JPH0965143A - 地図原稿種判定付画像処理装置 - Google Patents

地図原稿種判定付画像処理装置

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JPH0965143A
JPH0965143A JP7217988A JP21798895A JPH0965143A JP H0965143 A JPH0965143 A JP H0965143A JP 7217988 A JP7217988 A JP 7217988A JP 21798895 A JP21798895 A JP 21798895A JP H0965143 A JPH0965143 A JP H0965143A
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processing apparatus
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JP7217988A
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Satoshi Ouchi
敏 大内
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレスキャン時に原稿が地図原稿であるか否
かを判定し、地図原稿であれば、本スキャン時にそれに
合った処理を行う装置を提供することを目的としてい
る。更には、1ドラム方式のカラー複写機において、初
版を作像すると同時に原稿判定を行い、地図原稿と判定
されれば、二回目以降の作像処理において、それに合っ
た処理を行う装置を提供することを目的とする。 【構成】 画像読取装置により原稿をデジタル信号にて
読出し原稿が地図であるか否かを判定する原稿判定手段
と原稿判定手段の判定結果に基づいて処理を切り替える
画像処理装置において、原稿判定結果に応じて空間フィ
ルタによるエッジ強調の度合いを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理装置に関し、
特に原稿が地図か否かを判定し、判定結果に応じて処理
方法を切り替える画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開昭63−20523
7号公報のように、文字領域と中間調領域を分離し、処
理を切り替えるものがある。しかし、この種の装置は原
稿中の文字領域の頻度は分かるが、それにより原稿が地
図であるか否かを判定するには無理があり、結果的に、
自動で原稿を判別する装置としては使えない。
【0003】また、従来のカラー複写機として、原稿種
に応じて処理を切り替える仕組を持つものがあるが、こ
れは原稿タイプを4つ(文字/写真、文字、写真、地
図)のモードに分類し、ユーザーがキー操作により、指
定するモードに従って、空間フイルタの強さやスクリー
ン線数を切り替えている。
【0004】カラー複写機などにおいては、文字原稿や
写真原稿に加え、地図原稿も頻繁に扱われる原稿の一つ
である。原稿の高画質化を考慮した場合、文字原稿と地
図原稿は、処理を切り替えた方が好ましい。これは一つ
には、地図は基本的に印刷原稿であるため、周期性のあ
る網点部が含まれるためである。これに対して、文字原
稿にはそのような部分が無いので、例えば、強いエッジ
強調をかけても問題はないが、前者の地図には、網点部
にモアレが発生する。従って、原稿が地図であると判明
すれば(文字処理とも異なる)、最適な処理を施すこと
ができる。
【0005】従来から、原稿をスキャナで読み取った画
像信号を利用して、原稿中の文字領域を検出する装置
が、多数提案されている。例えば、特開昭63−205
237号公報に記載されている装置おいては、画素の連
続性を利用して文字領域を検出し、中間調領域と処理を
切り替えるている。この装置の文字/非文字の判定結果
を利用して、例えば、原稿全体の文字画素の計数値から
地図原稿を判定しようとしても、文字原稿と地図原稿の
区別は、その特徴量の性質上困難である。
【0006】換言すると、このような装置に限らず、従
来技術には、地図原稿を他の原稿から、正確に、区別認
識する技術は見当らない。一方、カラー複写機の中に
