JP4177815B2 - ハードディスクのrro外乱の高速補償制御方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明はハードディスクにおける外乱補償に係り、特に、ハードディスクの偏心(Repeatable Run−Out:以下、RRO)外乱の高速補償制御方法および装置に関する。
磁気抵抗(MR)ヘッド技術の発展につれてハードディスクドライブ(以下、HDDと略す)の記録密度は急激に増加しつつある。最近では、ディスク1枚当り80GByteのデータを記録可能な製品が開発された。このような製品のトラック密度は93000TPI(Track Per Inch)であって、トラック幅は0.27μmに過ぎない。近いうちにディスク1枚当り実に120GByteのデータを記録できる製品が開発されると予測されている。このように微小なトラック内において、ヘッドがデータを正確に記録/再生するためには、非常に精巧なヘッド位置制御技術が必要である。
HDDにおけるヘッド位置制御の目的は、速やかに目的トラックにヘッドを移動させ、たとえ外乱が存在するとしてもヘッドを目的トラックの正中央に位置させることである。ところが、ドライブが外部衝撃を受けたり、生産過程でディスクの締結が不完全な場合、トラック中心がディスクの回転中心からずれるRRO誤差が発生する。このようなRRO誤差は、外乱として作用してヘッド位置制御性能を低下させる。特に、ディスクがドライブに締結される前にあらかじめサーボ信号が記録されるオフラインサーボ記録方式を使用する場合、RROはさらに明確に現れる。例えば、オフラインサーボ記録方式を使用して93,000TPIドライブを組立てた場合、200トラック以上のRRO誤差が予想される。このように過度なRRO誤差は、ディスクドライブの動作速度性能を非常に低下させるため、補償対策が必要である。
図1は、従来のハードディスクにおけるRRO外乱補償装置の構成を示すブロック図であり、図1に示すように、従来は、状態帰還制御器130にRRO補償器110を並列に連結してRRO外乱を補償しようとした。RRO補償器110は、RRO周波数で無限大の利得を持つ2次フィルターであって、十分な時間が与えられれば、PES(Position Error Signal)、すなわち、ディスクの目的トラック中央を基準とするヘッドの相対的位置信号はゼロに収斂する。そして、RRO補償器110の収斂速度向上のために、補償器が動作を始める時には正常状態値に初期化させる技法が使われている。しかし、RRO補償器110と状態帰還制御器130との相互干渉のために、補償が完全になされるまでに20msec以上の時間を要し、ディスクドライブの動作速度性能が非常に低下する問題がある。
本発明が解決しようとする技術的課題は、過度なRRO外乱を高速で補償するための、ハードディスクにおけるRRO外乱の高速補償方法および装置を提供することである。
本発明が解決しようとする他の技術的課題は、前記のハードディスクにおけるRRO外乱の高速補償方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ可読記録媒体を提供することである。
前記技術的課題を解決するために、本発明のハードディスクにおけるRRO外乱の高速補償方法は、ハードディスクドライブのヘッド位置制御において、ディスクの現在トラックから目的トラック近くまでヘッドを移動させる過程であるトラック探索モードと、前記ヘッドを前記目的トラック近くから前記目的トラックの中央に安全に誘導する過程である載置モードと、前記ヘッドが目的トラック中央に位置するように保持する過程であるトラック追従モードとを含み、(a)前記ハードディスクドライブにおけるディスクの目的トラックの中央を基準とするヘッドの相対的位置信号であるPES値を得る段階と、(b)前記ハードディスクドライブのヘッドが載置モードにあるかどうかを判別する段階と、(c)前記ハードディスクドライブのヘッドが載置モードにある場合には、前記PES信号をフィードバックせずにRRO補償を行う段階と、(d)前記ハードディスクドライブのヘッドがトラック追従モードにある場合には、前記PES信号をフィードバックしてRRO補償を行う段階と、前記(c)段階は、前記ハードディスクドライブのヘッドが載置モードにあれば、サーボセクターが最初のセクターであるかどうかを判別する段階と、最初のセクターであれば、サーボセクターのRRO値を保存しているRROテーブルの値にRRO補償を初期化してRRO補償値を計算する段階と、最初のセクターでなければ、直前のセクターのRRO補償値を参照してRRO補償値を計算する段階と、状態帰還制御値に前記RRO補償値を加えてその結果をD/A変換器に出力する段階と、を含むことを特徴とする。
