JPH0964847A - 秘匿放送装置における復号装置及びその復号方法 - Google Patents

秘匿放送装置における復号装置及びその復号方法

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JPH0964847A
JPH0964847A JP7212151A JP21215195A JPH0964847A JP H0964847 A JPH0964847 A JP H0964847A JP 7212151 A JP7212151 A JP 7212151A JP 21215195 A JP21215195 A JP 21215195A JP H0964847 A JPH0964847 A JP H0964847A
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signal
secret
packet
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scramble
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JP7212151A
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Inventor
Masaaki Nishiura
正昭 西浦
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクランブルフラグの認識の確実性を保つこ
とができる復号装置及びそのスクランブルフラグ有効性
の判定方法を提供すること。 【解決手段】 ヘッドエンドを介した信号を受信した場
合には、スクランブルフラグ判定部88において、多数
決判定後のスクランブルフラグVSが入力され、同期判
定部62からの同期判定信号が同期有りを示し、誤り訂
正部69から共通情報有りを示す信号が入力され、かつ
VBI分離部63からVBIデータ有りが検出される
(実際には、VBI期間のパケットデータに含まれるビ
ット同期信号CR,バイト同期信号FCの有りが検出さ
れる)ことによって、前記スクランブルフラグVSを有
効なものと判定して、デスクランブラ89に供給し、デ
スクランブル動作をさせることができる。従って、デコ
ーダとして誤動作のない信頼性の高い装置を実現するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナを介して
受信した秘匿放送をケーブルを介して個別に受信するC
ATV(Community Antenna TV、Cable TV)、共聴
受信システム等で用いられる秘匿放送装置における復号
装置及びそのスクランブルフラグ有効性の判定方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、秘匿放送(特定の視聴者のみに視
聴が許可される放送)が開始され、この秘匿放送を受信
するための受信装置が普及しつつある。このような秘匿
放送装置を用いた秘匿放送においては、視聴契約をして
いる視聴者(以下、視聴契約者という)以外の者(以
下、非契約者という)が視聴できないように放送局では
映像,音声信号を符号化あるいは暗号化(以下、スクラ
ンブルという)して送信するようにしている。また、視
聴契約者は、このスクランブルした信号を元の映像,音
声信号に戻す復号化(以下、デスクランブルという)す
るためのデスクランブラを有する復号装置(以下、デコ
ーダという)を使用して信号を元に戻して視聴すること
が可能であり、一方、非契約者はデスクランブルできず
視聴することができない。
【0003】このような秘匿放送システムの一例を日本
国内で現在運用されている有料衛星放送方式の一つであ
るCOATEC(COATEC:Conditional Access Technolo
gy研究所)方式を例に説明する。図8に、COATEC
方式による送信側放送局の送信機100の構成を示す。
【0004】送信機100では、スクランブラ101,
105を用いて映像,音声信号をスクランブルする。ま
た、受信側で受信中の番組がスクランブル放送かノンス
クランブル放送であるのかを判断できるようにするた
め、スクランブルフラグを用いている。このスクランブ
ルフラグはCOATEC方式の場合は音声信号に多重す
るレンジビットの第8ビット(以下、R#8とする)及
び制御符号の第12ビット(映像スクランブルフラグ、
以下、VSとする)がこれに当たる。
【0005】このスクランブルフラグを受信側デコーダ
の多数決判定部で多数決判定し誤りに対する保護ができ
るように、送信機100ではこのスクランブルフラグを
複数回連続して送出(連送という)することになってい
る。また、送信機100では、このスクランブルフラグ
をスクランブラ101,105へ入力し、映像,音声信
号のスクランブルのオン/オフ制御を行っている。
【0006】また、このシステムでは、PN(Pseudora
ndom Noise)信号(擬似ランダム信号)そのものを送信
機100からデコーダへ送らなくても済むようにするた
め、送信機100とデコーダは同一のPN信号を発生す
るPN発生器をそれぞれ持ち、そのPN発生器へ同じP
N初期値(暗号キー)KSを映像,音声信号に対し同じ
タイミングでセットして全く同一のPN信号を得るよう
にしている。
【0007】このPN初期値KSをセットするタイミン
グ信号として、スクランブルタイミングTSがある。デ
コーダの多数決判定部でこのスクランブルタイミングT
Sを多数決判定して誤りに対する保護ができるように、
送信機100ではこのスクランブルタイミングTSを連
送することになっている。また、送信機100ではスク
ランブルタイミングTSをPN発生器103,107へ
入力し、PN初期値KSをセットしている。
【0008】上述したCOATEC方式の有料放送シス
テムでは、以下に示すような3種類の暗号キー(鍵とも
言われる)を使用し、不正視聴に対処している。次に、
その暗号キー及び関連情報パケット(以下に説明する番
組情報,制御情報,個別情報とメッセージ情報の4つの
情報を関連情報という)の説明を行う。
【0009】まず、暗号キーであるPN初期値KSは、
映像,音声信号のスクランブルに使用するPN発生器1
03,107へ与える初期値であると共に、デコーダに
おける映像,音声信号のデスクランブルに使用するPN
発生器へ与える初期値である。また、このPN発生器は
擬似ランダムデータ発生器であって、映像及び音声信号
をランダムにスクランブルして秘匿性を上げるために使
用される。
【0010】このPN初期値KSは、極く短い周期、例
えば1秒ごとにPN初期値KSを更新してセキュリティ
を上げるようにしている。以下の説明では、該更新周期
を1秒として説明を行うことにする。このPN初期値K
Sは番組情報の一部としてデコーダへ伝送される。な
お、このとき、番組情報と制御情報はエンコーダ側で複
数回同じ情報が送信信号に重畳されて連送される。デコ
ーダ側では、これらの情報を比較し、同じ情報の受信が
なされた頻度の高さで正しい情報を抽出する多数決判定
処理を行っている。
【0011】次に、個別情報と共に送信される暗号キー
KWについて説明する。暗号キーKWの更新周期は、例
えば1か月ごとであって、翌月も引き続き視聴契約をし
ている人のデコーダには放送局から放送波に多重して送
信されるが、非契約者及び視聴料金未払いのデコーダに
は送信されない。
【0012】デコーダでは、この受信した暗号キーKW
の暗号を復号化した後に、個別情報メモリに保存し、1
