JPH0972644A - 理化学機器用の冷水循環供給機 - Google Patents

理化学機器用の冷水循環供給機

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JPH0972644A
JPH0972644A JP24702195A JP24702195A JPH0972644A JP H0972644 A JPH0972644 A JP H0972644A JP 24702195 A JP24702195 A JP 24702195A JP 24702195 A JP24702195 A JP 24702195A JP H0972644 A JPH0972644 A JP H0972644A
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water
tap water
water tank
cooled
pipe
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JP24702195A
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Takashi Katsurazawa
隆 桂澤
Eiichi Kanaumi
榮一 金海
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TAITETSUKU KK
Taiyo Kagaku Kogyo Co Ltd
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TAITETSUKU KK
Taiyo Kagaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は氷の融解熱が水の約80倍であるこ
とに着目し、使用前の夜間等に蓄氷を行う要領によっ
て、冷凍機構の小型化による機器価格の低廉化および深
夜料金の電力利用によるエネルギーコストの低減化を図
り、さらに使用時の消費電力を低く抑えて設備環境等に
おける電源事情に有利性を発揮しつつ大冷却能力を実現
することのできる理化学機器用の冷水循環供給機を新規
に提供することを目的とするものである。 【構成】 本発明は水道水を貯溜する水槽部と該水槽部
の貯溜水道水を外部に強制循環供給する動力付の供給管
路を設けるとともに前記水槽部内の水道水の一部を冷却
して氷結させる冷凍機構を設け、該冷凍機構により氷結
した一部の水道水の融解熱により前記水槽内の貯溜水道
水を0℃近くに保持冷却するようにしたことを特徴とす
る理化学機器用の冷水循環供給機にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は理化学機器用の冷水循
環供給機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】理化学用の各種分析機器や試験装置に一
定温度の循環液を循環させて前記機器装置の定温化,保
温を行うこの種の冷水循環供給機は、従来循環させる液
を貯溜する水槽部と該槽内の液を一定温度に冷却する制
御機構付の冷凍機および液を外部の機器に循環させるポ
ンプ付の循環管路とからなっており、使用時において冷
凍機を始動し、温度センサーからのフィードバックシス
テムにて冷凍機を断続運転することにより循環液の温度
を一定値に保持するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、該機は
冷凍機を始動しても循環液が一定温度に冷却されるまで
に相当の時間を要し、作業開始と同時に循環液を循環さ
せることはできないという課題がある。また、かくする
冷凍機は大電力を消費するために実験室に供給される限
られた電気容量の中では他の機器との兼ね合いで連続的
に稼動することが難しいという課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は氷の融解熱が水
の約80倍であることに着目して発明されたもので、水
道水を貯溜する水槽部と該水槽部の貯溜水道水を外部に
強制循環供給する動力付の供給管路を設けるとともに前
記水槽部内の水道水の一部を冷却して氷結させる冷凍機
構を設け、該冷凍機構によりあらかじめ氷結しておいた
一部の水道水の融解熱により前記水槽内の貯溜水道水を
0℃近くに保持冷却するようにして、かかる課題を解決
しようとするものである。
【0005】
【作用】本発明は冷却水の循環開始以前にあらかじめ冷
凍機構を作動して水槽部内の水道水の一部を氷結させて
おき、水槽部内の氷結していない水道水を動力付の循環
管路によって外部の機器に供給し、外部の機器との熱交
換により昇温して循環してきた水道水を氷結している水
道水の融解熱により再び冷却して0℃近くに保持するこ
とを繰返すのである。
【0006】
【実施例】以下図面に基づいて実施例を説明する。
【0007】図は本発明の冷水循環供給機の構造図を示
すもので、箱形機体1と箱形機体1の上半部に水道水W
を貯溜する水槽部2を設け、水槽部2の下方の機体1内
に冷凍機構3を設置する。4a,4bは冷凍機構3の一部と
して水槽部2内の両側の液面下位置に配設する蒸発器、
5a,5bは蒸発器4aの外面の離れた2個所に突き出し取付
けして設ける電極線スイッチである。
【0008】循環管路6は往路管6aの基側に三方バルブ
7を備え、該三方バルブ7の残りの一方に水槽部2内の
中間部に没入するポンプユニット8付の吐出管9を接続
し、他方には水槽部2内の中間に端部を配置する戻し管
10を接続してなり、三方バルブ7の切替により吐出管9
より吐出した水道水Wを往路管6aと戻し管10とに切替供
給するようになっている。また復路管6bの端部は戻し管
10の近傍にて水槽部2内に配管されている。
【0009】水槽部2内に蒸発器4a,4bが液面下に没入
する量の水道水Wを充填し、三方バルブ7の切替にて戻
し管10側を開放しておいてスイッチをONすると、ポン
プユニット8の作動にて吐出管9から吐出された水道水
Wは戻し管10を通って水槽部2内に循環して図中矢印に
て示すように蒸発器4a,4bを囲む水流を作り出す。同時
に蒸発器4a,4bがマイナス温度となって周囲の水道水W
を冷却して徐々に氷結させてゆくのである。先の水流に
