JPH0966456A - 研掃機 - Google Patents
研掃機Info
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- JPH0966456A JPH0966456A JP26061195A JP26061195A JPH0966456A JP H0966456 A JPH0966456 A JP H0966456A JP 26061195 A JP26061195 A JP 26061195A JP 26061195 A JP26061195 A JP 26061195A JP H0966456 A JPH0966456 A JP H0966456A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleaning
- trough
- polishing
- casing
- roller
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- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 鋼製トラフ、ロンジプレート、バルブプレー
ト等の錆取り・プライマー材の研磨を自動的に円滑かつ
精度良く、しかも能率的に行う。 【解決手段】 トラフなどの被研掃材６を起立させた状
態でその上端面６Ａに跨座可能なケーシング５と、該ケ
ーシング５内に水平軸１７回りに回転自在に設けられた
複数の跨座ローラ７と、被研掃材６を両側面から挟む複
数の保持ローラ８と、被研掃材上端面６Ａの研掃用エア
グラインダー９と、被研掃材６の上端部側面６Ｂの研掃
用フラップホイル１０と、機体走行駆動手段１１及び機
体走行自動停止手段１２とにより構成する。
ト等の錆取り・プライマー材の研磨を自動的に円滑かつ
精度良く、しかも能率的に行う。 【解決手段】 トラフなどの被研掃材６を起立させた状
態でその上端面６Ａに跨座可能なケーシング５と、該ケ
ーシング５内に水平軸１７回りに回転自在に設けられた
複数の跨座ローラ７と、被研掃材６を両側面から挟む複
数の保持ローラ８と、被研掃材上端面６Ａの研掃用エア
グラインダー９と、被研掃材６の上端部側面６Ｂの研掃
用フラップホイル１０と、機体走行駆動手段１１及び機
体走行自動停止手段１２とにより構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、橋梁、造船その
他の構造物に使用する金属材料例えば鋼板等の角部の錆
取り・研磨などを行うために使用する研掃機に関するも
のである。
他の構造物に使用する金属材料例えば鋼板等の角部の錆
取り・研磨などを行うために使用する研掃機に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、橋梁・造船等に使用される鉄鋼
材料例えばトラフ、ロンジブレート、バルブプレートの
溶接部は、錆、プライマーが起因する溶接欠陥を防止す
るために、溶接面の錆取り及びプライマー材の研磨加工
が要求される。従来、この種錆取り等の作業は、主とし
て、デイスクグラインダー、ホイールブラシなどを使用
して作業者の手により行われている。
材料例えばトラフ、ロンジブレート、バルブプレートの
溶接部は、錆、プライマーが起因する溶接欠陥を防止す
るために、溶接面の錆取り及びプライマー材の研磨加工
が要求される。従来、この種錆取り等の作業は、主とし
て、デイスクグラインダー、ホイールブラシなどを使用
して作業者の手により行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術では、多大な労力と時間を要し、作業能率が非常に悪
いという問題があった。本発明は、上述のような実状に
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、自動
化により加工精度及び作業性の向上を図り、生産性を高
めうる研掃機を提供するにある。
術では、多大な労力と時間を要し、作業能率が非常に悪
いという問題があった。本発明は、上述のような実状に
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、自動
化により加工精度及び作業性の向上を図り、生産性を高
