JPH0974412A - Atm交換網のapsシステム - Google Patents

Atm交換網のapsシステム

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JPH0974412A
JPH0974412A JP22631395A JP22631395A JPH0974412A JP H0974412 A JPH0974412 A JP H0974412A JP 22631395 A JP22631395 A JP 22631395A JP 22631395 A JP22631395 A JP 22631395A JP H0974412 A JPH0974412 A JP H0974412A
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JP
Japan
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aps
line
byte
individual
switching network
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP22631395A
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English (en)
Inventor
Shunichi Tonai
俊一 藤内
Yoshiyuki Karakawa
良行 辛川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5625Operations, administration and maintenance [OAM]
    • H04L2012/5627Fault tolerance and recovery

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATM交換網のAPSシステムに関し、AT
M交換網の回線障害に対する信頼性を向上させることを
目的としている。 【解決手段】 第1の装置と第2の装置とがワーキング
ラインとプロテクションラインよりなる二重化通信線で
接続されたATM交換網システムにおいて、前記第1の
装置と第2の装置のそれぞれに、ワーキングラインとプ
ロテクションラインを送信側においてブリッジするブリ
ッジ部と、ワーキングラインとプロテクションラインを
受信側においてセレクトするスイッチと、APSを実現
するための情報を持つバイト情報を生成するKバイト生
成機能と、プロテクションラインからのKバイト情報を
受け取り、受け取った情報を解析して前記Kバイトに所
定の情報を乗せてAPSを実現する機能と、前記スイッ
チを切替える機能とを具備して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATM交換網のAP
Sシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の交換網技術の進展に伴い、ISD
N網(Integrated Service Dig
ital Network:サービス統合ディジタル
網)の他に、ATM交換網(Asynchronous
Tranrfer Mode:非同期転送モード網)
も用いられるようになってきている。ATM交換網は、
数10bpsから数100Mbpsまでの通信情報の全
てを、数10〜128オクテット程度の固定長のパケッ
ト(セル)に分割し、150Mbps以上の伝送路上に
混在させて転送し、高速パケット交換により高速処理を
行なうものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の、ディジタルネ
ットワークの監視/制御の面では、回線誤り検出,回線
品質情報の転送,データ通信用回線等のオーバヘッド等
が大量に用意されており、その内の一つに回線故障発生
時のサービス遮断を防止する目的で、故障発生時に自動
的に予備回線側に切り替えるためのAPS(Autom
atic Protection Switchin
g)機能が用意されている。しかしながら、ATM交換
網に関しては未だ、APS機能が提供されていない。
【0004】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、ATM交換網の回線障害に対する信頼性
を向上させることができるATM交換網におけるAPS
システムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図である。図において、10は装置で、#1と#2
の2個設けた例を示す。これら第1及び第2の装置10
は、ATM交換網の機能を具備するものである。例え
ば、ホスト局や、リモート局がこれに該当する。1Aは
第1の装置10と第2の装置10とを接続する通信線で
あるワーキングライン(以下Wラインと略す)、2Aは
同じく第1の装置10と第2の装置10とを接続する通
信線であるプロテクションライン(以下Pラインと略
す)である。1Bは第1の装置10と第2の装置10と
を接続する通信線であるWライン、2Bは同じく第1の
装置10と第2の装置10とを接続する通信線であるP
ラインである。このように、図に示すシステムでは、W
ラインが1Aと1Bの2本、Pラインが2Aと2Bの2
本設けられており、双方向の二重化通信線となってい
る。
【0006】3はWラインとPラインとを送信側におい
てブリッジするブリッジ部、4はWラインとPラインを
受信側においてセレクトするスイッチである。ブリッジ
部3は、図に示すように、Wライン1AとPライン2
A,Wライン1BとPライン2Bとを信号の出口側で固
定的に接続しているもので、パーマネント・ブリッジ
(Permanent Bridge)とも呼ばれる。
このように、ブリッジ部3で信号がWライン及びPライ
ンの双方に分かれて出ていくことをマルチドロップされ
るという。5はAPSを実現するための情報を持つバイ
ト情報を生成するKバイト生成機能と、Pラインからの
Kバイト情報を受け取り、受け取った情報を解析して前
記Kバイトに指定の情報を乗せてAPSを実現する機能
と、前記スイッチ4を切り替える機能を持つ制御手段で
ある。該制御手段5のその他の機能としては、各種のア
ラームを検出してOS(オペレーティングシステム)に
通知する機能や、ブリッジ部3のブリッジを切断する機
能等を持っている。制御手段5としては、例えばCPU
が用いられる。
【0007】制御手段5は、外部より入力されるATM
セル(例えばユーザセル)と、APSを行なうために生
成したシグナリングセル(Signaling Cel
l)とを、第1の装置10と第2の装置10間に流す時
に、双方のセルを識別する制御も行なう。
【0008】このような構成をとることにより、ATM
交換網の回線障害に対する信頼性を向上させることがで
きるATM交換網におけるAPSシステムを提供するこ
とができる。
【0009】この場合において、前記KバイトはK1バ
イトとK2バイトよりなり、K1バイトはリクエストタ
イプ情報とチャネル情報を持ち、K2バイトはチャネル
情報とオペレーションモード情報を持つことを特徴とし
ている。
【0010】このような構成のK1バイトとK2バイト
を組み合わせることによりAPSを確実に行なうことが
できる。また、前記第1及び第2の装置内に設けられた
回線を終端する回線終端部(個別部)として、OC3C
又はOC12C又はDS3を用いることを特徴としてい
る。OC3Cは150Mbpsの光信号、OC12Cは
600Mbpsの光信号、DS3は50Mbpsの電気
信号である。光信号を用いる時には、個別部内には光/
電変換機能を具備する必要がある。
【0011】このような構成により、高速情報転送を行
なうことができる。また、前記個別部が複数存在する場
合に、これら個別部の2組をペアとしてワーキングライ
ンとプロテクションラインの組み合わせを固定すること
を特徴としている。
【0012】このような構成により、システムの設計を
容易にすることができる。また、前記個別部が複数存在
する場合に、これら個別部の2組をペアとしてワーキン
グラインとプロテクションラインの組み合わせを任意に
設定することを特徴としている。
【0013】このような構成により、局条件により個別
部の組み合わせを変更可能とすることができる。また、
前記K1バイトのリクエストタイプ情報部に外部よりソ
フト制御コマンドを設定するようにしたことを特徴とし
ている。
【0014】このような構成により、ファームウェア自
律でAPSを行なうことができる。また、ワーキングラ
インとプロテクションラインの現用系と予備系の切り替
え制御を行なう場合、K1バイトと比較して対向側に何
らかのブリッジ切り替え要求を出し、それに対してブリ
ッジ完了を示すK2バイトが戻り、その送信K1バイト
のチャネル番号と、受信K2バイトのチャネル番号が一
致したら切り替えを行なうハードウェア自律のAPSを
行なうことを特徴としている。
【0015】このようなシーケンスをとることにより、
ATM交換網における確実なAPSを実行することがで
きる。また、前記第1及び第2の装置が複数の個別部と
これら個別部と接続される共通部より構成される場合に
おいて、該共通部で監視している個別部の交絡部障害が
上がってきた時に、前記制御手段5は、K1バイトとK
2バイトを制御して現用系と予備系のラインの切り替え
を行なうことを特徴としている。
【0016】このような構成をとることにより、現用系
と予備系の確実な切り替えを行なうことができる。ま
た、APS障害が復旧した時に、復旧障害を検出した前
記制御手段5がK1バイトとK2バイトのチャネル情報
を制御してプロテクションラインからワーキングライン
にハードウェア自律で切り戻ることを特徴としている。
【0017】このような構成をとることにより、障害復
旧時の切り戻しを確実に行なうことができる。ここで、
切り戻しとは、回線がPラインからWラインに切り替わ
ることをいう。
【0018】また、APS障害が復旧した時に、外部よ
りソフトウェア制御コマンドを前記制御手段5に与えて
K1バイトのリクエストタイプ情報を書き替え、これに
より、プロテクションラインからワーキングラインにソ
フトウェア自律で切り戻ることを特徴としている。
【0019】このような構成をとることにより、障害復
旧時の切り戻しを確実に行なうことができる。また、前
記制御手段は、1+1バイディレクショナル・モードの
場合において、閉塞されている個別部へはブリッジされ
ていないものとして、そのチャネル番号へのブリッジ完
了は出さないようにしたことを特徴としている。
【0020】ここで、1+1バイディレクショナル・モ
ードとは、ベルコア勧告によるWラインが常にPライン
にもブリッジされているモードをいう。このような構成
にすることにより、閉塞されている個別部をシステムか
ら切断して、システムの動作の信頼性を高めることがで
きる。
【0021】また、前記第1の装置がリモート局、第2
の装置がホスト局であり、リモート局とホスト局間の接
続において、リモート局の個別部からの上りのシグナリ
ングセル局内セル識別ビットをオンにし、ホスト局内に
設けられたバーチャルチャネル・コントローラにてオフ
とすることを特徴としている。