前記(b)段階の載置モードにあるかどうかの判別は、前記ハードディスクドライブの推定された状態値を計算する段階と、前記推定された状態値を利用して状態帰還制御値を計算する段階と、前記状態帰還制御値を利用して載置モードにあるかどうかを判別する段階と、を含むことが望ましい。
前記(d)段階は、前記ハードディスクドライブのヘッドがトラック追従モードにあればPES信号をフィードバックする段階と、RRO補償値を計算する段階と、状態帰還制御値にRRO補償値を加えてその結果をDACに出力する段階と、RROキャリブレーションを行う段階と、を含むことが望ましい。
前記技術的課題を解決するために、本発明によるハードディスクRRO外乱の高速補償装置は、ハードディスクドライブのヘッド位置制御において、現在トラックから目的トラック近くまでヘッドを移動させる過程であるトラック探索モードと、前記ヘッドを目的トラックの近くから目的トラックの中央に安全に誘導する過程である載置モードと、前記ヘッドが前記目的トラックの中央に位置するように保持する過程であるトラック追従モードと行い、前記トラック追従モードにおいて、ディスクサーボセクターのRRO値を保存しているRROテーブルと、ヘッド位置を制御し、状態帰還制御器の状態帰還制御信号とRRO補償器のRRO補償値との差を利用してPESを出力するボイスコイルモータアクチュエータと、前記ボイスコイルモータアクチュエータから出力されるPESを、載置モードおよびトラック探索モードでは前記RRO補償器に入力させず、トラック追従モードでは前記RRO補償器に入力させるフィードバックスイッチと、前記RROテーブルのRRO初期値を参照して、前記フィードバックスイッチにより制御されるPES信号を入力としてRRO外乱を補償するRRO補償器と、状態推定器で推定されたディスクドライブの状態によって状態帰還制御値を出力する状態帰還制御器と、前記状態帰還制御器の状態帰還制御値と前記ボイスコイルモータアクチュエータのPES信号とを入力として、ディスクドライブの状態を推定する状態推定器と、を含み、前記RRO補償器は、前記載置モードに遷移されるとき、前記RROテーブルに保存されている値に初期化されてRRO外乱についての補償を始めることを特徴とする。
本発明において、前記RRO補償器は、前記ハードディスクドライブに電源が印加される度に行われる準備過程でPESが十分に収斂するまで待った後、個々の補償器の収斂値を測定して前記RROテーブルに保存し、前記ハードディスクドライブの準備過程以後の正常動作時にもキャリブレーションを行うことが望ましい。また、前記RRO補償器は、複数のRRO補償器からなり、各RRO補償器は、前記RROテーブルのサーボセクターのRRO値を参照して、前記フィードバックスイッチにより制御されるPES信号を入力として、複数の高調波よりなるRRO外乱を前記高調波別に補償することが望ましい。また、本発明において、前記複数のRRO補償器は、並列に連結されることが望ましい。前記並列に連結された複数のRRO補償器の利得は、前記複数の補償器を直列に構成して制御利得を設定した後、前記補償器を並列形態に変換して獲得することが望ましい。
そして、前記の発明をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
本発明によるハードディスクにおけるRRO外乱の高速補償方法および装置によれば、過度なRRO外乱を高速で補償可能になる。したがって、ドライブが外部衝撃を受けたり、またはオフラインサーボ記録方式により組立てられてRROが過度に発生する場合にも、ドライブの動作速度性能が低下しない。
以下、添付図面を参照して、本発明によるハードディスクにおけるRRO外乱の高速補償制御方法および装置について詳細に説明する。
図2は、本発明によるハードディスクにおけるRRO外乱の高速補償装置の構成を示すブロック図であり、RROテーブル200と、VCMアクチュエータ230と、フィードバックスイッチ220と、RRO補償器210と、状態帰還制御器240と、状態推定器250と、を備える。
前記RROテーブル200は、ハードディスクのディスクのサーボセクターのRRO値を保存する。前記VCMアクチュエータ210は、ヘッド位置を制御し、状態帰還制御器の状態帰還制御信号と、RRO補償器のRRO補償値との差を利用してPESを出力する。
前記フィードバックスイッチ220は、前記アクチュエータから出力されるPESを、載置モードおよびトラック探索モードでは前記RRO補償器に入力させず、トラック追従モードでは前記RRO補償器に入力させる。
前記RRO補償器210は、前記RROテーブル200のRRO初期値を参照して、前記フィードバックスイッチにより制御されるPES信号が入力されてRRO外乱を補償する。一般的にいろいろな高調波(1×、2×、3×、4×、…)で構成されるRRO外乱を補償するために、N個のRRO補償器が、状態帰還制御器240に並列に連結されている。