めうる研掃機を提供するにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、被研掃材を起立させた状態でその上端面に跨座可
能なケーシングと、該ケーシング内に水平軸回りに回転
自在に設けられた複数の跨座ローラと、被研掃材を両側
面から挟む複数の保持ローラと、被研掃材上端面の研掃
手段と、被研掃材上端部側面の研掃手段と、機体走行駆
動手段とからなることを特徴としている（請求項１）。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、被研掃材を起立させた状態でその上端面に跨座可
能なケーシングと、該ケーシング内に水平軸回りに回転
自在に設けられた複数の跨座ローラと、被研掃材を両側
面から挟む複数の保持ローラと、被研掃材上端面の研掃
手段と、被研掃材上端部側面の研掃手段と、機体走行駆
動手段とからなることを特徴としている（請求項１）。
【０００５】この場合、ケーシングをその跨座ローラが
被研掃材の上端面に載るように跨座させ、被研掃材の両
側面を保持ローラによりクランプして、研掃機が被研掃
材の上端部を案内として安定して走行するようにセット
した後、前記両研掃手段を駆動開始すると同時に、前記
走行駆動手段を始動させることにより、被研掃材の上端
部の錆取り及びプライマー材の研磨が自動的に行われ
る。
被研掃材の上端面に載るように跨座させ、被研掃材の両
側面を保持ローラによりクランプして、研掃機が被研掃
材の上端部を案内として安定して走行するようにセット
した後、前記両研掃手段を駆動開始すると同時に、前記
走行駆動手段を始動させることにより、被研掃材の上端
部の錆取り及びプライマー材の研磨が自動的に行われ
る。
【０００６】また、本発明は、前記ケーシングに機体走
行自動停止手段が設けられているので、被研掃材の終端
又は任意の設定位置で、研掃機を自動的に停止させるこ
とができる（請求項２）。そして、本発明は、前記両研
掃手段及び駆動手段が圧縮空気により駆動されるように
しているので、操作性がよいうえメンテナンスが簡単か
つ容易である（請求項３）。
行自動停止手段が設けられているので、被研掃材の終端
又は任意の設定位置で、研掃機を自動的に停止させるこ
とができる（請求項２）。そして、本発明は、前記両研
掃手段及び駆動手段が圧縮空気により駆動されるように
しているので、操作性がよいうえメンテナンスが簡単か
つ容易である（請求項３）。
【０００７】さらに、本発明は、前記保持ローラのうち
少なくとも被研掃材の一側面側が、ばね又はエアシリン
ダなどの付勢手段により被研掃材に押圧されているの
で、研掃機を安定良く保持すると共にその走行移動をス
ムースにし、研掃面を奇麗にかつ精度良く仕上げること
ができる（請求項４） また、本発明は、前記上端面研掃手段がデイスクグライ
ンダーで、前記上端部側面研掃手段がフラップホイルで
あるこことを特徴としているので、操作性はもとより作
業性が良く、能率的にしかも良好な仕上げ面を得ること
ができる（請求項５）。
少なくとも被研掃材の一側面側が、ばね又はエアシリン
ダなどの付勢手段により被研掃材に押圧されているの
で、研掃機を安定良く保持すると共にその走行移動をス
ムースにし、研掃面を奇麗にかつ精度良く仕上げること
ができる（請求項４） また、本発明は、前記上端面研掃手段がデイスクグライ
ンダーで、前記上端部側面研掃手段がフラップホイルで
あるこことを特徴としているので、操作性はもとより作
業性が良く、能率的にしかも良好な仕上げ面を得ること
ができる（請求項５）。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図面において、１は研掃機で、直方
体状に枠組み構成された機枠２にその下面を除く五面に
設けられたカバー３及び機枠２の上下方向中間部内に水
平状に固着されている取付板４とでケーシング５が形成
され、前記取付板４の下面に取り付けられかつ被研掃材
（以下トラフという）６の端面６Ａに載せられる複数の
跨座ローラ７と、トラフ６の上端部両側面６Ｂ，６Ｃを
挟むようにクランプする複数の保持ローラ８と、上端面
研掃手段であるエアグラインダー９と、トラフ上端側面
６Ｂの研掃手段であるフラップホイル１０と、機体走行
駆動手段１１及び機体走行自動停止手段１２とから主構
成されている。
に基づき説明する。図面において、１は研掃機で、直方