秒ごとに送られてくる前記PN初期値KSを含む番組情
報を復号するために随時、個別情報メモリから読み出し
て利用する。また、この暗号キーKWは個別情報の一部
として暗号キーKWの更新周期ごとに放送局100から
各デコーダへ伝送される。なお、この暗号キーKWは連
送されない。
【0013】次に、暗号キーKMiについて説明する。
この暗号キーKMiは、放送局100が暗号キーKWを
含む個別情報を、視聴契約した者のデコーダでかつ翌月
も引き続き視聴契約しているデコーダにのみ送信する際
に、この暗号キーKWのセキュリティ保持のために該暗
号キーKW等を暗号化する際に使用する暗号キーであ
る。
【0014】この暗号キーKMiは、例えばデコーダの
工場出荷時にデコーダの暗号キーメモリKMiに書き込
まれるもので、デコーダごとに異なる。よって、この暗
号キーKMiをデコーダごとに別々に送信することによ
って上記暗号キーKWの伝送をデコーダごとに別々に行
うことができる。つまり、送信された暗号キーKMiの
異なるデコーダでは、暗号キーKWを復号化することは
できない。
【0015】以上説明した番組情報及び個別情報,制御
情報,メッセージ情報の詳細は、有料衛星放送の電気通
信技術審議会答申(第48頁乃至57頁参照)に説明さ
れている。ここでは、これらについて簡単に説明する。
【0016】番組情報は暗号キーKSなどのデスクラン
ブルに必要な情報や番組番号を担って所定周期(例えば
1秒)で送信されるものである。デコーダ側でこの番組
情報を取り落とすと、一定時間は確実にデスクランブル
できなくなってしまう。制御情報は、視聴料金未納の場
合に一時的に視聴を不可能にし、納入後は元通りに視聴
できるようにするためのものであり、特定のデコーダを
指定して強制的にオン/オフ制御することができる。個
別情報は、暗号キーKWなどを担って送信されるもので
あり、契約サービス,契約登録コードや有効期限などを
含み、視聴契約を行っている人のデコーダだけに送信さ
れる。メッセージ情報は、番組名などの文字情報を送信
するものである。
【0017】これら、番組情報及び制御情報は、個別情
報及びメッセージ情報と多重化部119で多重化され、
さらに誤り訂正符号付加部121で誤り訂正符号が付加
された後、スクランブルフラグVS,スクランブルフラ
グR#8,スクランブルタイミングTSと共に多重化部
123で音声信号に時分割多重され、さらに多重化部1
25で映像信号と周波数分割多重され送信される。
【0018】ところで、図8のCOATEC方式の有料
衛星放送の送信機から送信された電波を放送衛星(BS
という)を経由し、アンテナを介してCATV(Commun
ityAntenna TV、Cable TV)や共聴受信システム等
のヘッドエンドに供給し、ヘッドエンドからケーブルを
介して各視聴契約者のデコーダに個別に配信する共同受
信システムが提案されている。該システムについては、
本件出願人が平成4年3月31日に特許出願した「有料
放送装置」(特願平4−77936号明細書)がある。
【0019】図9は上記の特許出願に関する有料衛星放
送システムを示している。送信機(放送局)100から
送信されたBS放送電波は、BS1を経由し、共同受信
用のBSアンテナ2で受信され、中継装置(以下、ヘッ
ドエンドという)3に送られる。ヘッドエンド3では、
BSチューナでFM検波しさらにスクランブル映像信号
とビットストリームの分離を行い、さらにビットストリ
ームから、スクランブル音声信号とデスクランブルする
ための情報信号(ここでは、スクランブルタイミングT
S及びスクランブルフラグVS,R#8を指し、以下デ
スクランブルに係る信号という)及び関連情報パケット
(番組情報,制御情報,個別情報及びメッセージ情報)
を分離した後、デスクランブルに係る信号をパケット化
し、このパケット化されたデスクランブルするための情
報パケット(以下、デスクランブルに係るパケットとい
う)を前記関連情報パケットと時分割多重した後、前記
スクランブル映像信号の垂直ブランキング期間(以下、
VBIという)の特定の複数のラインに多重化(重畳)
し、さらにこのVBI多重化したスクランブル映像信号
と、前記スクランブル音声信号をデスクランブルした信
号とをそれぞれ再変調(AM変調)しかつ周波数多重し
てケーブル4に送出する。
【0020】ケーブル4には各ユーザーの複数のVBI
多重化に対応する復号装置(以下、VBI対応デコーダ
という)5が接続している。VBI対応デコーダ5で
は、VHF・UHFチューナでAM検波しかつスクラン
ブル映像信号と音声信号の分離を行い、さらにスクラン
ブル映像信号のVBIに多重されたパケットを分離した
後、分離されたパケットうちのデスクランブルに係るパ
ケットに基づいて前記スクランブル映像信号をデスクラ
ンブルする。なお、前記音声信号はさらに音声復調され
る。復調された映像信号及び音声信号は図示しないテレ
ビジョン受像機(TV)に入力される。
【0021】図9で、送信機から衛星を介してヘッドエ
ンドに電波で信号伝送する空中系を第1の伝送系とし、
ヘッドエンドからデコーダ(端末側)に信号伝送するケ
ーブル系を第2の伝送系とする。
【0022】図10は図9に示す有料放送システムのヘ
ッドエンド3の構成を示したブロック図であり、図11
はVBI対応デコーダ5の構成を示したブロック図であ
る。
【0023】図10に示すヘッドエンド3では、映像,
音声信号を分離部11で分離した後、分離部13でさら
に音声信号に多重したスクランブルフラグVS,スクラ
ンブルフラグR#8,スクランブルタイミングTS及
び、関連情報をパケット化した関連情報パケットを分離
する。この分離したスクランブルタイミングTSは多数
決判定部15で、前述のような多数決判定を行った後パ
ケット化部45及びPN発生器37に入力され、スクラ
ンブルフラグVS,スクランブルフラグR#8は多数決
判定部17でそれぞれ多数決判定を行った後、共にデス
クランブラ39に入力され、スクランブルフラグVSは
パケット化部45にも入力される。なお、スクランブル
フラグR#8はパケット化部45に伝送されない。
【0024】また、関連情報パケットは分離部19にお
いデータ中の種類識別に従い共通情報(番組情報,制御
情報)と個別情報とメッセージ情報として分離される。
このうち、共通情報(番組情報,制御情報)は多数決判
定部21で多数決判定を行い、さらに誤り訂正部23で
誤り訂正を行った後に復号化部25に入力される。ま
た、個別情報は誤り訂正部29で誤り訂正を行った後に
復号化部33に入力される。メッセージ情報は誤り訂正
部54で誤り訂正を行った後にバッファメモリ55に入
力される。
【0025】そして、共通情報(番組情報,制御情報)
は復号化部25において、個別情報メモリ35に格納さ
れる暗号キーKWを使用してその暗号が復号化される。
またPN初期値KSはPN発生器37へ入力され、その
他のデータは視聴可否判定部27へ与えられる。また個
別情報は復号化部33で暗号キーKMiを使用して暗号
が復号化された後、個別情報メモリ35に記憶、格納さ
れる。
【0026】また、分離部13で分離された音声信号
は、デスクランブラ39でスクランブルフラグR#8,
スクランブルタイミングTS及びPN信号に従ってデス
クランブルされ、周波数多重化部53に入力される。
【0027】誤り訂正部23,29,54より出力され
る関連情報パケットはVBIに多重するためにデータの
一時保持、データレートの変換が必要となるため、バッ
ファメモリ41,バッファメモリ43,バッファメモリ
55の3つのバッファメモリにそれぞれ記憶、格納さ
