JPH0974748A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JPH0974748A
JPH0974748A JP22619295A JP22619295A JPH0974748A JP H0974748 A JPH0974748 A JP H0974748A JP 22619295 A JP22619295 A JP 22619295A JP 22619295 A JP22619295 A JP 22619295A JP H0974748 A JPH0974748 A JP H0974748A
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Fumiaki Hashimoto
文明 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2次出力電流誤差検出回路が不要であり、出
力定電流特性と過電流保護特性を同一特性にすることに
より低コスト、小型化可能な定電流出力特性を具備する
スイッチング電源装置を提供することを目的とする。 【構成】 トランス2の第1の一次巻線2aを介してス
イッチング素子1とスイッチング素子1を流れる電流を
電圧信号に変換して出力する電流検出回路10を直列に
接続し、電流検出回路10の出力を比較器9aの第1の
入力端子に接続し前比較器9aの第2の入力端子にはト
ランス2の二次巻線電圧2cに比例した電圧が発生する
トランス2の第2の一次巻線2bを整流平滑して得られ
る電圧を電流信号に変換する出力電圧モニター回路14
の出力とトランス2の第2の一次巻線2b間にダイオー
ドとコンデンサの直列接続回路を並列接続した構成から
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は出力に定電圧特性と定電
流特性とを有するスイッチング電源装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコンやビデオカメラ等のバッ
テリーを電源とする機器は低価格化とともに小型・軽量
化が進みどこへでも持ち運びが可能となり普及してい
る。これに伴いバッテリーを充電する出力特性すなわち
定電流出力特性と機器に電力を供給する出力特性すなわ
ち定電圧出力特性を備えたスイッチング電源装置に対し
ても低コスト化、小型・軽量化が求められている。
【0003】以下図面を参照しながら従来のスイッチン
グ電源装置の一例について説明する。
【0004】図5は、従来のスイッチング電源装置の回
路構成図である。図5において、1はバイポーラトラン
ジスタあるいは電界効果トランジスタ等により構成され
るスイッチング素子であり、2は電力変換用のトランス
であり2aは第1の一次巻線、2bは第2の一次巻線、
2cは二次巻線であり、3は商用交流電源を整流平滑す
るなどして得られる直流電源であり、4は2次整流ダイ
オード4a、2次平滑コンデンサ4bからなる出力回路
であり、5は負荷であり、直流電源3からトランス2の
第1の一次巻線2aを介して与えられる直流電力をスイ
ッチング素子1によりスイッチングしそのスイッチング
出力をトランス2の第1の一次巻線2aから二次巻線2
cに取出し二次巻線2cに接続された出力回路4によっ
て整流平滑し、直流電力として負荷5に供給する。
【0005】6は出力電圧誤差検出回路であり、負荷5
に供給される出力電圧Voを抵抗6a、6bによって分
圧し誤差増幅器6cの第1の入力端子に入力し、第2の
入力端子に入力される基準電圧源6dとの誤差分を増幅
しダイオード6e、フォトカプラー8を介してパルス幅
制御回路11に出力する。
【0006】7は出力電流誤差検出回路であり、負荷5
に供給される出力電流Ioを抵抗7aにより電圧信号に
変換し誤差増幅器7bの第1の入力端子に入力し、第2
の入力端子に入力される基準電圧源7cとの誤差分を増
幅しダイオード7d、フォトカプラー8を介してパルス
幅制御回路11に出力する。
【0007】9は過電流検出回路であり、スイッチング
素子1に流れる電流を抵抗10aにより電圧信号に変換
する電流検出回路10の出力を比較器9aの第1の入力
端子に入力し、第2の入力端子に入力される基準電圧源
9bと比較しその出力をパルス幅制御回路11に出力す
る。
【0008】パルス幅出力回路11は、直流電源3また
は前記パルス幅制御回路11が動作を開始すると前記ト