体状に枠組み構成された機枠２にその下面を除く五面に
設けられたカバー３及び機枠２の上下方向中間部内に水
平状に固着されている取付板４とでケーシング５が形成
され、前記取付板４の下面に取り付けられかつ被研掃材
（以下トラフという）６の端面６Ａに載せられる複数の
跨座ローラ７と、トラフ６の上端部両側面６Ｂ，６Ｃを
挟むようにクランプする複数の保持ローラ８と、上端面
研掃手段であるエアグラインダー９と、トラフ上端側面
６Ｂの研掃手段であるフラップホイル１０と、機体走行
駆動手段１１及び機体走行自動停止手段１２とから主構
成されている。
【０００９】前記ケーシング５のカバー３は、その上板
３Ａ、前板３Ｂ、後板３Ｃがビス・ボルト１３等により
着脱自在に取り付けられており、前板３Ｂ・後板３Ｃの
左右方向中央下半分にトラフ６を跨ぐことのできる切欠
部１４が設けられ、左側板３Ｄには前後部下半分に保持
ローラ８の取付切欠部１５が設けられている。また、ケ
ーシング５の上面前後端部にそれぞれ取手１６が設けら
れている。
３Ａ、前板３Ｂ、後板３Ｃがビス・ボルト１３等により
着脱自在に取り付けられており、前板３Ｂ・後板３Ｃの
左右方向中央下半分にトラフ６を跨ぐことのできる切欠
部１４が設けられ、左側板３Ｄには前後部下半分に保持
ローラ８の取付切欠部１５が設けられている。また、ケ
ーシング５の上面前後端部にそれぞれ取手１６が設けら
れている。
【００１０】前記取付板４には、その左右方向中央の前
後端部に位置して前記跨座ローラ７が、トラフ６と直交
する軸１７及びブラケット１８を介して回転自在に取り
付けられ、その大半が取付板４から下方に突出してい
る。そして、取付板４の中央部には、前記エアグライン
ダー９のセラミックデイスク１９が上下方向に貫通する
穴２０が設けられ、その前方左寄りにフラップホイル１
０が上下方向に貫通する穴２１が設けられている。
後端部に位置して前記跨座ローラ７が、トラフ６と直交
する軸１７及びブラケット１８を介して回転自在に取り
付けられ、その大半が取付板４から下方に突出してい
る。そして、取付板４の中央部には、前記エアグライン
ダー９のセラミックデイスク１９が上下方向に貫通する
穴２０が設けられ、その前方左寄りにフラップホイル１
０が上下方向に貫通する穴２１が設けられている。
【００１１】そして、取付板４には、後端部中央上面に
位置してグラインダー支持軸２２が前後方向に軸受台２
３を介して回動可能に取り付けられ、該支持軸２２の後
端部２２Ｂがカバー後板３Ｃから外方に突出し、該部２
２Ｂにグラインダー傾斜角度調整板２４が固着されてい
る。前記支持軸２２の前端部２２Ａには、軸２２と直交
する水平ピン２５が回転可能に取り付けられ、該ピン２
５にグラインダー保持部材２６の下端部が固着されて、
該部材２６が前後傾動自在になっている。
位置してグラインダー支持軸２２が前後方向に軸受台２
３を介して回動可能に取り付けられ、該支持軸２２の後
端部２２Ｂがカバー後板３Ｃから外方に突出し、該部２
２Ｂにグラインダー傾斜角度調整板２４が固着されてい
る。前記支持軸２２の前端部２２Ａには、軸２２と直交
する水平ピン２５が回転可能に取り付けられ、該ピン２
５にグラインダー保持部材２６の下端部が固着されて、
該部材２６が前後傾動自在になっている。
【００１２】前記グラインダー保持部材２６の上端部
と、前記ピン２５よりも前方の取付板４に固着したばね
掛部材２７との間にデイスク浮き上げ防止用のコイルば
ね２８が掛けられ、前記デイスク１９が常時その自重で
トラフ６の上端面６Ａに接触するようにしてある。な
お、前記エアグラインダー９は、その後端部が前記保持
部材２６に前傾状でかつ着脱可能に取り付けられてい
る。
と、前記ピン２５よりも前方の取付板４に固着したばね
掛部材２７との間にデイスク浮き上げ防止用のコイルば
ね２８が掛けられ、前記デイスク１９が常時その自重で
トラフ６の上端面６Ａに接触するようにしてある。な
お、前記エアグラインダー９は、その後端部が前記保持
部材２６に前傾状でかつ着脱可能に取り付けられてい
る。
【００１３】また、前記傾斜角度調整板２４には、図６
に示すように、軸２２心を曲率中心とする円弧状の長穴
２９が設けられ、前記カバー後板３Ｃに後方突出状に固
着した固定ねじ３０が前記長穴２９に貫通され、該ねじ
３０に螺合した蝶ナット３１により前記調整板２４を締
