JPH0969452A - 高電圧用トランス、高電圧パルス発生装置、放電灯点灯装置、照明装置及び液晶プロジェクタ - Google Patents

高電圧用トランス、高電圧パルス発生装置、放電灯点灯装置、照明装置及び液晶プロジェクタ

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JPH0969452A
JPH0969452A JP7224137A JP22413795A JPH0969452A JP H0969452 A JPH0969452 A JP H0969452A JP 7224137 A JP7224137 A JP 7224137A JP 22413795 A JP22413795 A JP 22413795A JP H0969452 A JPH0969452 A JP H0969452A
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transformer
voltage
winding
bobbin
discharge lamp
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Manabu Takaya
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高電圧用トランスの軽量化ができ、ケース内
に絶縁用の樹脂と共に封入しても該樹脂の熱膨張による
影響を最小限に抑えることができるようにする。 【解決手段】 高電圧用トランス30のボビン30Aの
形状を、一層巻で中空の細長形状とし、巻線の巻回方向
の断面を長方形とする。また肉厚を一次巻線30Bの低
電位側から二次巻線30Cの高電位側へ行くにしたがっ
て徐々に厚くする。ボビン30Aを方形状にすることで
トランス本体も方形状となる。方形状のケース32内に
絶縁用の樹脂で封入した場合に樹脂層の厚みが全体的に
均一になり、熱膨張に伴う圧力が高電圧用トランス30
の周囲の全てにおいて均一になる。高電圧用トランスと
樹脂層との間に隙間ができ難くなるので、絶縁性の低下
を防止できる。また肉厚も必要な耐圧に応じて変化して
いるので、必要かつ十分な耐圧性を持ちながらも軽量化
が可能になり、更に低コスト化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高電圧用トラン
ス、高電圧パルス発生装置、放電灯点灯装置、照明装置
及び液晶プロジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の放電灯点灯装置の構成例を
示す図である。この図において、点灯回路10からの直
流電圧(例えば300V)により抵抗11、コンデンサ
12、サイダック13及びトランス14で構成される発
振回路が発振し、トランス14の二次側に交流の高電圧
が発生する。即ち点灯回路10から直流電圧が出力され
ることにより抵抗11を介してコンデンサ12に電流が
流れ、充電される。そして、ある程度充電された時点で
サイダック13がオンし、コンデンサ12の電荷の放電
が行なわれてトランス14の一次側に電流が流れる。コ
ンデンサ12の電荷の放電が行なわれた後、再び同様の
動作が繰り返し行なわれる。この動作によりトランス1
4の二次側に交流の高電圧が発生する。
【0003】トランス14の二次側で発生した交流がコ
ンデンサ15、16及びダイオード17、18で構成さ
れる倍電圧整流回路で整流される。この際、最終段のコ
ンデンサ16にエアギャップ19の動作電圧まで充電さ
れた時点でエアギャップ19がオンし、コンデンサ16
の電荷の放電が行なわれて高電圧用トランス20の一次
側に電流が流れる。この高電圧用トランス20の一次側
に電流が流れることにより、その二次側に高電圧パルス
が発生する。最終段のコンデンサ16から高電圧用トラ
ンス20の一次側に流れる放電電流はこの高電圧用トラ
ンス20のインダクタにより振動を行ないながら減衰し
て行くので、高電圧用トランス20の二次側には正負両