【0022】ここで、ユーザセルとは、通常の情報を運
ぶATMセルのことであり、シグナリングセルとは、装
置制御用のセル(例えばAPS用)をいう。このような
構成をとることにより、ホスト局の制御手段5はホスト
局とリモート局間においてユーザセルとシグナリングセ
ルとを区別することができる。
【0023】また、前記ホスト局及びリモート局の初期
設定時には、先ず、リモート側のAPS起動を行い、次
にホスト側の起動を行い、次に、ホスト局及びリモート
局の個別部のVPI/VCI値は個別毎に異なる値を設
定し、バーチャルチャネル・コントローラ内には各個別
部毎のVPI/VCI値を記憶するテーブルを設けるよ
うにすることを特徴としている。
【0024】このようなシーケンスをとることにより、
ホスト局及びリモート局の初期設定を確実に行なうこと
ができる。また、ホスト局共通部に対してAPS設定を
行なうに際し、OSから共通部に対する二重化指定のコ
マンドを与え、デマルチプレクサのタグC(TAG
C)をユニット固定値に戻し、I/Oを二重化し、個別
部のACT系を決定し、個別部の二重化設定を行い、ワ
ーキングライン/プロテクションラテンの指定を行なう
ようにすることを特徴としている。
【0025】このようなシーケンスをとることにより、
ホスト局共通部に対してAPS設定を確実に行なうこと
ができる。また、リモート局共通部に対してAPS設定
を行なうに際し、OSから共通部に対する二重化指定の
コマンドを与え、個別部の二重化設定を行い、デマルチ
プレクサのタグC(TAG C)をマルチドロップする
ようにすることを特徴としている。
【0026】このようなシーケンスをとることにより、
リモート局共通部に対してAPS設定を確実に行なうこ
とができる。また、共通部二重化障害からの復旧時のA
PS状態の復元のために、APSセット・リクエスト
(APS−SET−RQ)のメッセージ内容を、その送
出時期に応じて以下のように定めることを特徴としてい
る。 メッセージ受信系に、メッセージ中のAPS情報を設
定する。 メッセージ受信系は、他系のAPS情報を自系に設定
する。 両系に対してメッセージを設定する。
【0027】このようなシーケンスをとることにより、
共通部がどのような二重化障害であってもAPSを確実
に設定することができる。また、予備系を閉塞する時に
は、ワーキングラインについてはフォーストスイッチ
(Forced SW)によりプロテクションラインへ
の切り替えを行い、プロテクションラインについてはロ
ックアウト・オブ・プロテクション(Lockout
of Protection)の設定を行なうことを特
徴としている。
【0028】ここで、Forced SW(フォースト
・スイッチ)とは、K1バイトのリクエストタイプ部に
乗せる外部からのソフトウェア制御コマンドであり、強
制的に切り替えを行わせるコマンドである。また、Lo
ckout of Protection(ロックアウ
ト・オブ・プロテクション)とは、Pラインへの切り替
えを禁止する外部制御コマンドである。
【0029】このようなシーケンスをとることにより、
スタンバイ系を確実に閉塞することができる。また、両
系を閉塞する時には、以下の手順を行なうことを特徴と
している。 ロックアウト・オブ・プロテクション(Lockou
t of Protection)を設定する。 プロテクションラインを閉塞する。 ワーキングラインを閉塞する。
【0030】このようなシーケンスをとるとことによ
り、両系を確実に閉塞することができる。また、両系閉
塞状態を解除する時には、以下の手順を行なうことを特
徴としている。 ワーキングラインの閉塞を解除する。 プロテクションラインの閉塞を解除する。
【0031】このようなシーケンスをとることにより、
両系の閉塞状態を確実に解除することができる。また、
個別部を閉塞した状態で共通部が両系障害となった場
合、制御手段はソフトウェアにより閉塞状態を保持して
おき、共通部の障害復旧時はAPS開始通知にて個別部
閉塞状態を通知することを特徴としている。
【0032】このような構成にすることにより、障害復
旧を確実に行なうことができる。更に、前記個別部に状
態を表示する複数のランプを設けておき、前記制御手段
は各状態を定義するテーブルに従って、前記ランプを表
示制御することを特徴としている。
【0033】このような構成をとることにより、APS
制御時における各個別部の状態を認識することができ
る。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。APS方式には以下の方
式がある。 1+1方式 1:n方式 1:1方式 1+1方式は、信号の出側で固定的にブリッジした状態
で信号を送出する方式である。1+1方式には単方向
(Unidirectional)モードと双方向(B
idirectional)モードとがある。いずれの
モードも、ノンリバーチブ(non revertiv
e: 障害復旧時でも切り替え禁止)とリバーチブ(r
evertive:切り替え許容)が選択できる。
【0035】1:n方式は、1本のPラインとn本のW
ラインとの間でAPSを行なう方式で、単方向(Uni
directional)モードと双方向(Bidir
ectional)モードとがある。この場合、いずれ
もリバーチブ(revertive:切り替え許容)で
ある。
【0036】1:1方式は、の1:nのn=1の時に
対応し、1本のWラインと1本のPラインとの間でAP
Sを行なう方式である。単方向(Unidirecti
onal)モードと双方向(Bidirectiona
l)モードとがある。この場合、いずれもリバーチブ
(revertive:切り替え許容)である。
【0037】本発明では、前記の1+1の双方向(B
idirectional)モードで、かつノンリバー
チブ(non revertive)モードで用いるこ
とにする。
【0038】APSのプロトコルは、K1バイトとK2
バイトの2つのバイトを用いて行なう。図2はK1バイ
トの説明図である。K1バイトは、送信時に意味を持つ
バイトである。図に示すように前半の4ビットのリクエ
ストタイプと、後半4ビットのチャネルより構成されて
いる。リクエストタイプには、障害情報や、APS制御
ステートやソフトウェア制御コマンドである外部リクエ
スト等が設定される。これらのリクエストの種別はコー
ドの種別として示される。つまり、障害の種類も、外部
リクエストの種類もコードのみにより判定される。例え
ば、コード“1100”の場合にはSF(Signal
Fail)というハードウェア障害であり、コード
“0001”の場合は、ドント・リバート(Do No
t Revert:切り替え禁止(切り替えなくても大
丈夫))という制御ステートであり、コード“111
1”の場合は、ロックアウト・オブ・プロテクション
(Lockout of Protection:Pラ
イン側への切り替え禁止)という外部リクエストであ
る。オペレータが、キーボードよりソフト制御コマンド
を入力してやることにより、これら外部リクエストはO
Sを介して制御手段5に通知され、該制御手段5がスイ
ッチ4を切り替え制御することにより、ファームウェア
自律でAPSを行なうことができる。
【0039】これに対してチャネルは、ナル(Nul
l)はコード“0(10進)”で示され、正常状態と、
Pラインのハードウェア障害(従って、Lockout
ofProtection)を示し、ユージング・チ
ャネル(Using Channel)は、現在使用中
のチャネルを示す。コードは10進の1〜14までの値
をとる。なお、本発明では、Wラインを0チャネル(C
H0)、Pラインを1チャネル(CH1)としている。
【0040】K1バイトの生成規則は、以下のとおりで
ある。 (1)優先順位つけ判断 自局側における全てのSF,SD,Do Not R
evert,Forced Switch,Manua
l Switch等の要求は優先順位つけの論理によっ
て判断される。 同時に複数ラインから同じ優先度の要求が発生した時
は、CHNo.の小さい方を優先する。 自局側のリクエストの置き換えは、優先順位の高い要
求によってのみ起こる(例えば同じ優先度の要求では置
き換えしない)。 正しいラインへの正しい要求のみを判断の対象とす
る。 バイディレクショナル・モードでは、自局側の要求と
他局側の要求を優先順位つけの論理によって判断する。
【0041】(2)Receive Request送
信 レシーブリクエスト(Receive Reques
t:チャネルの切り替え要求)は、以下の場合に送信す
る。 優先順位判断において、対向局側の要求が最高である
時。 要求が同じで、既にReceive Request
を送信している時(即ち、対向局側と同優先度の要求が
自局側に発生した時)。 要求が同じで、未だReceive Request
を送信しておらず、対向局側の要求のCHNo.が最も
小さい時。
【0042】上記以外の場合では、K1バイトは自局側
の要求を表示している。また、non reverti
ve モードでは、自局側の要求がない場合は、Do
Not Revert状態として扱い、Do Not
Revertを送信する。
【0043】次に、K2バイトについて説明する。図3
はK2バイトの説明図である。K2バイトは受信時に意
味があるバイトである。前半4ビットはチャネル、後半
の第1ビットはアーチテクチャ、後半の3ビットは動作
モード(OperationMode)である。アーチ
テクチャは1+1モードでは0(10進)に固定されて
いる。また、後半3ビットの動作モードもバイディレク
ショナル・モードでは“101”固定である。
【0044】前半4ビットのチャネルについては、受信
K1バイトのCHNo.がnull(0)の時はCH0
を、それ以外の時はPラインへブリッジしているCHN
o.(本発明ではCH1)を入れる。
【0045】前述したK1バイト,K2バイトはPライ
ン上を伝送される。Wライン上にも同様のK1バイト,
K2バイトが送られるが(パーマネントブリッジ構成の
ため)、APS制御に関して、受信側の制御手段5はW
ライン上のAPSチャネル情報は無視する。そして、最
新のK1,K2コード(カレントコード)は、3フレー
ム連続で装置に受信されて初めて置き換えられる。AP
S動作の確実性を担保するためである。
【0046】図4はK1バイトに乗せられるコードの詳
細を示す図である。図では、優先度が高い順に各機能の
コードが定義されている。例えば、コード“1111”
のLockout of Protectionが一番
優先度の高いコードとなる。
【0047】インバリド(invalid)コードは、
図4に示すコード表で使用されないコード又は制御に不
適切なコード(例えば存在しないチャネルへのスイッチ
要求)と定義される。そして、モードに対して正しくな
いコードや使用されていないコードを送信してはならな
い。invalidコードが、カレントコードとして受
信されても、直接切り替え動作を引き起こすことはな
い。1+1,Bidirectionalでは、Do
Not Revertは正しいコードとして扱われる。
【0048】このような構成のK1バイトとK2バイト
を組み合わせることによりAPSを確実に行なうことが
できる。図5はAPS制御に用いられるコマンドの詳細
を示す図で、スイッチコマンドを示している。スイッチ