め付けるようになっている。そして、前記後板３Ｃに
は、前記軸２２と同心状に角度目盛円盤３２が固定され
ている。
に示すように、軸２２心を曲率中心とする円弧状の長穴
２９が設けられ、前記カバー後板３Ｃに後方突出状に固
着した固定ねじ３０が前記長穴２９に貫通され、該ねじ
３０に螺合した蝶ナット３１により前記調整板２４を締
め付けるようになっている。そして、前記後板３Ｃに
は、前記軸２２と同心状に角度目盛円盤３２が固定され
ている。
【００１４】前記フラップホイル１０は、サンドペーパ
ー・サンドクロス等のフラップ状研磨材を円盤の外周に
放射状に設けて成るホイル本体１０Ａを、エアモーター
３３の出力軸３４に着脱自在に取り付けたもので、該エ
アモーター３３を前記取付板４の前寄り左側に位置させ
ると共に、前記ホイル本体１０Ａが前記貫通穴２１の下
側においてトラフ６の上端部左側面に接触するように支
持手段３５により交換可能に取り付けられている。
ー・サンドクロス等のフラップ状研磨材を円盤の外周に
放射状に設けて成るホイル本体１０Ａを、エアモーター
３３の出力軸３４に着脱自在に取り付けたもので、該エ
アモーター３３を前記取付板４の前寄り左側に位置させ
ると共に、前記ホイル本体１０Ａが前記貫通穴２１の下
側においてトラフ６の上端部左側面に接触するように支
持手段３５により交換可能に取り付けられている。
【００１５】前記支持手段３５は、図３に示すように、
取付板４の上面右側に固着された前後二枚の案内板３６
と、該案内板３６に案内されてトラフ側面６Ｂに対して
左右方向に移動可能に支持され左端に前記モーター３３
が取り付けられているモーター台板３７と、前記案内板
３６の右端に立設されたシリンダ取付板３８と、該取付
板３８の側面に固定されたエアシリンダ３９と、前記台
板３７を下方に付勢するコイルばね４０とからなってい
る。
取付板４の上面右側に固着された前後二枚の案内板３６
と、該案内板３６に案内されてトラフ側面６Ｂに対して
左右方向に移動可能に支持され左端に前記モーター３３
が取り付けられているモーター台板３７と、前記案内板
３６の右端に立設されたシリンダ取付板３８と、該取付
板３８の側面に固定されたエアシリンダ３９と、前記台
板３７を下方に付勢するコイルばね４０とからなってい
る。
【００１６】前記保持ローラー８は、トラフ６の右側に
位置するように取付板４の下側前後部において、前記機
枠２に取り付けられた上下一対の機体走行駆動ローラ４
１と、該ローラ４１に対応してトラフ６の左側に位置す
るように、前記取付板４の下面に取り付けられている上
下一対のクランプローラ４２及びクランプエアシリンダ
４３とからなっており、クランプローラ４２をトラフ６
の側面６Ｂに前記シリンダ４３により押し付けて、前記
両ローラ４１，４２でトラフ６を両側面からクランプす
るようになっている。
位置するように取付板４の下側前後部において、前記機
枠２に取り付けられた上下一対の機体走行駆動ローラ４
１と、該ローラ４１に対応してトラフ６の左側に位置す
るように、前記取付板４の下面に取り付けられている上
下一対のクランプローラ４２及びクランプエアシリンダ
４３とからなっており、クランプローラ４２をトラフ６
の側面６Ｂに前記シリンダ４３により押し付けて、前記
両ローラ４１，４２でトラフ６を両側面からクランプす
るようになっている。
【００１７】前記シリンダ４３は、ツインロッド型でブ
ラケット４４により前記取付板４の下面に取り付けら
れ、その一部が前記切欠部１５からカバー３外方に突出
しており、ロッド４５の外端金物４６に縦軸４７を介し
て前記クランプローラ４２が、回転自在に取り付けられ
ている。また、前記駆動ローラ４１は、機枠２に固着さ
れたブラケット４８，４９にベアリング５０，５１を介
して回転自在に支持されている縦軸５２，５３に固着さ
れている。
ラケット４４により前記取付板４の下面に取り付けら
れ、その一部が前記切欠部１５からカバー３外方に突出
しており、ロッド４５の外端金物４６に縦軸４７を介し
て前記クランプローラ４２が、回転自在に取り付けられ
ている。また、前記駆動ローラ４１は、機枠２に固着さ
れたブラケット４８，４９にベアリング５０，５１を介
して回転自在に支持されている縦軸５２，５３に固着さ
れている。
【００１８】そして、後部の縦軸５３には、図４に示す
