JPH0965370A - 映像信号処理装置、デコーダ、およびテレビジョン受像機 - Google Patents

映像信号処理装置、デコーダ、およびテレビジョン受像機

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JPH0965370A
JPH0965370A JP7221483A JP22148395A JPH0965370A JP H0965370 A JPH0965370 A JP H0965370A JP 7221483 A JP7221483 A JP 7221483A JP 22148395 A JP22148395 A JP 22148395A JP H0965370 A JPH0965370 A JP H0965370A
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signal
scanning line
switching
image
field
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JP7221483A
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Yasushi Tatsuhira
靖 立平
Mamoru Kano
護 加納
Hiroyuki Kita
宏之 喜多
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N11/00Colour television systems
    • H04N11/06Transmission systems characterised by the manner in which the individual colour picture signal components are combined
    • H04N11/20Conversion of the manner in which the individual colour picture signal components are combined, e.g. conversion of colour television standards
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N11/00Colour television systems
    • H04N11/06Transmission systems characterised by the manner in which the individual colour picture signal components are combined
    • H04N11/12Transmission systems characterised by the manner in which the individual colour picture signal components are combined using simultaneous signals only
    • H04N11/14Transmission systems characterised by the manner in which the individual colour picture signal components are combined using simultaneous signals only in which one signal, modulated in phase and amplitude, conveys colour information and a second signal conveys brightness information, e.g. NTSC-system
    • H04N11/16Transmission systems characterised by the manner in which the individual colour picture signal components are combined using simultaneous signals only in which one signal, modulated in phase and amplitude, conveys colour information and a second signal conveys brightness information, e.g. NTSC-system the chrominance signal alternating in phase, e.g. PAL-system
    • H04N11/167Transmission systems characterised by the manner in which the individual colour picture signal components are combined using simultaneous signals only in which one signal, modulated in phase and amplitude, conveys colour information and a second signal conveys brightness information, e.g. NTSC-system the chrominance signal alternating in phase, e.g. PAL-system a resolution-increasing signal being multiplexed to the PAL-system signal, e.g. PAL-PLUS-system
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Signal Processing (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Color Television Systems (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 走査線補間処理におけるメモリ使用量を減少
させることができるようにする。 【解決手段】 入力部51において輝度信号Yの無画部
にヘルパ信号Hが重畳され、1/2フィールド遅延回路
52において1/2フィールド遅延された後、フィール
ドメモリ53に供給される。フィールドメモリ53より
Aフィールドの信号が出力されるA期間に、切替スイッ
チ55,56は端子Aに接続され、Bフィールドの信号
がフィールドメモリ53より出力されるB期間に、垂直
フィルタリング処理部54には、フィールドメモリ57
からのAフィールドの信号とフィールドメモリ53から
のBフィールドの信号が同時に入力される。垂直フィル
タリング処理部54は、これらの信号に基づいてフレー
ム内補間を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号処理装
置、デコーダ、およびテレビジョン受像機に関し、更に
詳しくは、補強信号を用いた走査線補間処理を行なう場
合の使用メモリ数を削減した映像信号処理装置、デコー
ダ、およびテレビジョン受像機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電気通信技術の目覚ましい発展に
より、無線系、有線系のニューメディアが続々登場して
いる。欧州では現行放送方式であるPAL(Phase
Alternation by Line)方式と両
立性を維持しながら、画像のワイドアスペクト化と高解
像度化を図ったPALプラス(PALplus)放送方
式が、実験放送を経て実用段階を迎えようとしている。
このPALplus放送方式をデコードするPALpl
us方式テレビジョン受像機では、走査線補間処理を施
すことにより必要情報を抽出して放送信号の復調がなさ
れる。
【0003】本発明に係わる暫定方式案のPALplu
s方式テレビジョン受像機の概要について図10乃至図
17を参照して説明する。最初に、図10を参照して、
PALplus方式TV(テレビジョン受像機)のPA
Lplus復調回路の概略を説明する。
【0004】入力されたPALplus複合映像信号
(CVBS)は、カラーデコーダ9、ヘルパ信号処理部
2、タイミングジェネレータ3、およびモードデコーダ
4に入力される。カラーデコーダ9は、入力されたPA
Lplus複合映像信号から、色搬送波の含まれる帯域
を単純なバンドパスフィルタにより抜きだし、色復調を
行なうようになされている。この部分で復調された色信
号には、クロスカラー成分が混入している。
【0005】カラープラス処理部1は、送信側で3次元
プリコミングされて送られてくる複合映像信号から、送
信側の特性に対応したフィールドメモリを用いた3次元
フィルタによって輝度信号(Y)をとり出す。また、同
様なフィルタを用いて前段のカラーデコーダ9より得ら
れた色差信号から、クロスカラー成分を取り除くように
なされている。
【0006】ヘルパ信号処理部2は、PALplus複
合映像信号の上下無画部において、色搬送信号により変
調されて伝送された補強信号の復調、および振幅の調整
を行う。ここでは、この処理を経た補強信号をヘルパ信
号と呼ぶことにする。タイミングジェネレータ3は、P
ALplus方式テレビジョン受像機に必要な各種タイ
ミング信号を発生して出力する。モードデコーダ4は、
垂直ブランキング部分(例えば第23ライン)に多重さ
れている識別制御信号のデコードを行ない、必要な情報
を各部に伝達するようになされている。
【0007】色信号走査線補間処理部5は、入力信号に
対して、フィールド内走査線補間処理を行い、1フィー
ルドあたり215本であった主画面の走査線を4/3倍
の287本に変換する。輝度信号走査線補間処理部6
は、1フィールドあたり215本であった主画面の走査
線を、無画部で伝送されるヘルパ信号72本の持つ輝度
