JPH0973618A - ディスク記録再生装置のヘッド位置決め制御システム及びそのシステムに適用する速度制御方法 - Google Patents

ディスク記録再生装置のヘッド位置決め制御システム及びそのシステムに適用する速度制御方法

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JPH0973618A
JPH0973618A JP7230322A JP23032295A JPH0973618A JP H0973618 A JPH0973618 A JP H0973618A JP 7230322 A JP7230322 A JP 7230322A JP 23032295 A JP23032295 A JP 23032295A JP H0973618 A JPH0973618 A JP H0973618A
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head
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control system
speed control
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Masahide Tanitsu
正英 谷津
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の制御系とは原理的に異なる速度制御系に
より、制御対象に対する外乱の作用等の環境要因や機構
の動作特性による変動要因を吸収して、結果的にヘッド
を目標位置に安定かつ高精度に整定できるシステムを提
供することにある。 【解決手段】モデル速度制御系100と実速度制御系1
01とからなるヘッド位置決め制御システムである。モ
デル速度制御系100は、ヘッドのモデル位置Ymと目
標位置Pとの差に応じたモデル加速度Umを算出し、ヘ
ッドのモデル位置Ymと目標位置Pとが一致するまで演
算処理を繰り返す。一方、実速度制御系101は、実際
のヘッドの位置とモデル位置Ymとの誤差Yeを求め、
モデル加速度Umを参照して得られる制御操作量により
ヘッドを移動させる。さらに、ヘッドの位置とモデル位
置Ymとの誤差に応じた加速度補正値Ukを求めて、モ
デル加速度Umを補正して移動速度を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばハードディ
スク装置に適用し、ディスク上の目標位置にヘッドを移
動して位置決めするときの速度制御を実行するヘッド位
置決め制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばハードディスク装置(HD
D)等のディスク記録再生装置は、記録媒体としてディ
スクを使用し、ヘッド(HDDでは磁気ヘッド)により
ディスクにデータを記録し、かつディスクからデータを
再生する装置である。
【0003】ディスク記録再生装置には、データの記録
または再生時に、ヘッドをアクセス対象であるディスク
上の目標位置に位置決めするためのヘッド位置決め制御
システムが設けられている。目標位置とは、アクセスが
セクタ単位の方式であれば、そのセクタを含む目標トラ
ック(シリンダ)に相当する。
【0004】以下、HDDのヘッド位置決め制御システ
ムについて説明する。特に小型のHDDのシステムは、
セクタサーボ方式と呼ばれる制御方式であり、ディスク
上に予め記録されたサーボデータを使用して、ヘッドを
目標位置(最終的にはトラック中心)まで移動させて位
置決めする。
【0005】ヘッド駆動機構としては、ロータリ型のヘ
ッドアクチュエータをボイスコイルモータ(VCM)に
より回転駆動させて、ヘッドアクチュエータの先端部に
保持されたヘッドを、ディスクの半径方向に移動させる
機構である。
【0006】システムの主構成要素であるマイクロコン
トローラ(CPU)は、VCMの駆動電流量を制御する
ための制御量を算出し、ヘッドを目標位置に位置決め制
御する。
【0007】HDDでは、ディスク上の各トラックの同
一位置に、サーボエリアが所定の間隔毎に設けられてい
る。このサーボエリア間に、ユーザデータを記録するた
めのデータセクタが配列されている。サーボエリアに
は、前述のサーボデータが記録されている。
【0008】サーボデータは、大別してシリンダコード
(トラックアドレス)とバーストデータ(位置誤差情
報)からなる。シリンダコードは、後述する速度制御に
使用されて、ヘッドが現在位置するトラックを検出する
ためのデータである。バーストデータは、ヘッドを目標
トラックの中心に位置決めするための位置制御に使用さ
れて、その中心に対するヘッドの位置誤差を検出するた
めのデータである。