ように、上下ローラ４１間に伝動歯車５４及び伝動プー
リ５５が固着されており、この伝動歯車５４には前記取
付板４に上下貫通状に取り付けられた走行用エアモータ
５６の出力軸５７に固着されている駆動歯車５８がかみ
合わされている。また、前部の前記縦軸５２には、図３
に示すように、上下ローラ４１間に伝動プーリ５９が固
着されており、該プーリ５９と前記伝動プーリ５５とに
伝動ベルト６０が巻掛けられ、各ローラ４１が強制的に
駆動されるようになっている。
ように、上下ローラ４１間に伝動歯車５４及び伝動プー
リ５５が固着されており、この伝動歯車５４には前記取
付板４に上下貫通状に取り付けられた走行用エアモータ
５６の出力軸５７に固着されている駆動歯車５８がかみ
合わされている。また、前部の前記縦軸５２には、図３
に示すように、上下ローラ４１間に伝動プーリ５９が固
着されており、該プーリ５９と前記伝動プーリ５５とに
伝動ベルト６０が巻掛けられ、各ローラ４１が強制的に
駆動されるようになっている。
【００１９】前記機体走行駆動手段１１は、駆動ローラ
４１、ブラケット４８，４９、ベアリング５０，５１、
縦軸５２，５３、伝動歯車５４、伝動プーリ５５，５
９、走行用エアモータ５６、駆動歯車５８、及び伝動ベ
ルト６０とにより構成されており、前記駆動ローラ４１
がクランプエアシリンダ４３によりトラフ側面６Ｂに押
し付けられるので、空転することなく機体を確実にかつ
円滑にトラフ６に沿って走行させることができる。
４１、ブラケット４８，４９、ベアリング５０，５１、
縦軸５２，５３、伝動歯車５４、伝動プーリ５５，５
９、走行用エアモータ５６、駆動歯車５８、及び伝動ベ
ルト６０とにより構成されており、前記駆動ローラ４１
がクランプエアシリンダ４３によりトラフ側面６Ｂに押
し付けられるので、空転することなく機体を確実にかつ
円滑にトラフ６に沿って走行させることができる。
【００２０】前記機体走行自動停止手段１２は、図１，
図５に示しているように、前記カバー前板３Ｂに取り付
けられており、該前板３Ｂに固着された取付部材６１
と、該部材６１に上下方向昇降自在に取り付けられた昇
降ロッド６２と、前記部材６１に昇降ロッド６２と平行
にかつ下向きに取り付けられたペンシル型エアシリンダ
６３と、ロッド押下用コイルばね６４と、昇降ロッド６
２の下端に水平軸６５を介して回転自在に取り付けられ
たガイドローラ６６及びメカニカルバルブ６９とからな
り、前記昇降ロッド６２の下部にエアシリンダ６３のロ
ッド外端６７が連結材６８により連結されている。
図５に示しているように、前記カバー前板３Ｂに取り付
けられており、該前板３Ｂに固着された取付部材６１
と、該部材６１に上下方向昇降自在に取り付けられた昇
降ロッド６２と、前記部材６１に昇降ロッド６２と平行
にかつ下向きに取り付けられたペンシル型エアシリンダ
６３と、ロッド押下用コイルばね６４と、昇降ロッド６
２の下端に水平軸６５を介して回転自在に取り付けられ
たガイドローラ６６及びメカニカルバルブ６９とからな
り、前記昇降ロッド６２の下部にエアシリンダ６３のロ
ッド外端６７が連結材６８により連結されている。
【００２１】図５に示すように、メカニカルバルブ６９
は、前記昇降ロッド６２に形成したカム７０により作動
され、前記停止手段１２のガイドローラ６６が、トラフ
６の終端でその上端面６Ａから外れて前記ロッド６２が
下降することにより作動し、同時に前記グラインダ９、
エアモータ３３及び５６を自動的に停止させるようにな
っている。
は、前記昇降ロッド６２に形成したカム７０により作動
され、前記停止手段１２のガイドローラ６６が、トラフ
６の終端でその上端面６Ａから外れて前記ロッド６２が
下降することにより作動し、同時に前記グラインダ９、
エアモータ３３及び５６を自動的に停止させるようにな
っている。
【００２２】上記実施形態において、鋼製トラフ６の溶
接部となる上端面６Ａ及び左側面６Ｂの錆取りを行う場
合、研掃機１を図面に示すように、トラフ６の上端面６
Ａに前記跨座ローラ７を載せ、クランプエアシリンダ４
３によりクランプローラ４２を前進させ、駆動ローラ４
１とでトラフ６をクランプして、研掃機１をトラフ６に
跨座状に保持させた後、蝶ナット３１を緩めて角度調整
板２４を回転させ、エアグラインダー９のデイスク１９
の傾斜角度を設定し、エアグラインダー９、フラップホ
イル１０及び機体走行駆動手段１１のエアモータ３３，
