジNのネジ込み操作をスムースになすことができる。
【0035】また、前記実施の形態にかかる固定具K
に、腰かけ式大便器Bの接続排水部101側に向けて延
びる帯板状片30を設け、この帯板状片30の端部が、
前記接続排水部101を差し入れ、固定するソケット2
00に対して固定される構成とすることが、この発明の
最良の実施の形態の一つとされる。
【0036】かかる構成によれば、前記帯板状片30の
長さ寸法を、設置、固定される腰かけ式大便器Bの前記
接続排水部101から、この接続排水部101側に対向
する便器本体100の前部Fまでの寸法に略合致させて
おくことにより、前記排水管Pに前記筒部201を差し
入れ、嵌め付けて設置床面Y上に載置されたソケット2
00の前記便器本体100の前部F側に向けられた側縁
部203に該帯板状片30を固定するだけで、前記固定
具Kを設置、固定される腰かけ式大便器Bの便器本体1
00の前部F側に位置付けることが可能とされる。
【0037】また、前記実施の形態にかかる固定具Kに
設けられる帯板状片30が、ソケット200に一端を固
定される第一の帯板状片31と、固定具Kに一体に設け
られる第二の帯板状片32とに区分してあると共に、第
一の帯板状片31と第二の帯板状片32とに、該第一の
帯板状片31と第二の帯板状片32とを互いに長さ調整
可能に組み付ける二以上の係合手段33が設けてある構
成とすることが、この発明の最良の実施の形態の一つと
される。
【0038】かかる構成によれば、前記腰かけ式大便器
Bの前記接続排水部101から便器本体100の前部F
までの寸法に合致するように前記帯板状片30の長さ調
整をすることができ、この接続排水部101から便器本
体100の前部Fまでの寸法を異にする複数種類の前記
腰かけ式大便器Bの設置、固定にあたり、前記固定具K
が設置、固定される腰かけ式大便器Bの前部F側に適切
に位置するように、該帯板状片30を前記設置床面Y上
に載置されたソケット200の該便器本体100の前部
F側に向けられた側縁部203に固定することが可能と
される。
【0039】さらに、前記実施の形態にかかる固定具K
における第一の帯板状片31と第二の帯板状片32とに
設けられた係合手段33が、帯板状片30の長さ方向に
略直交する向きに向けて設けられる嵌め込み溝33a
と、該帯板状片30の長さ方向に略直交する向きに向け
て設けられ、かつ、前記嵌め込み溝33aに嵌め込み、
係合される突部33bとしてある構成とすることが、こ
の発明の最良の実施の形態の一つとされる。
【0040】かかる構成によれば、帯板状片30を構成
する第一の帯板状片31の前記係合手段33に対して第
二の帯板状片32に設けられた前記係合手段33を単純
に係合させるだけで、該第一の帯板状片31と第二の帯
板状片32とを同一の直線上に位置するように組み付け
ることができ、この結果、前記帯板状片30に長さ調整
可能な機能を備えさせながら、この帯板状片30の前記
ソケット200の該便器本体100の前部F側に向けら
れた側縁部への固定により、前記固定具Kが設置、固定
される腰かけ式大便器Bの前部F側に適切に位置するよ
うにすることができる。
【0041】次いで、この実施の形態にかかる固定具K
を、図1ないし図12基づいて、より詳細に説明する。
【0042】この実施の形態にかかる固定具Kは、腰か
け式大便器Bの設置床面Yへの取付部10と、該設置床
面Yにこの取付部10をもって取り付けられた際に腰か
け式大便器Bの前部側、すなわち、排水管Pに対する接
続排水部101に対向する側にある内側面100aに向
き合う止め壁面20aを備えた固定部20とを主体に構
成してある。
【0043】図1ないし図4に特に示されるように、こ
の実施の形態においては、前記取付部10は前記設置床
面Yに沿って該設置床面Yに接する厚板状に構成されて
いる。
【0044】一方、前記固定部20は、前記取付部10
の前記腰かけ式大便器Bの前部F側にある内側面100
aに向けられた側にあって、この取付部10に対して略
直交する向きに上方に突き出すように設けられる厚板状
に構成されている。また、この実施の形態においては、
この固定部20における前記止め壁面20aに対向する
側面と、前記取付部10の上面との間には、略三角形の
板状をなす一対の補強リブ40、40が設けてある。
【0045】この、固定部20は、該固定部20の前記
止め壁面20aに略平行をなす複数の止め壁部21、2
1…を所定の間隔を隔てて備えている。
【0046】すなわち、この実施の形態にかかる固定具
Kにあっては、前記固定部20が、前記止め壁面20a