前記状態帰還制御器240は、状態推定器250で推定されたディスクドライブの状態によって状態帰還制御値を出力する。前記状態推定器250は、前記状態帰還制御器240の状態帰還制御値と、前記VCMアクチュエータ230のPES信号とが入力されてディスクドライブの状態を推定する。
図2に示すように、本発明と従来技術との間の大きい差異は、本発明が、RRO補償器210の入力端にフィードバックスイッチ220を使用し、RROの全ての高調波成分を補償するためにN個の補償器212、214、216を並列に連結して使用する点である。
そして、フィードバックスイッチ220を使用する理由は、従来技術の問題点であるRRO補償器210と、状態帰還制御器240との間の相互干渉現象を排除して、補償器速度を顕著に向上させるためである。
ヘッドがディスクの所望の位置にデータを記録し、所望の位置からデータを読み取るために目的トラックを探索することをシーク(SEEK)といい、現在のトラックから目的トラック近くまでヘッドを移動させる過程をトラック探索モード(track seeking mode)という。そして、前記シーク時にヘッドを目的トラック近くからトラック中央に安全に誘導する過程を載置モード(settling mode)、前記ヘッドが目的トラック中央に位置するように保持する過程をトラック追従モード(track following mode)という。
前記載置モードでは、フィードバックスイッチ220がオフとなり、一方、トラック追従モードでは、フィードバックスイッチ220がオンとなる。載置モードでは、それぞれのRRO補償器212、214、・・・216は、PES情報なしに数式1によって、自分で補償値ra,kを計算して出力する。
数式1:
このようなRRO補償器212、214、・・・216は、載置モードが始まる時点で正常状態値に初期化されて動作を開始する。RRO補償器212、214、・・・216の初期値r* a,k(m)は、RROテーブル230にあらかじめ保存されていた値r* a,k(0)と、サーボセクター番号mとから次の数式2のように決定される。
数式2:
また、載置モードが始まる時点では、PESおよび速度によってパルスの大きさが決定される。それぞれのRRO補償値ra,kを合計し、また、載置モードの開始時点ではパルスを追加してDACに出力する。
ヘッドがトラック追従モードに進入すると、フィードバックスイッチがオンとなり、それぞれのRRO補償器は、数式3に示すように、PESを利用して補償値ra,kを計算する。そして、それぞれの値が合成されてDACに出力される。
数式3:
そして、RRO外乱は、周辺環境および時間によって変動するので、トラック追従モードでは、ヘッドがサーボセクター0を通過する時にRRO補償値r* a,k(0)を測定してRROテーブル200に保存するキャリブレーション過程が、リアルタイム(On−Line)で行われる。
図3Aは、本発明によるハードディスクのRRO外乱を高速で補償する方法を示すフローチャートである。最初に、ディスクドライブのPES値を得る(30段階)。次いで、ディスクドライブのヘッドが載置モードにあるかどうかを判別する(32段階)。前記載置モードの判別は、ヘッドの速度および位置によって決定できる。前記ディスクドライブのヘッドが載置モードにあれば、前記PES信号をフィードバックせずにRRO補償を行う(34段階)。前記ディスクドライブのヘッドがトラック追従モードにあれば、前記PES信号をフィードバックした後(36段階)、RRO補償を行う(38段階)。
図3Bは、図3Aをさらに具体的に説明するフローチャートである。
まず、サンプルを待ち(300段階)、サンプルが入力されるとHDDのVCMアクチュエータ230からPES値を得る(305段階)。また、状態推定器250は、ディスクドライブの状態推定値を計算し(310段階)、状態帰還制御器240は、状態帰還制御値を計算する(315段階)。
次いで、ヘッドが載置モードであるかどうかを判別して(320段階)、載置モードであれば、フィードバックスイッチをオフした後、サーボセクターが最初のセクターであるかどうかを検査する(330段階)。
サーボセクターが最初のセクターであれば、RROテーブル200を読出してRRO補償器210を初期化した後、RRO補償値を計算する(340段階)。RRO値はサーボセクターによって変動するので、あらゆるサーボセクターでの値をメモリに保存せねばならない。しかし、RROテーブルのメモリ節約のために、RROキャリブレーション時にセクター番号が0である位置(インデックス位置)でのRRO値のみをRROテーブルに保存する。載置モードの開始時、RRO補償器を初期化する時に残りのセクターでのRRO値は三角関数整理によって計算され、それを利用してRRO値を使用できる。