ランス2の第2の一次巻線2bの電圧をダイオード12
a、コンデンサ12bからなる整流平滑回路12の出力
を電源電圧とし、 (1)出力電流値Io<出力定電流値Ioconstでは、 Io×R(7a)<VREF(7c) のため出力電流誤差検出回路7は動作しておらず、出力
電圧誤差検出回路6のフォトカプラー8を介しての出力
信号によりスイッチング素子1のオン・オフ時間を決定
しその出力でドライブ回路13を介してスイッチング素
子1をスイッチングさせ出力電圧Voが一定となるすな
わち定電圧出力特性となるようにスイッチング素子1の
オン・オフ時間を制御する。
【0009】但し、R(7a)は出力電流誤差検出回路7内
の出力電流Io検出用の抵抗7aの抵抗値、VREF(7c)は
出力電流誤差検出7内の誤差増幅器7bの第2の入力端
子に接続される基準電圧源7cの電圧値である。
【0010】図6は図5のスイッチング電源装置の出力
特性である出力電流−出力電圧特性(以下I−V特性)
を示し、この時は図中太線部Aの特性となる。
【0011】(2)次に、出力電流値Io=出力定電流
値Ioconstでは、 Io×R(7a)=VREF(7c) となり出力電流誤差検出回路7が動作を始めるため出力
電圧Voが低下し出力電圧誤差検出回路6の動作が停止
し、出力電流誤差検出回路7のフォトカプラー8を介し
ての出力信号によりスイッチング素子1のオン・オフ時
間を決定しその出力でドライブ回路13を介してスイッ
チング素子1をスイッチングさせ出力電流値Io=出力
定電流値Ioconstとなるようにスイッチング素子1のオ
ン・オフ時間を制御する。
【0012】図6のI−V特性においては細線部Bの特
性となる。 (3)又、スイッチング電源装置の異常時(例えば、図
6においてトランス2の2次巻線2cの短絡又は出力電
流誤差検出回路7の故障等)のスイッチング電源装置の
保護及び負荷5に対する過電流保護はスイッチング素子
1に直列に接続された前記スイッチング素子1を流れる
電流を電圧信号に変換して出力する電流検出回路10の
出力V10が、 V10=R(10a)・I(1)limit =V9REF となると過電流検出回路9が動作し、過電流検出回路9
の出力によりスイッチング素子1のオフを決定しドライ
ブ回路13を介してスイッチング素子1をオフする。
【0013】但し、R(10a)は電流検出回路10内の抵抗
10の抵抗値、I(1)limitは過電流検出回路9が動作す
る時のスイッチング素子1を流れる電流値、V9REFは過
電流検出回路の比較器9aの第2の入力端子に接続され
る基準電圧源9bの電圧値である。
【0014】しかしながら、出力電力の最大時に必要な
スイッチング素子1を流れる電流値をI(1)maxとする
と、 I(1)1imit>I(1)max であるため、図6においては点線部Cが出力過電流保護
電流値Iolimit特性となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述のようにスイッチ
ング電源装置の出力特性に定電圧特性と定電流特性を有
するためには、 (1)出力電圧誤差検出回路6と出力電流誤差検出回路
7とが必要であり誤差増幅器、基準電圧の比較的高価な
部品が数多く必要となりそれに伴い誤差増幅器への入力
手段を構成する部品数が多くなる。 (2)出力電流誤差検出回路7内に負荷5に供給される
電流を検出するための手段として抵抗7aが必要であ
り、このため抵抗7aによる損失が大きく損失の低減が
はかれない。 (3)さらに、スイッチング電源装置の過電流保護とし
てはスイッチング素子1を流れる電流が必ず、 I(1)1imit>I(1)max となり図6のI−V特性の点線部Cの特性となるため、
スイッチング素子1、2次整流ダイオード4a、トラン
ス2等は出力過電流保護電流値Iolimitで設計しなけれ
ばならず必要以上に大きな定格のものを使用することに
なる。 (4)熱設計に対しても前述の出力過電流保護電流値I
olimitで設計する必要があることからスイッチング電源
装置として低コスト化、小型化が困難であるといった課
題があった。
【0016】本発明は上記課題を解決するためのもの
で、出力電流誤差検出回路をなくし、出力電流値Io<
出力過電流保護電流値Iolimitでは出力電圧誤差検出回
路とパルス幅制御回路を用いて定電圧出力特性となるよ
うにスイッチング素子のオン・オフを制御し、出力電流