れ、このうち共通情報(番組情報,制御情報)パケット
はバッファメモリ41で記憶、格納されたのち連送処理
のため複数回同じデータが読み出される。
【0028】この共通情報(番組情報,制御情報)パケ
ット,個別情報パケットと、メッセージ情報パケット
と、パケット化部45においてスクランブルタイミング
TSとスクランブルフラグVSがパケット化されたパケ
ット(以下、このパケットをスクランブルタイミングT
Sパケットという)とは、時分割多重化部47で時分割
多重され、ビット同期バイト同期付加部49で文字多重
放送と同様のビット同期、バイト同期が付加される。
【0029】さらに、この信号はVBI多重化部51の
VBI多重器で、デスクランブルされない映像信号(ス
クランブル映像信号)のVBIに文字多重放送と同様に
多重される。
【0030】ここで、伝送するパケットについて説明す
る。文字多重放送の場合、テレビジョン文字多重放送に
関する郵政省令77号及び告示803号によると、1ラ
インで伝送できるデータのビット数はプレフィックスも
含めて272ビットであり、これにビット同期,バイト
同期も加えると、296ビットである。有料衛星放送
(BS)における関連情報パケットはヘッダを除いたビ
ット数が丁度272ビットであり、前記文字多重放送の
パケット構成ならば、丁度1ライン期間で伝送できる。
【0031】また、有料衛星放送システムでは、この2
72ビットのデータのうち最初の8ビットが種類識別で
あり、番組情報,制御情報,個別情報,メッセージ情報
の識別に使用しており、文字多重放送でも272ビット
のデータのうち最初の8ビットを種類識別としてパケッ
トごとに異なるデータを割り当てることによって、受信
側でパケットの識別をするようにしている。この点で有
料衛星放送と文字多重放送を同様に扱い得る。
【0032】よって、衛星系の関連情報パケットをVB
I多重して伝送するために、関連情報パケットからヘッ
ダを除いた272ビットに、文字多重放送と同様のビッ
ト同期,バイト同期を加えた後、映像信号にVBI多重
することにより、受信側では、文字多重放送用の信号処
理ICが使用可能になると共に、コスト的にも有利とな
る。
【0033】次に、この関連情報パケットをVBI多重
して伝送するために必要なライン数について説明する。
有料衛星放送システムでは関連情報パケットの周期(伝
送間隔)は、9msとなっている。従って、パケットの
伝送容量(伝送速度)は約111パケット/sである。
また、前記スクランブルタイミングTSパケットの伝送
は連送を考慮しても1s当たり(スクランブルタイミン
グTSの周期=1sとする)、せいぜい数パケットであ
る。もし、文字多重放送におけるようなVBI多重のパ
ケット伝送では、毎フィールドごとに2ラインをパケッ
ト伝送に使用すると(即ち、1s当たり60フィールド
で、毎フィールドごとに2パケットを伝送すると)、パ
ケットの周期(伝送間隔)は8.35msで、パケット
の伝送容量は約120パケット/sである。従って、文
字多重放送におけるパケット伝送容量の方が、有料衛星
放送(コアテック方式)におけるスクランブルタイミン
グTSパケット,関連情報パケットの伝送容量より大き
いので、映像信号のVBIに前記スクランブルタイミン
グTSパケット,関連情報パケットを十分に伝送できる
ことになる。
【0034】次に、図11に示すVBI対応デコーダ5
の説明を行う。このVBI対応デコーダ5では、まず分
離部61にて周波数多重された音声信号と映像信号を分
離し、VBI分離部63で映像信号のVBIに多重され
たパケットが分離される。このVBI分離部63に、文
字多重放送受信用に開発された信号処理IC(波形等化
IC,同期分離IC,文字多重抽出ICなど)が利用で
きる。そして、VBI分離部63で分離されたパケット
を分離部65において種類別に関連情報パケットとスク
ランブルタイミングTSパケットに分離する。
【0035】分離部65で分離されたスクランブルタイ
ミングTSパケットは多数決判定部85において多数決
判定され、スクランブルタイミングTSとスクランブル
フラグVSが抽出される。このスクランブルタイミング
TSとスクランブルフラグVSはそれぞれPN発生器8
7とデスクランブラ89へ入力される。
【0036】また、分離部65で分離された関連情報パ
ケットは、分離部67で種類識別により共通情報(番組
情報,制御情報),個別情報,メッセージ情報の各パケ
ットに分離される。このうち、共通情報(番組情報,制
御情報)パケットは多数決判定部68において多数決判
定された後、誤り訂正部69を通って復号化部77に入
力される。また、個別情報パケットは誤り訂正部72を
通った後、復号化部73に入力される。メッセージ情報
パケットは暗号化されていないので、誤り訂正部74を
通った後そのままメッセージ表示部91にて表示され
る。
【0037】そして、共通情報(番組情報と制御情報)
パケットは復号化部77にて暗号キーKWを使用して暗
号キーKS等の情報が復号化され、得られたPN初期値
KSはPN発生器87へ入力され、その他のデータは視
聴可否判定部79へ与えられる。なお、個別情報パケッ
トは復号化部73で暗号キーKMiメモリ71からの暗
号キーKMiを使用して暗号キーKW等が復号化された
後、個別情報メモリ75にメモリされる。
【0038】視聴可否判定部79では番組情報と個別情
報メモリ75内のデータとを比較し、視聴可否判定す
る。そして、この判定にしたがってデスクランブラ89
はデスクランブル動作のオン/オフを行う。即ち、契約
をしていても個別情報の内容が番組と合わず視聴可否判
定の結果が否となったデコーダではデスクランブルでき
ず視聴できないようになっている。
【0039】ところで、以上述べたコアテック方式の有
料衛星放送装置では、これに対応したVBI対応デコー
ダには次のような問題がある。
【0040】即ち、VBI対応デコーダは、ヘッドエン
ドを介した信号と介しない信号(一般的なNTSC信
号)を受信する。ヘッドエンドを介さない信号のVBI
多重部にはテスト信号等が重畳されている場合があり、
そのテスト信号等がランダム信号となり、パケット信号
と誤認識する場合がある。特に、スクランブルタイミン
グTSパケットとして誤認識し、かつスクランブルフラ
グVSを”1”と誤判定するという問題がある。
【0041】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来のコ
アテック方式の有料衛星放送受信システムでは、ヘッド
エンドを介さない信号を受信した場合に、スクランブル
フラグを誤判定するという問題があった。
【0042】そこで、本発明は上記の問題に鑑み、スク
ランブルフラグの認識の確実性を保つことができる復号
装置及びそのスクランブルフラグ有効性の判定方法を提
供することを目的とするものである。
【0043】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
受信される秘匿放送信号を復号して出力する秘匿放送装
置における復号装置において、前記秘匿放送信号に多重
されている、当該秘匿放送信号をデスクランブルするた
めの情報パケットを分離する第1の分離手段と、この第
1の分離手段で分離されたパケットから秘匿放送である
ことを示すスクランブルフラグを分離検出する第2の分
離手段と、前記第1の分離手段で分離されたパケットか
ら共通情報パケットを分離検出する第3の分離手段と、
前記第2の分離手段からスクランブルフラグが検出され
ているときに、前記第3の分離手段からの共通情報パケ
