JPH0977747A - 芳香族誘導体およびその製造法 - Google Patents

芳香族誘導体およびその製造法

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JPH0977747A
JPH0977747A JP7239824A JP23982495A JPH0977747A JP H0977747 A JPH0977747 A JP H0977747A JP 7239824 A JP7239824 A JP 7239824A JP 23982495 A JP23982495 A JP 23982495A JP H0977747 A JPH0977747 A JP H0977747A
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dimethyl
derivative
reaction
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fluorophenyl
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JP7239824A
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English (en)
Inventor
Yukari Fujimoto
ゆかり 藤本
Masayoshi Minamii
正好 南井
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液晶化合物などの中間体として有用な化合物を
提供すること。 【解決手段】 一般式〔1〕 (式中、RはC1 〜C12のアルキル基、アルケニル基ま
たは置換基を有していてもよいベンジル基を示し、Xは
フッ素原子を示す。rは、0から3の整数である。)で
示される芳香族化合物およびその製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬、農薬、液晶
化合物等の中間体として有用な下記一般式〔1〕で示さ
れる芳香族誘導体およびその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】本発
明は新規なアセチレン骨格を有する医薬、農薬、液晶等
の中間体、特に誘電率異方性に優れた低粘性な液晶化合
物の中間体として有用な芳香族誘導体〔1〕およびその
工業的有利な製造法を提供しようとするものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、医薬、農
薬、液晶等の中間体、特に誘電率異方性に優れた液晶化
合物の製造に有用な中間体を見いだし本発明を完成する
に至った。
【0004】すなわち、本発明は、一般式〔1〕 (式中、RはC1 〜C12のアルキル基、アルケニル基ま
たは置換基を有していてもよいベンジル基を示し、Xは
フッ素原子を示す。rは、0から3の整数である。)で
示される芳香族誘導体およびその製造法を提供するもの
である。以下、本発明を詳細に説明する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の芳香族化合物〔1〕は、
一般式〔3〕 (式中、Xおよびrは、前記と同じ意味を表わし、Dは
臭素原子またはヨウ素原子などのハロゲン原子を示
す。)で示されるフェニルピリミジン誘導体と1,1−
ジメチル−2−プロピンとを金属触媒の存在下に反応さ
せ、一般式〔2〕 (式中、R、Xおよびrは、前記と同じ意味を表わ
す。)で示されるアセチレン誘導体を得、次いで塩基性
物質と反応させることにより得られる。
【0006】ここで原料のフェニルピリミジン誘導体
〔3〕は、以下に示すような方法により合成することが
できる。 (式中、D、R、Xおよびrは前記と同じ意味を表わ
す。)
【0007】フェニルピリミジン誘導体〔3〕と1,1
−ジメチル−2−プロピンとを金属触媒の存在下に反応
させてアセチレン誘導体〔2〕を得る反応に於いて、
1,1−ジメチル−2−プロピンの使用量は、フェニル
ピリミジン誘導体〔3〕に対して通常、1〜20倍当量
であるが、好ましくは、1.1〜5倍当量である。これ
以上の使用は何ら差し支えないがこの範囲の量で十分反
応は進行する。
【0008】上記反応に用いられる金属触媒としては、
パラジウム系では塩化パラジウム、酢酸パラジウム、パ
ラジウム/炭素、トリフェニルホスフィンパラジウム錯
体(例えば、テトラキストリフェニルホスフィンパラジ
ウム、ジクロロジトリフェニルホスフィンパラジウム)
などが用いられ、ニッケル系およびロジウム系について
も前記と同様な触媒が用いられる。これらの金属触媒の