Io=出力過電流保護電流値Iolimitではトランスの二
次巻線に比例する前記トランスの第2の一次巻線の電圧
と過電流検出回路及びパルス幅制御回路を用いて、 出力電流値Io=出力定電流値Ioconst=出力過電流保
護電流値Iolimit となる定電流出力特性になるようにスイッチング素子1
のオン・オフを制御することにより、部品数の削減、損
失の低減、使用部品定格の最適化、熱設計の最適化が行
え、定電圧出力特性と定電流出力特性を有するスイッチ
ング電源装置の低コスト化、小型化が可能となる。
【0017】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、トランスの第1の一次巻線を介してスイッ
チング素子と前記スイッチング素子を流れる電流を電圧
信号に変換して出力する電流検出回路を直列に接続し、
前記電流検出回路の出力を比較器の第1の入力端子に接
続し前記比較器の第2の入力端子にはトランスの二次巻
線電圧に比例した電圧が発生する前記トランスの第2の
一次巻線を整流平滑して得られる電圧を電流信号に変換
する手段の出力が接続し、前記比較器の出力は前記スイ
ッチング素子のオン・オフを制御するパルス幅制御回路
に接続された構成とする。
【0018】また、トランスの第1の一次巻線を介して
スイッチング素子と前記スイッチング素子を流れる電流
を電圧信号に変換して出力する電流検出回路を直列に接
続し、前記電流検出回路の出力を比較器の第1の入力端
子に接続し前記比較器の第2の入力端子にはトランスの
二次巻線電圧に比例した電圧が発生する前記トランスの
第2の一次巻線を整流平滑して得られる電圧を電流信号
に変換する手段の出力と前記トランスの第2の一次巻線
間にダイオードとコンデンサの直列接続回路を並列接続
した構成からなる前記トランスの第1の一次巻線に与え
られる直流入力電圧に比例した電圧を電流信号に変換す
る手段の出力を接続し、前記比較器の出力は前記スイッ
チング素子のオン・オフを制御するパルス幅制御回路に
接続された構成とする。
【0019】さらに上記構成において前記スイッチング
素子をMOSFETとし前記MOSFETは大多数の単
位セルが接続された第1のソース電極と単位セルの一部
分が接続された第2のソース電極とを有し、前記第2の
ソース電極を電流検出回路に直列接続した構成とするも
のである。
【0020】
【作用】この構成によって、出力電流誤差検出回路が不
要となり部品数の削減が可能であり、負荷へ供給する電
流を検出する出力電流検出抵抗が不要となるため損失の
低減が図れるとともに、出力特性においては従来と同じ
定電圧特性を有し定電流特性では、 出力電流Io=出力定電流値Ioconst=出力過電流保護
電流値Iolimit とすることができ使用部品及び熱設計の最適化が行え
る。
【0021】また、出力電流誤差検出回路をなくしても
トランスの第1の一次巻線に与えられる直流入力電圧に
係らず出力の定電流特性においては 出力電流Io=出力定電流値Ioconst=出力過電流保護
電流値Iolimit とすることができる。
【0022】さらには、スイッチング素子を流れる電流
を検出する電流検出回路内の抵抗の損失の低減が図れる
とともにスイッチング素子と同一半導体基板上に数多く
の回路が集積化できスイッチング電源装置の一次側部品
数の削減ができるといったことからスイッチング電源装
置として低コスト化、小型化を図ることができる。
【0023】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図1、図2を参考
にしながら説明する。
【0024】図1は本発明のスイッチング電源装置の回
路構成図である。図1において図5と同じものについて
は同一の符合を記す。図1において1はバイポーラトラ
ンジスタあるいは電界効果トランジスタ等により構成さ
れるスイッチング素子であり、2は電力変換用のトラン
スであり、2aは第1の一次巻線、2bは第2の一次巻
線、2cは二次巻線であり、3は商用交流電源を整流平
滑するなどして得られる直流電源であり、4は2次整流
ダイオード4aと整流平滑コンデンサ4bからなる出力
回路であり、5は負荷であり、直流電源3からトランス
2の第1の一次巻線2aを介して与えられる直流電力を
スイッチング素子1によりスイッチングしそのスイッチ
ング出力をトランス2の第1の一次巻線2aから二次巻
線2cに取出し二次巻線2cに接続された出力回路4に