は、ユーザーに「地図モード」を指定させる方法も存在
する。これはユーザーに煩わしさを感じさせたり、ま
た、高速化のためにも好ましいことではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、プレ
スキャン時に、原稿が地図原稿であるか否かを判定し、
もし、地図原稿であれば、本スキャン時に、それにあっ
た処理を行う装置を提供することを目的としている。更
には、1ドラム方式のカラー複写機において、初版を作
像すると同時に原稿判定を行い、もし、地図原稿と判定
されれば、二回目以降の作像処理において、それにあっ
た処理を行う装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、画
像読取装置により原稿をデジタル信号にて読出し原稿が
地図であるか否かを判定する原稿判定手段と原稿判定手
段の判定結果に基づいて処理を切り替える画像処理装置
において、原稿判定結果に応じて空間フィルタによるエ
ッジ強調の度合いを制御することとした。
【0009】請求項2の発明では、画像読取装置により
原稿をデジタル信号にて読出し原稿が地図であるか否か
を判定する原稿判定手段と原稿判定手段の判定結果に基
づいて処理を切り替える画像処理装置において、原稿が
地図であると判定した場合、ディザ処理のディザサイズ
を小さくすることとした。
【0010】請求項3の発明では、画像読取装置により
原稿をデジタル信号にて読出し原稿が地図であるか否か
を判定する原稿判定手段と原稿判定手段の判定結果に基
づいて処理を切り替える画像処理装置において、原稿が
地図であると判定した場合、誤差拡散法により処理を行
うこととした。
【0011】請求項4の発明では、画像読取装置により
原稿をデジタル信号にて読出し原稿が地図であるか否か
を判定する原稿判定手段と原稿判定手段の判定結果に基
づいて処理を切り替える画像処理装置において、原稿が
地図であると判定した場合、誤差拡散法のマトリクスサ
イズを小さくすることとした。
【0012】請求項5の発明では、原稿の判定はプリス
キャン時に行うこととした。
【0013】請求項6の発明では、原稿の判定は初版の
作像を伴うファ−ストスキャン時に行うこととした。
【0014】請求項7の発明では、原稿の判定は原稿中
の色数から判定することとした。
【0015】請求項8の発明では、原稿の判定は原稿中
の線状パターンの頻度から判定することとした。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明によれば、原稿が地図であ
るか否かを判定する原稿判定手段により、原稿が地図で
あると判定した場合、地図原稿用の空間フィルタを自動
的に選択して、空間フィルタによるエッジ強調の度合い
を制御することが可能となる。
【0017】請求項2記載の発明によれば、原稿判定手
段により原稿が地図であると判定した場合、複数のディ
ザ処理から特定のディザ処理を選択する手段により、中
間調処理としてサイズの異なる2種類以上のディザ処理
から地図原稿用にサイズの小さなディザを選択すること
が可能となる。
【0018】請求項3記載の発明によれば、原稿が地図
であるか否かを判定する原稿判定手段と原稿判定手段の
判定結果に基づいて画像処理を切り替えることにより、
原稿が地図であると判定した場合、地図原稿用に誤差拡
散法による処理を選択することが可能となる。
【0019】請求項4記載の発明によれば、画像読取装
置により原稿をデジタル信号にて読出し原稿が地図であ
るか否かを判定する原稿判定手段と原稿判定手段の判定
結果に基づいて処理を切り替える画像処理装置におい
て、マトリクスサイズ選択手段により原稿が地図である
と判定した場合、誤差拡散法のマトリクスサイズを小さ
くすることが可能となる。
【0020】請求項5記載の発明によれば、原稿の判定
はプリスキャン時に行うため、初版再生時に、原稿種を
判明することが可能となる。
【0021】請求項6記載の発明によれば、原稿の判定
は初版の作像を伴うファ−ストスキャン時に行うため、
高速に画像を得ることが可能となる。
【0022】請求項7記載の発明によれば、原稿の判定
は原稿中の色数から判定するため、地図原稿を高精度に
判別することが可能となる。