【0009】通常ではシステムの制御系は、大別して速
度制御系、過渡制御系、および位置制御系からなる。速
度制御はシーク制御とも呼ばれており、ヘッドを現在位
置から目標トラックまで移動(シーク)させる移動制御
である。
【0010】過渡制御は、速度制御によりヘッドが目標
トラックの近傍(例えば数トラック範囲内の誤差)まで
接近した時点で切換えられて、ヘッドを目標トラックの
範囲内に整定させる制御である。位置制御は、前述した
ようにヘッドを目標トラックの中心に整定するための制
御である。
【0011】速度制御系は、通常では図9に示すような
フィードバック制御系からなり、目標位置Pとヘッドの
現在位置Yとの差(トラック数)を求める差分要素1を
有し、この差に応じた目標速度軌道を決定するための速
度テーブル2を有する。速度テーブル2は、ヘッドの移
動距離(目標位置Pとヘッドの現在位置Yとの差)に対
して目標速度軌道を決定するための速度情報からなる。
目標速度軌道は減速時の速度モードを連続的に示す速度
曲線に相当する。
【0012】実際上のシステムでは、ヘッドの移動速度
には上限(下限)があるため、求められた目標速度はリ
ミッタ3により制限される。この目標速度軌道と、速度
検出部13により算出されたヘッドの実速度との差を求
める差分要素4を有する。
【0013】ここで、HDDでは、ヘッドの実速度を直
接に測定することはできない。速度検出部13は、サン
プラ12によりヘッドの現在位置(トラックアドレス)
Yを所定のサンプル間隔で抽出して、移動距離と所用時
間とから実速度を推定する速度推定要素である。
【0014】前記の目標速度軌道と実速度との差にゲイ
ンKを掛ける補償要素5により、制御操作量(駆動電流
量)を求める。即ち、補償要素5の調整により、目標速
度軌道に追従するように、ヘッドを移動速度を制御す
る。
【0015】制御操作量は、リミッタ6、遅延要素7、
およびゼロ次ホールド(サンプルホールド)要素8を介
して、制御対象10のヘッドを駆動するためのVCMに
供給される。制御操作量はサンプラ12により所定のサ
ンプル間隔毎に繰り返し算出されて、制御対象10のヘ
ッドが目標位置に整定されることになる。
【0016】ところで、実際上の制御対象10には、例
えばヘッドアクチュエータに取付けられたフレキシブル
ケーブル(FPC)の弾性力による外乱力EfやHDD
の機構の動作特性による変動(例えばディスクの回転振
動Dr)が作用し、算出された制御操作量は不安定であ
る。即ち、加算要素9,11により、外乱力Efや回転
変動Drの変動分が制御対象10に加算されることにな
る。
【0017】このため、特に速度制御から過渡制御に移
行する時点で、ヘッドの移動速度や位置が変動して、過
渡制御のプロセスでヘッドが目標位置から大きく外れる
オーバーシュートやアンダーシュートのような状態が発
生する。特に近年、ディスクのトラック密度の高密度化
が図られているため、ヘッドを正確に目標位置に整定す
ることが困難になっている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】前述したように従来の
システムでは、速度制御時に、制御対象に対する外乱の
作用等の環境要因や機構の動作特性による変動要因(デ
ィスクの回転変動等)により、目標速度軌道に追従すべ
きヘッドの移動速度や位置が変動する可能性が高い。ま
た、ヘッドの実速度を測定できず、推定値を使用して目
標速度軌道との差を算出するため、原理的に変動要因が
含まれている。
【0019】このため、速度制御から過渡制御に移行し
たときに、速度制御時の変動を吸収できず、目標位置か
ら大きく外れるオーバーシュートやアンダーシュートの
ような状態が発生する。
【0020】本発明の目的は、従来の制御系とは原理的
に異なる速度制御系により、制御対象に対する外乱の作
用等の環境要因や機構の動作特性による変動要因を吸収
して、結果的にヘッドを目標位置に安定かつ高精度に整
定できるシステムを提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、移動速度を制
御してヘッドを目標位置まで移動させる速度制御系を実
現するヘッド位置決め制御システムにおいて、モデル速
度制御系と実速度制御系とからなるシステムである。
【0022】モデル速度制御系は、ヘッドのモデル位置
と目標位置との差に応じたモデル加速度を算出し、ヘッ
ドのモデル位置と目標位置とが一致するまで演算処理を
繰り返す。一方、実速度制御系は、実際のヘッドの位置
とモデル位置との誤差を求め、モデル加速度を参照して
得られる制御操作量によりヘッドを移動させる。さら
に、ヘッドの位置とモデル位置との誤差に応じた加速度
補正値を求めて、モデル加速度を補正して移動速度を調
整する。
