JPH0976277A - 射出圧縮成形における型締圧力の制御方法 - Google Patents

射出圧縮成形における型締圧力の制御方法

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JPH0976277A JP23649995A JP23649995A JPH0976277A JP H0976277 A JPH0976277 A JP H0976277A JP 23649995 A JP23649995 A JP 23649995A JP 23649995 A JP23649995 A JP 23649995A JP H0976277 A JPH0976277 A JP H0976277A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソリを抑えたままヒケの発生防止と表面性の
向上を図る。 【解決手段】 型開き量の変曲点からキャビティ内の樹
脂の流動時間を推定し、この時間がある範囲に収束する
ように、次回サイクルの型締圧力を変化させると同時
に、この時間以降の型締圧力を上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は射出圧縮成形におけ
る型締圧力の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出圧縮成形法においては型締圧
力を単一圧力または多段圧力にて制御する方法が一般的
であるが、このような制御方法はオペレータが過去の経
験に基づき試行錯誤的に決定した型締圧力および型締圧
力切換時間を設定値として用いていた。
【0003】また、型締圧力を型開き量を基準にフィー
ドバック制御を行う射出圧縮成形機では、溶融樹脂をキ
ャビティ部へ射出充填する際の型開き量のみが制御の対
象とされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者のオペ
レーターが過去の経験に基づいて型締圧力および型締圧
力切換時間を設定する方法においては、型締圧力が必要
以上に高く設定されやすく、その結果型締力による型締
速度が速くなることにより、金型キャビティ内を流動す
る樹脂の流動速度が速くなり、成形品に流動配向が凍結
されてソリや破壊の原因となるという問題があった。
【0005】また、型締圧力切換時間が金型キャビティ
内の樹脂の流動完了時間以前に再型締を開始すると金型
キャビティ内の樹脂流動が助長され、前述と同様な問題
がおこり、逆に樹脂の流動完了時間以降では時間の経過
と共に再型締による圧縮効果が低下し、ヒケの発生を防
止できないという問題があった。
【0006】一方、後者のように型締圧力を型開き量を
基準にフィードバック制御する場合でも、従来、金型キ
ャビティ内の樹脂の流動挙動には着目されておらず、金
型キャビティ内の樹脂を流動させるに充分な型締圧力に
過不足がおこり、所望する成形品が得られないといった
問題や、前述と同様の問題があった。
【0007】本発明の目的は上記問題点を解決すること
にあり、金型キャビティ内の樹脂の流動終了時間に着目
して、型締圧力とその付加時間の決定を、初期設定値を
入力するだけで可能とする射出圧縮成形方法における型
締圧力の制御方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る第一の発明では可動金型を固定金型に
当接させた状態で予め設定した型締力を可動プラテンに
加え、この状態で溶融樹脂を射出充填して、可動金型を
樹脂圧力により後退させた後、型締力により金型キャビ
ティ内の樹脂を流動させて可動金型が再度前進する射出
圧縮成形であって、型締中の可動金型の移動量を位置セ
ンサにより検知して、前記可動金型の移動速度の変化率
が一定となった時間を基準に、その時点の型締圧力を増
加させるようにした。また、第二の発明においては第一
の発明における可動金型の移動速度の変化率が一定とな
った時間が、予め設定した時間以上の場合は、次サイク
ルにおける射出時の型締圧力を増加させ、逆に前記時間
が別に設定された時間以下の場合は前記型締圧力を減少
させることにより型締速度を制御するようにした。
【0009】
【発明の実施の形態】射出完了後の可動金型の移動曲線
からキャビティ内の樹脂の流動完了時間を推定し、前記
流動終了時間が所定の範囲に収束するように、次成形サ
イクルにおける型締圧力を変化させるようにしたことに
より、必要最小限の型締圧力での成形が可能となる。そ
の結果、型締力によるキャビティ内の樹脂の流動速度が
最低となり、成形品の流動配向も小さくなってソリの小
さな成形品を得ることが可能になる。さらに、流動完了
時間直後のキャビティ内の樹脂が流動性を保持している
うちに型締圧力を高くすることにより、キャビティ内の
樹脂を流動させずに圧縮することができ、流動配向を抑