【0023】請求項8記載の発明によれば、原稿の判定
は原稿中の線状パターンの頻度から判定するため、原稿
を高精度に判別することが可能となる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。本発明は
画像を再生する系と並列に地図原稿か否かを判定する装
置を設け、プレスキャンあるいは初版作像時に判定装置
を作動させ、後の画像作像処理にフィードバックをかけ
るようにしたものである。本発明が適用されるカラー画
像処理装置の機能ブロック図を図1に示す。カラースキ
ャナ等の画像入力装置1から、反射率に対しリニアなR
GBデータが対数変換部2に入力される。RGBデータ
は対数変換部2で対数変換され、濃度リニアなRGBデ
ータが生成される。空間フィルタ3において、このRG
Bデータに対し、エッジ強調処理を行う。ここで空間フ
ィルタは2種類以上備えているものとし、地図原稿か否
かで、施すエッジ強調の程度を切り替える。このように
原稿判定結果に応じて空間フィルタによるエッジ強調の
度合いを制御するのが請求項1記載の発明である。尚、
実施例の詳細については後述することにする。色補正/
墨補正部4ではカラー画像入力装置とカラー画像出力装
置の特性を考慮し、RGB信号を補色のYMC信号に変
換する。
【0025】色補正方法には線形近所謂マスキング法や
四面体補間法、三角柱補間法などがあり、これらの補正
方法を利用して色補正を行う。同時に、K信号はmin
(C,M,Y)に適当な乗数を掛けることにより算出す
る。UCR部5において、YMC信号から下色除去を行
ってYMCBk信号を生成する。
【0026】UCR部5から出力された信号は、中間調
処理部6に入力され、中間調処理部6において、ディザ
処理と出力装置の特性に適した濃度変換処理を施して、
画像出力装置7にデータを送る。ここでディザは少なく
とも2種類以上備えているものとし、地図原稿か否か
で、施すディザの種類(サイズ)を切り替える。また、
本スキャンに先立って、プレスキャン時に、地図原稿判
定回路8により原稿が地図原稿であるか否かを判定す
る。このように原稿の判定をプレスキャン時に行なうの
が請求項5記載の発明である。
【0027】次に、本発明の地図原稿判定回路8の実施
例について説明する。地図原稿判定回路8は、地図原稿
が以下のような特徴を持つことを利用して、判定するも
のである。 (1)自然画に比べて一般に色数が少なく限定されてい
る。所謂多色画である。 (2)道路、等高線、文字な
ど線で記述されている部分が多い。地図原稿判定回路
は、両者の特徴のアンドを取って、読み込まれた原稿が
地図原稿か否かを判定する。地図原稿判定の実施例を図
2に示す。多色画像判定ブロックには、出願人の先願、
特開昭64−57383号公報に記載された技術を利用
する。要するに、多色画を読み込んだ場合、濃度のヒス
トグラムをとると、色数がある程度限定しているため
に、山、谷のピークとその幅に特徴がでるので、これを
使って判定を行うものである。
【0028】一方、原稿が文字原稿であれば、基本的
に、文字原稿は文字の色と白地の二つのピークを持ち、
しかも、山が高く、幅が狭い、という特徴がある。この
ほかにも多色画像判定ブロックとして、特開昭64−6
7689号公報、特開昭64−62784号公報、特開
昭64−70889号公報等に記載された発明を利用し
てもよい。いずれも、プリスキャン時に、多色画である
か否かを判定することができる。このように原稿の判定
は原稿中の色数から判定することとしたのが請求項7記
載の発明である。
【0029】次に線画画像判定の実施例について説明す
る。図3は線画画像判定のブロック図で、原稿画像デー
タの入力側から順に、MTF補正処理回路12、二値化
回路13、パターンマッチング回路14、線画画素計数
器15、比較器16からなる。この線画画像判定の基本
的なアルゴリズムは、線状に属す画素を、パターンマッ
チングで検出し、この線状にあたる画素の計数値を基に
判定を行なう。この実施例では2値化処理を行なう前に
以下のようなMTF補正を施すしておく。
【0030】次に、所定の閾値で2値化を行ない、2値
化後のデータをラインバッファに蓄え、パターンマッチ
ングにより局所的に線状部を検出する。図4に線画判定