よって整流平滑し、直流電力として負荷5に供給する。
【0025】6は出力電圧誤差検出回路であり、負荷5
に供給される出力電圧Voを抵抗6a、6bによって分
圧し誤差増幅器6cの第1の入力端子に入力し、誤差増
幅器6cの第2の入力端子に入力される基準電圧源6d
との誤差分を増幅しフォトカプラー8を介してパルス幅
制御回路11に出力する。
【0026】9は過電流検出回路であり、スイッチング
素子1に流れる電流を抵抗10aにより電圧信号に変換
する電流検出回路10の出力を比較器9aの第1の入力
端子に入力し、比較器9aの第2の入力端子には定電流
源9baと抵抗9bbからなる基準電圧源9bと前記ト
ランス2の二次巻線2cに比例する前記トランス2の第
2の一次巻線2bの電圧をダイオード12a、コンデン
サ12bからなる整流平滑回路12で整流平滑し、整流
平滑回路12に並列に接続された抵抗14a、抵抗14
bからなる整流平滑回路12の電圧を電流信号に変換す
る出力電圧モニター回路14の出力とが入力され、比較
器9aは第1及び第2の入力端子に入力された信号を比
較しその出力を出力信号V14としてパルス幅制御回路1
1に出力する。
【0027】パルス幅出力回路11は、直流電源3また
は前記パルス幅制御回路11が動作を開始すると前記ト
ランス2の二次巻線2cに比例するトランス2の第2の
一次巻線2bの電圧をダイオード12a、コンデンサ1
2bからなる整流平滑回路12の出力を電源電圧とし、 (1)出力電流値Io<出力定電流値Ioconst=出力過
電流保護電流値Iolimit では電圧誤差検出回路6によるフォトカプラー8を介し
ての出力により誤差増幅器11aの入力信号V11を変化
させ誤差増幅器11aは基準電圧11bと入力信号V11
を比較し増幅してPWMコンパレータ11cに出力信号
V12を出力しPWMコンパレータ11cは誤差増幅器1
1aの出力信号V12と三角波11dを比較し出力信号V
13をNOR回路11eに出力し、NOR回路11eは過
電流検出回路9の出力信号V14とPWMコンパレータ1
1cの出力信号V13とを論理演算し出力信号V15をR−
Sフリップフロップ11fのR端子に出力しR−Sフリ
ップフロップ11fはS端子に接続されるクロックパル
ス11gとNOR回路11eの出力信号V15により決定
される出力信号V16をドライブ回路13を介してスイッ
チング素子1に出力することにより出力電圧Voが一定
となるようにスイッチング素子のオン・オフ時間を制御
する。
【0028】図2は図1のスイッチング電源装置の出力
のI−V特性を示したものであり、この時のI−V特性
は図2中の太線部Aの特性となり定電圧特性となる。 (2)次に、負荷5のインピーダンスが低下し出力電流
値Ioが大きくなり、 出力電流値Io=出力定電流値Ioconst=出力過電流保
護電流値Iolimit となるとスイッチング素子1を流れる電流I(1)が大
きくなり、 V10=I(1)・R(10a) ={R(14a)・(1/R(9bb)+1/R(14a)+1/R(14b))}・{NB/NP・Vo+Icc・R(14a)} =V9REF……(1) となると、過電流検出回路9が動作し出力信号V14をN
OR回路11eに出力しNOR回路11eは論理演算し
出力信号V15をR−Sフリップフロップ11fのR端子
に出力しR−Sフリップフロップ11fはS端子に接続
されるクロックパルス11gとNOR回路11eの出力
信号V15により決定される出力信号V16をドライブ回路
13を介してスイッチング素子1に出力するため出力電
圧Voが低下し、これにより出力誤差検出回路6による
フォトカプラー8を介しての信号がなくなりフォトカプ
ラー8電圧V11が基準電圧11iより高くなるため比較
器11がスイッチ11jをオフとしPWMコンパレータ
の出力V13はロウレベルとなるためNOR回路11eの
出力V15は過電流検出回路9の出力信号V14で決される
ことになる。
【0029】但し、V9REFは過電流検出回路9内の比較
器9aの第2の入力端子に入力される電圧値であり、上
記式(1)において、R(10a)は、電流検出回路10内の
抵抗10aの抵抗値であり、R(14a)、R(14b)は、それぞ
れ出力電圧モニター回路14内の抵抗14a、14bの
抵抗値であり、R(9bb)は、過電流検出回路9内の抵抗9
bbの抵抗値であり、Iccは、過電流検出回路9内の定
電流源9baの定電流値であり、NPは、トランス2の第