５６を始動させることにより研掃作業を開始する。この
時、前記自動停止手段１２のガイドローラ６６がトラフ
上端面６Ａに接触して転動する。
接部となる上端面６Ａ及び左側面６Ｂの錆取りを行う場
合、研掃機１を図面に示すように、トラフ６の上端面６
Ａに前記跨座ローラ７を載せ、クランプエアシリンダ４
３によりクランプローラ４２を前進させ、駆動ローラ４
１とでトラフ６をクランプして、研掃機１をトラフ６に
跨座状に保持させた後、蝶ナット３１を緩めて角度調整
板２４を回転させ、エアグラインダー９のデイスク１９
の傾斜角度を設定し、エアグラインダー９、フラップホ
イル１０及び機体走行駆動手段１１のエアモータ３３，
５６を始動させることにより研掃作業を開始する。この
時、前記自動停止手段１２のガイドローラ６６がトラフ
上端面６Ａに接触して転動する。
【００２３】機体の走行と共にトラフ６の上端面６Ａと
側面６Ｂの錆取りが同時にかつ自動的に行われ、前記停
止手段１２のガイドローラ６６がトラフ上端面６Ａから
外れてコイルばね６４により押し下げられると、メカニ
カルバルブ６９がカム７０により作動せられ、走行駆動
手段１２のエアモータ５６が停止すると共に、エアグラ
インダー９及びフラップホイル１０のエアモータ３３が
停止して、研掃作業が終了する。
側面６Ｂの錆取りが同時にかつ自動的に行われ、前記停
止手段１２のガイドローラ６６がトラフ上端面６Ａから
外れてコイルばね６４により押し下げられると、メカニ
カルバルブ６９がカム７０により作動せられ、走行駆動
手段１２のエアモータ５６が停止すると共に、エアグラ
インダー９及びフラップホイル１０のエアモータ３３が
停止して、研掃作業が終了する。
【００２４】上記実施形態によれば、トラフ６の上端面
６Ａ及び一側面を同時にかつ自動的にしかも精度良く奇
麗に研掃することができ、作業者の労力を大幅に軽減で
きるうえ、熟練を要することなく、作業能率を向上させ
ることが可能であり、さらに圧縮空気を動力源とするも
のであるから、操作性が良く、メンテナンスの簡素化を
図ることができる。また、グラインダー横方向傾斜角度
調整手段を備えているので、トラフ上端面６Ａの傾斜角
度に対応することができる。そして、前記駆動ローラ４
１は、保持ローラ８の構成部材の一つであるから、適度
の圧力でトラフ６の側面に接触し、一定の速度で円滑に
しかも安定良く機体を走行させることができる。
６Ａ及び一側面を同時にかつ自動的にしかも精度良く奇
麗に研掃することができ、作業者の労力を大幅に軽減で
きるうえ、熟練を要することなく、作業能率を向上させ
ることが可能であり、さらに圧縮空気を動力源とするも
のであるから、操作性が良く、メンテナンスの簡素化を
図ることができる。また、グラインダー横方向傾斜角度
調整手段を備えているので、トラフ上端面６Ａの傾斜角
度に対応することができる。そして、前記駆動ローラ４
１は、保持ローラ８の構成部材の一つであるから、適度
の圧力でトラフ６の側面に接触し、一定の速度で円滑に
しかも安定良く機体を走行させることができる。
【００２５】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、例えば、研掃手段及び機体走行駆動手段は電
動式とすることができ、自動停止手段１２をリミットス
イッチなどのセンサーとするほか、フラップホイル１０
をトラフ６の両側面に配設するなど適宜設計変更するこ
とができる。
ではなく、例えば、研掃手段及び機体走行駆動手段は電
動式とすることができ、自動停止手段１２をリミットス
イッチなどのセンサーとするほか、フラップホイル１０
をトラフ６の両側面に配設するなど適宜設計変更するこ
とができる。
【００２６】
【発明の効果】本発明は、上述のように、被研掃材を起
立させた状態でその上端面に跨座可能なケーシングと、
該ケーシング内に水平軸回りに回転自在に設けられた複
数の跨座ローラと、被研掃材を両側面から挟む複数の保
持ローラと、被研掃材上端面の研掃手段と、被研掃材上
端部側面の研掃手段と、機体走行駆動手段とからなるこ
とを特徴とするものであるから、被研掃材の上端面及び
上端部側面の錆取り及びプライマー材の研磨等の研掃を
自動的に安定良く、高精度でかつ確実にしかも能率的に
行うことができ、作業者の熟練を要せず、作業者の疲労
を大幅に軽減でき、また、品質及び生産性の向上を図る