ットの存在を判定した場合にスクランブルフラグを有効
とする判定手段と、この判定手段の判定結果がスクラン
ブルフラグ有効を判定した場合、該スクランブルフラグ
に基づいて秘匿放送信号をデスクランブルするデスクラ
ンブル手段とを具備したものである。
【0044】請求項2記載の発明は、受信される秘匿放
送信号を復号して出力する秘匿放送装置における復号装
置において、前記秘匿放送信号の同期信号を検出し、該
同期信号の周期性が正当であるか否かを判定する第1の
判定手段と、前記秘匿放送信号に多重されている、当該
秘匿放送信号をデスクランブルするための情報パケット
を分離する第1の分離手段と、この第1の分離手段で分
離されたパケットから秘匿放送であることを示すスクラ
ンブルフラグを分離検出する第2の分離手段と、前記第
2の分離手段からスクランブルフラグが検出されている
ときに、前記第1の判定手段が同期信号の正当性を判定
した場合にスクランブルフラグを有効とする第2の判定
手段と、この第2の判定手段の判定結果が有効である場
合に、該スクランブルフラグに基づいて秘匿放送信号を
デスクランブルするデスクランブル手段とを具備したも
のである。
【0045】請求項3記載の発明は、受信される秘匿放
送信号を復号して出力する秘匿放送装置における復号装
置において、前記秘匿放送信号のパケット多重位置にあ
るデータを検出し、該データに同期符号が存在するか否
かを判定する第1の判定手段と、前記秘匿放送信号に多
重されている、当該秘匿放送信号をデスクランブルする
ための情報パケットを分離する第1の分離手段と、この
第1の分離手段で分離されたパケットから秘匿放送であ
ることを示すスクランブルフラグを分離検出する第2の
分離手段と、前記第2の分離手段からスクランブルフラ
グが検出されているときに、前記第1の判定手段が同期
符号の存在を判定した場合にスクランブルフラグを有効
とする第2の判定手段と、この第2の判定手段の判定結
果が有効である場合に、該スクランブルフラグに基づい
て秘匿放送信号をデスクランブルするデスクランブル手
段とを具備したものである。
【0046】請求項4記載の発明は、受信される秘匿放
送信号を復号して出力する秘匿放送装置における復号装
置において、前記秘匿放送信号の同期信号を検出し、該
同期信号の周期性が正当であるか否かを判定する第1の
判定手段と、前記秘匿放送信号のパケット多重位置にあ
るデータを検出し、該データに同期符号が存在するか否
かを判定する第2の判定手段と、前記秘匿放送信号に多
重されている、当該秘匿放送信号をデスクランブルする
ための情報パケットを分離する第1の分離手段と、この
第1の分離手段で分離されたパケットから秘匿放送であ
ることを示すスクランブルフラグを分離検出する第2の
分離手段と、前記第1の分離手段で分離されたパケット
から共通情報パケットを分離検出する第3の分離手段
と、前記第2の分離手段からスクランブルフラグが検出
されているときに、前記第3の分離手段からの共通情報
パケットが存在することと、前記第2の判定手段で同期
符号が存在することと、前記第1の判定手段で同期信号
が正当であることと、を判定した場合にスクランブルフ
ラグを有効とする第3の判定手段と、この第3の判定手
段の判定結果が有効である場合に、該スクランブルフラ
グに基づいて秘匿放送信号をデスクランブルするデスク
ランブル手段とを具備したものである。
【0047】請求項5記載の発明は、受信される秘匿放
送信号を復号して出力する復号装置における復号方法で
あって、前記秘匿放送信号に多重されているスクランブ
ルフラグを分離抽出する一方、前記秘匿放送信号に多重
されている情報パケットから共通情報パケットを分離抽
出し、前記スクランブルフラグと前記共通情報パケット
が共に存在するか否かを判定し、共に存在した場合にス
クランブルフラグを有効とし、該スクランブルフラグに
基づいて秘匿放送信号をデスクランブルすることを特徴
とするものである。
【0048】請求項6記載の発明は、受信される秘匿放
送信号を復号して出力する復号装置における復号方法で
あって、前記秘匿放送信号に多重されているスクランブ
ルフラグを分離抽出する一方、前記秘匿放送信号の同期
信号を検出し、該同期信号の周期性が正当であるか否か
を判定し、同期信号の正当性を判定した場合にスクラン
ブルフラグを有効とし、該スクランブルフラグに基づい
て秘匿放送信号をデスクランブルすることを特徴とする
ものである。
【0049】請求項7記載の発明は、受信される秘匿放
送信号を復号して出力する復号装置における復号方法で
あって、前記秘匿放送信号に多重されているスクランブ
ルフラグを分離抽出する一方、前記秘匿放送信号のパケ
ット多重位置にあるデータを検出し、該データに同期符
号が存在するか否かを判定し、同期符号の存在を判定し
た場合にスクランブルフラグを有効とし、該スクランブ
ルフラグに基づいて秘匿放送信号をデスクランブルする
ことを特徴とするものである。
【0050】請求項8記載の発明は、受信される秘匿放
送信号を復号して出力する復号装置における復号方法で
あって、前記秘匿放送信号に多重されているスクランブ
ルフラグを分離抽出する一方、前記秘匿放送信号に多重
されている情報パケットから共通情報パケットを分離抽
出し、前記共通情報パケットが存在することを判定し、
また前記秘匿放送信号の同期信号を検出し、該同期信号
の周期性が正当であることを判定し、さらに前記秘匿放
送信号のパケット多重位置にあるデータを検出し、該デ
ータに同期符号が存在することを判定した場合に、前記
スクランブルフラグを有効とし、該スクランブルフラグ
に基づいて秘匿放送信号をデスクランブルすることを特
徴とするものである。
【0051】請求項1,5記載の発明では、スクランブ
ルフラグが”1”のときには、必ず共通情報パケットが
存在することを利用し、これが両立したときにスクラン
ブルフラグ”1”を有効とする。
【0052】請求項2,6記載の発明では、受信信号の
同期信号が乱れると、VBI多重部のタイミングを誤認
識する場合があるので、同期が確立されているときにス
クランブルフラグ”1”を有効とする。
【0053】請求項3,7記載の発明では、ヘッドエン
ドを介した信号には必ずVBI多重部にパケットが存在
するので、パケット信号の同期符号(ビット同期符号,
バイト同期符号)の認識を利用してパケットが存在する
判定ができたときにスクランブルフラグ”1”を有効と
する。
【0054】請求項4,8記載の発明では、スクランブ
ルフラグが”1”であるときに、共通情報パケットが存
在すること、同期信号の同期の正当性が確立されている
こと、かつパケット多重位置に同期符号が存在すること
を、判定した場合に、スクランブルフラグ”1”を有効
とする。このように3つの条件が揃ったときにスクラン
ブルフラグを有効とするので、スクランブルフラグ判定
の有効性をより確実なものとすることができる。
【0055】
【発明の実施の形態】実施の形態について図面を参照し
て説明する。図1は本発明に係る復号装置の概略構成を
示すブロック図である。図11と同一部分には同一符号
を付して説明する。本実施の形態はコアテック方式の有
料衛星放送受信システムにおけるVBI対応デコーダを
示すものである。
【0056】図1に示すように、VBI対応デコーダ5
は、デスクランブルされた音声信号を分離して出力する
分離部61と、ヘッドエンド1のVBI多重化部51
(図10参照)でVBI多重化されたスクランブル映像
信号を分離してデスクランブラ89に出力する一方スク
ランブル映像信号からVBIに多重化されたデータ(V
BIデータという)を分離して同期判定部62に出力す