使用量は、原料のフェニルピリミジン誘導体〔3〕に対
して通常、 0.001〜0.1 倍当量の範囲である。 また、
この反応では上記金属触媒の他に、助触媒として、3価
のリン化合物または3価のひ素化合物を用いると好まし
い場合があり、それらとしては、一般式〔4〕 R1 −(R2 −)M−R3 〔4〕 (式中、Mはリン原子またはヒ素原子を示し、R1 、R
2 およびR3 は同一または相異なりアルキル基、アルコ
キシ基、アリール基、アリールオキシ基、複素環基また
はハロゲン原子を示す。)で示される化合物であって、
具体的にはトリ−n−ブチルホスフィン、トリフェニル
ホスフィン、トリ−o−トリルホスフィン、トリ−o−
トリルホスファイト、トリチエニルホスフィン、三塩化
リン、トリフェニルヒ素などが例示される。これらのリ
ン化合物またはヒ素化合物の使用量は、上記の金属触媒
に対して、通常、0. 5〜50倍当量、好ましくは3〜
30倍当量である。
【0009】上記触媒に加え、銅触媒を用いることもで
き、かかる銅触媒としては、ヨウ化銅、臭化銅、塩化
銅、酸化銅、シアン化銅などが挙げられ、かかる銅触媒
の使用量は、フェニルピリミジン誘導体〔3〕に対し
て、通常、0.001〜0.1倍当量の範囲である。
【0010】また、上記反応では塩基性物質を使用する
と反応が好ましく進み、かかる塩基性物質としては、ア
ルカリ金属の炭酸塩、カルボン酸塩、アルコキシド、水
酸化物等の無機塩基あるいは有機塩基が挙げられ、2級
または3級の有機塩基が好ましい。かかる有機塩基とし
ては、ジエチルアミン、トリエチルアミン、ジイソプロ
ピルエチルアミン、トリ−n−ブチルアミン、テトラメ
チルエチレンジアミン、ジメチルアニリン、N−メチル
モルホリン、N−メチルピペリジン等の有機塩基が挙げ
られる。
【0011】塩基性物質の使用量は、フェニルピリミジ
ン誘導体〔3〕に対して通常、1〜5倍当量である。
【0012】上記反応には、必要に応じて適当な溶媒を
用いることができ、かかる溶媒としては、例えばトルエ
ン、ピリジン、ピコリン、アセトニトリル、テトラヒド
ロフラン、ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルホスホ
リルアミド、N−メチルピロリドン、メタノールが挙げ
られ、これらの使用量は特に制限されない。また上記塩
基を溶媒として用いることもできる。
【0013】また、上記反応は、通常、窒素、アルゴン
等の不活性ガス中で行われる。上記反応においては、反
応温度を高めることにより反応収率を向上させることが
できるが、副生物の増加を考慮して反応温度は、通常、
15〜160℃であり、好ましくは、30〜140℃で
ある。
【0014】反応終了後、抽出、蒸留、再結晶等の通常
の手段により、アセチレン誘導体〔2〕を得ることがで
きる。また、必要により、蒸留、カラムクロマトグラフ
ィーあるいは再結晶等により精製することもできる。
【0015】つぎに、アセチレン誘導体〔2〕を塩基性
物質と反応させ、本発明の目的物である一般式〔1〕で
示される芳香族誘導体を得る製造法について説明する。
この反応で使用する塩基性物質としては、アルカリ金属
およびアルカリ土類金属さらにはこれらの炭酸塩、カル
ボン酸塩、アルコキシド、水素化物、水酸化物やあるい
は DBU、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチル
アミン、トリ−n−ブチルアミン、テトラメチルエチレ
ンジアミン、ジメチルアニリン、N−メチルモルホリ
ン、N−メチルピペリジン等の有機塩基が挙げられる
が、好ましくは、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムな
どの水酸化物、ナトリウムエチラート、ナトリウムメチ
ラートなどのアルコキシドである。
【0016】塩基性物質の使用量は、アセチレン誘導体
〔2〕に対して通常、0.005〜50倍当量である。
必要により、例えばクロルベンゼン、ジクロルベンゼ
ン、ベンゼン、トルエン、キシレン、テトラヒドロフラ
ン、キシレン、シクロヘキサン、デカン、ジメチルホル
ムアミド、ヘキサメチルホスホリルアミド、N−メチル
ピロリドン、ジメチルスルホキシド等を反応溶媒として
使用することもできる。 これら反応溶媒の使用量は特
に制限されない。 本反応の反応温度は、通常20〜1
90℃であり、好ましくは、40〜150℃である。
反応時間については特に制限はない。
【0017】なお、本反応では、反応の進行に伴ってア
セトンが副生してくるため、副生するアセトンを反応途
中で随時除去しながら進めると効率よく反応を進めるこ
とができる。 反応終了後、抽出、濃縮等の通常の手段
により、本発明の芳香族誘導体〔1〕を得ることができ