情報と併せて、287本の輝度信号に変換する。
【0008】フリッカーフリー処理部7では、色信号走
査線補間処理部5および輝度信号走査線補間処理部6で
得られた1フィールドあたり287本よりなる16:9
の輝度信号(Y)、および色信号(UV)に対して、フ
ィールド倍速変換処理を施し、1秒あたり100フィー
ルドのフィールド周波数に変換する。これにより、50
Hzのフィールド周波数に起因する大面積フリッカーを
除去する。
【0009】マトリックス部8においては、フリッカー
フリー処理部7より出力されたフィールド倍速信号(2
Y)、および色信号(2UV)を例えばCRT等の表示
装置に供給するために、RGB信号(2R、2G、およ
び2B信号)に変換する。
【0010】以上が、一般的なPALplus方式テレ
ビジョン受像機の構成であるが、PALplus対応T
Vという呼称を得るために必須の部分は、ヘルパ信号処
理部2、輝度信号走査線補間処理部6、色信号走査線補
間処理部5である。従って、この必須部分を中心にさま
ざまな構成のPALplus方式テレビジョン受像機の
構成が考えられる。また、カラーデコーダ9、およびカ
ラープラス処理部1を、それぞれSECAM方式に対応
したカラーデコード処理部、およびY/C分離処理部に
置き換えれば、同様の機能をSECAM方式においても
実現することができる。
【0011】次に、図11乃至図14を参照してPAL
plus方式テレビジョン受像機の走査線補間処理につ
いて説明する。図11(a)に示した図は、PALpl
us放送信号のフレームを模式的に示したものであり、
図11(b)に示した図は、次に述べる3:1のインタ
リーブ処理を模式的に示したものである。また、図11
(c)に示した図は、アスペクト比16:9の表示例を
示している。
【0012】図11(a)に示したように、PALpl
us放送信号は、主画部Xと、主画部Xの上下に配置さ
れた無画部Wによって構成される。無画部Wには垂直解
像度を補強するための補強信号(H)が重畳されてい
る。PALplus方式テレビジョン受像機では、この
ような構成のPALplus放送信号を復調するため
に、メモリを用いたインタリーブ処理を行う。つまり、
図11(a)において、4:3の画面の中の主画部Xの
ライン1乃至3の情報を出力した後、補強信号(H)の
1ラインの情報を挿入し、同様にして主画部Xの次の3
つのラインに対応する情報を出力し、補強信号(H)の
次の1ラインに対応する情報を挿入する。このようにし
て、図11(b)に示したような、主画部のラインと無
画部の補強信号がインタリーブされた画像が生成され
る。
【0013】さらに、このようにインタリーブ処理され
た画像に対して、垂直フィルタによってフィルタリング
処理を行うことにより、図11(c)に示したようなア
スペクト比16:9のワイド画像を再現するとともに、
ヘルパ信号(H)による補間を行うことができる。つま
り、16:9のワイド画面を所有する視聴者は上述した
ような処理を行うことにより、16:9のワイド画像を
再生し、4:3の従来画面を所有するユーザは、そのま
ま図11(a)の如き4:3の従来画像を再生する。
【0014】次に、図12を参照してPALplus放
送信号のフレーム構成の詳細を説明する。図12におい
て、PALplus放送信号の第1フィールドは、21
5ラインからなる主画部Xと、主画部Xの上下にあって
各々36ラインからなる無画部Hとで構成される。無効
画面内の第23ラインにはPALplus放送信号、す
なわち、後述するモード信号および3次元プリコミング
の有無等を検出する識別制御信号WSSが内挿されてい
る。
【0015】PALplus放送信号の主画部Xにおい
ては、アスペクト比16:9の1フィールドあたり21
5本の走査線よりなる複合映像信号が伝送され、主画部
Xの上下の36本の無画部Hでは、主画部Xの輝度信号
の垂直解像度を補強する補強信号としてのヘルパ信号が
送信される。第2フィールドも同様に構成される。PA
Lplus方式テレビジョン受像機では、主画部Xの輝
度信号(215本/フィールド)とヘルパ信号(H)
(上下72本/フィールド)の合計287本の信号から
1フィールドあたり287本の走査線よりなる16:9
の画像を得る。同様に、主画部の色信号(215本/フ
ィールド)から1フィールドあたり287本の走査線よ
りなる16:9の画像を得る。
【0016】このような補間処理は、フレーム単位で行
うが、1つのフレーム内の第1フィールド(以下、「A
フィールド」と記す)と第2フィールド(以下、「Bフ
ィールド」と記す)の画像が大きく異なる動画像の場
合、フレーム単位で処理を行うと画質を大きく損なう。
そのため、PALplus方式では2フィールド間の相
関を示すモード信号(例えば1ビット)を識別制御信号
WSS内に多重し、確実な処理を可能にしている。これ
らは、フィルムモード(Film Mode)、および
カメラモード(Camera Mode)と呼ばれる。
フィルムモードでは、同一フレーム内のAフィールドと
Bフィールドの画像を用いて、フレーム内補間が行われ
る。オリジナルが24フレーム/秒のテレシネによる画
像等がこれに該当する。一方、カメラモードでは、1つ
のフィールドの走査線を用いてフィールド内補間が行な
われる。
【0017】次に、図13乃至図15を参照して、PA
Lplus方式テレビジョン受像機の走査線補間処理部
の概略を説明する。図13は暫定方式案のPALplu
s方式テレビジョン受像機の輝度信号走査線補間処理部
の構成例を示している。図14は、図15(a)および
図15(b)で用いる摸式図でのライン番号の定義を示
す。以下、他の図でも、メモリコントロールを摸式的に
示す場合、この定義に基づいて表記する。すなわち、主
画部Xは、1乃至215ライン、上無画部はH1乃至H
36、下無画部はLH1乃至LH36と表すものとす
る。
【0018】図15(a)の実線は主画部のインタリー
ブ処理された状態を、破線はヘルパ信号のインタリーブ
処理された状態をそれぞれ模式的に示し、図15(b)
は図15(a)において、主画部出力の立ち上がり部
(丸で囲んだ部分)の拡大図を示している。図15
(a)および図15(b)中の縦軸は、図14に定義し
たライン番号を示している。また、横軸は時間tを示し
ている。
【0019】PALplus放送信号の輝度信号走査線
補間処理部は、図13に示す如く入力部11、垂直フィ
ルタリング処理部15、出力部16、ならびに1フィー
ルド遅延FM(フィールドメモリ)12、Aフィールド
ランダムアクセスメモリ(FMA)13、Bフィールド
ランダムアクセスメモリ(FMB)14の通常3フィー
ルド分のフィールドメモリを備えて構成される。FMA
13とFMB14の2つのメモリを使用する理由は、P
ALplus放送信号には前述のようにフィルムモード
とカメラモードが存在しており、各モードは次のような
動作をなすためである。その具体的動作について以下に
述べる。
【0020】図13において、入力部11には輝度信号
(Y)およびヘルパ信号(H)が入力される。入力部1
1では、輝度信号(Y)の無画部にヘルパ信号(H)が
重畳され、A/D変換が行なわれ、ディジタルの輝度信
号(Y+H)とされる。この輝度信号(Y+H)(例え
ば8ビットのディジタル信号)は、主に静止画や映画ソ
ースを扱うフィルムモードでは、フレーム内補間を行う
ため1フィールド遅延FM12に入力される。FM12
において1フィールド遅延された映像信号は、Aフィー
ルドメモリFMA13に入力される。一方、入力部11
からの輝度信号(Y+H)は、同時に、FMB14に入
力される。
【0021】FMA13、およびFMB14において
は、上述したように、図15に示したようなインタリー
ブ処理が行なわれる。図15において、主画部の映像信
号はフィールドメモリより、実線で示したように出力さ
れる。一方、ヘルパ信号は破線で示したようにインタリ
ーブ処理されて出力される。図15(b)に図15
(a)に○印で囲んだ部分の詳細を示す。このように、
主画部Xのライン1,2,および3に対応する情報を出
力した後、ヘルパ信号のH1ラインに対応する情報を出
力し、更に続いて主画部Xの次の3ラインに対応する情
報を出力し、ヘルパ信号のH2ラインに対応する情報を
出力する。以下、同様に、主画部Xおよびヘルパ信号を
出力していく。
【0022】次に、FMA13、およびFMB14にお
いてデータを読み書きする動作について、図16の摸式
図を用いて説明する。フィルムモードにおいては、図1
6に示したように、同一フレームのAフィールドとBフ
ィールドが同時に到来するフィールドにおいてのみ、F
MA13および、FMB14へのデータの書き込みが行
なわれる。
【0023】FMA13、およびFMB14に記憶され
た両フィールドの映像信号は、図17に示したように、
FMA13、およびFMB14によってそれぞれインタ
リーブ処理がなされ、さらに、FMA13およびFMB
14より、それぞれ2フィールド続けて同一の内容の読
み出しが行なわれる。すなわち、FMA13からは、1
フレーム目のAフィールド(1A)が2回続けて読み出
され、次に、2フレーム目のAフィールド(2A)が2
回続けて読み出される。以下同様に、3フレーム目以降
のAフィールドが2回ずつ続けて読み出される。FMB
14からは、同様に、1フレーム目のBフィールド(1
B)が2回続けて読み出され、次に、2フレーム目のB
フィールド(2B)が2回続けて読み出される。以下同
様に、3フレーム目以降のBフィールドが2回ずつ続け
て読み出される。
【0024】同一の内容が、2フィールドにわたって読
み出される理由は、フィルムモードの場合、Aフィール
ド出力、およびBフィールド出力の両者の算出に、入力
部11より入力されたAフィールドおよびBフィールド
の両方の走査線の内容が必要とされるからである。垂直
フィルタリング処理部(VF)15においては、2フィ
ールド分の映像情報に対して、垂直フィルタリング処理
が行われることにより、必要な画像情報が生成され、出
力部16より出力される。
【0025】カメラモードの場合、入力部11より入力