を備える第一の止め壁部21aおよび第二の止め壁部2
1bと、この第一および第二の止め壁部21a、21b
の間にあって、前記第一の止め壁部21aの両側縁部に
続く側板部23内面23a間に亘るように該第一及び第
二の止め壁部21a、21bとの間に、それぞれ所定の
間隔を開けて設けられる中間止め壁部21cとを備える
構成としてある。
【0047】ここで、図1ないし図6に示される固定具
Kにあっては、前記中間止め壁部21cを前記第一の止
め壁部21aと第二の止め壁部21bとの間に一つ形成
して前記固定部20を構成しているが、図7に示される
ように、該中間止め壁部21cを前記第一の止め壁部2
1aと第二の止め壁部21bとの間に二つ形成して前記
固定部20を構成しても良く、また、該中間止め壁部2
1cを三つ以上形成して前記固定部20を構成しても良
い。中間止め壁部21cの数を増やした場合、各止め壁
部21、21…の肉厚を比較的薄く構成し易くなり、こ
の結果、各止め壁部21、21…に対する前記固定ネジ
Nのネジ込み力を軽減することができる。
【0048】また、この実施の形態においては、前記固
定部20の前記止め壁面20aが、前記腰かけ式大便器
Bの前部F側における下側部に、該腰かけ式大便器Bの
内外を連通するように設けられたネジ穴103に対して
該腰かけ式大便器Bの外方から差し入れられる固定ネジ
Nの先端部N’を案内、位置決めする複数の凹部22
a、22a…を備えた凹凸面22としてある。
【0049】すなわち、この実施の形態においては、図
4に特に示されるように、前記止め壁面20aに、この
止め壁面20aの左右方向に複数条設けられたリブ状凸
部22b’と該止め壁面20aの上下方向に複数条設け
られたリブ状凸部22b”とより、仕切られた複数の前
記凹部22a、22a…を備えた前記凹凸面22を前記
止め壁面20aの略全体を覆うように備えている。
【0050】また、前記取付部10には、該取付部10
の肉厚方向に向けて、前記設置床面Yに対してこの取付
部10に固定する固定ネジnの差し入れられるネジ穴1
1が透設されている。
【0051】従って、この実施の形態にかかる固定具K
によれば、この固定具Kの前記止め壁面20aが前記腰
かけ式大便器Bの前部F側内側面100aに向き合うよ
うに、この固定具Kを該腰かけ式大便器Bの該前部F側
に位置する設置床面Yに位置付けた上で、前記取付部1
0のネジ穴11に固定ネジnを差し入れて設置床面Yに
この固定ネジnをネジ込み、この固定具Kを前記設置床
面Yに固定すると共に、前記腰かけ式大便器Bの外側か
ら前記ネジ穴103を通じて差し入れられる固定ネジN
を前記固定部20にネジ込ませることにより、該腰かけ
式大便器Bの前部F側を設置床面Yに対して固定するこ
とができる。
【0052】なお、前記腰かけ式大便器Bの後部R側
は、この実施の形態においては、前記設置床面Yに設け
られた穴H内に該設置床面Yに管口P’を臨ませるよう
に収められる排水管Pに嵌め付けられる筒部201と、
該排水管P周囲の該設置床面Yに接するフランジ部20
2とを備えたソケット200に対して、前記便器本体1
00のトラップ部102に連なる接続排水部101を差
し入れることにより、該設置床面Yに対して固定され
る。ここで、図中符号204bで示されるのは、このソ
ケット200に設けられた取付穴204aに差し入れら
れて該ソケット200を前記設置床面Yに固定するネジ
であり、また符号205bで示されるのは、このソケッ
ト200に設けられた溝状をなす取付穴205aに差し
入れられると共に、このソケット200の筒部201に
接続排水部101を差し入れた前記腰かけ式大便器Bの
取付穴(図示は省略する。)に差し入れられて、該腰か
け式大便器Bを該ソケット200に止め付けるためのネ
ジである。
【0053】より具体的には、図1に示されるように、
前記設置床面Yに続く壁面M近傍に設けられた前記排水
管Pの略中心を亘るように該設置床面Yに表示された前
記腰かけ式大便器Bの設置基準線X上に固定具Kが前記
のように位置されるように取り付けると共に、この固定
具Kと前記ソケット200とでそれぞれ前記腰かけ式大
便器Bの前部F側と後部R側とを固定することにより、
この腰かけ式大便器Bを前記基準線Xに沿うように前記
設置床面Yに設置、固定する。
【0054】なお、この実施の形態においては、固定具
Kにおける前記固定部20の下側縁部略中央に位置決め
突部24が設けてあり、この位置決め突部24が前記基
準線X上に位置するように固定具Kを前記設置床面Yに
位置付け、固定することにより、前記腰かけ式大便器B