【0023】このようなシステムであれば、モデル速度
制御系は、外乱の作用等の環境要因や機構の動作特性に
よる変動要因とは無関係に、目標位置との差に応じたモ
デル加速度を正確に算出する。即ち、移動距離に応じた
目標速度軌道に対して、ヘッドの移動速度を正確に追従
させた速度軌道を得ることが可能である。
【0024】一方、実速度制御系は、モデル加速度に基
づいた制御操作量を算出して、ヘッドを実際に移動させ
る。このとき、外乱の作用等の環境要因や機構の動作特
性による変動要因により、制御操作量やヘッドの位置が
変動する状態となる。実速度制御系は、変動した位置と
モデル位置との誤差を求めて、この誤差に応じた加速度
補正値を算出する。この加速度補正値によりモデル加速
度を調整し、結果的に制御操作量を調整する。したがっ
て、変動要因による変動を吸収して、ヘッドの位置とモ
デル位置との誤差を無くすように制御操作量を調整する
ことが可能となる。モデル位置は、目標位置に追従する
ようにモデル速度制御系により正確に算出される。
【0025】換言すれば、本発明のシステムは、原理的
に速度制御処理の中で変動要因を吸収して、モデル速度
制御系により高精度に算出されたモデル位置にヘッドの
位置を追従させるように移動制御する方式であり、いわ
ば速度制御系の中に過渡制御系を含ませた制御系であ
る。したがって、従来のヘッド位置決め制御処理から過
渡制御処理を省略することが可能である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は本実施形態に関係するヘッド
位置決め制御システムの速度制御系の原理を説明するた
めのブロック図であり、図2は本実施形態に関係するH
DDのヘッド位置決め制御システムのハードウェア構成
を説明するためのブロック図であり、図3は本実施形態
に関係する速度制御系を説明するための概念ブロック図
であり、図4は本実施形態に関係する速度制御系の動作
を説明するためのフローチャートである。 (速度制御系の原理的構成)本実施形態は、セクタサー
ボ方式のHDDに適用し、制御対象であるヘッドを目標
位置(目標トラック)に位置決め制御するときに、目標
トラックの範囲内に整定する速度制御系からなるシステ
ムを想定している。
【0027】本実施形態の速度制御系は、図1に示すよ
うに、大別してモデル速度制御系100と実速度制御系
101からなる。モデル速度制御系100は、目標位置
Pが設定されると、モデル制御対象を移動させたときの
モデル位置情報Ymを算出する。さらに、モデル位置情
報Ymと目標位置Pとの差に応じた目標速度を算出し
て、この目標速度からモデル加速度情報Umを算出す
る。
【0028】一方、実速度制御系101は、モデル加速
度情報Umを参照して制御操作量を算出する要素103
と、制御操作量に従って駆動された制御対象(ヘッド)
の実際の位置に相当する位置情報Yとモデル位置情報Y
mとの位置誤差Yeを算出する位置誤差算出部104
と、位置誤差Yeに応じた加速度補正値Ukを算出する
加速度補正部102とを有する。
【0029】制御操作量を算出する要素103は、加速
度補正値Ukによりモデル加速度情報Umを調整し、結
果的に位置誤差Yeに応じて制御操作量を調整する。こ
のような速度制御系により、目標位置Pに正確に追従さ
せるモデル位置情報Ymとその差に応じたモデル加速度
Umに基づいて、実際の制御対象を目標位置Pに整定す
るための制御操作量を算出する。したがって、外乱や機
構部の動特性変化(例えばディスクの回転振動)等によ
り、制御操作量が変動しても、速度制御系の中で吸収す
ることができる。 (HDDの構成)本実施形態のシステムは、図2(A)
に示すように、HDDに設けられているマイクロコント
ローラ(CPU)20を主構成要素とするヘッド位置決
め制御機構により構成されている。
【0030】CPU20は、A/Dコンバータ20a
と、D/Aコンバータ20bと、I/Oポート20cと
を有するマイクロプロセッサからなり、本実施形態に関
係する速度制御系(図3を参照)の各種演算処理(制御
処理)を実行する。
【0031】HDDでは、図2(B)に示すように、ヘ
ッド21はヘッドアクチュエータ27に保持されてお
り、1枚のディスク26の両面に対応して複数個が設け
られている。ヘッドアクチュエータ27は、ボイスコイ
ルモータ(VCM)25の駆動力により回転運動して、
ヘッド21をディスク26の半径方向に移動させるキャ
リッジである。
【0032】VCM25は、マグネット25aと駆動コ
イル25bからなり、VCMドライバの構成要素である
パワーアンプ24から供給される駆動電流により駆動す
る。CPU20は、算出した制御操作量をD/Aコンバ
ータ20bによりアナログ信号(電圧信号)に変換して
パワーアンプ24に出力する。パワーアンプ24は、C