えながらヒケの発生防止や表面性の向上が可能となる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明に係る射出圧縮成形法におけ
る型締圧力の制御方法の具体的実施例を図1ないし図3
を用いて詳細に説明する。
【0011】図1は本発明に係る変曲点の説明のための
図、図2は本発明の実施例に係る制御概念図、図3は本
発明の実施例に係わる射出圧縮成形時の制御フロー図を
示す。
【0012】固定金型3は図示しないマシンベースの一
端上に固着された固定盤5に取付けられており、一方マ
シンベースの他端部には前記固定盤5と対向して可動金
型2が可動盤4に取付けられている。
【0013】前記可動盤4の背面部には型締シリンダ6
内を前後動するピストン6aとこのピストン6aのピス
トンロッド6bの先端部に可動盤4が固着され、ピスト
ン6aの前後に圧油を導入して可動盤4を前後動自在と
する構成となっている。符号35はキャビティ部を示
す。
【0014】符号10は射出装置であって、この射出装
置10はスクリュ11、射出シリンダ12、正逆転用モ
ータ13、ホッパ14aおよびバレル14から構成され
ている。
【0015】バレル14内にスクリュ11が回転自在に
設けられ、ホッパ14a内の樹脂原料が供給ゾーン、圧
縮ゾーンにおいて加熱圧縮され、計量ゾーンにおいて溶
融計量され、そして射出ゾーンを経てノズル15内へ射
出されるように構成されている。
【0016】バレル14の外周面には樹脂原料を外部加
熱するためのヒータが設けられており、樹脂原料が溶融
されながらスクリュ11の回転によって前方へ送られる
ようになっている。符号11aはスクリュヘッドを示
す。そして、スクリュ11に直結された正逆転用モータ
13によって、前記スクリュ11を正逆回転するように
なっている。符号30はシャットオフバルブを示す。符
号12は射出シリンダ、12aはピストン、13は正逆
転用モータであってスクリュ11に直結されており、ス
クリュ11を正逆回転するようになっている。
【0017】17は制御部を示し、油圧制御弁8および
16、位置センサ7、金型位置検出部18、シャットオ
フバルブ制御部19、スクリュ位置検出部20、射出制
御部21、射出圧力検出部22、型締圧力制御部23、
型締圧力検出部24、入出力インターフェイス25、演
算処理装置26、記憶ユニット27、入力キーボード2
8、および表示部29から構成されている。
【0018】位置センサ7は金型位置検出部18に接続
されており、この金型位置検出部18は入出力インター
フェイス25に接続されている。さらに入出力インター
フェイス25は、金型位置検出部18によって検出され
た可動金型2の移動量から、可動金型2の移動速度の変
化率δn を求めることができる演算処理装置26に接続
されている。
【0019】また、射出シリンダ12および正逆転用モ
ータ13の駆動を制御する油圧制御弁16と接続されて
いる射出制御部21と射出シリンダ12の油圧力を検知
する射出圧力検出部22はそれぞれの入出力インターフ
ェイス25に接続されている。
【0020】一方、型締圧力制御部23は型締シリンダ
6の駆動を制御する油圧制御弁8に接続され、さらに型
締圧力制御部23は入出力インターフェイス25に接続
されている。また、型締シリンダ6の油圧力を検知する
型締圧力検出部24は入出力インターフェイス25に接
続されている。符号20は射出開始位置と射出完了位置
を知らせるために設けられたスクリュ位置検出部であ
り、このスクリュ位置検出部20は入出力インターフェ
イス25に接続されている。
【0021】型締シリンダ6と射出シリンダ12および
シャットオフバルブ30の各駆動部へ出力する制御信号
の入出力を行なう入出力インターフェイス25と、設定
条件を入力する入力キーボード28およびこれを表示す
る表示部29が接続されており、入出力インターフェイ
ス25は設定値と検出信号を比較演算処理して制御信号
を出力する演算処理装置26に接続されている。
【0022】記憶ユニット27は演算処理装置26に接
続されており、型締圧力、金型移動の変化率、キャビテ
ィ内樹脂の流動時間の上下限値の設定値および演算値が
記憶されている。
【0023】以上述べた射出圧縮成形装置を用いた型締
圧力の制御方法を説明する。
【0024】本実施例では、予め型締された可動金型2
と固定金型3内に溶融樹脂を射出充填し、その後型締側
で圧縮を行うようにした低圧の射出圧縮成形方法につい
て述べる。
【0025】図1に型締圧力を1圧で制御した時の、射
出圧縮成形時における型開き量の経時変化の代表的な特
性曲線を示す。図1においては、キャビティ部35に射
出充填された樹脂圧力により可動金型2が固定金型3に
対して離反方向へ押戻され、射出充填完了直後に型開き
量が最大値を示す。
【0026】やがて金型キャビティ35内の樹脂が型締
力により流動してキャビティ内が樹脂で充満されること
や、樹脂が冷却されて流動性がなくなることにより流動
挙動が停止するため、これ以降の型開き量の減少は樹脂
の冷却による体積減少にのみ依存するようになる。この