コマンドは、オペレータがキーボードから入力すること
により、OS(オペレーティング・システム)を介して
制御手段5に通知される。制御手段5は、このスイッチ
コマンドを受けると、K1バイトのリクエストタイプに
この情報を設定する。この図では、コマンドの種類とそ
れに対応した動作を示している。Manual Swi
tch中に、優先度の高い要求(SF,SD,Forc
ed Switch等)が実行されたら、Manual
Switchの状態は消える。即ち、SF,SDが復
旧したり、Forced Switchがクリアされて
も、Manual Switch状態には戻らない。
【0049】図5のコマンドのうち、clearコマン
ドは、切り替えコマンドを解除するコマンドである。n
onーrevertive modeの場合、本コマン
ドを投入されても、切り戻ることはないが、切り替え状
態はクリアされる。即ち、K1バイト上のリクエストタ
イプはManual Switch等からDo Not
Revertへと変わる。
【0050】また、Lockout of Prote
ctionコマンドは、自局側がLockout中に、
対向側を閉塞すると、自局側のLockout設定が解
除されてしまうが、これはFLM(SONET同期網の
伝送装置。端局装置ともいう)と同一の仕様にしたため
である。また、Lockout中にWライン側が回線障
害となっても、切り替え失敗のメッセージが出力されな
いが、これは優先順位が低いためである。
【0051】図5に示すスイッチコマンド以外のAPS
制御コマンドとしては、切り替え状態表示コマンドや、
その他の制御コマンドがある。次に、APS動作中の各
種のアラームについて説明する。これらアラームは制御
手段5が検出する。
【0052】(1)PBF(Protection s
witching Byte Failure) 受信K1バイトが、正常なスイッチに不適切なコード
の場合にPBFとなる。PBFの定義として、inco
nstant APSと、invalid codeが
挙げられ、それぞれ検出がフレーム数で規定されてい
る。 PBF障害を検出すると、50ms以内にPBF障害
状態に入る。PBF障害復旧を検出して50ms以内に
PBF障害を抜ける。 PBF障害状態が2.5±0.5sec続いたら、制
御手段5は以下の動作を行なう。
【0053】OSへのメッセージ通知 Pラインに切り替えられているチャネルをWラインに切
り戻し、切り戻しのメッセージをOSに通知する。PB
Fを通知して、その後、PBF障害から抜けて、10±
0.5secたったら、制御手段5はPBFをクリア
し、クリアメッセージをOSに通知する。
【0054】(2)CMF(Channel Mism
atch Failure) 送信K1バイトのCHNo.と受信K2バイトのCH
No.の不一致でCMFとなる。図6はCMF発生の様
子を示す図である。先ず3回連続で送信K1バイトのC
HNo.を送信する(S1)。最初のK1バイトを送信
した時点で100msのタイマが動作を開始する。そし
て、受信K2バイトのCHNo.が送信K1バイトのC
HNo.と一致すると、チャネルの切り替え(Wライン
からPラインへの切り替え)を行なう(S2)。若し、
ステップS2で、受信K2バイトのCHNo.が送信K
1バイトのCHNo.と不一致の状態が100ms続い
たら、カウンタはタイムアウトしてCMF障害となる
(S3)。
【0055】この場合において、CMFの状態が2.5
±0.5sec続いたら制御手段5はOSへメッセージ
を通知する。また、CMF障害状態から3フレーム連続
でCHNo.の一致があれば、スイッチ4の切り替え
(MXACT制御)を行ない、CMF障害状態を抜け
る。また、制御手段5がCMFメッセージを送った後、
10±0.5secの間、CMFでない状態が続けば、
CMFクリアメッセージをOSに通知する。
【0056】(3)AMM(APS Mode Mis
match Failure) 以下の,の場合に、AMMとなる。 1+1を提供する装置が、1:nを提供する装置から
の表示を受信した時、又は1:nを提供する装置が1+
1を提供する装置からの表示を受信した時。 Bidirectionalを提供する装置が、Un
idirectionalを提供する装置からの表示を
受信した時、又はUnidirectionalを提供
する装置がBidirectionalを提供する装置
からの表示を受信した時。
【0057】この場合、Mode Mismatchの
同一のフレームを5フレーム以上受信したら(受信K
1)、100ms以内にAMM障害となる。また、AM
M障害状態が2.5±0.5sec続いたら、制御手段
5はOSにメッセージを通知する。また、5フレーム以
上連続でモードが一致したら、50ms以内にAMM障
害状態を抜ける。更に、AMMメッセージを送った後、
AMM障害状態を抜けて10±0.5sec経ったら、
制御手段5はCMFクリアメッセージをOSに通知す
る。
【0058】(4)FEPF(Far End Pro
tection Line Failure) PラインのSF(Signaling Failur
e)を受信したら(受信K1)、制御手段5はもはやP
ラインスイッチングを実行することはできない状態であ
る。その時、Pラインへの切り替えが行われていたら、
Wラインへ切り戻る。また、3フレーム連続でPライン
のSFを受信したら、FEPF障害状態となる。FEP
F障害状態が2.5±0.5sec続いたら、制御手段
5はOSへFEPFメッセージを通知する。また、Pラ
インのSF以外の正しいK1バイトが3回連続受信され
たら、FEPF障害状態を抜ける。また、FEPF障害
状態から抜けて10±0.5sec経ったら、制御手段
5はFEPFクリアメッセージを出す。
【0059】図7は図1に示すシステムの具体的構成例
を示すブロック図である。(a)は第1の装置にリモー
ト局、第2の装置にホスト局を用いた例を示す。(b)
は第1の装置及び第2の装置共にホスト局を用いた場合
を示す。図中のBRLCはブロードバンドのリモート局
を示し、リモート局BRLCにおいて、12はリモート
局の共通部(RMXCOM)、11は個別部としてのO
C3C(150Mbpsの回線終端部。回線対応部とも
いう)である。1はWライン、2はPラインである。図
ではWライン及びPラインとも1本の線で示している
が、Bidirectionalを実現するために、い
ずれも2本の通信線で構成されている(図1の1A,1
B,2A,2B参照)。
【0060】一方、ホスト(Host)局において、1
1はリモート局と同じ個別部としてのOC3C、13は
ホスト局の共通部(SIFCOM)、14はATMスイ
ッチ部(ASSW)である。ホスト局側にはATMスイ
ッチング機能が含まれるが、リモート局側は集線機能の
みである。(b)において、(a)と同一のものは、同
一の符号を付して示す。(b)の場合は、ホスト局同志
が接続された場合を示している。しかしながら、リモー
ト局及びホスト局のいずれも、個別部11とこれら個別
部11と接続される共通部12又は13が同一の構成で
あるので、(a)に示すようにリモート局とホスト局と
接続される場合、及び(b)に示すようにホスト局同志
が接続される場合のいずれにも本発明は適用できるもの
である。図7に示す接続構成と、図1に示す原理図との
対応をとると、図7の個別部11と共通部13の機能の
一部を組み合わせて、図1のスイッチ4及びブリッジ部
3を構成している。なお、図1に示す制御手段5は、図
7において、それぞれの装置の全体の制御を行なうCP
U部分(図示せず)を抽出して示したものである。
【0061】本発明によれば、ホスト局とホスト局間、
又はリモート局とホスト間のAPSについて、ホスト局
及びリモート局に含まれる個別部と共通部の構成が同じ
であるので、同じイメージでAPS制御を行なうことが
できる。
【0062】次に、APSの起動条件について説明す
る。ファームウェア自律でAPS機能を行なうために
は、ソフトウェア制御コマンドにより外部より通知され
る必要がある。具体的には、オペレータがキーボードか
らコマンドを入力し、OSを介して制御手段5に通知す
る。コマンド通知後、初めてAPSは動作可能となる。
次に、ハードウェア自律でAPSを行なう場合について
説明する。ハードウェア自律でAPSを起動する場合に
は、例えば回線対応部(個別部)であるOC3が先ず以
下に示すような障害を検出して制御手段5に通知するこ
とにより行なう。 SF(Signal Fail) この場合には、LOS(Loss Of Signa
l:信号が来なくなること),LOF(Loss Of
Flame:フレーム欠陥),Line AIS(A
larm Indicating Signal:対向
側から来る信号の欠陥を示すアラーム)及びBER(ビ
ットエラーレイト)が10-3以上の時に起動される。図
8はOC3Cで検出される起動条件検出時間の例を示す
図である。ビットエラーレイト(BER)毎に、最大値
と目標値を示している。なお、起動を検出するに要する
時間は、例えば100ms以内である。 SD(Signal Degrade) この場合には、ビットエラーレイトが10-5より大きい
時に起動される。なお、ビットエラーレイトの値はユー
ザが任意に設定することができる。
【0063】次に、共通部と共通部間における交絡障害
が発生した時にも、該当共通部が制御手段5に通知する
ことによってもAPSを起動することができる。また、
本発明システムでは、共通部を制御するコマンドとして
APSコマンド以外に共通部を制御するコマンドを具備
している。そこで、このコマンドを用いて強制的に個別
部に障害を起こさせ、対向側で障害を検出することによ
り、APSを起動することができる。なお、COM−E
−MSCNの交絡部障害もAPSの起動の対象とし、例
えば個別部の#0〜#7のヒューズ断や、電源障害,パ
ッケージ抜け等の場合にも、制御手段5に通知し、AP
Sを起動することができる。
【0064】次に、APSの動作について説明する。図
9はAPS動作の説明図で、ハードウェア自律で行なう
場合を示している。図において、図1と同一のものは、
同一の符号を付して示す。図では(1)〜(3)まで示
しているが、それぞれの状態について説明する。
【0065】(1)正常動作状態 (1)は第1及び第2の装置10間で正常な動作、つま
りATMセルの集線機能,スイッチング機能が行われて
いる状態である。この状態では、第1の装置側でブリッ
ジ部3に入ってくるATMセルは、Wライン1Aを通っ
て第2の装置側に入り、スイッチ4を経て外部に出てい
く。逆に、第2の装置側に入ってくるATMセルの動作
も同様である。このような動作の間に、制御手段5は前
述したようなK1バイト,K2バイトを生成しブリッジ
部3から対向側の装置に送り出す。対向側では、制御手
段5がPライン2Aを介して送られてくるK1バイト,
K2バイトを参照して、K1バイト,K2バイトを制御
手段5が生成し、相手方装置に送り出す。このような動
作の繰り返しである。
【0066】正常動作状態では、第1の装置側の制御手
段5はK1バイトのリクエストタイプに、Do Not
Revert(切り替え禁止)を示すコード“000
1”を乗せている(図2参照)。また、チャネルには正
常状態を示す“0(10進)”を乗せている。なお、前
述したように、本発明ではWラインをCHNo.