PU20からの制御操作量を駆動電流に変換して、VC
M25に供給する。
【0033】ディスク26は1枚または複数枚設けられ
ており、スピンドルモータ28により高速回転運動して
いる。ディスク26上には、同心円状の多数のトラック
26aが設けられて、各トラック26aの同一位置に、
サーボエリア26bが所定の間隔毎に設けられている。
サーボエリア26bは、前述のサーボデータが記録され
ているエリアである。サーボエリア26b間には、ユー
ザデータを記録するためのデータセクタが設けられてい
る。
【0034】ヘッド21は、サーボエリア26bからサ
ーボデータを読出し、またデータセクタからユーザデー
タを読出す。ヘッドアンプ22は、ヘッド21により読
出されたサーボデータまたはユーザデータに相当するリ
ード信号を増幅して、データ再生系に出力する。
【0035】HDDでは、データ再生系はサーボデータ
の再生系とユーザデータの再生系に大別される。本実施
形態では、図2(A)に示すように、サーボデータ処理
回路23が、ヘッドアンプ22から出力されたリード信
号からサーボデータを再生する。ユーザデータの再生系
は、アナログのリード信号をディジタルのリードデータ
に変換し、さらに記録データ(例えばNRZ符号化デー
タ)のデータ列に復号化してディスクコントローラ(H
DC)に転送する。
【0036】サーボデータ処理回路23は、リード信号
からサーボデータを抽出してCPU20に出力する。サ
ーボデータは、前述したようにシリンダコード(トラッ
クアドレス)CDとバーストデータBDとに大別され
る。
【0037】バーストデータBDは、ヘッド21を目標
トラックの中心に位置決めするための位置制御に使用さ
れる。シリンダコードCDは、本実施形態の速度制御に
使用されて、ヘッドが現在位置するトラックを検出する
ためのデータである。
【0038】CPU20は、シリンダコードCDをI/
Oポート20cを介して入力し、速度制御処理に使用す
る。一方、バーストデータBDをA/Dコンバータ20
aを介して、ディジタルデータに変換した後に入力して
位置制御に使用する。
【0039】サーボデータ処理回路23は、本実施形態
の速度制御処理に必要なサンプル間隔を決定するための
セクタパルス(サーボエリア26b毎に生成するサーボ
セクタパルス)を生成する機能を有する。 (本実施形態の速度制御系)本実施形態の速度制御系
は、図1に示すような原理的構成からなり、図2(A)
に示すCPU20を主構成要素とするヘッド位置決め制
御システムに適用される。
【0040】本実施形態の速度制御系は、図3に示すよ
うに、モデル速度制御系100と実速度制御系101に
大別された各構成要素からなり、実際にはCPU20の
制御処理により実現される。
【0041】モデル速度制御系100は、実制御対象1
0に相当する制御対象モデル30を有する。この制御対
象モデル30は、2重積分要素30a,30bからな
り、モデル速度情報(参照速度軌道)Vmとモデル位置
情報(参照位置軌道)Ymを生成する。
【0042】さらに、モデル速度制御系100は、目標
位置Pとモデル位置情報Ymとの差(トラック数に相当
する距離)を求める差分要素31と、目標速度情報(目
標速度軌道)Vtとモデル速度情報Vmとの差を求める
差分要素34とを有する。
【0043】速度テーブル32は、差分要素31の差に
応じた目標速度軌道Vtを決定するための情報からなる
(図7を参照)。リミッタ33は速度テーブル32によ
り求められた目標速度値の上限を制限する。
【0044】補償要素35とリミッタ36は、差分要素
34の差に応じたモデル加速度情報(参照速度軌道)U
mを生成する。補償要素35は差分要素34の速度誤差
に定数値Kのゲインを掛ける要素である。モデル加速度
情報Umは、実速度制御系101に与えられると共に、
制御対象モデル30の前段のゼロ次ホールド(サンプル
ホールド)要素38に与えられる。また、モデル位置情
報Ymは、遅延要素37を介して実速度制御系101に
与えられる。
【0045】遅延要素37は、実速度制御系101にお
いて、各種演算遅れに相当する遅延要素42に対応する
ものである。即ち、モデル速度制御系100は、制御対
象モデル30に与える加速度軌道(モデル加速度情報U
m)を実制御対象10にも与えることにより、モデル位
置軌道(モデル位置情報Ym)に実位置軌道(実位置情
報Y)を接近させるための制御系である。
【0046】仮に、制御対象モデル30と実制御対象1
0に差がなければ、同一時刻に同一の加速度軌道を与え
れば、モデル位置軌道と実位置軌道には誤差は生じな
い。しかし、実際上では、実速度制御系101におい
て、各種演算遅れに相当する遅延要素42により、実制
御対象10には加速度軌道Umが遅れて入力される。し