された映像信号は、図13に示した岐路Cを介してFM
B14に入力され、インタリーブ処理が施される。この
映像情報は、次段の垂直フィルタリング処理部15に入
力される。垂直フィルタリング処理部15においては、
1フィールド分の映像情報に対して垂直フィルタリング
処理が行われることによって、必要な画像情報が生成さ
れ、出力部16より出力される。ここでは、輝度信号処
理の場合を例に説明したが、色差信号の場合についても
ほぼ同様の処理により、走査線補間が行われる。
【0026】次に、図18乃至図20を参照して、カラ
ープラス処理について説明する。図18は、図10のP
ALplus方式テレビジョン受像機のカラープラス処
理部1の構成を示したブロック図である。複合映像信号
(CVBS)(例えば8bit)は、帯域分割フィルタ
(Y_BSPLT_B)22と、フィールドメモリ(F
M)21に同時に入力される。帯域分割フィルタ22で
は、色搬送信号を含まない低周波領域と、色搬送信号を
含む高周波領域に分割される。PAL方式の複合映像信
号の場合、これらの帯域の境界は概ね3MHz程度であ
る。
【0027】一方、フィールドメモリ21に入力された
複合映像信号は、映像信号312ライン分の遅延を受け
たのち、帯域分割フィルタ(Y_BSPLT_A)23
に入力される。帯域分割フィルタ23は、帯域分割フィ
ルタ22と同様の特性を持つ。帯域分割フィルタ22,
23を経た複合映像信号の高域成分は、加算器(YAD
D)24により加算される。この加算により複合映像信
号の高域に含まれていた色搬送信号は互いに打ち消さ
れ、高域輝度信号が得られる。これは、PAL映像信号
において同一フレーム内の312ライン隔たっている輝
度信号の相関が高く、搬送色信号の位相は180度だけ
異なることを利用した3次元Y/C分離技術によるもの
である。
【0028】ただし、動きの激しい画像では、前述のP
AL映像信号の性質が成立しなくなるため、この加算で
得られた高域輝度成分に妨害成分が漏洩する。これの視
認性を軽減するため、動き量の多寡に応じて、係数器
(K)25により係数を乗じ、高域輝度成分を減衰させ
る。動き量の多寡の算出方法は後述する。係数器25に
より、動き量に応じた振幅に調整された高域輝度成分
は、折り返し除去フィルタ(Y_VAA)26に入力さ
れる。折り返し除去フィルタ26は、フィールド間加算
により斜め線の連続性が滑らかでなくなるのを緩和する
ために用いられる。
【0029】折り返し除去フィルタ26を経た高域輝度
成分は、帯域分割フィルタ22を経たBフィールド低域
輝度信号と加算器27において、また、帯域分割フィル
タ23を経たAフィールド低域輝度信号は加算器28に
おいてそれぞれ加算され、Bフィールド輝度信号(YA
DD_B)およびAフィールド輝度信号(YADD_
A)となって出力される。
【0030】色差信号(UV)は、312ラインディレ
イフィールドメモリ(FMC)29に入力され、Aフィ
ールド色差信号となる。このAフィールド色差信号と、
入力された色差信号(これをBフィールド色差信号とよ
ぶ)は、加算器(CADD)30に入力され、フレーム
内平均色差信号(IFA)を得る。このようにして、色
差信号に混入した輝度成分を取り除くことができる。こ
れは、上述した輝度高域成分から、搬送色信号を取り除
く操作と同様の原理に基づくものである。ただし、動き
の激しい画像でこの処理を行うと、妨害成分が発生する
ので、フレーム内平均色差信号IFAとAフィールド色
差信号およびBフィールド色差信号を、動き量の多寡に
応じて色差出力スイッチ(CSW)31にて切替え、そ
れぞれAフィールド色差信号出力とBフィールド色差信
号出力を得る。
【0031】次に、動き量の多寡の計量化の方法につい
て簡単に説明する。フレーム内平均色差信号(IFA)
は、動き検出器(MD)32、および1フレームディレ
イ(動き検出メモリ:FMMD)33に入力される。動
き検出器32においては、フレーム内平均色差信号(I
FA)と、1フレーム遅延したフレーム内平均色差信号
(IFA(−1))を用いて、PALplus仕様に規
定されているアルゴリズムに基づき、高域輝度信号の減
衰係数Kおよび、色差切り替え信号を生成する。
【0032】図19を参照してこの過程を時間を追って
説明する。図19に示したように、Bフィールド低域輝
度信号として、画像のフィールドが1A,1B,2A,
2Bというように順次到来すると仮定する。また、Aフ
ィールド低域輝度信号は、図18において、フィールド
メモリ21を経た信号であるから、Bフィールド低域輝
度信号を1フィールド遅らせたものとなる。同様に、高
域輝度信号もこの書式で図示する。フレーム内平均高域
輝度信号(IFA)は、前述のように、同一フレーム内
の高域輝度信号を加算したものであるから、同一フレー
ムのAフィールドとBフィールドが同時に到来するフィ
ールドでのみ正しい結果を得る。この点を考慮するとフ
レーム内平均高域輝度信号(IFA)は、1フィールド
おきに得られる(図19において、網をかけて示した1
IFA,2IFA,3IFA)。
【0033】一方、低域輝度信号は、有効なフレーム内
平均高域輝度信号(IFA)が得られるフィールド、例
えば図19中の1IFAにおいて、同一フレームのAフ
ィールド低域輝度信号(1A)とBフィールド低域輝度
信号(1B)が得られる。これらの高域輝度信号と、低
域輝度信号が加算され、結果として1フィールドおきに
有効な輝度信号が得られることになる。色差信号の場合
についても、上述した輝度信号の場合と基本的に同様の
処理が行われる。従って、ここではその説明は省略す
る。
【0034】図19より明らかなように、カラープラス
処理部1の処理結果は、1フィールドおきに、2つの出
力ラインより得られる。この結果と、図16に示したフ
ィルムモードのメモリコントロールを示す図を比較する
と、図13に示したフィールドメモリ12をカラープラ
ス処理部でおきかえることができることがわかる。図2
0は、図13に示した走査線補間処理部のフィールドメ
モリ12を、図18に示したカラープラス処理部に置き
換えた場合のカラープラス、走査線補間処理回路のブロ
ック図を示している。図20において、フレームメモリ
(FMA_C)46とフレームメモリ(FMB_C)4
5は、色差信号をインタリーブ処理するためのメモリで
ある。また、色信号垂直フィルタリング処理部47は、
色信号に対して走査線補間処理を行う。実際のPALp
lusデコーダの多くでこの構成の回路が用いられてい
る。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の映像信号処理装置においては、例えば図13に
示したように、走査線補間処理回路において3フィール
ド分のメモリを必要とする。このように、メモリを多量
に使用するため、集積化を困難にするとともに装置がコ
スト高となる課題があった。
【0036】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、メモリ容量を節約することができるように
し、装置のコストを下げることができるようにするもの
である。
【0037】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の映像信
号処理装置は、画像信号の主画部信号と補強信号を記憶
し、所定の順に出力する記憶手段と、記憶手段からの信
号に対して、走査線補間処理を行なう走査線補間手段
と、記憶手段からの信号と、走査線補間手段からの信号
を入力し、所定のタイミングで切替えて出力する第1切
替え手段と、第1切り替え手段からの出力信号を遅延さ
せる遅延手段と、遅延手段からの信号と、走査線補間手
段からの信号を入力し、所定のタイミングで切り替えて
出力する第2切替え手段とを備えることを特徴とする。
【0038】記憶手段、走査線補間手段、第1切り替え
手段、遅延手段、および第2切り替え手段における処理
によってそれぞれ生ずる遅延量の合計を所定の値に調節
する遅延量調節手段をさらに設けるようにすることがで
きる。
【0039】走査線補間手段は、記憶手段からの出力信
号に対して、3次元Y/C分離処理を施すようにするこ
とができる。
【0040】遅延手段への入力信号を圧縮する圧縮手段
と、遅延手段からの出力信号を伸張する伸張手段とをさ
らに設けるようにすることができる。
【0041】請求項5に記載のデコーダは、画像信号か
ら補強信号を抽出する抽出手段と、画像信号の主画部信
号と抽出手段からの補強信号を記憶し、所定の順に出力
する記憶手段と、記憶手段からの信号に対して、走査線
補間処理を行なう走査線補間手段と、記憶手段からの信
号と、走査線補間手段からの信号を入力し、所定のタイ
ミングで切替えて出力する第1切替え手段と、第1切り
替え手段からの出力信号を遅延させる遅延手段と、遅延
手段からの信号と、走査線補間手段からの信号を入力
し、所定のタイミングで切り替えて出力する第2切替え
手段とを備えることを特徴とする。
【0042】請求項6に記載のデコーダは、画像信号か
ら垂直補強信号を抽出する垂直補強信号抽出手段と、画
像信号から色信号と輝度信号を分離する分離手段と、色
信号から水平補強信号を抽出する水平補強信号抽出手段
と、画像信号の主画部信号と垂直補強信号抽出手段から
の垂直補強信号を記憶し、所定の順に出力する記憶手段
と、記憶手段からの信号に対して、走査線補間処理を行
なう走査線補間手段と、記憶手段からの信号と、走査線
補間手段からの信号を入力し、所定のタイミングで切替
えて出力する第1切り替え手段と、第1切り替え手段か
らの出力信号を遅延させる遅延手段と、遅延手段からの
信号と、走査線補間手段からの信号を入力し、所定のタ
イミングで切り替えて出力する第2切り替え手段とを備
えることを特徴とする。
【0043】請求項7に記載のテレビジョン受像機は、
画像信号から補強信号を抽出する抽出手段と、画像信号
の主画部信号と抽出手段からの補強信号を記憶し、所定
の順に出力する記憶手段と、記憶手段からの信号に対し
て、走査線補間処理を行なう走査線補間手段と、記憶手
段からの信号と、走査線補間手段からの信号を入力し、
