JPH0972381A - 2マス型のフライホイール - Google Patents
2マス型のフライホイールInfo
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- JPH0972381A JPH0972381A JP22425295A JP22425295A JPH0972381A JP H0972381 A JPH0972381 A JP H0972381A JP 22425295 A JP22425295 A JP 22425295A JP 22425295 A JP22425295 A JP 22425295A JP H0972381 A JPH0972381 A JP H0972381A
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Abstract
ルの構成を製作、組立てが容易にできるものにする。 【構成】 第1フライホイール5に板材を用い、その内
周側に筒部15,16とフランジ151をプレス加工す
る。筒部15内にベアリング17の外輪を嵌合して押し
板19とリベット18で固定し、該ベアリング17の内
輪は、第2フライホイール14のハブ13にCリング2
0で固定されるから、両フライホイールには同心に保持
される。また、筒部16は摩擦連結部11の支軸にな
り、被動摩擦板21、摩擦リング22,23を支持す
る。
Description
ク軸と伝動装置の間に設けられて低速時の振動回転を平
滑化するために用いる、2マス型のフライホイールに関
する。
平5-22900号公報に示されているが、その第1フライホ
イール及び第2フライホイールは、切削又は研削により
加工された部材が嵌合又は重合することによって組立て
られている。しかし、このような構成にすると部品数が
多く構造複雑になり、また前記の加工手段は大量生産に
向かないため、被加工物は高価にならざるを得ない。
ホイールをプレス加工によって大量生産が容易にできる
構成にすることを形成することを課題とする。
の第1の手段は、請求項1に記載したとおり、第1フラ
イホイールと第2フライホイールの間にバネを介設し、
両フライホイールをベアリングで同心に支持した2マス
型のフライホイールにおいて、第2フライホールのハブ
に嵌着される内輪をもつベアリングを備え、第1フライ
ホイールの内周側に、前記ベアリングの外輪の外周を囲
む筒部と一端面に当接するフランジをプレス加工により
連設し、前記外輪の他端面に当接する押し板を第1フラ
イホイールにリベット付けしたことを特徴とするもので
あり、この構成により、第1フライホイールと第2フラ
イホイールがベアリングを介して同心に保持される。
とおり、請求項1において、前記ベアリングを囲む筒部
の半径方向外方に、摩擦連結部を支持する筒部をプレス
加工により連設したことを特徴とするものであり、この
構成することにより、摩擦連結部の支軸となる筒部を、
ベアリング用の筒部と同時に形成することができる。
施の形態を説明する。図1,2において1は2マス型の
フライホイールであり、2はその駆動板でボルト3によ
ってエンジンのクランク軸4に固定される。5は第1の
マス部の主部を形成する板状の第1フライホイール、6
はエンジン始動のために図外のピニオン及び始動モータ
で駆動されるリングギアである。
置決め突起21が設けられると共にボルト穴22が穿設さ
れ、第1フライホイール5には位置決め穴51とボルト
穴52が穿設され、リングギア6には、位置決め穴61と
ねじ穴62が穿設される。そして、位置決め突起21を位
置決め穴51,61に嵌合して3部材2,5,6の位置決
めをしたのち、ボルト7をボルト穴52に挿入してねじ
穴62にねじ込むことにより、一体に固定される。
ール5の側面には、後記するバネ保持部材30の外周側
に形成したフランジ30aが段状に重ねられ、両部材の
接合面が溶接部31によって全周にわたって溶接され、
その内部に油室32が形成されている。
は、他の部材と同様に、加工性、軽量性、経済性の点か
ら薄板をプレス加工して作られており、溶接部31は、
油室32内に生じる圧力に対し気密性及び強度が十分で
なければならない。
持板30は薄板でしかも段状に重ねられたものであるか
ら、気密性をもつ溶接を行なうことが困難である。しか
し、本発明においては、レーザー溶接を採用して接合面
にレーザー光を斜めに照射する溶接手段を採用すること
により所望の効果をもつ溶接構造が得られた。
イホイール5は、摩擦連結部11、バネ装置12、被動
板33を介してハブ13に接続され、該ハブ13には第
2マス部の主部を形成する第2フライホイール14が固
定される。131はクラッチ接続用のねじ孔、141はマ
スである。
ス加工で筒部15、16が2段に設けられ、内側の筒部
15内にはベアリング17が保持され、第1フライホイ
ール5は該ベアリング17を介してハブ13に支持され
る。ベアリング17を保持する手段として、その外輪を
筒部15から伸びるフランジ151とリベット18で固
定された押し板19で挟持し、内輪をハブ13の段部1
32とCリング20で挟持している。
嵌設され、被動摩擦板21の両側に摩擦リング22,2
3が接し、更に一方の前記摩擦リング22は第1フライ
ホイール5に接し、他方の摩擦リング23はワッシャ2
4に接し、該ワッシャ24には皿ばね25、押し板26
が順次重ねられ、該押し板26はリベット27で第1フ
ライホイール5に固定され、皿バネ25の弾発力が各接
触面に作用する。また、ワッシャ24と押板26の外周
には爪241、261が設けられて互いにかみ合い係止さ
れているから、第1フライホイール5のトルクは、摩擦
板22,23を介して被動摩擦板21に伝達される。
字形の2種の凹部211,212が設けられ、両凹部間に
舌片213が形成され、一方の凹部211に弱いバネ28
が保持され、他の凹部212に2重の強いバネ29が保
持されている。該バネ28,29は、図1でバネ装置1
2として示したものである。281,291は各バネの両
端に嵌着したバネ座で、該バネ座281,291が舌片2
13に接する。
9の一側部を覆うと共に前記凹部211,212と共同し
てバネ座281,291を保持するバネ保持板30が溶接
部31で第1フライホイール5に溶接されている。該バ
ネ保持板30には、内向きの一対の段部301,301が
2組設けられ、第1フライホイール5側にも同じ段部3
01が設けられて、これにより前記のとおり凹部212と
共に強いバネ29のバネ座291を保持し、更に第1フ
ライホイール5とバネ保持板30によってグリースを収
容する油室32が形成される。
ハブ13に被動板33が溶接される。該被動板33には
大小のコ字形の凹部331,332が設けられて舌片33
3が形成されている。この被動板33と一体のハブ13
には前記第2フライホイール14が溶接されているか