ため、型開き量の変化率すなわち、可動金型2の移動速
度の変化率δn を測定することにより、金型キャビティ
35内の樹脂の流動終了時間を推定することができる。
【0027】ここで前記流動完了時間が遅すぎると成形
品の表面にフローマークが現われたり、さらに遅くなる
と金型キャビティ35内を樹脂で完全に充満させること
が不可能となり、成形品の不良となって現れる。
【0028】逆に、流動完了時間が速すぎると必要以上
の型締圧力を付加していることとなり、結果的に型締速
度が速くなることによって流動配向が助長され、成形品
のソリの原因となる。
【0029】さらに、流動完了時間以降の型締圧力を高
くすると、樹脂を流動させずに圧縮することが可能とな
り、流動配向を伴わずにヒケの発生防止や表面性の向上
が可能となるが、型締圧力の切換時間が速すぎると流動
配向を助長するし、遅すぎると、樹脂の冷却により流動
性を失い圧縮の効果を期待できなくなる。
【0030】こうした考え方に基づいて、図2および図
3を用いて詳述する。まず、型締シリンダ6に圧油を導
入して可動金型2を固定金型3側へ前進させる。
【0031】可動金型2と固定金型3とがタッチした
後、型締圧力検出部24で検出した油圧値により油圧制
御弁8を制御して型締シリンダ6へ圧油を送油し、射出
開始初期または前成形サイクルにおいて設定された型締
圧力P1 となるように可動金型2を固定金型3側へ押圧
し型締昇圧を行なう。
【0032】一方、スクリュ11の前後進位置をスクリ
ュ位置検出部20で検知することにより射出充填量を規
定しておく。その後型締昇圧が設定値に達した後、射出
圧力検出部22で油圧値を検出しつつ、射出制御部21
を介して、油圧制御弁16を制御して、正逆転モータ1
3および射出シリンダ12のピストンを駆動させて、可
動金型2および固定金型3とで形成されたキャビティ部
35内へ射出充填を行なう。
【0033】射出完了後シャットオフバルブ30を閉じ
ると同時に、型締圧力P1 を保持し続ける。射出充填に
伴い、充填された樹脂圧力と型締シリンダ6で付加した
型締力のバランスにより、可動金型2は固定金型3に対
して離反する方向へ移動する(型開挙動)が、射出が完
了した後再び型締力により可動金型2が前進を開始す
る。
【0034】この時の可動金型2と固定金型3の型開き
量を位置センサ7で検出し、図1に示す如く型開閉増減
特性曲線Aを得るのである。型開閉増減特性曲線Aは可
動金型2と固定金型3によって形成されたキャビティ部
35へ溶融樹脂が射出充填されることにより、前記した
如く、可動金型2が固定金型3に対して離反方向へ移動
して、射出完了直後に型開き量が最大となる型開増加特
性曲線Bと、射出完了後型締力によりキャビティ内の樹
脂が流動することと、樹脂の冷却による体積減少により
可動金型2が固定金型3に対して近接方向へ移動し、そ
の移動量が刻刻と減少してやがて可動金型2の移動速度
の変化率が一定となる変曲点を迎える型閉減少特性曲線
Cで表示することができる。
【0035】本発明に係る実施例では、前記型閉減少特
性曲線Cに着目し、可動金型2の閉方向への単位時間当
たりの移動量、すなわち、固定金型3に対する可動金型
2の移動速度の変化率(または、型開き量の変化率)δ
n を求め、前記変化率δn が一定となるまで演算を続
け、この移動速度の変化率δn が一定となる変曲点X迄
の射出完了からの型閉時間TX を求める。
【0036】図3を用いて詳述するとこうして求められ
た1圧目の型閉時間TX を基準として、次成形サイクル
における射出圧縮成形の型締圧力の制御が行なわれる。
【0037】この型閉時間TX には予め上限値としての
設定値T3 と下限値としての設定値T4 が設けられ、も
し型閉時間TX が最大設定値T3 より長い場合(TX
3)には冷却収縮する樹脂圧に比べて型締圧力が小さ
いことを示す。このため、次成形サイクルにおける型締
圧力を一定割合増加させるべく、現成形サイクルにおけ
る型締圧力P1 に1より大きい変化係数bを乗じた値を
新型締圧力P1 として、記憶ユニット27に改めて記憶
し直すのである。
【0038】逆に、型閉時間TX が最小設定値T4 より
短い場合(TX <T4 )には冷却収縮する樹脂圧に比べ
て型締圧力が大きいことを示す。このため、次成形サイ
クルにおける型締圧力を一定割合減少させるべく、現成
形サイクルにおける型締圧力P1 に1より小さい変化係
数aを乗じた値を新型締圧力P1 として、記憶ユニット
27に改めて記憶し直すのである。
【0039】また、型閉時間TX がT4 <TX <T3
なる場合は、現成形サイクルの型締圧力P1 を次成形サ
イクルにおいてもそのまま保持するようにするが、この
場合記憶ユニット27に記憶された型締圧力P1 をその
まま保持するのである。
【0040】その後、型締圧力P1 は図1に示す変曲点
Xまでは1圧目として付加されるが、前記変曲点X到達
後は2圧目の型締圧力P2 に移行する。前記2圧目の型