たがって、実位置軌道Yも、モデル位置軌道Ymと比較
して遅れた軌道を描くことになる。
【0047】演算時間を零にすれば前記の問題が生じな
いが、実際上では不可能である。そこで、演算遅れを無
くすのではなく、逆にモデル制御系に遅れ要素37を持
たせて、位置軌道の誤差を少なくさせる。
【0048】実速度制御系101は、所定のサンプル間
隔毎に、差分要素46により算出されるモデル位置情報
Ymと実制御対象10の実位置情報Yとの位置誤差Ye
をサンプリングし、加速度補正要素(以下コントローラ
と称する)40に与える。
【0049】コントローラ40は一種の補償要素であ
り、位置誤差Yeに応じた加速度補正値Ukを算出す
る。加算要素41は、加速度補正値Ukをモデル加速度
情報Umの補正値として加算する。
【0050】この加算要素41、遅延要素42およびゼ
ロ次ホールド(サンプルホールド)要素43により、実
制御対象10を駆動制御するための制御操作量Daを算
出する。即ち、実制御対象10であるヘッド21は、制
御操作量Daに従って、モデル位置情報Ymに対する実
位置情報Yの追従誤差Yeがゼロに接近するように移動
制御される。
【0051】ここで、制御操作量Daは、衝撃等の外乱
力Efが加算要素44により加算される。また、実制御
対象10の位置情報は、HDDの機構の動作特性による
変動(例えばディスクの回転振動Dr)が加算要素45
により加算される。 (本実施形態の速度制御系の動作)本実施形態の速度制
御系は、アクセス対象の目標トラックである目標位置P
が決定されると、ヘッド21の現在位置(位置情報Y)
から目標位置Pまでの移動距離に応じた目標速度軌道V
t(図7を参照)に追従するように速度制御を実行す
る。本実施形態は、その速度制御を、モデル速度制御系
100から得られるモデル位置情報Ymに基づいて追従
誤差Yeを算出し、この追従誤差Yeに応じてモデル加
速度情報Umを調整して得られる制御操作量Daにより
実行する。
【0052】以下図4(A),(B)のフローチャート
を参照して、その動作を説明する。まず、モデル速度制
御系100では、目標位置Pが設定されると、差分要素
31により目標位置Pとモデル位置Ymとの差を求める
(ステップS1,S2)。即ち、CPU20はモデル速
度制御系100により、制御対象モデル30を目標位置
Pまで移動制御するためのモデル速度制御処理を実行す
る。
【0053】目標位置Pとモデル位置Ymとの差から、
速度テーブル32を使用して目標速度軌道Vtを求める
(ステップS3)。目標速度軌道Vtは、図7に示すよ
うに、初期時には加速し、目標位置に接近するに従って
減速する速度曲線である。
【0054】さらに、差分要素34により目標速度軌道
Vtとモデル速度Vmとの差を求めて、モデル加速度値
Umである制御操作量を算出する(ステップS4,S
5)。この制御操作量は、図5に示すような応答特性を
示す。図5では、横軸を制御対象モデル30の移動の開
始から終了までを時間Tで示し、縦軸を駆動電流量に換
算した制御操作量を示す。
【0055】このような演算処理がサンプル間隔毎に繰
り返されて、モデル速度制御系100では、制御対象モ
デル30の位置Ymが目標位置Pに整定される(ステッ
プS6)。このとき、モデル位置軌道Ymは図6に示す
ような特性を示す。
【0056】前述の演算過程で、サンプル間隔毎にモデ
ル速度制御系100の制御操作量に相当するモデル加速
度情報Umが得られる。ここで、モデル速度制御系10
0の状態量の演算式は、下記(1),(2)のようにな
る。 Vm(T+1)=Vm(T)+Um(T)*Td…(1) Ym(T+1)=Ym(T)+(Vm(T+1)+Vm(T))*(Td/2) …(2) 但し、Vm(T)はT時点でのモデル速度、Vm(T+
1)はT+1時点でのモデル速度、Ym(T)はT時点
でのモデル位置、Ym(T+1)はT+1時点でのモデ
ル位置、Um(T)はT時点でのモデル加速度、Tdは
サンプル時間を示す。
【0057】一方、実速度制御系101では、サンプル
間隔毎に、モデル速度制御系100により得られるモデ
ル加速度情報Umが加算要素41を介して入力される
(ステップS7)。このモデル加速度情報Umに基づい
て得られる制御操作量Daにより、実制御対象(即ち、
ヘッド21)10は移動制御される。
【0058】即ち、CPU20は、モデル速度制御系1
00により算出したモデル加速度情報Umに基づいて制
御操作量Daを求めて、図2(A)に示すように、D/
Aコンバータ20bとパワーアンプ24を介して、VC
M25の駆動電流量に変換してヘッド21を移動制御す
る。
【0059】ところで、実制御対象10は、前述したよ
うに外乱力EfやHDDの機構の動作特性による変動
(例えばディスクの回転振動Dr)の影響により、モデ
ル位置軌道Ymとは異なる位置軌道Yを描くことにな
