JPH0973436A - 多重化計算機における動作モード切替方式 - Google Patents

多重化計算機における動作モード切替方式

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JPH0973436A
JPH0973436A JP7228184A JP22818495A JPH0973436A JP H0973436 A JPH0973436 A JP H0973436A JP 7228184 A JP7228184 A JP 7228184A JP 22818495 A JP22818495 A JP 22818495A JP H0973436 A JPH0973436 A JP H0973436A
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JP
Japan
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mode switching
synchronous
transaction
computer
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Application number
JP7228184A
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English (en)
Inventor
Kazuki Kosaka
一樹 小坂
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高信頼性処理と高性能処理とを選択的に切替
可能とする多重化計算機における動作モード切替方式を
提供する。 【解決手段】 メモリ6、動作モード切替部8a,28
aを有するI/Oブリッジ8,28及び動作モード切替
部4a,24aを有するキャッシュメモリ4,24を介
してCPU2,22を接続するシステムバス10と、メ
モリ26、I/Oブリッジ8,28及びキャッシュメモ
リ4,24を介してCPU2,22を接続するシステム
バス30と、同期動作あるいは並列動作いずれかの動作
モードへの切替指示を発行する構成制御プロセッサ42
と、全I/Oブリッジ8,28を接続する信号線46と
を有し、構成制御プロセッサ42が切替え指示を発行す
ることにより、動作モードを同期動作から並列動作へ、
あるいは並列動作から同期動作へシステムの稼働中に切
り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密結合した複数の
CPUを搭載し、同期動作及び並列動作の双方の動作モ
ードで動作可能な多重化計算機において、システム立上
げ時又は稼働中のあるタイミングにおける動作モードの
切替え方式に関する。
【0002】
【従来の技術】サーバシステムにおいて取り扱うデータ
は、一般に高信頼性、高性能が要求される。例えば、サ
ーバシステムを構成する計算機において行われるオンラ
イン処理はより高信頼性が要求され、バッチ処理はより
高性能が要求される。
【0003】オンライン処理を行う計算機は、CPU、
メモリ、I/Oブリッジ等のハードウェア構成を多重化
させて持ち、同一トランザクションを各CPUにおいて
同時に並行して実行させ、その実行結果を比較すること
で信頼性の向上を図っている。また、ハードウェア構成
を多重化することで、一部分の故障によるシステムダウ
ンからも回避可能としている。
【0004】一方、バッチ処理を行う計算機は、CP
U、キャッシュメモリ、メモリ等のハードウェア構成を
多重化させて持ち、1つのトランザクションをCPUそ
れぞれに実行させるわけだが、複数のCPUが搭載され
ているので複数のトランザクションはそれぞれ独立にか
つ並行して実行されることになる。このように、同時に
複数のトランザクションを処理することで、計算機とし
ての処理速度の向上を図っている。
【0005】従来においては、CPU、メモリ等両方の
処理機能に必要なハードウェアで形成されたクラスタを
複数搭載することで多重化し、かつ処理速度を極めて高
速にした汎用計算機を用いて、この2つの処理機能の要
求を1台の計算機で実現させていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1台の
計算機で両方の処理機能を実行可能であったとしても、
従来の汎用計算機の構成では、オンライン処理又はバッ
チ処理いずれか一方でデータを処理しているときには、
リブートするまでは動作中の動作モードによる処理しか
行うことができなかった。これは、従来においては、動
作させる動作モードをキャッシュメモリやI/Oブリッ