するために準備するパターンの実施例を示すが、これら
は縦横の線を検出するものであり、その他斜め線などを
検出するパターンを準備することも有効である。さら
に、パターンマッチングした画素を原稿全面に渡って計
数し、所定の閾値によって比較し、線画であるか否かを
判定する。尚、図4(a)、図4(b)は、パターンマ
ッチングした場合、中心画素を線画画素とする実施例を
示している(図4(a)は垂直方向、図4(b)は水平
方向)。このように原稿の判定は原稿中の線状パターン
の頻度から判定することとしたのが請求項8記載の発明
である。
【0031】次に、地図原稿/非地図原稿に応じた空間
フィルタ切り替え例について説明する。ここでは説明を
簡単にするため、非地図原稿は一般の絵柄原稿に等しい
として、それぞれに対して処理を切り替える例を説明す
る。地図原稿は一般の絵柄原稿よりもよりコントラスト
をつけて再生した方が見やすい或いはよみやすい画像と
なる。しかしながら、地図原稿には大概の場合におい
て、網点部が含まれることが多い。このため、これらの
ことを考慮して、中程度のエッジ強調フィルタをかける
ことが好ましい。図5に地図原稿用空間フィルタの空間
周波数特性の例を示す。図5において、縦軸は、空間フ
ィルタのMTFを表し、横軸は、空間周波数を表してい
る。
【0032】これに対して、一般絵柄用の空間フィルタ
は、後のディザ処理にも影響されるが、地図用のそれよ
りも、更に、弱エッジ強調フィルタをかける(この場合
の空間周波数と空間フィルタのMTFの関係を実線Bで
示す)。比較として、文字原稿用の空間フィルタ(この
場合の空間周波数と空間フィルタのMTFの関係を実線
Cで示す)を図5に示す。このように画像読取装置によ
り原稿をデジタル信号にて読出し原稿が地図であるか否
かを判定する原稿判定手段と原稿判定手段の判定結果に
基づいて処理を切り替える画像処理装置において、原稿
判定結果に応じて空間フィルタによるエッジ強調の度合
いを制御するようにしたのが請求項1記載の発明であ
る。
【0033】地図原稿/非地図原稿に応じたディザ処理
の切り替え例について説明する。地図原稿は階調性より
も解像度を優先して再生した方が見やすい画像となる例
えば、解像度が400dpiのプリンタであれば、地図
原稿には1ドット単位のディザを、そうでない原稿には
2×1のディザ処理(200dpiの万線型になる)を
行なえばよい。勿論、サイズはこれに限定されるもので
はなく、地図原稿には一般の絵柄原稿よりも小サイズの
ディザ処理を施せば、本発明の趣旨に適合する。このよ
うに画像読取装置により原稿をデジタル信号にて読出し
原稿が地図であるか否かを判定する原稿判定手段と原稿
判定手段の判定結果に基づいて処理を切り替える画像処
理装置において、原稿が地図であると判定した場合ディ
ザ処理のディザサイズを小さくすることとしたのが請求
項2記載の発明である。
【0034】地図原稿/非地図原稿に応じた誤差拡散/
ディザ処理の切り替え例について説明する。地図原稿に
対して、解像度を優先して画像を再生する処理として、
誤差拡散型の中間調処理も有効である。一般的には、サ
イズの大きいディザ処理よりも、誤差拡散法の方が解像
度的に良い。例えば、地図原稿には誤差拡散法による処
理を、そうでない原稿には上記の2×1のディザ処理を
行なえばよい。
【0035】誤差拡散法の処理ブロックを図6に示す。
図6において、入力画像データXijは、量子化器17
によって量子化され、その出力データは、誤差演算処理
部18に入力される。誤差演算処理されたデータは、誤
差バッファに記憶され、その後、重み付け処理部20に
おいて各画素データが重み付け処理される。図6の実施
例では閾値が一つの2値化であるが、必要に応じて閾値
を設け、多値出力にすることも可能である。また、誤差
拡散法と類似の方法に平均誤差最小法があるが、この方
法を地図原稿用の処理に利用してもよい。このように画
像読取装置により原稿をデジタル信号にて読出し原稿が
地図であるか否かを判定する原稿判定手段と原稿判定手
段の判定結果に基づいて処理を切り替える画像処理装置
において、原稿が地図であると判定した場合、誤差拡散
法により処理を行うこととしたのが請求項3記載の発明
である。
【0036】地図原稿/非地図原稿に応じた誤差拡散処