“0”、PラインをCHNo.“1”と定義している。
逆に、第2の装置側から第1の装置側に送られるK1バ
イト,K2バイトについても同様である。つまり、制御
手段5は受信K1バイトのCHNo.が“0”なので、
送信K2バイトのチャネルには、同じCHNo.の“0
(10進)”を乗せて送り出している。なお、K2バイ
トの後半4ビットは本発明では固定であるので、×印で
示している。
【0067】(2)障害発生状態 (1)の正常状態から、Wライン1Aで断線(SF)が
発生したものとする(図の×印)。第2の装置側の制御
手段5は、第1の装置側から送られてくるWライン1A
の信号を解析して、Wライン1Aで断線が発生したこと
を認識する。そこで、制御手段5は送出するK1バイト
のリクエストタイプにSF障害を示すコード“110
0”を設定し、更にWライン(CH0)で障害が発生し
たから、Pライン(CH1)に切り替えよという命令で
ある“1”を設定して、第1の装置側に送出する(図2
参照)。
【0068】(3)スイッチ切り替え このK1バイトを受けた第1の装置側の制御手段5は、
K1バイトのリクエストタイプにSFを示すコード“1
100”が設定されていることを認識すると、チャネル
をそれまでのCH0からCH1に切り替えるための要求
コード“0010”(Reverse Reques
t:図4参照)を設定し、更にチャネルにはCH1を示
す“1”を設定する。更に、制御手段5は、K2バイト
のチャネルには受信K1バイトのチャネルナンバである
“1”を設定する。このように設定されたK1バイトと
K2バイトを第2の装置側に送出する。
【0069】第2の装置側の制御手段5は、送信したK
1バイトのチャネルナンバ“1”と、今回受信したK2
バイトのチャネルナンバ“1”とが一致したので、スイ
ッチ4に切り替え信号を与えて、スイッチ接点をそれま
でのWライン1A側からPライン2A側に切り替える。
スイッチ4を切り替えた後、制御手段5は、K1バイト
のリクエストタイプに、Do Not Revert
(切り替え禁止)を示すコード“0001”を乗せ、チ
ャネルにはチャネルナンバ“1”を乗せ、K2バイトに
は受信したK1バイトのチャネルナンバである“1”を
乗せて第1の装置側に送出する。
【0070】このK1バイトとK2バイトを受けた第1
の装置側の制御手段5は、送信したK1バイトのチャネ
ルナンバ“1”と、受信したK2バイトのチャネルナン
バ“1”とが一致したので、スイッチ4に切り替え信号
を与えて、スイッチ接点をそれまでのWライン1Bから
Pライン2Bに切り替える。この状態で、第1の装置と
第2の装置とは、それまでのWラインからPラインへの
切り替えが完了し、通信動作を開始する。
【0071】このように、この発明によれば、Wライン
とPラインの現用系と予備系の切り替え制御を行なう場
合、K1バイトと比較して対向側に何らかのブリッジ切
り替え要求を出し、それに対してブリッジ完了を示すK
2バイトが戻り、その送信K1バイトのチャネル番号
と、受信K2バイトのチャネル番号が一致したら切り替
えを行なうことにより、ATM交換網における確実なA
PSを実行することができる。
【0072】なお、図7に示すシステムにおいて、個別
部11間は図示しない通信線により相互に情報の交換を
行なっている。そこで、検出された障害を制御手段5に
通知することにより、該制御手段5がK1とK2のバイ
ト生成を行ない、現用系と予備系のラインの切り替えを
行なうことができる。このような構成をとることによっ
ても、現用系と予備系の確実な切り替えを行なうことが
できる。
【0073】以上の説明では、障害が発生した時に、W
ラインからPラインへの切り替えの場合について説明し
たが、障害が復旧した時には元の状態に復旧する必要が
ある。障害が発生した時には、しのラインを閉塞する。
そして、現用系を切り替えた時に、閉塞状態となってい
るラインの保守を行なう。保守により該当ラインを正常
状態に修復することができる。修復が行われた時には、
後述する方法により閉塞状態を解除してやる必要があ
る。閉塞状態が解除されると、修復されたラインは元の
スタンバイ系(SBY系:予備系)に戻る。ここで、制
御手段5は、障害が復旧したことを検出すると、K1バ
イト,K2バイトのチャネル情報を制御してPラインか
らWラインにハードウェア自律で切り戻す。切り戻す手
順は、図9に示す手順と同様である。このような構成を
とることにより、障害復旧時の切り戻しを確実に行なう
ことができる。
【0074】以上、ハードウェア自律で切り戻る場合に
ついて説明したが、ソフトウェア自律で切り戻ることも
できる。この場合には、APS障害が復旧した時に、外
部より(例えばオペレータがキーボードから入力するこ
とにより、OSを介して)、ソフトウェア制御コマンド
を制御手段5に与えて、K1バイトのリクエストタイプ
情報を書き替え、これによりソフトウェア自律でPライ
ンからWラインへ切り戻ることができる。このような構
成をとることにより、障害復旧時の切り戻しを確実に行
なうことができる。
【0075】本発明で用いるモードは、前述したよう
に、1+1Bidirectionalであり、かつブ
リッジ部3はパーマネント(Permanent)ブリ
ッジであるので、通常は両方にブリッジされている状態
である。従って、ブリッジ完了(K2バイトのCHN
o.)は即座に出すことができる。但し、OUS(Ou
tOf Service:サービスしていないこと)状
態にある個別部へはブリッジされていないものとして、
そのCHNo.へのブリッジ完了は出さない。図10は
OUS系個別部へのブリッジが断されている状態を示
す。このような構成にすることにより、閉塞されている
個別部をシステムから切断して、システムの動作の信頼
性を高めることができる。
【0076】図11は本発明の具体的なシステム構成例
を示すブロック図で、ホスト局側の構成を示している。
図7と同一のものは、同一の符号を付して示す。図にお
いて、30は個別部及び共通部より構成されるシェルフ
(SIFSH)である。該シェルフ30は、ATM交換
機の加入者インタフェース回線(個別部)を最大8ユニ
ット搭載できる加入者用シェルフである。シェルフ30
において、11はOC3Cの個別部、15はDS3(5
0Mbpsの電気信号)の個別部である。13は集線機
能,ATMスイッチから来たデータの分配,課金情報の
蓄積等を行なう共通部(SIFCOM)で、二重化構成
されている場合を示している。19はADSINF(A
DS1SH集線装置)で、メタリック系のアダプタであ
る。これらADSINFは、個別部11,15と同様に
共通部13と接続される。そして、該ADSINF19
には、8個の通信線が接続されている。
【0077】16は伝送速度150MbpsのSONE
T網(光同期網)と接続される光回線、17は伝送速度
45Mbpsのメタリック回線である。18は1.5M
bpsのメタリック回線、19は該回線18と接続され
るDS1個別部である。20はDS1個別部19と接続
されるシェルフ(ADS1SH)である。該シェルフ2
0は、前記ADSINF19と接続される。
【0078】14はATMスイッチ(ASSW)で#0
と#1の二重化構成となっている。22は該ATMスイ
ッチ14と接続されるシェルフ(SIFSH)、23は
同じくATMスイッチ14と接続されるシェルフ(BS
GCSH)である。シェルフ30,22,23の構成は
同じである。24はシェルフ22と接続される折り返し
用ループ個別部(LLP)、25はシェルフ23と接続
される制御用個別部である。該制御用個別部25には、
PIFT(ペリフェラルインタフェース)からの制御信
号が入力され、装置に通知される。OSからの制御コマ
ンドは、このループでシェルフ30に入力される。シス
テム内にATMセルの折り返し機能がないため、折り返
し用ループ個別部24は、図に太い実線で示すように、
例えば回線16から入ってくるATMセルを折り返し
て、他の回線17に接続替えを行なうための折り返し部
として機能する。
【0079】シェルフ30には、この他にも、TCGA
DP(TCGSHアダプタ),LOOP(156Mbp
sループユニット)が搭載可能である。OC3C,DS
3,TCGADPの各ユニットは一重化構成であるが、
ADSINF,LOOPユニットは二重化構成であり、
シェルフ30に実装される場合には必ず2ユニットが1
セット構成で収容される。従って、LLP24,ADS
INFユニット19はシェルフ当たり最大4セット搭載
可能である。また、LLP24,ADSINFユニット
1へのACT(現用)/SBY(予備)系切り替え制御
は、SIFSH共通部(以下SIFCOMという)13
から制御する。
【0080】これらの構成において、前記個別部に接続
される回線として、OC3C又はOC12C又はDS3
を用いることにより、高速情報転送を行なうことができ
る。次に、前述したシェルフ30の構成について説明す
る。シェルフ30は、HPF架体に搭載され、最大3段
まで搭載できる。共通部(SIFCOM)13はシェル
フ30に固定搭載される。そして、以下の5枚/片系で
構成される。図12はSIFCOMを構成するパッケー
ジの詳細を示す図である。HPTO1Aが−48Vの電
源ユニットであり、図に示す各ユニットに供給する。
【0081】図14はSIFCOMを構成するパッケー
ジ搭載順序を示す図である。この図では、0系と1系の
二重化構成のSIFCOMを示している。シェルフの両