る。また、必要により、蒸留、カラムクロマトグラフィ
ー等により精製することもできる。
【0018】以下、本発明で得られる芳香族誘導体
〔1〕の具体例としては、例えば、一般式〔1〕におい
て、Rとしては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、
ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デ
シル、ウンデシル、ドデシル、エテニル、プロペニル、
ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オク
テニル、ノネニル、デセニル、ウンデセニル、ドデセニ
ル等のアルキル基が挙げられ、さらには、メトキシ、エ
トキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ等の低
級アルコキシ基またはメチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、ペンチル等の低級アルキル基で置換されていてもよ
いベンジル基が挙げられる。
【0019】本発明で得られる芳香族誘導体〔1〕は、
下記ルートに示すように液晶化合物に誘導することがで
きる。 (式中、D、R、X、rは前記と同じ意味を表わし、
R’は、C1 〜C20のアルキル基を示す。)
【0020】
【発明の効果】本発明の一般式〔1〕で示される芳香族
誘導体は、医薬、農薬、液晶化合物などの中間体として
非常に有用である。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例により、更に詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
【0022】(実施例1)撹拌装置、還流冷却器、温度
計を装着した四つ口フラスコの系内を窒素雰囲気にした
後、2−(4−ベンジルオキシ−2,3−ジフルオロフ
ェニル)−5−ブロモピリミジン(3−1)7.5g
(20mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パ
ラジウムクロリド0.06g、ヨウ化銅0.06g、ト
リフェニルホスフィン0.1g、トリエチルアミン40
g、1,1−ジメチル−2−プロピン−1−オール2.
5g(30mmol)を加え、還流下に8時間攪拌す
る。室温まで冷却後、塩酸を加え中性とした後トルエン
100mlを加え、つぎに有機層を分液、さらに水洗す
る。溶媒を留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにより精製することにより、2−(4−ベンジ
ルオキシ−2,3−ジフルオロフェニル)−5−(3−
ヒドロキシ−3,3−ジメチル−1−プロピニル)ピリ
ミジン(2−1)6.7g(収率88%)を得る。融点
148〜149℃1 H NMR(CDCl3 ) δppm:1.6(s,6H)、2.8(s,1H)、
5.25(s,2H)、7.0〜8.0(m,7H)、
8.85(s,2H)
【0023】実施例1に準じて以下のアセチレン誘導体
〔2〕が得られる。 ・2−(4−(4−メトキシ)ベンジルオキシ−2,3
−ジフルオロフェニル)−5−(3−ヒドロキシ−3,
3−ジメチル−1−プロピニル)ピリミジン ・2−(4−メトキシ−2,3−ジフルオロフェニル)
−5−(3−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−1−プロ
ピニル)ピリミジン ・2−(4−ペンチルオキシ−2,3−ジフルオロフェ
ニル)−5−(3−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−1
−プロピニル)ピリミジン ・2−(4−デシルオキシ−2,3−ジフルオロフェニ
ル)−5−(3−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−1−
プロピニル)ピリミジン ・2−(4−アリルオキシ−2,3−ジフルオロフェニ
ル)−5−(3−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−1−
プロピニル)ピリミジン
【0024】(実施例2)撹拌装置、還流冷却器、温度
計を装着した四つ口フラスコの系内を窒素雰囲気にした
後、2−(4−ベンジルオキシ−2−フルオロフェニ
ル)−5−ブロモピリミジン(3−2)7.2g(20
mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウ
ムクロリド0.06g、ヨウ化銅0.06g、トリフェ
ニルホスフィン0.1g、トリエチルアミン40g、ト