の前記内側に固定具Kを正確に位置させることができる
ものとされている。
【0055】ここで、図8は、前記帯板状片30を設け
ることなく、固定具Kを構成した例を示している。この
ように構成された固定具Kは、前記腰かけ式大便器Bの
設置基準線X上において該固定具Kの前記止め壁面20
aが該腰かけ式大便器Bの前部F内側面100aに向き
合い、かつ、該前部F側から差し入れられる前記固定ネ
ジNが該固定具Kの固定部20にネジ込まれるように、
前記設置床面Y上に位置決め、取り付けて用いられる。
【0056】一方、図1ないし図6に示される固定具K
においては、該固定具Kを構成する前記取付部10の前
記固定部20が設けられている側部に向き合った側部
に、前記腰かけ式大便器Bの接続排水部101に向けて
延びる帯板状片30が設けてあり、この帯板状片30の
長さ寸法が、設置、固定される前記腰かけ式大便器Bの
前記接続排水部101から該接続排水部101に対向す
る便器本体100の前部Fまでの寸法と略合致したもの
とされている。
【0057】従って、この図1ないし図6に示される固
定具Kにおいては、図2に特に示されるように、帯板状
片30が前記腰かけ式大便器Bの設置基準線Xに沿うよ
うに、帯板状片30の前記ソケット200に向けられた
端部を該ソケット200の前記便器本体100の前部F
側に向けられた側縁部203に固定することにより、前
記固定具Kを該腰かけ式大便器Bの便器本体100の前
部F側に、この前部F側から差し入れられる前記固定ネ
ジNがネジ込まれるように、位置付けることができる。
【0058】特に、この実施の形態においては、該帯板
状片30を前記ソケット200に一端を固定される第一
の帯板状片31と、前記固定具Kに一体に設けられる第
二の帯板状片32として区分して構成している。
【0059】第一の帯板状片31は、前記ソケット20
0の前記便器本体100の前部F側に向けられた側縁部
203に設けられた突条203aを嵌め入れる固定溝3
4を一端に備えると共に、他端側に所定の間隔を開けて
二条の嵌め込み溝33a、33aを備えている。また、
前記固定溝34および各嵌め込み溝33a、33aは該
第一の帯板状片31の長さ方向に略直交する向きに向け
て設けられている。
【0060】一方、第二の帯板状片32は、該第二の帯
板状片32の前記設置床面Yに接しない側の前記取付部
10に接する側と反対の側に、該第二の帯板状片32の
長さ方向に略直交する向きに向けて設けられる一条の突
部33bを備えており、この突部33bは前記第一の帯
板状片31の嵌め込み溝33aに嵌め込み可能な構成と
してある。
【0061】従って、この実施の形態においては、前記
ソケット200の前記便器本体100の前部F側に向け
られた側縁部203に設けられた突条203aが、前記
腰かけ式大便器Bの前記設置基準線Xに略直交するよう
に該ソケット200を前記排水管Pに嵌め込み、位置付
けた状態で、この突条203aを前記第一の帯板状片3
1の固定溝34に嵌め入れ、かつ、該第一の帯板状片3
1の前記二条の嵌め込み溝33a、33aのいずれかに
対して該第一の帯板状片31の下面に第二の帯板状片3
2の上面が接するように、該第二の帯板状片32の前記
突部33bを嵌め入れることにより、該帯板状片30を
前記設置基準線Xに沿うように前記設置床面Y上に位置
付けることができ、この結果、前記第二の帯板状片32
の取付部10に一体に備えている固定具Kを、前記腰か
け式大便器Bの便器本体100の前部F側に、この前部
F側から差し入れられる固定ネジNがネジ込まれるよう
に、格別の位置合わせをすることなく、位置付けること
ができる。
【0062】また、この実施の形態によれば、前記第一
の帯板状片31に設けてある二条の嵌め込み溝33a、
33aのうち該第一の帯板状片31の第二の帯板状片3
2への組み付け端部側にある嵌め込み溝33aに前記第
二の帯板状片32の突部33bを嵌め込むことにより前
記帯板状片30を比較的長く、また、前記ソケット20
0との組み付け側における嵌め込み溝33aに前記第二
の帯板状片32の突部33bを嵌め込むことにより前記
帯板状片30を比較的短くすることができ、前記ソケッ
ト200の前記便器本体100の前部F側に向けられた
側縁部203から、該便器本体100の前部F内側面1
00aまでの寸法、すなわち前記接続排水部101から
この接続排水部101に対向する前部F内側面100a
までの寸法を若干異ならせる二種類の腰かけ式大便器B
の設置、固定にあたっての前記固定具Kの位置決めを容
易に行なえるものとされている。
【0063】なお、この実施の形態においては、前記第