方向に振動した波形の高周波電圧が出力される。この高
周波電圧により高圧放電灯21が始動する。
【0004】高圧放電灯21が始動した直後はランプ電
圧が低いので、点灯回路10は大きな電流を出力し、高
圧放電灯21が温まってきてランプ電圧が上昇して行く
にしたがって出力する電流が低減して行く。これらラン
プ電流とランプ電圧の関係は制御回路により略定電力と
なる様にコントロールされている。なお、上記抵抗1
1、コンデンサ12、15、16、サイダック13、ト
ランス14、ダイオード17、18及びギャップ19は
駆動回路22を構成する。またこの駆動回路22と高電
圧用トランス20は高電圧パルス発生装置を構成する。
高電圧用トランス20はフライバック形やEIコアを使
用したものが使用されるが、安全性を考慮して単独又は
駆動回路22と共に絶縁用の樹脂(エポキシやウレタン
など)でケース内に封入される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の放電灯点灯装置にあっては、次のような問題点があ
った。 (イ)高電圧用トランス20として、フライバック形や
EIコアを使用したものなどが使用されているが、形状
が複雑であるので絶縁用の樹脂でケース内に封入した場
合に樹脂層の厚みが全体的に均一にならない。このため
樹脂層の厚い部分と薄い部分とでは熱膨張に伴う圧力差
が生ずるので、隙間ができ易く絶縁性が低下してしま
う。
【0006】(ロ)形状を簡略化したものとして図8に
示すように円筒形状のものがあるが、これにあっても図
9の断面図に示すように樹脂層25の厚みが全体的に均
一にならないので、上記同様に隙間ができ易い。なお、
図8に示す高電圧用トランス20は、円筒形のボビン2
0Aと、このボビン20Aに対して一層巻された一次コ
イル20B及び二次コイル20Cと、ボビン20Aの中
空部分に挿入されるコア23とから構成される。またこ
の図において24はケースである。
【0007】(ハ)図10に示すように駆動回路22が
組み込まれた基板26と共に絶縁用の樹脂でケース内に
封入する場合、高電圧用トランス20と基板26の回路
部品が共に樹脂の熱膨張による圧力を受けることにな
る。特に図11の断面図に示すように高電圧用トランス
20と回路部品との間の樹脂の厚さが均一にならないこ
とから、厚くなる部分に位置する回路部品に機械的な歪
が生じやすい。このため熱膨張による圧力を最も受けや
すい回路部品に対しては半田付けをより強固に行なわな
ければならない。この処理を怠ると機械的歪によって半
田が剥がれて接触不良や断線の原因になってしまう。 (ニ)高電圧用トランス20の形状に合せてケース24
の形状を決めるようにしてもよいが、形状を複雑化した
場合にはコスト増になる。 (ホ)高電圧用トランス20のボビン20Aは、巻線と
コア23との間の耐圧を保つために肉厚になっているた
めに重く、多くのボビン用樹脂を必要としていた。
【0008】そこで本発明は、ケース内に絶縁用の樹脂
と共に封入しても該樹脂の熱膨張による影響を最小限に
抑えることができ、また高電圧用トランスの駆動回路と
共に封入しても駆動回路の回路部品に与える影響を最小
限に抑えることができ、更に軽量化できる高電圧用トラ
ンス、高電圧パルス発生装置、放電灯点灯装置、照明装
置及び液晶プロジェクタを提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一層
巻で中空の細長形状をなし、且つ肉厚が低電位側に対し
て高電位側を厚くしたボビン;を具備している。ボビン
の肉厚を巻線の低電位側に対して高電位側を厚くするこ
とで、必要かつ十分な耐圧性を持ちながらも軽量化した
ボビンが得られる。巻線の低電位側に対して高電位側を
厚くする例としては、耐圧を特に必要とする位置からそ
れ以前の位置に対して肉厚を変える。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明のボビ
ンの肉厚を巻線の低電位側から高電位側へ行くにしたが
って徐々に厚くする。この発明においても、請求項1の