所定のタイミングで切替えて出力する第1切替え手段
と、第1切り替え手段からの出力信号を遅延させる遅延
手段と、遅延手段からの信号と、走査線補間手段からの
信号を入力し、所定のタイミングで切り替えて出力する
第2切替え手段と、第2切り替え手段より出力された信
号に対応する画像を表示する表示手段とを備えることを
特徴とする。
【0044】請求項8に記載のテレビジョン受像機は、
画像信号から垂直補強信号を抽出する垂直補強信号抽出
手段と、画像信号から色信号と輝度信号を分離する分離
手段と、色信号から水平補強信号を抽出する水平補強信
号抽出手段と、画像信号の主画部信号と垂直補強信号抽
出手段からの垂直補強信号を記憶し、所定の順に出力す
る記憶手段と、記憶手段からの信号に対して、走査線補
間処理を行なう走査線補間手段と、記憶手段からの信号
と、走査線補間手段からの信号を入力し、所定のタイミ
ングで切替えて出力する第1切り替え手段と、第1切り
替え手段からの出力信号を遅延させる遅延手段と、遅延
手段からの信号と、走査線補間手段からの信号を入力
し、所定のタイミングで切り替えて出力する第2切り替
え手段と、第2切り替え手段より出力された信号に対応
する画像を表示する表示手段とを備えることを特徴とす
る。
【0045】請求項1に記載の映像信号処理装置におい
ては、記憶手段により、画像信号の主画部信号と補強信
号が記憶され、走査線補間手段により、記憶手段からの
信号に対して、走査線補間処理が行なわれ、第1切替え
手段により、記憶手段からの信号と、走査線補間手段か
らの信号が入力され、所定のタイミングで切替えて出力
される。また、遅延手段により、第1切り替え手段から
の出力信号が遅延され、第2切替え手段により、遅延手
段からの信号と走査線補間手段からの信号が入力され、
所定のタイミングで切り替えて出力される。従って、メ
モリ容量を削減することができる。
【0046】請求項3に記載の映像信号処理装置におい
ては、走査線補間手段により、記憶手段からの出力信号
に対して、3次元Y/C分離処理が施される。従って、
走査線補間処理とY/C分離処理を同一の回路で行うこ
とができ、メモリ容量を削減することができる。
【0047】請求項4に記載の映像信号処理装置におい
ては、遅延手段への入力信号を圧縮する圧縮手段と、遅
延手段からの出力信号を伸張する伸張手段とが設けられ
る。従って、遅延手段のメモリ容量を削減することがで
きる。
【0048】請求項5に記載のデコーダにおいては、抽
出手段により、画像信号から補強信号が抽出され、記憶
手段により、画像信号の主画部信号と抽出手段からの補
強信号が記憶され、所定の順に出力される。走査線補間
手段により、記憶手段からの信号に対して走査線補間処
理が行われ、第1切替え手段により、記憶手段からの信
号と走査線補間手段からの信号が入力され、所定のタイ
ミングで切替えて出力される。また、遅延手段により、
第1切り替え手段からの出力信号が遅延され、第2切替
え手段により、遅延手段からの信号と走査線補間手段か
らの信号が入力され、所定のタイミングで切り替えて出
力される。従って、メモリ容量を削減することができ
る。
【0049】請求項6に記載のデコーダにおいては、垂
直補強信号抽出手段により、画像信号から垂直補強信号
が抽出され、分離手段により、画像信号から色信号と輝
度信号が分離される。水平補強信号抽出手段により、色
信号から水平補強信号が抽出され、記憶手段により、画
像信号の主画部信号と垂直補強信号抽出手段からの垂直
補強信号が記憶され、所定の順に出力される。走査線補
間手段により、記憶手段からの信号に対して走査線補間
処理が行われ、第1切り替え手段により、記憶手段から
の信号と走査線補間手段からの信号が入力され、所定の
タイミングで切替えて出力される。また、遅延手段によ
り、第1切り替え手段からの出力信号が遅延され、第2
切り替え手段により、遅延手段からの信号と走査線補間
手段からの信号が入力され、所定のタイミングで切り替
えて出力される。従って、メモリ容量を削減することが
できる。
【0050】請求項7に記載のテレビジョン受像機にお
いては、抽出手段により、画像信号から補強信号が抽出
され、記憶手段により、画像信号の主画部信号と抽出手
段からの補強信号が記憶され、所定の順に出力される。
走査線補間手段により、記憶手段からの信号に対して、
走査線補間処理が行われ、第1切替え手段により、記憶
手段からの信号と走査線補間手段からの信号が入力さ
れ、所定のタイミングで切替えて出力される。遅延手段
により、第1切り替え手段からの出力信号が遅延され、
第2切替え手段により、遅延手段からの信号と走査線補
間手段からの信号が入力され、所定のタイミングで切り
替えて出力され、表示手段により、第2切り替え手段よ
り出力された信号に対応する画像が表示される。従っ
て、メモリ容量を削減することができる。
【0051】請求項8に記載のテレビジョン受像機にお
いては、垂直補強信号抽出手段により、画像信号から垂
直補強信号が抽出され、分離手段により、画像信号から
色信号と輝度信号が分離され、水平補強信号抽出手段に
より、色信号から水平補強信号が抽出され、記憶手段に
より、画像信号の主画部信号と垂直補強信号抽出手段か
らの垂直補強信号が記憶され、所定の順に出力される。
走査線補間手段により、記憶手段からの信号に対して走
査線補間処理が行われ、第1切り替え手段により、記憶
手段からの信号と走査線補間手段からの信号が入力さ
れ、所定のタイミングで切替えて出力される。遅延手段
により、第1切り替え手段からの出力信号が遅延され、
第2切り替え手段により、遅延手段からの信号と走査線
補間手段からの信号が入力され、所定のタイミングで切
り替えて出力され、表示手段により、第2切り替え手段
より出力された信号に対応する画像が表示される。従っ
て、メモリ容量を削減することができる。
【0052】
【発明の実施の形態】本発明は、画像信号処理装置全般
に適用して好適なものであるが、ここでは、画像信号処
理装置の一例として、実用段階を迎えようとしているP
ALplus方式テレビジョン受像機を主に取り上げて
説明を行う。PALplus方式テレビジョン受像機の
概要については、「欧米における次世代テレビ方式の動
向」として、テレビジョン学会誌Vol.46、No.
3、P.276乃至283(1992)に掲載されてい
る。
【0053】以下、図1乃至図9を参照して、本発明を
応用した映像信号処理装置、デコーダ、およびテレビジ
ョン受像機の実施例について説明する。なお、上述した
暫定方式案のPALplus方式テレビジョン受像機を
示す図と同一の部分には、同一の符号を付し、それらの
構成や動作の説明は適宜省略する。
【0054】図1は、PALplus方式のデコーダの
構成例を示すブロック図である。カラーデコーダ9は、
PALplus複合映像信号から、色搬送波の含まれる
帯域を単純なバンドパスフィルタにより抜き出し、色復
調を行うようになされている。この色信号にはクロスカ
ラーが混入している。カラープラス(Color Plus)処理
部1は、送信側で3次元プリコミングして送られてくる
複合映像信号から、送信側の特性に対応したフィールド
メモリを有する3次元フィルタを用いて輝度信号を取り
出す。また、同様のフィルタを用いてカラーデコーダ9
からの色信号から、クロスカラー成分を取り除くように
なされている。
【0055】ヘルパ信号処理部2(抽出手段)は、入力
された複合映像信号の上下無画部において色搬送信号に
より変調されて伝送される補強信号(ヘルパ信号)の復
調、およびその振幅の調整を行う。タイミングジェネレ
ータ3は、各種タイミング信号を発生し、出力する。モ
ードデコーダ4は、複合映像信号の垂直ブランキング部
分(例えば第23ライン)に多重されている識別制御信
号をデコードし、フィルムモードまたはカメラモードな
どの識別を行い、識別結果に対応する信号を出力する。
色信号走査線補間処理部5は、フィールド内走査線補間
処理により、1フィールドあたり215本であった主画
面を4/3倍の287本に変換する。輝度信号走査線補
間処理部6は、1フィールドあたり215本であった主
画面を、無画部に重畳されたヘルパ信号(72本分の輝
度情報)と併せて、287本の輝度信号からなるように
変換するようになされている。
【0056】フリッカーフリー処理部7は、色信号走査
線補間処理部5、および輝度信号走査線補間処理部6に
より得られた1フィールドあたり287本よりなる1
6:9の輝度信号(Y)、および色信号(UV)に対し
て、フィールド倍速変換処理を施し、1秒あたり100
フィールドのフィールド周波数に変換する。これによ
り、50Hzのフィールド周波数に起因する大面積フリ
ッカーを除去するようになされている。マトリックス
(MATRIX)部8は、フリッカーフリー処理部7よ
り供給されたフィールド倍速信号(2Y,2UV)をC
RT125(表示手段)に供給するための倍速RGB
(2R,2G,2B)信号に変換するようになされてい
る。
【0057】以上が一般的なPALplus方式テレビ
ジョン受像機の構成であるが、PALplus対応テレ
ビジョン受像機という呼称を得るために必須の構成部分
は、ヘルパ信号処理部2、色信号走査線補間処理部5、
および輝度信号走査線補間処理部6である。従って、こ
れらの必須構成部分を中心として、様々な構成のPAL
plusテレビジョン受像機が考えられる。本発明は、
これらの必須構成部分を含むあらゆる構成のテレビジョ
ン受像機を対象とするものであり、特に、輝度信号走査
線補間処理部6、色差信号走査線補間処理部5、および
カラープラス処理部1のメモリの使用量を減少する方式
に関するものである。以下、その具体例について説明す
る。
【0058】図2および図3を参照して本発明の映像信
号処理装置を応用したPALplus方式テレビジョン
受像機の実施例の構成について説明する。図2はPAL
plus方式テレビジョン受像機の要部である輝度信号
処理を行う走査線補間回路の構成例を示すブロック図で
あり、図3は図2に示した回路の各部における信号のラ
イン番号と時間の関係を示している。すなわち、図3に