ら、被動板33も第2フライホイール14のマスの一部
として作用する。34は油室32を閉じるオイルシール
である。
すると、油室32内に封入されたグリースは、遠心力に
よって圧力が上昇し外周側に向けて加圧されるが、溶接
部31が密閉されているので漏洩は防止される。このと
き、バネ29は段部301により矢印A方向に押され、
弱いバネ28は被動板33の舌片333に直ちにトルク
を伝えるが、強いバネ29は舌片333に接触するに至
らず、弱いバネ28のみが圧縮される。そして伝達トル
クが更に増大すると強いバネ29が舌片333に接して
これにトルクを伝える。
伸縮し、第1フライホイール5と被動摩擦板21は相対
運動し摩擦連結部11に摩擦抵抗が生じ、該相対運動
は、トルクの変動に伴って往復運動として作用する。相
対運動が矢印Aと逆方向の場合は前記と反対の作用をす
るから、振動回転が伝達されるとバネによる緩衝作用に
加えて摩擦抵抗による振動減衰作用が生じる。強いバネ
29に圧縮が加わるときも同じ作用が生じる。
イホイール5と第2フライホイール14による動的減衰
作用は前記の従来のものと同じであるが、摩擦連結部1
1による減衰作用が加わるため、減衰作用が増大する。
エンジンの低速回転時に主として生じ、摩擦結合部11
による減衰作用、バネ28,29による緩衝作用、油室
32内のグリスとバネ28,29及びバネ座281,2
91との間に生じる粘性抵抗、第1フライホイール5と
第2フライホイール14による動的減衰作用等の重なり
によって振動が減衰される。
1の手段によれば、第1フライホイールの内周側にプレ
ス加工により筒部とフランジを設け、これらと押し板で
ベアリングの外輪を保持するようにしたから、切削、か
しめ等の工程が不要であり、加工及び組立てが極めて容
易になる利点を有する。
グの外輪を支持する筒部の半径方向外方に、摩擦連結部
を支持する筒部をプレス加工により連設したから、両部
分を同時にプレス加工でき、極めて能率的に生産できる
利点を有する。
ール 6 リングギア 11 摩擦連結部 12 バネ装置 13 ハブ 14 第2フライホイール 15,16 筒部 17 フランジ部 21 被動摩擦
板 23,23 摩擦リング 30 バ
ネ保持板 30a フランジ 31 溶接部 32 油室 33 被動板
Claims (2)
- 【請求項1】 第1フライホイールと第2フライホイー
ルの間にバネを介設し、両フライホイールをベアリング
で同心に支持した2マス型のフライホイールにおいて、
第2フライホールのハブに嵌着される内輪をもつベアリ
ングを備え、第1フライホイールの内周側に、前記ベア
リングの外輪の外周を囲む筒部と一端面に当接するフラ
ンジをプレス加工により連設し、前記外輪の他端面に当
接する押し板を第1フライホイールにリベット付けした
ことを特徴とする、2マス型のフライホイール。 - 【請求項2】 請求項1において、前記ベアリングを囲
む筒部の半径方向外方に、摩擦連結部を支持する筒部を
プレス加工により連設したことを特徴とする2マス型の
フライホイール。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22425295A JP3732259B2 (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 2マス型のフライホイール |
US08/694,320 US5778738A (en) | 1995-08-31 | 1996-08-08 | Two-mass type of flywheel device |
DE69624767T DE69624767T2 (de) | 1995-08-31 | 1996-08-21 | Zweimassen-Schwungrad |
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---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0972381A true JPH0972381A (ja) | 1997-03-18 |
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Family
ID=16810872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22425295A Expired - Fee Related JP3732259B2 (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 2マス型のフライホイール |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3732259B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020058822A (ko) * | 2000-12-30 | 2002-07-12 | 이계안 | 직선 스프링을 이용한 이중 질량 진동 감쇠 플라이휠 |
KR100478674B1 (ko) * | 2001-11-14 | 2005-03-23 | 주식회사 동아오토모티브 | 자동차의 이중질량 진동감쇠 플라이 휠 |
KR101155608B1 (ko) * | 2010-10-15 | 2012-06-13 | 한국파워트레인 주식회사 | 하이브리드 차량용 토션 댐퍼 |
CN106641096A (zh) * | 2016-11-29 | 2017-05-10 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 一种匹配cvt变速箱的双质量飞轮 |
CN110410454A (zh) * | 2015-06-26 | 2019-11-05 | 爱信艾达工业株式会社 | 阻尼器装置 |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP22425295A patent/JP3732259B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN106641096A (zh) * | 2016-11-29 | 2017-05-10 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 一种匹配cvt变速箱的双质量飞轮 |
CN106641096B (zh) * | 2016-11-29 | 2018-07-20 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 一种匹配cvt变速箱的双质量飞轮 |
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