発明と同様に、ボビンの肉厚を巻線の低電位側に対して
高電位側を厚くするので、必要かつ十分な耐圧性を持ち
ながらも軽量化したボビンが得られる。請求項3の発明
は、請求項1乃至2のいずれかの発明のボビンの高電位
側の端を閉口する。これにより、ボビンの端を廻る巻線
の高電位側とコアとの間の耐圧が保たれる。請求項4の
発明は、請求項1乃至3のいずれかの発明のボビンの巻
線の巻回方向の断面の形状を正方形又は長方形とする。
これにより、このボビンを有する高電圧用トランスを方
形状のケース内に絶縁用の樹脂で封入した場合に樹脂層
の厚みが全体的に均一になることから、隙間ができ難く
なり、絶縁性が保たれる。また、高圧放電灯を点灯させ
るための駆動回路が組み込まれた基板と共に絶縁用の樹
脂でケース内に封入する場合、高電圧用トランス20と
基板26の回路部品が共に樹脂の熱膨張による圧力を受
けることになるが、圧力差が生じ難いために回路部品に
は殆ど機械的な歪が生じない。
【0011】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかの発明のボビンに対する巻線を、一次巻線と二次巻
線とからなる一層とし、これらのうちの二次側巻線をボ
ビンの肉厚側に、一次巻線を肉厚の薄い側にそれぞれ配
置する。請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれか
の項記載の高電圧用トランスと;発振により直流電圧か
ら交流の高電圧を発生し、更にこの交流の高電圧を整流
して蓄積した後に放電することで高電圧を発生し、この
高電圧を前記高電圧用トランスに供給する高電圧発生手
段と;を具備している。請求項7の発明は、請求項6記
載の高電圧パルス発生装置と;この高電圧パルス発生装
置からの高電圧パルスで始動する高圧放電灯と;前記高
電圧パルス発生手段に直流電圧を供給すると共にランプ
電圧に基づいて前記高圧放電灯に対する電力制御を行な
う点灯手段と;を具備している。
【0012】請求項8の発明は、照明装置本体と;前記
照明装置本体に設けられた高圧放電灯と;この高圧放電
灯を点灯する請求項7記載の放電灯点灯装置と;を具備
している。請求項9の発明は、請求項8記載の照明装置
と;この照明装置から放射される光を一定方向へ反射さ
せる反射手段と;この反射手段による光の反射方向の前
方に配置される透過型の液晶表示手段と;この液晶表示
手段を映像信号に基づいて駆動する表示駆動手段と;前
記液晶表示手段の前方に配置されるレンズと;を具備し
ている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の高
電圧用トランス、高電圧パルス発生装置、放電灯点灯装
置、照明装置及び液晶プロジェクタの実施例について説
明する。 (I) 高電圧用トランスの実施例 図1は本発明に係る高電圧用トランスの実施例の構成を
示す図である。この図において、高電圧用トランス30
は、一層巻で中空の細長形状で、かつ巻線の巻回方向即
ち幅方向の断面が長方形をなしているボビン30Aと、
このボビン30Aに対して一層巻された一次巻線30B
及び二次巻線30Cと、ボビン30Aの中空部分に挿入
される断面が長方形をなした棒状のコア31とから構成
される。上記コア31はI型のものが使用される。
【0014】ボビン30Aは、その肉厚が図2の縦断面
図に示すように一次巻線30Bの巻初め位置から二次巻
線30Cの巻き終わり位置へ行くにしたがって徐々に厚
くなっている。即ち一次巻線30Bの低電位側から二次
巻線30Cの高電位側へ行くにしたがって徐々に厚くな
っている。この場合、ボビン30Aには巻線とコア31
との間の耐圧を保つための肉厚が要求されるが、特に高
電位になる二次巻線30Cとの間で厚みを必要とし、更
に二次巻線30Cでも低電位側に比べて高電位側の方で
厚みを必要とする。したがって、二次巻線30Cの高電
位側で必要とされる厚みから一次巻線30Bの低電位側
で必要とされる厚みまで徐々に厚みを変えるようにすれ
ば、必要かつ十分な耐圧性を持ちながらも軽量化したボ
