JPH0974874A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

Info

Publication number
JPH0974874A
JPH0974874A JP25556595A JP25556595A JPH0974874A JP H0974874 A JPH0974874 A JP H0974874A JP 25556595 A JP25556595 A JP 25556595A JP 25556595 A JP25556595 A JP 25556595A JP H0974874 A JPH0974874 A JP H0974874A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission shaft
power
planetary gear
combine
gear mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25556595A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Sato
良昭 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP25556595A priority Critical patent/JPH0974874A/ja
Publication of JPH0974874A publication Critical patent/JPH0974874A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルト式無段変速機構と遊星歯車機構との組
合せで走行変速を行うものにおいて、車速に応じて増減
速する動力を前処理部に供給すると共に、一方向回転ク
ラッチ等の前処理逆転防止用部材を不要にする。 【解決手段】 互いに平行配置される第一伝動軸8と第
二伝動軸9との間に、ベルト式無段変速機構11と遊星
歯車機構15とを並列状に介設し、無段変速機構11の
変速操作に基づいて走行動力を正逆転変速するにあた
り、前処理部2の動力を、無段変速機構11よりも下手
側で、かつ遊星歯車機構15よりも上手側となる第二伝
動軸9から取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルト式無段変速
機構と遊星歯車機構との組合せで走行変速を行うコンバ
インの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】近来、この種コンバインのなかには、、
エンジン動力を入力する第一伝動軸と、該第一伝動軸に
平行配置される第二伝動軸との間に、ベルト式無段変速
機構および遊星歯車機構を並列状に介設すると共に、前
記ベルト式無段変速機構の変速操作に応じて正逆転変速
する遊星歯車機構の出力回転を走行装置に伝動するよう
にしたものがある。つまり、このものでは、ベルト式無
段変速機構の操作で走行動力を正逆転変速することがで
きるため、変速操作の簡略化、操作荷重の軽減等を計れ
るという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コンバイン
においては、茎稈の刈取りおよび搬送を行う前処理部に
動力を供給する必要があるが、前記第一伝動軸から前処
理動力を取出した場合には、前処理部の作動速度が車速
に連動しないため、高速刈取り走行時に前処理作動が遅
れて茎稈の詰りが発生する等の可能性がある一方、遊星
歯車機構よりも下手側から前処理動力を取出した場合に
は、前処理部の作動速度が車速に連動するものの、取出
し動力が正逆転するため、一方向回転クラッチ等を介設
して前処理部の逆転作動を規制する必要があり、その結
果、部品点数の増加や構造の複雑化を招く不都合があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することができるコンバイ
ンを提供することを目的として創作されたものであっ
て、エンジン動力を入力する第一伝動軸と、該第一伝動
軸に平行配置される第二伝動軸との間に、ベルト式無段
変速機構および遊星歯車機構を並列状に介設すると共
に、前記ベルト式無段変速機構の変速操作に応じて正逆
転変速する遊星歯車機構の出力回転を走行装置に伝動し
てなるコンバインであって、該コンバインの前処理部
に、車速に応じて増減速する動力を供給するにあたり、
一方向にのみ回転する前記第二伝動軸から前処理動力を
取出したものである。つまり、ベルト式無段変速機構と
遊星歯車機構との組合せで走行変速を行うものでありな
がら、前処理部の動力を、ベルト式無段変速機構よりも
下手側で、かつ遊星歯車機構よりも上手側となる第二伝
動軸(ベルト式無段変速機構の出力軸)から取り出すよ
うにしたため、車速に応じて増減速する動力を前処理部
に供給することができ、しかも、第二伝動軸は一方向に
のみ回転するため、取出し動力が正逆転する場合の如
く、一方向回転クラッチ等を介設して前処理部の逆転作
動を規制する必要がなく、その結果、部品点数の削減お
よび構造の簡略化も計ることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の一つ
を図面に基づいて説明する。図面において、1はコンバ
インであって、該コンバイン1は、茎稈の刈取りおよび
搬送を行う前処理部2、刈取り茎稈を脱穀処理し、かつ
脱穀した穀粒を選別する脱穀選別部3、選別した穀粒を
貯溜する穀粒タンク4、脱穀済みの排稈を排出処理する
後処理部5、機体底部に設けられる左右一対のクローラ
走行部6等で構成されるが、これらの基本構成は何れも
従来通りである。
【0006】7は前記コンバイン1のトランスミッショ
ンケースであって、該トランスミッションケース7に
は、互いに平行配置される第一伝動軸8および第二伝動
軸9が回転自在に軸承されており、トランスミッション
ケース7の一端面から突出する第一伝動軸8に、ベルト
伝動機構10を介してエンジン動力を入力するようにな
っている。
【0007】11は前記第一伝動軸8の他端部と第二伝
動軸9の他端部との間に介設されるベルト式の無段変速
機構であって、該無段変速機構11は、変速レバー操作
に伴って背反的にプーリ径が変化する一対の変速プーリ
12、13と、両変速プーリ12、13間に懸回される
変速ベルト14とを用いて構成されるものであり、前記
変速レバー操作に基づいて第二伝動軸9の回転を無段階
に変速することができるようになっている。