ルエン30ml、1,1−ジメチル−2−プロピン−1
−オール2.5g(30mmol)を加え、還流下に5
時間攪拌する。室温まで冷却後、塩酸を加え中性とした
後トルエン100mlを加え、つぎに有機層を分液、さ
らに水洗する。溶媒を留去後、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにより精製することにより、2−
(4−ベンジルオキシ−2−フルオロフェニル)−5−
(3−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−1−プロピニ
ル)ピリミジン(2−2)6.4g(収率89%)を得
る。融点158〜161℃1 H NMR(CDCl3 ) δppm:1.6(s,6H)、2.8(s,1H)、
5.25(s,2H)、7.0〜8.0(m,7H)、
8.8(s,2H)
【0025】実施例2に準じて以下のアセチレン誘導体
〔2〕が得られる。 ・2−(4−(4−メチル)ベンジルオキシ−2−フル
オロフェニル)−5−(3−ヒドロキシ−3,3−ジメ
チル−1−プロピニル)ピリミジン ・2−(4−エトキシ−2−フルオロフェニル)−5−
(3−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−1−プロピニ
ル)ピリミジン ・2−(4−ヘキシルオキシ−2−フルオロフェニル)
−5−(3−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−1−プロ
ピニル)ピリミジン ・2−(4−デシルオキシ−2−フルオロフェニル)−
5−(3−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−1−プロピ
ニル)ピリミジン ・2−(4−(3−ヘキセニルオキシ)−2−フルオロ
フェニル)−5−(3−ヒドロキシ−3,3−ジメチル
−1−プロピニル)ピリミジン
【0026】(実施例3)撹拌装置、還流冷却器、温度
計を装着した四つ口フラスコの系内を窒素雰囲気にした
後、2−(4−ベンジルオキシ−3−フルオロフェニ
ル)−5−ブロモピリミジン(3−3)7.2g(20
mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パ
ラジウム0.08g、ヨウ化銅0.06g、トリフェニ
ルホスフィン0.12g、トリエチルアミン40g、ト
ルエン30ml、1,1−ジメチル−2−プロピン−1
−オール2.5g(30mmol)を加え、還流下に5
時間攪拌する。室温まで冷却後、塩酸を加え中性とした
後トルエン100mlを加え、つぎに有機層を分液、さ
らに水洗する。溶媒を留去後、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにより精製することにより、2−
(4−ベンジルオキシ−3−フルオロフェニル)−5−
(3−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−1−プロピニ
ル)ピリミジン(2−3)6.6g(収率91%)を得
る。融点154〜157℃1 H NMR(CDCl3 ) δppm:1.6(s,6H)、2.8(s,1H)、
5.25(s,2H)、7.0〜8.0(m,7H)、
8.85(s,2H)
【0027】実施例3に準じて以下のアセチレン誘導体
〔2〕が得られる。 ・2−(4−(4−メトキシ)ベンジルオキシ−3−フ
ルオロフェニル)−5−(3−ヒドロキシ−3,3−ジ
メチル−1−プロピニル)ピリミジン ・2−(4−メトキシ−3−フルオロフェニル)−5−
(3−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−1−プロピニ
ル)ピリミジン ・2−(4−ヘキシルオキシ−3−フルオロフェニル)
−5−(3−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−1−プロ
ピニル)ピリミジン ・2−(4−デシルオキシ−3−フルオロフェニル)−
5−(3−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−1−プロピ
ニル)ピリミジン ・2−(4−(6−ヘプチニルオキシ)−3−フルオロ
フェニル)−5−(3−ヒドロキシ−3,3−ジメチル
−1−プロピニル)ピリミジン
【0028】(実施例4)撹拌装置、還流冷却器、温度
計を装着した四つ口フラスコの系内を窒素雰囲気にした
後、実施例1で得られる2−(4−ベンジルオキシ−
2,3−ジフルオロフェニル)−5−(3−ヒドロキシ
−3,3−ジメチル−1−プロピニル)ピリミジン(2
−1)1.9g(5mmol)、水酸化ナトリウム0.