ことが可能である（請求項１）。
立させた状態でその上端面に跨座可能なケーシングと、
該ケーシング内に水平軸回りに回転自在に設けられた複
数の跨座ローラと、被研掃材を両側面から挟む複数の保
持ローラと、被研掃材上端面の研掃手段と、被研掃材上
端部側面の研掃手段と、機体走行駆動手段とからなるこ
とを特徴とするものであるから、被研掃材の上端面及び
上端部側面の錆取り及びプライマー材の研磨等の研掃を
自動的に安定良く、高精度でかつ確実にしかも能率的に
行うことができ、作業者の熟練を要せず、作業者の疲労
を大幅に軽減でき、また、品質及び生産性の向上を図る
ことが可能である（請求項１）。
【００２７】また、請求項２に記載の発明によれば、前
記ケーシングに機体走行自動停止手段が設けられている
ので、被研掃材の終端又は任意の設定位置で、研掃機を
自動的に停止させることができる。そして、請求項３に
記載の発明によれば、前記両研掃手段及び駆動手段が圧
縮空気により駆動されるようにしているので、操作性が
よいうえメンテナンスが簡単かつ容易である。
記ケーシングに機体走行自動停止手段が設けられている
ので、被研掃材の終端又は任意の設定位置で、研掃機を
自動的に停止させることができる。そして、請求項３に
記載の発明によれば、前記両研掃手段及び駆動手段が圧
縮空気により駆動されるようにしているので、操作性が
よいうえメンテナンスが簡単かつ容易である。
【００２８】さらに、請求項４に記載の発明によれば、
前記保持ローラのうち少なくとも被研掃材の一側面側
が、ばね又はエアシリンダなどの付勢手段により被研掃
材に押圧されているので、研掃機を安定良く保持すると
共にその走行移動をスムースにし、研掃面を奇麗にかつ
精度良く仕上げることができる。また、請求項５に記載
の発明によれば、前記上端面研掃手段がデイスクグライ
ンダーで、前記上端部側面研掃手段がフラップホイルで
あるこことを特徴としているので、操作性はもとより作
業性が良く、能率的にしかも良好な仕上げ面を得ること
ができる。
前記保持ローラのうち少なくとも被研掃材の一側面側
が、ばね又はエアシリンダなどの付勢手段により被研掃
材に押圧されているので、研掃機を安定良く保持すると
共にその走行移動をスムースにし、研掃面を奇麗にかつ
精度良く仕上げることができる。また、請求項５に記載
の発明によれば、前記上端面研掃手段がデイスクグライ
ンダーで、前記上端部側面研掃手段がフラップホイルで
あるこことを特徴としているので、操作性はもとより作
業性が良く、能率的にしかも良好な仕上げ面を得ること
ができる。
【図１】本発明の実施形態を示す一方のカバー側板を除
去した状態の側面図である。
去した状態の側面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線横断平面図である。
【図３】図１のＢ−Ｂ線断面図である。
【図４】図１のＣ−Ｃ線断面図である。
【図５】図１の左側面図である。
【図６】図１の一部省略右側面図である。
１ 研掃機 ５ ケーシング ６ トラフ（被研掃材） ６Ａ 上端面 ６Ｂ 上端部側面 ７ 跨座ローラ ８ 保持ローラ ９ エアグラインダー（研掃手段） １０ フラップホイル（研掃手段） １１ 機体走行駆動手段 １２ 機体走行自動停止手段 ３３ エアモータ ４１ 機体走行駆動ローラ（保持ローラ） ４２ クランプローラ（保持ローラ） ４３ クランプエアシリンダ ５６ 走行駆動用エアモータ
Claims (5)
- 【請求項１】 被研掃材を起立させた状態でその上端面
に跨座可能なケーシングと、該ケーシング内に水平軸回
りに回転自在に設けられた複数の跨座ローラと、被研掃
材を両側面から挟む複数の保持ローラと、被研掃材上端
面の研掃手段と、被研掃材上端部側面の研掃手段と、機
体走行駆動手段とからなることを特徴とする研掃機。 - 【請求項２】 前記ケーシングに機体走行停止手段が設
けられていることを特徴とする請求項１に記載の研掃
機。 - 【請求項３】 前記両研掃手段及び駆動手段が圧縮空気
により駆動されることを特徴とする請求項１に記載の研
掃機。 - 【請求項４】 前記保持ローラのうち少なくとも被研掃
材の一側面側が、ばね又はエアシリンダなどの付勢手段
により被研掃材に押圧されていることを特徴とする請求
項１、２又は３に記載の研掃機。 - 【請求項５】 前記上端面研掃手段がデイスクグライン