ジに予め知らせておく必要があるが、従来においてはそ
の動作モードの切替え指示を出す手段がなかったためで
ある。
【0007】なお、動作モードは、同期動作と並列動作
とがある。同期動作とは、I/Oブリッジに接続された
それぞれのシステムバスへ同じトランザクションを同時
に出してCPUに同じ処理を実行させることをいい、並
列動作とは、I/Oブリッジに接続され選択されたただ
1つのシステムバスのみへ1つのトランザクションを出
して単一のCPUにその処理を実行させることをいう。
オンライン処理は同期動作の動作モードで動作し、バッ
チ処理は並列動作の動作モードで動作する。
【0008】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、高信頼性処理と高
性能処理とを選択的に切替可能とする多重化計算機にお
ける動作モード切替方式を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、第1の発明は、複数のシステムバスにそれ
ぞれ複数のCPU及び主記憶装置を接続し、同期動作及
び並列動作の双方の動作モードで動作可能な多重化計算
機において、いずれかのCPU及び全ての前記システム
バスに接続され、指示された動作モードで動作する複数
の補助記憶手段と、共有の外部記憶装置及び全ての前記
システムバスに接続され、指示された動作モードで動作
する複数の外部記憶装置接続手段と、を有することを特
徴とする。
【0010】第2の発明は、上記第1の発明において、
同期動作あるいは並列動作いずれかの動作モードへの切
替指示を発行する構成制御手段を有することを特徴とす
る。
【0011】第3の発明は、上記第2の発明において、
全ての前記外部記憶装置接続手段を接続する信号線を設
け、前記各外部記憶装置接続手段は、いずれかの前記シ
ステムバスを確保したことを前記信号線を介して相互に
通知することを特徴とする。
【0012】第4の発明は、複数のシステムバスにそれ
ぞれ複数のCPU及び主記憶装置を接続し、同期動作及
び並列動作の双方の動作モードで動作可能な多重化計算
機において、いずれかのCPU及び全ての前記システム
バスに接続され、トランザクション毎に予め設定された
動作モードで動作する複数の補助記憶手段と、共有の外
部記憶装置及び全ての前記システムバスに接続され、ト
ランザクション毎に予め設定された動作モードで動作す
る複数の外部記憶装置接続手段と、を有することを特徴
とする。
【0013】第5の発明は、上記第4の発明において、
前記補助記憶手段は、処理するトランザクションの動作
モードを記憶する動作モード記憶部を有することを特徴
とする。
【0014】第6の発明は、上記第4の発明において、
前記外部記憶装置接続手段は、処理するトランザクショ
ンの動作モードを記憶する動作モード記憶部を有するこ
とを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。以下に示す各実施
の形態は、動作モードの切替えあるいは設定タイミング
の相異によって分けられている。なお、各実施の形態に
おいて説明に用いる図において、同様の要素には同じ符
号を付ける。
【0016】実施の形態1.図1は、本発明に係る動作
モード切替え方式を採用した多重化計算機の構成の一実
施形態を示した図である。図1に示したように、本実施
の形態においては、CPU2、キャッシュメモリ4、メ
モリ6及びI/Oブリッジ8、また、CPU22、キャ
ッシュメモリ24、メモリ26及びI/Oブリッジ28
でそれぞれクラスタを形成することでハードウェア構成
を2重化している。システムバス10は、メモリ6、I
/Oブリッジ8,28及びキャッシュメモリ4,24を
介してCPU2,22を接続する。システムバス30
は、メモリ26、I/Oブリッジ8,28及びキャッシ
ュメモリ4,24を介してCPU2,22を接続する。
更に、同期動作あるいは並列動作いずれかの動作モード
への切替指示を稼働中に発行するなど動作モードの切替
え機能の制御を行う構成制御手段としての構成制御プロ
セッサ42を有する。更に、信号線46は、全てのI/
Oブリッジ8,28を接続するように設ける。
【0017】本実施の形態におけるキャッシュメモリ
4,24は、それぞれCPU2,22及び全てのシステ
ムバス10,30に接続され、構成制御プロセッサ42
により指示された動作モードに切り替える動作モード切
替部4a,24aをそれぞれ有している補助記憶手段で
ある。I/Oブリッジ8,28は、ディスク44及び全
てのシステムバス10,30に接続され、構成制御プロ
セッサ42により指示された動作モードに切り替える動
作モード切替部8a,28aをそれぞれ有している外部
記憶装置接続手段である。なお、CPU2,22及びメ