2g(5mmol)、トルエン25mlを還流下1時間
撹拌する。反応途中で溶媒を留去する。反応終了後、室
温まで冷却、水10mlを加え、分液、有機層を水で2
回洗浄し、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥する。溶
媒を留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにより精製することにより、2−(4−ベンジルオキ
シ−2,3−ジフルオロフェニル)−5−エチニルピリ
ミジン(1−4)1.5g(収率94%)を得る。融点
133〜134℃ 元素分析 : C19122 OF2 C H N 理論値(%) 70.80 3.75 8.69 分析値(%) 70.62 3.68 8.771 H NMR(CDCl3 ) δppm:3.5(s,1H)、5.25(s,2
H)、6.9〜8.0(m,7H)、8.85(s,2
H)
【0029】実施例4に準じて以下の芳香族誘導体
〔1〕が得られる。 ・2−(4−(4−メトキシ)ベンジルオキシ−2,3
−ジフルオロフェニル)−5−エチニルピリミジン ・2−(4−ペンチルオキシ−2,3−ジフルオロフェ
ニル)−5−エチニルピリミジン ・2−(4−デシルオキシ−2,3−ジフルオロフェニ
ル)−5−エチニルピリミジン ・2−(4−アリルオキシ−2,3−ジフルオロフェニ
ル)−5−エチニルピリミジン
【0030】(実施例5)撹拌装置、還流冷却器、温度
計を装着した四つ口フラスコの系内を窒素雰囲気にした
後、実施例2で得られる2−(4−ベンジルオキシ−2
−フルオロフェニル)−5−(3−ヒドロキシ−3,3
−ジメチル−1−プロピニル)ピリミジン(2−2)
1.8g(5mmol)、水酸化ナトリウム0.08g
(2mmol)、トルエン25mlを還流下2時間撹拌
する。反応途中で溶媒を留去する。反応終了後、室温ま
で冷却、水10mlを加え、分液、有機層を水で2回洗
浄し、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥する。溶媒を
留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
より精製することにより、2−(4−ベンジルオキシ−
2−フルオロフェニル)−5−エチニルピリミジン(1
−5)1.5g(収率96%)を得る。融点 147〜
149℃ 元素分析 : C19132 OF C H N 理論値(%) 74.99 4.31 9.21 分析値(%) 74.87 4.51 9.131 H NMR(CDCl3 ) δppm:3.5(s,1H)、5.3(s,2H)、
6.9〜8.0(m,8H)、8.8(s,2H)
【0031】実施例5に準じて以下の芳香族誘導体
〔1〕が得られる。 ・2−(4−(4−メチル)ベンジルオキシ−2−フル
オロフェニル)−5−エチニルピリミジン ・2−(4−エトキシ−2−フルオロフェニル)−5−
エチニルピリミジン ・2−(4−ヘキシルオキシ−2−フルオロフェニル)
−5−エチニルピリミジン ・2−(4−デシルオキシ−2−フルオロフェニル)−
5−エチニルピリミジン ・2−(4−(3−ヘキセニルオキシ)−2−フルオロ
フェニル)−5−エチニルピリミジン
【0032】(実施例6)撹拌装置、還流冷却器、温度
計を装着した四つ口フラスコの系内を窒素雰囲気にした
後、実施例3で得られる2−(4−ベンジルオキシ−3
−フルオロフェニル)−5−(3−ヒドロキシ−3,3
−ジメチル−1−プロピニル)ピリミジン(2−3)
1.8g(5mmol)、水酸化ナトリウム0.01g
(0.02mmol)、トルエン25mlを還流下2時
間撹拌する。反応途中で溶媒を留去する。反応終了後、
室温まで冷却、水10mlを加え、分液、有機層を水で
2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥する。
溶媒を留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより精製することにより、2−(4−ベンジルオ
キシ−3−フルオロフェニル)−5−エチニルピリミジ
ン(1−6)1.4g(収率95%)を得る。融点 1
42〜144℃ 元素分析 : C19132 OF C H N 理論値(%) 74.99 4.31 9.21 分析値(%) 74.87 4.51 9.131 H NMR(CDCl3 ) δppm:3.5(s,1H)、5.3(s,2H)、
6.9〜8.0(m,8H)、8.8(s,2H)
【0033】実施例6に準じて以下の芳香族誘導体
〔1〕が得られる。 ・2−(4−(4−メトキシ)ベンジルオキシ−3−フ
ルオロフェニル)−5−エチニルピリミジン ・2−(4−メトキシ−3−フルオロフェニル)−5−
エチニルピリミジン ・2−(4−ヘキシルオキシ−3−フルオロフェニル)
−5−エチニルピリミジン ・2−(4−デシルオキシ−3−フルオロフェニル)−
5−エチニルピリミジン ・2−(4−(6−ヘプチニルオキシ)−3−フルオロ
フェニル)−5−エチニルピリミジン
【0034】(実施例7)撹拌装置、還流冷却器、温度
計を装着した四つ口フラスコの系内を窒素雰囲気にした