ビン30Aが得られる。
【0015】またボビン30Aは、その二次巻線30C
の高電位側の端が閉口している。このようにすることに
より、ボビン30Aの端を廻る二次側巻線30Cの高電
位側とコア31との間の耐圧を保つことができる。また
ボビン30Aを方形状にすることにより、高電圧用トラ
ンス30自体の形状が自ずと方形状になり、これを図1
に示す方形状のケース32内に絶縁用の樹脂で封入した
場合に、図3の断面図に示すように樹脂層33の厚みが
全体的に均一になる。これにより熱膨張に伴う圧力が高
電圧用トランス30の周囲の全てにおいて均一になるの
で、高電圧用トランス30と樹脂層33との間に隙間が
でき難くなる。
【0016】このようにこの実施例の高電圧用トランス
30は、一層巻で中空の細長形状で、かつ巻線の巻回方
向即ち幅方向の断面が長方形をなし、更に肉厚が一次巻
線30Bの低電位側から二次巻線30Cの高電位側へ行
くにしたがって徐々に厚くなっているボビン30Aを有
している。ボビン30Aを方形状にすることでトランス
本体も方形状となる。したがって、方形状のケース32
内に絶縁用の樹脂で封入した場合に樹脂層の厚みが全体
的に均一になり、熱膨張に伴う圧力が高電圧用トランス
30の周囲の全てにおいて均一になる。これにより高電
圧用トランス30と樹脂層33との間に隙間ができ難く
なり、絶縁性の低下が防止される。また肉厚も必要な耐
圧に応じて変化させているので、必要かつ十分な耐圧性
を持ちながらも軽量化が可能になり、更に低コスト化が
図れる。また方形状のケース32に方形状の高電圧用ト
ランス30を入れることから使用する樹脂の量も少なく
て済み、これによっても軽量化及び低コスト化が可能に
なる。
【0017】(II)高電圧パルス発生装置の実施例 本発明に係る高圧用パルス発生装置は、実施例の高電圧
用トランス30と、前述した図7に示す駆動回路(高電
圧発生手段)22とを備えている。高電圧用トランス3
0を使用することで、駆動回路22が組み込まれた基板
26と共に絶縁用の樹脂でケース内に封入した場合に高
電圧用トランス30と駆動回路22の回路部品との間の
樹脂の厚さが略均一になり、回路部品に機械的な歪が生
じ難くなる。これより圧力を受ける回路部品に対して強
固に半田付けする必要がなくなるので、作業効率が向上
し、コストの低減を図ることができる。 (III )放電灯点灯装置の実施例 本発明に係る放電灯点灯装置は、実施例の高電圧パルス
発生装置と、前述した図7に示す点灯回路(点灯手段)
10とを備えている。実施例の高電圧パルス発生装置を
使用することで、信頼性の向上及び低コスト化が図れ
る。
【0018】(IV)照明装置の実施例 本発明に係る照明装置は、実施例の放電灯点灯装置と、
図7に示す高圧放電灯21とを備えている。実施例の放
電灯点灯装置を使用することで、信頼性の向上及び低コ
スト化が図れる。 (V )液晶プロジェクタの実施例 本発明に係る液晶プロジェクタは、実施例の照明装置
と、この照明装置の高圧放電灯21から放射される光を
一定方向へ反射させる反射鏡と、この反射鏡による光の
反射方向の前方に配置され、透過型の液晶表示器と、こ
の液晶表示器を映像信号に基づいて駆動する表示駆動回
路と、液晶表示器の前方に配置されるレンズとを備えて
いる。
【0019】図6はこの実施例の液晶プロジェクタの構
成を示す図であり、40は放電灯点灯装置、41は反射
鏡(反射手段)、42は液晶表示器(液晶表示手段)、
43は表示駆動回路(駆動手段)、44はレンズであ
る。この液晶プロジェクタは、入力した映像信号に基づ
いて液晶表示器42に映像を表示し、この映像を高圧放
電灯21から放射された光によってスクリーンに映し出
すものである。実施例の照明装置を使用することで、信
頼性の向上及び低コスト化が図れる。
【0020】なお、本発明は上記実施例に限らず、本発
明の目的の範囲内で各種の実施態様が可能である。具体
的には、次のようにしても良い。 (イ)実施例の高電圧用トランス30のボビン30Aの
肉厚を一次巻線30Bの低電位側から二次巻線30Cの