モリ6,26は、従来からの中央制御装置及び主記憶装
置でよい。
【0018】ディスク44は、本多重化計算機において
共有され、オペレーティングシステム(OS)やCPU
2,22によって処理される各種データを格納する。O
S等は、ディスクコントローラ48、IOバス12,3
2、I/Oブリッジ8,28を介してそれぞれのシステ
ムバス10,30に接続されたメモリ6,26にロード
される。
【0019】本実施の形態において特徴的なことは、構
成制御プロセッサ42及び各動作モード切替部4a,2
4a,8a,28aを設けたので、システムをリブート
させなくてもシステムの稼働中に動作モードを切り替え
ることをできるようにしたことである。
【0020】図2は、本実施の形態において、動作中で
の同期動作から並列動作への切替え処理を示したフロー
チャートであり、この図に基づいてその処理について説
明する。
【0021】動作モードを切り替える際、構成制御プロ
セッサ42は、その切替え指示をCPU2,22、キャ
ッシュメモリ4,24及びI/Oブリッジ8,28のそ
れぞれに対して同時に発行する(ステップ101)。C
PU2,22は、動作モードの切替え指示を受けると
(ステップ102)、キャッシュメモリ4,24からの
並列動作開始信号を待つ状態になる(ステップ10
3)。キャッシュメモリ4,24は、必要ならばキャッ
シュデータのメモリ6,26へのライトバックを行い、
かつメモリ内容を無効にするためにキャッシュフラッシ
ュを行う(ステップ104)。そして、並列動作時に使
用するシステムバス10又は30を選択し並列動作モー
ドに切り替わった後(ステップ105)、接続されてい
るCPU2,22に対して並列動作開始信号を発行する
(ステップ106)。CPU2,22は、キャッシュメ
モリ4,24からの並列動作開始信号を受け取ると今後
並列動作モードで動作することを認識する(ステップ1
07)。
【0022】一方、I/Oブリッジ8,28は、動作モ
ードの切替え指示を受け取ったとき、必要ならばメモリ
6,26の内容をディスク44に書き込み、並列動作モ
ードに切り替わる(ステップ108)。このとき、各I
/Oブリッジ8,28は、使用するシステムバス10又
は30を確保する。
【0023】このようにして、システムの稼働中に動作
モードを同期動作から並列動作に切り替えることができ
る。並列動作への切替えの場合は、使用するシステムバ
スを選択さえすれば、キャッシュメモリ4,24とI/
Oブリッジ8,28との間で同期を取る必要は特にな
い。なお、CPU2,22は、決められた順に所定のト
ランザクションを実行するだけなので、動作モードの切
替えのための上記処理は特になくてもかまわない。
【0024】図3は、本実施の形態において、動作中で
の並列動作から同期動作への切替え処理を示したフロー
チャートであり、この図に基づいてその処理について説
明する。
【0025】動作モードを切り替える際、構成制御プロ
セッサ42は、その切替え指示をCPU2,22、キャ
ッシュメモリ4,24及びI/Oブリッジ8,28のそ
れぞれに対して同時に発行する(ステップ111)。C
PU2,22は、動作モードの切替え指示を受けると
(ステップ112)、キャッシュメモリ4,24からの
同期動作開始信号を待つ状態になる(ステップ11
3)。キャッシュメモリ4,24は、必要ならばキャッ
シュデータのメモリ6,26へのライトバックを行い、
かつメモリ内容を無効にするためにキャッシュフラッシ
ュを行う(ステップ114)。そして、同期動作時に使
用するシステムバスを選択するためにバスアービトレー
ションのパーキング処理を行い(ステップ115)、各
キャッシュメモリ4,24がいずれかのシステムバスを
用いるかを選択した後に同期動作モードに切り替わる
(ステップ116)。そして、接続されているCPU
2,22に対して同期動作開始信号を発行する(ステッ
プ117)。CPU2,22は、キャッシュメモリ4,
24からの同期動作開始信号を受け取ると今後同期動作
モードで動作することを認識する(ステップ118)。
【0026】一方、I/Oブリッジ8,28は、動作モ
ードの切替え指示を受け取ったとき、必要ならばメモリ
6,26の内容をディスク44に書き込む。そして、同
期動作時に使用するシステムバスを確保するためにバス
アービトレーションのパーキング処理を行い(ステップ
119)、各I/Oブリッジ8,28がいずれかのシス
テムバスを用いるかを選択した後に同期動作モードに切
り替わる(ステップ120)。ここで、同期動作は、接
続された全てのシステムバスへ同じトランザクションを
同時に出すので、全てのI/Oブリッジ8,28におい
て同期を取る必要が生じる。I/Oブリッジ8,28