おいて、縦軸はライン番号を示しており、横軸は時間を
示している。
【0059】図2において、本発明のPALplus方
式テレビジョン受像機の要部は、主画部(輝度信号)お
よびヘルパ信号が入力される入力部51、約半フィール
ドの遅延動作をする1/2フィールド遅延回路(D:D
elay)52(遅延量調節手段)、入力された所定の
フィールドに対応する信号を記憶し、ランダムに読み出
すことが可能なランダムアクセスフィールドメモリ(F
MIL)53(記憶手段)、入力された信号のいずれか
を切り替えて出力する切替スイッチ(SW)55(第1
切替え手段)、切替スイッチ56(第2切替え手段)、
垂直フィルタリング処理を実行する垂直フィルタリング
処理部(VF)54(走査線補間手段)、1フィールド
遅延フィールドメモリ(FM)57(遅延手段)、およ
び出力部58により構成される。
【0060】次に、その動作について説明する。図2に
おいて、入力部51には、輝度信号(Y)、およびヘル
パ信号(H)が入力される。入力部51では、輝度信号
(Y)の無画部にヘルパ信号(H)が重畳され、新たに
輝度信号(Y+H)とされ、A/D変換が行われる。こ
の輝度信号(Y+H)(例えば8ビットのディジタル信
号)は、1/2フィールド遅延回路52に入力される。
1/2フィールド遅延回路52では、入力信号に対する
遅延処理が行われる。すなわち、図2に示した各部での
処理による信号の遅延の総計が1フィールドになるよう
な調整が行われ、VTR(Video Tape Recorder)信号
等による同期信号の乱れによる画質劣化を回避するよう
な対応がなされている。
【0061】なお、1/2フィールド遅延回路52は、
後段にフリッカーフリー処理を行う部分を有する場合
や、VTRの接続を想定しない場合には必須ではない。
1/2フィールド遅延回路52を経た信号は、ランダム
アクセスフィールドメモリ53に入力される。ランダム
アクセスフィールドメモリ53においては、主画部の3
ラインに対してヘルパ信号が1ラインの割合で読み出さ
れ、いわゆるインタリーブ処理された画像が出力され
る。
【0062】Aフィールドの信号が出力されている期間
(以後A期間と呼ぶ)においては、2つの切替スイッチ
55,56はそれぞれ端子A側に切替えられ、FMIL
53の出力は、切替スイッチ55を介して1フィールド
遅延フィールドメモリ57に入力される。同時に、FM
IL53の出力は、垂直フィルタリング処理部54に入
力される。垂直フィルタリング処理部54においては、
FMIL53とFM57からの入力より、Aフィールド
フィルタ出力(AQMF)、およびBフィールドフィル
タ出力(BQMF)が計算され、出力される。
【0063】ただし、この垂直フィルタリング処理部5
4からの出力は、Bフィールドの出力がFMIL53よ
り出力されている期間(以後B期間と呼ぶ)にのみ有効
である。これは、次の理由による。すなわち、前述のA
フィールド期間にFM57に入力されたAフィールドの
映像は、B期間にVF54に達する。一方、B期間には
Bフィールドの映像がFMIL53より出力されるの
で、FM57からのAフィールドの映像とFMIL53
からのBフィールドの映像が同時にVF54に達し、前
述のフィルムモード処理に好適な入力となる。この入力
を得たVF54では、Aフィールドの信号に対する補間
結果としての信号AQMF、およびBフィールドの信号
に対する補間結果としての信号BQMFが同時に計算さ
れ、出力される。
【0064】有効な信号AQMFと信号BQMFが垂直
フィルタリング処理部54より得られるB期間において
は、切替スイッチ56は端子B側に切り替えられ、VF
54より出力されたAフィールドの信号に対する補間結
果としての信号AQMFは出力部58より出力される。
一方、VF54より出力されたBフィールドの信号に対
する補間結果としての信号BQMFは、B期間において
端子B側を選択している切替スイッチ55によりFM5
7に供給され、1フィールド遅延された後、次のA期間
において、端子A側に切替えられた切替スイッチ56に
より、出力部58に出力される。このA期間において
は、FM57より信号BQMFが出力されるため、垂直
フィルタリング処理は行われない。以上により、信号A
QMFと信号BQMFが出力部58より交互に出力され
ることになり、走査線補間出力を得る。
【0065】次に、図3を参照してこの過程を説明す
る。図3(a)は、FMIL53の入力信号であり、上
部ヘルパ、下部ヘルパ、および主画部から成る。図3
(b)は、FMIL53より各ラインが所定の順番で読
み出され、インタリーブ処理が施されたものであり、図
13の場合と同様の表現形式で表わしている。図3
(c)は、FM57の入力信号を示している。前述のよ
うに、A期間においては、FMIL53の出力が直接F
M57に書き込まれ、B期間においては、切替スイッチ
56により、垂直フィルタリング処理部54からの出力
信号BQMFが選択されてFM57に書き込まれる。
【0066】図3(d)は、FM57から読み出された
信号を示しており、図3(c)に示した信号を丁度1フ
ィールド分だけ遅らせたものとなる。図3(e)は、B
期間にVF54より出力される信号AQMFを示してい
る。図3(d)と図3(e)に示した信号をスイッチ5
6により交互に切り替えて出力することにより、図3
(f)に示すような出力信号を得る。
【0067】次に、図4および図5を参照して、本発明
を応用したPALplusテレビジョン受像機の走査線
補間回路の他の実施例の構成について説明する。この回
路においては、垂直走査線補間処理と3次元Y/C分離
処理(カラープラス処理)が行われる。入力部61は、
PALplus複合映像信号(CVBS)とヘルパ信号
(H)を入力し、PALplus複合映像信号(CVB
S)の無画部にヘルパ信号(H)を重畳し、新たに輝度
信号(CVBS+H)とし、ディジタル信号に変換した
後、出力する。また、色信号(UV)を入力し、ディジ
タル信号に変換した後、出力するようになされている。
【0068】1/2フィールド遅延回路62は、入力部
61より供給された信号(CVBS+H)および信号
(UV)をそれぞれ1/2フィールドだけ遅延して出力
する。ランダムアクセスフィールドメモリ(FMIL)
63は、1/2フィールド遅延回路62からの信号を記
憶する。FMIL63は、そこに記憶された信号が、そ
の主画部の情報が3ライン分に対して無画部の情報が1
ライン分の割合で順次読み出され、いわゆるインタリー
ブされた画像を出力するようになされている。
【0069】帯域分割フィルタ64,65は、入力され
た信号を、色搬送信号を含まない低周波領域(低域輝度
信号)と、それを含む高周波領域(高域輝度信号)に分
割する。加算器66は、帯域分割フィルタ64からの高
域輝度信号と、帯域分割フィルタ65からの高域輝度信
号を加算し、出力する。係数器67は、加算器66より
入力された高域輝度信号を、後述する動き検出器79に
より検出された輝度信号動き量に対応する振幅に調整す
るようになされている。
【0070】折り返し除去フィルタ68は、フィールド
間加算により、斜め線の連続性が滑らかでなくなるのを
緩和する。加算器69は、帯域分割フィルタ64からの
Bフィールド低域輝度信号と折り返し除去フィルタ68
からの高域輝度信号を加算して出力する。加算器83
は、帯域分割フィルタ65からのAフィールド低域輝度
信号と折り返し除去フィルタ68からの高域輝度信号を
加算して出力するようになされている。
【0071】垂直フィルタリング処理部(VF)70
は、加算器69からのBフィールド輝度信号と加算器8
3からのAフィールド輝度信号に基づいて、走査線補間
処理を実行し、補間結果としての信号BQMFと信号A
QMFを出力するようになされている。切替スイッチ7
1は、FMIL63からの出力信号とVF70からの出
力信号(BQMF)を切り替えて出力するようになされ
ている。切替スイッチ72は、後述する1フィールド遅
延フィールドメモリ(FM)73からの出力信号と、V
F70からの出力信号(AQMF)を切り替えて出力す
るようになされている。
【0072】1フィールド遅延フィールドメモリ73
は、切替スイッチ71からの出力信号および入力部61
より入力された色信号(UV)を記憶し、1フィールド
遅延した後、出力する。加算器(CADD)74は、F
MIL63からの信号と、FM73からの信号を加算
し、出力する。色差出力スイッチ(CSW)75は、後
述する動き検出器79からの色差切替信号に基づいて、
動き量に対応して、入力されたFM73からのAフィー
ルド色差信号およびFMIL63からのBフィールド色
差信号、または加算器74からのフレーム内平均色差信
号(IFA)を切り替えて出力するようになされてい
る。
【0073】垂直フィルタリング処理部(VFC)76
は、入力された色差信号に対して走査線補間処理を施
し、補間結果としての信号(BQMF_C)と信号(A
QMF__C)を出力する。切替スイッチ77は、VF
C76からの出力信号とFMIL63からの出力信号を
切り替えてFM73に供給するようになされている。切
替スイッチ78は、VFC76からの出力信号と、FM
73からの出力信号を切り替えて出力部82より出力す
るようになされている。
【0074】動き検出メモリ80は、加算器74より出
力された供給されたフレーム内平均色差信号(IFA)
を記憶し、1フレーム遅延した信号(IFA(−1))
にして動き検出器79に供給する。動き検出器79は、
加算器74から供給されたフレーム内平均色差信号(I
FA)と、動き検出メモリ80より供給された1フレー
ム前のフレーム内平均色差信号(IFA(−1))に基
づいて、動き量を検出し、対応する信号を係数器67お
よび色差出力スイッチ76に供給するようになされてい
る。
【0075】次に、その動作について説明する。入力部
61には、PALplus複合映像信号(CVBS)、
ヘルパ信号(H)、および色差信号(UV)が入力され
る。入力部61では複合PALplus映像信号(CV
BS)の無画部にヘルパ信号(H)が重畳され、これが