るVBI分離部63と、VBI分離部63からの映像信
号から同期信号を分離し、その水平,垂直同期信号の周
期性を判定する同期判定部62と、VBIデータから関
連情報パケット(共通情報(番組情報,制御情報)と個
別情報とメッセージ情報の各パケット)とスクランブル
タイミングTSパケット(パケット化されたスクランブ
ルフラグVS及びスクランブルタイミングTS)とを分
離する分離部65と、分離された関連情報パケットから
共通情報(番組情報,制御情報),個別情報,メッセー
ジ情報の各パケットを分離する分離部67と、分離され
た共通情報(番組情報,制御情報)パケットを多数決判
定する多数決判定部68と、多数決判定された共通情報
パケットを誤り訂正する誤り訂正部69と、分離部67
にて分離された個別情報パケットを誤り訂正する誤り訂
正部72と、暗号キーKMiメモリ71と、誤り訂正さ
れた個別情報パケットを暗号キーKMiを用いて復号す
る復号化部73と、復号した個別情報を記憶する個別情
報メモリ75と、誤り訂正された共通情報(番組情報,
制御情報)パケットを暗号キーKWを用いて復号する復
号化部77と、復号された番組情報と個別情報メモリ7
5内のデータとを比較し、視聴可否判定し、その判定に
従ってデスクランブラ89をオン/オフ制御する視聴可
否判定部79と、分離部65にて分離したスクランブル
タイミングTSパケットを多数決判定する多数決判定部
85と、多数決判定した結果を誤り判定し、スクランブ
ルフラグVSをスクランブルフラグ判定部88に、スク
ランブルタイミングTSをPN発生器87にそれぞれ出
力する誤り判定部86と、スクランブルタイミングTS
とPN初期値KSを用いて擬似ランダム(PN)信号を
発生するPN発生器87と、誤り判定部86からの多数
決判定後VSを同期判定部62からの同期判定信号とV
BI分離部63からのVBIデータと誤り訂正部69か
らの共通情報有りを示す信号とから確実性のあるスクラ
ンブルフラグVSを判定するスクランブルフラグ判定部
88と、VBI分離部63からの映像信号をスクランブ
ルフラグ判定部88からのスクランブルフラグVSとP
N発生器87からのPN信号とを基にデスクランブルし
て出力するデスクランブラ89と、分離部67にて分離
されたメッセージ情報パケットを誤り訂正する誤り訂正
部74と、誤り訂正されたメッセージ情報を表示するメ
ッセージ表示部91とによって構成される。
【0057】有料衛星放送システムでは、272ビット
のデータ領域のうち最初の8ビットが種類識別であり、
番組情報,制御情報,個別情報,メッセージ情報の識別
に使用しており、文字多重放送でも272ビットのデー
タのうち最初の8ビットを種類識別としてパケットごと
に異なるデータを割り当てることによって、受信側でパ
ケットの識別をするようにしている点で有料衛星放送と
文字多重放送を同様に扱い得ることは前述した通りであ
る。
【0058】よって、本実施の形態における関連情報パ
ケットをVBI多重して伝送するために、有料衛星放送
における関連情報パケットからヘッダを除いた272ビ
ットに、文字多重放送と同様のビット同期,バイト同期
を加えて296ビットとしている。
【0059】図2に関連情報パケット(共通情報パケッ
ト,個別情報パケット,メッセージ情報パケット)の構
成例を、図3及び図4にスクランブルタイミングTSパ
ケットの構成例を示す。関連情報パケット,スクランブ
ルタイミングTSパケットとも、296ビットは、ビッ
ト同期符号CR16ビットとバイト同期8ビットと、2
72ビットのデータ領域とから成り、272ビットのデ
ータ領域のうち、種類識別が8ビット,パケットデータ
が182ビット,誤り訂正符号(冗長ビット)が82ビ
ットとなっている。VBI多重期間は、映像信号の第1
フィールドの第17,19ライン及び第2フィールドの
280,282ラインである。
【0060】図3及び図4はこのスクランブルタイミン
グTSパケットの構成例を示している。なお、共通情報
(番組情報及び制御情報)の種類識別は「011110
00」であり、個別情報の種類識別は「1000011
1」である。
【0061】まず、図3はスクランブルタイミングTS
とスクランブルフラグVSそれぞれ91ビットのデータ
を伝送するものでスクランブルタイミングTSやスクラ
ンブルフラグVSのデータはオール0あるいはオール1
であり、受信側でこのデータを多数決判定するものとす
る。この多数決判定とは、例えば91ビットのデータ
中、所定ビット数以上のデータが0であれば0とみな
し、それ以下であれば1とみなす処理であり、例えばス
クランブルタイミングTSは72ビット数以上のデータ
が1であればスクランブルタイミングTSとみなし、ス
クランブルフラグVSは72ビット数以上のデータが1
であればスクランブル、72ビット数以上データが0で
あればノンスクランブルとする。
【0062】次に、図4はスクランブルタイミングTS
とスクランブルフラグVSそれぞれ91ビットのデータ
を伝送するもので、図3と同じであるが、スクランブル
タイミングTSとスクランブルフラグVSを例えば1ビ
ットごと、あるいはそれ以上のビットごとに区切り交互
に伝送することによって、バースト状に発生する伝送誤
りに対してスクランブルタイミングTSとスクランブル
フラグVSの誤りが1/2になるようにし、セキュリテ
ィの向上を図っている。
【0063】次に、図1に示すVBI対応デコーダ5の
動作説明を行う。このVBI対応デコーダ5では、まず
分離部61にて周波数多重された音声信号とスクランブ
ル映像信号を分離し、VBI分離部63でスクランブル
映像信号の垂直ブランキング期間に多重されたパケット
データ(即ちVBIデータ)が分離される。このVBI
分離部63に、文字多重放送受信用に開発された信号処
理IC(波形等化IC,同期分離IC,文字多重抽出I
Cなど)が利用できる。そして、VBI分離部63で分
離されたパケットデータ(VBIデータ)を分離部65
において種類別に関連情報パケットとスクランブルタイ
ミングTSパケットに分離する。
【0064】分離部65で分離されたスクランブルタイ
ミングTSパケットは多数決判定部85において多数決
判定され、スクランブルタイミングTSとスクランブル
フラグVSが抽出される。多数決判定部85では、図3
の説明で述べたように、スクランブルタイミングTSパ
ケットのデータ内で多数決判定処理を実施する。抽出さ
れたスクランブルタイミングTSとスクランブルフラグ
VS及びその組み合わせ(TS,VS)が誤り判定部8
6において誤り判定される。スクランブルタイミングT
SとスクランブルフラグVSはそれぞれPN発生器87
とスクランブルフラグ判定部88へ入力される。スクラ
ンブルフラグ判定部88は、誤り判定部86からの多数
決判定後VSを入力し、同期判定部62からの同期判定
信号による同期”有り”の判定と、VBI分離部63か
らのVBIデータ”有り”を示す信号と、誤り訂正部6
9からの共通情報”有り”を示す信号とから、入力した
多数決判定後のVSが確実にスクランブルフラグVSで
あるか否かを判定し、確実性のあるスクランブルフラグ
VSであると判定されると、これをデスクランブラ89
に供給する。デスクランブラ89では、分離部61から
のスクランブル映像信号をVBI分離部63を通して入
力し、スクランブルフラグ判定部88からのスクランブ
ルフラグVSと、PN発生器87からのPN信号とを基
にデスクランブルして出力する。
【0065】また、分離部65で分離された関連情報パ
ケットは、分離部67で種類識別により共通情報(番組
情報,制御情報),個別情報,メッセージ情報の各パケ