は、信号線46を介して同期化完了信号を相互に通知す
ることで、同期を取る準備ができたかを確認する(ステ
ップ121)。全てのI/Oブリッジ8,28において
同期動作に切り替わったことを確認できると、計算機
は、ここで初めて同期動作モードでの処理を開始するこ
とができる。
【0027】このようにして、システムの稼働中に動作
モードを並列動作から同期動作に切り替えることができ
る。同期動作への切替えの場合は、各CPU2,22に
おいて同一トランザクションを並行して同時に実行する
ため各クラスタ間の同期を取ることが必要となる。本実
施の形態においては、信号線46を設けたので同期を確
実に取ることができ、システムの稼働中であっても並列
動作から同期動作への切替えを確実を行うことができ
る。
【0028】以上のように、本実施の形態においては、
構成制御プロセッサ42を設けて動作モードの切替え指
示を発行できるようにした。更に、キャッシュメモリ
4,24及びI/Oブリッジ8,28に動作モードの切
替え機能を付与したので、システムの稼働中でも動作モ
ードを切り替えることができる。従って、例えば所定の
時刻になったら動作モードを切り替えて使用するように
計算機を運用するときにもシステムをリブートさせる必
要はない。
【0029】実施の形態2.図4は、本発明に係る動作
モード切替え方式を採用した多重化計算機の構成の他の
実施形態を示した図である。図4に示したように、本実
施の形態におけるキャッシュメモリ104,124は、
処理するトランザクションの動作モードを記憶する動作
モード記憶部104b,124bを有し、また、I/O
ブリッジ108,128は、処理するトランザクション
の動作モードを記憶する動作モード記憶部108b,1
28bを有することを特徴としている。この構成を設け
たことで、本実施の形態においてはトランザクション毎
に設定された動作モードに基づいてI/Oブリッジ10
8,128及びキャッシュメモリ104,124の動作
モードを切り替えて動作させることができる。すなわ
ち、上記第1実施の形態では、ある程度まとめて同じ動
作モードで動作するトランザクションを実行させる必要
があったが、本実施の形態においては、同じ動作モード
のトランザクションを連続させて実行させなくてもよい
ことになる。
【0030】図5は、本実施の形態において、動作中で
の同期動作から並列動作への切替え処理を示したフロー
チャートであり、この図に基づいてその処理について説
明する。
【0031】まず、本実施の形態においては、I/Oブ
リッジ108,128及びキャッシュメモリ104,1
24の動作モード記憶部104b,124b,108
b,128bに各トランザクションの動作モードを予め
設定する。つまり、全動作モード記憶部104b,12
4b,108b,128bには、同一の情報が設定され
ることになる。この処理は、構成制御プロセッサ142
が行う。同期動作から並列動作に動作モードを切り替え
る必要があるのは、ある同期動作モードで実行されるト
ランザクションの次に並列動作モードで実行されるトラ
ンザクションが続いて処理されるということである。
【0032】キャッシュメモリ104,124は、動作
モード記憶部104b,124bに設定された情報とシ
ステムバス10,30上を流れている次に処理されるト
ランザクション名とを比較することで並列動作モードへ
の切替えが必要であることを知ることになる。もちろ
ん、トランザクションの並び順が固定であるならば、そ
の順番で判断することもできる。
【0033】キャッシュメモリ104,124は、並列
動作に切り替わるとき、必要ならばキャッシュデータの
メモリ6,26へのライトバックを行い、かつメモリ内
容を無効にするためにキャッシュフラッシュを行う(ス
テップ201)。そして、並列動作時に使用するシステ
ムバス10又は30を選択し並列動作モードに切り替わ
る(ステップ202)。
【0034】一方、I/Oブリッジ108,128は、
動作モード記憶部108b,128bに設定された情報
とディスク44から受け取ったトランザクション名とを
比較することで並列動作モードへの切替えが必要である
ことを知る。I/Oブリッジ108,128は、必要な
らばメモリ6,26の内容をディスク44に書き込み、
並列動作モードに切り替わる(ステップ203)。この
とき、各I/Oブリッジ8,28は、使用するシステム
バス10又は30を確保する。
【0035】このようにして、システムの稼働中であっ
ても各トランザクションに設定された動作モードに応じ
て同期動作から並列動作に動作モードを切り替えること
ができる。なお、CPU2,22は、決められた順に所
定のトランザクションを実行するだけなので、動作モー
ドの切替えのための処理は不要である。