一の帯板状片31の長さ方向略中程の位置に、前記第二
の帯板状片32の厚さ寸法と略等しい突き出し寸法を備
えた突部35が設けてあり、図2に示されるように、両
帯板状片30を前記のように組み付けた際に、この突部
35をもって第一の帯板状片31を設置床面Yに接しさ
せて、該第一の帯板状片31を該設置床面Y上に安定的
に位置付けることが可能な構成としてある。
【0064】また、以上に説明した図1ないし図6に示
される固定具Kにおける第一の帯板状片31と第二の帯
板状片32との組み付け部分の構成を、図9および図1
0に示されるように、第一の帯板状片31に一条の嵌め
込み溝33aを設けると共に、第二の帯板状片32にこ
の嵌め込み溝33aの嵌め込まれる二条の突部33b、
33bを、該第二の帯板状片32の端部側の一方の突部
33bに対して他方の突部33bが前記第一の帯板状片
31の肉厚相当分突き出し寸法を大きくするようにし
て、両帯板状片30を長さ調整可能に組み付けるように
しても良い。
【0065】この図9および図10に示される例では、
前記第二の帯板状片32の端部側にある一方の突部33
bに第一の帯板状片31の嵌め込み溝33aが嵌め込ま
れて両帯板状片30が組み付けられた際には該第一およ
び第二の帯板状片31、32の上面が略同面上に位置さ
れ、一方、前記第二の帯板状片32の他方の突部33b
に第一の帯板状片31の嵌め込み溝33aが嵌め込まれ
て両帯板状片30が組み付けられた際には該第一の帯板
状片31の下面に前記一方の突部33bを接しさせて、
該第一の帯板状片31と第二の帯板状片32とが安定的
に組み付けられる構成とされている。
【0066】また、かかる第一の帯板状片31と第二の
帯板状片32との組み付け部分の構成を、図11および
図12に示されるように、第一の帯板状片31に突部3
3bを設けると共に、第二の帯板状片32にこの突部3
3bの嵌め込まれる二条の嵌め込み溝33a、33aを
設ける構成として、該二条の嵌め込み溝33a、33a
のいずれかに第一の帯板状片31の突部33bを嵌め込
んで、両帯板状片30を長さ調整可能に組み付けるよう
にしても良い。
【0067】この図11および図12に示される例で
は、第二の帯板状片32の組み付け側の端部に第一の帯
板状片31の肉厚相当分の段差を形成し、この段差の下
側に二条の嵌め込み溝33a、33aの一方を、また、
段差の上側に該嵌め込み溝33a、33aの他方を設
け、段差の下側にある嵌め込み溝33aに第一の帯板状
片31の突部33bが嵌め込まれて両帯板状片30が組
み付けられた際には該第一および第二の帯板状片31、
32の上面が略同面上に位置され、一方、段差の上側に
ある嵌め込み溝33aに第一の帯板状片31の突部33
bが嵌め込まれた際には該第一の帯板状片31の下面に
設けられた前記段差相当分の突き出し寸法を有する前記
突部35を段差の下側にある第二の帯板状片32の上面
に接しさせて、該第一の帯板状片31と第二の帯板状片
32とが安定的に組み付けられる構成とされている。
【0068】
【発明の効果】この発明に係る腰かけ式大便器Bの固定
具Kは、特に、前記固定ネジNがネジ込まれる前記固定
部20が、プラスチック製としてあると共に、該固定部
20の前記止め壁面20aに略平行で、かつ、所定の間
隔を隔てて備えられた複数の止め壁部21、21…によ
り構成してあることから、前記固定ネジNのネジ込まれ
る各止め壁部21、21…の肉厚を比較的薄く構成する
ことができ、この結果、前記固定部20に対して、前記
止め壁面20aを備えた止め壁部21の側から前記固定
ネジNをネジ込むにあたってのネジ込み力を軽減するこ
とができ、このネジ込み作業をスムースに行うことがで
きる。
【0069】また、前記固定ネジNが、前記設置床面Y
に取り付けられた前記固定具Kの前記固定部20におけ
る止め壁部21、21…の少なくとも二以上に亙ってネ
ジ込まれる構成としてあり、前記固定部20に前記固定
ネジNをネジ込み易いばかりか、この固定ネジNが二以
上の止め壁部21、21…を貫くように該固定部20に
ネジ込まれることから、該固定部20に対する該固定ネ
ジNのネジ込み状態を安定的なものとすることができ、
この結果、設置床面Yに対して取り付けられた固定具K
に対して前記固定ネジNを介して、該腰かけ式大便器B
の接続排水部101側に対向する側の固定を確実になす
ことができる。
【0070】また、固定部20を複数の止め壁部21、
21…により構成することにより、固定部20の成形時
に固定部20を構成するプラスチック材料を冷め易く、
また、固定部20に成形歪みなどを生じさせ難くするこ