端には電源ユニットHPTO1Aが配置され、自己の担
当する系のユニットにパワーを供給している。図より明
らかなように、シェルフ内には共通部の他に0系,1系
の個別部も搭載され、これら個別部にもシェルフ両端の
電源ユニットHPTO1Aからパワーが供給される。
【0082】次に、個別部の構成について説明する。シ
ェルフ30には個別部が最大8ユニット搭載可能であ
る。各個別部は3パッケージ/ユニットで構成される。
3枚のスロット番号は、左からスロットA,B,Cとす
る。図14は個別部の搭載順序を示す図である。左が順
に#0〜#7までの8個のユニットが搭載されている。
【0083】図15はシェルフ全体の構成例を示す図
で、図13に示す構成を更に詳細に説明したものであ
る。つまり、1枚のシェルフ30には0系,1系の共通
部と8個の個別部が搭載される。そして、0系の共通部
と#0〜#3までの個別部には、左端に搭載された電源
ユニットHPTO1Aからパワーが供給され、1系の共
通部と#4〜#7までの個別部には、右端に搭載された
電源ユニットHPTO1Aからパワーが供給される。
【0084】そして、これら個別部で現用系(ACT
系)と予備系(SBY系)を組み合わせる。例えば、#
0の個別部と#4の個別部の2組をペア、#1の個別部
と#5の個別部の2組をペアという具合に固定的にWラ
インとPラインの組み合わせを固定している。このよう
な構成により、システムの設計を容易にすることができ
る。
【0085】或いは、個別部が複数存在する場合に、こ
れら個別部の2組をペアとして、WラインとPラインの
組み合わせを任意に設定することもできる。このように
構成すれば、局条件により個別部の組み合わせを変更可
能とすることができる。
【0086】次に、共通部と個別部間のインタフェース
について説明する。先ず、個別部の制御について説明す
る。図16はWラインとPラインのセルの透過状態を示
す図である。図7と同一のものは、同一の符号を付して
示す。図に示すシステムは、ホスト局とリモート局と
が、Wライン1及びPライン2にて接続されている。図
において、40はホスト側共通部(SIFCOM)内に
設けられたバーチャル・チャネル・コントローラ(VC
C)、41は同じくホスト側共通部(SIFCOM)内
に設けられたデマルチプレクサ(DMX)である。これ
らVCC40及びDMX41は、現用系(ACT系)及
び予備系(SBY)のそれぞれに設けられている。
【0087】ATMスイッチ部(ASSW)14から送
出されるATMセル(ユーザセル)及びホスト側共通部
(SIFCOM)13で生成されるシグナリング・セル
(Signaling Cell:APS関連や、その
他の装置制御用のセル)がWライン1及びPライン2を
通過することになる。このため、ユーザセルとシグナリ
ング・セルとは何らかの形で識別する必要がある。
【0088】また、図に示すホスト局及びリモート局側
に設けられる個別部(回線対応部、ここではOC3C)
11は、自己に設定されたセルのみ通過させるようにな
っている。例えば、ホスト側シェルフに収容されるOC
3Cへの下りセルは、Wライン,Pラインに共通部13
内のDMX41でマルチドロップされるので、OC3C
には、シェルフ内の収容位置に応じたVPI/VCI個
別値が設定されており、該当VPI/VCI値のシグナ
リング・セルのみ取り込むようになっている。ここで、
VPIはバーチャル・パス識別子、VCIはバーチャル
・チャネル識別子であり、それぞれATMセルを方路毎
に振り分けるパラメータである。なお、マルチドロップ
される結果、リモート局にはWラインとPラインの2つ
の同じユーザセルが届くことになるが、SBY系のセル
は、図の×印でストップされる。
【0089】また、ホスト側シェルフに収容されるOC
3Cからの共通部13への上りシグナリング・セルは、
Wライン及びPラインを伝わってくるリモート局側から
のユーザセルと識別するために、“O”ビット(局内セ
ル識別ビット)を付加したセルとなっている。この
“O”ビットは、例えばATMセルのヘッダ部の先頭に
付される。これにより、上りセルがユーザセルであるか
シグナリング・セルであるか識別することができる。従
って、ホスト側の制御手段5は、“O”ビットが付され
たセルのみ抽出して、APS制御に用いることができ
る。なお、この“O”ビットは、ホスト側共通部13に
設けられたVCC40で消去し、BSGC(図11の2
5参照)側へ送出するので、ATMスイッチ14内に
“O”ビットオン/オフのシグナリング・セルが混在す
ることはない。また、個別部11の制御は、ACT系と
SBY系のどちらであるかを示すビットを用いることに
より、二重化切り替え構成とすることができる。また、
OC3CのWライン,Pライン間での交絡はあるものと
する。
【0090】次に、ホスト局とリモート局の初期化設定
手順について説明する。図17は初期化設定手順の説明
図である。初期化は、先ずリモート局側から行なう。即
ち、APSの起動コマンドはリモート局のシェルフより
行なう。次に、ホスト局側のシェルフの起動を行なう。
この場合において、リモート局側でAPS起動を行なう
と、上りセルがマルチドロップされるため、Wラインと
Pラインから二重で返送される。この場合、ソフトウェ
ア側にて一方を無視するようにする。
【0091】各個別部のVPI/VCI値は、個別部の
初期化設定時に別々の値となるように設定される。ホス
ト側のVCCには、図18に示すようなVPI/VCI
テーブルが格納されており、図に示す各構成要素のVP
I/VCI値は、図18に示すように決定される。図1
7のVPI/VCI値を示す数字と、図18のVPI/
VCI値を示す数字とは対応している。例えば、図17
のと図18のとは対応している。APS起動時に
は、共通部のVPI/VCI値も設定値が変更される。
【0092】例えば、ホスト側のVCCの設定は、VC
C1,VCC2で“3”〜“10”のシグナルを通すよ
うに設定される。なお、SIFCOMに接続されるOC
3Cからのシグナリング・セルには、両方共に前述した
“O”ビットが立ってくるので、VCC1,VCC2で
このビットを落として後段のATMスイッチに転送す
る。リモート局側のRMXCOMに接続されるOC3C
のVCC設定は、シグナリング・セルに“O”ビットが
立っているので、VCC3,VCC4でこのビットを落
としてホスト側に返送する。
【0093】このようなシーケンスをとることにより、
ホスト局及びリモート局の初期設定を確実に行なうこと
ができる。図19,図20はSIFCOM(ホスト側共
通部)の初期設定シーケンス例を示す図である。ホスト
側共通部は二重化されているが、そのACT系のシーケ
ンスを示す。図において、BCPRはOS側のコールプ
ロセッサ、BSGCは制御用個別部(図11参照)、S
IFCOM組込系はACT系を、SIFCOM逆系はホ
スト側共通部のSBY系をそれぞれ示す。図21,図2
2はSIFCOM初期設定シーケンス例を示す図で、S
BY系のシーケンスを示す。図中、SIFCOM Ma
ster系はACT系を示す。図23,図24はRMX
COM(リモート側共通部)の初期設定シーケンス例を
示す図で、ACT系のシーケンスを示す。RMXCOM
組込系はACT系の共通部を示す。RMXCOM逆系は
リモート側共通部のSBY系を示す。図25,図26は
RMXCOM(リモート側共通部)の初期設定シーケン
ス例を示す図で、SBY系のシーケンスを示す。RMX
COM Master系はACT系のリモート側共通部
を示している。
【0094】図27はリモート側共通部のリンク確立の
流れを示す図である。図16と同一のものは、同一の符
号を付して示す。図において、40はバーチャル・チャ
ネル・コントローラ(VCC)、41はデマルチプレク
サ(DMX)、42は終端部、45はデマルチプレクサ
(DMX)である。
【0095】リモート側共通部(RMXCOM)12に
は、ACT系とSBY系の2個のOC3C11が接続さ
れている。図14で説明したように、個別部11は1枚
のシェルフに#0〜#7までの8ユニットが搭載され、
#0と#4がペアとなり、それぞれACT系とSBY系
を構成している。図では、0CHと1CHの信号が流れ
ている様子を示している。例えば、ホスト側から通知さ
れる0CHの信号は、#0のOC3Cで所定のVPI/
VCI値を持つセルのみが通過され、共通部12のVC
Cに入る。VCCに入る信号は、所定のVPI/VCI
値を持つセルのみが通過され、DMX45を経て終端部
42に到達する。一方、終端部42から送出されるセル
は、DMX45を経てDMX41に入り、所定のVPI
/VCI値を持つセルのみが通過され、#0のOC3C
を経てホスト側に通知される。以上、0CHについて説
明したが、1CHについても同様である。
【0096】次に、ホスト局共通部/リモート局共通部
のAPS設定動作について説明する。先ず、OSからホ
スト局共通部に対する二重化指定のコマンドCOM−E
MSDを与える。このコマンドを与えることにより、A
TMヘッダの8個の個別部のいずれであるかを示すビッ
ト(DMX TAG C)をユニット固定値に戻し、ソ
フトウェアとファームウェア/ハードウェア間のインタ
フェースであるI/Oを二重化指定し、MACT(個別
部のACT系)を設定し、個別部の二重化設定を行な
い、Wライン/Pラインの指定を行なう。
【0097】このようなシーケンスをとることにより、