【0008】15は前記第一伝動軸8の一端部と第二伝
動軸9の一端部との間に介設される遊星歯車機構(機能
的には差動歯車機構)であって、該遊星歯車機構15
は、第二伝動軸9に一体的に結合される太陽歯車16
と、該太陽歯車16に噛合する複数の遊星歯車17と、
第二伝動軸9に回転自在に支持され、かつ前記複数の遊
星歯車17を回転自在に支持する出力歯車18と、第二
伝動軸9に回転自在に支持され、かつ前記複数の遊星歯
車17に噛合する内歯19aを有するリング歯車19
と、第一伝動軸8に一体的に結合され、かつ前記リング
歯車19の外歯19bに噛合する入力歯車20とを用い
て構成されている。つまり、前記無段変速機構11を経
由して動力伝動される太陽歯車16と、無段変速機構1
1を経由することなく動力伝動されるリング歯車19と
の間に、複数の遊星歯車17を介設し、該遊星歯車17
の公転回転を出力歯車18から出力するように構成され
ており、以下、遊星歯車機構15の作用を図3に基づい
て説明する。
【0009】さて、前記リング歯車19が一定速度で左
回転していると仮定すると、太陽歯車16は、無段変速
機構11の操作に応じた速度で右回転することになり、
ここで、太陽歯車16の周速がリング歯車19の周速よ
りも速い場合(A)、遊星歯車17は、自転しつつ第二
伝動軸9を中心として右方向に公転し、これに伴って出
力歯車18は逆回転(もしくは正回転)する。また、太
陽歯車16の周速がリング歯車19の周速に一致した場
合(B)、遊星歯車17は、自転するものの公転回転数
は「0」となり、出力歯車18の回転は停止する。さら
に、太陽歯車16の周速がリング歯車19の周速よりも
遅い場合(C)、遊星歯車17は、自転しつつ第二伝動
軸9を中心として左方向に公転し、これに伴って出力歯
車18は正回転(もしくは逆回転)することになる。即
ち、遊星歯車機構15は、無段変速機構11の変速操作
に応じて出力歯車18の回転を無段階に正逆転変速する
ことができるようになっている。
【0010】21は前記トランスミッションケース7内
に構成される走行動力伝動機構であって、該走行動力伝
動機構21は、前記遊星歯車機構15の出力歯車18か
ら出力される動力を、サイドクラッチ機構22およびサ
イドブレーキ機構23を介して左右クローラ走行部6の
駆動輪6aに伝動すべく構成されており、このため、前
記変速レバー操作に基づいて前進、後進、停止等の走行
変速操作を無段階状に行うことができるようになってい
る。
【0011】また、前記前処理部2には、茎稈を引起す
引起し装置24、引起した茎稈の株元部を切断する刈刃
装置25、刈り取った茎稈を合流させつつ後方に搬送す
る前処理搬送装置26、該前処理搬送装置26から受け
取った茎稈を脱穀選別部3に向けて搬送する扱深さ搬送
装置27等の装置が設けられており、これらの装置を作
動させる動力は、前処理伝動軸28を介してトランスミ
ッションケース7から供給されるが、本発明において
は、車速に応じて増減速し、かつ一方向にのみ回転する
前記第二伝動軸9から前処理動力を取出すようになって
いる。つまり、第二伝動軸9の一端部を、トランスミッ
ションケース7の一端面部から突出させると共に、ベル
ト伝動機構29を介して前処理伝動軸28に連動連結し
ている。
【0012】叙述の如く構成されたものにおいて、互い
に平行配置される第一伝動軸8と第二伝動軸9との間
に、ベルト式無段変速機構11と遊星歯車機構15とを
並列状に介設し、無段変速機構11の変速操作に基づい
て走行動力を正逆転変速するものであるが、前処理部2
の動力は、無段変速機構11よりも下手側で、かつ遊星
歯車機構15よりも上手側となる第二伝動軸9から取り
出されるため、車速に応じて増減速する動力を前処理部
に供給することができ、この結果、高速刈取り走行時に
前処理作動が遅れて茎稈の詰りが発生する等の不都合を
解消することができる。
【0013】しかも、前記第二伝動軸は一方向にのみ回
転するため、取出し動力が正逆転する場合の如く、一方
向回転クラッチ等を介設して前処理部2の逆転作動を規
制する必要がなく、この結果、部品点数の削減および構
造の簡略化も計ることができる。
【0014】さらに、本実施形態では、第二伝動軸9の
一端部を、トランスミッションケース7の一端面部から
突出させると共に、ベルト伝動機構29を介して前処理
伝動軸28に連動連結しているため、第二伝動軸9を両
持ち状に支持して支持強度を高めることができる許り
か、ベルト伝動機構10、29をトランスミッションケ
ース7の一端面部に集中配置することができ、この結
果、強度的に有利で、かつコンパクトな動力伝動機構を
構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの斜視図である。
【図2】動力伝動構造の要部を示す動力伝動回路図であ
る。
【図3】(A)、(B)、(C)はそれぞれ遊星歯車機
構の作用説明図である。
【符号の説明】
1 コンバイン 2 前処理部 7 トランスミッションケース 8 第一伝動軸 9 第二伝動軸 11 ベルト式無段変速機構 15 遊星歯車機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン動力を入力する第一伝動軸と、
    該第一伝動軸に平行配置される第二伝動軸との間に、ベ
    ルト式無段変速機構および遊星歯車機構を並列状に介設
    すると共に、前記ベルト式無段変速機構の変速操作に応
    じて正逆転変速する遊星歯車機構の出力回転を走行装置
    に伝動してなるコンバインであって、該コンバインの前
    処理部に、車速に応じて増減速する動力を供給するにあ
    たり、一方向にのみ回転する前記第二伝動軸から前処理
    動力を取出したコンバイン。
JP25556595A 1995-09-07 1995-09-07 コンバイン Pending JPH0974874A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25556595A JPH0974874A (ja) 1995-09-07 1995-09-07 コンバイン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25556595A JPH0974874A (ja) 1995-09-07 1995-09-07 コンバイン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0974874A true JPH0974874A (ja) 1997-03-25