ットに分離される。このうち、共通情報(番組情報,制
御情報)パケットは多数決判定部68において多数決判
定された後、その判定結果は誤り訂正部69を通って復
号化部77に入力される。多数決判定部68では、ヘッ
ドエンド3(図10参照)から連送されてくる共通情報
パケットのデータを多数決判定する。また、個別情報パ
ケットは誤り訂正部72を通った後、復号化部73に入
力される。メッセージ情報パケットは暗号化されていな
いので、誤り訂正部74を通った後そのままメッセージ
表示部91にて表示される。
【0066】そして、共通情報(番組情報と制御情報)
パケットは復号化部77にて暗号キーKWを使用して暗
号キーKS等が復号化され、得られるPN初期値KSは
PN発生器87へ入力され、その他のデータは視聴可否
判定部79へ与えられる。また個別情報パケットは復号
化部73で暗号キーKMiを使用して暗号キーKW等が
復号化された後、個別情報メモリ75にメモリされる。
【0067】視聴可否判定部79では復号化部77から
の番組情報と個別情報メモリ75内のデータとを比較
し、視聴可否判定する。そして、この判定にしたがって
デスクランブラ89はデスクランブル動作のオン/オフ
を行う。つまり、契約をしていても個別情報の内容が番
組と合わず視聴可否判定の結果が否となったVBI対応
デコーダではデスクランブルできず視聴できないように
なっている。
【0068】以上のVBI対応デコーダにおいては、ヘ
ッドエンドを介した信号を受信した場合には、スクラン
ブルフラグ判定部88において、多数決判定後のスクラ
ンブルフラグVSが入力され、同期判定部62からの同
期判定信号が同期有りを示し、誤り訂正部69から共通
情報有りを示す信号が入力され、かつVBI分離部63
からVBIデータ有りが検出される(実際には、VBI
期間のパケットデータに含まれるビット同期信号CR,
バイト同期信号FCの有りが検出される)ことによっ
て、前記スクランブルフラグVSを有効なものと判定し
て、デスクランブラ89に供給し、デスクランブル動作
をさせることができる。しかしながら、ヘッドエンドを
介さない信号を受信した場合には、スクランブルフラグ
判定部88における上記の判定処理で、スクランブルフ
ラグの有効性が満たされないので、デスクランブラ89
に対してスクランブルフラグとしての供給がなされず、
デスクランブル動作がされることがない。従って、デコ
ーダとして誤動作のない信頼性の高い装置を実現するこ
とができる。
【0069】図5は、図1における同期判定部62の一
例を示すブロック図である。図5において、同期判定部
62は、スクランブル映像信号から水平,垂直同期信号
H,Vを分離する同期分離回路621と、電圧制御発振
回路(VCO)624とその発振信号を364分周する
カウンタ625とその分周信号に基づいて水平同期信号
HLを発生させるデコーダ623とから構成されていて
ローカルな水平同期信号HLを発生する水平同期信号発
生手段と、前記同期分離回路621からの水平同期信号
Hと前記水平同期信号発生手段からの水平同期信号HL
とを位相比較し、出力として、水平同期信号Hに同期し
たローカルな水平同期信号HLを出力させるための位相
判定回路622と、前記水平同期信号HLを262.5
分周するカウンタ626とその分周信号に基づいて垂直
同期信号VLを発生させるデコーダ627とから構成さ
れていてローカルな垂直同期信号VLを発生する垂直同
期信号発生手段と、前記同期分離回路621からの垂直
同期信号Vと前記垂直同期信号発生手段からの垂直同期
信号VLとを位相比較し、位相が一致したとき、出力と
して同期判定信号”1”を出力する位相判定回路628
とか構成されている。
【0070】上記の構成において、入力端子620から
入力されるスクランブル映像信号を同期分離回路621
に供給し、ここで複合同期信号を分離した後、さらに水
平同期信号Hと垂直同期信号Vに分離する。一方、電圧
制御発振回路(VCO)624では(8/5)fsc(f
scは色信号周波数で3.58MHz)で発振させる。水
平同期信号Hの周波数fH との関係は、(8/5)fsc
=364fH なので、カウンタ625は364分周と
し、デコーダ623でローカルな水平同期信号HLに複
号して出力し、前記同期分離回路621で分離した水平
同期信号Hとローカルな水平同期信号HLを位相判定回
路622で位相比較し、その出力を電圧制御発振回路6
24に入力することにより、受信した映像信号からの水
平同期信号Hと周波数的にロックした(8/5)fscを
電圧制御発振回路624で発振させる。
【0071】さらに、ローカルな水平同期信号HLをカ
ウンタ626に入力し、262.5分周する。デコーダ
627でローカルな垂直同期信号VLに復号して出力
し、前記同期分離回路621で分離した垂直同期信号V
とローカルな垂直同期信号VLを位相判定回路628で
位相比較し、位相が一致していれば、出力端子629か
ら同期判定信号として”1”を出力する。
【0072】図6は、図1におけるスクランブルフラグ
判定部88の一例を示すブロック図である。
【0073】図6において、スクランブルフラグ判定部
88は、同期判定信号とVBIデータとのアンドをとる
アンド回路882と、VBIデータの中から同期符号C
R,FCを垂直同期信号周期で検出する同期符号検出回
路883と、クロック入力が連続して2回あったとき”
有”を示すハイレベル信号を出力するカウンタ888
と、インバータ889とアンド回路885とアンド回路
886とから構成されていて前記カウンタ888が一
旦”有”信号を出力すると(つまり前記同期符号検出回
路883がVBIデータの有判定を2回行うと)前記カ
ウンタ888へのクロック入力とリセット入力を阻止す
る手段と、クロック入力が連続して8回あったとき”
無”を示すハイレベル信号を出力するカウンタ892
と、インバータ890とアンド回路891とから構成さ
れていて前記カウンタ892が一旦”無”信号を出力す
ると(つまり前記同期符号検出回路883がVBIデー
タの無判定を8回行うと)前記カウンタ892へのクロ
ック入力を阻止する手段と、前記カウンタ888が一
旦”有”信号を出力したときに前記カウンタ892が8
回連続して”無”信号を出力するまで前記カウンタ88
8へのリセット入力を阻止するためのオア回路887
と、同期符号検出回路883の”有”検出信号を若干さ
せてカウンタ892へのリセット入力とするための遅延
回路884と、前記カウンタ888の有効出力と多数決
判定後のVSとのアンドをとるためのアンド回路894
と、このアンド回路894の出力のネガティブエッジで
リセットされ、共通情報”有”を示す信号をクロック入
力とし、D入力が”1”に固定され、多数決判定後のV
Sが”1”で共通情報”有”を示す信号が入力されたと
きにQ出力としてスクランブルフラグVSを有効出力と
するためのD形フリップフロップ897とから構成され
ている。
【0074】以上の回路において、同期判定部62の出
力である同期判定信号が入力端子880に入力され、V
BI分離部63の出力であるVBIデータが入力端子8
81に入力されており、両信号をアンド回路882でア
ンドゲートすることにより有効判定したVBIデータ
を、同期符号検出回路883に入力する。同期符号検出
回路883は、VBIデータに含まれるビット同期符号
CR及びバイト同期符号FCがVBI多重期間に検出で
きたときは検出出力端子aから”有”を示すハイレベル
信号を出力し、検出できなかったときは検出出力端子b
から”無”を示すハイレベル信号を出力する。従って、