新たに輝度信号(CVBS+H)とされ、A/D変換が
行われる。色差信号(UV)もA/D変換されて出力さ
れる。
【0076】これらのディジタル信号は、1/2フィー
ルド遅延回路62に入力される。この部分では遅延処理
が行われ、図4に示した各部分での処理による信号の遅
延が1フィールドの整数倍になるような調整が行なわ
れ、前述したように、VTR信号等による、同期信号の
乱れによる画質劣化を回避するような対応がなされる。
1/2フィールド遅延回路62を経た輝度信号および色
差信号は、ランダムアクセスフィールドメモリ(FMI
L)63に入力される。ランダムアクセスフィールドメ
モリ63においては、主画部の信号が3ラインに対し
て、無画部の信号が1ラインの割合で読み出され、いわ
ゆるインタリーブされた画像が出力される。この後の説
明は、輝度信号と色差信号とに分けて行なう。
【0077】FMIL63を経た輝度信号は、帯域分割
フィルタ(Y_BSPLT_B)64、および切替スイ
ッチ(YSW1)71に入力される。Aフィールドの信
号がFMIL63から出力されている期間(以後A期間
とよぶ)においては、切替スイッチ71は端子A側に切
り替えられ、FMIL63からの出力は、切替スイッチ
71を介して1フィールド遅延フィールドメモリ(F
M)73に入力される。Bフィールドの信号がFMIL
63から出力されている期間(以後B期間とよぶ)に
は、1フィールド遅延フィールドメモリ(FM)73か
ら、先にFMILL63においてインタリーブ処理され
たAフィールドの映像が出力される。
【0078】上記の切替スイッチ71の制御により、B
期間には、帯域分割フィルタ64にAフィールドのイン
タリーブされた映像が、また、帯域分割フィルタ65に
Bフィールドのインタリーブされた映像がそれぞれ同時
に達し、前述のフィルムモード処理および、カラープラ
ス処理に好適な入力となる。B期間においては、Aフィ
ールドとBフィールドの高域輝度信号が加算器(YAD
D)66により加算され、色搬送波信号が取り除かれ、
動き検出器79による動き検出結果に基づいて所定の係
数が乗じられ、折り返し除去フィルタ(Y_VAA)を
経て、各フィールドの低域輝度成分と加算され、輝度信
号出力を得る。この結果はさらに、垂直フィルタリング
処理部(VF)70に入力され、補間結果としての信号
AQMF、および信号BQMFが同時に計算され、出力
される。
【0079】B期間においては、切替スイッチ72はB
側に切替えられ、信号AQMFが出力部81に出力され
る。同時に、信号(BQMF)は、切替スイッチ71を
経て1フィールド遅延フィールドメモリ(FM)73に
入力される。FM73から出力部81への出力は、A期
間において行われ、切替スイッチ72を経て信号(BQ
MF)が出力される。以上により、信号AQMFと信号
BQMFが交互に出力されることになり、カラープラス
処理、および走査線補間処理を経た結果が出力部81よ
り出力される。
【0080】次に色差信号について説明する。FMIL
63を経てインタリーブ処理を施された色差信号は、加
算器(CADD)74、色差出力スイッチ(CSW)7
5、および切替スイッチ(CSW1)77に入力され、
輝度信号の場合と同様にして、B期間において加算器7
4にAフィールドの映像とBフィールドの映像が同時に
入力される。これにより、前述のカラープラスの場合と
同様に、フレーム内平均色差信号(IFA)が計算され
る。色差信号(IFA)は、動き検出メモリ(FMM
D)80に書き込まれ、ここからの1フレーム遅延した
読み出し結果(IFA(−1))と色差信号(IFA)
が動き検出器(MD)79において比較され、動き量が
計算される。
【0081】この結果は例えば1ビットに量子化され、
色差切替信号として色差出力スイッチ75に供給され
る。この信号に基づいて、色差出力スイッチ75は接続
を切り替え、色差信号の3次元Y/C分離結果を得る。
これが垂直フィルタリング処理部(VFC)76に入力
され、各フィールドの垂直フィルタ出力AQMF(C)
と、BQMF(C)が計算される。色差信号用の切替ス
イッチ(CSW1)77、および切替スイッチ(CSW
2)78は、輝度信号の場合と同様に切り替えられ、補
間結果としての信号AQMF_Cと信号BQMF_Cが
交互に出力される。
【0082】次に、図5を参照して、動き検出のための
メモリ制御方法について説明する。図5(a)は、FM
IL63の入力信号であり、上部ヘルパと下部ヘルパお
よび主画部からなる。図5(b)は、FMIL63より
読み出されたインタリーブ処理を施されたもので、図1
5に示した場合と同様の表現形式で表している。図5
(c)は、1フィールド遅延フィールドメモリ(FM)
73への入力を示している。前述のように、A期間にお
いては、FMIL63の出力が直接書き込まれ、B期間
には、切替スイッチ71により、BQMFが選択されて
書き込まれる。
【0083】図5(d)は、FM73から読み出される
信号を示しており、図5(c)を丁度1フィールドだけ
遅らせたものとなる。フレーム内平均色差信号(IF
A)は、B期間において、図5(b)に示した信号と、
図5(d)に示した信号を加算することにより得られ
る。これを、図5(e)に示したように、動き検出メモ
リ(FMMD)80に書き込む。ここからの読み出し
は、1フレーム後に図5(f)に示したように行なう。
図5(e)に示した信号と図5(f)に示した信号の差
分をとることにより、動き検出の重要な要素であるIF
Aのフレーム間差分が、カラープラスの処理を行なうB
期間に得られることになる。
【0084】次に、図6を参照して、本発明の映像信号
処理装置を応用した走査線補間回路の他の実施例につい
て説明する。図6に示した走査線補間回路は、図2に示
した走査線補間回路において、1フィールド遅延フィー
ルドメモリ57の入出力部に、ビット数削減回路を設
け、1フィールド遅延フィールドメモリ57のメモリの
容量を減少させるようにしたものである。
【0085】ここでは、1例として8ビットの輝度信号
を4ビットに削減し、使用するメモリ量を半分に減らし
た例を示している。従って、図6において、フィールド
メモリ98は、図2に示したフィールドメモリ57の半
分のメモリ容量を有している。図6(b)は、このよう
なビット数削減のためのデータ圧縮エンコーダ97(圧
縮手段)の構成例を表している。また、図6(c)は、
データ圧縮デコーダ99(伸張手段)の構成例を表して
いる。
【0086】切替スイッチ95より出力された8ビット
の輝度信号は、データ圧縮エンコーダ97において、4
ビットの輝度信号に変換され、フィールドメモリ98に
供給される。フィールドメモリ98は、データ圧縮エン
コーダ97からの輝度信号を記憶し、1フィールド遅延
させた後、データ圧縮デコーダ99に供給する。データ
圧縮デコーダ99は、フィールドメモリ98からの信号
を元の信号に戻し、垂直フィルタリング処理部94に出
力する。以降の処理は、図2を参照して上述した場合と
同様であるので、その説明は省略する。
【0087】データ圧縮エンコーダ97においては、減
算器97aにおいて、入力された輝度信号と、予測器9
7eからの出力信号の差分が取られ、量子化器97bに
おいて4ビットの輝度信号に変換された後、出力され
る。この4ビットの輝度信号は、FM98に供給される
とともに、逆量子化器97cにも供給される。逆量子化
器97cに供給された4ビットの輝度信号は、元の信号
に戻された後、加算器97dに供給され、予測器97e
からの出力信号と加算され、減算器97aに供給され
る。
【0088】データ圧縮デコーダ99においては、FM
98より供給された4ビットの輝度信号が、逆量子化器
99aにおいて元の信号に戻された後、予測器99cか
らの出力信号と加算され、元の輝度信号に戻された後、
出力され、垂直フィルタリング処理部94および切替ス
イッチ96に入力される。
【0089】このように、輝度信号を圧縮してビット量
を削減することにより、必要とされるメモリ容量を削減
することができる。
【0090】上記実施例においては、輝度信号に対し、
ビット数削減を行なったが、色信号に対しても同様の処
理を行うことが可能である。また、ビット数削減の実施
例として、図6(b)、および図6(c)に示したよう
に、DPCM方式を上げたが、他の方式による実現も可
能であることは明らかである。DPCM方式に関して
は、公知資料(ディジタルテレビ技術、NHK放送技術
研究所編、日本放送出版協会刊)を参照した。従って、
ここではその説明は省略する。
【0091】図7は、本発明のデコーダを応用したED
TV−2用デコーダの一実施例の構成を示すブロック図
である。この実施例において、垂直補強信号抽出処理部
131(垂直補強信号抽出手段)は、入力された複合映
像信号から垂直補強信号を抽出し、輝度走査線補間処理
部6に供給する。3次元Y/C分離器132(分離手
段)は、入力された複合映像信号からY信号とC信号を
分離し、出力する。C信号には、水平補強信号(HH)
が含まれている。C/HH分離器134(水平補強信号
抽出手段)は、3次元Y/C分離器132から供給され
た信号から、C信号と水平補強信号(HH)を分離し、
C信号を色信号走査線補間処理部5に供給するととも
に、水平補強信号を加算器135に供給するようになさ
れている。
【0092】加算器135においては、3次元Y/C分
離器132からのY信号と、C/HH分離器134から
の水平補強信号が加算された後、輝度信号走査線補間処
理部6に供給される。識別制御信号処理部133は、複
合映像信号の垂直ブランキング部分(第22ライン目と
285ライン目)に多重されている識別制御信号をデコ
ードする。この識別制御信号には、EDTV−2方式で
あるか否かを示すデータや各種補強信号の有無を示すデ
ータ等が含まれている。識別制御信号処理部133は、
これらの情報をタイミングジェネレータ3に供給し、タ
イミングジェネレータ3は、各種タイミング信号を切り
替えて各部に供給するようになされている。
【0093】この実施例の走査線補間処理部10の内部
構成は、図1に示したPALplus用デコーダの場合