高電位側へ行くにしたがって徐々に厚くなるようにした
が、厚みを最も必要とするのが二次巻線30Cの高電位
側であることから、図4のボビン35Aに示すように二
次巻線30Cの巻初めの位置から所定の位置以降の肉厚
を厚くするようにしてもよい。なお、この場合は厚みを
2段階にしたがこれ以上としてもよい。
【0021】(ロ)実施例では高電圧用トランス30の
みを絶縁用の樹脂でケース32内に封入するようにした
が、駆動回路22が組み込まれた基板26と共に封入し
てもよい。高電圧用トランス30が方形状になっている
ので、駆動回路22との間の樹脂の厚さが略均一になる
ことから駆動回路22の回路部品に機械的な歪が生じ難
くなる。この場合、更に信頼性を向上させるために図5
に示すように高電圧用トランス30と駆動回路22が組
み込まれた基板26とを仕切る仕切り36Aを有するケ
ース36を使用してもよい。 (ハ)実施例では高電圧用トランス30のボビン30A
の二次巻線30Cの高電位側の端を閉口させたが、必ず
しも閉口される必要はなく開口させてもよい。なお、上
記ボビン35Aにおいても同様である。
【0022】
【発明の効果】請求項1、2、5記載の高電圧用トラン
スによれば、高電圧用トランスのボビンを、一層巻で中
空の細長形状とし、更に肉厚を低電位側に対して高電位
側を厚くしたので、必要かつ十分な耐圧性を持ちながら
も軽量化が可能になり、更に軽量化が可能な分コストの
低減も図れる。請求項3記載の高電圧用トランスによれ
ば、ボビンの高電位側の端を閉口させたので、ボビンの
端を廻る巻線の高電位側とコアとの間の耐圧性を向上さ
せることができる。
【0023】請求項4記載の高電圧用トランスによれ
ば、ボビンの巻線の巻回方向の断面の形状を正方形又は
長方形としたので、このボビンを有する高電圧用トラン
スを方形状のケース内に絶縁用の樹脂で封入した場合に
樹脂層の厚みが全体的に均一になることから、熱膨張に
伴う圧力が高電圧用トランスの周囲の全てにおいて均一
になる。この結果、高電圧用トランスと樹脂層との間に
隙間ができ難くなり、絶縁性の低下を防止できる。また
このボビンを有する高電圧用トランスを方形状のケース
に入れることにより使用する樹脂の量も少なくて済み、
軽量化及び低コスト化が図れる。
【0024】請求項6記載の高電圧パルス発生装置によ
れば、請求項1乃至5のいずれかの項記載の高電圧用ト
ランスを設けたので、駆動回路が組み込まれた基板と共
に絶縁用の樹脂でケース内に封入した場合に高電圧用ト
ランスと駆動回路の回路部品との間の樹脂の厚さが略均
一になり、回路部品に機械的な歪が生じ難くなる。これ
より圧力を受ける回路部品に対して強固に半田付けする
必要がなくなるので、作業効率が向上し、コストの低減
が図れる。
【0025】請求項7記載の放電灯点灯装置によれば、
請求項6記載の高電圧パルス発生装置を設けたので、信
頼性の向上及び低コスト化が図れる。請求項8記載の照
明装置によれば、請求項7記載の放電灯点灯装置を設け
たので、信頼性の向上及び低コスト化が図れる。請求項
9記載の液晶プロジェクタによれば、請求項8記載の照
明装置を設けたので、信頼性の向上及び低コスト化が図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高電圧用トランスの一実施例を示
す斜視図である。
【図2】同実施例の高電圧用トランスのボビンを示す縦
断面図である。
【図3】同実施例の高電圧用トランスをケース内に絶縁
用の樹脂で封入した状態を示す横断面図である。
【図4】本発明に係る高電圧用トランスの他の実施例の
ボビンを示す縦断面図である。
【図5】本発明に係る高電圧用トランスの他の実施例を
駆動回路と共にケース内に入れた状態を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明に係る高電圧用トランスを適用した液晶
プロジェクタの構成を示すブロック図である。
【図7】従来の放電灯点灯装置の構成を示す回路図であ
る。
【図8】従来の高電圧用トランスとケースを示す斜視図
である。