もし、サーボセクターが最初のセクターでなければ、RRO補償器210は、以前セクターのRRO補償値を参照してRRO補償値を計算する(345段階)。次いで、状態帰還制御器240の状態帰還制御値にRRO補償値を加えて、加算の結果をDACに出力する(350段階)。
一方、ヘッドが載置モードではなくトラック追従モードにある場合には、フィードバックスイッチをオンにする(355段階)。その後、RRO補償値を計算して(360段階)、状態帰還制御値にRRO補償値を加えて、加算の結果をDACに出力した後(365段階)、RROキャリブレーションを行う(370段階)。前記キャリブレーションは、RRO補償値を初期化し、RRO補償器を動作させて補償のための電流値を求める全体過程をいう。ドライブに電源が印加される度に行われる準備過程(Power−On Ready Process)で、PESが0に完全に収斂するまで十分に待った後、個々の補償器の収斂値を測定してRROテーブルに保存する(Power−On Calibration)。また、RRO外乱は、時間および環境によって変動するので、RROキャリブレーションは、ドライブの準備過程以後の正常動作時にも行われる(On−Line RRO Calibration)。すなわち、ヘッドがトラック追従モードに進入して一定時間経過した後、補償器の収斂値をRROテーブルに保存する。
一方、高周波特性を無視した場合、VCMアクチュエータ230についての数学的モデルは、次の数式4に示す通りである。
数式4:
ここで、定数KAは加速度定数を表し、変数uとwとはそれぞれアクチュエータの入力電流およびフレックスケーブルによるバイアス外乱を表す。そして変数yは、アクチュエータの絶対的位置を表す。位置センサーによって実際に測定される位置信号は、絶対的位置信号ではなく、トラック中央を基準としたヘッドの相対的位置信号であって、通常PESと呼ぶ。
ディスクが外部衝撃を受けた場合には、ディスクの中心がディスクの回転中心からずれるRRO誤差が発生する。図4は、このようなRRO誤差を図示している。この場合、アクチュエータの位置が固定されてもRROによってトラックの中央が揺れるため、PESは次の数式5に示すようにRRO誤差を含んで現れる。
数式5:
ここで、変数xとsとは、PESとRRO誤差をそれぞれ表す。RRO誤差は、ディスク回転に同期されて現れる周期的関数であるので、ディスク回転周波数の整数倍の周波数を持つ正弦波信号が合成された信号であると言える。PESを出力と見なし、RRO誤差の2次微分値を数式6のように定義してVCMアクチュエータのモデルを求めれば、数式7の通りである。
数式6:
数式7:
したがって、RRO誤差は、VCMアクチュエータの入力端に影響を与える外乱として作用する。このようなRROによる外乱は、RRO誤差の2次微分値であるので、数式8のようにN個の高調波が合成された信号で表現できる。
数式8:
ここで、ω0はディスク回転周波数を表す。
HDDのヘッド位置を制御する目的は、RROのような外乱が存在しても迅速かつ正確にヘッドを目的トラックの中央に位置させることである。すなわち、PESを可能なかぎり迅速かつ正確に0にするためのものである。このような目的を達成するために、一般的に制御の状態を3つのモードに区分する。すなわち、トラック探索モード、載置モード、トラック追従モードの3つに区分し、それぞれのモードに適した制御器を使用する。
前記トラック探索モードでは、現在トラックから目的トラックの近くまでヘッドを速やかに移動させるためのものとして、既定の運動軌跡を辿る軌跡追従制御器が使われる。前記載置モードでは、ヘッドを目的トラックの近くからトラック中央に安全に誘導するためのものとして、状態帰還制御器が使われる。そして、前記トラック追従モードでは、ヘッドを常に目的トラックの中央に位置させるためのものとして、載置モードと同じ状態帰還制御器が使われる。
数式6で表現されるRRO外乱は、ヘッドが目的トラックに近づくほど制御システムにさらに大きい影響を与えるため、トラック探索制御器よりは載置制御器およびトラック追従制御器の性能を明確に低下させる。したがって、載置モードおよびトラック追従モードでは、状態帰還制御器以外に新たなRRO補償器を追加して使うことが必要となる。
まず、トラック追従モードで使われる新たなRRO補償器について説明する。PESは、ヘッドが等間隔で配置されたサーボセクターに出会う度に離散的に測定されるので、HDD制御システムは離散制御システムとなる。デジタル信号処理器(Digital Signal Processor:以下、DSP)における演算による制御遅延時間を考慮して、既知の0次ホールド離散化技法によって、数式7のアクチュエータのモデルを離散化すれば、数式9のように与えられる。
数式9:
ここで、定数TsとTDとはサンプリング周期と制御遅延時間とをそれぞれ表し、udは補助変数であってu+dを表す。離散化過程で、バイアス外乱wは経時的に一定であると仮定した。バイアス外乱はアクチュエータの位置によって変動するが、載置モードおよびトラック追従モードでは、アクチュエータ位置変動は極めて微少なので、この仮定は妥当である。トラック追従モードでヘッドを制御するために、次のように状態帰還制御器とRRO外乱補償器とを並列に構成する。
数式10:
ここで、usは状態帰還制御入力を表し、ucはRRO外乱dを補償するための制御入力を表す。まず、状態帰還制御器は数式11で表現される。
数式11:
ここで、Ksは制御器利得で構成された行ベクトルであって[kx,kv 1 0]を表し、
は状態変数の推定値で構成された列ベクトルであって
を表す。バイアス推定値
は直流信号であるバイアス外乱wを補償する機能を有する。
状態推定器は、状態帰還制御入力usおよび測定されたPES信号xを入力として
を計算する装置であって、数式9に基づいて設計され、数式12および数式13によって表現される。
数式12:
数式13:
ここで、Lは推定器利得で構成された列ベクトルであり、Cは行ベクトルであって[1 0 0 0]を意味する。
次に、数式9ないし数式13で表現される全体閉ループ制御システムの動的反応を分析する。まず、数式9ないし数式11によって数式14が成立する。
数式14:
そして、数式9から数式12を差し引けば、次の数式15が得られる。
数式15:
そして、数式13を下記のように書くことができる。
数式16:
ここで、Iは単位行列を意味する。状態推定誤差
を数式17のように定義し、数式14ないし数式16を結合すれば、全体閉ループ制御システムの反応を決定する動的方程式は数式18のように表現される。
数式17:
数式18:
この式から、もしRRO補償器が使われなければ、すなわち、uc(n)=0である場合、RRO外乱dによってPESおよび推定誤差
は、0に収斂できずに振れが生じることを予測できる。
次いで、RRO外乱補償器の設計について説明する。数式8に示すように、RRO外乱は、N個の正弦波信号が合成された形で表現されるので、次のように、N個の補償器を並列に連結した形でRRO外乱補償器を構成する。
数式19:
ここで、ra,kは、RRO外乱のk番目の高調波成分を補償するための信号を表し、測定されたPES信号xから、下記の数式20で表される2次状態方程式に基づいて計算される。
数式20:
ここで、定数akおよびbkは、k番目の補償器の制御利得を表す。前記補償器の補償性能を確認するために伝達関数を求めれば、数式21のように表現される。
数式21:
前記伝達関数の極点を求めれば、
であることが若干の計算を通じて容易に分かる。したがって、公知の線形システム理論から、
は、k番目外乱dkとPESxとの間の伝達関数の零点であることが分かる。結局、数式18によれば、正常状態では、数式22に示すように、PESおよび推定誤差
は0に収斂し、補償信号ra,kはdkに収斂し、ucは全体外乱信号dに収斂する。
数式22:
次いで、補償器利得を設定する方法を説明する。補償器は、制御システムの安定度に大きな影響を与えるため、補償器利得が適切に設定されねばならない。補償器が並列に連結された場合、補償器利得と安定性との関係は非常に複雑なので、安定性を考慮して利得を設定することは難しい。一方、補償器が直列に連結された場合には、安定度の計算が容易で制御利得を容易に決定できる。したがって、本発明では、直列形態に補償器を構成して制御利得を設定し、並列形態に変換する方法を利用する。まず、直列形態で構成される補償器の構造は下記の数式23に示す通りである。
数式23:
ここで、akは制御利得であって0と1との間の値を持つ。一般的に、akは1近くの値に設計され、位相応答特性は、例えば、図5に示すものが挙げられる。図5に示すように、制御利得が1から遠ざかるほど高周波領域での位相減少が激しくなり、結局、制御システムの安定性がさらに悪化することが分かる。このような補償器が直列に連結された場合、制御システムの開ループ伝達関数は、下記の数式24に示す通りである。
数式24:
ここで、C(z)は、状態推定器と状態帰還制御器とが結合されて現れる等価の制御器伝達関数を意味する。N個の補償器による全***相減少量は個々の補償器による位相減少量の和であるので、許容可能な最大の位相減少量が決定されれば、それぞれの制御利得akを容易に選定できる。さらに、直列形態に構成された伝達関数を並列形態に変換すれば、下記の数式25に示す通りである。
数式25:
この場合には、それぞれの補償器毎に2個の制御利得
が設定されていることが分かる。このような制御利得は、下記の数式26に基づいて選定されることは、若干の数式展開を通じて分かる。
数式26:
ここで、関数Fkは、下記の数式27のように定義される。