る。
【0060】差分要素46は、そのモデル位置軌道Ym
に対する実位置軌道Yの追従誤差Yeを算出する(ステ
ップS8)。コントローラ40は追従誤差Yeに応じた
加速度補正値Ukを算出する(ステップS9)。加算要
素41は、その加速度補正値Ukをモデル加速度情報U
mに補正値として加算する(ステップS10)。これに
より、追従誤差Yeに従って制御操作量Daが調整され
て、実制御対象10はモデル位置軌道Ymに対して追従
するように制御される。
【0061】即ち、サンプル間隔毎に追従誤差Yeに応
じた制御操作量Daの補正処理が実行されることによ
り、実制御対象10の実位置軌道Yがモデル位置軌道Y
mに追従されていく(ステップS11)。このとき、実
位置軌道Yは図8に示す実線のような特性を示す。な
お、破線はモデル位置軌道Ymを示す。
【0062】以上のように本実施形態によれば、アクセ
ス対象の目標トラックである目標位置Pが決定される
と、モデル速度制御系100により、モデル位置Ymを
目標位置Pに整定するための速度制御処理を実行する。
即ち、制御対象モデル30を目標速度軌道Vtに追従さ
せるような速度制御処理を実行し、所定のサンプル間隔
毎にモデル位置Ym、モデル速度Vmおよびモデル制御
操作量に相当するモデル加速度Umを生成する。
【0063】モデル速度制御系100は理論式に基づい
た一種のシミュレーションであり、目標位置Pに整定で
きる正確なモデル位置軌道Ymとそれに伴うモデル制御
操作量に相当するモデル加速度Umを得ることができ
る。
【0064】一方、ヘッド21である実制御対象10を
移動制御する実速度制御系101は、サンプル間隔毎に
モデル速度制御系100により得られるモデル加速度情
報Um基づいて制御操作量Daを算出する。
【0065】実制御対象10は、外乱力Efやディスク
の回転変動Dr等の要因により変動するため、モデル位
置軌道Ymに対して誤差のある実位置軌道Yを描くこと
になる。このモデル位置軌道Ymに対する実位置軌道Y
の追従誤差Yeを求めて、この追従誤差Yeを解消する
ような加速度補正値を算出することにより、制御操作量
Daが適正値になるように調整する。したがって、最終
的には、実位置軌道Yをモデル位置軌道Ymに追従させ
ることにより、結果的に実制御対象10を目標位置Pに
整定することができる。
【0066】ここで、目標位置Pに追従して、いわば実
制御対象10に対して基準となるモデル位置軌道Ym
は、予め設定した理論式に基づいたモデル速度制御系1
00により得られるため、正確に設定される。実速度制
御系101では、そのモデル位置軌道Ymに対して、実
制御対象10の実位置軌道Yを追従させる速度制御が実
行されるため、結果的に実制御対象10を正確に目標位
置Pに整定することができる。このとき、実制御対象1
0の実位置軌道Yは前述のように、外乱力Efやディス
クの回転変動Dr等の変動要因が含まれた状態の軌道で
ある。したがって、結果的に実速度制御系101では、
そのような変動要因を制御系の中で吸収した速度制御処
理が実行されることになる。
【0067】従来の速度制御系では過渡制御系に移行し
て、制御対象の変動分の解消がなされる。しかしなが
ら、前述したように過渡制御に移行したときに、速度制
御時の変動を吸収できず、目標位置から大きく外れるオ
ーバーシュートやアンダーシュートのような状態が発生
することがある。これに対して、本実施形態の速度制御
系では、結果的に制御対象の変動分を吸収できる制御処
理が実行されるため、いわば従来の過渡制御に相当する
制御処理を省略しても、高精度にヘッドを目標位置また
はその近傍に整定することが可能となる。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、モ
デル速度制御系と実速度制御系とからなり、従来の速度
制御系とは原理的に異なる速度制御系により、結果的に
制御対象に対する外乱の作用等の環境要因や機構の動作
特性による変動要因を、制御系の中で吸収できる高精度
のヘッド位置決め制御を実現することができる。したが
って、例えばHDDに適用することにより、ヘッドをデ
ィスク上の目標位置に安定かつ高精度に整定できるヘッ
ド位置決め制御システムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に関係するヘッド位置決め制
御システムの速度制御系の原理を説明するためのブロッ
ク図。
【図2】本実施形態に関係するHDDのヘッド位置決め
制御システムのハードウェア構成を説明するためのブロ
ック図。
【図3】本実施形態に関係する速度制御系を説明するた
めの概念ブロック図。
【図4】本実施形態に関係する速度制御系の動作を説明
するためのフローチャート。
【図5】本実施形態に関係する速度制御系の動作を説明