ホスト側共通部に対してAPS設定を確実に行なうこと
ができる。次に、OSからAPSサービスを開始する時
には、サービス開始コマンドAPS−SET−RQをホ
スト局共通部に与える。これにより、DMX TAG
Cをマルチドロップし、MACTの再設定を行なう。A
PSサービスを停止させる時には、OSから共通部にサ
ービス停止コマンドAPS−SET−RQを与える。こ
れにより、個別部にはIND−EMSDコマンドが与え
られ、K1バイト、K2バイトには“FF”が設定され
る。また、DMX TAG Cをユニット固定値に戻
す。
【0098】また、ユーザによっては、一重化を望む場
合もある。この場合には、OSからCOM−EMSDコ
マンドにより共通部に対して一重化指定を行なう。これ
により、個別部にはIND−EMSDコマンドが与えら
れ、個別部の一重化が実行される。I/Oも一重化さ
れ、DMX TAG Cも解除される。
【0099】次に、リモート局共通部のAPS設定動作
について説明する。先ず、OSからリモート局共通部に
対する二重化指定のコマンドCOM−EMSDを与え
る。このコマンドを与えることにより、個別部のACT
系を決めるMACTの設定が行ない、個別部の二重化指
定を行ない、DMX TAG Cがマルチドロップされ
る。
【0100】このようなシーケンスをとることにより、
リモート局共通部に対してAPS設定を確実に行なうこ
とができる。次に、OSからAPSサービスを開始する
時には、サービス開始コマンドAPS−SET−RQを
リモート局共通部に与える。これにより、MACTの再
設定を行ない、I/Oの二重化設定を行なう。APSサ
ービスを停止させる時には、OSからリモート局共通部
にサービス停止コマンドAPS−SET−RQを与え
る。これにより、個別部にはIND−EMSDコマンド
が与えられ、K1バイト、K2バイトには“FF”が設
定される。また、MACTの設定を行なって、Wライン
に戻し、I/Oを二重化設定する。
【0101】リモート局共通部を一重化する場合には、
OSからCOM−EMSDコマンドによりリモート局共
通部に対して一重化指定を行なう。これにより、DMX
TAG Cは解除される。
【0102】また、共通部二重化障害からの復旧時のA
PS状態の復元のために、前記APS−SET−RQメ
ッセージの内容を、その送出時期に応じて以下のように
定める。 APS−SET−RQ1:メッセージ受信系に、メッ
セージ中のAPS情報を設定する。 APS−SET−RQ2:メッセージ受信系は、他系
のAPS情報を自系に設定する。 APS−SET−RQ3:両系に対してメッセージを
設定する。 具体的な使用方法は、以下のとおりである。
【0103】(1)マスタ組み込み時のAPS設定(初
期設定時、二重化障害からの復旧)には、APS−SE
T−RQ1を用いて設定する。このAPS−SET−R
Q1はマスタ系に対して発行される。
【0104】(2)スレーブ組み込み時のAPS設定
(INS化処理時)には、APS−SET−RQ2を用
いて設定する。このAPS−SET−RQ2は、スレー
ブ系に対して発行される。
【0105】(3)マスタ/OUS状態時のAPS設定
には、APS−SET−RQ2を用いて設定する。この
APS−SET−RQ2は、マスタ系に対して発行され
る。 (4)マスタ/スレーブ状態時のAPS設定には、AP
S−SET−RQ3を用いて設定する。このAPS−S
ET−RQ3は、マスタ系に対して発行される。 この
ようなシーケンスをとることにより、共通部がどのよう
な二重化障害であっても、APSを確実に設定すること
ができる。
【0106】図28はホスト局共通部と個別部間で用い
られるコマンドの説明図である。図では8ビットのビッ
トマップ状態を示している。用いられるコマンドには、
MSDとMSCNとがある。MSDは送信K1,K2バ
イトを、MSCNは受信K1バイト,K2バイトを示
す。図中に示す語句の説明は、以下のとおりである。 INT :差分通知 INFD :OC3Cの一重/二重化指定(0:二重
化,1:一重化) APSET :OC3CのW/P指定(0:W,1:
P) SF :APS Signal Fail受信通
知 SD :APS Signal Degrade
受信通知 SDRT :APS送信K1バイト上のリクエストタ
イプ指定。リクエストタイプのコードは、図2に示した
通りである。 SDK1CH:APS送信K1バイトのチャネル指定 SDK2CH:APS送信K2バイトのチャネル指定 SDMODE:APS送信K2バイト上のAPSモード
指定。本発明では1+1のBidirectional
を示す“101”である。 RVK1CH:APS受信K1バイトのチャネル通知 RVK2CH:APS受信K2バイトのチャネル通知 RVMODE:APS受信K2バイト上のAPSモード
通知 RVRT :APS受信K1バイト上のリクエストタ
イプ通知で、コードは図2に示した通りである。
【0107】次に、APSの閉塞手順(使用しなくする
手順)について説明する。障害の発生したラインを修復
する場合、閉塞状態(使用できない状態)に移す必要が
ある。APS回線を減設する場合、ACT系に対する閉
塞が必要である。このため、APS回線個別部の両系閉
塞について以下のように定める。
【0108】(1)SBY系を閉塞する場合には、Wラ
インを閉塞する時はForcedSwitchによるP
ラインへの切り替え後閉塞し、Pラインを閉塞する時は
Lockout of Protectionの設定後
閉塞を行なう。このようなシーケンスをとることによ
り、SBY系を確実に閉塞することができる。閉塞が行
われたラインは、必要に応じて修復処理がなされる。
【0109】(2)ACT系を閉塞する場合には、下記
(3)の状態以外では閉塞はできない。 (3)両系を閉塞する場合には、以下の手順で行なう。 Lockout of Protectionを設定
する。これにより、PラインがSBY系となる。 Pラインを閉塞する。これにより、PラインはOUS
(アウトオブサービス:閉塞)状態となる。 Wラインを閉塞する。これにより、両系が閉塞状態と
なる。 前記〜の順序保証はソフトウェアで行なう。従っ
て、ファームウェアはSBY系閉塞状態でのACT系閉
塞要求は受け付ける。また、対向側と通信できなくなる
ため、Umbilical Linkのペアの閉塞は許
容しない。ここでUmbilical Linkとは、
ホスト局とリモート局を接続するのに最低必要な2本の
通信線(Wライン・Pライン)のことである。
【0110】このようなシーケンスをとることにより、
両系を確実に閉塞することができる。また、閉塞条件を
解除する条件は、SBY系の閉塞解除条件は特になく、
両系閉塞状態からの閉塞解除は以下の手順でのみ閉塞解
除を許容する。 Wラインの閉塞を解除する。これにより、Wラインが
ACTとなる。 Pラインの閉塞を解除する。これにより、Pラインは
SBYとなる。 上記,の順序保証はソフトウェアにて行なう。従っ
て、ファームウェアは閉塞解除要求を受けた場合、その
系をACTとして閉塞解除を行なう。このようなシーケ
ンスをとることにより、両系の閉塞状態を確実に解除す
ることができる。
【0111】また、個別部を閉塞した状態で、共通部が
障害となった場合、制御手段5はソフトウェアにより閉
塞状態を保持しておき、共通部の障害復旧時は、APS
開始通知にて個別部閉塞状態を通知するようにする。こ
のような構成とすることにより、障害復旧を確実に行な
うことができる。
【0112】次に、ランプ制御について説明する。図2
9はACT系とSBY系の個別部の外観構成例を示す図
である。前述したように、個別部11は3個のパッケー
ジで1個のユニットを構成しており、これらパッケージ
のいずれかに、OSランプ50とMACTランプ51が
設けられている。図では、左端のパッケージに設けられ
ている例を示す。これらランプ50,51としては、例
えばLEDが用いられる。これらランプのオン/オフ状
態は、図30に示すように定義される。インサービス
(INS)状態及び閉塞状態のそれぞれに対して、一重
化,二重化の場合のこれら2個のランプのオン/オフ状
態が定義される。各個別部は、APS状態に応じて、図
に示す規則でOSランプ50及びMACTランプ51を
オン/オフする。このオンオフ制御は、制御手段5又は
個別部内の制御部が行なう。このような構成をとること
により、オペレータはAPS制御時における各個別部の
状態を認識することができる。
【0113】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、第1の装置と第2の装置とがワーキングライン
とプロテクションラインよりなる二重化通信線で接続さ
れたATM交換網システムにおいて、前記第1の装置と
第2の装置のそれぞれに、ワーキングラインとプロテク
ションラインを送信側においてブリッジするブリッジ部
と、ワーキングラインとプロテクションラインを受信側
においてセレクトするスイッチと、APSを実現するた
めの情報を持つバイト情報を生成するKバイト生成機能
と、プロテクションラインからのKバイト情報を受け取
り、受け取った情報を解析して前記Kバイトに所定の情
報を乗せてAPSを実現する機能と、前記スイッチを切
替える機能とを具備する制御手段とを設けた。
【0114】これにより、ATM交換網の回線障害に対
する信頼性を向上させることができるATM交換網にお
けるAPSシステムを提供することができる。この場合