【0036】図6は、本実施の形態において、動作中で
の並列動作から同期動作への切替え処理を示したフロー
チャートであり、この図に基づいてその処理について説
明する。
【0037】キャッシュメモリ104,124は、前述
したのと同様に、動作モード記憶部104b,124b
に設定された情報とシステムバス10,30上を流れて
いる次に処理されるトランザクション名とを比較するこ
とで同期動作モードへの切替えが必要であることを知る
ことになる。なお、その後のキャッシュメモリ104,
124の同期動作への切替え処理は、図2を用いて説明
した上記第1の実施の形態の場合と同様なので説明を省
略する。
【0038】一方、I/Oブリッジ108,128は、
前述したのと同様に、動作モード記憶部108b,12
8bに設定された情報とディスク44から受け取ったト
ランザクション名とを比較することで同期動作モードへ
の切替えが必要であることを知る。なお、その後のI/
Oブリッジ108,128の同期動作への切替え処理
は、図3を用いて説明した上記第1の実施の形態の場合
と同様なので説明を省略する。
【0039】このようにして、システムの稼働中であっ
ても各トランザクションに設定された動作モードに応じ
て並列動作から同期動作に動作モードを切り替えること
ができる。なお、CPU2,22は、決められた順に所
定のトランザクションを実行するだけなので、動作モー
ドの切替えのための処理は不要である。
【0040】ところで、本実施の形態においては、トラ
ンザクション毎に動作モードを指定してその指定された
動作モードに従って各トランザクションを実行させるこ
とを特徴としている。上記実施の形態では、I/Oブリ
ッジ108,128及びキャッシュメモリ104,12
4に各トランザクションの動作モードを予め設定する動
作モード記憶部104b,124b,108b,128
bを設けたことで、動作モードを自発的に切り替えられ
るようにしたが、動作モードの切替時間等を考慮しない
のであれば上記第1の実施の形態における構成制御プロ
セッサのような構成を設けて、外部から逐次動作モード
をI/Oブリッジ108,128及びキャッシュメモリ
104,124に設定するようにしても同等の効果を奏
することができる。
【0041】実施の形態3.図7は、本実施の形態にお
ける計算機の主要部を示した構成図である。各システム
バス14には、メモリ6、I/Oブリッジ8及びキャッ
シュメモリ4,24が、またシステムバス34には、メ
モリ26、I/Oブリッジ28及びキャッシュメモリ
4,24がそれぞれ接続されている。本実施の形態にお
けるディスク44には、異なった構成制御パラメータを
持つ2つ以上のOSが格納されている。構成制御パラメ
ータには、メモリ容量の設定、動作モードの指定等が設
定されている。本実施の形態においては、動作モードの
異なる2つのOSが格納されているものとする。
【0042】本実施の形態においては、上記各実施の形
態と異なり、システムブート時に選択された動作モード
で動作することを特徴としている。
【0043】図8は、本実施の形態における動作を示し
たフローチャートであり、この図に基づいて動作につい
て説明する。
【0044】システムを立ちあげるときブート要求を発
行するわけであるが(ステップ301)、この際、本実
施の形態においてはいずれのOSを立ち上げるかを選択
する(ステップ302)。前述したように、各OSには
動作モードが指定された構成制御パラメータを持ってお
り、この指定された動作モードに従ってI/Oブリッジ
8,28及びキャッシュメモリ4,24の動作モードが
設定される。この動作モードの設定は、予め用意された
ファームウェアあるいはソフトウェアで実現することが
できる。上記実施の形態における構成制御プロセッサに
より設定するようにしてもよい。選択されたOSの動作
モードが同期動作であれば(ステップ303)、I/O
ブリッジ8,28及びキャッシュメモリ4,24は、同
期動作の動作モードに設定され、選択されたOSの動作
モードが並列動作であれば、I/Oブリッジ8,28及
びキャッシュメモリ4,24は、並列動作の動作モード
に設定される(ステップ304、305)。
【0045】このように、システムブート時に選択され
た動作モードでI/Oブリッジ8,28及びキャッシュ
メモリ4,24を設定することができ、計算機を選択さ
れた動作モードで動作させることができる。本実施の形
態は、時間的に同期動作と並列動作を明確に分けて処理
を行うようにスケジューリングされており、システムブ
ート時に動作させる動作モードがわかっている場合に効
果的である。
【0046】以上、上記各実施の形態においては、2重
化したハードウェア構成の例で示したが、3重化、4重