するための特性図。
【図6】本実施形態に関係する速度制御系の動作を説明
するための特性図。
【図7】本実施形態に関係する速度制御系の動作を説明
するための特性図。
【図8】本実施形態に関係する速度制御系の動作を説明
するための特性図。
【図9】従来の速度制御系を説明するための概念ブロッ
ク図。
【符号の説明】
1…差分要素 2…速度テーブル 3…リミッタ 4…差分要素 5…補償要素 6…リミッタ 7…遅延要素(ディレー) 8…ゼロ次ホールド要素(サンプルホールド) 9…加算要素 10…制御対象 11…加算要素 12…サンプラ 13…速度検出部(速度推定要素) 20…マイクロコントローラ(CPU) 20a…A/Dコンバータ 20b…D/Aコンバータ 20c…I/Oポート 21…ヘッド 22…ヘッドアンプ 23…サーボデータ処理回路 24…パワーアンプ 25…ボイスコイルモータ(VCM) 26…ディスク 27…ヘッドアクチュエータ27 28…スピンドルモータ 30…制御対象モデル 30a,30b…2重積分要素 31…差分要素 32…速度テーブル 33…リミッタ 34…差分要素 35…補償要素 36…リミッタ 37…遅延要素 38…ゼロ次ホールド要素(サンプルホールド) 39…サンプラ 40…加速度補正要素(コントローラ) 41…加算要素 42…遅延要素 43…ゼロ次ホールド要素(サンプルホールド) 44…加算要素 45…加算要素 46…差分要素 100…モデル速度制御系 101…実速度制御系

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体であるディスクに記録されたサ
    ーボデータに基づいて、データのリード/ライトを行な
    うヘッドを前記ディスク上の目標位置に位置決め制御す
    るディスク記録再生装置のヘッド位置決め制御システム
    において、 前記ヘッドを移動して前記目標位置に整定するためのモ
    デル速度制御処理を実行し、このモデル速度制御処理に
    伴って算出するモデル位置情報とモデル加速度情報を出
    力するモデル速度制御手段と、 前記サーボデータを使用して算出した前記ヘッドの実際
    上の位置に相当する実位置情報と前記モデル位置情報と
    の位置誤差を算出し、この位置誤差に基づいて前記ヘッ
    ドの移動制御量を調整して前記ヘッドを前記目標位置ま
    で移動制御する実速度制御手段とを具備したことを特徴
    とするヘッド位置決め制御システム。
  2. 【請求項2】 記録媒体であるディスクに記録されたサ
    ーボデータに基づいて、データのリード/ライトを行な
    うヘッドを前記ディスク上の目標位置に位置決め制御す
    るディスク記録再生装置のヘッド位置決め制御システム
    において、 前記ヘッドを移動して前記目標位置に整定するためのモ
    デル速度制御処理を実行し、このモデル速度制御処理に
    伴って算出するモデル位置情報とモデル加速度情報を出
    力するモデル速度制御手段と、 前記モデル加速度情報に基づいて前記ヘッドを移動し、
    前記ヘッドの移動に伴って前記サーボデータを使用して
    算出された実位置情報と前記モデル位置情報との誤差に
    応じた加速度補正値を算出して、この加速度補正値によ
    り前記モデル加速度情報を補正して前記ヘッドを前記目
    標位置まで移動制御する実速度制御手段とを具備したこ
    とを特徴とするヘッド位置決め制御システム。
  3. 【請求項3】 前記モデル速度制御手段は、前記目標位
    置と前記モデル位置との差に応じた目標速度情報を求め
    るための目標速度テーブルと、前記モデル位置情報とモ
    デル速度情報を生成するため2重積分処理手段と、前記
    目標速度情報と前記モデル速度情報との差に応じた前記
    モデル加速度情報を算出する手段とを有することを特徴
    とする請求項1または請求項2のヘッド位置決め制御シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記実速度制御手段は、前記ヘッドの移
    動に伴って前記サーボデータを使用して前記実位置情報
    を生成する手段と、前記実位置情報と前記モデル位置情
    報との誤差を算出する手段と、前記誤差に応じた前記加
    速度補正値を算出する手段と、前記加速度補正値を前記
    モデル加速度情報に加算する加算手段と、前記加算手段
    の加算結果に基づいて前記ヘッドを移動させるための駆
    動電流値を算出する手段とを有することを特徴とする請
    求項1または請求項2のヘッド位置決め制御システム。
  5. 【請求項5】 記録媒体であるディスクに記録されたサ