とができる。この結果、この発明に係る固定具Kはプラ
スチック材料を用いて、容易かつ低廉に成形できる特長
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】固定具Kおよびソケット200並びに設置床面
Yの斜視図
【図2】腰かけ式大便器Bの設置、固定状態を示す縦断
面図
【図3】腰かけ式大便器Bの設置、固定状態を示す要部
断面図
【図4】固定具Kの要部斜視図
【図5】固定具Kの要部平面図
【図6】固定具Kの要部底面図
【図7】固定具Kの構成の一部を変更した例を示す要部
底面図
【図8】固定具Kの構成の一部を変更した例を示す斜視
【図9】帯板状片30を構成する第一の帯板状片31と
第二の帯板状片32との組み付け部分を示す断面図
【図10】帯板状片30を構成する第一の帯板状片31
と第二の帯板状片32との組み付け部分を示す断面図
【図11】帯板状片30を構成する第一の帯板状片31
と第二の帯板状片32との組み付け部分を示す断面図
【図12】帯板状片30を構成する第一の帯板状片31
と第二の帯板状片32との組み付け部分を示す断面図
【符号の説明】
K 固定具 P 排水管 B 腰かけ式大便器 100 便器本体 100a 内側面 101 接続排水部 Y 床面 N 固定ネジ 10 取付部 20 固定部 20a 止め壁面 21 止め壁部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器本体における比較的後部側に排水管
    に対する接続排水部を備えた腰かけ式大便器における該
    接続排水部側に対向する側の内側に位置するように、該
    腰かけ式大便器の設置床面に取り付けられる該腰かけ式
    大便器の固定具であって、 この固定具が、前記床面への取付部と、腰かけ式大便器
    の内側面に向き合う止め壁面を備えた固定部とを備えて
    いると共に、 前記固定部は、該固定部の前記止め壁面に略平行な複数
    の止め壁部を所定の間隔を隔て備えており、 前記腰かけ式大便器の外側から該腰かけ式大便器の内側
    に差し入れられる固定ネジが、前記設置床面に取り付け
    られた前記固定具の前記固定部における止め壁部の少な
    くとも二以上に亙ってネジ込まれることにより、該腰か
    け式大便器の接続排水部側に対向する側の固定をなすこ
    とを特徴とする腰かけ式大便器のプラスチック製固定
    具。
  2. 【請求項2】 固定部における腰かけ式大便器の内側面
    に向き合う止め壁面が、固定ネジの先端部を案内、位置
    決めする凹部を備えた凹凸面としてあることを特徴とす
    る請求項1記載の腰かけ式大便器のプラスチック製固定
    具。
  3. 【請求項3】 固定具には、腰かけ式大便器の接続排水
    部側に向けて延びる帯板状片が設けてあり、 この帯板状片の端部が、排水管に嵌め付けられる筒部と
    該排水管周囲の床面に接するフランジ部とを備えると共
    に、腰かけ式大便器の接続排水部を差し入れ、固定する
    ソケットに対して固定されることを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の腰かけ式大便器のプラスチック製固
    定具。
  4. 【請求項4】 帯板状片が、ソケットに一端を固定され
    る第一の帯板状片と、固定具に一体に設けられる第二の
    帯板状片とに区分してあると共に、 第一の帯板状片と第二の帯板状片とに、該第一の帯板状
    片と第二の帯板状片とを互いに長さ調整可能に組み付け
    る二以上の係合手段が設けてあることを特徴とする請求
    項3記載の腰かけ式大便器のプラスチック製固定具。
  5. 【請求項5】 第一の帯板状片と第二の帯板状片とに設
    けられた係合手段が、帯板状片の長さ方向に略直交する
    向きに向けて設けられる嵌め込み溝と、該帯板状片の長
    さ方向に略直交する向きに向けて設けられ、かつ、前記
    嵌め込み溝に嵌め込み、係合される突部としてあること
    を特徴とする請求項4記載の腰かけ式大便器のプラスチ
    ック製固定具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018076691A (ja) * 2016-11-09 2018-05-17 株式会社Lixil 便器固定具、便器の固定方法、及び便器

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