化などの他の多重化した構成であっても実現可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る動作モード切替え方式を採用し
た第1の実施の形態における多重化計算機の構成を示し
た図である。
【図2】 第1の実施の形態において、動作中での同期
動作から並列動作への切替え処理を示したフローチャー
トである。
【図3】 第1の実施の形態において、動作中での並列
動作から同期動作への切替え処理を示したフローチャー
トである。
【図4】 本発明に係る動作モード切替え方式を採用し
た第2の実施の形態における多重化計算機の構成を示し
た図である。
【図5】 第2の実施の形態において、動作中での同期
動作から並列動作への切替え処理を示したフローチャー
トである。
【図6】 第2の実施の形態において、動作中での並列
動作から同期動作への切替え処理を示したフローチャー
トである。
【図7】 本発明に係る動作モード切替え方式を採用し
た第3の実施の形態における多重化計算機の構成を示し
た図である。
【図8】 第3の実施の形態において、システム立ち上
がり時における動作選択処理を示したフローチャートで
ある。
【符号の説明】
2,22 CPU、4,24,104,124 キャッ
シュメモリ、4a,24a,8a,28a,104a,
124a,108a,128a 動作モード切替部、1
04b,124b,108b,128b 動作モード記
憶部、6,26メモリ、8,28,108,128 I
/Oブリッジ、10,30,12,32,14,34
システムバス、42,142 構成制御プロセッサ、4
4 ディスク、46 信号線、48 ディスクコントロ
ーラ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシステムバスにそれぞれ複数のC
    PU及び主記憶装置を接続し、同期動作及び並列動作の
    双方の動作モードで動作可能な多重化計算機において、 いずれかのCPU及び全ての前記システムバスに接続さ
    れ、指示された動作モードで動作する複数の補助記憶手
    段と、 共有の外部記憶装置及び全ての前記システムバスに接続
    され、指示された動作モードで動作する複数の外部記憶
    装置接続手段と、 を有することを特徴とする多重化計算機における動作モ
    ード切替方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多重化計算機における動
    作モード切替方式において、 同期動作あるいは並列動作いずれかの動作モードへの切
    替指示を発行する構成制御手段を有することを特徴とす
    る多重化計算機における動作モード切替方式。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の多重化計算機における動
    作モード切替方式において、 全ての前記外部記憶装置接続手段を接続する信号線を設
    け、前記各外部記憶装置接続手段は、いずれかの前記シ
    ステムバスを確保したことを前記信号線を介して相互に
    通知することを特徴とする多重化計算機における動作モ
    ード切替方式。
  4. 【請求項4】 複数のシステムバスにそれぞれ複数のC
    PU及び主記憶装置を接続し、同期動作及び並列動作の
    双方の動作モードで動作可能な多重化計算機において、 いずれかのCPU及び全ての前記システムバスに接続さ
    れ、トランザクション毎に予め設定された動作モードで
    動作する複数の補助記憶手段と、 共有の外部記憶装置及び全ての前記システムバスに接続
    され、トランザクション毎に予め設定された動作モード
    で動作する複数の外部記憶装置接続手段と、 を有することを特徴とする多重化計算機における動作モ
    ード切替方式。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の多重化計算機における動
    作モード切替方式において、 前記補助記憶手段は、処理するトランザクションの動作
    モードを記憶する動作モード記憶部を有することを特徴
    とする多重化計算機における動作モード切替方式。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の多重化計算機における動
    作モード切替方式において、 前記外部記憶装置接続手段は、処理するトランザクショ
    ンの動作モードを記憶する動作モード記憶部を有するこ
    とを特徴とする多重化計算機における動作モード切替方
    式。
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