    ーボデータに基づいて、データのリード/ライトを行な
    うヘッドを前記ディスク上の目標位置に位置決め制御す
    るディスク記録再生装置のヘッド位置決め制御システム
    において、 前記ヘッドにより前記ディスクから読出された読出し信
    号から前記サーボデータを抽出して出力するサーボデー
    タ処理手段と、 駆動電流値に応じた加速度により前記ヘッドを前記目標
    位置まで移動させるためのヘッド駆動手段と、 前記サーボデータ処理手段から前記サーボデータを入力
    して前記ヘッドの実位置情報を算出し、前記目標位置に
    前記ヘッドを移動して整定するためのモデル位置情報と
    モデル加速度情報を算出するモデル速度制御処理を実行
    し、前記実位置情報と前記モデル位置情報との位置誤差
    を算出し、この位置誤差に基づいて前記モデル加速度情
    報を補正した加速度情報を算出し、前記加速度情報に応
    じた前記駆動電流値を算出して前記ヘッド駆動手段を制
    御する制御手段とを具備したことを特徴とする制御手段
    とを具備したことを特徴とするヘッド位置決め制御シス
    テム。
  6. 【請求項6】 記録媒体であるディスクに記録されたサ
    ーボデータに基づいて、データのリード/ライトを行な
    うヘッドを前記ディスク上の目標位置に位置決め制御す
    るディスク記録再生装置のヘッド位置決め制御システム
    に適用する速度制御方法であって、 前記目標位置とモデル位置との差に応じた目標速度情報
    を算出するステップと、 前記目標速度情報と前記モデル位置に従ったモデル速度
    情報との差からモデル加速度情報を算出するステップ
    と、 前記モデル加速度情報に応じた前記モデル位置と前記モ
    デル速度情報を算出するステップと、 前記モデル加速度情報に応じて前記ヘッドを移動したと
    きに、前記サーボデータを使用して前記ヘッドの実際上
    の位置に相当する実位置情報を算出するステップと、 前記実位置情報と前記モデル位置情報との位置誤差を算
    出するステップと、 前記位置誤差に応じた加速度補正値を算出して、前記モ
    デル加速度情報を補正して前記ヘッドを前記目標位置ま
    で移動制御するステップとからなることを特徴とする速
    度制御方法。
  7. 【請求項7】 記録媒体であるディスクに記録されたサ
    ーボデータに基づいて、データのリード/ライトを行な
    うヘッドを前記ディスク上の目標位置に位置決め制御す
    るディスク記録再生装置のヘッド位置決め制御システム
    に適用する速度制御方法であって、 前記目標位置に前記ヘッドを整定するためのモデル速度
    制御処理を実行するステップであって、前記モデル速度
    制御処理に伴ってモデル位置情報とモデル加速度情報を
    算出するステップと、 前記モデル加速度情報を参照して前記ヘッドを前記目標
    位置まで移動制御する実速度制御処理を実行するステッ
    プであって、前記サーボデータを使用して算出した前記
    ヘッドの実際上の位置に相当する実位置情報と前記モデ
    ル位置情報との位置誤差を算出するステップと、 前記位置誤差に基づいて前記モデル加速度情報を補正し
    て前記ヘッドを前記目標位置まで移動制御するための制
    御量を算出するステップとからなることを特徴とする速
    度制御方法。
  8. 【請求項8】 記録媒体であるディスクに記録されたサ
    ーボデータに基づいて、データのリード/ライトを行な
    うヘッドを前記ディスク上の目標位置に位置決め制御す
    るディスク記録再生装置のヘッド位置決め制御システム
    に適用するシーク制御方法であって、 前記目標位置に前記ヘッドを整定させるためのモデル速
    度制御処理を実行するステップであって、前記モデル速
    度制御処理に伴ってモデル位置情報とモデル加速度情報
    を算出するステップと、 前記モデル位置情報の時間的に遅れたモデル位置情報を
    算出するステップと、 前記モデル加速度情報を参照して前記ヘッドを前記目標
    位置まで移動制御するシーク制御処理を実行するステッ
    プであって、前記サーボデータを使用して算出した前記
    ヘッドの実際上の位置に相当する実位置情報と前記時間
    的に遅れたモデル位置情報との位置誤差を算出するステ
    ップと、 前記位置誤差に基づいて前記モデル加速度情報を補正し
    て前記ヘッドを前記目標位置まで移動するための制御量
    を算出するステップとからなることを特徴とするシーク
    制御方法。
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