数式27:
さらに最終的に、数式21から制御利得を求めれば、次の数式28に示す通りである。
数式28:
数式24のC(z)と、数式25のC′(z)とは、互いに正確には一致しないが、ほとんどの場合に近似的に一致すると仮定できる。図6は、このような仮定をして4個の補償器を使用した場合に、伝達関数Hs(z)と伝達関数Hp(z)との利得特性を比較例示した図面であるが、利得特性が互いにほぼ一致していることが分かる。
次いで、載置モードで使用するRRO補償器の構造について説明する。載置モードはPES値が小さくない状態で開始されるので、数式20に示されるようにモデル化されたトラック追従モードのためのRRO補償器をそのまま使用する場合、状態帰還制御器との相互干渉によって補償器の収斂速度が非常に遅くなる問題が発生する。このような問題点を解決するために、従来は補償器をあらかじめ測定された正常状態値に初期化してから動作を開始させる技法が使われた。しかし、状態帰還制御器との相互干渉が依然として存在して収斂速度が遅くなる問題が根本的に解決されなかった。このような事実は、後記の実験結果で明らかとなる。本発明は、相互干渉を完全に排除するために、数式20のRRO補償器からPESフィードバックを除去して、次の数式29で表されるRRO補償器を提案する。
数式29:
この場合、前記補償器は、数式20のトラック追従モードにおける補償器とは異なって、PESフィードバックなしに独立的に動作するので、状態帰還制御器との相互干渉問題が完全に排除される。そして、この補償器は正弦波信号を自発的に発生させる役割を有し、振幅および位相は状態変数ra,k、rb,kの初期値によって決定される。したがって、数式29で補償器が動作を開始する時、状態変数ra,k、rb,kがRRO外乱dkを消去できるように適切に初期化されるならば、RRO外乱が直ちに補償される結果となる。ドライブに電源が印加される度に行われる準備過程(Power−On Ready Process)において、数式20で表されるトラック追従モードの補償器を使用して、PESが0に完全に収斂するまで十分に待った後、補償器の収斂値r* a,k、r* b,kを測定すれば、このような補償器の初期化値を得られる。ところが、このような初期化値はサーボセクターによって変動するので、あらゆるサーボセクターでの値をメモリに保存せねばならない難点がある。しかし、セクター番号が0である位置での初期化値のみを保存しておけば、残りのセクターでの初期化値は、三角関数整理によって次の数式30で計算できる。
数式30:
ここで、r* a,k(m)とr* b,k(m)はセクター番号mの位置での初期化値を表し、r* a,k(0)とr* b,k(0)はセクター番号0の位置での初期化値を表す。そして、RRO外乱の振幅および位相はディスク半径および時間によって変動するので、補償器の初期化値r* a,k、r* b,kの測定は、ドライブの準備過程以後の正常動作時にも連続して続けねばならない。すなわち、トラック追従モードに進入した後、ヘッドが0番のサーボセクターに出会う度に補償器の値をRROテーブルに保存させておけばよい。
前記のとおり、数式29のRRO補償器が、数式30によって求められる値に初期化されるならば、状態帰還制御器との干渉なしにRRO外乱が直ちに補償される。すなわち、uc=dであるので、数式18によって閉ループ制御システムの動的方程式は、下記数式31のように表現される。
数式31:
また、数式31において、推定器利得Lは、推定器行列(I−LC)Aの極点が十分に速いように設計されるので、閉ループシステムの動的方程式は下記数式32のように単純化できる。
数式32:
結局、載置モードでのシステム応答は、RRO外乱の影響を全く受けず、但し、システム行列A−BKsの極点およびベクトルXの初期条件によって決定される。もし、初期値が大きい状態で載置モードが始まるならば、オーバーシュートが発生して載置制御速度性能が低下することもある。
本発明によるハードディスクにおけるRRO外乱の高速補償方法および装置によれば、過度なRRO外乱を高速で補償可能になる。したがって、ドライブが外部衝撃を受けたり、またはオフラインサーボ記録方式により組立てられてRROが過度に発生しても、ドライブの動作速度性能が低下しない。