よって水道水Wと蒸発器4a,4b間の熱交換が良好となる
とともに水道水W中の不純物が氷に混入せずして純水に
よる氷Iが形成されることとなるのである。
【0010】蒸発器4a,4b周囲の氷Iが外側に成長して
ゆくと、図2に示すようにやがて氷Iが電極線スイッチ
5a,5bをすべて被覆する状態となり、純水の氷に被覆さ
れた電極線スイッチ5a,5b間が非導電状態となるスイッ
チング作用によって冷凍機構3およびポンプユニット8
を自動停止するように制御するのである。なお、冷凍機
構3とポンプユニット8は独立して制御されているの
で、冷凍機構3のみが自動停止するようにすることもで
きる。氷Iが解けて電極線スイッチ5a,5bが表出すると
水道水Wを介してスイッチ間が導電状態となることによ
って、冷凍機構3と停止していた場合のポンプユニット
8とが再作動し、電極線スイッチ5a,5bが氷に包まれ非
導電となってスイッチング作用するまで一定量の氷Iを
成長させるのである。なお氷結しない残りの水道水Wも
0℃近くに冷却された状態となっている。
【0011】以上の作用により水槽部2内に一部の水道
水Wが氷結した一定量の氷Iが形成された状態にて待機
するのである。なお、これらの氷結作業は外部の機器に
冷却水を循環させる作業以前、例えば深夜の電気料金の
安い時間帯にあらかじめ行っておくのである。
【0012】外部の、例えばロータリーエヴァポレータ
ー,ソックスレーなどの分析機器や試験装置11を冷却す
るときは、図3に示すように循環管路6の往路管6aと復
路管6bとを冷却する機器装置11の循環入出口にそれぞれ
接続し、且つ三方バルブ7を往路管6a側が開放するよう
に切り替えてポンプユニット8を作動させるのである。
ポンプユニット8により吐出管9に吐出された水道水W
は往路管6aより機器装置11に強制供給され、機器装置11
の内部で熱交換し、復路管6bを経て水槽部2内に戻り氷
Iの周囲を回流して氷Iの融解熱により0℃近くに冷却
されて再び外部機器装置11に強制循環供給されることを
繰返すのである。水槽部2内の水道水Wは氷Iがすべて
解けてなくなるまでほぼ安定して0℃近くの水温を維持
することができる。
【0013】なお、水道水Wを外部の機器装置11に循環
供給しつつ冷凍機構3を作動して氷結作業を平行するこ
とも可能であるが、冷却のための熱量があらかじめ形成
しておいた氷の量で充分であるときは冷凍機構3はOF
F状態にして使用することができる。従って、この場合
は冷凍機構3を作動させないことにより消費電力をきわ
めて少なくして限られた電源事情の設備環境の中で複数
台を同時に使用したり、また他の機器の使用を妨げたり
しないこととなる。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上のようにして、あらかじめ
氷結して氷と化した一部の水道水の大きな融解熱により
循環する水道水を冷却するようにしたので、作業開始と
同時に冷却された水道水を各種の機器に循環させること
ができるというという効果を生ずる。
【0015】冷水循環供給中に冷凍機構を作動させる必
要がないので、実験室等の設備環境に供給される限られ
た電気容量を他の機器に利用することができるなど周辺
の電源事情において優れた有利性を発揮し、さらに本発
明の冷水循環供給機を複数台において同時に作動させる
ことなども可能であるという効果を生ずる。
【0016】循環作業と同時に冷却を行うための冷凍機
構に較べて、あらかじめ氷結作業を行っておく冷凍機構
は出力の小さな小型のもので間に合うので製造コストを
大幅に廉価にすることができ、さらに料金の安い深夜電
力の利用によりエネルギーコストを著しく低減すること
ができるという効果を生ずる。
【0017】供給管路に貯溜水道水を水槽内にのみ循環
させる切替管路を設けて冷凍機構の周囲を回流する水流
を形成するようにしたので、冷凍機構と水道水間の熱交
換を良好にして氷の成長を促進するとともに、密度の濃
い氷の形成を可能にして畜エネルギーを増大することが
できるという効果を生ずる。
【0018】冷凍機構を入切制御する2本の電極線スイ
ッチを突出し取付けして設けたので、構造簡単で故障の
要因を少なくして氷結作業を自動管理することができる
という効果を生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 氷の形成時の状態を示す断面図である。
【図2】 同、電極線スイッチ部分の拡大図である。
【図3】 冷却水の強制循環供給時の状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
1は箱形機体 2は水槽部 3は冷凍機構 4a,4bは蒸発器 5a,5bは電極線スイッチ 6は循環管路 6aは往路管 6bは復路管 7は三方バルブ 8はポンプユニット 9は吐出管 10は戻し管 11の外部の機器装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道水を貯溜する水槽部と該水槽部の貯
    溜水道水を外部に強制循環供給する動力付の供給管路を
    設けるとともに前記水槽部内の水道水の一部を冷却して
    氷結させる冷凍機構を設け、該冷凍機構により氷結した
    一部の水道水の融解熱により前記水槽内の貯溜水道水を
    0℃近くに保持冷却するようにしたことを特徴とする理
    化学機器用の冷水循環供給機。
  2. 【請求項2】 供給管路に貯溜水道水を水槽内にのみ循
    環させる切替管路を設けた請求項1記載の冷水循環供給
    機。
  3. 【請求項3】 冷凍機構の一部として水槽部内の水道水
    液面下に配設する蒸発器を設け、該蒸発器の外面に冷凍
    機構を入切制御する2本の電極線スイッチを突き出し取
    付けした請求項記載の冷水循環供給機。
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CN103272660A (zh) * 2013-06-07 2013-09-04 浙江大学 一种与实验室旋转蒸发仪配套的简易水循环装置
CN104998706A (zh) * 2015-07-04 2015-10-28 河南科技大学 一种冷却水循环装置

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