と同様に、図2,図4、および図6に示したものと基本
的には同様の構成となっている。その他の構成及び動作
は、図1を参照して上述した場合と基本的に同様である
のでその説明は省略する。
【0094】図8は、本発明のテレビジョン受像機を応
用したPALplus用テレビジョン受像機の一実施例
の構成を示すブロック図である。アンテナ121により
受信された放送電波に対応する信号は、チューナ122
に供給される。チューナ122は、アンテナ121より
供給された信号から所定のチャンネルに対応する信号を
選局し、VIF123に供給する。VIF123は、チ
ューナ122より入力された所定のチャンネルに対応す
る信号を中間周波数の信号に変換し、A/D変換器12
4に供給する。A/D変換器124は、VIF123よ
り供給された信号をディジタルの信号に変換した後、ヘ
ルパ信号処理部2、カラーデコーダ9、モードデコーダ
4、およびタイミングジェネレータ3に供給する。
【0095】カラーデコーダ9は、PALplus複合
映像信号から、色搬送波の含まれる帯域を単純なバンド
パスフィルタにより抜き出し、色復調を行う。ヘルパ信
号処理部2は、入力されたPALplus複合映像信号
からヘルパ信号を抽出し、輝度信号走査線補間処理部6
に供給する。カラープラス処理部1は、カラーデコーダ
9より入力されたPALplus複合映像信号から輝度
信号(Y)を取り出し、カラーデコーダ9より入力され
た色信号(UV)からクロスカラー成分を取り除いた
後、Y信号を輝度信号走査線補間処理部6に供給し、U
V信号を色信号走査線補間処理部5に供給する。
【0096】モードデコーダ4は、入力されたPALp
lus複合映像信号から識別制御信号をデコードし、モ
ード判別を行い、判別結果等に対応する信号を出力す
る。また、これらの情報をタイミングジェネレータ3に
供給する。タイミングジェネレータ3は、モードデコー
ダ4より供給された情報に基づいて各種の制御信号を生
成し、各部に供給する。
【0097】走査線補間処理部10は、図2、図4、ま
たは図6に示したような構成となっており、その構成お
よび動作は図2、図4、および図6を参照して上述した
場合と基本的に同様であるので、その詳細な説明は省略
するが、そこに入力された輝度信号および色信号に対し
て垂直フィルタリング処理を行い、フリッカーフリー処
理部7を介してマトリックス部8に供給する。マトリッ
クス部8は、入力された輝度信号および色信号をRGB
信号に変換し、CRT125に供給する。その結果、C
RT125には、マトリックス部8より供給されたRG
B信号に対応する画像が表示される。
【0098】図9は、本発明のテレビジョン受像機を応
用したEDTV−2用テレビジョン受像機の一実施例の
構成を示すブロック図である。アンテナ121により受
信された放送電波に対応する信号は、チューナ122に
供給される。チューナ122は、アンテナ121より供
給された信号から所定のチャンネルに対応する信号を選
局し、VIF123に供給する。VIF123は、チュ
ーナ122より入力された所定のチャンネルに対応する
信号を中間周波数の信号に変換し、A/D変換器124
に供給する。A/D変換器124は、VIF123より
供給された信号をディジタルの信号に変換した後、垂直
補強信号抽出処理部131、3次元Y/C分離器13
2、識別制御信号処理部133、およびタイミングジェ
ネレータ3に供給する。
【0099】垂直補強信号抽出処理部131は、入力さ
れた複合映像信号から垂直補強信号を抽出し、輝度信号
走査線補間処理部6に供給する。3次元Y/C分離器1
32は、入力された複合映像信号をY信号とC信号に分
離し、Y信号を加算器135に供給し、C信号をC/H
H分離器134に供給する。C/HH分離器134にお
いては、C信号に含まれる水平補強信号(HH)が分離
され、分離された水平補強信号は加算器135に供給さ
れ、C信号は、色信号走査線補間処理部7に供給され
る。加算器135において、3次元Y/C分離器132
より供給されたY信号と、C/HH分離器134より供
給された水平補強信号が加算された後、輝度信号走査線
補間処理部6に供給される。
【0100】走査線補間処理部10は、図2、図4、ま
たは図6に示したような構成となっており、その構成お
よび動作は図2、図4、および図6を参照して上述した
場合と基本的には同様であるので、その詳細な説明は省
略するが、そこに入力された輝度信号および色信号に対
して垂直フィルタリング処理を行い、マトリックス部8
に供給する。マトリックス部8は、入力された輝度信号
および色信号をRGB信号に変換し、CRT125に供
給する。その結果、CRT125には、マトリックス部
8より供給されたRGB信号に対応する画像が表示され
る。
【0101】以上説明したように、本発明によれば、走
査線補間処理に必要なメモリ容量を削減することが可能
である。また、別々に処理されていたヘルパ信号処理と
カラープラス処理を所定のメモリ制御の下で統合して処
理するようにしたので、メモリを合理的に管理すること
が可能となり、システムの効率的な運用を図ることがで
きるとともに、使用するフィールドメモリ数を削減する
ことができる。さらに、1フィールド遅延を行なうため
のフィールドメモリに入力されるデータ量を、DPCM
等のデータ圧縮技術により削減することにより、さらに
フィールドメモリ量を削減することが可能となる。
【0102】なお、上記実施例においては、DPCM方
式によるビット数削減を行うようにしたが、他の方法に
よりビット数を削減することも可能である。
【0103】また、本発明は、例えばビデオテープレコ
ーダやその他の電子機器に対しても適用可能である。
【0104】さらに、上記各実施例において用いた具体
的な数値は一例であって、これに限定されるものではな
い。
【0105】
【発明の効果】請求項1に記載の映像信号処理装置によ
れば、走査線補間手段により、記憶手段からの信号に対
して、走査線補間処理が行なわれ、第1切替え手段によ
り、記憶手段からの信号と、走査線補間手段からの信号
が入力され、所定のタイミングで切替えて出力され、遅
延手段により、第1切り替え手段からの出力信号が遅延
され、第2切替え手段により、遅延手段からの信号と走
査線補間手段からの信号が入力され、所定のタイミング
で切り替えて出力されるようにしたので、メモリ容量を
削減することができる。従って、装置のコストを削減す
ることが可能となる。
【0106】請求項3に記載の映像信号処理装置によれ
ば、走査線補間手段により、記憶手段からの出力信号に
対して3次元Y/C分離処理が施されるようにしたの
で、走査線補間処理とY/C分離処理を同一の回路で行
うことができ、メモリ容量を削減することができる。従
って、装置のコストを削減することが可能となる。
【0107】請求項4に記載の映像信号処理装置によれ
ば、圧縮手段により、遅延手段への入力信号を圧縮し、
伸張手段により、遅延手段からの出力信号を伸張するよ
うにしたので、メモリ容量を削減することが可能とな
る。従って、装置のコストを削減することが可能とな
る。
【0108】請求項5に記載のデコーダによれば、走査
線補間手段により、記憶手段からの信号に対して走査線
補間処理が行われ、第1切替え手段により、記憶手段か
らの信号と走査線補間手段からの信号が入力され、所定
のタイミングで切替えて出力される。また、遅延手段に
より、第1切り替え手段からの出力信号が遅延され、第
2切替え手段により、遅延手段からの信号と走査線補間
手段からの信号が入力され、所定のタイミングで切り替
えて出力されるようにしたので、メモリ容量を削減する
ことができる。従って、装置のコストを削減することが
可能となる。
【0109】請求項6に記載のデコーダによれば、走査
線補間手段により、記憶手段からの信号に対して走査線
補間処理が行われ、第1切り替え手段により、記憶手段
からの信号と走査線補間手段からの信号が入力され、所
定のタイミングで切替えて出力される。また、遅延手段
により、第1切り替え手段からの出力信号が遅延され、
第2切り替え手段により、遅延手段からの信号と走査線
補間手段からの信号が入力され、所定のタイミングで切
り替えて出力されるようにしたので、メモリ容量を削減
することができる。従って、装置のコストを削減するこ
とが可能となる。
【0110】請求項7に記載のテレビジョン受像機によ
れば、走査線補間手段により、記憶手段からの信号に対
して走査線補間処理が行われ、第1切替え手段により、
記憶手段からの信号と走査線補間手段からの信号が入力
され、所定のタイミングで切替えて出力される。遅延手
段により、第1切り替え手段からの出力信号が遅延さ
れ、第2切替え手段により、遅延手段からの信号と走査
線補間手段からの信号が入力され、所定のタイミングで
切り替えて出力されるようにしたので、メモリ容量を削
減することができる。従って、装置のコストを削減する
ことが可能となる。
【0111】請求項8に記載のテレビジョン受像機によ
れば、走査線補間手段により、記憶手段からの信号に対
して走査線補間処理が行われ、第1切り替え手段によ
り、記憶手段からの信号と走査線補間手段からの信号が
入力され、所定のタイミングで切替えて出力される。遅
延手段により、第1切り替え手段からの出力信号が遅延
され、第2切り替え手段により、遅延手段からの信号と
走査線補間手段からの信号が入力され、所定のタイミン
グで切り替えて出力されるようにしたので、メモリ容量
を削減することができる。従って、装置のコストを削減
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像信号処理装置を応用したデコーダ
の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例の走査線補間処理部の構成例を示
すブロック図である。
【図3】図1の実施例におけるメモリ制御方法の詳細を
示す模式図である。
【図4】図1の実施例のカラープラス処理部と走査線補
間処理部の構成例を示すブロック図である。
【図5】図4の実施例におけるメモリ制御方法の詳細を