後、実施例3で得られる2−(4−メトキシ−2,3−
ジフルオロフェニル)−5−(3−ヒドロキシ−3,3
−ジメチル−1−プロピニル)ピリミジン(2−7)
1.5g(5mmol)、水酸化ナトリウム0.01g
(0.02mmol)、トルエン25mlを還流下2時
間撹拌する。反応途中で溶媒を留去する。反応終了後、
室温まで冷却、水10mlを加え、分液、有機層を水で
2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥する。
溶媒を留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより精製することにより、2−(4−メトキシ−
2,3−ジフルオロフェニル)−5−エチニルピリミジ
ン(1−7)1.2g(収率96%)を得る。 元素分析 : C1382 OF2 C H N 理論値(%) 63.42 3.28 11.38 分析値(%) 63.37 3.46 11.19
【0035】(実施例8〜14)表−1に示す出発原料
を用いる以外は実施例1および4に準じて、反応および
後処理を順次行うと表−2に示す芳香族誘導体〔1〕が
得られる。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】(実施例15)撹拌装置、還流冷却器、温
度計を装着した四つ口フラスコの系内を窒素雰囲気にし
た後、2−(4−ベンジルオキシフェニル)−5−ブロ
モピリミジン(3−15)6.8g(20mmol)、
ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムクロリド
0.05g、ヨウ化銅0.05g、トリフェニルホスフ
ィン0.1g、トリエチルアミン15g、トルエン30
ml、1,1−ジメチル−2−プロピン−1−オール
3.3g(40mmol)を加え、還流下に8時間攪拌
する。室温まで冷却後、塩酸を加え中性とした後トルエ
ン100mlを加え、つぎに有機層を分液、さらに水洗
する。溶媒を留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより精製することにより、2−(4−ベン
ジルオキシフェニル)−5−(3−ヒドロキシ−3,3
−ジメチル−1−プロピニル)ピリミジン(2−15)
6.2g(収率90%)を得る。融点166〜168℃ 元素分析 : C222022 C H N 理論値(%) 76.72 5.85 8.13 分析値(%) 76.51 5.66 8.371 H NMR(CDCl3 ) δppm:1.6(s,6H)、2.7(s,1H)、
5.25(s,2H)、7.0〜8.0(m,7H)、
8.85(s,2H)
【0040】(実施例16)撹拌装置、還流冷却器、温
度計を装着した四つ口フラスコの系内を窒素雰囲気にし
た後、実施例15で得られる2−(4−ベンジルオキシ
フェニル)−5−(3−ヒドロキシ−3,3−ジメチル
−1−プロピニル)ピリミジン(2−15)1.7g
(5mmol)、水酸化カリウム0.02g(5mmo
l)、トルエン25mlを還流下1時間撹拌する。反応
途中で溶媒を留去する。反応終了後、室温まで冷却、水
10mlを加え、分液、有機層を水で2回洗浄し、無水
硫酸マグネシウムを用いて乾燥する。溶媒を留去後、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製す
ることにより、2−(4−ベンジルオキシフェニル)−
5−エチニルピリミジン(1−16)1.3g(収率9
5%)を得る。融点 169〜171℃ 元素分析 : C19142 O C H N 理論値(%) 84.42 5.22 10.36 分析値(%) 84.16 4.98 10.511 H NMR(CDCl3 ) δppm:3.6(s,1H)、5.25(s,2
H)、6.9〜8.0(m,9H)、8.85(s,2
H)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式〔1〕 (式中、RはC1 〜C12のアルキル基、アルケニル基ま
    たは置換基を有していてもよいベンジル基を示し、Xは
    フッ素原子を示す。rは、0から3の整数である。)で
    示される芳香族誘導体。
  2. 【請求項2】一般式〔2〕 (式中、R、Xおよびrは、前記と同じ意味を表わ
    す。)で示されるアセチレン誘導体と塩基性物質とを反
    応させることを特徴とする前記一般式〔1〕で示される
    芳香族誘導体の製造法。
  3. 【請求項3】一般式〔3〕 (式中、rおよびXは、前記と同じ意味を表わす。D
    は、ハロゲン原子を示す。)で示されるフェニルピリミ
    ジン誘導体と1,1−ジメチル−2−プロピンとを金属
    触媒の存在下に反応させ、一般式〔2〕で示されるアセ
    チレン誘導体を得、さらに塩基性物質と反応させること
    を特徴とする前記一般式〔1〕で示される芳香族誘導体
    の製造法。
  4. 【請求項4】前記一般式〔2〕で示されるアセチレン誘
    導体。
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