において、前記KバイトはK1バイトとK2バイトより
なり、K1バイトはリクエストタイプ情報とチャネル情
報を持ち、K2バイトはチャネル情報とオペレーション
モード情報を持つようにすることにより、APSを確実
に行なうことができる。
【0115】また、前記第1及び第2の装置内に設けら
れた回線を終端する回線終端部(個別部)として、OC
3C又はOC12C又はDS3を用いるようにした。こ
のような構成により、高速情報転送を行なうことができ
る。
【0116】また、前記個別部が複数存在する場合に、
これら個別部の2組をペアとしてワーキングラインとプ
ロテクションラインの組み合わせを固定するようにし
た。このような構成により、システムの設計を容易にす
ることができる。
【0117】また、前記個別部が複数存在する場合に、
これら個別部の2組をペアとしてワーキングラインとプ
ロテクションラインの組み合わせを任意に設定するよう
にした。
【0118】このような構成により、局条件により個別
部の組み合わせを変更可能とすることができる。また、
前記K1バイトのリクエストタイプ情報部に外部よりソ
フト制御コマンドを設定するようにした。
【0119】このような構成により、ファームウェア自
律でAPSを行なうことができる。また、ワーキングラ
インとプロテクションラインの現用系と予備系の切り替
え制御を行なう場合、K1バイトと比較して対向側に何
らかのブリッジ切り替え要求を出し、それに対してブリ
ッジ完了を示すK2バイトが戻り、その送信K1バイト
のチャネル番号と、受信K2バイトのチャネル番号が一
致したら切り替えを行なうハードウェア自律のAPSを
行なうようにした。
【0120】このようなシーケンスをとることにより、
ATM交換網における確実なAPSを実行することがで
きる。また、前記第1及び第2の装置が複数の個別部と
これら個別部と接続される共通部より構成される場合に
おいて、該共通部で監視している個別部の交絡部障害が
上がってきた時に、前記制御手段は、K1バイトとK2
バイトを制御して現用系と予備系のラインの切り替えを
行なうようにした。
【0121】このような構成をとることにより、現用系
と予備系の確実な切り替えを行なうことができる。ま
た、APS障害が復旧した時に、復旧障害を検出した前
記制御手段がK1バイトとK2バイトのチャネル情報を
制御してプロテクションラインからワーキングラインに
ハードウェア自律で切り戻るようにした。
【0122】このような構成をとることにより、障害復
旧時の切り戻しを確実に行なうことができる。また、A
PS障害が復旧した時に、外部よりソフトウェア制御コ
マンドを前記制御手段に与えてK1バイトのリクエスト
タイプ情報を書き替え、これにより、プロテクションラ
インからワーキングラインにソフトウェア自律で切り戻
るようにした。
【0123】このような構成をとることにより、障害復
旧時の切り戻しを確実に行なうことができる。また、前
記制御手段は、1+1バイディレクショナル・モードの
場合において、閉塞されている個別部へはブリッジされ
ていないものとして、そのチャネル番号へのブリッジ完
了は出さないようにした。
【0124】このような構成にすることにより、閉塞さ
れている個別部をシステムから切断して、システムの動
作の信頼性を高めることができる。また、前記第1の装
置がリモート局、第2の装置がホスト局であり、リモー
ト局とホスト局間の接続において、リモート局の個別部
からの上りのシグナリングセル局内セル識別ビットをオ
ンにし、ホスト局内に設けられたバーチャルチャネル・
コントローラにてオフとするようにした。
【0125】このような構成をとることにより、ホスト
局の制御手段5はホスト局とリモート局間においてユー
ザセルとシグナリングセルとを区別することができる。
また、前記ホスト局及びリモート局の初期設定時には、
先ず、リモート側のAPS起動を行い、次にホスト側の
起動を行い、次に、ホスト局及びリモート局の個別部の
VPI/VCI値は個別毎に異なる値を設定し、バーチ
ャルチャネル・コントローラ内には各個別部毎のVPI
/VCI値を記憶するテーブルを設けるようにした。
【0126】このようなシーケンスをとることにより、
ホスト局及びリモート局の初期設定を確実に行なうこと
ができる。また、ホスト局共通部に対してAPS設定を
行なうに際し、OSから共通部に対する二重化指定のコ
マンドを与え、デマルチプレクサのタグC(TAG
C)をユニット固定値に戻し、I/Oを二重化し、個別
部の現用系(ACT系)を決定し、個別部の二重化設定
を行い、ワーキングライン/プロテクションラインの指
定を行なうようにした。
【0127】このようなシーケンスをとることにより、
ホスト局共通部に対してAPS設定を確実に行なうこと
ができる。また、リモート局共通部に対してAPS設定
を行なうに際し、OSから共通部に対する二重化指定の
コマンドを与え、個別部の二重化設定を行い、デマルチ
プレクサのタグC(TAG C)をマルチドロップする
ようにした。
【0128】このようなシーケンスをとることにより、
リモート局共通部に対してAPS設定を確実に行なうこ
とができる。また、共通部二重化障害からの復旧時のA
PS状態の復元のために、APSセット・リクエスト
(APS−SET−RQ)のメッセージ内容を、その送
出時期に応じて以下のように定めた。 メッセージ受信系に、メッセージ中のAPS情報を設
定する。 メッセージ受信系は、他系のAPS情報を自系に設定
する。 両系に対してメッセージを設定する。
【0129】このようなシーケンスをとることにより、
共通部がどのような二重化障害であってもAPSを確実
に設定することができる。また、スタンバイ系を閉塞す
る時には、ワーキングラインについてはフォースト・ス
イッチ(Forced SW)によりプロテクションラ
インへの切り替えを行い、プロテクションラインについ
てはロックアウト・オブ・プロテクション(Locko
ut of Protection)の設定を行なうよ
うにした。
【0130】このようなシーケンスをとることにより、
スタンバイ系を確実に閉塞することができる。また、両
系を閉塞する時には、以下の手順を行なうようにした。 ロックアウト・オブ・プロテクション(Lockou
t of Protection)を設定する。 プロテクションラインを閉塞する。 ワーキングラインを閉塞する。
【0131】このようなシーケンスをとるとことによ
り、両系を確実に閉塞することができる。また、両系閉
塞状態を解除する時には、以下の手順を行なうようにし
た。 ワーキングラインの閉塞を解除する。 プロテクションラインの閉塞を解除する。
【0132】このようなシーケンスをとることにより、
両系の閉塞状態を確実に解除することができる。また、
個別部を閉塞した状態で共通部が両系障害となった場
合、制御手段はソフトウェアにより閉塞状態を保持して
おき、共通部の障害復旧時はAPS開始通知にて個別部
閉塞状態を通知するようにした。
【0133】このような構成にすることにより、障害復
旧を確実に行なうことができる。更に、前記個別部に状
態を表示する複数のランプを設けておき、前記制御手段
は各状態を定義するテーブルに従って、前記ランプを表
示制御するようにした。
【0134】このような構成をとることにより、APS
制御時における各個別部の状態を認識することができ
る。このように、本発明によれば、ATM交換網の回線
障害に対する信頼性を向上させることができ、実用上の
効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】K1バイトの説明図である。
【図3】K2バイトの説明図である。
【図4】K1バイトに乗せるコードの詳細例を示す図で
ある。
【図5】APS制御コマンドの詳細を示す図である。
【図6】CMF発生の様子を示す図である。
【図7】図1に示すシステムの具体的構成例を示すブロ
ック図である。
【図8】OC3Cで検出される起動条件検出時間の例を
示す図である。
【図9】APS動作の説明図である。
【図10】OUS個別部へのブリッジが断されている状
態を示す図である。
【図11】本発明の具体的なシステム構成例を示すブロ
ック図である。
【図12】SIFCOMを構成するパッケージの詳細を
示す図である。
【図13】SIFCOMを構成するパッケージ搭載順序
を示す図である。
【図14】個別部の搭載順序を示す図である。
【図15】シェルフ全体の構成例を示す図である。
【図16】WラインとPラインのセルの透過状態を示す
図である。
【図17】初期化設定手順の説明図である。
【図18】VCC内で持つVPI/VCIテーブルの構
成例を示す図である。
【図19】SIFCOM初期設定シーケンス例を示す図
である。
【図20】SIFCOM初期設定シーケンス例を示す図
である。
【図21】SIFCOM初期設定シーケンス例を示す図
である。
【図22】SIFCOM初期設定シーケンス例を示す図
である。
【図23】RMXCOM初期設定シーケンス例を示す図
である。
【図24】RMXCOM初期設定シーケンス例を示す図
である。
【図25】RMXCOM初期設定シーケンス例を示す図
である。
【図26】RMXCOM初期設定シーケンス例を示す図
である。
【図27】リモート側共通部のリンク確立の流れを示す
図である。
【図28】ホスト局共通部と個別部間で用いるコマンド
の説明図である。
【図29】ACT系とSBY系の個別部の外観構成例を