この効果を例証するために実験結果を示す。実験に使われたドライブは、1枚のディスク当り80GByteデータを記憶可能な高密度HDDであって、トラック密度は93,000TPIであり、トラック幅は0.27μmのものである。そして、大きさが200トラックである1高調波RROを制御システムに外乱として印加し、RRO補償器は、ヘッドが目的トラックから6トラックほど離れた地点から出発した。図7および図8は、従来技術のRRO補償器を使用した場合のPES、バイアス推定値、RRO補償応答を図示したものである。図7は、RRO補償器がゼロから出発した場合であり、図8は、RROテーブルの値に初期化されて出発した場合である。2つの場合とも、状態帰還制御入力との相互干渉のために過度な振動が誘発され、トラック追従モードへの進入時までに最小限20msec以上の時間がかかることが分かる。したがって、ディスクドライブの動作速度性能の低下が明らかに現れている。一方、図9は、本発明のRRO補償器を使用した場合であって、RRO外乱が直ちに補償されて2msec以内にトラック追従制御モードに進入していることを明らかに示している。結局、200トラックのRROが存在してもディスクドライブの性能が全く低下しない。図10は、3つの場合についてPES応答のみを互いに比較した図面である。図11は、図9のPES応答を拡大して示した図面であって、トラック追従制御モードへの進入時に若干のオーバーシュートが発生していることを示している。このような問題を解決するために、図11に図示されたように、載置モードが開始される時点で二つのパルスを追加でシステムに印加して二つの極点を消去しようとした。この場合、オーバーシュートなしにトラック追従モードに進入して1msec以上載置制御性能が向上したことが分かる。
本発明は、コンピュータによって読み取り可能な記録媒体にコンピュータ(情報処理機能を持つ装置をいずれも含む)が読み取り可能なコードとして具現することが可能である。コンピュータによって読み取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって読み取られるデータが保存されるあらゆる種類の記録装置を含む。コンピュータによって読み取り可能な記録媒体としては、例えば、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ保存装置などが例として挙げられる。
以上、図面に図示された実施形態を参照して本発明を説明したが、この実施形態は例示的なものに過ぎず、当業者ならばこの実施形態から多様な変形および均等な他の実施形態が想到可能であるという点を理解できる。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は特許請求の範囲の技術的思想により定められねばならない。
本発明は、ハードディスクに好適に利用できる。特に、ハードディスクのヘッドドライブの動作速度を向上させるために利用できる。
従来のハードディスクにおけるRRO外乱補償装置の構成を示すブロック図である。 本発明によるハードディスクにおけるRRO外乱の高速補償装置の構成を示すブロック図である。 本発明によるハードディスクのRRO外乱を高速で補償する方法を示すフローチャートである。 図3Aをさらに具体的に説明するフローチャートである。 ディスク偏心によるRRO外乱を示す図面である。 直列形態のRRO補償器の周波数位相応答特性を示すグラフである。 RRO補償器の使用時における開ループシステムの周波数利得応答特性を示すグラフである。 従来技術のRRO補償器の使用時のシステム応答(補償器の初期値=0)を示すグラフである。 従来技術のRRO補償器の使用時のシステム応答(補償器の初期値=RROテーブル)を示すグラフである。 本発明のRRO補償器の使用時のシステム応答を示すグラフである。 従来技術と本発明とのRRO補償性能を比較して示すグラフである。 図9のPES応答を拡大して示した図面である。
符号の説明
200 RROテーブル
210 RRO補償器
220 フィードバックスイッチ
230 VCMアクチュエータ
240 状態帰還制御器
250 状態推定器

Claims (9)

  1. ハードディスクドライブのヘッド位置制御において、ディスクの現在トラックから目的トラック近くまでヘッドを移動させる過程であるトラック探索モードと、前記ヘッドを前記目的トラック近くから前記目的トラックの中央に安全に誘導する過程である載置モードと、前記ヘッドが目的トラック中央に位置するように保持する過程であるトラック追従モードとを含み、
    (a)前記ハードディスクドライブにおけるディスクの目的トラックの中央を基準とするヘッドの相対的位置信号であるPES値を得る段階と、
    (b)前記ハードディスクドライブのヘッドが載置モードにあるかどうかを判別する段階と、
    (c)前記ハードディスクドライブのヘッドが載置モードにある場合には、前記PES信号をフィードバックせずにRRO補償を行う段階と、
    (d)前記ハードディスクドライブのヘッドがトラック追従モードにある場合には、前記PES信号をフィードバックしてRRO補償を行う段階とを含み、
    前記(c)段階は、
    前記ハードディスクドライブのヘッドが載置モードにあれば、サーボセクターが最初のセクターであるかどうかを判別する段階と、