同期符号CR,FCを検出できなかったときの端子aか
らはローレベル信号を出力し、検出できたときの端子b
からはローレベル信号を出力するようになっている。
【0075】同期符号検出回路883は、VBI期間に
含まれる前記ビット同期符号CR及びバイト同期符号F
Cを検出できた場合は、”有”検出出力端子aから出力
されるハイレベル信号が、カウンタ888にクロックと
して入力されてカウントされ、カウンタ888が2回連
続して”有”をカウントすると、カウンタ888の出力
はハイレベルとなる。このカウンタ888のハイレベル
の出力状態は、リセット端子にハイレベル信号が入力さ
れない限りその状態が維持される。同期符号検出回路8
83は、VBI期間に含まれる前記ビット同期符号CR
及びバイト同期符号FCを検出できなかった場合は、”
無”検出出力端子bから出力されるハイレベル信号を、
カウンタ892がクロックとしてカウントし、8回連続
してカウントすると、カウンタ892からはハイレベル
信号が出力される。このカウンタ892のハイレベルの
出力状態はリセット端子にハイレベル信号が入力されな
い限りその状態が維持される。従って、同期符号検出回
路883が2回連続して”有”を検出した場合はVBI
データを有効とし、一旦有効判定すると8回連続して”
無”とならない限りVBIデータを無効としない。そし
て、カウンタ888の有効判定出力と、入力端子893
に供給される誤り判定部86(図1参照)からの出力で
ある多数決判定後VSとを、アンド回路894でアンド
ゲートする。アンド回路894からは、VBIデータと
多数決判定後VSとの有効出力が得られる。アンド回路
894の出力は、D形フリップフロップ897のリセッ
ト入力端子Rにエガティブエッジ入力され、クロック端
子CKには入力端子895から共通情報”有”を示す信
号が入力され、共通情報が”有”のときは有効出力”1
を”出力端子Qに出力し得るように、D入力端子には入
力端子896から”1”を常時設定してある。従って、
多数決判定後VS”1”が入力された後、共通情報”
有”を示す信号がクロック入力されると、出力端子89
8にはスクランブルフラグVSを有効とする出力”1”
が出力されることになる。
【0076】以上述べた実施の形態では、(1) スクラン
ブルフラグの存在と共通情報パケットの両立性、(2) ス
クランブルフラグの存在と秘匿放送信号の同期信号の周
期正当性、(3) スクランブルフラグの存在と秘匿放送信
号のVBI多重部におけるパケットの存在 を利用し
て、より確実性のあるスクランブルフラグVSを判定で
きるので、ヘッドエンドを介さない信号を受信した場合
にも、スクランブルフラグであるとして誤判定すること
がなくなる。
【0077】上記図1の実施の形態では、上記の(1) ,
(2) ,(3) の3つの条件を同時に満足させる回路手段を
備えたものを示したが、本発明は上記実施の形態の構成
に限定されず、(1) ,(2) ,(3) のどれか1つ条件を満
足させる回路手段を備えたものであってもよい。
【0078】図7は、本発明に係るVBI対応デコーダ
の他の実施の形態の要部を示すものである。図7におい
て、(a) ,(b) ,(c) はそれぞれ上記の(1) ,(2) ,
(3) の条件に対応したブロック図であり、図1と異なる
部分のみを示している。
【0079】図7(a) は、図1における、多数決判定後
のVS、同期判定信号、VBIデータ、及び共通情報”
有”の信号の4つの信号を入力とし、これら4つの信号
が全て存在する場合にのみスクランブルフラグ”1”を
有効とするスクランブルフラグ判定部88に代わりに、
多数決判定後のVS、及び同期判定信号の2つの信号を
入力とし、これら2つの信号が共に存在する場合にスク
ランブルフラグ”1”を有効とするスクランブルフラグ
判定部88Aを設けた構成とするものである。その他の
構成は図1と同様である。
【0080】図7(b) は、図1における、多数決判定後
のVS、同期判定信号、VBIデータ、及び共通情報”
有”の信号の4つの信号を入力とし、これら4つの信号
が全て存在する場合にのみスクランブルフラグ”1”を
有効とするスクランブルフラグ判定部88に代わりに、
多数決判定後のVS、及びVBIデータの2つの信号を
入力とし、これら2つの信号が共に存在する場合にスク
ランブルフラグ”1”を有効とするスクランブルフラグ
判定部88Bを設けた構成とするものである。その他の
構成は図1と同様である。
【0081】図7(c) は、図1における、多数決判定後
のVS、同期判定信号、VBIデータ、及び共通情報”
有”の信号の4つの信号を入力とし、これら4つの信号
が全て存在する場合にのみスクランブルフラグ”1”を
有効とするスクランブルフラグ判定部88に代わりに、
多数決判定後のVS、及び共通情報”有”の信号の2つ
の信号を入力とし、これら2つの信号が共に存在する場
合にスクランブルフラグ”1”を有効とするスクランブ
ルフラグ判定部88Cを設けた構成とするものである。
その他の構成は図1と同様である。
【0082】図7(a) ,(b) ,(c) のように、前述の条
件(1) ,(2) ,(3) のどれか1つでも実現させる構成で
あれば、スクランブルフラグVSの判定の確実性を高め
ることができるものである。なお、(1) ,(2) ,(3) の
条件のうちの2つの条件を実現させる構成のものであっ
てもよいことは勿論である。
【0083】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、スク
ランブルフラグを認識する際の確実性を高め、信頼性の
高い秘匿放送装置における復号装置及び復号方法を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る秘匿放送装置におけるVBI対応
デコーダの一実施の形態の概略構成を示すブロック図。
【図2】図1に対応する関連情報パケットの構成を示す
図。
【図3】図1に対応するスクランブルタイミングTSパ
ケットの構成の一例を示す図。
【図4】図1に対応するスクランブルタイミングTSパ
ケットの構成のもう一つの例を示す図。
【図5】図1における同期判定部の構成の一実施の形態
を示すブロック図。
【図6】図1におけるスクランブルフラグ判定部の構成
の一実施の形態を示す回路図。
【図7】本発明に係るVBI対応デコーダの他の実施の
形態の要部を示すブロック図。
【図8】コアテック方式の送信機の概略構成を示すブロ
ック図。
【図9】既出願の有料衛星放送システムを説明する図。
【図10】図8に示す有料放送システムのヘッドエンド
の概略構成を示すブロック図。
【図11】図8に示す有料放送システムのVBIデコー
ダの概略構成を示すブロック図。
【符号の説明】
5…VBI対応デコーダ 61…分離部 62…同期判定部 63…VBI分離部 65…分離部 69…分離部 73…復号化部 75…復号化部 79…視聴可否判定部 85…多数決判定部 86…誤り判定部 87…PN発生器 88…スクランブルフラグ判定部 89…デスクランブラ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信される秘匿放送信号を復号して出力す
    る秘匿放送装置における復号装置において、 前記秘匿放送信号に多重されている、当該秘匿放送信号
    をデスクランブルするための情報パケットを分離する第
    1の分離手段と、 この第1の分離手段で分離されたパケットから秘匿放送
    であることを示すスクランブルフラグを分離検出する第
    2の分離手段と、 前記第1の分離手段で分離されたパケットから共通情報