Family

ID=17280493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25556595A Pending JPH0974874A (ja) 1995-09-07 1995-09-07 コンバイン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0974874A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999048353A1 (de) * 1998-03-21 1999-09-30 Deere & Company Zuführvorrichtung

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999048353A1 (de) * 1998-03-21 1999-09-30 Deere & Company Zuführvorrichtung

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0974874A (ja) コンバイン
JP4474816B2 (ja) コンバイン
JP4023912B2 (ja) コンバイン
JP5749672B2 (ja) コンバイン
JP4034415B2 (ja) コンバインのフィードチエン駆動機構
JP4060942B2 (ja) コンバイン
JP3938800B2 (ja) Hst式ミッション装置
JPH0661180B2 (ja) 作業車輌における動力伝達装置
JP3572640B2 (ja) コンバインの伝動機構
JP4138413B2 (ja) コンバインの伝動装置
JP2857613B2 (ja) コンバインにおける動力伝達装置
JP3641565B2 (ja) 作業機の伝動装置
JP5149500B2 (ja) 作業車輌用トランスミッション
JP2002238333A (ja) 走行ミッション装置の刈取動力取出装置
JPH06227293A (ja) 遊星ギア式変速装置
JP2005013239A (ja) コンバインにおける動力伝達装置
JPS5920022Y2 (ja) 刈取収穫機
JPH0660323U (ja) 刈取収穫機の変速装置
JP3658910B2 (ja) コンバインの走行ミッション
JP2813641B2 (ja) コンバインのミッション構造
JPH0229863Y2 (ja)
JPH0568234U (ja) コンバインの駆動構造
JP2009090786A (ja) 作業車両のトランスミッション
JPH11155319A (ja) 乗用移動農機
JPH08252022A (ja) コンバインにおける刈取部の同調制御機構