1の一次巻線2aの巻線数であり、NBは、トランス2の
第2の一次巻線2bの巻線数である。
【0030】この時の出力電流Ioは、 Io=k・Lp・ I(1)2 /Vo・f =k・Lp・{V9REF/R(10a)}2/Vo・f…(2) =Ioconst となる。
【0031】但し、kは比例定数であり、Lpはトラン
ス2の第1の一次巻線のインダクタンス値であり、fは
スイッチング素子1の発振周波数である。
【0032】図2のI−V特性においてはB点となる。
さらに、負荷5のインピーダンスが小さくなり出力電圧
Voが低下しても 出力電流値Io=出力定電流値Ioconst=出力過電流保
護電流値Iolimit となるように式(1)より設定された過電流検出回路9
内の比較器9aの第2の入力端子に入力される電圧値9R
EFが出力電圧Voにより低くなることで 出力電流値Io=出力定電流値Ioconst=出力過電流保
護電流値Iolimit となる。
【0033】又、前述の式(1)によりスイッチング素
子1を流れる電流I(1)も小さくなる。出力電流Io
は前述の式(2)となる。
【0034】図2のスイッチング電源装置の出力のI−
V特性においてはB点からC点へとなる。
【0035】さらに負荷5のインピーダンスが小さくな
り出力電圧Voが低下すると 出力電流値Io=出力定電流値Ioconst=出力過電流保
護電流値Iolimit となるように式(1)より設定された過電流検出回路9
内の比較器9aの第2の入力端子に入力される電圧値9R
EFが低くなることで 出力電流値Io=出力定電流値Ioconst=出力過電流保
護電流値Iolimit となる。
【0036】又、スイッチング素子1を流れる電流I
(1)はさらに小さくなる。出力電流Ioは前述の式
(2)となる。
【0037】図2のスイッチング電源装置の出力のI−
V特性はC点からD点へとなり、過電流検出回路9が動
作を開始すると図2のI−V特性においては点線部の特
性、すなわち出力定電流特性を得ることができる。図2
の点線部の出力定電流特性部はパルス幅制御回路11に
入力される過電流検出回路9の出力によりスイッチング
素子1のオン・オフが制御されているため、 出力電流値Io=出力定電流値Ioconst=出力過電流保
護電流値Iolimit となる。
【0038】図3に本発明の他の実施例を示す。図3は
他の本発明のスイッチング電源装置の回路構成図であ
る。図3において第1と同じものについては同一の符合
を記す。15はダイオード15aとコンデンサ15bの
直列回路からなる直流電源3の電圧値Eを検出する入力
電圧モニター回路であり、前記トランス2の第2の一次
巻線2bに並列接続され、出力は抵抗16を介して過電
流検出回路9内の比較器9aの第2の入力端子に接続さ
れている。図3のスイッチング電源装置の動作は図1に
示すスイッチング電源装置の動作と同じため説明は省略
する。
【0039】但し、過電流検出回路9が動作し出力信号
V14をNOR回路11eに出力する時の電流検出回路の
出力V10と過電流検出回路9内の比較器9aの第2の入
力端子の電圧V9REFは、 V10=I(1)・R(10a) ={R(14a)・(1/R(9bb)+1/R(14a)+1/R(14b)+I/R(16))}・
{NB/NP・Vo+R(14a)/R(16)・VBB+Icc・R(14a)} =V9REF……(3) となる。
【0040】但し、VBBは、入力電圧モニター回路15
の出力電圧Vで、VBB=-NB/NP・Eであり、NBは、トラン
ス2の第2の一次巻線2bの巻線数であり NPは、トランス2の第1の一次巻線2aの巻線数であり Eは、直流電源3の電圧値であり、R(16)は、抵抗16
の抵抗値である。
【0041】出力電流Io、出力特性は図1の実施例と
同じくそれぞれ式(2)、図2となり、 出力電流値Io=出力定電流値Ioconst=出力過電流保
護電流値Iolimit とすることができる。
【0042】図4に本発明のさらに他の実施例を示す。
図4は他の本発明のスイッチング電源装置の回路構成図
である。図4において図1と同じものについては同一の
符合を記す。図4は図1のスイッチング素子1としてパ
ワーMOSFET17を用いた場合であり、パワーMO
SFET17は大多数の単位セルからなる第1のソース
電極S1と少数の単位セルからなる第2のソース電極S
2を有し第2のソース電極S2が電流検出回路10に接
続された構成である以外は図1と同じ構成であり、図1