締圧力P2 はP2 =P1 ×X1 (ただし変化率X1 は予
め設定された1より大きい値を示す)となるような指令
を演算処理装置26より型締圧力制御部23へ出し、引
続き型締圧力P2 を一定時間T2 付加する。
【0041】前述した動作とは別に、射出装置10側で
は、正逆転用モータ13を回転させることによりスクリ
ュ11を回転後退させスクリュヘッド11aの前方に溶
融樹脂を所定量計量する。
【0042】一方型締側1ではキャビティ35内の樹脂
が冷却固化した後、型締シリンダ6により可動盤4およ
び可動金型2を後退させ、製品を取り出した後、次の成
形サイクルに移る。
【0043】こうして成形サイクルを繰り返すことによ
り、可動金型2の移動速度の変化率が一定となる時間に
設定された範囲内に収束させることにより、安定した成
形が可能となる。
【0044】なお、本発明における金型間の型開き量の
変曲点は、プラテン間の開き量の変曲点でも同様の効果
を期待できる。また、金型を予め開いた状態で射出を行
ない、その後型締動作を行なう射出プレス成形方法にお
いても本発明は適応できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したことからも明らかなよう
に、本発明では射出後キャビティ内の樹脂が流動を完了
する時間によって、次成形サイクルの型締圧力を制御す
ることにより、必要最小限の型締圧力での成形が可能と
なる。その結果型締力によるキャビティ内の樹脂の流動
速度が最低となり、成形品の流動配向も小さくなってソ
リの小さな成形品を得ることが可能になる。さらに、流
動完了時間直後のキャビティ内の樹脂の流動性が高いう
ちに型締圧力を高くすることにより、キャビティ内の樹
脂を流動させずに圧縮することが効率的に行なえ、流動
配向を抑えながらヒケの発生防止や表面性の向上が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の型開き量の変曲点を説明するための図
である。
【図2】本発明の実施例に係る制御概念図である。
【図3】本発明の実施例に係る射出圧縮成形時の制御フ
ロー図である。
【符号の説明】
2 可動金型 3 固定金型 4 可動盤 5 固定盤 6 型締シリンダ 6a ピストン 6b ピストンロッド 7 位置センサ 8、16 油圧制御弁 10 射出装置 11 スクリュ 11a スクリュヘッド 12 射出シリンダ 13 正逆転用モータ 14 バレル 14a ホッパ 15 ノズル 17 制御部 18 金型位置検出部 19 シャットオフバルブ制御部 20 スクリュ位置検出部 21 射出制御部 22 射出圧力検出部 23 型締圧力制御部 24 型締圧力検出部 25 入出力インターフェイス 26 演算処理装置 27 記憶ユニット 28 入力キーボード 29 表示部 30 シャットオフバルブ 35 キャビティ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動金型を固定金型に当接させた状態で
    予め設定した型締力を可動プラテンに加え、この状態で
    溶融樹脂を射出充填して、可動金型を樹脂圧力により後
    退させた後、型締力により金型キャビティ内の樹脂を流
    動させて可動金型が再度前進する射出圧縮成形であっ
    て、型締中の可動金型の移動量を位置センサにより検知
    して、前記可動金型の移動速度の変化率が一定となった
    時間を基準に、その時点の型締圧力を増加させることを
    特徴とする射出圧縮成形における型締圧力の制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の可動金型の移動速度の変
    化率が一定となった時間が、予め設定した時間以上の場
    合は、次サイクルにおける射出時の型締圧力を増加さ
    せ、逆に前記時間が別に設定された時間以下の場合は前
    記型締圧力を減少させることにより型締速度を制御する
    ことを特徴とする射出圧縮成形における型締圧力の制御
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112739515A (zh) * 2018-09-21 2021-04-30 佳能弗吉尼亚股份有限公司 注射模制***
JP2022057084A (ja) * 2020-09-30 2022-04-11 住友重機械工業株式会社 射出成形機

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CN112739515A (zh) * 2018-09-21 2021-04-30 佳能弗吉尼亚股份有限公司 注射模制***
JP2022057084A (ja) * 2020-09-30 2022-04-11 住友重機械工業株式会社 射出成形機

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