理の切り替え例について説明する。地図原稿に対して解
像度を優先して再生する場合、誤差拡散法の中で解像度
を更によくする方法もある。これは重み付け処理を行な
う際のマトリクスサイズを小さくすることで達成でき
る。重み付け処理用マトリクスの例を次に示す。 従って、上記のような2種類のサイズのマトリクスを用
意し、地図原稿であれば、小サイズのマトリクス1を用
いるような切り替えを行なう。勿論、サイズはこれに限
定されるものではなく、地図原稿には、一般の絵柄原稿
よりも小サイズの重み付けマトリクスを使用すれば、本
発明の趣旨に適合する。このように画像読取装置により
原稿をデジタル信号にて読出し原稿が地図であるか否か
を判定する原稿判定手段と原稿判定手段の判定結果に基
づいて処理を切り替える画像処理装置において、原稿が
地図であると判定した場合、誤差拡散法のマトリクスサ
イズを小さくすることとしたのが請求項4記載の発明で
ある。
【0037】以上はプリスキャン時に地図原稿か否かを
判定しその後の本スキャン時に処理を切り替える方式で
あるが、例えば、1ドラムタイプのいわゆる面順次方式
にて画像を再生する装置において、ファースト版を作像
すると同時に、原稿種判定を行ない、(地図原稿であれ
ば)セカンド後の版に対して、地図用の処理をすること
も可能である。このときは、ファースト版に対しては適
当な処理、例えば、上記一般絵柄用の弱いエッジ強調や
2×1のディザ処理を行なう。このように原稿の判定は
初版の作像を伴うファ−ストスキャン時に行うこととし
たのが請求項6記載の発明である。
【0038】本発明では、地図原稿と判明した場合、空
間フィルタとディザ処理を制御したが、その他、例え
ば、プリンタに打ち出す直前の濃度変換カーブを地図様
に代えることも有効であるである。即ち、一般の絵柄が
忠実再現を目指すのに対し、見やすく読みやすいように
画像を加工し、例えば、コントラストをよりつけるよう
な補正を行なったり、地図のハイライト部の濃度を持ち
上げるような補正を実施してもよい。これらを一次元の
テーブルで実施する様子を図7に示す。図7は地図原稿
用の濃度変換テーブルの実施例である。図7において曲
線Pはコントラストをよりつける様子を示し、曲線Qは
ハイライト部の濃度を持ち上げる様子を示す。
【0039】本発明は上記の例に限らず、本発明の趣旨
を満たす原稿種判定付画像処理装置等、即ち、原稿が地
図か否かを判定し、判定結果に応じて処理方法を切り替
える画像処理装置、デジタルカラー複写機等に対して広
く適用することができる。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、原稿が地図で
あると判定した場合、地図原稿用の空間フィルタを自動
的に選択するので、ユーザーに負担かをかけずに全体的
にシャープでモアレの少ない再生画を得ることができ
る。
【0041】請求項2の発明によれば、中間調処理とし
てサイズの異なる2種類以上のディザ処理を準備し、原
稿が地図であると判定した場合、地図原稿用にサイズの
小さなディザを選択するので、ユーザーに負担かをかけ
ずに全体的にシャープな再生画を得ることができる。
【0042】請求項3の発明によれば、原稿が地図であ
ると判定した場合、地図原稿用に誤差拡散法による処理
を選択するので、ユーザーに負担をかけずに全体的にシ
ャープな再生画を得ることが出来る。
【0043】請求項4の発明によれば、原稿が地図であ
ると判定した場合、地図原稿用に小さなマトリクスサイ
ズを選択するので、ユーザーに負担をかけずに全体的に
シャープな再生画を得ることが出来る。
【0044】請求項5の発明によれば、原稿の判定はプ
リスキャン時に行うので、初版再生時には原稿種を判明
することができる。
【0045】請求項6の発明によれば、原稿の判定は初
版の作像を伴うファーストスキャン時に行うので、プレ
スキャンを行わない分高速に画像を得ることができる。
【0046】請求項7,8の発明によれば、地図の特性
に基づき原稿種判定を行っているので地図原稿を高精度
に判別することができる。
【0047】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図。
【図2】地図原稿判定回路の実施例を示す図。