    最初のセクターであれば、サーボセクターのRRO値を保存しているRROテーブルの値にRRO補償を初期化してRRO補償値を計算する段階と、
    最初のセクターでなければ、直前のセクターのRRO補償値を参照してRRO補償値を計算する段階と、
    状態帰還制御値に前記RRO補償値を加えてその結果をD/A変換器に出力する段階と、
    を含むことを特徴とするハードディスクのRRO外乱の高速補償方法。
  2. 前記(b)段階の載置モードにあるかどうかの判別は、
    前記ハードディスクドライブの推定された状態値を計算する段階と、
    前記推定された状態値を利用して状態帰還制御値を計算する段階と、
    前記状態帰還制御値を利用して載置モードにあるかどうかを判別する段階と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のハードディスクのRRO外乱の高速補償方法。
  3. 前記(d)段階は、
    前記ハードディスクドライブのヘッドがトラック追従モードにあればPES信号をフィードバックする段階と、
    RRO補償値を計算する段階と、
    状態帰還制御値にRRO補償値を加えてその結果をDACに出力する段階と、
    RROキャリブレーションを行う段階と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のハードディスクのRRO外乱の高速補償方法。
  4. ハードディスクドライブのヘッド位置制御において、現在トラックから目的トラック近くまでヘッドを移動させる過程であるトラック探索モードと、前記ヘッドを目的トラックの近くから目的トラックの中央に安全に誘導する過程である載置モードと、前記ヘッドが前記目的トラックの中央に位置するように保持する過程であるトラック追従モードとを行い、前記トラック追従モードにおいて、
    ディスクサーボセクターのRRO値を保存しているRROテーブルと、
    ヘッド位置を制御し、状態帰還制御器の状態帰還制御信号とRRO補償器のRRO補償値との差を利用してPESを出力するボイスコイルモータアクチュエータと、
    前記ボイスコイルモータアクチュエータから出力されるPESを、載置モードおよびトラック探索モードでは前記RRO補償器に入力させず、トラック追従モードでは前記RRO補償器に入力させるフィードバックスイッチと、
    前記RROテーブルのRRO初期値を参照して、前記フィードバックスイッチにより制御されるPES信号を入力としてRRO外乱を補償するRRO補償器と、
    状態推定器で推定されたディスクドライブの状態によって状態帰還制御値を出力する状態帰還制御器と、
    前記状態帰還制御器の状態帰還制御値と前記ボイスコイルモータアクチュエータのPES信号とを入力として、ディスクドライブの状態を推定する状態推定器と、
    を含み、
    前記RRO補償器は、前記載置モードに遷移されるとき、前記RROテーブルに保存されている値に初期化されてRRO外乱についての補償を始めることを特徴とするハードディスクのRRO外乱の高速補償制御装置。
  5. 前記RRO補償器は、
    前記ハードディスクドライブに電源が印加される度に行われる準備過程でPESが十分に収斂するまで待った後、個々の補償器の収斂値を測定して前記RROテーブルに保存し、前記ハードディスクドライブの準備過程以後の正常動作時にもキャリブレーションを行うことを特徴とする請求項に記載のハードディスクのRRO外乱の高速補償制御装置。
  6. 前記RRO補償器は、複数のRRO補償器からなり、各RRO補償器は、
    前記RROテーブルのサーボセクターのRRO値を参照して、前記フィードバックスイッチにより制御されるPES信号を入力として、複数の高調波よりなるRRO外乱を前記高調波別に補償することを特徴とする請求項に記載のハードディスクRRO外乱の高速補償制御装置。
  7. 前記複数のRRO補償器は、
    並列に連結されることを特徴とする請求項に記載のハードディスクのRRO外乱の高速補償制御装置。
  8. 前記並列に連結された複数のRRO補償器の利得は、
    前記複数の補償器を直列に構成して制御利得を設定した後、前記補償器を並列形態に変換して獲得することを特徴とする請求項に記載のハードディスクのRRO外乱の高速補償制御装置。
  9. 請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のハードディスクのRRO外乱の高速補償方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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