示す模式図である。
【図6】図1の実施例の走査線補間処理部の他の構成例
を示すブロック図である。
【図7】本発明のデコーダを応用したEDTV2方式の
デコーダの構成例を示すブロック図である。
【図8】本発明のテレビジョン受像機を応用したPAL
plus方式テレビジョン受像機の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図9】本発明のテレビジョン受像機を応用したEDT
V2方式テレビジョン受像機の構成例を示すブロック図
である。
【図10】従来の暫定方式のPALplus方式テレビ
ジョン受像機の要部を示すブロック図である。
【図11】PALplus方式の放送信号の構成とイン
タリーブ処理の方法を説明するための図である。
【図12】PALplus放送信号のフレーム構成を示
す図である。
【図13】PALplus方式テレビジョン受像機の走
査線補間処理部の概略を示す図である。
【図14】メモリ動作を表す摸式図におけるライン番号
の定義を示す図である。
【図15】インタリーブ処理された状態を摸式的に表し
た図である。
【図16】フィルムモードにおけるメモリへの書き込み
のタイミングを説明するための図である。
【図17】フィルムモードにおけるメモリからの読み出
しのタイミングを説明するための図である。
【図18】PALplus方式テレビジョン受像機にお
けるカラープラス処理部の構成例を示すブロック図であ
る。
【図19】カラープラス処理におけるメモリコントロー
ルを摸式的に説明した図である。
【図20】カラープラス処理と走査線補間処理を組み合
わせて行なった場合の処理系の構成例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 カラープラス処理部 2 ヘルパ信号処理部 3 タイミングジェネレータ 4 モードデコーダ 5 色信号走査線補間処理部 6 輝度信号走査線補間処理部 7 フリッカーフリー処理部 8 マトリックス部 9 カラーデコーダ 10 走査線補間処理部 11 入力部 12 フィールドメモリ 13,14 フィールドランダムアクセスメモリ 15 垂直フィルタリング処理部 16 出力部 21 フィールドメモリ 22,23 帯域分割フィルタ 24,27,28,30 加算器 25 係数器 26 折り返し除去フィルタ 29 フィールドメモリ 31 色差出力スイッチ 32 動き検出器 33 動き検出メモリ 41 入力部 45,46 フィールドメモリ 47 色信号垂直フィルタリング処理部 51 入力部 52 1/2フィールド遅延回路 53 ランダムアクセスフィールドメモリ 54 垂直フィルタリング処理部 55,56 切替スイッチ 57 フィールドメモリ 58 出力部 61 入力部 62 1/2フィールド遅延回路 63 ランダムアクセスフィールドメモリ 64,65 帯域分割フィルタ 66,69,74,83 加算器 67 係数器 68 折り返し除去フィルタ 70 垂直フィルタリング処理部 71,72 切替スイッチ 73 フィールドメモリ 75 色差出力スイッチ 76 色信号垂直フィルタリング処理部 77,78 切替スイッチ 79 動き検出器 80 動き検出メモリ 81,82 出力部 91 入力部 92 1/2フィールド遅延回路 93 ランダムアクセスフィールドメモリ 94 垂直フィルタリング処理部 95,96 切替スイッチ 97 データ圧縮エンコーダ 97a 減算器 97b 量子化器 97c 逆量子化器 97d 加算器 97e 予測器 98 フィールドメモリ 99 データ圧縮デコーダ 99a 逆量子化器 99b 加算器 99c 予測器 100 出力部 121 アンテナ 122 チューナ 123 VIF 124 A/D変換器 125 CRT 131 垂直補強信号抽出処理部 132 3次元Y/C分離器 133 識別制御信号処理部 134 C/HH分離器 135 加算器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号に重畳された補強信号を用いて
    走査線補間を行ない、画像のアスペクト比を変換する映
    像信号処理装置において、 前記画像信号の主画部信号と前記補強信号を記憶し、所
    定の順に出力する記憶手段と、 前記記憶手段からの信号に対して、走査線補間処理を行
    なう走査線補間手段と、 前記記憶手段からの信号と、前記走査線補間手段からの
    信号を入力し、所定のタイミングで切替えて出力する第
    1切替え手段と、 前記第1切り替え手段からの出力信号を遅延させる遅延
    手段と、 前記遅延手段からの信号と、前記走査線補間手段からの
    信号を入力し、所定のタイミングで切り替えて出力する
    第2切替え手段とを備えることを特徴とする映像信号処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段、走査線補間手段、第1切
    り替え手段、遅延手段、および第2切り替え手段におけ
    る処理によってそれぞれ生ずる遅延量の合計を所定の値
    に調節する遅延量調節手段をさらに備えることを特徴と
    する請求項1に記載の映像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 前記走査線補間手段は、前記記憶手段か
    らの出力信号に対して、3次元Y/C分離処理を施すこ
    とを特徴とする請求項1に記載の映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記遅延手段への入力信号を圧縮する圧
    縮手段と、 前記遅延手段からの出力信号を伸張する伸張手段とを備
    えることを特徴とする請求項1に記載の映像信号処理装
    置。
  5. 【請求項5】 画像信号に重畳された補強信号を用いて
    走査線補間を行ない、画像のアスペクト比を変換するデ
    コーダにおいて、 前記画像信号から前記補強信号を抽出する抽出手段と、 前記画像信号の主画部信号と前記抽出手段からの前記補
    強信号を記憶し、所定の順に出力する記憶手段と、 前記記憶手段からの信号に対して、走査線補間処理を行
    なう走査線補間手段と、 前記記憶手段からの信号と、前記走査線補間手段からの
    信号を入力し、所定のタイミングで切替えて出力する第
    1切替え手段と、 前記第1切り替え手段からの出力信号を遅延させる遅延
    手段と、 前記遅延手段からの信号と、前記走査線補間手段からの
    信号を入力し、所定のタイミングで切り替えて出力する
    第2切替え手段と、 を備えることを特徴とするデコーダ。
  6. 【請求項6】 画像信号に重畳された補強信号を用いて
    走査線補間を行ない、画像のアスペクト比を変換するデ
    コーダにおいて、 画像信号から垂直補強信号を抽出する垂直補強信号抽出
    手段と、 前記画像信号から色信号と輝度信号を分離する分離手段
    と、 前記色信号から水平補強信号を抽出する水平補強信号抽
    出手段と、 前記画像信号の主画部信号と前記垂直補強信号抽出手段
    からの前記垂直補強信号を記憶し、所定の順に出力する
    記憶手段と、 前記記憶手段からの信号に対して、走査線補間処理を行
    なう走査線補間手段と、 前記記憶手段からの信号と、前記走査線補間手段からの
    信号を入力し、所定のタイミングで切替えて出力する第
    1切り替え手段と、 前記第1切り替え手段からの出力信号を遅延させる遅延
    手段と、 前記遅延手段からの信号と、前記走査線補間手段からの
    信号を入力し、所定のタイミングで切り替えて出力する
    第2切り替え手段とを備えることを特徴とするデコー
    ダ。
  7. 【請求項7】 画像信号に重畳された補強信号を用いて
    走査線補間を行ない、画像のアスペクト比を変換するテ
    レビジョン受像機において、 画像信号から前記補強信号を抽出する抽出手段と、 前記画像信号の主画部信号と前記抽出手段からの前記補
    強信号を記憶し、所定の順に出力する記憶手段と、 前記記憶手段からの信号に対して、走査線補間処理を行
    なう走査線補間手段と、 前記記憶手段からの信号と、前記走査線補間手段からの
    信号を入力し、所定のタイミングで切替えて出力する第
    1切替え手段と、 前記第1切り替え手段からの出力信号を遅延させる遅延
    手段と、 前記遅延手段からの信号と、前記走査線補間手段からの
    信号を入力し、所定のタイミングで切り替えて出力する
    第2切替え手段と、 前記第2切り替え手段より出力された前記信号に対応す
    る画像を表示する表示手段とを備えることを特徴とする
    テレビジョン受像機。
  8. 【請求項8】 画像信号に重畳された補強信号を用いて
    走査線補間を行ない、画像のアスペクト比を変換するテ
    レビジョン受像機において、画像信号から垂直補強信号
    を抽出する垂直補強信号抽出手段と、 前記画像信号から色信号と輝度信号を分離する分離手段
    と、 前記色信号から水平補強信号を抽出する水平補強信号抽
    出手段と、 前記画像信号の主画部信号と前記垂直補強信号抽出手段
    からの前記垂直補強信号を記憶し、所定の順に出力する
    記憶手段と、 前記記憶手段からの信号に対して、走査線補間処理を行
    なう走査線補間手段と、 前記記憶手段からの信号と、前記走査線補間手段からの
    信号を入力し、所定のタイミングで切替えて出力する第
    1切り替え手段と、 前記第1切り替え手段からの出力信号を遅延させる遅延
    手段と、 前記遅延手段からの信号と、前記走査線補間手段からの
    信号を入力し、所定のタイミングで切り替えて出力する
    第2切り替え手段と、 前記第2切り替え手段より出力された前記信号に対応す
    る画像を表示する表示手段とを備えることを特徴とする
    テレビジョン受像機。
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