【図3】線画判定のブロック図。
【図4】(a)パターンマッチングした場合、(垂直方
向)中心画素を線画画素とする実施例を示す図。 (b)パターンマッチングした場合、(水平方向)中心
画素を線画画素とする実施例を示す図。
【図5】地図原稿に施す空間フィルタの実施例を示す
図。
【図6】誤差拡散法の処理ブロック図。
【図7】地図原稿用の濃度変換テーブルの実施例を示す
図。
【0048】
【符号の説明】
1 カラー画像入力装置 2 対数変換部 3 空間フィルタ 4 色補正/墨生成部 5 UCR部 6 中間調処理部 7 カラー画像出力装置 8 地図原稿判定回路 9 多色画像判定部 10 線画画像判定部 11 アンド回路 12 MTF補正処理部 13 2値化処理部 14 パターンマッチング部 15 線画画素計数器 16 比較器 17 量子化器 18 誤差演算処理部 19 誤差バッフア

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読取装置により原稿をデジタル信号
    にて読出し原稿が地図であるか否かを判定する原稿判定
    手段と原稿判定手段の判定結果に基づいて処理を切り替
    える画像処理装置において、原稿判定結果に応じて空間
    フィルタによるエッジ強調の度合いを制御することを特
    徴とする地図原稿種判定付画像処理装置。
  2. 【請求項2】 画像読取装置により原稿をデジタル信号
    にて読出し原稿が地図であるか否かを判定する原稿判定
    手段と原稿判定手段の判定結果に基づいて処理を切り替
    える画像処理装置において、原稿が地図であると判定し
    た場合、ディザ処理のディザサイズを小さくすることを
    特徴とする地図原稿種判定付画像処理装置。
  3. 【請求項3】 画像読取装置により原稿をデジタル信号
    にて読出し原稿が地図であるか否かを判定する原稿判定
    手段と原稿判定手段の判定結果に基づいて処理を切り替
    える画像処理装置において、原稿が地図であると判定し
    た場合、誤差拡散法により処理を行うことを特徴とする
    地図原稿種判定付画像処理装置。
  4. 【請求項4】 画像読取装置により原稿をデジタル信号
    にて読出し原稿が地図であるか否かを判定する原稿判定
    手段と原稿判定手段の判定結果に基づいて処理を切り替
    える画像処理装置において、原稿が地図であると判定し
    た場合、誤差拡散法のマトリクスサイズを小さくするこ
    とを特徴とする地図原稿種判定付画像処理装置。
  5. 【請求項5】 原稿の判定はプリスキャン時に行うこと
    を特徴とする請求項1及び請求項2記載の地図原稿種判
    定付画像処理装置。
  6. 【請求項6】 原稿の判定は初版の作像を伴うファ−ス
    トスキャン時に行うことを特徴とする請求項1及び請求
    項2記載の地図原稿種判定付画像処理装置。
  7. 【請求項7】 原稿の判定は原稿中の色数から判定する
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3及び請
    求項4記載の地図原稿種判定付画像処理装置。
  8. 【請求項8】 原稿の判定は原稿中の線状パターンの頻
    度から判定することを特徴とする請求項1、請求項2、
    請求項3及び請求項4記載の地図原稿種判定付画像処理
    装置。
JP7217988A 1995-08-25 1995-08-25 地図原稿種判定付画像処理装置 Pending JPH0965143A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8311333B2 (en) 2008-06-04 2012-11-13 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Area determination method, image compression method, image compression apparatus, and recording medium
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