ダーで、前記上端部側面研掃手段がフラップホイルであ
ることを特徴とする請求項１〜４の一つに記載の研掃
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26061195A JPH0966456A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 研掃機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26061195A JPH0966456A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 研掃機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0966456A true JPH0966456A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=17350341
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26061195A Pending JPH0966456A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 研掃機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0966456A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107745314A (zh) * | 2017-08-07 | 2018-03-02 | 苏州曼柯精密部件有限公司 | 一种用于汽车内饰配件的底漆打磨设备 |
| KR102451398B1 (ko) * | 2021-05-23 | 2022-10-06 | 최우혁 | 플랩휠 페이퍼 그라인더의 절입력 부여장치 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56100901A (en) * | 1980-01-17 | 1981-08-13 | Plasser Bahnbaumasch Franz | Removal of irregular surface present on rail head surface of constructed track and rail maintainace machine capable of running along track |
| JPS6347855B2 (ja) * | 1982-04-23 | 1988-09-26 | Kurosawa Kensetsu Kk |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP26061195A patent/JPH0966456A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56100901A (en) * | 1980-01-17 | 1981-08-13 | Plasser Bahnbaumasch Franz | Removal of irregular surface present on rail head surface of constructed track and rail maintainace machine capable of running along track |
| JPS6347855B2 (ja) * | 1982-04-23 | 1988-09-26 | Kurosawa Kensetsu Kk |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107745314A (zh) * | 2017-08-07 | 2018-03-02 | 苏州曼柯精密部件有限公司 | 一种用于汽车内饰配件的底漆打磨设备 |
| KR102451398B1 (ko) * | 2021-05-23 | 2022-10-06 | 최우혁 | 플랩휠 페이퍼 그라인더의 절입력 부여장치 |
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