【図9】従来の高電圧用トランスをケース内に絶縁用の
樹脂で封入した状態を示す横断面図である。
【図10】従来の駆動回路と一体化した高電圧用トラン
スとケースとを示す斜視図である。
【図11】従来の駆動回路と一体化した高電圧用トラン
スをケース内に絶縁用の樹脂で封入した状態を示す横断
面図である。
【符号の説明】
10 点灯回路 21 高圧放電灯 22 駆動回路 30、35 高電圧用トランス 30A、35A ボビン 30B 一次巻線 30C 二次巻線 31 コア 32、36 ケース 40 放電灯点灯装置 41 反射鏡 42 液晶表示器 43 表示駆動回路 44 レンズ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一層巻で中空の細長形状をなし、且つ肉
    厚が低電位側に対して高電位側を厚くしたボビン;を具
    備することを特徴とする高電圧用トランス。
  2. 【請求項2】 前記ボビンは、その肉厚が巻線の低電位
    側から高電位側へ行くにしたがって徐々に厚くなってい
    ることを特徴とする請求項1記載の高電圧用トランス。
  3. 【請求項3】 前記ボビンは、その高電位側の端が閉口
    していることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに
    記載の高電圧用トランス。
  4. 【請求項4】 前記ボビンは、巻線の巻回方向の断面が
    正方形又は長方形であることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれかに記載の高電圧用トランス。
  5. 【請求項5】 前記ボビンに対する巻線は、一次巻線と
    二次巻線とからなり、これらのうちの二次側巻線が前記
    ボビンの肉厚側に、一次巻線が肉厚の薄い側にそれぞれ
    配置されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    に記載の高電圧用トランス。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかの項記載の高
    電圧用トランスと;発振により高電圧を発生し、更にこ
    の高電圧を整流して蓄積した後に放電することで高電圧
    を発生し、この高電圧を前記高圧用トランス1次側に供
    給する高電圧発生手段と;を具備することを特徴とする
    高電圧パルス発生装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の高電圧パルス発生装置
    と;この高電圧パルス発生装置からの高電圧パルスで始
    動する高圧放電灯と;前記高電圧パルス発生手段に直流
    電圧を供給すると共にランプ電圧に基づいて前記高圧放
    電灯に対する電力制御を行なう点灯手段と;を具備する
    ことを特徴とする放電灯点灯装置。
  8. 【請求項8】 照明装置本体と;前記照明装置本体に設
    けられた高圧放電灯と;この高圧放電灯を点灯する請求
    項7記載の放電灯点灯装置と;を具備することを特徴と
    する照明装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の照明装置と;この照明装
    置から放射される光を一定方向へ反射させる反射手段
    と;この反射手段による光の反射方向の前方に配置され
    る透過型の液晶表示手段と;この液晶表示手段を映像信
    号に基づいて駆動する表示駆動手段と;前記液晶表示手
    段の前方に配置されるレンズと;を具備することを特徴
    とする液晶プロジェクタ。
JP7224137A 1995-08-31 1995-08-31 高電圧用トランス、高電圧パルス発生装置、放電灯点灯装置、照明装置及び液晶プロジェクタ Withdrawn JPH0969452A (ja)

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