に示すスイッチング電源装置と動作は同じため説明は省
略する。
【0043】但し、過電流検出回路9が動作し出力信号
V14をNOR回路11eに出力する時の電流検出回路の
出力V10と過電流検出回路9内の比較器9aの第2の入
力端子の電圧V9REFは、 V10= I(S2)・R(10a) =n2/n1・I(S1)・R(10a) =n2/n1・I(1) ・R(10a) ={R(14a)・(1/R(9bb)+1/R(14a)+1/R(14b))}・{NB/NP・Vo+Icc・R(14a} =V9REF ……(4) となる。
【0044】但し、n1は、パワーMOSFET17の
第1のソース電極S1に接続されるパワーMOSFET
の単位セル数であり、n2は、パワーMOSFET17
の第2のソース電極S2に接続されるパワーMOSFE
Tの単位セル数であり、I(S1)は、パワーMOSFET
17の第1のソース電極S1を流れる電流値であり、I
(S2)は、パワーMOSFET17の第2のソース電極S
2を流れる電流値であり、 I(S2)=n2/n1・I(S1) となる。
【0045】n2/n1は通常約1〜0.1%に設定される
ため第1のスイッチング素子1を流れる電流I(1)と
パワーMOSFET17の第1のソース電極S1を流れ
る電流I(S1)はほぼ等しい。
【0046】出力電流Io、出力特性は図1の実施例と
同じくそれぞれ式(2)、図2となり、 出力電流値Io=出力定電流値Ioconst=出力過電流保
護電流値Iolimit とすることができる。
【0047】さらに、式(4)から明らかなようにR(10
a)をn1/n2倍又は、抵抗R(14a)、R(9b)、R(14b)をn1/n2
倍に設定すれば図1の実施例の式(1)と同じことにな
るが図1の実施例に比べ、 ・スイッチング素子1に流れる電流I(1)のn2/n1倍
の極小さい電流で過電流検出回路9を動作させることが
できるため電流検出回路10内の抵抗10の損失の低減
を図ることができスイッチング電源装置として小型化で
きる。
【0048】・パワーMOSFET17、電流検出回路
10、過電流検出回路9、パルス幅制御回路11、出力
電圧モニター回路14を同一半導体基板上に集積化でき
る。以上の点から図1の実施例よりもさらに小型化、低
コスト化を行うことができる。
【0049】又、図3の実施例においても図4の実施例
のようにスイッチング素子1をパワーMOSFETの大
多数の単位セルからなる第1のソース電極S1と少数の
単位セルからなる第2のソース電極S2を有するパワー
MOSFETとしても動作、出力電流Io及び出力特性
は同じであり、入力電圧モニター回路15、抵抗16を
も同一半導体基板上に集積化でき図4の実施例よりもさ
らに小型化、低コスト化を行うことができる。
【0050】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、 (1)トランスの第1の一次巻線を介してスイッチング
素子と前記スイッチング素子を流れる電流を電圧信号に
変換して出力する電流検出回路を直列に接続し、前記電
流検出回路の出力を比較器の第1の入力端子に接続し前
記比較器の第2の入力端子にはトランスの二次巻線電圧
に比例した電圧が発生する前記トランスの第2の一次巻
線を整流平滑して得られる電圧を電流信号に変換する手
段の出力が接続され、前記比較器の出力は前記スイッチ
ング素子のオン・オフを制御するパルス幅制御回路に接
続された構成とする。
【0051】(2)トランスの第1の一次巻線を介して
スイッチング素子と前記スイッチング素子を流れる電流
を電圧信号に変換して出力する電流検出回路を直列に接
続し、前記電流検出回路の出力を比較器の第1の入力端
子に接続し前記比較器の第2の入力端子にはトランスの
二次巻線電圧に比例した電圧が発生する前記トランスの
第2の一次巻線を整流平滑して得られる電圧を電流信号
に変換する手段の出力と前記トランスの第2の一次巻線
間にダイオードとコンデンサの直列接続回路を並列接続
した構成からなる前記トランスの第1の一次巻線に与え
られる直流入力電圧に比例した電圧を電流信号に変換す
る手段の出力を接続し、前記比較器の出力は前記スイッ
チング素子のオン・オフを制御するパルス幅制御回路に
接続された構成とする。
【0052】(3)上記(1)、(2)の構成において
前記スイッチング素子をMOSFETとし前記MOSF
ETは大多数の単位セルが接続された第1のソース電極