    パケットを分離検出する第3の分離手段と、 前記第2の分離手段からスクランブルフラグが検出され
    ているときに、前記第3の分離手段からの共通情報パケ
    ットの存在を判定した場合にスクランブルフラグを有効
    とする判定手段と、 この判定手段の判定結果がスクランブルフラグ有効を判
    定した場合、該スクランブルフラグに基づいて秘匿放送
    信号をデスクランブルするデスクランブル手段とを具備
    したことを特徴とする秘匿放送装置における復号装置。
  2. 【請求項2】受信される秘匿放送信号を復号して出力す
    る秘匿放送装置における復号装置において、 前記秘匿放送信号の同期信号を検出し、該同期信号の周
    期性が正当であるか否かを判定する第1の判定手段と、 前記秘匿放送信号に多重されている、当該秘匿放送信号
    をデスクランブルするための情報パケットを分離する第
    1の分離手段と、 この第1の分離手段で分離されたパケットから秘匿放送
    であることを示すスクランブルフラグを分離検出する第
    2の分離手段と、 前記第2の分離手段からスクランブルフラグが検出され
    ているときに、前記第1の判定手段が同期信号の正当性
    を判定した場合にスクランブルフラグを有効とする第2
    の判定手段と、 この第2の判定手段の判定結果が有効である場合に、該
    スクランブルフラグに基づいて秘匿放送信号をデスクラ
    ンブルするデスクランブル手段とを具備したことを特徴
    とする秘匿放送装置における復号装置。
  3. 【請求項3】受信される秘匿放送信号を復号して出力す
    る秘匿放送装置における復号装置において、 前記秘匿放送信号のパケット多重位置にあるデータを検
    出し、該データに同期符号が存在するか否かを判定する
    第1の判定手段と、 前記秘匿放送信号に多重されている、当該秘匿放送信号
    をデスクランブルするための情報パケットを分離する第
    1の分離手段と、 この第1の分離手段で分離されたパケットから秘匿放送
    であることを示すスクランブルフラグを分離検出する第
    2の分離手段と、 前記第2の分離手段からスクランブルフラグが検出され
    ているときに、前記第1の判定手段が同期符号の存在を
    判定した場合にスクランブルフラグを有効とする第2の
    判定手段と、 この第2の判定手段の判定結果が有効である場合に、該
    スクランブルフラグに基づいて秘匿放送信号をデスクラ
    ンブルするデスクランブル手段とを具備したことを特徴
    とする秘匿放送装置における復号装置。
  4. 【請求項4】受信される秘匿放送信号を復号して出力す
    る秘匿放送装置における復号装置において、 前記秘匿放送信号の同期信号を検出し、該同期信号の周
    期性が正当であるか否かを判定する第1の判定手段と、 前記秘匿放送信号のパケット多重位置にあるデータを検
    出し、該データに同期符号が存在するか否かを判定する
    第2の判定手段と、 前記秘匿放送信号に多重されている、当該秘匿放送信号
    をデスクランブルするための情報パケットを分離する第
    1の分離手段と、 この第1の分離手段で分離されたパケットから秘匿放送
    であることを示すスクランブルフラグを分離検出する第
    2の分離手段と、 前記第1の分離手段で分離されたパケットから共通情報
    パケットを分離検出する第3の分離手段と、 前記第2の分離手段からスクランブルフラグが検出され
    ているときに、前記第3の分離手段からの共通情報パケ
    ットが存在することと、前記第1の判定手段で同期信号
    が正当であることと、前記第2の判定手段で同期符号が
    存在することと、を判定した場合にスクランブルフラグ
    を有効とする第3の判定手段と、 この第3の判定手段の判定結果が有効である場合に、該
    スクランブルフラグに基づいて秘匿放送信号をデスクラ
    ンブルするデスクランブル手段とを具備したことを特徴
    とする秘匿放送装置における復号装置。
  5. 【請求項5】受信される秘匿放送信号を復号して出力す
    る復号装置における復号方法であって、 前記秘匿放送信号に多重されているスクランブルフラグ
    を分離抽出する一方、前記秘匿放送信号に多重されてい
    る情報パケットから共通情報パケットを分離抽出し、前
    記スクランブルフラグと前記共通情報パケットが共に存
    在するか否かを判定し、共に存在した場合にスクランブ
    ルフラグを有効とし、該スクランブルフラグに基づいて
    秘匿放送信号をデスクランブルすることを特徴とする復
    号装置における復号方法。
  6. 【請求項6】受信される秘匿放送信号を復号して出力す
    る復号装置における復号方法であって、 前記秘匿放送信号に多重されているスクランブルフラグ
    を分離抽出する一方、前記秘匿放送信号の同期信号を検
    出し、該同期信号の周期性が正当であるか否かを判定
    し、同期信号の正当性を判定した場合にスクランブルフ
    ラグを有効とし、該スクランブルフラグに基づいて秘匿
    放送信号をデスクランブルすることを特徴とする復号装
    置における復号方法。
  7. 【請求項7】受信される秘匿放送信号を復号して出力す
    る復号装置における復号方法であって、 前記秘匿放送信号に多重されているスクランブルフラグ
    を分離抽出する一方、前記秘匿放送信号のパケット多重
    位置にあるデータを検出し、該データに同期符号が存在
    するか否かを判定し、同期符号の存在を判定した場合に
    スクランブルフラグを有効とし、該スクランブルフラグ
    に基づいて秘匿放送信号をデスクランブルすることを特
    徴とする復号装置における復号方法。
  8. 【請求項8】受信される秘匿放送信号を復号して出力す
    る復号装置における復号方法であって、 前記秘匿放送信号に多重されているスクランブルフラグ
    を分離抽出する一方、前記秘匿放送信号に多重されてい
    る情報パケットから共通情報パケットを分離抽出し、前
    記共通情報パケットが存在することを判定し、また前記
    秘匿放送信号の同期信号を検出し、該同期信号の周期性
    が正当であることを判定し、さらに前記秘匿放送信号の
    パケット多重位置にあるデータを検出し、該データに同
    期符号が存在することを判定した場合に、前記スクラン
    ブルフラグを有効とし、該スクランブルフラグに基づい
    て秘匿放送信号をデスクランブルすることを特徴とする
    復号装置における復号方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100411586B1 (ko) * 2001-12-28 2003-12-18 한국전자통신연구원 전송 스트림 데이터의 디스크램블 처리 장치 및 그 방법
KR100452399B1 (ko) * 2002-12-12 2004-10-08 한국전자통신연구원 디지털 케이블 방송에서의 패키지 서비스 관리 시스템 및그 방법
US7899182B2 (en) 2006-06-26 2011-03-01 Funai Electric Co., Ltd. Digital broadcast reception apparatus

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