示す図である。
【図30】ランプのオン/オフ状態を示す図である。
【符号の説明】
1A ワーキングライン 1B ワーキングライン 2A プロテクションライン 2B プロテクションライン 3 ブリッジ部 4 スイッチ 5 制御手段 10 装置

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の装置と第2の装置とがワーキング
    ラインとプロテクションラインよりなる二重化通信線で
    接続されたATM交換網システムにおいて、 前記第1の装置と第2の装置のそれぞれに、 ワーキングラインとプロテクションラインを送信側にお
    いてブリッジするブリッジ部と、 ワーキングラインとプロテクションラインを受信側にお
    いてセレクトするスイッチと、 APSを実現するための情報を持つバイト情報を生成す
    るKバイト生成機能と、プロテクションラインからのK
    バイト情報を受け取り、受け取った情報を解析して前記
    Kバイトに所定の情報を乗せてAPSを実現する機能
    と、前記スイッチを切替える機能とを具備する制御手段
    とを設けたことを特徴とするATM交換網のAPSシス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記KバイトはK1バイトとK2バイト
    よりなり、K1バイトはリクエストタイプ情報とチャネ
    ル情報を持ち、K2バイトはチャネル情報とオペレーシ
    ョンモード情報を持つことを特徴とする請求項1記載の
    ATM交換網のAPSシステム。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の装置内に設けられた
    回線を終端する回線終端部(個別部)として、OC3C
    又はOC12C又はDS3を用いることを特徴とする請
    求項1記載のATM交換網のAPSシステム。
  4. 【請求項4】 前記個別部が複数存在する場合に、これ
    ら個別部の2組をペアとしてワーキングラインとプロテ
    クションラインの組み合わせを固定することを特徴とす
    る請求項4記載のATM交換網のAPSシステム。
  5. 【請求項5】 前記個別部が複数存在する場合に、これ
    ら個別部の2組をペアとしてワーキングラインとプロテ
    クションラインの組み合わせを任意に設定することを特
    徴とする請求項4記載のATM交換網のAPSシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記K1バイトのリクエストタイプ情報
    部に外部よりソフト制御コマンドを設定することによ
    り、ファームウェア自律でAPSスイッチングを行なう
    ことを特徴とする請求項2記載のATM交換網のAPS
    システム。
  7. 【請求項7】 ワーキングラインとプロテクションライ
    ンの現用系と予備系の切り替え制御を行なう場合、 K1バイトと比較して対向側に何らかのブリッジ切り替
    え要求を出し、 それに対してブリッジ完了を示すK2バイトが戻り、そ
    の送信K1バイトのチャネル番号と、受信K2バイトの
    チャネル番号が一致したら切り替えを行なうハードウェ
    ア自律のAPSスイッチングを行なうことを特徴とする
    請求項2記載のATM交換網のAPSシステム。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2の装置が複数の個別部
    とこれら個別部と接続される共通部より構成される場合
    において、 該共通部で監視している個別部の交絡部障害が上がって
    きた時に、前記制御手段は、K1バイトとK2バイトを
    制御して現用系と予備系のラインの切り替えを行なうこ
    とを特徴とする請求項2記載のATM交換網のAPSシ
    ステム。
  9. 【請求項9】 APS障害が復旧した時に、復旧障害を
    検出した前記制御手段がK1バイトとK2バイトのチャ
    ネル情報を制御して、プロテクションラインからワーキ
    ングラインにハードウェア自律で切り戻ることを特徴と
    する請求項2記載のATM交換網のAPSシステム。
  10. 【請求項10】 APS障害が復旧した時に、外部より
    ソフトウェア制御コマンドを前記制御手段に与えてK1
    バイトのリクエストタイプ情報を書き替え、これによ
    り、プロテクションラインからワーキングラインにソフ
    トウェア自律で切り戻ることを特徴とする請求項2記載
    のATM交換網のAPSシステム。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、1+1バイディレク
    ショナル・モードの場合において、閉塞されている個別
    部へはブリッジされていないものとして、そのチャネル
    番号へのブリッジ完了は出さないようにしたことを特徴
    とする請求項1記載のATM交換網のAPSシステム。
  12. 【請求項12】 前記第1の装置がリモート局、第2の
    装置がホスト局であり、リモート局とホスト局間の接続
    において、リモート局の個別部からの上りのシグナリン
    グセル局内セル識別ビットをオンにし、ホスト局内に設
    けられたバーチャルチャネル・コントローラにてオフと
    することにより、ホスト局/リモート局間においてユー
    ザセルと区別することを特徴とする請求項1記載のAT
    M交換網のAPSシステム。
  13. 【請求項13】 前記ホスト局及びリモート局の初期設
    定時には、 先ず、リモート側のAPS起動を行い、次にホスト側の
    起動を行い、 次に、ホスト局及びリモート局の個別部のVPI/VC
    I値は個別毎に異なる値を設定し、バーチャルチャネル
    ・コントローラ内には各個別部毎のVPI/VCI値を
    記憶するテーブルを設けるようにすることを特徴とする
    請求項12記載のATM交換網のAPSシステム。
  14. 【請求項14】 ホスト局共通部に対してAPS設定を
    行なうに際し、 OSから共通部に対する二重化指定のコマンドを与え、
    デマルチプレクサのタグC(TAG C)をユニット固
    定値に戻し、I/Oを二重化し、個別部の現用系を決定
    し、個別部の二重化設定を行い、ワーキングライン/プ
    ロテクションラテンの指定を行なうようにすることを特
    徴とする請求項12記載のATM交換網のAPSシステ
    ム。
  15. 【請求項15】 リモート局共通部に対してAPS設定
    を行なうに際し、 OSから共通部に対する二重化指定のコマンドを与え、
    個別部の二重化設定を行い、デマルチプレクサのタグC
    (TAG C)をマルチドロップするようにすることを
    特徴とする請求項12記載のATM交換網のAPSシス
    テム。
  16. 【請求項16】 共通部二重化障害からの復旧時のAP
    S状態の復元のために、APSセット・リクエスト(A
    PS−SET−RQ)のメッセージ内容を、その送出時
    期に応じて以下のように定めることを特徴とする請求項
    14乃至15のいずれかに記載のATM交換網のAPS
    システム。 メッセージ受信系に、メッセージ中のAPS情報を設
    定する。 メッセージ受信系は、他系のAPS情報を自系に設定
    する。 両系に対してメッセージを設定する。
  17. 【請求項17】予備系を閉塞する時には、ワーキングラ
    インについてはフォースト(Forced SW)によ
    りプロテクションラインへの切り替えを行い、プロテク
    ションラインについてはロックアウト・オブ・プロテク
    ション(Lockout ofProtection)
    の設定を行なうことを特徴とする請求項1記載のATM
    交換網のAPSシステム。
  18. 【請求項18】 両系を閉塞する時には、以下の手順を
    行なうことを特徴とする請求項1記載のATM交換網の
    APSシステム。 ロックアウト・オブ・プロテクション(Lockou
    t of Protection)を設定する。 プロテクションラインを閉塞する。 ワーキングラインを閉塞する。
  19. 【請求項19】 両系閉塞状態を解除する時には、以下
    の手順を行なうことを特徴とする請求項18記載のAT
    M交換網のAPSシステム。 ワーキングラインの閉塞を解除する。 プロテクションラインの閉塞を解除する。
  20. 【請求項20】 個別部を閉塞した状態で共通部が両系
    障害となった場合、制御手段はソフトウェアにより閉塞
    状態を保持しておき、共通部の障害復旧時はAPS開始
    通知にて個別部閉塞状態を通知することを特徴とする請
    求項8記載のATM交換網のAPSシステム。
  21. 【請求項21】 前記個別部に状態を表示する複数のラ
    ンプを設けておき、前記制御手段は各状態を定義するテ
    ーブルに従って、前記ランプを表示制御することを特徴
    とする請求項8記載のATM交換網のAPSシステム。
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