と単位セルの一部分が接続された第2のソース電極とを
有し、前記第2のソース電極を上記(1)、(2)の電
流検出回路に接続した構成とするものであるから、 (1)出力電流誤差検出回路7が不要となり部品数の削
減が可能であり、負荷5へ供給する電流を検出する出力
電流検出抵抗7aが不要となるため損失の低減が図れる
とともに、出力特性においては従来と同じ定電圧特性を
有し定電流特性では、出力電流値Io=出力定電流値Io
const=出力過電流保護値Iolimitとすることができ使
用部品及び熱設計の最適化が行える。
【0053】(2)出力電流誤差検出回路7をなくして
もトランスの第1の一次巻線に与えられる直流入力電圧
に係らず出力の定電流特性においては出力電流Io=出
力定電流値Ioconst=出力過電流保護電流値Iolimitと
することができる。
【0054】(3)さらには、スイッチング素子1を流
れる電流を検出する電流検出回路10内の抵抗10aの
損失の低減が図れるとともにスイッチング素子1と同一
半導体基板上に数多くの回路が集積化できスイッチング
電源装置の一次側部品数の削減ができる。といったこと
から低コスト化、小型化を図ることができる定電圧出力
特性と定電流出力特性を有するスイッチング電源装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すスイッチング電源装置
の回路構成図
【図2】本発明の一実施例におけるスイッチング電源装
置の出力特性図
【図3】他の本発明の一実施例を示すスイッチング電源
装置の回路構成図
【図4】他の本発明の一実施例を示すスイッチング電源
装置の回路構成図
【図5】従来のスイッチング電源装置の回路構成図
【図6】従来のスイッチング電源装置の出力特性図
【符号の説明】
1 バイポーラトランジスタ或いは電界効果トランジス
タにより構成されるスイッチング素子 2 トランス 2a トランス2の第1の一次巻線 2b トランス2の第2の一次巻線 2c トランス2の二次巻線 3 直流電源 4 出力回路 4a 2次整流ダイオード 4b 2次平滑コンデンサ 5 負荷 6 出力電圧誤差検出回路 6a、6b、7a、9bb、10a、14a、14b、
16 抵抗 6c、7b、11a 誤差増幅器 6d、7c、9b、11b、11i 基準電圧源 6e、7d、12a、15a ダイオード 7 出力電流誤差検出回路 8 フォトカプラー 9 過電流検出回路 9a、11h 比較器 9ba 定電流源 10 電流検出回路 11 パルス幅制御回路 11c PWMコンパレータ 11d 三角波 11e NOR回路 11f R−Sフリップフロップ 11g クロックパルス 11j スイッチ 12 整流平滑回路 12b、15b コンデンサ 13 ドライブ回路 14 出力電圧モニター回路 15 入力電圧モニター回路 17 パワーMOSFET

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスの第1の一次巻線を介してスイ
    ッチング素子と前記スイッチング素子を流れる電流を電
    圧信号に変換して出力する電流検出回路を直列に接続
    し、前記電流検出回路の出力を比較器の第1の入力端子
    に接続し前記比較器の第2の入力端子には前記トランス
    の二次巻線電圧に比例した電圧が発生する前記トランス
    の第2の一次巻線電圧を整流平滑して得られる電圧を電
    流信号に変換する手段の出力を接続し、前記比較器の出
    力は前記スイッチング素子のオン・オフを制御するパル
    ス幅制御回路に接続されたスイッチング電源装置。
  2. 【請求項2】 トランスの第2の一次巻線間にダイオー
    ドとコンデンサの直列接続回路を並列接続した構成から
    なる前記トランスの第1の一次巻線に与えられる直流入
    力電圧に比例した電圧を電流信号に変換する手段の出力
    が比較器の第2の入力端子に接続された請求項1記載の
    スイッチング電源装置。
  3. 【請求項3】 スイッチング素子をMOSFETとし前
    記MOSFETの単位セルの一部分を第2のソース電極
    とし前記第2のソース電極と電流検出回路を直列に接続
    した請求項1または請求項2記載のスイッチング電源装
    置。
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